(2025年7月6日(日)UP)
『ウルトラマンオーブ』最終回 ~田口清隆監督の特撮で魅せる最終回・ジャグラス改心の是非・『オーブ』総括!
『ウルトラファイトオーブ』完結 ~『オーブ』・『ジード』・昭和・平成の結節点でもある年代記的な物語!
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『ウルトラマンオーブ』序盤合評 ~変身道具のギミックを愉快な決めゼリフとともに見せ、変身直後に名乗りまで上げることでの達成!
『ウルトラマンオーブ』序盤合評1 ~変身道具のギミックを愉快な決めゼリフとともに見せ、変身直後に名乗りまで上げることでの達成!
(文・T.SATO)
(2016年7月脱稿)
昭和や平成の時代の先輩ウルトラ戦士の絵姿が描かれたカード2枚を1組にして、変身アイテムにて順次、読み込みして、2大先輩ウルトラマンの特性をそなえた最新ウルトラマンへとタイプチェンジ!
しかもそれが1組ではなく、最低3組はあるという!
●初代ウルトラマンとウルトラマンティガの組み合わせ!
●ウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスの組み合わせ!
●ウルトラマンジャックとウルトラマンゼロの組み合わせ!
2010年代の子供番組として、こうした玩具性を高める試みに、個人的には異存はない。どころか肯定的であったりもする。
ぶっちゃけ、先輩ヒーローのパワーをカードから召喚して戦った、平成仮面ライダーシリーズ10作記念の『仮面ライダーディケイド』(09年)やスーパー戦隊シリーズ35作記念の『海賊戦隊ゴーカイジャー』(11年)。あるいは、2種のメモリのパワーで左右の半身のカラーを変えていく『仮面ライダーW(ダブル)』(09年)、3種のメダルのパワーで形態を変えていく『仮面ライダー000(オーズ)』(10年)、4種のスイッチ側部分で形態を変えていく『仮面ライダーフォーゼ』(11年)などを、ウルトラシリーズに援用したワケなのだが、それの何が悪い!?(笑)
そのうえで云う。昨年度の『ウルトラマンX(エックス)』(15年)では数話に1回、歴代の平成ウルトラマンたちを次々とゲスト出演させることで、新旧ウルトラヒーローの共闘を描いて視聴者をワクワクさせてくれていた。
なんとはなしに、今年はそれらの趣向がなさそうな予感がしているのだが……。
本作はウルトラシリーズ50周年記念作品でもあったのに、それだとモッタイないよなぁ~。たとえ二番煎じになろうが、本作では平成のみならず昭和のウルトラマンも含めての先輩ウルトラ戦士や、昨年度のウルトラマンエックスが「世界観」という「次元の壁」を突破して、ウルトラマンオーブとも共闘してほしいものなのだけれども……。
ウルトラマンエックスが怪獣攻撃隊の宇宙人隊員の超科学にて忠実に再現してみせたウルトラマンゼロの鎧(よろい)を身にまとうことができていたように、変身アイテムでウルトラマンエックスのカードをリードして、ウルトラマンオーブもエックスのゴテゴテとした鎧を身にまとってほしいのだけれども!(笑)
ごくこく個人的なことを云うのならば、一昨年度の『ウルトラマンギンガS(エス)』(14年)で、ウルトラマンギンガが「ウルトラマンギンガ・ストリウム」へと強化変身して、昭和のウルトラ6兄弟おのおのの必殺光線を使えるようになったり、同じく『ギンガS』における2人目のウルトラマンことウルトラマンビクトリーの右腕が怪獣のそれやシッポやミサイルランチャーと化したりしたことでのビジュアル・インパクトと比すれば、ややイマ半のインパクトではあったやもしれない。
しかし、70年代前半の変身ブームで産湯をつかった老害ロートル世代としては、往年の7段変身までする特撮変身ヒーロー『愛の戦士レインボーマン』(72年)がシリーズ後半において、基本形態のままでも他の2種の化身(タイプチェンジ)の力を「合体の術」で使えるようになったことのような、カッチョよくて超ワクワクさせられたシークエンスが想起されてくるのでもあった。
現今の、いや普遍的に、子供たちも、こーいった往年の「合体の術」的なヒーローの万能性・属性付加といったものはスキであろうとも思うので、個人的には今回の趣向は大いに好意的に捉えている。
「ウルトラマンさん! ……ティガさん!」
オイオイオイ。先輩ウルトラマンたちに「さん」付けかよ!? と半分笑ってしまうこのセリフ。コレも、昭和の第2期ウルトラシリーズや『ウルトラマンメビウス』(06年)のように、最新ヒーローが登場する度に、それは弟であり若者でありルーキー(新人)でもあり未熟でもあったパターンや、あるいは、そういった新ヒーローは永遠の弟分になってしまうことでの差別化でもあったのか、先輩ヒーローの姿にも変身可能でその先輩の特殊能力までをも発揮ができてしまえる『仮面ライダーディケイド』と『海賊戦隊ゴーカイジャー』といった、その先輩ヒーローたちに対してすら「タメ口」をきいてしまえる「オレさま主人公」のパターンとも異なる、第3のパターンとしての人物造形といったところであろうか!?(笑)
見た目として「不敵」で「不遜」なフリーの風来坊ではあったのに、「礼儀」はわきまえてもいる。どころか、先輩ヒーローたちに対しては腰が低い!――先輩といっても、絵柄のカードがお相手であるのに(笑)―― それが「根はイイ奴なのであろう」といった、独特のキャラクター付け、プラス「おかしみ」としても機能しているのだ。
「オレの名はオーブ! ……闇を照らして、悪を討つ!!」
このあたりの登場時の「名乗り」にまで至ってくると、もうスタッフたちの悪ノリですらあって(ホメ言葉・笑)、1990年代までの特撮マニア間での「シリアス至上主義」の時代であれば、ブーイング必至で「堕落」の象徴として捉えられたに違いないとも思うのだ。
しかし、筆者の狭い見聞では、こういった時代劇・劇画チックな名乗りに対する大きな反発を目にすることはなかった。むしろ今の時代は、こういった要素にダメ出しするヤツらの方が「中二病」だとバカにされそうですらある。ホントウに時代は変わったものである……(個人的には、イイ方向に変わったと私見するのだ・笑)。
てゆーか、ヒーローの未知なる「神秘性」は減じてしまっても、この「啖呵(たんか)を切ってみせるセリフ」で、「ヒーロー性」や「勧善懲悪劇」としてのメリハリはむしろ高まってもいるのだ!
