假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありませんので、悪しからず!(笑)

ウルトラマンマックス13話「ゼットンの娘」、14話「恋するキングジョー」 〜中盤評

『ウルトラマンマックス』評 〜全記事見出し一覧


(脚本・上原正三 監督・八木毅 特技監督鈴木健二

老兵は潔く去れ! そして、マニアに媚びるな!

(文・久保達也)
 『原点回帰』を掲げ、シンプルでスピーディーなストーリー展開と、過去の人気怪獣が大挙登場することをウリにしていた『ウルトラマンマックス』(05年)であるが、当初は確かにその宣伝文句に偽りはなく、筆者を久々に夢中にさせてくれたものだった。


 「怪獣島の戦い」を21世紀に見事に甦らせたばかりでなく、怪力以外にはこれといった武器がなかったどくろ怪獣レッドキング*1に口から吐く岩石ミサイルという必殺技を与え、その可憐さでは完全に初代を超えた電脳珍獣ピグモンが登場した第5話『出現、怪獣島!』と第6話『爆撃、5秒前!』の前後編。


 DASH(ダッシュ)基地に潜入し、次々と隊員たちの生体エネルギーを吸収する甲虫型宇宙怪獣バグダラスが『エイリアン』(79年)ばりの絶体絶命的サスペンスを見せてくれた第8話『DASH壊滅!?』。


 伝説の都市・バラージのように「東京砂漠」*2をつくりだし、マックスを大苦戦させた磁力怪獣アントラー*3が大暴れを披露する第11話『バラージの預言』などなど……


 まあ平成ウルトラ三部作*4みたく、地球環境を汚す人類とその文明を滅ぼそうとする宇宙工作員ケサム*5が登場する第7話『星の破壊者』には「あいかわらず懲りないなあ……」と嘆いたものだが、それは例外中の例外だと思っていた。今後も怪獣の大暴れとマックスとのバトルの魅力を前面に押し出した作風を続けていくものだとばかり思っていた。


 だから宇宙恐竜ゼットンと宇宙ロボットキングジョー*6が前後編で再登場するという情報を得たときは筆者は大いに狂喜したものだ。やはり『マックス』はやってくれる! と。


 だがその期待は見事に裏切られてしまったのだ……


 それが第13話『ゼットンの娘』と第14話『恋するキングジョー』であった。サブタイトルからして疑問符を付けざるを得ないセンスだと思ったが、残念ながらやはりそのタイトルに偽りのない出来映えの作品だったのだ。


 結論から書けばこの前後編においてはゼットンもキングジョーもほとんど「どうでもいい存在」に過ぎなかった。『マックス』では巻頭の比較的早い段階で怪獣が登場するのがそれまでの通例であったのだが、ゼットンが登場したのは7時50分、キングジョーが登場したのが7時49分と、あまりに遅いことがそれを実証しているのだ。


 それまで何が描かれているかといえば、大昔に変身怪人ゼットン星人によって「ゼットン・ナノ遺伝子」を植えつけられた人間の子孫である夏美という少女がゼットン星人に利用され、DASH基地に潜入したり、キングジョーを操ってマックスと戦ったりするんだけれども、夏美を演じているのが『忍風(にんぷう)戦隊ハリケンジャー』(02年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20021112/p1)でハリケンブルー野乃七海(のの・ななみ)を演じていた長澤奈央だったものだから、ゼットン星人に操られる際はマニアたちへの出血大サービスとして忍者のコスプレをさせていたわけなのだ。


 コスプレ美少女が戦闘メカを操る! なんてシチュエーションはマニアにとっては遂に05年度の流行語大賞にまで選ばれてしまった「萌え〜!」なんだろうけれども、『マックス』の現役視聴者である幼児たちは『ハリケンジャー』のころはまだ小さすぎたであろうから、「このオネエチャンなんで忍者の格好してんの〜?」と親に疑問をぶつけるばかりであったろうし、そんなネエチャンよりも早くゼットンやキングジョーを出してほしいわけなのだ。


 放映が秋だというのに描かれるのはスイカや金魚などという夏の風物詩であり、第2期ウルトラシリーズみたいにもっと季節感を大事にしろ!*7 と云いたくなったものだし、おまけに舞台は東京の下町で『三丁目の夕日*8ばりに「昔は良かった」と云わんばかりのオジサン的ノスタルジーぷんぷんであり、そんな場所で夏美に対する潜入捜査をするカイトにジェラシーを感じるミズキ隊員……つまり宇宙から襲来した仮にも「最強」を誇るハズの怪獣が大活躍できるような設定ではないのである。


 なにも女の子中心の話を敵視しているわけではない。たまにはこういうノリもよいだろう。だがなぜそこに登場するのがよりによってゼットンやキングジョーでなければならなかったのか? とてもではないが彼らが活かされるハズがないではないか!
 「必然性がない」などと堅苦しいことも云いたくない。だがこれだけ怪獣の活躍の場が限定され、彼らの存在が目立たなくなるのであれば、円谷プロの怪獣倉庫の一番手前に転がっているような怪獣を適当にひっぱり出してこれば済むのである。なぜ「最強怪獣」がコスプレ戦闘美少女の引き立て役にならねばならないのか!


