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怪獣退治の専門家集団の基地や戦闘機のメカニック性をシャープに強調、敵も怪獣よりは侵略宇宙人主体、正義の巨大超人も銀色主体から赤色主体に変えた『ウルトラセブン』が放映をスタートする。 70年代末期の第3次怪獣ブーム時における本邦初の特撮マニア…
今度は民間人レギュラーを怪獣退治の専門家集団に変えて、そのうちのひとりの隊員を巨大宇宙人に変身させて怪獣と戦う、ヒーローものの体裁を採った初代『ウルトラマン』(66年)が同年7月から放映が開始されて、やはり平均視聴率36.8%の大人気を誇…
民間航空のセスナパイトロットとその助手に新聞社の女性カメラマンが行く先々で怪獣や怪奇現象に遭遇する『ウルトラQ』は、「単なる怪獣モノではなかった」という理論武装で持ち上げる向きも多い。 (しかし、第1世代の特撮ライター・竹内博などは自身が『…
上原正三の生涯を通じた日本のTV特撮&TVアニメ史 序章・1937(生誕)~1963年(26歳)! 上原正三の生涯をたどること = 日本のTV特撮&TVアニメの歩み! 上原正三の作風・作家性とは「沖縄」出自に起因するだけのものなのか!? 上原正三…
黒髪ロングで瞳を大きな六芒星とすることで、スター性を感じさせるヒロインのビジュアル! 虚栄的で人格的な偏りもある、どころか壊れてすらいる、時たまに常識人も混在しているアイドルたちや、その候補にまつわる諸相! 彼女らはルックスには恵まれている…
ドラマが重たくなると旧友とも偶然の再会(笑)、少女時代と変わらぬ人格・振る舞い方での酒盛りもはじまることで、作品の明るさも担保。 『プリキュア』諸作序盤とも同様、各話ごとにひとり、あるいはふたりが変身能力を復活! 集団合体ワザや主役プリキュ…
「スパイ」モノと「家族」モノを混ぜた作品。といっても、「家族」の方は「疑似家族」ではある。 むろん、ドラマとして構築していく以上は、「役割」を演じているだけの「擬似家族」ではあっても、そこに情実が通ってホントの「家族」になっていく……といった…
女性オタク向けの中華ファンタジー。といっても、「異能バトル」が主体の作品ではない。宮廷内で生じる超常現象に「推理モノ」的な手法で迫って、最後にはオカルト的な手法で解決(成仏)していくといった作品である。 主人公は後宮、つまりハーレムの離れに…
帝国最強の美少年剣士クンと、皇庁(王朝)の金髪ロングの第2王女さま。 戦場で出逢ったふたりが、互いに中立都市で再会。恋といかずとも、互いに相手が人格も良識もあるヒトであり、立場上はマズいと自覚しつつも偶然の再会を重ねることで、燃え上がること…
孔明が現代日本に転生。少女をスターダムに上げようと知略をめぐらす傑作! 彼女の下宿のたたずまいや、孔明が転生者だと信じない、そもそも孔明とは誰なのか?(笑) といった彼女のリアクションの方で、虚構作品なりのある種のリアリティや地に足が着いた…
8・9・10人目の戦士! イベント編の質の高さ! 熱血活劇度も上昇! ついに10人戦隊が実現! 第17話「ガチだぜ! キョウリュウグレー」では、8人目の戦士・キョウリュウグレーが登場! 第21話「ズオーン! かえってきたプレズオン」では、9番目の戦士…
イイ意味でドラマ性が低い、明朗な狂躁作品! 当初はヌルい印象。追加戦士で戦闘色もアップ! その後はギャグ怪人も傑作! 恐竜モチーフだが、戦隊は牙や爪での近接戦ではない。銃撃戦なので熱血度はややウスい。 収集アイテムは電池。変身アイテムは銃型。…
ハードではなくオーソドックスに過ぎる。玩具の売上面でも不安。 シリーズを通じたライバル・悪役もいない。 1話完結のルーティンだと、子供でも飽きてくると思われるし、『快傑ライオン丸』や『人造人間キカイダー』(共に72年)のむかしから第3勢力キ…