作り手はおそらくそこまで意識はしていないのやもしれない。バンダイから出向してきたプロデューサーのオーダー(注文)などでイヤイヤやっているのやもしれない(汗)。イヤイヤではなくても、それまでのシリーズ作品との差別化や、その場のノリやネタでやっているだけなのやもしれない。
しかし、こういったイイ意味でバカっぽい軽妙さも、個人的には好印象でもあって、現今のウルトラシリーズにこそ、こういった要素が必要なのだとも思うのだ。
各話のゲスト怪獣たちも、「風」だの「土」だの「火」だの「水」だのと、その「属性」「特性」を明瞭にしているところも好感度大なのであった。
各話の怪獣たちの能力や特性などには本質的には関心なぞなくて、悪い意味で人間ドラマや社会派テーマをヤリたがってしまうような、マニア上がりが作り手たちの世代になってからの作品群については、そのあたりがウルトラシリーズのイイ意味でのチャイルディッシュな要素や楽しさを減じさせてしまっていたとも思うからなのだ。
本作『オーブ』については、各話のゲスト怪獣たちに、「怪獣カードの販促(販売促進)」といった目的がありきではあっても、それがイイ意味でのノルマとなって、各話の怪獣の特性をも活かした作劇や描写が強調されている。
そして、それらの特性をもとにした怪獣たちによる「被害」を、そしてそれに対する「対処策」を描くかたちで、物語を構築していっているところもイイのだ。
このあたりは、世評は高かったものの、1990年代中後盤の平成ウルトラ3部作の時代であれば、「ウルトラはただの怪獣ものじゃない!」「人間ドラマ(笑)でもあるのだ!」なぞといった論法が主流の風潮であったために、怪獣の特徴描写がないがしろにされてきた、といった個人的な恨みもあって(笑)。
ただし、怪獣攻撃隊の超兵器がほぼ登場しないというのは……。ダメだとは云わないけれども、コレは昨年度の『ウルトラマンX』の超兵器玩具が売れなかった……ということであろうか?(汗) ウ~ム。やっぱり防衛隊も合体巨大ロボットを装備しようヨ(笑)。
……とココまでホメてきたけれど、個人的には前2作の『ウルトラマンギンガS』『ウルトラマンX』と比すると、画面的・映像的・色彩的にはやや華やかさに欠けるようにも思っているのでありました(汗)。
『ウルトラマンオーブ』序盤合評2 ~フュージョンアップ・ファイト!
(文・J.SATAKE)
「ウルトラマンさん! ティガさん! 光の力、お借りします!!」
謎の風来坊・クレナイガイが変身アイテム・オーブリングにカードをスキャン!
すると、偉大なるすべてのウルトラマンのオリジンこと初代ウルトラマンと、平成時代の基盤となったウルトラマンティガ、ふたりのパワーを宿すフュージョンアップを経ることで新たなヒーロー=ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンが誕生する!
ご承知のとおり、スペシウムは初代ウルトラマンの必殺光線、ゼペリオンはティガの必殺光線の名前であり、そこから引用されたネーミングだ。
「俺の名はオーブ! 闇を照らして、悪を討つ!!」
ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンオーブ』(16)は、歴代作品のリスペクト・オマージュを込めた世界観と映像演出を大切にしながらも、玩具前提ではあっても、現代流の変身システムと怪獣の力やその成り立ちをしっかりと構築しようと腐心している。そこに注目して、本作のディテールを解題していこう。
リング状の胸のカラータイマーのデザインが、ウルトラマンとしては斬新なオーブ。
そしてオーブへの変身は、ふたりの歴代ウルトラマンの姿・能力を融合させるのが注目ポイントだ。
カードをスキャンすると、掛け声とともにウルトラヒーローがガイの左右に登場! ヒーロービジュアルを提示して、オーブに力を統合させる様子をより印象付ける映像演出だ。
スペシウムゼペリオンは、全身のラインはティガを踏襲。頭頂部には胸プロテクターのデザインを配置!――赤の配色を減らし黒を差し込むことで他のタイプにも配慮しているのが解る――
第1話に登場した風ノ魔王獣・マガバッサーとの対戦では、パワー重視のバトル時に赤のラインが発光! スピードバトルでは紫のラインが発光して、ティガの特徴であるタイプチェンジによる戦術対応をアピールする。
オーブが放ったウルトラマンの必殺技のひとつ・八つ裂き光輪が、マガバッサーにかわされると、素早く移動! 光輪の軌道を上空に変えて翼に見事ヒットさせる!
オーブが光輪の軌道変更直後にジャンプ! 追跡するアングルからマガバッサーを捉えて、空中格闘に持ち込み地面に叩きつけるまでを、視点が動きながらワンカットで見せるバトルはアクティブ&エキサイティング!!
右腕を高く掲げると巨大な光の輪が発生! 左腕を水平に広げることで輪と十字が重なって、その中心で腕を組むオーブ! 最強の必殺技・スペリオン光線の一閃がマガバッサーを撃退する一連のシーンは実にカッコいい!
スペリオン光線のネーミングは、もちろん初代マンのスペシウム光線とティガのゼペリオン光線の合成だ。
「タロウさん! メビウスさん! 熱いやつ、頼みます!!」
「フュージョンアップ! バーンマイト!!」
「紅(くれない)に燃えるぜ!!」
ウルトラマンオーブ バーンマイトは、ウルトラマンタロウと彼から指導を受けたウルトラマンメビウスのふたりが融合!
タロウの特徴ではあるも、むかしはオタク第1世代のマニアから邪道として猛烈に批判されたものであった側頭部の巨大なツノと、メビウスの強化形態・バーニングブレイブのボディラインデザインを取り入れた真紅の戦士だ!
今どき反発もないとは思うが、子供たちに絶大なインパクトを誇ったタロウの両ヅノのようなバーンマイトの両ヅノのデザインを、子供番組のヒーローには相応しいものとして、個人的には積極的に肯定したい。
バーンはメビウスの強化形態・バーニングブレイブ、マイトはタロウの必殺技・ウルトラダイナマイトで、そこから引用されたネーミングだ。
水ノ魔王獣・マガジャッパに対して、炎を宿した拳を繰り出すバーンマイト!
さらに、足にも炎を灯してスライディングキックを見舞う!!――しかしこの足が炎になるキック技は、タロウやメビウスというより『ウルトラマンメビウス』(06)本編でウルトラマンレオとの邂逅によって開眼した、というイメージが強いような?――
バーンマイトの最強必殺技は、『メビウス』本編でタロウからメビウスへと受け継がれた危険な大ワザ! 全身に炎のエネルギーを充満させて怪獣と激突! その身もろとも大爆発を起こすことで撃滅させるストビュームダイナマイトだ!
