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仮面ライダーアギト 〜後半合評1 大ブレイク!変身大会!!


『仮面ライダーアギト』 〜全記事見出し一覧
『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧

仮面ライダーアギト 〜後半評① 〈『アギト』について 「アンタも好きねえ」(笑)〉

(文・久保達也)
 正直云って夏の時点では『仮面ライダーアギト』(01年)に対する印象は最悪だった(笑)。
 謎の解明はいつまで経っても進展しないし、それでいてアンノウン(敵怪人)やライダーの活躍シーンが充実してる訳でもない。ハッキリ云ってラストの3分さえ見れば十分という感じだった(笑)。
 「倦怠期」としか云いようのないくらいにかったるい回が続いていた頃、唯一第28話のみが印象強く残ったが、これは仮面ライダーギルス・葦原涼(あしはら・りょう)の回想話として独立した作品であり、案の定脚本はいつもと違う小林靖子女史であった。父親が東映ヒーロー黄金時代を築いた故・伊上勝(いがみ・まさる)であるにもかかわらず、なんで井上敏樹サンはオヤジさんとこうも作風が違うのか、不思議で仕方がなかった。


 しかしせっかくTVシリーズを見ているのだし、大好きな『百獣戦隊ガオレンジャー』(01年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011102/p1)と同時上映だし(笑)、てな理由で9月の『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』(01年)を観に行ったら私がず〜っとTVの方に期待していた3人ライダーの共闘が描かれていたのである!
 ただ製作側が「映画はお祭り」などと語っていたことからやっぱTVの方は今後も期待できないだろうなあ〜、なんて思っていたら金田治監督の第34話、さらに10月1日に放映されたTVスペシャル版『仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身』でも3人ライダー揃いぶみで又々大喜びしちゃったんだこれが。


 さらにさらに! 秋以降、何の事前情報も無くいきなり登場した中年・木野さんことアナザーアギト(で良いのでしょうか? 『テレビマガジン』愛読者の皆様・笑)も入り乱れてもう毎回毎回「変身!」「変身!」の嵐で今はもうたまらないんだよアタシは(笑)。
 そしてこれまでルーティンバトルの妨げとしか思えなかった謎の解明がここにきて急速にチャッチャカ進み、人間側のドラマは遂に「東映新喜劇」と化してしまい(笑)、深夜に腹を抱えて大笑いさせてもらっている次第である。

 だってそうでしょ。「オレ、アギトなんですよ」って本来は「僕は、僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来た、ウルトラセブンなんだっ!」みたいな衝撃の告白じゃないですか。それをまあ翔一クンにしろ北條クンにしろ……アレはもう『ガオレンジャー』のギャグを超えてしまっていたぞ(笑)。


 いやあ、正直ここまで大化けするとは思わなかった。自分が待ち望んでいた『ウルトラマンタロウ』(73年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1)や後期『必殺』シリーズ(79年〜としておきます・笑)に匹敵する「お笑い&カタルシス」路線を実現させてくれたスタッフに大いに感謝したい。これで「歴代ライダーをゲストに出せっ!」なんて云ったらバチ当たるか(笑)。
 そもそも私は『仮面ライダー』にハナっから高いドラマ性なんか期待してないのです。いえ、これは決して『ライダー』を侮辱してる訳ではありません。故・石ノ森章太郎先生が終生訴えられていた「勧善懲悪」の信念を子供たちの意識の中に植えつけようとするならルーティンバトルに徹するべきであり、高いドラマ性なんかお邪魔虫なのであります(笑)。


 そう考える私ですからせっかく締切間際に本来真の第1話となるハズの「あかつき号」海難事故のナゾ解きの大事な第42話(笑)を見ても、なんかこれまでのゲストの同窓会として楽しんでしまいまして「あのガキ、木野サンにタメ口きいてる(笑)」とか「あのネエちゃんもっとキレイじゃなかったっけ?」とか「あんなカメラマン出てたっけ?(笑)」とか「あのメガネ女やっぱし……(笑)」とか違うとこばっかし見てました。
 さああかつき号も出てきたことだし、あとはラストバトルがどうなるかに興味が集中……エッ? まだ解明されていない謎があるって? 製作側でもワケわかんなくなって曖昧にされちゃう点もきっとあることでしょう。でも私は許します(笑)。

2001.11.25.


