ドラマ
原作漫画よりも面白い!(私見) 笑えるべきところでキチンと笑える! 鬼才・福田雄一監督が暑苦しく描いた本作は、後出しジャンケンの再構成ゆえか、妙にまとまりがあるようにも見える。 80年代初頭はこれまでの漫画・アニメ・特撮作品の影響を受けた1960年…
思想がないドラマ。ないのが面白い。全ての思想の枝打ちした作品だ。このシリーズで残れるキャラクターを打ち立てられるのは、セルフプロデュースができる役者のみ。それは「アドリブ」力に他ならない。 このドラマは「創作」の苦悩すら他人任せで、自分たち…
番組開始は´90の春だそうでして平成2年、ざっと30年前。オムニバスドラマとかストーリーテラーというマニア間だけで流通していた用語が、一般層にも定着したのは、この番組の影響が大きかったように思います。「さかさま少女のためのピアノソナタ」は、曰く…
ビビリ演技で見た目は美少女でもコミュ力弱者のオタであると実感させ、ギャルが優勢な女子カースト内では劣位だとドラマ以前の見てくれや挙動でも腑に落とすことで、筆者が深夜アニメ版に抱いた違和感も解消されるのだ。 加えて、一部のオタク男女が自分のキ…
『志村どうぶつ園』のディレクター・保科の目から見たMCの志村けんの実像に迫る。 保科は二十代後半の設定。愛犬家として有名な大物喜劇俳優・志村を動物バラエティのMCに引っ張り出すべく尽力する。 保科は憧れのスターに自分たちの渾身の動物番組の企画を…
騙される女性側も妖怪らはあまり信用していない。従って妖怪たちはまず動かぬ証拠を提出して彼女らの洗脳を解く。刑事ドラマの形式に近いだろうか。女性がワルい男に騙されかけるが、フェミニストの妖怪たちが立ち上がり、事なきを得るという筋立てだ。 懐か…
「寺子屋の爽やか先生が、ツンデレ妖怪・天の邪鬼とタッグを組んだ! 奇跡のバディが大江戸に巣喰う妖怪を打ち破るッ!!」。惹句を仕立てるなら、そんな感じになるだろうか。 2020年7月17日(金)夜8時から、NHKBSプレミアムで始まった『大江戸もののけ物語』が…
OLだが、特撮オタク・仲村さんが主人公。 『怪獣倶楽部』が学生時代に同好の士を得られたのに対し、当初の彼女には仲間がいない。社会人の彼女は同僚や母親など正体を隠すべき相手も多い。 毎日職場に弁当を持参するなど彼女は女子力が高いと思われている…
まずコメディとして面白い。 先人を過度に美談にすることなく、我々オタのことはキモオタとして、美化でも蔑視でもなくシッカリとそのままで描く。 しかしてこの作品は、厳密なドキュメンタリーなぞでもなく、あの時代の空気・エッセンスを込めつつも、おキ…
勉強が不得意で活発な女の子、運動が不得意だけど勉強が得意な男の子。 ともに生きづらい状態から逃げ出す方法として考えたのが「異性になりたい」という結論。 しかし、ここに描かれている少女は、ある意味、痛々しい。 「暴力」こそ振るわないが「威圧」と…
『コメットさん』'67 〜長期シリーズ総括・疎開児童の夢の結晶1 『快獣ブースカ』・『チビラくん』・『アイアンキング』・『シルバー仮面』 〜疎開児童の夢の結晶3 拙ブログ・トップページ(最新10記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 [特撮他] ~全記事見…
まず、40年前のファンタジーは21世紀の現実だったということ。 コメットさんの住み着く河越家。東京の郊外の住宅地に建つガレージ付きの一戸建て(ついでにブルーバードもある)。両親とも高学歴のホワイトカラー。二人の子育てには何かと手が足りない。…