80
宇宙Gメンはアンドロメダ系宇宙人が設立した組織。怪獣ガモスは指名手配No.2だ。 気象班の小坂ユリ子役がレギュラー化。 世界各地で一夜にして街や都市が破壊されて人々もほとんど全滅するという大事件が発生!! UGMに誤解されて狙われる宇宙Gメンの隊…
『テレマガ』漫画版では中学が舞台。脚本も土筆勉。しかしTV版はいつものUGM編だった。 怪獣のふざけたネーミングとは真逆。残酷でハードな回だ。 宇宙勤務を終えて地球へ帰る人々が友や家族・恋人とテレビ通信したあと、未確認物体に命をうばわれる冒…
生物の存在を知っているが明かせない矢的。爆発寸前、生物反応が確認されるも、どうしようもできないイトウ。苦衷の表情演技もよい。 太陽系に接近する巨大なはぐれ星・レッドローズ。それは地球と激突するコースを指し示した。 地球に接近してくる星という…
ラブラスのハサミ状の左手が、ダロンに羽交い絞めにされた80の首を直撃せんとするラストシーンから、話は再開。 怪獣ラブラスことその正体でもある防衛組織UGMのイトウチーフは、その精神力でギリギリのところで敵のコントロールを脱し、その攻撃目標を変…
怪獣探査衛星からの衛星写真で、潮風島に異常が探知された。 UGM編の開幕である13話に登場したナンゴウ長官や、22話で再登場を果たすイシジマ副官も登場することで、前後編である重大感を多少持たせる。 UGMのオオヤマキャップが危惧するようにこれが…
ヒロインに昇格したエミを印象づけ。宇宙物体に封印された宇宙の悪魔デビロンに乗り移られる。 イトウチーフを目立たせようという方針も濃厚。スノーアートの美への鈍感さを示しながらも、その虚実を見抜くのも彼なのだ。 デビロンが怪物デビロンであるのか…
広報班のセラが初登場。城野エミ隊員が主役。怪獣墓場が登場、名曲・怪獣レクイエムも流れる。 UGM広報班セラや気象班の小坂ユリ子が設定されたことにより、『80』はほかのウルトラシリーズとは異なる魅力を備えた。 今回、大型宇宙母艦スペースマミーは…
イトウチーフ初登場回。 その乗機が赴任途中の空中で消え、UGM基地の上空に光に包まれて現れたり、乗機から降りたあとも整備員や警備兵の制止を横柄に無言で押しのけてUGM司令室に向かったり、UGM隊員たちに理由も云わずに無謀な垂直降下特訓を行な…
UGM編開幕。イトウチーフ登場は次回で、矢的とオオヤマキャップの絆を描いたことは正しい選択だ。 教師ドラマをなくしたあと、太い糸はそれしかない。 教師ものの設定がなくなった分、いままでよりはただの上司と部下というイメージではあるものの、第1…
女生徒たちが童顔チビのハカセを偽のラブレターで誘い、来るか来ないか賭けに興じる! あげく転校生の女生徒をナマイキだとオドシにかける! 悪さをする男子生徒をたしなめる良心的な女子でなく、特にグレていない女生徒の悪さ描写が1980年に存在したことに…
教師編の中でのUGM編! 尖閣諸島が舞台。ドラマの大半は帰還後の事件だが。 スペースマミーも初登場。 人間サイズの怪獣メダンを倒したあと、海ではしゃぎ短い休暇をとるUGM隊員たち。 不思議な「貝」を見つけたハラダ隊員は、メダンの破片とは知らず…
アルマ・京子先生との三角関係が抱腹絶倒! エイティの幼なじみだという女性・アルマが訪れての騒動を描く。 エイティこと矢的猛先生の既婚疑惑が巻き起こるなど一見軽いタッチであったりしながら、アルマの所属する「銀河共和同盟」が存続に適さぬと判断した…
生徒が担任の恋を応援! 一転、生徒との別離!? 工業地帯・成田空港特撮! 怪獣がらみの話ではじまる。旧来の防衛隊VS怪獣路線への移行も感じさせる。 女教頭の親戚にあたるフランスのソルボンヌ大学助教授と京子先生のお見合い話がもちあがり、主人公・矢的…