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2002年号』(01年12月29日発行)『仮面ライダーアギト』後半合評②より抜粋)


仮面ライダーアギト 〜後半評②

(文・T.SATO)
(01年10月執筆)
 超能力者狩りをするアンノウン(敵怪人)。超能力者は全員アギトに進化する可能性がある存在だったと明かされる!
 そして……オォ! 劇中内ライダーとしては4人目だか5人目だかもうカウントの方法がよく判りませんけど(笑)、超能力者グループのリーダー・手塚治虫の『ブラック・ジャック』(73年)もどき(?)のダンディ壮年天才外科医師が、新たなる仮面ライダー(アナザーアギト)に「変身ッ!!」。真・仮面ライダーBLACKとでも呼ぶべきゲロゲロ系でありつつもカッコいいスタイル。
 私、特撮系ホビー誌に眼を通す時間がないサラリーマンなのですが、このライダーは各誌で紹介されたのかしら? 全然予備知識がなかったものでブッタマゲてしまいました。
 でも予告編見ると……悪いヤツになりそうで残念だなぁ。まぁレギュラーライダーが3人もいるんじゃ増員がナニなのも判るけど。


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』号数失念(01年10月発行)〜『假面特攻隊2002年号』(01年12月30日発行)所収『仮面ライダーアギト』後半合評④より抜粋)


仮面ライダーアギト 〜後半評③

(文・旗手 稔)
 井上敏樹のヒーロー世界において、主人公はいつも自分の信じたモノにこっぴどく「裏切られる」。
 『鳥人戦隊ジェットマン』(91年)や『超光戦士シャンゼリオン』(96年)最終回の唐突とも言える「カタストロフ」。95年の映画『人造人間ハカイダー』は世界に「裏切られた」男の物語、『鉄甲機ミカヅキ』(00年)の「五夜」でもドラマは風雄がユキに「裏切られた」ところで幕を閉じている(『仮面ライダークウガ』(00年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001106/p1)第14話&第15話ではゲスト・キャラの蝶野まで未確認生命体に「裏切られて」いる)。
 井上のこのようなネガティブな世界観は本作でも依然健在だが、しかしここでは彼らが「裏切り」を乗り越えていこうとする前向きな姿が描かれている点で、過去の井上ワールドとは一線を画しつつあるように思える。もちろん井上のことだから最終回にはこちらのそんな淡い期待を見事に「裏切ってくれる」可能性も決して皆無ではないだろうが。


 「第42話」で遂に明かされるあかつき号事件の眞相。超古代の「光」と「闇」の闘争――の「巻き添え」を食ってしまったひとびとの悲劇、自分が自分で無くなる恐怖……井上的には『鉄甲機ミカヅキ』のリターン・マッチという意味もあるかもしれない。『ミカヅキ』ではそこらへんのドラマはほとんど脇に押しやられてしまっていたので。


(了)
(初出・特撮同人誌『假面特攻隊2002年号』(01年12月30日発行)『仮面ライダーアギト』後半合評⑦より抜粋)


仮面ライダーアギト 〜後半評④ 所感『仮面ライダーアギト

(文・鷹矢凪弥寿士)
 さて2001年11月現在、相応の人気を集め、物語的にも佳境を迎えつつある『仮面ライダーアギト』[01](以下『アギト』)であるが、筆者個人も結構“ノッて”見ている。
 夏コミ号で、本作は思ったほどファン的には盛り上がらないのでは……と危惧されていたが、それは幸い杞憂に終わったようである。実際9月公開の『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』も盛況だったし。
 筆者の職場でも、子持ちか否かに関わらず、かなり熱心に見ている先輩や後輩〜それもマニアというわけではない〜が数人居り、彼らも一様に「面白い」「奥が深い」と誉めているくらいだから。これはなかなか凄い事では?
 やはり各回における3人の仮面ライダーVS“アンノウン”(敵怪人)のバトルもさる事ながら、連続ドラマとしての面白味が視聴者を牽きつけているのだろう。


 特に、人間側の軋轢 → 和解或いは崩壊 の過程描写は、注目に値する。
 まず、葦原涼=仮面ライダーギルスと心を通わせたのも束の間、彼が警官隊により殺された(17話)と思い込んだ榊亜紀(さかき・あき)は、謎の壮年・沢木哲也の手により超能力に目覚め、暴走を始める。挙げ句クイーンジャガーロード(怪人)により殺害されてしまうのだが、津上翔一=アギトが彼女の亡骸を抱えるのを見た涼=ギルスは、アギトの仕業と思い込み襲いかかる(20・21話)。
 しかもこの頃二人はまだ普段の姿で知りあったばかりで、互いの正体を知らず、更にアギトの方には「誤解されている」という自覚が無い為、誤解を解く術も思い至らない。涼の方も、或いは嘗(かつ)ての恋人かも知れなかった女性を力及ばず死なせてしまった翔一の無念になど、考え及ぶ筈も無かった。
 二人はそのまま離れ、そして涼も別の誤解を受け一旦命を落とす(27話)。
 誤解が連鎖する皮肉な展開に、見ているこちらも苦笑すると共に唸らざるを得なかった。
 その後、沢木の導きとヒロイン真魚(まな)の力により蘇生した涼は、翔一と再会し互いの秘密を知る。衝突しかけた二人だが、それぞれの思いを打ち明けた結果、漸(ようや)く齟齬が埋まる。そして二人が自分なりにその超自然的能力を受け入れ、連帯意識らしきものも生じてきたのは巧(うま)い。
 前後するが、真魚の方にも一つ間違えば亜紀のように超能力が暴走していたかも知れない転機が訪れたが、それは翔一や寄宿先の美杉父子の尽力もあり回避された。翔一&涼の“居場所探し”と並行して、真魚についてのソレをも織り込む姿勢も巧い。