タロウの必殺技・ストリウム光線と、メビウスのメビュームダイナマイトを掛け合わせたネーミングで、タイプチェンジ名のみならず技名でも2大ヒーローの力が融合したものであることを強調する。
魔王獣を撃退すると、光とともに現れるカード。そこには歴代ウルトラマンの絵姿が! 魔王獣は先輩ウルトラマンたちの力で封印されていたのだ……!
その戒(いまし)めを破るものこそ、謎の男・ジャグラスジャグラー!
オーブリングと同型のアイテムで怪獣のカードをスキャンしてパワーを送り、次々と魔王獣を復活させる彼。人類社会の破滅はもちろんだが、それ以上にガイを苦しめることに喜びを見いだす言動を続けるジャグラーの正体とは?!
それを指し示すのが、第1話アバンタイトルで展開された、2大ウルトラマンとのフュージョンを果たしていないオリジナルのウルトラマンオーブと光ノ魔王獣マガゼットンによる戦いが引き起こした悲劇!
オーブを見つめる少女の死と、その怒りから放った一撃が原因で、広大な森林一帯を焦土としてしまったガイ!
こうした心の傷をエグるように、先輩ウルトラマンの力を借りている変身を「不甲斐ない」とガイをなじるジャグラー。本作では、オーブ自身のウルトラ戦士としての資質を強く問われる展開もあるのかもしれない。
防衛隊ではなく民間組織を主とした人間側のキャラクター
人間側のキャラクターは、不可思議現象や未確認生物の追跡調査情報をウェブサイトに上げることで生計を立てようと奮闘する三人組「SSP」(=サムシング サーチ ピープル)の面々がメインだ。
旺盛な探求心からSSPを立ち上げながらも、サイトの運営や研究機材などで膨らむ費用と滞納した家賃のために、バイトに明け暮れなければならないキャップ・夢野ナオミ。しかし、その重圧にも負けない明るいバイタリティを持つヒロインだ。
行動力とフットワークの軽さは満点! しかし、おしゃべりが災いして、実況がウザいと散々な評価の早見ジェッタ。
日用品を使っての新発明開発から気象観測・古文書解読まで! その頭脳でSSPを支える松戸シン。
事件に巻き込まれ、首を突っ込む人物がいることで、物語に幅を持たせる。
マガバッサーの竜巻に飲み込まれ、土ノ魔王獣マガグランドキングの地盤沈下を警告するも予測が外れて、水ノ魔王獣マガジャッパの実にクッサい水! には「ショウガ」と「消臭剤アーマー?!」など、我が身を危険に晒して対抗する。その一所懸命さがあればこそ、真剣さと笑いも生まれる。
防衛組織ではない彼らは当然、コメディリリーフとしての役割が大きい。しかしそれだけではなく、ウルトラマンを支える役も担うのであろう。
そして第3話でジェッタが語ったように、一般人の目線から魔王獣の情報をより早く広く発信することで、多くの人々に知らしめて避難行動を早めることができるのではないか? といった主張は、危険であり迷惑ともなりうる危険地帯での取材という、ツッコミどころ満載の「リアル」というより「ドラマチック」な行為を、イジワルもとい正論(笑)でもって批判してくる野暮なマニア諸氏に対して、先回りしてエクスキューズしておくといった作劇であり、これもまた現在の作品ならではだろう。
ウルトラシリーズの元祖『ウルトラQ』(66)の新聞記者の時代から幾星霜を経て、無料動画配信サイトで自身が撮影した動画を配信する「ユーチューバー」が認知される昨今では、個人でも様々な情報を世界に発信できる。こうした技術も人がうまく使えば社会をよりよくできることの証左となろう。
ナオミには叔父・渋川一徹がいた。姪の探求熱心な性格を理解しつつも、SSPの活動が危険だと注意する彼こそ、超常現象に対処する防衛組織・VTL=Versatile Tactical Lerderこと「ビートル隊」に所属していたのだ!
多用途VTOL機・ゼットビートルや、光線銃・スーパーガンリボルバーなどの装備は、初代『ウルトラマン』(66)の科学特捜隊の装備に酷似しているものの、今のところ画面に登場しているのは、一徹ひとりだけである。
マガジャッパの「クッサい水事件」の原因を究明できずニ、SSPに協力を求めるところを見るかぎり、もちろん作劇の都合としては、あくまでも「サブ」としての存在である防衛組織よりも「メイン」のキャラたちの民間組織・SSPに華を持たせて立たせるためではあるのだが、マニア的に好意的に深読みしてあげれば、ビートル隊自体の方もまだまだ発展途上の組織であるとも解釈できる。
一徹を演じるのは柳沢慎吾氏! ビートル隊の通信機を使うシーンを見ると、筆者のようなロートル世代であれば、氏の80年代からの持ちネタである「タバコのセロファンを利用した警察無線モノマネ!」が思い浮かんでしまうほどに、コミカルなイメージがついている。子供たちにはどう映っているのであろうか?
本作では防衛組織にウエイトを置かないのであれば、こうしたキャラシフトも認めるところなのだが。ウインクからのサムズアップや「あばよ!!」など慎吾ちゃんのお茶目っぷりを発揮してコメディシーンを盛り上げてほしい!
ここ数年の玩具展開と、本作における玩具の新趣向!
製作スタッフ陣は前作『ウルトラマンX(エックス)』(15)からの継続のようである。製作環境が厳しいなかでも安定して特撮作品をつくる場が継続されることは、ファンとしては喜ばしいかぎりだ。
東映特撮作品が手を抜いているというわけでは決してないのだが、巨大な怪獣とヒーローが現実世界に現れたら……という観点から、人の手からなるアナログの魅力=精密なミニチュアセットと、最新の技術による魅力=デジタル合成を組み合わせた「特撮映像」をしっかりと見せる作品は『ウルトラマン』シリーズ最大の魅力だろう。
そして、近年のウルトラマンの変身パターンも変化してきた。
●『ウルトラマンギンガ』(13)では、ソフビ人形・スパークドールズとなったウルトラマンたちの身体を借りた変身!
●『ウルトラマンギンガS(エス)』(14)は、さまざまなウルトラマンの光線技を使える強化形態・ウルトラマンギンガ ストリウムと、怪獣たちの腕や尻尾などの部位を右腕に宿すことができるウルトラマンビクトリー! さらにこのふたりが融合=フュージョンしたウルトラマンギンガビクトリーの登場!