 この前後編の脚本を書いたのは『ウルトラQ』(66年)以来ウルトラシリーズに深く関わってきた上原正三であるが、ワールドフォトプレスフィギュア王』№92(05年・ISBN:4846525651)に氏のインタビューが掲載されている。
 それによれば氏が脚本を書いた『ウルトラQ 〜dark fantasy〜』(04年)第17話『小町』を『マックス』のプロデューサーで今回の前後編の監督を務めた円谷プロ八木毅(やぎ・たけし)がエラく気に入っており、「『小町』をもう一度やってみたい」ってことでこんな作風になっちまったらしい。そして上原自身が「まず長澤奈央ありきのエピソードですからね」と暴露しちまっているのである。
 そんな「老いらくの恋」(爆)になんでつき合わされねばならないのか? そりゃあ筆者だってさえないサラリーマンがラーメン屋のバイトの女の子(正体はアンドロイドであり、これも長澤奈央が演じた)とハッピーエンドを迎える『小町』は『〜dark fantasy〜』のベストエピソードだと思ったさ。
 でもあれは深夜枠だから許されたわけであり、土曜の朝に子供が観るような時間帯で再現するような話じゃないだろ。「まず長澤奈央ありき」ではなく、「まずゼットンありき」「まずキングジョーありき」でなければならないんじゃないか! そうでなければ奴らを再登場させる意味なんかまるでないのだ!


 そんな筆者の溜飲を下げさせるためか、小学館『てれびくん』05年1月号付録の『てれびくんスペシャルDVD スーパーバトルだ!! ウルトラマンマックス*9ゼットンレッドキングがタッグを組んでマックスと激突! ってなんでこういうの目当てで『てれびくん』なんか買わねばならんのだ(笑)。本編で見せろ!


 これに続いて放映されたのが早くから話題になっていた三池祟史(みいけ・たかし)監督作品である。第15話『第三番惑星の奇跡』は攻撃すればするほど強くなる変身怪獣ザラガス*10のような完全生命体イフが登場。演奏会での発表を楽しみにしていた少女の夢を守るため、ミズキ隊員が自らおとりとなって熱い戦いを繰り広げるが、それも空しく演奏会の会場どころか街全体が廃墟と化す。
 マックスも敗れ、絶望に覆い尽くされる中、少女がイフに向かってフルートの音色を聴かせるや、イフは全身が楽器のような姿と化し、壮大なオーケストラとなって宇宙へと舞い上がるという、一見バトル編かと思いきや、戦いを否定した『ウルトラマンコスモス』(01年)のような美しいオチで終わる。


 続く第16話『わたしはだあれ?』はタイトルこそ『ウルトラセブン』(67年)第47話『あなたはだあれ?』*11をもじっていて一見マニア向けかと思いきや、宇宙化け猫タマ・ミケ・クロ(猫好きの筆者にはたまらん! シッポがカワイイんだこれが)があらゆる地球生物の記憶を消去して社会を大混乱に陥れる。
 DASHの隊員たちはメカの操縦方法を忘れ、カイトは変身の方法を忘れ、マックスは光線の発射ポーズを忘れ……と地球の危機を抱腹絶倒させる演出で描いているのは『帰ってきたウルトラマン』(71年)第48話『地球頂きます!』*12同様の手法であり、マックスが擬人化したポーズを見せるのも『ウルトラマンタロウ』(73年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1)を思わせるが、マックスがタマ・ミケ・クロ(いやあ、鳴き声がカワイイんだこれが)の一斉攻撃を受けて苦しむ最中、一瞬マックスの脳裏にクリスタル状の建築物が多数そびえるM78星雲のウルトラの国(!)が浮かぶという、あまりに嬉し過ぎる配慮が施されていた。


 ところで三池監督はいわゆる第2期ウルトラ世代ではない。それどころかむしろ『ウルトラマン』(66年)を6才で夢中になって観ていた第1期ウルトラ世代である(『朝日新聞』05年6月16日夕刊掲載の『三池祟史のシネコラム』参照)。そんな彼が監督した作品が第2期ウルトラ的な印象であったことは極めて重要なポイントだ。
 要するに三池監督が『ウルトラマン』から得たものはSF性でもテーマでもなく、氏曰く「破壊の快感と正義の暴力に夢中になった。そして私はそのまま大人になった」だけなのである。
 そうやって素直に主張すればよいものを、やれSF性だのテーマ主義だのリアル志向などと理論武装し、それがないから第2期ウルトラはダメだなどと「そのまま大人になった」ことの云い訳のために第2期ウルトラを否定する輩は本当に潔くないというかなんというか。氏の発言と作品によって第1期ウルトラも第2期ウルトラも本質的には同じことをやっていたのであり、優劣を語るのは不毛だということが少しは露呈されたのではないか。


