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ウルトラマンオメガ序盤総括 ~宇宙人の超人・正義の味方の怪獣たち・変身アイテム・先輩ウルトラ戦士の図像のコレクションアイテムらを活かすためには!?

『ウルトラマンデッカー』(22年)前半総括 ~熱血でも『ダイナ』と別モノ!  防衛隊のGUTSグリフォン・テラフェイザーも敵怪獣を撃破!
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『ウルトラマンオメガ』序盤総括 ~宇宙人の超人・正義の味方の怪獣たち・変身アイテム・先輩ウルトラ戦士の図像のコレクションアイテムらを活かすためには!?

(文・T.SATO)
(2025年8月15日・脱稿)


 今度の新作ウルトラマンは、頭頂部のトサカの部分が取り外せる! 往年のウルトラセブン(67年)やウルトラマンマックス(05年)にセブンの息子・ウルトラマンゼロ(09年)のように、そのトサカを右手に持って武器としたり、投げつけてブーメランともすることが可能だ!


 ウルトラセブン調のブーメランそれ単独では、ヒーローとは巨悪とバトルする戦闘英雄でもあるのだから、魅惑的な趣向のデザインではあるようにも思えた。スタジオにスモークを焚いての逆光シルエットで、その体色を黒いシャドウで見せていた最初のPV(プロモーションビデオ)でのお披露目の際にはだ……。


 よって本作では、てっきりウルトラセブン型の西欧甲冑型のヒーローで、ボディーが赤主体のウルトラマンなのでもあろう……と思いきや!
 第2弾のPVでは、その顔面はウルトラセブン型のような直線のラインや六角長方形の両眼ではなく、むしろ初代ウルトラマン型の長円形をした両眼であったことが判明していく……。
 そして、極めつけは、顔面のカラーまでもが、ウルトラマンのTVシリーズでは主役ヒーローの基本形態としては、前代未聞に近い「赤」主体であったことだ!(爆)


 ウ~ム。良く云えば攻めたデザインではある。しかし、「赤」は膨張色でもあるので膨れ上がっても見えてしまう。初代ウルトラマン型の画面ではあっても、同作シリーズ中盤に登場した、いわゆる「Bタイプ」のようにおクチの部分がタテ長にシュッとしたスマートなデザインではない。おクチはややヨコに広がっていることで、ロートル特撮オタクには往年の東宝の特撮ヒーロー『電脳警察サイバーコップ』(88年)の主役ヒーロー・ジュピターなどの顔面も想起させてくる。
 PVの方で予期させていた、シャープでクールな金属のシルバーを想起させるような作品の方向性(?)とは、真逆の相反するデザインでもあったような……(笑)。


――いやもちろん、そもそも『ウルトラセブン』的な方向性などねらっていたワケでもなかったのではあろうけど(汗)。あるいは、デザイン策定過程で、セブン型の六角長方形の両眼で、その顔面をシルバーにしてみせたら、そんなにカッコよくはなかったとか、カッコよくても意表外に怖かったとか(笑)、他のウルトラマンとも共演した場合に画面に埋没しないように、差別化としてその顔面までをも赤くした……といった可能性もなくはないものの――


 とはいえ、そんな素人ごときが危惧するようなことは百も承知で、2010年代に再開してからのウルトラマンシリーズとしては早くも13作目(!)なのであるからして、従来のシリーズとの差別化としても、あえてチャレンジ! といったところでもあったのであろう……個人的にはイマ半でカッコよくない気もするのだけれども(笑)。もちろん、許容範囲ではあって、顕微鏡的に自身の感慨・ニュアンスを拡大してみせれば……といったお話ではある。


事前告知ではクールなSF志向! その内実は!? 主役青年・映像・怪獣


 そして、ウルトラマンオメガに変身する主人公青年クンのルックスだ。ウルトラシリーズは基本的には子供向け番組なので、基本はカッコよいお兄さん青年ではあっても、どこかに甘さや可愛さもあるような見た目の御仁をキャスティングしている。
 劇中内でのライバル格たる2人目や3人目のウルトラマンであれば、少々のワイルドさや怖さを持った青年役者さんをキャスティングしてもOKではあるのだし、むしろ効果的ですらあるのだろうが……。
 ところが、本作での主人公青年は、往年の深夜特撮『ウルトラセブンX(エックス)』(07年)における青年主人公のように、ややクールかつワイルドな風貌にも思える御仁をキャスティングしていたのだ!