●前作『ウルトラマンX』では、データカードとなった怪獣やゲストウルトラマンたちの能力を、エックスが鎧や武器に変換して装着!!
パワーアップのビジュアルを「タイプチェンジ」というかたちで示すのが定番となった現在、本作では「フュージョンアップ」をウリにすることになったわけだ。
本編に登場する以外のフュージョンタイプが、アーケードゲーム「データカードダス ウルトラマン フュージョンファイト!」でも展開している。
●ウルトラマンティガ スカイタイプ & ウルトラマンマックス = 「ウルトラマンオーブ スカイダッシュマックス」
●ウルトラマンガイア V2 & ウルトラマンビクトリー = 「ウルトラマンオーブ フォトンビクトリー」
●ウルトラマンコスモス ルナモード & ウルトラマンエックス = 「ウルトラマンオーブ フルムーンザナディウム」
●ウルトラマンギンガ & ウルトラマンエックス = 『ウルトラマンオーブ ライトニングアタッカー」
公開されたのはまだ「一枚画」だけだが、この組み合わせならばこんなバトルスタイルかな?……などと妄想がふくらむ良いデザインとなっている。すべてのスーツが立体化されるのは番組の予算的に難しいであろうが、新しい変身システムを周知させる一助にはなるであろう。
『ギンガ』から採用されていた、ウルトラヒーローや怪獣のソフトビニールフィギュア(人形)に「データマーク」を搭載する「ライブサイン」システムは終了。これに合わせるように、ソフビの価格が500円から600円に上昇した。
ウルトラマンシリーズの主力商品として展開してきたソフビフィギュア。しかし時代の流れで、箱入りパッケージの撤廃、フィギュア本体のダウンサイジングによる塗装の省略など、大きく様変わりしている。マニアとしてはいろいろと言いたいこともあるのだが、「手軽に」子供たちに買い与えることのできるウルトラヒーローのアイテムとして、メーカーには是非とも商品展開を継続していただきたいものだ。
『ウルトラマンオーブ』 ~細部に対する賛否
メイン監督である田口清隆氏。前作『エックス』からさらにウルトラマンシリーズを押し進めるべく挑戦している本作品を牽引している。魅力的な特撮シーンを創造しつつ、
●怪獣のシルエットを使った、各話のタイトルバック
●印象的なエフェクトカットの再現と、効果音の採用
●歴代ウルトラシリーズの「サブタイトル」をキーワードとして台詞に織り込む
●ヒロイン=ナオミを間においた、ガイとジャグラーの因縁のドラマ
などの細部も作り込んでいて、作品を楽しませる引き立て役として機能してくれる。
しかし、コメディパートは視聴者の千差万別である笑いのツボを突くのが難しい。オーブが人間態に変身した姿であり、「風来坊」キャラであるガイの初登場が、クール宅急便のような小型冷凍車の中でハーモニカを吹きながら、というのはどうなのよ?!
まぁ、証明写真機の中での変身を撮られてあわてて写真を取りに戻ったり、子供にラムネを開けてあげたり――ちょっと失敗して溢れさせちゃったのは偶然のラッキーカットだが(笑)―― 実は「銭湯」好きのガイが、湯船ではしゃぐジェッタとシンを一喝したりと、慣れてくれば楽しめそうなカタチなので筆者個人は認めたい。
しかし、SSPのドタバタぶりがウザい、スベってると思われる方もいるかもしれない。シリーズ後半に向けての彼らの存在・行動が作品中での希望になると思うので、暖かい目で見守ってもらいたいものだ。
長大なウルトラシリーズの歴史を紹介する総集編番組シリーズ『ウルトラマン列伝』(11)から続く『新ウルトラマン列伝』(13)を終了させて、ついに『列伝』内の番組ではなく、新作『ウルトラマン』番組として一本立ちにさせた本作『ウルトラマンオーブ』。
番組編成としてはある意味、背水の陣だともとれるわけで、確固たる成績を残さなければならない宿命を課せられた、ともいえるだろう――まぁ、『オーブ』2クール放映後の後番組はしれっと『列伝』をリニューアルするのかもしれないが(笑)――。
伝統をしっかりと受け継ぎながら、新たなる挑戦を続ける『ウルトラマンオーブ』の活躍とスタッフの頑張りに注目していきたい。
『ウルトラマンオーブ』序盤合評3 ~好感持てるスタートの『ウルトラマンオーブ』
(文・中村達彦)
『ウルトラQ』『ウルトラマン』誕生から半世紀の2016年。春の『ウルトラマンX』劇場版がそれに相応しい出来映えで飾ってくれたが、『ウルトラマンオーブ』も相応しい出来映えのスタートを感じた。実は『ウルトラマンX』(2015年)を2年目も続けてほしかったが、『ウルトラマンオーブ』も始まってみると面白い。
メインスタッフは続投している。田口清隆監督は、各雑誌で特撮への思い入れや『ウルトラマンオーブ』への抱負を熱く語ってくれていた。
ウルトラマンオーブが歴代のウルトラ戦士と合体する設定は、『仮面ライダーディケイド』(2009年)や『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)に重なるために、放送前は苦い顔をしていた。しかし主人公・クレナイガイが歴代ウルトラマンを「さん付け」で呼び、敬意を表わしているところから「悪くないな」と受け入れている。
防衛隊ではなく市井(しせい)の超常現象調査チームが事件に臨(のぞ)むという、今までのウルトラシリーズのストーリーフォーマットと一線を画した流れ。維持をするのがやっとの怪奇現象サイト・SSP。メジャーになることを夢見つつも、真実を追い求める姿勢に加え、第3話「怪獣水域」では早く怪獣出現の報が伝えることで被害を減らせると訴えており、好感が持てた。
一方、ガイは、第2話「土塊(つちくれ)の魔王」で子供にラムネの開け方を教えてあげた目線は優しい。演じる石黒英雄は『仮面ライダー電王』(2007年)でラスボスの青年・カイを演じた以外にも、多くのドラマに出演した芸暦10年のベテランで、掃除本も出しているのだとか。今までのウルトラシリーズは新人を主人公に起用していた経緯とは異なる。
なお、SSPメンバーの早見ジェッタ役は、『特命戦隊ゴーバスターズ』(2012年)でレギュラーのオペレーター・森下トオルを演じた高橋直人と知って驚いた。
新怪獣が続々と出現する。
第1話「夕陽の風来坊」では、空に逃げる怪獣マガバッサーをオーブから放たれた光輪が追尾して切り裂く!
第2話の怪獣マガグランドキングとの迫力ある市中のビーム戦!