 いづれにせよ完全生命体イフも宇宙化け猫タマ・ミケ・クロ(いやあ鈴の音がカワイイんだこれが・笑)もマックスを絶体絶命の危機に追いやる「最強怪獣」として描かれており、単なる道具としてしか描かれなかったゼットンとキングジョーの影は余計に薄くなってしまった。こうなると過去の栄光だけで食っている人とはいい加減におさらばし、外部からどんどんと新しい人材を入れた方が良いのではないかと考えざるを得ないのだ。



 これがターニングポイントとなって『マックス』は再び良い方向に向かうんじゃないかと思っていたのだが、ウ〜ン、なかなかそうは問屋が卸さないというか、初期作品のカラーはしょせんは「客寄せパンダ」的なハッタリに過ぎなくて、「本当はオレたちがやりたいのはそんなことじゃないんだよねえ」なんて本音が透けて見えるような作品が最近はチラホラ目につくような気がするんだなこれが。


 続く第17話『氷の美女』なんかまさにそれ。南極の十万年前の氷層から思わずウットリの美女が発見されるのはよいんだけれども、その美女が実は十万年前に人類をつくり出したエイリアンであり、「おまえたちは戦争ばっかりやってる失敗作だから、滅ぼしてまた新しい人類をつくる」(大意)なんてまあ懲りもせずに人類批判セリフばっかり吐いてるものだから(大体本作で女性が中心の話になると、ゼットン・キングジョー編の夏美しかり、第9話『龍の恋人』の少女の亡霊しかり、妙に過去を引きずった女性ばかりなのはナゼ?)、怪獣エラーガがどれだけ迫力ある都市破壊を繰り広げようが気分は萎える一方であった。それにしてもいくら氷の美女が憎々しいセリフを吐こうが、射殺するのはちょっとやり過ぎなんじゃないのか?



 そして究極なのが第22話『胡蝶の夢(こちょうのゆめ)』*13である。
 『マックス』の公式ホームページを見ると「実相寺監督はやっぱりすごい! 光、影、鏡。昔から変わらない監督らしいアイテムと映像を十分堪能しました」という鹿児島県在住39才の意見も寄せられているから実相寺昭雄監督の登板をありがたく思っている人々はマニアの中にはやっぱり多いんだろうけど、当の子供たちから観たらせっかく早起きしたのにまたベッドに戻りたくなるような作品だったんじゃないか?(笑)


 今回ゲスト主役となったのはなんとテレビ番組『ウルトラマンマックス』の脚本家である。筆者が上原正三氏のことを「どうかしている……」と思うキッカケとなった『ウルトラマンティガ』(96年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1)第49話『ウルトラの星』*14の悪夢をまさに思い起こさんばかりの設定であるが、この脚本家がネタにつまり、自分がカイト隊員として行動する夢を毎晩見てしまう。
 その夢には粘土で怪獣をつくっている不気味な女が決まって登場する。現実に戻った脚本家はそれを元にシナリオを書き、気分転換に訪れたバーには夢とそっくりの女が現れ……とまあ夢と現実の世界が奇妙に交錯する話であって、画面は終始暗く、とても就学前の幼児には馴染めない作風である。
 ましてや不気味な女がカイトに対して放つ「おまえたちはあらかじめ用意された筋書きを演じる駒にすぎない」(大意)というセリフはいくらなんでも子供たちに対して無神経に過ぎやしないか? 世の中には「大きくなったらウルトラマンになりたい」なんて願う子供が未だに少なからず存在しているのだぞ。


 それでもいつものようなカッコイイ怪獣が大暴れし、カイト隊員が華麗に変身を遂げて大バトルを演じ、カタルシスを与えてくれるのであればまだよい。だが登場した怪獣は不気味な女がこねていた粘土がそのまんま大きくなっただけの代物であった。「魔デウス」なんて名前が付けられているが、怪獣の形すら成しておらず、本当に粘土の固まりがデカくなっただけで、名前負けもよいところだ。
 そして今回はなんとカイト隊員が変身しない。いや、マックスはちゃんと登場するのである。だが変身するのはカイトではなくて脚本家なのである!
 「人は誰でもウルトラマンになれる」ってか?