 だが、そんな筆者の感慨をも凌駕する、とんでもない奴が現われた! そう、“アナザーアギト”=木野薫である。
 右腕と弟を喪い医師免許を剥奪されながらも、必要とされれば“闇の医療”に携わる中、アギトの力に覚醒した彼は、“アギト”=救世主という信念に固執する余り、アギト&ギルスを邪魔者として排除せんと企む。
 『仮面ライダーV3』[73]の結城丈二(ゆうき・じょうじ)=ライダーマンのネガタイプという視点も可能だが、それに留まらず、彼の立脚点には《“正義”も度を超せば“悪”に転ずる》というこれまた皮肉な真理が漂う。
 形態まで踏まえれば『仮面ライダーBLACK』[87・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090802/p1]原作版のライダー“Black”(“BLACK”ではないので念の為)のなれの果てとも読める。
 「もし結城丈二の側に風見志郎=仮面ライダーV3が居なかったら、或いは津上翔一が能天気な人物でなかったら……その答えが目の前にあった(ビデオ「仮面ライダーメモリアル2」(ASIN:B00005GP5V)より転用)」と言ったところか。ただ木野薫にとっても、亡き弟から移植された右腕が、いわば風見志郎の代替となりそうな感がある。彼にとっての〈プルトンロケット〉は何だろうか。


 一方、木野薫こそ自分の理想とする“アギト”と信じ込み、感激&尊敬していた氷川誠=仮面ライダーG3だが、その気持ちが裏切られた。打ちひしがれたところへ追い討ちをかけるように、頼りない翔一こそが真の“アギト”という事実を突き付けられ、ますます参ってしまう(蛇足ながら、誠の“アギト”像に纏(まつ)わり、通常“水と油”な小沢澄子と北條が殆ど同じリアクションを示すシーンは、そんな二人だけに却って愉しい)。
 しかし誠も40話では漸く“アギト”を認める。バラバラに戦っていた3人の仮面ライダーにも、徐々に連携らしきものが生まれてきた。


 3人ライダーVS“アンノウン”、更に“アナザーアギト”が加わり、三つ巴の様相を呈してきた『アギト』であるが、影の青年(仮称)や沢木哲也の真の狙いが明確になってくれば四つ巴の可能性も大である。
 「“最初のアギト”を殺した」(!)と語る沢木もさる事ながら、当初は“アンノウン”のボスと推測された影の青年も、話が進むにつれ、どうやらもっと複雑な背景を持つ〜或いは“神”に迫るような〜存在と匂わされ、興味深い。〈“アンノウン”=神の使者〉という仮説を裏付けるかの如く、15〜17話のジャッカルロードはエジプトの死神・アヌビスを思わせる出で立ちであったし……。


 “アンノウン”の名称の覚え難さや、一般人ゲストの少なさ(28話は良かった)など、難点も少なからず存在するが、それを差し引いても『アギト』は面白い。例えば一話に一回は描かれる食事シーンは、登場人物の生活感や本音の感情が覗く見逃せない描写である。同期の『百獣戦隊ガオレンジャー』が敢えて食事シーンを避けているのとは対照的だ(この場でその是非を問う意図は無いので誤解無きよう)。とにかく、悉(ことごと)くこちらの予想を上回る『アギト』の今後の展開、そして結末に期待したい。


 ついでながら、10/1の『仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身』について少々。
 大雑把に言って(笑)これは『劇場版』同様、一種のサービスストーリーと見るのが正しいだろう。
 国枝(くにえだ)教授の存在やその重い過去、涼が北條をブッ飛ばすシーン、尾室巡査が装着するG3マイルド等はまだしも、北條刑事が翔一=アギトと知る件やアギトの新フォーム登場、翔一と涼の繋がりなどが、どうこじつけてもテレビ本編と整合しないからである(『劇場版』まで含めると、ラストは逆説的に整合しているのだが)。話自体は適度に重くまた軽く、形は違うが今後への含みを持たせた一編として、先述の見所も併せて、それなりに痛快さを覚えたのは確かだけど。

