假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

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「てれびくん」でメビウス情報ゲット(汗)

 『ウルトラマンメビウス』(06年)も#5まで放映終了。
 ここ10年、15年の『ウルトラマン』作品の中では一番面白い!(個人的には) イイ意味でユルくてベタなんだけれども、同時に適度に凝ってもいて。しかもちゃんと子供に向いている! 
 年甲斐もなくハマっている。思わず、06年4月28日発売の小学館の幼児誌『てれびくん』を25年と2週間ぶりに購入してしまう……(汗〜ホントは26年ぶり・笑)。


 で、もうTVでも、#5にて、青いウルトラマン・“ハンターナイトツルギ”と、#1で死亡したハズの防衛隊GUYS(ガイズ)の前隊長セリザワが登場しちゃったので、書いちゃってイイと思うけど……。


 ホビー誌にもまだ発表されていない、ハンターナイトツルギの人間態が先行発表されている! こりゃまた驚き!


 エッ、あんなオモチャくさい変身道具で、オッサンが変身するのかって? イイじゃねぇかよ! そこはそれ。そーいうもの、そーいう世界観だと思って楽しめ!
 リアルじゃねぇとかツッコむヤツは夢がねぇよ! 子供はあーいう変身アイテム、スキだと思うけどなあ。
 逆にそーいうところに、オモチャくささを入れなかったことが、『ウルトラ』の子供間における長期低落の一因でもあると思うゾ。
 『ウルトラマンガイア』(98年)の好敵手・ウルトラマンアグルの変身ブレスレットも、クルッと羽根というかアンテナが180度回転するけれど、リアリズムで考えれば無意味な(好意的後付けのリクツも可能だけど)、あーいうワンクッションのバカっぽさ(ホメ言葉)。カッコいいと思うけどなあ。


 で、これも、ゴールデンウィーク中に配布が開始された06年9月公開の映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』のチラシのウラ側で明かされて、ネットの一部で話題沸騰中なので(笑)、書いちゃってもイイと思うけど……。
 映画版ポスターの一番上に、横からの姿が映っている新怪獣の名前&設定も、「てれびくん」にて先行発表!


 U(ユー)キラーザウルス!!


 「てれびくん」でのカラー記事のキャプションによると……。


 「究極超獣。昔、エースにほろぼされたヤプール人の怨念があつまって生まれた」


 ……だってサ!!


 こちらも、まだホビー誌でも発表されていない、月面でのUキラーザウルスvsウルトラ4兄弟(初代マン・セブン・ジャック(新マン)・エース!)のカラーグラビアが先行発表!
 「巨大な触手にとらわれたウルトラマンとセブン!!」
 「エースの攻撃にもUキラーザウルスはびくともしない」
 初代マンがチョップしています! セブンがキックしています!
 ついでに、映画の予告編でも公開されたという、還暦前後(笑)のハヤタ・ダン・郷秀樹・北斗星児の変身ポーズの写真も、一挙掲載! ……感涙。この御大(おんたい)連中の変身ポーズの御姿が、21世紀にまた見れるだなんて。
 

 映画版のアラスジについては、映画のチラシのウラ側か、そのスキャナー取込をネットで検索していただくとして(笑)。
 期待と不安があい半ばする設定&ストーリーではあるけれど……。
 監督・小中和哉&脚本・長谷川圭一コンビという、今までのマニア向け書籍やイベントでの発言では、両者ともに第1期ウルトラ至上主義者とおぼしき、第2期&3期ウルトラやウルトラ兄弟の設定に、世代的に思い入れがない御仁が、この企画にたずさわる……というところに、個人的には複雑な気持ちもあるけれど……
 (逆にTVの方のメインライター赤星政尚氏は、今まで第2期&3期『ウルトラ』に好意的な評価や隠れた名作を発掘してきた御仁なので(『ウルトラマン99の謎』(93年・二見文庫。06年9月に大判サイズで再販!・ISBN:4576061488)、とか『新・ウルトラマン大全集』(94年・講談社))、理想的な布陣)。


 今回の映画版は、『ウルトラマンネクサス』(04年)や映画『ULTRAMAN』(04年)の商売的失敗の経験からも、ハズせないだろうから、バンダイ円谷プロやTVの渋谷プロデューサーの意向が相当程度に入っているだろうと勝手に推測(コレは皮肉ではなく、好意的言辞。芸術作品ならぬ商業作品は、個人創作物というより総合芸術なのだから、それくらいでイイと思う)。
 脚本家&監督の個性や嗜好も中和されて、バランスが取れた娯楽編に今度こそ仕上がるんじゃないのかなあ。
 例年、平成ウルトラ映画は、上映時間70分くらいだし(幼児の集中力を考えれば妥当)、レギュラー隊員・先輩ゲスト・昭和宇宙人軍団と、キャラ数も多いから、ヘタっぴぃで中途半端で小賢しい人間ドラマやテーマに走らず、見せ場の連続にするしかないと思うし。
 とにかく、がんばってほしいものです。
 TVと映画の連動は、『ネクサス』では数ヶ月もズレててドーかと思ったけど(笑)、学習したのか、『メビウス』では映画公開の9月前後に、ウルトラ兄弟の共演が開始されるとか。その前に、レオと80(エイティ)がゲスト出演するという話もあるけれど……(ホントかな。ホントだったらうれしいな)。今時のスタッフなら、新米メビウスと先輩ウルトラ戦士の両者に花を持たせてくれると期待してるよ!
 あとは子供たちの間で、それなりに人気が出ることを祈るばかり。
 『てれびくん』にしろ、表紙のメインは『戦隊』で、『ウルトラ』の扱いは小さいしなあ。巻頭ではなく、中綴じカラー記事の扱いだし(汗)。現実は厳しいか?
 いや、『メビウス』の方向性――昭和ウルトラの続編で、昭和怪獣や歴代ウルトラ兄弟が再登場、なおかつ昨今の『戦隊』的に、レギュラーらしき敵の登場に、第三勢力のライバルウルトラマンが登場する展開の矢継ぎ早は、まったくもって90年代00年代の子供番組のあり方として、正しいとも思うけど。あと10年早く、こーいうノリの『ウルトラ』をやっていれば、『ポケモン』の先手を少しでも制しえて、また違っていたことだろうけれども……、それは云っても詮ナイことだナ(笑)。
 同時に26年ぶりに買った(汗)『テレビマガジン』06年6月号によると、次号でウルトラマンメビウス・ニューヒーロー出現! とある。何!?

(了)
(文・T.SATO)


付記:「てれびくん」には、「ウルトラ5つの誓い」と次郎くんの写真も掲載されています。こーいうのはイイね。ただ、復活の昭和怪獣サドラやツインテールの紹介には、同時に新マンとの往年のバトル写真も掲載してほしかったところだけど。それで、どんな技や光線で倒されたかも明記すると……。70年代末期の「てれびくん」ではさんざ旧作ウルトラの情報や写真・情報も紹介していたと思うし、80〜90年代の幼児誌でも、毎号の表紙や付録に歴代ウルトラ・ライダー・戦隊が勢ぞろいしていたと記憶するけど、00年代ではやめちゃったのかな? なぜ? 版権料を作品の年代ごとに払うようになって、高く付くようになったから?(笑) 残念だなぁ。子供の博物学的興味を持続するのに、こーいう旧作情報も必要だと思うのだけれどもなあ。円谷プロは、このへんにも口出しした方がイイと思うゾ。