 そりゃねえ、筆者だって脚本家を演じる石橋蓮司(05年11月公開の劇場作品『仮面ライダー THE FIRST』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060316/p1)にも政治家の役で出演したが、ホントによく出てくれた!)がマックススパークを掲げて変身する場面には大喜びしましたよ。でも子供たちからすれば「なんでこんなオッサンが変身するんや!」と失望の嵐でしょうよ。
 『仮面ライダークウガ』(00年・https://katoku99.hatenablog.com/archive/2000/11)の最終回(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090907/p1)に肝心のクウガが全く登場せず、全国の子供たちが大泣きしたのと全く同じ現象が今回も起きてしまったんじゃないのかな?


 結局マックス対魔デウスの戦いもやはり簡略化*15されてるし、定番のBGMをほとんど使用せずに監督のお気に入りの流用曲を流すなど、昔からの実相寺監督の悪いクセが今回もやけに目立ってしまった。
 脚本家の自室に常に流れていたパチンコ屋のチンジャラチンジャラという効果音は一体どういう意図からのものなのか? 大人でさえも理解できないようなそんな演出が、就学前の幼児にはとてもではないが受け入れられるハズがありませんぜ。



 果たしてこんな寄り道をしているヒマがあるのか? 残念ながら『マックス』は06年3月いっぱいで放映終了が決まっているため、たった3クールしか放映期間がないのである。今となっては『ウルトラマンネクサス』(04年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060308/p1)がサッサと2クールで打ち切りになっていれば『マックス』を一年間楽しむことができたのになんて悔やんでいてもしかたがない。
 平成ウルトラ三部作や『ネクサス』で円谷プロが「本当にやりたいこと」は散々やり尽くし、それは残念ながら平成ライダー作品(https://katoku99.hatenablog.com/archive/category/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC)みたいに世間にアピールすることはできなかったのだから、今回ばかりはちと我慢してエンターテイメントに徹するべきではないのか?


 というのは『美少女戦士セーラームーン』(03年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20041105/p1)や『ネクサス』に続き、『マックス』までもが視聴率的に失敗したら、中部日本放送製作・TBS系列の土曜朝7時半の子供番組の枠が消滅するという恐れがいよいよ具体化しそうな気配が出てきたのである。
 『マックス』直前の枠で早朝5時45分から7時30分にTBS他系列局の一部で放送されている『みのもんたのサタデーずばッと』が05年10月から静岡でもネットされるようになったのだが、これが06年4月からは全国ネットに拡大、それとともに時間枠も延長して8時までの放送になるのではないか? 筆者はそんな予測をしているのである。
 『マックス』の現状を見ているとどうしてもそんな悲観的な見方になってしまうのである。


 現時点で視聴するのは不可能であるが、第24話『狙われない街』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060318/p1)も実相寺監督作品である。幻覚宇宙人メトロン星人が登場した『ウルトラセブン』第8話『狙われた街』*16の正規な続編であるらしい。
 舞台となるのは北川町。たばこの代わりに携帯電話の電波が人を狂わせるアイテムとして登場するのはともかくとして、各誌に紹介されているメトロン星人とカイト隊員がちゃぶ台をはさんでにらみ合う写真が悪い意味で気になってならない。マニアにとっては畳の部屋で正座しているメトロン星人はそんなに魅力的なものなのか? ここまでオリジナルと同じなら、やはりマックス対メトロン星人の戦いもまた簡略化されてしまうのか?


 筆者にとって最も印象的なメトロン星人と云えば、幼少のころに買ってもらった朝日ソノラマ『もーれつ怪獣大会』*17における、キングジョーや宇宙竜ナース*18とともに宇宙空間でウルトラセブンに戦いを挑む姿である。かっこいいロボット怪獣を2匹も従えてセブンを襲うメトロン星人になんともいえない魅力を感じてしまったのだ。『ウルトラマンAウルトラマンエース)』(72年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070430/p1)第7話『怪獣対超獣対宇宙人』(!・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060618/p1)、第8話『太陽の命 エースの命』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060624/p1)に餓超獣ドラゴリーや巨大魚怪獣ムルチ二代目とともに登場し、大暴れを披露してくれた幻覚宇宙人メトロン星人Jr.(ジュニア)はまさしくこれの再現であり、幼かった筆者はこの上もなく喜んだものであった。もし『もーれつ怪獣大会』の中で畳に正座するメトロン星人が描かれていたら、幼稚園に入る前だった筆者は「変な宇宙人……」とは認識しても、「かっこいい宇宙人!」とは断じて思わなかったハズなのである!