3000年前に光の巨人が存在。巨人が封印した怪獣タブラが復活。 この回以降、生徒たちは12話を除きレギュラー数人の生徒のみとなる。生徒自身の個人的な問題にタッチする形式ではなくなる(生徒たちが問題を起こさないわけではない)。 それも悪いわけではな…
救急車のサイレン許可、電車を動かせとの群衆の抗議。音を出せ、音を消せ、双方の苦慮が描かれる。 生徒のバンド練習。それへの苦情を受けて、駆けつける校長と教頭。そこには陶酔してエレキギターを演奏している、矢的猛先生の姿が……。 一見UGMの怪獣対…
自分を宇宙人だと信じる生徒。矢的先生は紛れもない地球人だと科学的に諭す。 たとえ正論でも少年の苦悩や裏返しのプライドが解決するわけもない。最後の踏ん張りどころを破壊する残酷にすらなりうる。自分のことを判ってくれないとばかりに生徒は沈みこんで…
教師編の中ではヒーローもの部分に比重を置いた作品。 ●露光を強くしてハレーションを起こしたような映像が美しい4次元の白い街(ミニチュア) ●メカギラスの格納庫外観のディテールのリアルな細かさ ●巨大感がすさまじくよく出ている格納庫内のメカギラス …
レギュラー生徒のひとりスーパーが主役(実家がスーパーだから付いたアダ名)。 母亡きあと、スーパーと父を世話するため結婚しないでいた姉が結婚することになった。 娘が家族のことを心配せずに嫁がせるため、父は自分も再婚を準備しているように装う。本…
矢的が受け持つ生徒の憎しみと悲しみの心が造った唯一の怪獣が硫酸怪獣ホー。 マイナスの心に満たされているのは矢的の生徒ばかりではなから、その方が現実的だが、怪獣になってしまいそうな生徒を救うために教師になったという設定がある以上、教え子やその…
矢的が受け持ちの登校拒否の生徒・塚本を学校に来させられるかがストーリーの中心。 そういえば同時期の『1年B組新八先生』(80年)も最初の三つの難題のひとつが登校拒否だった。 現在の目で見れば、古い「行きたくないから行かない」型だ(友人たちが私…
桜の咲く春。青年が坂を駆け下りてくる。中学の校庭で始業式。演壇で好々爺な校長が演説をぶっている。新任教師紹介がこれから行なわれようというのに、まだ登校していない新任教師・矢的猛。驚く校長先生。 それにとまどっていたもうひとりの美人の新任教師…
*20年目の『ウルトラマン80』 『80』は『ザ・ウルトラマン』(79年)の後番組として1980年4月から1年間放送された作品である。 シリーズ初のアニメーション作品であった『ザ・ウルトラマン』の視聴率的失敗(?)から、実写特撮作品としての復活となったこ…
「エイティ!」「俺たちの!」「ウルトラマンだ!!」「矢的先生! 矢的先生~~~!!!(喜悦)」。ヒーローVS怪獣の対決とその勝利のカタルシスをクライマックスにすべき「特撮」作品、あるいは「特撮変身ヒーロー」を近年では賞揚している筆者だが、そ…
『80』13話のフォーメーションヤマトで攻撃! 急降下のテーマ! 怪獣サラマンドラ再登場! ウルトラマンヒカリ急遽帰還! リュウ隊員がセリザワ前隊長ではなくサコミズ現隊長を認める! ラストの「ウルトラ5つの誓い」は、本家『帰マン』最終回ラストよりも…
矢的猛のやさしさ・ひたむきさ・端正さ。教師編はひとつの桃源郷だ。そこには中学1年生という生活空間に生じる問題・事件はあれども、20年の歳月ゆえかもしれないがトータルで糖皮におおわれてアマくてやわらかくてやさしい印象につつまれている。『80…