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吸血鬼すぐ死ぬ・月とライカと吸血姫・となりの吸血鬼さん・デビルズライン・BLOOD+ ~吸血鬼が題材でも人種・スリル・色気・暴力・ギャグ・月面着陸まで、多様な5作から見えるモノ!

『エロマンガ先生』『妹さえいればいい』『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』『干物妹!うまるちゃん』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが』『ささみさん@がんばらない』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~2010年代7大・妹アニメ評!
『東京リベンジャーズ』『ぼくたちのリメイク』『Vivy』 ~2021年3大タイムリープアニメでも、各作の主眼が知的快感・身体的快楽・人生の滋味とするかで相違!
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[アニメ] ~全記事見出し一覧



 『吸血鬼すぐ死ぬ』2期(23年)が放映中記念! とカコつけて……。2021年秋季の深夜アニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』と『月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)』、2018年のアニメ『となりの吸血鬼さん』と『デビルズライン』、はるかに飛んで2005年のアニメ『BLOOD+(ブラッド・プラス)』の5作品評をアップ!


『吸血鬼すぐ死ぬ』『月とライカと吸血姫』『となりの吸血鬼さん』『デビルズライン』『BLOOD+』 ~吸血鬼が題材でも人種・スリル・色気・暴力・ギャグ・月面着陸まで、多様な5作から見えるモノ!

(文・T.SATO)

『吸血鬼すぐ死ぬ』

(2021年秋アニメ)
(2021年12月25日脱稿)


 2021年秋季には吸血鬼アニメが2本も登場!


 『月とライカと吸血姫』はやたらとハイブロウだったが、本作は日本を舞台に吸血鬼の弱点である日光・十字架・ニンニクに焦点を当てて、コテコテのお約束反復ギャグに徹したロウブロウな深夜アニメである。


 舞台は日本なのに西洋風のお城があり(笑)、そこに吸血鬼ハンター(笑)のお兄ちゃんが入っていくと、青白い顔のドラキュラ伯爵もどきのドラルクなる中年吸血鬼が住んでいて、やくたいもない会話の果てにドアに挟まれただけでもイチイチに塵(ちり)と化すといったもの――もちろんすぐに復活する(笑)――。


 このふたりを軸に30分ワクに3本の短編小話がつづいていく。



 このドラルクを演じるのは、態度はデカいが永遠の中二病といった少年声(笑)を出す、『コードギアス 反逆のルルーシュ』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20081005/p1)では少年主人公・ルルーシュを演じていた福山潤(ふくやま・じゅん)。2010年代では芸能界を引退した主演俳優さんに代わってウルトラマンメビウス(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060625/p1)の声も専任し、若手中ではやや先輩といったウルトラマン一族たちの立ち位置にはマッチしているとも思っているのは余談である。本作では主題歌も担当して中CMでは顔出しで宣伝もしている。


 ただまぁ、本作のギャグが破裂的に面白くて中毒性もあるのかといえば、ソコまでには達してないとは私見する。
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(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.81(21年12月30日発行))


『月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)』

(2021年秋アニメ)
(2021年12月25日脱稿)


 20世紀中葉の旧・ソ連を模した国家における、人類初の月面着陸を目指すプロジェクトを描く、ライトノベル原作の深夜アニメ。


 というか、まずは往年のスプートニク2号に搭乗させたライカ犬のような実験動物として、吸血鬼種族のクールで儚(はかな)げなオトナしい少女が選ばれて、そんな彼女に対する「人種差別」が描かれている深夜アニメ。


 というか、そんな彼女をいかにも性格よさげな宇宙飛行士候補の少年だけはカバってみせている深夜アニメである(笑)。


 そして、この吸血鬼少女を演じているのは……、もう『新世紀エヴァンゲリオン』(95年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220306/p1)と『名探偵コナン』(96年)だけで一生食べていけそうな、大家の林原めぐみだと!



 ウ~ム。こーいうナンちゃって感がないマジメに作っているアニメに批判を加えるのは少々胸が痛むけど、今ひとつ何かの一押しが足りないようにも私見する。


 異世界の近代社会における他国との国家総動員での戦争状況下にも存在してしまう「有色人種差別」を描いていた深夜アニメ『86(エイティシックス)』なども同2021年には放映されていた。それらと比すると切迫したヒリヒリ感には乏しい。


 それは差別される対象が「集団」ではなく「個人」、もしくはリアルな「人種」ではなく「虚構の吸血鬼」だからであろうか?――同じく「差別」を描いていたアメコミ洋画でも、「海底人」の『アクアマン』と「黒人」の『ブラックパンサー』(共に18年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20180607/p1)とでの切実感の大きな相違のように――