 過去の怪獣を再登場させるにしても、以前とまったく同じ趣向で登場させる必要はないハズだ。第2話『怪獣を飼う女』に登場した放電竜エレキングしかり、レッドキングアントラーも、第21話『地底からの挑戦』に登場した古代怪獣ゴモラ*19もオリジナルのイメージは一応尊重しつつ、適度に設定のアレンジが加えられたことによって新たな魅力を増していたのだから、単なるリメイクのような形で引っ張り出すだけではあまりに芸がないではないか。その意味では再登場怪獣編は新人の若いスタッフの方がよほど素材をうまく料理しているように思われる。


 だからまあ、上原正三先生にしても、実相寺昭雄先生にしても、やはり彼らの登板を待ち望むマニアの声に引っ張り出されてきたのだから支持する人々が多いのはわかっているのだけれども、現実として若い者たちにハッキリと力の差を見せつけられているのだから、筆者としては「もうお疲れになったでしょう。そろそろゆっくりした方が……」といたわりの言葉をかけたくなってしまうのである。



 そんなわけで過去の人気怪獣を若いスタッフたちが結構うまく料理してくれているのだから、当初の最大のウリでもあったのだし、もっと再登場怪獣編は多くてもよいように思える。
 太田愛脚本にしては珍しくギャグ編となった第20話『怪獣漂流』は眠ったままで空中を浮遊する亜空間怪獣クラウドスが地上に落下するのを阻止しようとするDASH(ダッシュ)の珍騒動を描いていたが、このネタであれば『ウルトラマン』第34話『空の贈り物』に登場したメガトン怪獣スカイドン*20を再登場させても良いように思えるし、第25話『遥かなる友人』に登場する巨大異星人ゴドレイ星人はハサミの形状などの外見がどう考えても『ウルトラセブン』第4話『マックス号応答せよ』に登場した反重力宇宙人ゴドラ星人のアレンジであり、ゴドラ星人の再登場じゃナゼだめなのか? という素朴な疑問をつい抱いてしまうのだが。


 まあそれを云いだしたら第19話『扉より来たる者』にゲスト出演した森次晃嗣はやはりモロボシ・ダンとして登場させてウルトラセブンに変身させ、M78星雲のレッド族の先輩・後輩としてマックスと共闘するのをぜひ観たかったのであるが……「妄想ウルトラセブン*21に終わっちまったわい(笑)。
 これはマニアよりむしろ子供と一緒に観ている一般のお父さんはみんなそう願ったんじゃないかねやっぱり。
 そんなお父さんたちには第23話『甦れ青春』に『ウルトラマン』のイデ隊員役だった二瓶正也がゲスト出演したことは大きな喜びであったことだろうと思う。自身もそうであったが、ああしたギャグメーカーは幼な心にはやはり大いに親しみを感じ、印象に残るものなのである。
 だから『ウルトラマンタロウ』のZAT(ザット)の隊員たちがお笑いを演じることが多かったのもそうした計算によるものであり、決して「不必要なドタバタ」ではなかったのである。


 その意味では第18話『アカルイセカイ』は希望の星であるように思える。まるで東宝の喜劇映画『ニッポン無責任時代』(62年)に登場した植木等演じる無責任男のごとく、やたらと高笑いを繰り返してDASHをおちょくりつつ地球に降伏を迫るシャマー星人は巨大化してもビル街でこともあろうに放屁をかましたり、弱点である暗い場所ではミクロ化してしまって悲鳴をあげながらかけずり回ったりと戦隊シリーズ的怪人キャラの趣に満ちあふれていた。


 いつからかは定かではないが、静岡では戦隊シリーズが土曜朝7時30分から放映され、同僚のバツイチ子持ちの女性*22の話ではこの地域の子供を持つ家庭では絶大な人気を誇る枠として定着しているようである。
 他の地域ではいざ知らず、『マックス』の今の路線ではその牙城を崩すことはかなり難しいのではないかと思われる。


 だからもっと子供に媚びてもよいのではないか。第22話でネタにつまった『ウルトラマンマックス』の脚本家に対し、プロデューサーらしき人物はこのようにアドバイスしていた。


 「単純でいいんじゃないか? 理屈なんかあとでついてくるんだから」


 なんや、わかっとるんやないか!(笑)


2005.12.5


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2006年号』(05年12月30日発行)『ウルトラマンマックス』中盤特集・合評③より抜粋)