第3話の怪獣マガジャッパへトドメを刺した、熱気伝わるストビュームダイナマイト!
強いウルトラマンを見せる迫力ある特撮カットが相次ぐ。
また、マガグランドキングにビルが沈められたことで、夕焼けが見えるようになったとか、マガジャッパの体臭が人々を苦しめるといった、怪獣の存在が人々に影響を与えるさまを具体的に見せているのにも注目だ。
第4話「真夏の空に火の用心」では、ウルトラマンオーブが怪獣マガパンドンに緒戦(しょせん)で敗退し、再戦で勝利をつかむ流れだが、ガイがSSP内で交した会話から、敵怪獣攻略のヒントをつかむのがうまい。
同話では、ジェッタとシンが、オーブの正体がガイと思うも、「質量保存の法則」からそれはない(巨大化はない)と否定する科学的な会話もあった(笑)。一方、ガイが変身しようとして、同時に「はずれ」と書かれたアイスの棒を手にして、慌てるギャグがあって笑った。初代『ウルトラマン』(1966年)第35話のスプーンねたを意識したのだろう。あと、ガイを看病しつつ、持ち物をチェックしたときに、変身アイテム・オーブリングに気がつかなかったのか?(気付いても、単なるオモチャだと思ったとか?・笑)
筆者の友人からも、子供たちに悪影響を与えないように、さりげなく気遣っている描写があったとの指摘があった。
第1話でガイがトラックに無賃乗車しているが、具体的に乗り込むシーンを見せなかったこと。第2話でナオミがティッシュ配りで転んだとき、通行人がティッシュを踏まないようにしていたこととか。第4話ラストでも、ガイが世話になったお礼の手紙とつまみ食いしたアイスのお金を残していくところなどにも、スタッフの心配りを感じる。
オーブの出自、敵対する謎の青年・ジャグラスの正体など、気になる部分も含めて、いろいろ楽しませてくれそうだ。ヒロイン兼キャップの夢野ナオミも、お色気担当で楽しませてくれるが、ガイとは結ばれない恋に落ちるのかが気になる。ガイにはかつて恋人(?)がいたようなので……。
第4話で、防衛チームのビートル隊も登場し、顔見せ程度とはいえ活躍してくれた。口うるさいが勇敢で優しい渋川隊長。演じる柳沢慎吾は、得意な刑事コントも劇中で披露して楽しませてくれるが、やはり十八番の決め台詞「良い夢見ろよ! あばよ!!」も劇中でそのうちに……。
氏は往年の『ウルトラマングレート』(1990年)でもチャールズ・モーガン隊員の吹き替えを担当したが、同作の第10話「異星人狂奏曲(エイリアン ラプソディ)」でもこの決め台詞をぜひ言ってもらいたかったものだ(笑)。
『ウルトラマンオーブ』序盤合評4 ~『ウルトラマンオーブ』第3話「怪獣水域」
(文・くらげ)
『新ウルトラマン列伝』(11年~)の1コーナー扱いだった『ウルトラマンギンガ』(13年)~『ウルトラマンX(エックス)』(15年)から、めでたくタイトルロールに復活の『ウルトラマンオーブ』(16年)。
今回は第3話の「怪獣水域」を観られたので、感想を書いてみます。一話だけで作品の感想を書くのも乱暴ですが、ご容赦ください。
筆者が観たのは、水源にいすわって水を臭くする“マガジャッパ”を退治する話でした。悪臭を放って水源を汚染する怪獣の被害が、どちらかといえばユーモラスに描かれます。銭湯が臭くて入れなくなるとか、オーブが臭さで悶絶するとか。
実際にも、水が汚染されたら一番困るのは飲料水ですが、そういう死活に関わる被害は描かれません。つまり、マガジャッパをそこまで凶悪な怪獣としては描いてないんですね。それなのにオーブは、フォーマットどおりに先輩ウルトラマンの力でパワーアップして怪獣を粉々に吹き飛ばす。そこに違和感を感じました。
ウルトラマンってもう少し慈悲深い存在だと思うんですよね。深刻な被害をもたらす侵略者には容赦ないが、寝てばかりいる怪獣ガヴァドンや帰郷を望むだけの怪獣シーボーズにはトドメを刺さない。強大な力を持つゆえに慈悲深い。まぁそうじゃないウルトラマンもいますけど。
逆に、怪獣を完膚なきまでに殺戮してカタルシスを与えたいなら、怪獣側を徹底して凶悪な存在に描くべきで、そう見えないのは明らかに脚本の欠陥です。「怪獣が臭いから殺す」ってホームレス狩りのDQN(ドキュン。不良少年)みたいな論理で、こういうウルトラを見て育った子供から「障害者は殺すべき」みたいなバカが出てくるんじゃないでしょうか。
ウルトラマンオーブの能力は先輩ウルトラマン2人の力でのフォームチェンジですが、どうにもチートっぽい能力です。大したピンチにも立たされないうちから、さっさと先輩の力を借りてチート技で殺戮するオーブを、子供は素直に応援するのかなと。
自分の力じゃ勝てない強敵だから、先輩ウルトラマンの力を借りて戦う、というプロセスをちゃんと見せないとダメだと思います。生きるために暴れているだけの怪獣を、大した強敵でもないのに次々フォームチェンジして過剰な力で殺戮というのはどうにも不快なんですよ。
まぁ、これは子供番組の宿命で、オモチャを売るためにインフレ化するパワーアップアイテムに、物語上でどう必然性を与えるかという課題でもあるわけですが。
先輩ウルトラマンの力を借りるオーブの、口先だけの低姿勢も腹立たしいです。「光の力、おかりします!」「『お疲れさんです。よろしくお願いします!」。ノリが軽いんですよ。ウルトラの諸先輩に執拗に“さん”付けするのも、笑ってしまいます。敬意というものを身に付けずに社会に出た若者が、表面だけ上司に媚びるみたいで。
思えば、本作『オーブ』にかぎらず新作の『ウルトラ』をレギュラーで観ることはなくなりました。数話は見ますが、たいてい途中で脱落します。CGを用いた特撮の完成度はもはや文句のつけようがないですが、それだけでは観続けられないほど苦手になってしまいました。最近のウルトラシリーズが自分に苦手な理由がいくつかありまして、
1.不必要に若者視点
2.ウルトラマンや宇宙人が喋り過ぎる
3.怪獣に対抗する人間側が不真面目に見える
「子供番組なんだから、大人がつまらなくて当たり前じゃないか」との意見もあるでしょうが、最初はウルトラマンのカッコよさと怪獣の禍々しさに惹かれ、大人になって見直すと意外に深いテーマを扱っていることに気付く、というのが自分の知る『ウルトラ』体験なので。
人智を超えた巨大な力を持つ以上、ウルトラマンが青臭い若者であってはいけないし、怪獣と戦う隊員(『オーブ』のSSPは隊員じゃないけど)がフザケ半分じゃいけないでしょう。静かに人間の戦いを見守り、人事を尽くした末の天命として力を貸す。そういう『ウルトラマン』の復活を期待します。
『ウルトラマンオーブ』序盤合評5 ~『ウルトラマンオーブ』序盤評
(文・久保達也)
特撮演出 ~華麗なる変身バンクシーン!