 しかし……。作品が始まってしまえば、宇宙から来た「宇宙人」としての、往年のウルトラマンメビウス(06年)ことミライ隊員のような「天然(ボケ)キャラ」の域には達してはいなかったものの、世馴れてはいない、実にすっトボケている、気のイイ青年クンなのではあった(笑)。


 それがダメだと云いたいのではない。むしろ、子供向け特撮変身ヒーローとしては、このあたりが絶妙なブレンドさじ加減だとも思うからだ。



 そして! TV放映がはじまってみれば、#1の冒頭はともかくとしても、『ウルトラセブン』のような夜の闇の「アーバン」(都市)なイメージではなく、それとは真逆でもある白昼ピーカン(晴天)のロケ(遠方)撮影をしており、「郊外」や「山間」の方を舞台に、ウルトラマンオメガもそれらを背景美術にして戦っているような、明るい印象にもなっていたのであった……。


 加えて、各話のゲスト怪獣! #1に登場した直立二足歩行の熱線怪獣グライムは、その頭部~鼻部が大型回転ドリルを想起させるというキャッチーなものだ。もちろん、相応に強そうではあるのだが、お目めはつぶらなヒトミであるあたりがまた、いかにも「ウルトラ怪獣」――ウルトラシリーズに登場するゲスト怪獣――的でもある。


 #2に登場した水棲毒獣ドグリドもまた、お目めはつぶらであったのだが、その頭部~顔面は奇形的・デフォルメ的にまでに巨大である。イボガエルあたりがデザインモチーフなのであろうが、ロートル世代には往年の東映コメディー特撮『がんばれ!! ロボコン』(74年)に登場したロボコンの同僚でもあるガマ口の財布をモチーフにしたロボット学校の生徒・ロボドロ(笑)なども想起させる。実に可愛いらしいデザインであるのだ。


 #3に登場した有翼怪獣ペグノスも可愛らしい。そのネーミングや無重力状態を発生させる能力からして、ウルトラシリーズの元祖『ウルトラQ』(66年)に登場した冷凍怪獣ペギラへのオマージュでもあることは特撮マニア的にはミエミエではある。とはいえ、それが悪いワケでもない。
 しかし、『ウルトラマンX(エックス)』(15年)・『ウルトラギャラクシーファイト』(19年)・『ウルトラマンZ(ゼット)』(20年)にも、ぺギラが登場していたことを思えば、そちらを再登場させてくれよ! 怪獣博士タイプの子供たちであれば喜ぶぞ! などと思わないでもないのだ――このペギラの着ぐるみは原典同様に両耳を生やして体色を変えた有翼怪獣チャンドラーに改造されて、『ウルトラマンデッカー』(22年)に登場したことが公表されている――。
 けれども、怪獣怪人の着ぐるみは10年を過ぎると材質的に溶けてくる……といった話を読んだことはあるので、ぺギラ=チャンドラーの着ぐるみはもう存在しないのか、展示物用に改造されてしまったのやもしれない!?(笑) もちろん、ペギラでなければ許せない! なぞとおケツの穴の小さいケチをつけようというのではないので、それはくれぐれも念のため……。


 #4に登場した伝説蛇獣オオヘビヌシノミコト、#5に登場したやはり鳥っぽい刃爪怪獣テリジラス、#6に登場した赤い巨大モグラこと猪突怪獣ゲドラゴ。いずれも可愛いらしい感じに仕上がった着ぐるみの怪獣たちでもあった。


 これら怪獣たちの感触は、作品それ自体は一見はハイブロウな方向性をねらっているようには見えても、シリーズ序盤に登場したゲスト怪獣たち、深海怪獣ゲードス・甲虫怪獣タガヌラー・軟体怪獣レヴィーラなどが、暗褐色の色彩を避けており、お目めもツブラであったことで、ややポップで明るく可愛いらしい印象をも与える怪獣たちを輩出していた、前々作『ウルトラマンブレーザー』(23年)なども想起させるのではあった。


 それはそれで、個人的にはマニア向けならぬ子供向けの番組としては実に正しい姿だとも思えて、好印象ではあるのだ。とはいえ、たいていの物事は一長一短なのである。それゆえに、作品全体としては、「倒してもよい、悪そうな怪獣」(笑)との壮快・痛快なるバトルにはなりにくいのでもあった。このあたりのゼロか100かではない機微については、後述することにしよう。


正義の味方怪獣も登場! 変型してウルトラマンとも合体する是非!