【2001/11/18】


(了)
(初出・特撮同人誌『假面特攻隊2002年号』(01年12月30日発行)『仮面ライダーアギト』後半合評③より抜粋)


仮面ライダーアギト 〜後半評⑤ アギトはアギトで面白い

(文・内山和正)
 私事で恐縮だが、極端なことをいえば『ザ・ウルトラマン』(79・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971117/p1)『ウルトラマン80(エイティ)』(80・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)『帰ってきたウルトラマン』(71)さえあれば個人的には事足りる「ウルトラシリーズ」とちがい、「仮面ライダーシリーズ」はいつもいつも新作を見ていたい
 (例外として『仮面ライダーストロンガー』(75)のブラックサタン編、『(新)仮面ライダー』(79)の初期編、『仮面ライダーBLACK』(87・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001015p2)は放送当時あまり楽しめなかったのだが)。
 たとえ現代のシリーズのように、昔の「ライダー」とは異なるものになっていたとしても。


 あれだけの人気作品でありながら会社内では不満を唱える人が多かったらしい『仮面ライダークウガ』(2000・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001109/p1)。
 そのせいか本作はプロデューサー・ライター・ディレクターのメインが参加しない形で出発した。
 仮面ライダーギルス誕生編で評価の高いテレビ朝日側のディレクター・六車俊治(むぐるま・しゅんじ)氏が、01年4月季の土曜「週末ナイトドラマ」『e's(イーズ) 危険な扉―愛を手錠で繋ぐ時―』、7月季からの「金曜ナイトドラマ」『生きるための情熱としての殺人』の担当となり番組を去られたせいか、『クウガ』のメインディレクター・石田秀範氏は復帰されたが。


 当初は同じシリーズゆえ異例のこの措置に疑問を感じたが、前作への対抗心ゆえか前作とは異なるすぐれた作品が誕生した。
 『アギト』と『クウガ』、どちらが優れているかではなくどちらも違った魅力の力作となったのだ。おそらく同じスタッフでつくられていたら良くも悪くも前作を引き摺ったものとなっていただろう。


 それだけに『クウガ』の2年後との設定だけが邪魔で、「昔、謎の生物と戦士の戦いがあり、同種の事態に備えて警視庁の強化スーツ・仮面ライダーG3がつくられた」との曖昧な設定であっても良かったと思うのだ(曖昧にしておけば歴代ライダーを出すような製作方針の変更があっても対応できるだろうし)。
 事実、過去におけるヒロイン真魚(まな)の父が被害者となった殺人事件に、前作の敵怪人=通称・未確認生命体による犯行の可能性が劇中で検討されもしないことで、スタッフ側にとってつながりなど眼中にないことはあきらかだ。
 ……と考えていたら、『クウガ』の続編とすることは現場担当者の意志ではなく上層部の判断であったことがマスコミ媒体で明らかにされた。



 雑誌や『クウガ』終盤の特番『仮面ライダークウガ 新春スペシャル』で、『アギト』の情報が少しづつ明かされていったおり、どのような作品になるのかさまざまな想像をした。
 それらについては以前他誌に書いたし、ここでは詳細にはふれないが、年齢の近い3人の若者の話であることに描きわけられるのかとの不安を感じたことと、少年ぽさを残した若者とそれにからむ従来のヒロインより若く――単発作品には小学生の木村加那(映画『仮面ライダーJ』(94))などの例外はあるが――、沢渡桜子(『クウガ』)よりもストーリーにからんでくれそうなミドルティーンの少女・風谷真魚(かざや・まな)に、『クウガ』のおよぼした印象の大きさ(良い意味でも悪い意味でも)を軽々とふっきってくれそうな期待をしたことだけは記しておこう。


 始まってみたら3人の若者は放送前に思ったほどイメージが近い訳ではなく、それぞれの個性を発していたし、複数ヒーローを集団ヒーローにはせず、それぞれの立場で活動する同格の存在、しかも「思想は違うが敵にたいしては共闘する」という形でもなく、とした新しい発想が素晴らしすぎ、本作の成功を決定づけた。


 仮面ライダーアギトこと津上翔一(本名は違うことが途中であきらかになったがまぎらわしいので劇中の通称にそってこう記す)は、予告の時に想像したより年齢は上(20代)で思ったほど少年ぽさが出たわけではなく予想ちがいだったが、そのために「ライダー」に新しい可能性が導入されなかったことについては不満はない。
 他の面でたくさんの新趣向がこの作品には満ちているのだから。
 今回やらなかったということは、これからハイティーンライダーなどをやれる可能性も残されているのだし。そういえばすでに『BLACK』の光太郎がハイティーンライダーだったが、最近の少年ぽいハイティーンとはイメージがちがうだろう。