ガイ「(初代)ウルトラマンさん! (ウルトラマン)ティガさん!」
先輩ウルトラマンたちに敬意を表しながら、そのカードを変身アイテム・オーブリングにダブルリードする今回の主人公、クレナイ・ガイ=ウルトラマンオーブ!
オーブが歴代ウルトラマンの力を借りて戦う戦士である設定は事前情報で告知されてはきたが、その変身パターンの映像は、ファンを歓喜のウズに巻きこまずにはいられないほど、完成度が高いものとなっている!
幾千の星が輝く銀河を背景に、中央にガイ、左にウルトラマンティガ、右に初代ウルトラマンを配置することで、3大ウルトラマンが揃い踏み!
ガイ「光の力、お借りします!」
全員が揃って左腕を掲(かか)げるアクションにより、画面手前に配置されたオーブリングの、左側がティガを表す黄色に、右側が初代マンを表す青に光り輝く!
「フュージョンアップ(変身)!」なる音声ガイダンスを合図に、リングの手前に全身白い姿のオーブが現れ、その左右から、全身が黄色に輝くティガと青く輝く初代マンが合体を遂げる!
あおりで撮られたオーブが、紫の光のシャワーの中からその姿を見せる!
さらに、2016年にめでたく放映50周年を迎えた初代『ウルトラマン』(66年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20240204/p1)のオープニング映像を模した、黄色と青のマーブル模様が続く!
赤地をバックに巨大化を遂げた初代ウルトラマン!
青い光のシャワーの中から巨大化していったウルトラマンティガ!
これらの変身パターンを、その効果音と共に、交錯させたイメージの中から巨大化するウルトラマンオーブ!
初代から代々受け継がれた、右腕を宙に高々と掲げ、左腕を肩に曲げて添えた、おなじみの登場ポーズから、
「俺の名はオーブ! 闇を照らして悪を討つ!」
と、時代劇調のあまりにかっこいいキメゼリフを放つや、初代マンのような仁王立ちで、風ノ魔王獣・マガバッサーににらみをきかせるオーブ!
ウルトラマン誕生50周年を飾るにあたり、これ以上のものはないと思えるほどの、超絶のカッコよさである!
以上は、第1話『夕陽(ゆうひ)の風来坊(ふうらいぼう)』で初お目見えとなった、数々の光線技を得意とする、ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオンの変身である。
そして、第3話『怪獣水域』では、パワー攻撃と火炎攻撃が得意な、ウルトラマンオーブ・バーンマイトが初登場する!
ガイ「こうなったら、この力を!」
先述したスペシウムゼペリオンの変身同様に、ガイの左側にウルトラマンメビウス、右側にウルトラマンタロウを配置し、ガイの
「熱いやつ、頼みます!」
のセリフを合図に、メビウスとタロウがオーブに合体!
メビウスの輪の中から巨大化を遂げたウルトラマンメビウス!
爆発する光のイメージの中から巨大化していったウルトラマンタロウ!
これらの変身パターンを交錯させたイメージの中から、メビウスやタロウ同様に、右手を開いた状態で(!)、オーブ・バーンマイトが登場するのである!
しかも、変身を遂げるや、バーンマイトはタロウの技「スワローキック!」のように、空中で素早くスピンを繰り返したあと、水ノ魔王獣・マガジャッパの頭部に向け、勢いよくキックを見舞うのである!(感涙!)
オーブ「紅(くれない)に燃えるぜ!」
これまた、これ以上はないと思えるゲキアツぶりである!
特撮&アクション演出 ~魔王獣との重厚なバトルの是非!
オーブのスーツアクターは、ウルトラマンゼロを長年演じ続け、前作『ウルトラマンX(エックス)』(15年)でもウルトラマンエックスを務めた岩田栄慶(いわた・ひでよし)であった。
本作序盤のアクション演出は、第2話『土塊(つちくれ)の魔王』に登場した土ノ魔王獣・マガグランドキングも含め、序盤に登場した怪獣、いや、「魔王獣」が重量級の着ぐるみのものが多いこともあってか、その巨大感・重量感を強調する重厚なものとなっている。
ところで「魔王獣」なる、「怪獣」とは別の呼称がなされるのは、『ウルトラマンネクサス』(04年)の登場怪獣が「スペースビースト」と呼称されていたのを除けば、実に『ウルトラマンA(エース)』(72年)で異次元人ヤプールが操る怪獣兵器として登場した、「超獣」以来のことではあるまいか!?
2016年で放映20周年を迎えた『ウルトラマンティガ』(96年)で、主人公のマドカ・ダイゴ=ウルトラマンティガを演じた、ジャニーズ事務所の男性アイドルグループ・V6(ブイ・シックス)のメンバー・長野博(ながの・ひろし)は、最も好きなウルトラマンシリーズは『ウルトラマンA』であると、『ティガ』放映当時に特撮マニア向け雑誌『宇宙船』誌(80年~)のインタビューで語っていたものであった。
『A』を含めた昭和の第2期ウルトラシリーズを否定したいマニアは認めたくない事実だろうが(笑)、「超獣ってスペシャルな響きがあるでしょ? なんかいいよね」(大意)がその理由であったのだ。今回の「魔王獣」こそ、その「超獣」同様に、スペシャルな印象を子供たちに与える狙いがあるのだろう!? 「魔王獣」と呼ぶからには、ラスボスとして、ヤプール同様の「魔王」が登場することも期待できようというものである!