 加えて、本作には正義側にも、「メテオカイジュウ」なるややハデハデな「イイもの怪獣」たちも登場してくるのだ。そうであれば、怪獣の「可愛さ」の「属性」については、ゲスト怪獣との対比として、もっと「メテオカイジュウ」側に割り振ってしまった方がよかったのではなかろうか!?


 正義の「メテオカイジュウ」は良くも悪くも、というのか個人的には良い意味で(笑)、オモチャまるだし・オモチャそのものの怪獣にもなっている。このあたりの処置によって、どうやってもハイブロウな乾いたSF志向の作品にはなりようがないのだ(やはりイイ意味で!・笑)


 「メテオ」と聞くと、ロートル世代人には『未知との遭遇』『スター・ウォーズ』(共に77年・日本公開78年)の超ヒットにあやかって制作された、冷戦体制下の米ソが協力して巨大隕石を迎撃する往年のSF洋画『メテオ』(79年)こと、「流星」「隕石」のことを想起するであろう。「宇宙」を題材のひとつにしていた『仮面ライダーフォーゼ』(11年)の2号ライダーこと、後年にNHK大河ドラマの主演までをも果たした吉沢亮が演じた仮面ライダーメテオなどもあった。


 その語句で、メテオカイジュウもまた、ウルトラマンオメガ同様に、この大空なり外宇宙から「隕石」のように降ってきた存在であるとも、オメガの味方・眷属(けんぞく)であることをも含意させているのではあろう。


 本作では、放映前に告知されていたとおりで、メテオカイジュウなる正義側の怪獣が少なくとも2体は登場することが確定している。


 メインとなるメテオカイジュウは、ある意味では当然のことながら、怪獣一般のスタンダードだともいえる直立二足歩行の恐竜型怪獣ではあった。しかし! その色彩は明るい水色にも近いような「青」系の褐色! もう、この色彩の独自性だけで、世間一般の歴代怪獣たちと並んでみせてもイイ意味でウイており(笑)、差別化を果たせてもおり、広義でのヒーロー性まであるのだ!
 頭頂部の水晶状の長大なツノや、両肩・両太モモの側部に多数生えている白いトゲにおおわれたシルエットも印象的である。
 しかも、怪獣の分際で、往年の映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(75年・日本公開79年)に登場した怪獣帝王ゴモラよろしく、怪獣念力もとい念動力(テレキネシス)で、周囲の土砂を膨大に浮上させて超高速で相手に飛ばしてもくるのだ!
 さらには、事前に告知されていたことではあるけれども、合体ロボットのように変型して「大剣」と化して、それを我らがウルトラマンオメガが必殺武器として振るってもみせるのだ!
――もちろん、『ウルトラマンギンガS(エス)』(14年)に登場したふたり目のウルトラマンこと地底人青年が変身したウルトラマンビクトリーが、愛玩動物的な白い地底怪獣シェパードンを仲間として、シェパードン自体もシェパードンセイバーという大剣へと変型(転生)するという前例はあったが――


 さらに加えて、四足歩行型のメテオカイジュウことトライガロンなる正義の怪獣も登場! こちらは生物的ではないメカメカしい黄色い大きな突起が各所に付いていることによって、やはりヒーロー性を強調しているのだ。
 そして、極めつけは、その胸の中央には、ウルトラマンオメガとも同様の大きな五角形の点灯ランプことカラータイマーもどきが付いているのだ!(今のところ、ウルトラマンたちのように赤くなっての点滅はしないけれども)


 これらの正義の怪獣・レキネスもトライガロンも、さらに変型してウルトラマンオメガの水色の「大剣」や右腕の黄色い「ナックル」(手甲)に、さらにはオメガのトサカ部分や、片側の肩の部分に、そして片側の脚のスネの部分に、青色や黄色の鎧(よろい)として合体することで、玩具としてのいわゆるプレイバリューも上げている!