『假面特攻隊2006年号』「ウルトラマンマックス」中盤特集・関連記事の縮小コピー収録一覧
朝日新聞 2005年10月13日(木) 文化欄・ドラマ ゆるい特撮漂うぬくもり「ウルトラマンマックス」 評者・大泉実成 ノンフィクション作家 〜ゆるいミニチュア、ミニカー丸出し、全然怖くない怪獣で息子(超臆病)も見られる、ロボットのオペレーター姉さんに萌え系くのいち、作りがユルいため非現実な萌えキャラもなじむ。脱力保障〜大枠記事
朝日新聞 2005年6月30日(木) 変身!懐かしの姿に ウルトラマン仮面ライダー新作は原点回帰で(小原篤
朝日新聞 2005年9月24日(土) ラテ欄「TVフェイス」「自慢は「ウルトラ通り」出身」 俳優 宍戸開 〜DASH隊長インタビュー
朝日新聞 2005年10月10日(土) 社会欄「青鉛筆」 〜川崎市長選イメージキャラにウルトラマンキッズ
朝日新聞 2005年11月12日(土) ラテ欄読者投稿「大人も楽しめる」 〜森次浩司ゲスト回・親世代しか判らない随所の演出が懐かしい・43歳会社員女性
朝日新聞 2005年10月6日、11月17日、24日 全て(木) 三池崇史のシネコラム「特撮に悪戦苦闘」「46億年の恋」「「秘密の穴」を抜けて」


[関連記事] 〜キングジョーの像が巨大化するプロットの元ネタはコレ!

ウルトラマンエース#22「復讐鬼ヤプール」 〜上原正三・脚本作品!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061010/p1

[関連記事] 〜宇宙恐竜ゼットン登場編!

ウルトラマンメビウス#27「激闘の覇者」 〜宇宙恐竜ゼットン

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061126/p1

ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO#2「レイオニクスバトル」・#3「大暴走! レイオニックバースト」・#4「困惑の再会」 〜敵宇宙人の劇画的キャラ立ち!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100128/p1

[関連記事] 〜長澤奈央・ハリケンブルー!

忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッとTHE MOVIE 〜快作!絶賛合評!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20021112/p1


[関連記事] 〜『ウルトラマンマックス』全記事一覧

ウルトラマンマックス 〜中盤評 #13「ゼットンの娘」、#14「恋するキングジョー」

  (当該記事)

ウルトラマンマックス最終回 〜終盤評 #33、34「ようこそ地球へ!」バルタン星人前後編

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060503/p1


ウルトラマンマックス 4 [DVD]

ウルトラマンマックス 4 [DVD]



『ウルトラマンマックス』評 〜全記事見出し一覧


*1:ウルトラマン』第8話『怪獣無法地帯』及び第25話『怪彗星ツイフォン』、『ザ★ウルトラマン』(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971117/p1)第27話『怪獣島(じま)浮上!!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20091102/p1)に登場。全て複数の怪獣が登場する作品であるが、いずれにおいても最強の怪獣として描かれている。『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)第46話『恐れていたレッドキングの復活宣言』には単独で登場していた。
 なお『マックス』第5・6話においては「装甲怪獣」という別名が付けられている。

*2:私事で恐縮だが、筆者が『ウルトラマンダイナ』(97年・https://katoku99.hatenablog.com/archive/1997/12)放映時にこのサブタイトルで投稿して、円谷プロの江藤直行室長から感想の手紙を頂いたシナリオ(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971217/p1)は、アントラーが東京を砂漠にする話であったが、今回の映像化はまさにそのイメージぴったり。まさかパクられた?(笑) まあ誰でも考え付くネタだとも思うが。

*3:ウルトラマン』第7話『バラージの青い石』に登場。05年12月3日にエクスプラスから『大怪獣シリーズ ウルトラマン』の一種としてリアル造形のソフビ人形が発売されている。
 なお以前の怪獣図鑑の類では別名を「蟻地獄怪獣」として表記しているものも多く、個人的にはこの方がしっくりとくるような感がある。

*4:ウルトラマンティガ』(96年)『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』(98年)を指す。そのリアル&ハードな世界観がマニアから絶大な支持を得たが、それゆえに『ポケットモンスター』(97年)などと比較すれば子供や一般層にはあまりアピールすることができず、大きなムーブメントとはならなかった。なったと思う人はパースペクティブ(遠近感)がおかしいと思う。

*5:非常に地味なキャラクターだが、バンダイから『ウルトラ怪獣シリーズ2005』の一種として05年11月下旬にソフビが発売されている。だがこれも『ゴジラ FINAL WARS』(04年・東宝http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060304/p1)に死体しか登場しなかったにもかかわらずソフビが発売されたX星人のように、いつまで経っても売れ残りそうな気がするが……

*6:前者は『ウルトラマン』第39話『さらばウルトラマン』でウルトラマンを倒してしまい、後者は『ウルトラセブン』第14・15話『ウルトラ警備隊西へ』に登場し、ウルトラセブンを大いに苦しめた。なお今回のキングジョーの別名は「侵略ロボット」である。
 ところで『セブン』当時の案ではキングジョーは数えきれないほどの小さなメカが鳥の大群のように襲来し、何がなんだかわからないうちにロボットへの合体を遂げる設定だったらしい。当時の技術ではそれを映像で描くのが困難だったことから4つの宇宙船が合体する形に変更になったのである。
 だが現在ではCGで当初の案を再現することが可能なのだから、ナゼ今回も4つの宇宙船が合体する形で通したのか、それも不満の要因であるし、そもそも町の発明家が考案したラジコンロボットにキングジョーを偽装させる意図自体が物語にまったく活かされておらず、意味不明だ。