ちなみに、1980年代にアイドル歌手として活躍した女優の南野陽子(みなみの・ようこ)もまた、アイドル時代に『A』が最も好きだと語っていた。その理由は「男女で合体して変身するのが品がいい」というものであった(笑)。
話を戻すが、オーブと魔王獣とのバトル演出は、『X』でも若干(じゃっかん)見られたように、かなりスローモーな印象で描かれている。これは『X』に続いて、本作でもメイン監督を務める田口清隆(たぐち・きよたか)が監督して、この3月に公開されたばかりの映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』(16年・松竹)でも描かれた、初代マンのアクション演出を彷彿(ほうふつ)とさせるようでもある。
やはり、「50周年」を強く意識した田口監督の意向であったのだろう。巨大ヒーロー作品として、等身大ヒーロー作品と差別化しようとする意図は理解できる。だが、それもほどほどにしておかないと、近年ますますスピーディなアクション演出が加速化する、平成仮面ライダーやスーパー戦隊と比べて、ややモッタリとしているという印象を視聴者に与えかねないのではなかろうか?
第2話で戦いを終えたオーブが帰還する場面に、昭和の時代のウルトラマン作品のように、飛行タイプの「人形」が使われていたのには正直、悪い意味で目が点になったものであった(笑)。
それでも、「巨大特撮」ならではの、「重厚な演出」によって表現されるからこそ、真価が出ている描写は散見される。
たとえば第1話における、現在なら通常はCGで描かれる、オーブVSマガバッサーの大空中戦だ! これがCGではなく、実際にワイヤーで釣られたオーブとマガバッサーに格闘させることで描かれていたのには、意表を突かれた視聴者が多かったことであろう!
第2話で、マガグランドキングが胸部から発射する光線を浴びて、手前に合成された本作のメインヒロイン・ナオミに向かって倒壊してくるビルを、間一髪でオーブがつかみあげる場面もまた、スローモーションな演出だからこその、絶妙な緊迫感が生み出されていたのだ!
第3話で、マガジャッパが口から吐(は)く緑色の光線をかわしたオーブがスライディングキックを浴びせる描写は、実際にオーブにすべりこみをさせて、大地との摩擦(まさつ)で火花が散るのを火薬を使って描くからこそ、圧倒的な迫力が得られるのである!
魔王獣を豪快に投げ飛ばしたり、飛びかかっていくオーブが、従来のウルトラマンではあり得なかった「おりゃぁ~~!」(爆)なる叫びをあげるのも、バトル場面により重厚さを醸(かも)し出すこととなっている!
その一方、マガジャッパが口から吐く黄色いガスのあまりの悪臭にたまらず、オーブがおもわず鼻をつまむ演技(爆)は、さすがに終始、擬人的なアクションを展開してきたウルトラマンゼロを演じた岩田氏ならではである(笑)。
ちなみに、この第3話では「俺の名はオーブ! 闇を照らして悪を……」と、オーブが名乗りをキメている途中に、マガジャッパが卑怯(ひきょう)にも(笑)、オーブに不意打ちをかけてしまう。これはかつて、スーパー戦隊を揶揄(やゆ)する際によく云われた、「なんで名乗りの途中に怪人は攻撃せえへんのや~!」を映像化したものであった(大爆)。
また、
●第1話で、登場したオーブに向かって突進するマガマッサーの足許(あしもと)を、超ローアングルでとらえたり、
●第2話で、ビルの室内の主観から窓ごしにオーブの顔をとらえて、オーブが進撃するや室内の物品が震動で倒れたり、
●同じく第2話で、光線によって円形に開いたビルの穴を通して、奥のマガグランドキングをとらえたり、
といった、凝(こ)りまくりのカメラアングルは、バトル場面に絶妙な臨場感を与えるものとなり得ている!
もちろん、平成ウルトラマンならではのデジタル技術は、ウルトラマンオーブが必殺技を放つ描写に最大限に華(はな)を添えていた!
スペシウムゼペリオンが「スペリオン光線!」を放つ描写は、
●オーブが右腕を垂直に伸ばすアクションで形成される紫の輪の中に、左腕を水平に伸ばすアクションでもうひとつの紫の輪が形成されて、
●オーブが腕をクロスさせることで、それらが腕に集約!
●そこから青白い光線が発射される!
●のみならず、その周囲を取り巻くように、さらに青白い輪が形成される
といった、ボディーアクションも含めて、見た目が実にあざやかなものとなっていた!
第2話では「スペリオン光線!」を浴びたマガグランドキングが、CGで一瞬膨張(ぼうちょう)を遂げるという、実に芸コマな描写も!
ガイ「オレに触ると、やけどするぜ!」(笑)
バーンマイトが必殺技「ストビュームダイナマイト!」を放つ描写では、タロウの同種の技「ウルトラダイナマイト!」がそうであったように、オーブの全身が一瞬七色に輝いて、背景に圧倒的な、爆発的な炎を描きながら、全身火だるまとなったオーブが燃えながら怪獣に突撃するものであった!
第3話では、その影響で周囲の木々に引火(いんか)する描写によって、この荒技(あらわざ)に説得力が与えられることとなっている。さらによく見ると、戦い終わったオーブが飛び去る際に、足許から発した黄色い輪によって、それらが消火されているのであった!
初代『ウルトラマン』第13話『オイルSOS』で、油獣ペスターがひき起こした石油コンビナートの大火災を、初代マンは「ウルトラ水流!」で実際に「水」を浴びせて消していた。そういった尺はないし、あったとしても間延びしてしまうので、エクスキューズとしてこうした消化描写を入れてみせた、といったところだろう。しかし、こうした消化の描写はやはりあった方がよいだろう!
また、胸のカラータイマーが点滅し、活動時間の限界が迫ったオーブの姿に、ティガと初代マンもが苦しむ姿が合成される描写も実に芸コマであった! オーブのカラータイマー自体、従来のウルトラマン同様に胸にまるい突起状のものが造形されてはいるものの、それがカラータイマーではなく、その周囲にある変身アイテムの形状を模したリング状の部分の方が点滅するというのも、ウルトラシリーズとしてはパターン破りでちょっとしたサプライズ(驚き)があった!
一見、オレ様でも、先輩戦士には腰が低い、風来坊の主人公(笑)
しかし、なんといっても、斬新な設定であるのが、過去に魔王獣を封印した歴代ウルトラマンの能力を、復活した魔王獣をオーブが倒していくことで次々にそれらをコレクションしいくことである! これには今後も合体変身のバリエーションが増えることが期待できようというものである!