 ごくごく個人的には、あまりにハイブロウに作られているために、「お高くとまって取り澄ましやがって!」的な作りに対して、プチ反発を無意識に惹起されている可能性もあるやもしれない(笑)。よって、客観的な見方ではないのやもしれないけど、ねらいは高くてもドコかで浮き足だった感じがある。


 以上は最終回まで到達していない個人の感想であり、的ハズレがあればご容赦をば。

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.81(21年12月30日発行))


『となりの吸血鬼さん』

(2018年秋アニメ)
(2018年12月13日脱稿)


 黒髪ショートカットの女子高生が、近所の森の奥の洋館に住まう銀髪ロングの吸血鬼のロリ美少女を発見!


 彼女があまりにかわいいので、毎日押しかけて甲斐甲斐しく面倒をみてあげて、ハァハァとコーフンしている光景を視聴者側が愛でるといった作品である。



 野郎オタの美少女への「発情」を、劇中内での女性キャラや触手だらけのメカや異生物に置換することで、発情した自身の醜い姿に直面しないで済ませる1980年代中盤に発祥した「文法」も、今では変型を重ねながらも歌舞伎的な様式美(笑)と化している。


 しかし、本作とも同様の設定になっていた、片目に眼帯をした成人したメイド女性が日露ハーフの金髪ロリ美少女に「ハァハァ」とコーフンしている同季の深夜アニメ『うちのメイドがウザすぎる!』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220710/p1)がイマイチ引っかかってしまうのに、本作については許容ができる……。


 なぞと語ってしまうと、私情まるだしで批評・感想屋としての評価軸はドコにあるんだよ!? といったことで信頼を失ってしまうけど(笑)。


 多分、『うちのメイド~』のメイド女性が一応は近代的な自立した女性――メンタル自体はほぼオッサン(笑)――であって、彼女自身は視聴者の「萌え対象」にはならない(?)のに対して、本作の黒髪ショート女子高生はロリ吸血鬼少女に負けじ劣らじ、あるいはそれ以上の視聴者の「萌え対象」にも成りうることから(?)、


 「視聴者の黒髪ショート女子に対する萌え感情」→「黒髪ショート女子の吸血鬼少女への萌え感情」→「ロリ吸血鬼少女」


 といった3層構造の感情移入の流れがとどこおることなく直流することでスンナリと観られて、なおかつ二重奏・三重奏としての倍音で響き出すからなのでは? などとも愚考するのだ。



 だからといって、このジャンル自体が根底に宿している不健全さを、根本から免罪・免責しきったことにもならないのだけれども(笑)。

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.82(18年12月29日発行))


デビルズライン

(2018年春アニメ)
(2018年4月27日脱稿)


 現代日本を舞台にした吸血鬼モノ。とはいっても、今どきの作品なので、黒い燕尾服を着た青白い顔の中年ドラキュラ伯爵のような古典的な吸血鬼なぞは登場しない。


 8頭身の美男美女が登場し、抱き合っての接吻を想起させる吸血行為で微エロなイロケを……女性ファンには主に倒錯したトキメキをも惹起させんとするのが、当今の吸血鬼ジャンルなのであろうか?――スイマセン、まったくくわしくありません――



 本作では媚び媚びとしたフェミニンな服装はしていないけど、人柄的には実にフェミニンな印象ではあるので(笑)、異性のゲットには苦労しないであろうショートカットのマジメな女子大学院生がまずは視点・主観の人物として登場する。


 彼女の学友たちとの何気ない日常から始まり、テレビやネットのニュースで報道される吸血事件を遠景に捉えつつ、彼女は街角や電車で不穏な視線を感じるようになる。
 どころか、それらしい人物の姿も見掛けるようになり、友達以上・彼氏未満の男友達と逃避行におよぶや、その男友達の方こそが! 不審だと思われていた人物の方こそが! といった展開になっていくことで、視聴者にサプライズを与えてくれる。


 彼女をツケているようでも守ってくれていた青年クン云わく、彼女の学友であるその彼も決して悪人ではなく長年抑制してきたけれども、吸血鬼という生物種(?)としての本能(!)が発動してしまったのだとすることで、ここで本作独自の吸血鬼観も呈示して、視聴者に作品世界への興味関心も引かせていく。