*7:第2期ウルトラシリーズではクリスマス、正月、節分、ひなまつりなどの四季折々の風物詩を活かした作品が多数製作されたものだが、作品の海外輸出を考慮するのならこうしたニッポンの風情を強調するのが最も有効的な手段なのではないか? そうした要素がまるで欠落していたことも平成ウルトラ作品に魅力を感じることができなかった大きな要因のひとつである。
 もっとも今回のように「秋だというのに季節はずれの暑さが続いていた」などという云いわけのようなナレーションを加えることによって真夏の風物詩を秋に見せられても困ってしまうのだが、第14話が放映された05年10月1日は実際に季節はずれの暑い日となり、各地で軒並み真夏日を記録した。悪運が強いというか……

*8:小学館ビッグコミック オリジナル』で長期連載を続けている西岸良平の漫画作品。昭和30年代に生きる市井の人々を描いており、05年秋には『ALWAYS(オールウェイズ) 三丁目の夕日』として東宝で映画化、大ヒットを記録した。関連記事:『ALWAYS続・三丁目の夕日』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080316/p1)。

*9:これまでの名場面を編集してマックスの戦闘能力を紹介したあと、新撮のマックスVSゼットンレッドキングを収録。レッドキングに後ろからはがい絞めにされたマックスにゼットンがパンチの嵐を浴びせるが、そこから抜け出したマックスはレッドキングに回し蹴りの連続攻撃を見舞い、姿を消したゼットンを心の目で透視し、マクシウムソードでこれを倒す! ホンマに本編でやれや(笑)。
 他に「ダッシュ メカずかん」「たいいん&そうびずかん」などを収録しているが、ミズキ隊員やエリーの写真がどちらも本編におけるコスプレ姿なのはやはり筆者みたいな輩が購入するのを想定してのもの(笑)。
 あと傑作なのが二者択一の「ダッシュ チャレンジクイズ」。「もし怪獣が出たらきみならどうする?」の問いに「さっさと逃げる」と答えたら不正解(爆)。「みんなを助ける」と答えたあなたはDASHに入隊できますよ(笑)。

*10:ウルトラマン』第36話『射つな! アラシ』に登場した怪獣。攻撃すればするほど凶暴になったが、科学特捜隊のQXガンとウルトラマンスペシウム光線のダブル攻撃に敗れた。でも攻撃すればするほど凶暴になるのならそれって変じゃないか? 第1期ウルトラ作品のこうした矛盾はナゼかまったく問題にされない(笑)。

*11:集団宇宙人フック星人が夜中に団地ごと住人と入れ替わって宇宙人居住区にするというアイデアが光る佳作。酔って夜中に帰宅したサラリーマンが妻や子供、近所の住人の誰からも自分のことを「知らない」と云われて困り果てるコミカルな描写や、ウルトラ警備隊が宇宙人居住区に潜入するサスペンスフルな展開が秀逸である。本当にこのころの上原先生はよかったなあ(笑)。

*12:宇宙怪人ササヒラー(小山内の本名・笹平からの引用・笑)がなまけ怪獣ヤメタランスを使って地球人を無気力にしてしまう。泥棒を追いかけるのをやめてしまう警官、結婚式をやめてしまう新婚夫婦、戦いをやめてしまうMAT(マット)などの描写が楽しいが、これほど有効確実な侵略方法を筆者はほかに知らない。
 なお脚本の小山内美江子は『ウルトラQ』では本放映時には内容が難解なために放映がオクラ入りとなった『あけてくれ!』を執筆。のちに『3年B組金八先生』(79年〜・TBS)のメインライターとして活躍している。

*13:第22話は当初の放映予定では第23話『甦れ青春』が組まれており、実相寺監督の2本は第23・24話として連続で放映される予定になっていたが、難解な実相寺作品が二週連続では視聴者が逃げてしまうのでは? なんて判断が働いたためか、『胡蝶の夢』を繰り上げて放映することになったようだ。だったら最初からやめとけよ(笑)。

*14:1965年の円谷プロを舞台にした作品。この中で『ウルトラマン』は円谷プロ製作の架空の物語として扱われていた。特撮監督の円谷英二と本物のウルトラマンが遭遇するさまが描かれているとはいえ、いずれにしてもウルトラマンの宇宙怪獣ベムラーから宇宙恐竜ゼットンに至る戦いがフィクションとして描かれていることにかわりはなく、筆者としてはとても許容できるものではない。