 真魚が高校生という若年のヒロインであることには期待も不安もあった。やはり「ライダー」という世界観では大人のヒロインが定着していたし、特番『仮面ライダーZX(ゼクロス)』(84・正式タイトルは『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』)のときヒロインが中高生であることが違和感をかもしだしていたからだ。
 まあ『ZX』の場合、主人公が老けていることと、マンガ版のイメージが旧来的なヒロインであったためにギャップがあったということがある。ただし、小学生がヒロインである『仮面ライダーJ』という例もあるのだが、この場合は自己の好みを別としてもお姫さまを守る騎士の話なので違和感はなかったといえる。


 真魚の場合、前述のように翔一をもっと若く想像していたので、少し年上の青年を慕う高校生的で違和感はなかった。その想像は現行の作品でも、真魚のイメージについてははずれてはおらず、初期回の二人の関係にあらわれていた。
 真魚を演じる秋山莉奈さんは年齢のわりには大人っぽい人だが(今年の『百獣戦隊ガオレンジャー』(2001)のヒロイン・ガオホワイトの竹内実生(たけうち・みお)さんより一学年下)、放送開始時は中3だったこともあり初期回にはまだ幼さの魅力ものこされていた。
 それでありながら、世間ズレして頼りない翔一にかかった殺人疑惑をはらそうと必死に行動する姿や、翔一がアギトであることを知ることになる展開などの純愛要素、翔一のバイクの背に乗った姿などは、平山プロデューサー時代の昭和の初期ライダーヒロインをほうふつさせるものがあった。
 シリーズのさまざまな要素を『クウガ』とはちがった形でとりいれている本作のことだからもちろん意識的なものだろう。


 アギトのデザインはクウガを意識しつつもクワガタではなく、それどころか鋏をもった別の昆虫でもなく龍だったことがマスコミ媒体で明かされ驚かせたが、クウガよりもライダー的な要素を強化、さらに多分に『仮面ライダーBLACK RX』(88・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001016/p1)っぽさを感じさせる。
 翔一が(RXの南光太郎(みなみ・こうたろう)と佐原家の関係とはちがい血のつながりこそないものの)他人の家庭にくらしていることも『RX』を思わせた。


 翔一は記憶喪失のため、ヒーローとして立つ地盤自体が不明確である。
 『クウガ』の主人公・五代雄介とは本来戦うことが好きではなく、料理をする男――雄介は下宿先の喫茶店『ポレポレ』を手伝い、翔一は居候している美杉家の家事全般を担当する。のちに、記憶を喪失する前には調理学校へ通っていたことが判明。ライダーには珍しい大学へは行かなかった人物だった――であり、ちょっと馬鹿風であるところが共通しているものの、事件やアークル(変身ベルト)に遭遇しアークルに選ばれるとともに自らそれを受け入れた――しかも一条刑事の介入ゆえに戦う意志が本気であることを明確にしなければならなかった――雄介とちがい、翔一は元々人間であったかさえ判らなかったのだ。
 それどころかアギトの能力のどれとどれをどの時点で知っていたのかも不明確。


 そんな翔一がなぜ戦うのか説得力を最低限持たせるために有効に働いた趣向は2つある。
 ひとつは前述の居場所たる美杉家とその人々の存在(これはセリフ「みんなの居場所を守るために」でも語られているわけだが)、
 もうひとつはアンノウン(敵怪人)が人を襲うと、それが翔一(や涼)の脳に超能力の信号として伝わるという設定である(おそわれても感じ取れない時もあるのはなぜか解明されていないが被害者の危険信号を放つ超能力の量の差によるのだろうか)。
 これは子供むけ書籍のための解剖図で設定されながらも実作ではハッキリえがかれなかった旧世代のライダーたちの探知能力をこの作品風に応用したものだろうが(?)、昔ながらの「どこからともなく現れるヒーロー」が現在の作品では現実感がないと言われてしまうだろうことに対しての解決策ともなっており、やがてあきらかになる翔一たちが超能力者であるとの設定への伏線でもあり……とたくさんの役割をになっている。
 最近の回で、「変身」が超能力によるものと判明した訳だが、改造人間との旧来の設定を完全に放棄してしまったことが一部の人には不満だろうと思うものの、僕としては実に説得力のある設定だと感心した。なにか目をさまされたような感覚を味わった。


 仮面ライダーギルスこと葦原涼は水泳選手という設定ではあるものの、バイクのレーサーである本郷猛(『仮面ライダー』初作(71)の主人公)と競技の選手ということで共通しており、後見人の立花藤兵衛(たちばな・とうべえ)やヒロイン・ルリ子に見捨てられた場合の本郷という見方ができる。
 新時代のヒーローである翔一がフワフワして感情移入しにくかったりする時もあるだけに(特に人の名前を覚えられないというあたりはあまりにも度が過ぎてヒーローらしさをなくしてしまったと思う)、化物になってしまった苦悩と孤独、衰えていく身体をかかえながらも自分を見捨てた恋人のために戦うなどの生きかたを見て、彼こそヒーローと感じた人も多いだろう。
 とはいえあくまで影のヒーローであり、激しやすく手が出やすい性格のため、抵抗を感じる人もあるはずで、そこで善良な翔一の方に華をもたせている。このあたりのバランスも良い。


