ウルトラマンレオ1974 〜『ウルトラマンレオ』私論
『ウルトラマンメビウス』#34「故郷(ふるさと)のない男」 〜レオ客演!
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(ファミ劇で「ザ★ウルトラマンのすべて」(ゲスト・伊武雅刀!……とHP等で告知されてましたが、実際には声優・柴田秀勝氏でしたがイイ内容でした……)が、5/3(日)10:30、深夜5:30、5/5(火)20:00で放映終了!)
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』公開記念
ウルトラヒーロー大集合スペシャル
真夏座 VOICECUL(ボイスカル)
(08年9月5日(金)22:00〜23:00初放送。収録は7月5日(土))
(文・久保達也)
(08年12月執筆)
「百年後の地球はどうなるのか
百年後の日本はどうなるのか
百年後の子供たちはどうなるのか
今、私にできることは何か?
そんな想いから、この真夏座を立ちあげました」
まさにウルトラマンレオの精神をもって、レオことおおとりゲンを演じた真夏竜が立ちあげた「真夏座」の公演の模様をファミリー劇場が08年9〜10月に1時間番組で放送したが、合間にファンが選んだ『レオ』エピソードベスト5が発表された!
・第5位:第22話『レオ兄弟対怪獣兄弟』
・第4位:第40話『恐怖の円盤生物シリーズ! MAC全滅! 円盤は生物だった!』、第4話『男と男の誓い』
・第3位:第10話『かなしみのさすらい怪獣』、第38話『決闘! レオ兄弟対ウルトラ兄弟』
・第2位:第1話『セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!』
・第1位:第39話『レオ兄弟ウルトラ兄弟 勝利の時』
う〜ん、これだけイベント編が大挙ランクインするとは!
第29話『日本名作民話シリーズ! 運命の再会! ダンとアンヌ 狐がくれた子より』とか、第37話『飛べ! レオ兄弟 宇宙基地を救え!』とか、第38話『怪奇! 悪魔のすむ鏡』とか、『恐怖の円盤生物シリーズ!』などの人間ドラマ編がもっと入るかと思ったが、特撮ファンも一回転して成熟したと云うべきなのか、それとも元々『レオ』ファンにはこうした嗜好の持ち主が揃っているのか? まあ順当な結果ではある。
第22話について触れた女性ファンが、
「(レオの弟)アストラは必ず両手で握手をします。そんなアストラがとても好きです!」
と語っていたのは目からウロコ! 女性ならではの視点であり、正直筆者はこれまで気づかなかった点だ(汗)。
第40話について、真夏自身が
「嬉しそうにご飯食べて、すごい薄情じゃないですか」
と、一部のマニアの感想の影響かAパートとBパートの雰囲気の落差の激しさに触れていたのは思わず笑ってしまった。
が、逆にあそこまで変えてしまうからこそドラマチックになって、美山家の平和な台所の朝食シーンから始まるBパートも際立つのだし、『レオ』第4クール目を映像的にも象徴するシーンともなるスタッフの強い決意の証しでもあり、改めてすごいと思えてくる!
また男性ファンのひとりが、
「誕生日が命日になってしまう松木隊員がいちばん不憫。自分にとっては松木隊員がベストヒロイン」
と会場に来ていた藍とも子(『メカゴジラの逆襲』(75年・東宝)にもヒロインで出演)にラブコールを送っていたが、彼女もいまだに「アイドル顔」を保っているのがすごい! MACの女性隊員ってやっぱええぞ(笑)。
第4話といえば、やはり滝の流れを切る特訓が印象的だが、真夏が
「滝を切ったことのある人〜」
と会場に呼びかけるや、「ハ〜イ」と手を挙げた者が何名か存在したことに思わず絶句(笑)。なんせ真夏が撮影が終了し、滝壺の上から「あがって来〜い」と云われても、2月の寒冷下の撮影で脚の神経が麻痺してあがれなかったというのに……
「滝は切れませんよ〜」
との真夏の発言には実感がこもっていたが、それを命じたモロボシ・ダン隊長=森次晃嗣自身、『ウルトラマンレオ1974』(ASIN:B001BKLCVO)付属のDVD『ウルトラマンレオ TIME−SLIP FILE ―映像&音声コレクション―』において、
「滝を切れったってそんなもん切れるわけないんだから」
と無責任な発言をしているくらいだから(笑)。
それにしても、民話語りの中で自在に声色を変化させて熱演する真夏の姿には強く心に響くものがある。そういえば、真夏は近年でもTVアニメの声優やBS・CSの旅番組のナレーションの仕事も務めていた。
氏の中には今でもおおとりゲン=ウルトラマンレオの精神が生き続けている。「真夏座」の今後の活動に注目したい(静岡に来ないかなあ。白川・松木両隊員をぜひ連れてきて!)。
番外編・『勝手にウルトラ情報局』08年12月号
『ウルトラマンメビウス』(06年)でGUYS(ガイズ。『メビウス』で活躍する防衛チーム)のアマガイ・コノミ隊員を演じていた平田弥里(ひらた・みさと)が、DVD『Love Me SweeT』(フォーサイド・ドット・コム・ASIN:B001GMTC8C)発売を最後に、芸能活動休止を宣言してしまった。
これで『メビウス』の続編がつくられたとしても、オリジナル隊員の勢揃いは不可能になってしまった。だから映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』(08年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101223/p1)にGUYSを出しておけばよかったのだ。いまさら後悔しても遅いのだ!(怒)
まあ、数年間の充電期間を経て復帰、なんてことはよくあるから、それを期待するしかないだろう。ちなみに彼女は79年2月27日生まれであり、09年で30歳とか。確かに微妙な年齢ではある……
(編:芸能プロダクションを経由しないで、直接に仕事を依頼をすればよいだけで、きっと彼女はコノミ隊員役の依頼を断ることはないでしょう!? アニメの世界だと、30過ぎのアイドル声優(笑)も今やチョコチョコいるし)
(後日編註:なんと! この09年GW(ゴールデンウィーク)にも、『ウルトラマンプレミアステージ3』に平田弥里ちゃんが出演! 3年連続出演の快挙! 今回はコノミ隊員役ではないですが・笑)
……つづきの『真夏座VOICECUL第二幕』(1ヶ月遅れの08年10〜11月放映の1時間番組)レポートは同人誌で!!(汗)
(本年09年12月発行『假面特攻隊2010年号』掲載予定!)
……と云いたかったところですが、この09年4〜5月に、ファミリー劇場で『第一幕』『第二幕』ともに再放送されています。