戦いを終えて、オーブがガイの姿に戻って、魔王獣の破片にオーブリングをかざすや、それが消滅して、代わりに太古に怪獣たちを封印してみせた歴代ウルトラマンのパワーが秘められたカードとして実体化されるのだ! そのたびに、
「メビウスさんの力でしたか。お疲れさんです!」
「タロウさん、お疲れさまです!」
「(ウルトラマン)ジャックさん、よろしくお願いします!」
などと、ガイは歴代ウルトラマンに最大の敬意を払うのだ! それどころか、第2話のラストでは、初代マン・タロウ・ティガ・メビウスのカードに、「これから世話になります」と、ガイは左手で拝(おが)んでいる姿まで見せているのであった(笑)。
こうした姿も、『X』の主人公・大空大地(おおぞら・だいち)のような理系男子で、ふだんから物腰のやわらかいキャラであれば、当たり前にすぎて、それほど印象には残らないようにも思える。だが、ガイはふだんは
「どんなに魔王獣を復活させようと、このオレがぶっ倒す!」
と叫ぶような、荒くれ者の風来坊として描かれているために、そのあまりのギャップの激しさによって(笑)、視聴者に意外な好印象を与える効果が得られているのである!
ジャグラス「あいかわらずヒドいメロディだ」
ガイ「おまえさんといいムードになる気はさらさらない」(……笑)
ガイはカウボーイ・ハットをかぶったウエスタン・スタイルであり、「オーブニカ」なるハーモニカで哀愁のあるメロディを奏(かな)でる姿が描かれている。これはまさに、
●『手裏剣(しゅりけん)戦隊ニンニンジャー』(15年)のキンジ・タキガワ=スターニンジャーと、
●『烈車(れっしゃ)戦隊トッキュウジャー』(14年)の虹野明(にじの・あきら)=トッキュウ6号を
足して2で割ったようなイメージであった(爆)。つまり、いわゆる正統派のヒーローではなく、スーパー戦隊の「6番目の戦士」を彷彿とさせるような「異端児」として描かれているのだ。これはウルトラマンシリーズの主人公としては、かなり異例のことである。
スーパー戦隊の「6番目の戦士」といえば、つらい過去をひきずっている設定がよく見られるが、ガイにもそれが描かれているのだ。
第1話の導入部では、オーブVS光ノ魔王獣・マガゼットン戦が描かれ、マガゼットンを倒したことにより、かつてマガゼットンを封印した初代ウルトラマンのカードをガイが手にする回想場面があった。
――マガゼットンは、初代マンを倒した宇宙恐竜ゼットンと同一の姿ではあるものの、1兆度(笑)の火の玉を吐く口の部分は赤、両胸の発光部分は青と、ともに黄色であった元祖ゼットンとは違いが見られる――
だが、この戦いに巻きこまれた異国の少女が行方不明となって、ガイが悲痛の叫びをあげるさまも描かれていたのだ――オーブVSマガゼットンのバトルが、少女の瞳の中の映像として演出されているのがまた、彼女がこの戦いを目前にしていたという意味にもなっており、その合成映像も含めて実に秀逸(しゅういつ)でもあった!――。
カッコいいライバル・民間人レギュラー・柳沢慎吾!(笑)
魔王獣を操る謎の存在として登場する、ジャグラス・ジャグラーなる黒ずくめの兄ちゃんも、ガイと同じようなリング状のアイテムで、魔王獣のカードをリードしており、ただならぬ因縁(いんねん)の相手として描かれているのもまたしかりだ。
第3話で、ジャグラスはガイを「ほかのウルトラマンの力を借りなければ戦えない、ふがいない奴」などと批判していることから、ジャグラスもまた、単なる悪役として片づけられる存在ではないと考えられ、その出自の謎にも注目度大である。
さらに、前作『X』ではメインで活躍する隊員が6人、オペレーターが2人、科学班的なラボチームが2人と、総勢10人にもおよぶ防衛チーム・XiO(ジオ)が登場したのに対して、本作ではそれに該当する組織が登場しない。怪奇現象追跡サイト・SSP(エス・エス・ピー)を運営する、ナオミ・ジェッタ・シンの、3人の若者たちが、本編ドラマの中心的存在として描かれているのである。
女性1名、男性2名のキャラシフトは、まさにウルトラシリーズの元祖『ウルトラQ(キュー)』(66年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20240128/p1)の、毎日新報の記者・江戸川由利子(えどがわ・ゆりこ)、星川航空のパイロット・万城目淳(まんじょうめ・じゅん)、その助手・戸川一平(とがわ・いっぺい)を彷彿とさせるものであった。
実際にキャップのナオミは由利子を思わせるような、好奇心旺盛なおてんば娘として描かれており、ひんぱんに危機に陥(おちい)ることで、ガイとの接点を持たせている。
また、怪奇現象の謎を解明するという組織の目的からすれば、『怪奇大作戦』(68年・円谷プロ TBS)の科学捜査研究所=SRI(エス・アール・アイ)的な存在であるともいえるだろう。
これはもう、明らかに予算的な理由であろうが、序盤から新規造形の新怪獣が登場していることを思えば、否定的にとらえることもないだろう。SSPとは別に、ナオミの叔父(おじ)で、ビートル隊なる特捜チームに所属する渋川一徹(しぶかわ・いってつ)もレギュラーで登場しているため、今後はその活躍も描かれるようになるだろう。もっとも、第3話の時点では、第1話のラストでオーブがマガマッサーを倒したあとに、たった1機の戦闘機が遅れて現場に来たのが描かれているのみであり、あまり期待はしない方がよいのかもしれないが(笑)。
『ウルトラマンオーブ』は、「50年」の総決算と言うよりは、数々の新機軸により、むしろ新たな歴史の幕開けであるという印象を、視聴者に強く与えることに成功しているとは思えるのだ。その新たなる歴史の証言者となり得るよう、今後も注目していきたい。
『假面特攻隊2018年準備号』「ウルトラマンオーブ」関係記事の縮小コピー収録一覧
・「ウルトラマンオーブ」全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率
・毎日新聞 2017年3月15日(水)夕刊 特集ワイド「ウルトラセブン」放映開始50年 脚本に沖縄の現実投影 織り込んだ「戦争」や差別/新たな「非武のヒーロー」作りたい
『ウルトラマンオーブ』平均視聴率:関東1.2%・中部1.2%・関西0.8%
1クール相当:関東1.3%・中部1.4%・関西1.0%:(7~9月)直前SP+#1~12
2クール相当:関東1.2%・中部1.0%・関西0.7%:(10~12月)#13~25
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#オーブ #ウルトラマンオーブ #ジャグラスジャグラー #ウルトラマンZ
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#ウルトラマンオーブ #ジャグラスジャグラー #ウルトラマン大投票 #全ウルトラマン大投票 #全ウルトラマン
『オーブ』最終回評! ~『オーブ』最終回の傑作ラストバトルが『ジェネスタ』で放送記念!
#ウルトラマンオーブ #ジェネスタ #ニュージェネスターズ #ニュージェネレーションスターズ
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