 前半の涼の戦いの理由は感情であり、守るべき相手が女性に限定されていたため性的な感じが強く(特に共に暮らしていこうとした亜紀の存在など子供番組の恋愛ではないだろう)、存在が“化物”であることからもビデオ作品『真・仮面ライダー 序章(プロローグ)』(92)を思わせる。
 そのほか仮面ライダーギルスのモチーフが、ZX(ゼクロス)と同じカミキリムシであることや、外見にシャドームーン(『仮面ライダーBLACK』のライバルライダー)やドラス(『仮面ライダーZO(ゼットオー)』(93)の敵怪人)、イメージに仮面ライダーアマゾン(74)やライダーマン(『仮面ライダーV3』(73)の相棒ことライダー4号)……と実に多くの先人たちの要素がくわえられている。


 警視庁の強化スーツ・仮面ライダーG3およびG3−Xも、ロボライダー(『RX』)・仮面ライダーX(74)・ライダーマン・名称にV3・更に放送枠の先達にあたるメタルヒーローレスキューポリスシリーズなどが混在していることは誰もが口にするだろう。
 (既に変身能力をもつ翔一(アギト)がG3−Xの装着者となるエピソードがあったが、『真・仮面ライダー』の続編に企画されていた仮面ライダーシンがその姿をかくすためにヘルメットやスーツなどを装着するとの設定を意識したものではないのか?)


 ふと思いついていたのだが、『アギト』って東映メタルヒーローを総集しようとしたものでもあるのかと。アギトが龍であり神がからんでいるのなら天上界からもたらされたものなのではないか? 天上は空。一方、元祖メタルヒーロー宇宙刑事』は宇宙から来た。地上の人類から見ればどちらも「空から来た者」である。そしてG3はレスキューポリス、ギルスはビーファイターやビーロボなどの昆虫戦士であると……
 しかし、これは作劇ありきの作り手の発想ではなく、しょせんは受け手にすぎないマニアの側の発想にすぎていたようだ。
 最近あきらかにされたアギト誕生の秘密からすると、少なくとも翔一には天上界は関係ないようだ。初期のイメージからするとどこか人智を超越した世界から来たような可能性も微量にはありえたと思うのだが、たまたま客船「あかつき号」にのりあわせた超能力の遺伝子を持った人間にすぎなかった。
 ただし神・造物主であるとされる青年自体、天上界の者なのかわからないが……(それにしても神があまりにも卑小なイメージ)


 それでは前期編と後期編(まだ完結していないけれど)、その他の印象・感想に移ろう。

前期編(めくるめく謎編)

 井上敏樹脚本作品らしくある種のミステリー小説を意識した事件ものとしてはじまる。奇妙な殺人となぜか被害者の身内がねらわれる謎だ。
 被害者が木の中に埋めこまれている不条理は、放送前に予告編等で知っていたが、知っていて観ると、その埋めこみかたの映像がかなりちゃちく思え、これが人知を超えた事件なのかと疑問に感じた。
 また、ただの心霊写真程度のモノがとりたてて問題視されるのも同様だ。もちろん心霊そのものを軽視するべきではないが、ここにあるのはありふれた写真だ。映画版『リング』(98)みたいにどう見ても尋常でないものならともかく、真偽はともかく心霊写真というものが認知されている我々の現実のなかで「そんなものはじめて見た」ように描かれるのは違和を感じる。
 「そんな世界観なんだよ」と自分の頭のかたさを責めるべきかもしれないが、かなりリアルな面を持つこの作品の手法としては欠点ではないか?


 ジャガーロード(アンノウン=敵怪人)は目的の殺人を終えたあと、たちはだかるG3を攻撃しようともしない。G3がしつこく食い下がってやっと相手にする感じだった。
 この描写で第1話から怪人の目的が、グロンギ(『クウガ』の敵怪人)のような大量殺人ではなく目的殺人であることをハッキリしめしている。更に第2話の別個体のジャガーロードはすぐに反撃してきており荒い性格であることを思わせ、同じ種族でも人間同様それぞれの性格があるらしいことをうかがわせる。うまい作劇だ。