*15:ウルトラセブン』幻の第12話『遊星より愛をこめて』の復権を願って活動を続けている12話会が03年12月29日に発行した『1/49計画Ⅱ 決定版スペル星人大全集』に掲載された視聴者モニター報告書によれば、この第12話で簡略化されたウルトラセブン対吸血宇宙人スペル星人の戦いにはいくつか批判の声があがっている。
 当時東京都世田谷区在住の25才主婦の意見は「ウルトラセブンとスペリオ星人(原文のまま)との争いをシャッター式に何度もカットした場面にしたが、あまり意味はないと思う。むしろ公園の静けさ、平和さをうたったあとだけにスピーディではげしい戦いがあった方が効果が大きかったと思う」というものであった。
 まあ他にも当時東京都中野区在住の39才主婦の意見として「宇宙人が善良なる地球人をだまして血液を奪い採る行為が、なぜ愛をこめてなのか(?)と不思議に思った」という作品のテーマに対する懐疑的な意見や、「今回の撮影は変わっていたが、ぎらぎら光が入ったり画面が止まったり見にくかった。アンヌ隊員(菱見百合子)の大写しの顔が、今回は汚く写っていた」と撮影技法に不満を述べた当時東京都武蔵野市在住の40才主婦の意見もあった。
 また実相寺演出とは特に関連はないが、「大人ばかりの出演より今日のように少年を出演させることで、子供たちの関心を寄せるのに充分効果があると思います」とする当時奈良県大和高田市在住の32才主婦の主張など、女性たちの意見はみなそれぞれ的を射ているように思える。
 そういや『マックス』にもあまり子役出ないねえ……

*16:先述の『フィギュア王』中のインタビューにおいて、実相寺監督は「タイトルは前回が『狙われた街』だったから今回は『狙われない街』にしようと思って(笑)」と語っていたが、ホントにそのまんまになっちゃった(笑)。

*17:69年にソノシートと17cmLPレコードの2種類が発売された。収録内容はA面が『ウルトラセブンの歌』と『怪獣大図鑑』(66年・朝日ソノラマ)添付ソノシートの再録ドラマ『死闘! ガメラ対バルゴン』、B面が『セブン』放映当時に朝日ソノラマから発売されたソノシートの再録である『恐怖の怪獣狩り!』であった。
 だが筆者がドラマ以上に興味を示したのがブックレットに描かれたウルトラセブン対怪獣軍団の迫力あるイラストの数々であった。筆者の初のウルトラ体験は映像作品ではなく、こうした作品の二次的使用物だったのである。
 なおこの当時はモデルの小川ローザが出演する丸善石油CM(車の風圧で小川ローザのミニスカートがめくれ上がるという、セクシーCMの元祖!)のキャッチフレーズ「Oh! モーレツ」が世間を席巻し、「モーレツ」が流行語となっていた。赤塚不二夫原作のアニメ『もーれつア太郎』(69年)が放映されたのもこのころである。

*18:ウルトラセブン』第11話『魔の山へ飛べ』に登場。通常は黄金の竜の姿をしているが、とぐろを巻いて円盤状に変形することもできる。今ならCGで変形するところだが、「ガシャン、ガシャン」との金属音を鳴らして操演で変形するアナクロさも捨てがたいところではある。

*19:ウルトラマン』第26・27話『怪獣殿下』に登場。このときはジョンスン島から大阪万博(70年)に生きた化石として展示するために日本に空輸されてきたが、今回はその設定をアレンジし、フリドリア共和国から過激な環境保護団体によって運ばれてきた。複数の個体が等身大で登場し、その中の1匹が実験で巨大化・凶暴化されるという、ワクワクする設定で描かれていた。

*20:宇宙から東京に落下してきたやたらと体重が重く、寝てばかりいる怪獣。なんとかして宇宙へ追い出そうとする科学特捜隊の珍作戦の数々がコミカルに描かれ、実相寺作品の中ではわりと気楽に観ることができる一編である。

*21:ウルトラマン80(エイティ)』第44話『激ファイト! 80VS(たい)ウルトラセブン』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110226/p1)に登場。暴走族にはねられた少年の怨念が大事にしていたウルトラセブンの人形(当時ポピーから発売されていた『キングザウルスシリーズ』のもの)に乗り移り、巨大化して暴走族に復讐を果たそうとする。

*22:彼女は会社のパソコンで『魔法戦隊マジレンジャー』(05年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060313/p1)の挿入歌である『天空界のやすらぎ』とか『呪文降臨〜マジカル・フォース』を鳴らしながら仕事をしていたりする。筆者とほぼ同世代であるが、少女時代は変身ヒーロー作品はまったく観たことがなかったらしく、5才の息子と観ているうちにすっかりハマってしまったらしい。
 ちなみに彼女はすごく「できる」人間であり、筆者のようなダメサラリーマン的オタクではない。念のため。