 ところがドッコイ、助けれくれたその青年クンにも発作が起こり、ガブッ! といったところで、#2へのヒキとしている。


 とりあえず、「#1切り」は止めておこうと思える程度には、#1の出来はイイと私見



 ググってみると、原作マンガは『月刊モーニング・ツー』連載。近年では角川オタク系漫画のアニメ化『ブラッドラッド』(13年)・『サーヴァンプ』(16年)やらの吸血鬼アニメでもその名をお見掛けした、老舗特撮雑誌『宇宙船』(80年~)において90年代に編集者を務めていた古怒田健志(こぬた・けんじ)が脚本&シリーズ構成。

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.71(18年5月4日発行))


『BLOOD+(ブラッド・プラス)』

(2005年秋アニメ)


 『機動戦士ガンダムSEED(シード)』(02年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060324/p1)をはじめ、大ヒット作を飛ばしつづけている話題の「土6(ど・ろく)アニメ」枠だったから……という理由だけで、チェックをしてみた。


――ついつい軽んじて甘く見て、同ワクの大ヒットアニメ『鋼の錬金術師(はがねのれんきんじゅつし)』(03年)を1話たりとも観なかったことを痛く後悔しているために……(笑)――


 一言で云えば、女子高生が制服姿で日本刀をふりまわして、怪物をやっつけるアニメである(……エッ、違いますか!?)。


 そこに、


●気だるい夏の沖縄
●軍用機が離着陸する米軍基地
●米軍&主人公少女のナゾに関する密約
●70~80年代の東南アジア(ベトナムカンボジア)的な「キリング・フィールド(殺人・虐殺地帯)」――『ウルトラマンネクサス』(04年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20041108/p1)でも、ウルトラマンに変身する青年の不幸な出自として採用されていたけど――


などがカラんできて、「シリアスな大作」然として、物語は展開していく……らしい。


 製作は老舗の「タツノコ・プロダクション」の分派である、今や本家よりも有名になってしまった世界の「プロダクションI.G」。


 まぁ、こーいう一見は「社会派」「本格派」の作品で、古典的なヒーローもののような幼児向け的なお約束の「様式美」がナイ作品といった存在は、キマジメなアニメファンには高尚に映っていたりするのであろう。


 厳密にスレた目線で見れば、本作にも「日本刀を構える」とか「血をナメる」とか「謎の青年とキスをする」などの、「耽美的」な方向性での別の「様式美」があったりするのですけどネ。


 「ケッ! 小賢しい設定にしやがって。中途半端に社会派モドキの作品を作るのであれば、まだ脳ミソ空っぽな『美少女バカアニメ』の方がマシだぜ!」


 などと、スリ切れてしまった筆者などは思ってしまうワケですけど(笑)。


 もちろん、まだ放映が開始されたばかりの作品に対しての、コレは個人の単なる「感情論」の「印象批評」ではある。こーいう作品も、そーいった「需要」に合致している作品として、その存在自体は許容されてしかるべきだし、その存在自体を抹消すべきだ! バリに論評しては絶対にイケナイのだ(汗)。



 劇中に登場する怪物たちによる市民の殺戮描写や、少女の剣戟(けんげき)バトルで、血がドバドバと飛び散っているあたりは、メインタイトルが「BLOOD」(血)であることからして、名は体を現わしていたので予想ができるし(笑)、筆者としては許容範囲内である。


――やはり、いかにマジメでリアル指向の作品だとはいえ、実写ではなくアニメ・絵なので、そこのところで流血や残酷描写のナマナマしさが適度に緩和されているから……といった原理も働いているのだろう。実写での特殊メイクや血ノリ表現だとシャレにならなくなってくるとは思うので――


 ただし、世間一般的には、本作の殺戮描写を不快だと思うヒトの比率は高いであろうし、そう感じるヒトたちの感性がまちがってるとも思われない。よって、深夜アニメではなく土曜夕方6時のワクでの放映には、やはり疑問を感じるけれども。


 #1~2を観るかぎりでは、個人的にはあまり面白くはなかった。しかし、コレから面白くなる可能性に賭けて、しばらくは追いかけてみようとは思う。コケたらコケたで「ザマァ見ろ!」といったところである(……オイオイ・汗)。

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT Vol.32』(05年10月23日発行))



(以上は、放映開始直後の2005年10月に執筆。同年12月時点の感慨は……。「まぁまぁかナ。ズバ抜けてイイとも思わないけど……」といったモノだ・汗)



(はるか後年の2023年時点での付記:


 同作はこの当時の「土6アニメ」枠の典型ではあるけど、当時としても珍しい全4クールの1年間を通じた放映作品であった。のちの人気声優・喜多村英梨(きたむら・えり)の主演出世作でもあった!