 捜査中に仮面ライダーG3こと氷川誠刑事が知った「被害者たちがダムに沈んだ村(?)の出身者だった」との興味深い謎が、そのあと追求されずにおわっているのは残念だ。ゼブラロードのエピソードに登場する湖はそこなのだろうか、まったく別なのだろうか(地名を確かめようとしたがビデオが見付からず断念・汗)。


 そのエピソードにあらわれた古代に存在したらしいアギトのマークと、作品外の情報になるがプロデューサーの語った「最初で最後の仮面ライダー」との言葉、前期オープニングにあらわれ『仮面ライダーアギト超全集[上巻]』(小学館刊・2001年・ISBN:409101478X)に掲載された古代の宗教画と思われるものからすると、アギトは変身する者を変え古代から未来まで各時代に存在しつづけるものだと個人的に推察してもいたのだが、謎の壮年キャラ・沢木哲也(翔一とその名前をとりかえている人物)がこの世にあらわれた最初のアギトを殺したという説明からするとそうではなかったことになる。


 それとも古代のアギトの存在は、この世のことではなく神の時代(天上界)のことなのだろうか。あの宗教画(?)を見ると、人類をつくった神であるらしいあの青年も本当の神ではなく神にもたらされた者であるようにも思える。古代に神たちとその配下のアンノウンVS人の戦いがあり、天上界(実体は宇宙かもしれないが)もやはり存在したように思える。
 アンノウンは超能力者とその血縁者の命をねらっているわけだが、その担当怪人がアギトたちに殺された場合、ねらわれていた人々は再度ねらわれることなく助かっているのだろうか、そのあたりもハッキリしない。


 ところで、翔一(アギト)の初期変身ポーズはあまりにもあっさりしすぎていて、短縮した一部を使っているのかと思ってしまった。個人的趣味にすぎないのかもしれないが、細部以外では本作の数少ない欠陥ではないか。


 閑話休題
 『クウガ』はベテラン俳優の起用が特徴だったが、『アギト』はジャンル周辺作品の俳優起用が特徴か?


 浅野温子主演『沙粧妙子(さしょう・たえこ)―最後の事件―』(95)、テレビドラマ版『らせん』(99)などの升毅(ます・たけし)氏(美杉義彦役)、
 児童向けバラエティ『ウゴウゴルーガ』(92)のスタッフがその終了直後に深夜枠でつくったCG+実写のSF作品『シチリアの龍舌蘭』(94)の滝沢涼子さん(三雲咲子役)・小川敦史氏(沢木哲也役)、
 子役ファンには伝説のホラー映画『プルシアンブルーの肖像』(86)(玉置浩二氏・子役時代の高橋かおりさん主演)で玉置氏の子供時代を演じた田付貴彦氏(あかつき号受難者の相良克彦役)、
 それ自体はジャンル作品ではないもののジャンル作品にからんだ人の出演や輩出が多い「B組シリーズ」中の『3年B組金八先生』第4シリーズ(95)出身の藤田瞳子(ふじた・とうこ)さん(小沢澄子役)、
 『闇のパープル・アイ』(96)の黒豹に変身する男や日テレ土9『FiVE(ファイブ)』の唐渡亮(からと・りょう)氏(『劇場版』のG4こと水城史朗役)、
 角川春樹氏版の映画『時をかける少女』(97)がデビュー作らしく(?)、テレビドラマ『ウソコイ』(01)(これはジャンル作品ではないものの)で本郷剛(ほんごう・たけし)なる青年を演じ変身ポーズも披露した中村俊介氏(『劇場版』のハンバーガーショップの客役)
 といった具合だ。


 滝沢涼子さん演じるオーパーツ研究機関の女性主任・三雲咲子は、『クウガ』で水島かおりさんが演じた科学警察研究所の榎田ひかり(えのきだ・ひかり)にあたるポジションだが、『クウガ』とはネガとポジのような番組のイメージにあわせ、かなり暗い印象のキャラクター(というか陰も陽も演じる水島さんにくらべ滝沢さんは陰の役が大半だが)。
 あっさりとアンノウンに殺されてしまったのには驚かされたが、アンノウンの首魁・謎の少年(のちに青年)の超能力とか遺伝子操作とかで復活するものだとてっきり思っていた。前述の『超全集』では含みのある書き方をされていたのでまだ何らかの展開はありえるのかもしれない(?)。
 ちなみに滝沢さんはこの作品のあと昼帯ドラマ『たのしい幼稚園』(01)(主演:高岡早紀)でかなり性格の悪い母親を演じている。