――ウルトラマンオメガの素体は個人的にはイマ半かとも思ったけれども、レキネスやトライガロンのパーツがトサカの部分にもカブさったオメガの姿は、水色や黄色になったトサカのラインで色彩的にも締まって見えてくることによって、その顔面も含めて、素体の姿よりもカッコよくなっているような……。もちろん、鎧やトサカにパーツを追加した際において、最大限にカッコよく見えるようにデザインやバランスを微調整もしていたのではあろうけど――


 マンガ作品などを除けば、すでに映像作品では『ウルトラマンメビウス』(06年)における2人目の青いウルトラマンことウルトラマンヒカリや、ウルトラマンゼロがウルトラマンノアから授与された「イージスの鎧」をまとった姿であるウルティメイトゼロ(10年)に、個々の怪獣ごとの属性パワーを宿したあまたの鎧をまとったウルトラマンエックス(15年)や、前年度の「太陽の鎧」や「月の鎧」をまとったウルトラマンアーク(24年)などなど、鎧をまとったウルトラマンの前例はあった。


 しかし、古参の特撮マニアにとっては、やはりいまだに違和感のある趣向ではあるのやもしれない。あれだけ、21世紀以降の仮面ライダーや21世紀以降のスーパー戦隊にシン・ゴジラ(16年)などが、タイプチェンジや強化変身などを繰り広げてきたというのに……(笑)。


 けれども個人的には、玩具の売上高を上げることこそが、このテの特撮変身ヒーローものの制作の原資にして、ウルトラシリーズや特撮ジャンルの延命にも直結してくるものでもあるからして、このテの処置については割り切って久しかったりもするどころか、もっと現今の子供たちにとってのキャッチーなものにすべきだとも思っているくらいではあったのだ(笑)。


味方怪獣を登場させるのであれば! その描かれ方はどうあるべきか!?


 ごくごく個人的には、こうしたオモチャ箱ひっくりかえし的な趣向は大好物ですらあるくらいであった。つまり、以上に指摘してきたような要素要素・パーツ・パーツについては、全肯定をしているのだ。


 しかし……。『ウルトラマンオメガ』という「作品」トータルや、あるいはその「作風」それ自体は、オモチャ箱ひっくりかえし的な感覚には必ずしもなってはいないのではあった……(汗)。


 もちろん、幼児が観れば充分に盛り上がっていた可能性はある。しかし、シリアス志向という意味ではなしに、大きなお友だちのマニア目線で観た際には、この本作の目玉たる「メテオカイジュウ」初登場の回が、最大限に盛り上がっていたのかといえば……。


 いや、盛り上がってはいなかったとも云わない。しかし、もっともっと、ヘタな人間ドラマ性はヌキでの戦闘的な攻防編として盛り上げることができたのではなかろうか!?


 #1~2ではなく、主要レギュラー登場人物やウルトラマンメテオを単独でもしっかりと描いたあとで、つまりは#3にて「メテオカイジュウ」1号ことレキネスを登場させたことや、#4にてレキネスが変型してオメガが振るう「大剣」にもなってしまう! といった小出しにするシリーズ構成それ自体はイイのだ。


 しかし……。正義側のメンツが2体になってしまうのであれば、敵対するゲスト怪獣側もご都合主義でも2体にした方がよかったのではあるまいか? たとえば、2体のうちの1体は、歴代昭和怪獣でも、人間型の悪の幹部としてのダークヒーローでも、#1の冒頭に登場した昆虫型の怪獣などにして、トドメを刺されずに終わってもよいのだ。
 敵が2体である! といったことだけで、パワーバランス的にも危機にはなるのであるのだし、それであれば正義の助っ人怪獣が参戦する! といった流れにも、道義的・倫理的な正当性(笑)をも担保ができるからなのだ!
 そして、片方のゲスト怪獣はウルトラマンオメガが! もう片方のゲスト怪獣はメテオカイジュウことレキネスが撃退してみせる! そうすることで、オメガとレキネスともにその強さを描写する! といったアクション演出などがあってもよかったのではなかろうか!?
 むろん、そういったエピソードに登場するゲスト怪獣は、お目めがつぶらな可愛い怪獣ではなく、昭和の第2期ウルトラシリーズの中後期に登場した超獣や怪獣たちのように、お目めに黒いヒトミなどもないような電飾で、視線がどこを向いているのかさえわかないようなデザインにすることで、悪役性を増さしめるのだ。


