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ウルトラマンメビウス18話「ウルトラマンの重圧」、20話「総監の伝言」


ウルトラマン80#6「星から来た少年」 〜オオシマ彗星の発見者・大島明男クン登場!
『ウルトラマンメビウス』評 〜全記事見出し一覧


(『ウルトラマンメビウス』〜メビウスブレイブ編(仮称)・短期集中連載!)
(文・久保達也)

ウルトラマンメビウス#18「ウルトラマンの重圧」

(脚本・川上英幸 監督・佐野智樹 特技監督・北浦嗣巳)


 これなんかを見ても、一見勢いだけで乗り切っているように見えて、実はホロリとさせる一面もあるといった作風が、『メビウス』では確立されてきた感がある。


 第16話『宇宙の剣豪』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060928/p1)で登場したオオシマ彗星のB群のダストテールに含まれる、窒素やヘリウムを求めて宇宙大怪獣ベムスターが登場*1、さらに窒素やヘリウムの巣である地球に襲来!


 ベムスターの口であるエネルギーを吸収する腹に目がけて、第17話『誓いのフォーメーション』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061001/p1)で敢行した編隊攻撃フォーメーション・ヤマトを再度敢行するGUYS!
 だがマリナの戦闘機ガンローダーがベムスターの腹に飲みこまれそうになり、これを救うウルトラマンメビウス
 しかし今度はメビウスのパンチが腹の口に吸収されてしまう!
 GUYSが背後からベムスターを攻撃することにより、両手の爪が吹っ飛び、メビウスが助けられる!


 そして口を接着剤で固められたことにより、コンコンと手で叩いて「アレ?」とばかりに首をかしげるベムスター
 リュウが「よく見りゃカワイイ顔してるじゃねえか」と語ったとおり、ホントにベムスターはプリティだ!*2


 「来るべき戦いのとき、必ず必要となる!」とウルトラマンヒカリに託された右腕のナイトブレスをスパークさせ、華麗に新形態・ウルトラマンメビウスブレイブへとパワーアップするメビウス
 空中高くジャンプして超特大の必殺光剣メビュームナイトブレードをベムスターに振り降ろすや、切断面から大きな無限大の輪が広がってベムスターが爆発四散するさまはインパクト絶大だ!


 前話ラストでウルトラマンヒカリが地球を去ったことから、冒頭ではひとりで戦わねばならないとの重圧に余裕をなくして周りの空気が読めなくなり(笑)、ヤル気を出していた防衛組織・GUYS(ガイズ)の隊員たち駆る戦闘機を出し抜いて、接近していたオオシマ彗星B群を破壊したことからリュウを怒らせ、マリナを白けさせたウルトラマンメビウスであったが、対ベムスター戦で助けあったことからまた仲間の一員として暖かく迎えられる。
 結束が固まったあと川岸で一同がくつろぐ中で、「また僕の作戦失敗しちゃったよ〜」と嘆くテッペイの頭を、「この次があるから」といい子いい子とばかりになぜてあげるコノミの描写がなんとも微笑ましく、決して勢いばかりではない爽やかな印象を残している点が秀逸である。


ウルトラマンメビウス#20「総監の伝言」

(脚本・長谷川圭一 監督・小原直樹 特技監督鈴木健二


 凶暴怪獣アーストロン*3が『メビウス』第4話『傷だらけの絆』にも登場した宇宙凶剣怪獣ケルビムの別個体の部下として登場。


 特殊な音波で怪獣を自在に操るハーメルンプロジェクトの実験でマケット怪獣ウインダムが盆踊り(笑)を披露するなど、ギャグ編との印象も強いものの、ケルビムとアーストロンの関係をトリヤマとマルに対比させて描いたこの回は、爆笑の中でサラリーマンの悲哀を描いた、東宝が60年代に「明るく楽しい東宝映画」として放った、クレージーキャッツ主演の『無責任』シリーズを彷彿とさせ、アーストロンとマルの忠実な部下としての姿には涙するものがあった(笑)。

2006.9.27.


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2007年準備号2』(06年10月1日発行)『ウルトラマンメビウス』中盤評より分載抜粋)


[関連記事]

ウルトラマン80#6「星から来た少年」 〜オオシマ彗星の発見者・大島明男クン登場!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100606/p1

*1:この回でベムスターはドキュメントMAT(エム・エー・ティー)に2回、ドキュメントZAT(ズィー・エー・ティー)に1回出現記録があるとされており、ベムスターの登場場面が『帰ってきたウルトラマン』第18話『ウルトラセブン参上!』のライブフィルム使用にすぎなかった第37話『ウルトラマン夕陽に死す』における再登場(再生ベムスター)もちゃんとカウントされているのだ!

*2:最強怪獣とは思えないようなつぶらな瞳、「ぴやぁ、あえ〜ん」という甘えるような声、全身が五角形というか、やっこ凧のようなユーモラスなフォルムなど、可愛らしさに満ちあふれている。アニメの女性キャラには「萌え」を感じない筆者だが、強いて云うなら「ベムスターに萌え〜」である。こちらの方が変態か?(笑)

*3:帰ってきたウルトラマン』第1話『怪獣総進撃』の後半に登場。この回の前半で主人公・郷秀樹は、オイル怪獣タッコングから子供と小犬を守るために命を落としてしまう。その危険を顧みない勇気と自己犠牲の精神に感動した新ウルトラマンが彼に乗り移ったわけであるが、そうなると『メビウス』第1話『運命の出逢い』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060625/p1)でウサギを救出した民間人の若者たちは、皆ウルトラマンと合体する資格があるということになる。いっそのこと防衛隊員たちが全員ウルトラマンに変身してしまう作品をやったらどうか?