 翔一の心の拠所(よりどころ)である下宿先の美杉家だが、当主・美杉義彦を演じるのがうさんくさい役のイメージが強い(悪役ばかりを演じているわけではないが)升氏であるだけに、何かあるのではないかと不安感を感じた。
 なぜ翔一を引き取ることになったのか詳細があかされていなかったこともあり思惑(おもわく)があるのではと疑ってしまった。昔のヒーローもののように善意だけで解決する時代ではないだろうし、悪意のふきだまりのような『アギト』なのだから。
 そうしたらやはり視聴者に真魚の父・風谷伸幸殺人犯なのではとの疑い(正確には殺される直前伸幸が会っていた謎の人物なのではとの疑い)を持たせる作劇がおこなわれた。
 この件は提出されたまま何ケ月も触れられないでいるが、義彦が亡妻を介して伸幸と義理の兄弟にあたる以上、警察が調べていないとは思われず、伸幸に会っていたのが彼だろうとの疑いはミスディレクションなのではないだろうか。その後の真魚への実父のような愛情をみると殺人犯である可能性も薄くなってきた。


 放送前は、氷川(G3)がすぐれた活躍をするアギトに嫉妬するとの設定が紹介され、かなり嫌な作品になるのだろうと思わせられたが、実際には警視庁内の北條刑事にねたまれる側でありおおいに盛り上がった。
 本作の大きな魅力となっている北條や小沢澄子については他の寄稿者に指摘されきっているのでここではふれないでおくが、北條の先輩・司(つかさ)監査官登場エピソードについての感想は書いておこう。


 北條が尊敬し慕う彼の登場で、小沢・氷川らの立場に最大の(?)ピンチがせまる。どうなるのか……とあおっておいて意外な形での決着となる。井上氏のミステリ好みがここでも発揮されているのが是でもあれば否でもあるというか、焦点をそらされたことに感心するとともにずるいとも思わされる。
 特撮作品でないのならありきたりなこの趣向を持ち込んで活かしたことには意義も感じる。僕は司が北條を実はうらんでいて……という展開になるのかと思っていた。北條の意外な一面がしめされるのも魅力。


 アニメのメカデザインで有名な出淵裕(いづぶち・ゆたか)氏(『アギト』の怪人デザイン)の特撮作品復帰までにこれだけ長い歳月がかかってしまったのは驚きだが(80年代中盤の『戦隊』にて敵キャラや敵怪人のデザインを担当していた)、やはり魅力的な怪人デザインが多い。でも原作の石ノ森デザインをかなり意識しているように思える。石ノ森氏が亡くなられた今「ライダー」をつくるのには却って意識せざるを得ないということか。


劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4

http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011104/p1


後半編(謎解き編)

 アギトが翔一だったと知った途端、涼がアギトへの亜紀殺害疑惑を否定してしまうのはもうワンクッションほしかったが、女性とばかりとからんでいたころとはちがい、28話での「あかつき号」の克彦や映画でのレイら少年たちとのかかわりを経たり、真魚の超能力で蘇生し変身の後遺症がなくなったりしたせいか性格が丸くなり、年下の真島のやや無礼な態度をも大人として笑って許せる余裕を持つようになって、狙われる人々を救うことに自分の存在意義を見いだし、翔一や氷川と共闘することになってから作品に安心感が生まれた。


 まだまだ暗い問題がなくなったわけではないが、以前にくらべると明るい番組になった。シリーズ前半は3人が別々であることが絶対的な魅力だったが今度は共闘が実に心地良い。
 翔一がアギトに選ばれたのも雄介同様「翔一君でよかったね」的性格重視の結果のようであるし、旧来的ヒーローものになってきたようで一面安っぽくなったといえないこともないが。


 木野の変身するアナザーアギトや、水城のG4が「仮面ライダー」と呼ばれているのかどうか、幼児誌を読まないので知らないが、呼ばれていないのだとしたら、作中に「仮面ライダー」の名称の出ない世界で、アギトやG3(およびG3−X)やギルスが「仮面ライダー」であることは、生き方の問題かもしれない。
 ということはこれからどう生きるかで木野もライダーかシャドームーン格かが決まるのだろう。
 アギトへの変身能力が「人類の進化を信じられない者と戦うため」の遺伝子のようなものだとの説明を聞くと、本作の神と人の関係は親と子の関係の比喩のようだ。石ノ森作品は親殺し・兄弟殺しの話だとの評論を読んだことがあるが、やはり石ノ森作品を意識した番組企画だったのだろうか。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2002年号』(01年12月30日発行)『仮面ライダーアギト』後半合評⑧より抜粋)


『假面特攻隊2002年号』「仮面ライダーアギト」後半評・関係記事の縮小コピー収録一覧
朝日新聞 2001年7月26日(木) ママも熱中 新ライダー・個性派3ヒーロー女性つかむ 〜大枠記事:視聴率平均12%台・子供に次いで多い視聴者はF2(35〜49歳女性)、F1(20〜34歳)も多い・女性誌アイドル誌が相次いで特集・白倉Pも「女性の目線を意識して作っているのは確か」発言



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