 本作をスキな方々や評価する方々には申し訳ないのですけど、やはり個人的には高尚ぶっているだけの中身はスカスカな作品に思えてしまう作風がタイクツで、第2クールの中盤で視聴を打ち切ってしまってもいる(汗)。


 日本刀を持った制服女子高生によるアクションのカタルシス! といった、いわゆる「戦闘美少女」の魅力は、そんなに快活で活発な女子が弱者男子を構ってくれたり守ってくれたり好いてくれるワケがない! とギャルが跋扈しだした90年代以降の学校の教室では直感されてしまったのか(笑)、野郎オタクにとっては20世紀で終わってしまった女子幻想の流行でもあって、同作は野郎オタク間での人気もなかったと感じている(汗)。


 その逆に意表外にも、一部のオタク女子には「怖いもの見たさ」プラス「強者女子の活躍による爽快感!」といった感慨をもたらしていたのだろうか? 彼女らは批評的にはその感慨を分解して認識することはできなくても、アニメ雑誌などを何気に観察していたかぎりでは、「小夜ちゃん、かわいい(ハートマーク)」的なイラスト読者投稿などが相応数はあったので、相応には人気があったようには感じている。


――やはり、吸血鬼による噛みつき描写に、男女間での抱擁・バックハグ・接吻といった「イロケ」なども、女性層は特に感じて、底上げされていたのだろう……などと勝手に分析している(汗)――


 同作は『BLOOD+』をさかのぼること5年、アニメ映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE(ブラッド・ザ・ラスト・バンパイア)』(00年)などに始まるメディアミックス作品でもある。


 小夜(さや)という名の制服女子高生が日本刀でモンスター然とした吸血鬼を倒す! というコンセプトだけが同じであって、キャラデザも少女の苗字も舞台も異なる作品が、散発的にリメイク(?)の新作としてアニメや実写映画で製作されている。
――ググってみると、これらの作品は一応は同一世界での出来事だそうだが、劇中ではそんなことは一言も云っていないし、過去作の人物なども再登場しないので、まるで意味のないウラ設定ではある(笑)――


 本作のあとの2011年にも1クールの深夜アニメとして、信州の田園風景を舞台に和風ホラーじみた世界観で、人気実力派声優・水樹奈々を主演に据えて、ふだんはドジッ娘だけど戦闘になるとヒトが変わったように狂的となって強い! といった『BLOOD-C(ブラッド・シー)』なる新作が放映されている。
 こちらは個人的にはムダに無意味な社会派的な高尚さもないので、抵抗感なくナチュラルに、一見は近代化されたようでも残存している「八墓村(やつはかむら)」のような因習的なムラ世間を舞台としたミステリー・ホラーものとしても観ることができた。


 ただし、同作も人体切断・人体損壊(!)などの残虐描写は平気で存在している(汗)。1930年代のアメリカの大陸横断鉄道を舞台にしたラノベ原作の深夜アニメ『バッカーノ!』(07年)なども同様だったが、こういった残虐シーンがあるTVアニメが平気で放映されている事実を鑑みるに、国家などによる「表現の自由」や「言論の自由」や「八つ裂き光輪」や「ウルトラギロチン」(笑)への弾圧などはまるでないことがわかる。あったとしても、製作者側やTV局側での自主規制である(笑)。


 むしろ、コロナ禍における先進各国の対応を見ても「禁止よりも経済の回転!」といった政策でもわかる通りで、庶民放置プレイの「小さな国家」による「何でも民間や個人に任せよう!」といった「新自由主義」的な方向へと、日本のみならず欧米なども国家運営が進んでいることに対しての行き過ぎを危惧するのであればともかく、ウチらオタクやオタク表現は国家によって差別されている~! 弾圧されている~! といった認識は実に的外れだとも思うのだ(汗)。


 まぁ、弾圧されたことでカーストの最底辺に位置付けらていると思えば思うほど、逆カーストのモノサシでは上位に立てたことになるので(爆)、自動的に自身の正当性がアップしたように感じられて「元気」になって糾弾しだしてしまうような「倒錯」的な虚栄心があるのだろう(笑)。だからこそ、100年前の20世紀前半の警察国家に対してのような、実に的ハズれでアナクロ(時代錯誤)な戦い方をしてしまうのだろうけど。


 21世紀(というか1990年代以降)における巨悪とは、「大きな政府」である福祉国家を解体しようとする新自由主義の風潮・言説なのである。よって目指すべきは、マルクス主義的な「国家の最終的な解体・廃絶」(笑)などではなくって、その真逆の「神聖なる天皇国家」といった意味でもなく、それらのいずれでもない第3のモノとしての「互助的・共助的・再分配的な共同体や保険組合」としての「国家」の再建であるだろうに!!


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