冒頭カーチェイスから原典オマージュ! そのアレコレ! *ダンプが吹っ飛ぶナゾ! バイクの転落! ㈱三栄土木! *ヒロイン&ライダー初顔見せ! そのコート! 画質も! *アヴァンタイトルにアクションを配置するスペシャル感! *「風」と仮面! 石森マンガ版…
キモオタでない隠れオタが主人公。ダメンズな彼も過去にいたリア充。 男性もキモオタでなく長身眼鏡クンで「君ってセーフじゃん!」。 詐欺だ(笑)。彼らリア充なエリートオタなら、「恋は難しい」どころか「恋」も「異性のゲット」もカンタンじゃん(爆)…
鬼矢谷(きやだに)につたわる三百年に一度目をさますという怪獣の伝説。それを利用して観光に役立てようとする村長たちの欲ボケを描くコミカル編。 のちの作品とは違い防衛組織・UGM側はあくまでまじめに描かれており、彼らによる怪獣の能力分析で村人や…
夜間の東京の各地に燃え盛る塊が、次々と落下して車両や家屋や建物を粉砕していく。ここのミニチュア破壊の特撮シーンは、『80』では毎度のことだが凝っていて凄い。 前回につづいて登場する、宇宙生物学の権威・城野博士の見立てによれば、それは宇宙の渡り…
南川竜(野長瀬三摩地)脚本。氏が第1期ウルトラで手掛けた作品同様、乾いた恐怖編でSF味も強い。 深夜の住宅街にナゾのうごめく白い大きな泡がマンホールや側溝から出現して地を這って、酔っ払いで千鳥足のサラリーマンや車でのデート帰りのカップルを襲…
単なる戦国時代への転移ではない。魂が暮らす黄泉の国への転移だ。エミが一人二役。 殿・姫・家臣を襲い、城を奪った異次元エイリアン・アクゾーンたち。 逃げのびた家老や家臣は、姫に瓜二つの城野エミを本物の姫だと思いこみむ。一時は困惑するもののエミ…
ウルトラの星・U40。そこは古代ギリシャのような世界。大賢者・エレク・ロト・アミアらU40人は地球人と変わらぬ姿だ。 ヒカリは自分と合体したウルトラマンが、この星の最強戦士ジョーニアスだと知る。しかしジョーはまだ回復していなかった。 そこにU40…
冒頭で東光太郎の人物像を描き尽くす。船から飛びこむなど漫画チックだが、彼が無鉄砲だと端的に表現。子犬と戯れる描写は根は優しい青年であることを象徴。 タロウの設定年齢は1万2千歳。ここでタロウが誕生したとなると、タロウの幼年期も描いた映画『ウ…
悪名高いダン少年編だが、ドラマ性の意外な高さに今観返すと驚く。 自殺だと誤解させる初登場。子供間の危険な度胸試し。自己嫌悪や父への嫌悪。 子供の危険な遊びの肯定。危険な遊びが成功しても晴れない鬱屈。 ダン少年の父の無実が判明しても、かえって彼…
赤い雨!魚眼レンズ!照明落とし!ディスコミュニケーション作劇!悪夢の中の能面!真船禎演出へのオマージュ! 超獣バキシムも第1期ウルトラの人気怪獣に劣らない超一級の芸術! ゾフィー・タロウが冒頭に登場!ウルトラの星で会話している光景が描かれて…
夕子降板編。『A』第3クールの強化案では「星司と夕子の心情が流れ、生きたドラマ作りを心がけたい」「尚一層、星司と夕子が生き、感動的なエースの登場を狙ってみたい」との記述があった! つまり、製作者側による『A』第3クール以降の強化案には、南夕…
未亡人母子と相川始の関係。 母子を救えず始に敵意を抱くも何もできない虎太郎。 母子を守らんとする始を目撃して軟化した剣崎。 闇落ちした橘=ギャレンに敗北した始を介抱してしまう剣崎。 「(母子の)そばにいて守れよ!」との言葉に、始の行動原理も確…
『仮面ライダー剣』序盤は面白いとは言えなかった。1クール終盤からテコ入れ! 橘の裏切り・転落・破滅の幻覚は、小夜子の死で払底。 4人目のライダー・レンゲルと、元BOARD職員・桐生豪の襲撃! 闇落ちしそうだったレンゲルこと睦月も正義に目覚めて…