 もちろん、このメテオカイジュウことレキネスは、ウルトラマンオメガ自身ではなく、オメガが地球上にて人間の青年の姿でいる際の「相棒」格となることになった、地球人で気のイイ青年クンの方がこれを使役するかたちにはなっている。たしかに民間人とはいえ何の戦闘力もないようであれば、このテの作品のドラマ&バトルにはカラませにくくはなってしまって、クライマックスでは傍観者になってしまいがちであることを思えば、この「相棒」格の地球人の青年クンを立てる意味でも、メテオカイジュウことレキネスを使役させることそれ自体には賛成ではあったのだ。


 よって、その青年クンのキャラクターを肉付けするためにも、高校時代には陸上選手であった過去などを描いてみせるあたりも間違いではないものの……。
 単にレキネスが理由もなく愛玩動物的に青年クンのことを気に入って、犬猫のように甘えてくるとか懐いてくるとか(笑)、もっとそのものズバリの即物的で端的なだけの描写さえあれば、それでよかったのではないのかなぁ~。


――ただまぁ、副主人公たるこの青年クンと、#2から登場するメインヒロインは、存在感も演技力などもあって、彼らの存在それ自体は魅力的ではあったことは、くれぐれも強調しておこう――



 このレキネスはウルトラマンのように3分間ではなく、往年の正義の怪獣・セブンガーのように1分間だけでもなく、10分間は活動することが可能だとも言及されている。ウルトラマンたちよりもアドバンテージ(優位性)があるワケで、これもまた良い設定だとは思うのだ。


 しかも、戦闘中以外にはスリープ・モードになってしまって、青年クンのガバンの中に大きめなオモチャのようになって入っているともいう……(笑)。
 それもそれでイイのだけれども、執筆しながら思いついたことではあるけれども、『ウルトラマンメビウス』に登場した手乗りの怪獣・リムエレキングのように、巨大化前には手乗りか肩乗りのマスコット型の小怪獣として、特撮アクション場面以外の本編ドラマ部分においても画面を賑やかしてもらってもよかったのではあるまいか!?
 とはいえ、そうなると、本編ドラマ部分にてCG合成の場面が増えてしまうことでの手間&予算がかかってしまうところがネックではあるものの……。


 しかし、本作と並行して放映中であった、なんと「お菓子」(笑)なぞをついにメインモチーフにしてみせて、板チョコ・モチーフのサブの仮面ライダー(笑)まで登場してしまった『仮面ライダーガヴ』(24年)においては、同作における小型コレクションアイテムでもある「ご馳走」ならぬ「ゴチゾウ」なる小型の長方形のミニミニアイテム(笑)に、幼児向けな漫画チックで可愛いくってまるっこいツブラなヒトミのプニプニとしたキャラがプリントされたアイテム群が登場してきて、変身補助アイテムとして利用されたり、おそらく生物(笑)でもあるので「わにゃわにゃ」と鳴いて本編画面を賑やかにしていたり、敵の偵察などに使役されたりもしているのだ。


 その伝で、このレキネスも本編ドラマ部分においてもワチャワチャと画面を賑やかしてしまってもよかったのではあるまいか!? なんなら助監督に手指で動かすマペット人形としてのレキネスを物陰から動してもらうだけでもよいので……(笑)。


適度なB級感の必要性! 半分笑っちゃうけど半分カッコいいという機微


 そういう描写は旧来からのウルトラシリーズファンには「悪夢」なのやもしれない(汗)。しかし、そういった適度な「B級感」の欠如が、個人的には本作が、ひいては、前々作『ウルトラマンブレーザー』&前作『ウルトラマンアーク』ともどもに、今どきの子供向けヒーロー番組としては少々地味に思えてしまうところでもあったのだ。


 同じく本作と並行して放映中である『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(25年)においても、変身の直前にはなぜだか踊りながらの変身ポーズともなっている――『獣電戦隊キョウリュウジャー』(13年)でも前例はあったものの――。
 先の仮面ライダーガヴもまた、変身時やタイプチェンジ時には補助アイテム違いで「ジューシ~~」だの「ザクザクチップス、ザックザク」だの「ふわマロ! ふわふわ~~」(笑)などといった、半分は笑ってしまう脱力もののイロもの音声ガイダンスが流れてもいる。
――こういった、2010年代以降にますますフザけていく仮面ライダーたちの各作ごとのモチーフや、ギャグが入っている音声ガイダンスなどは、そこに至る2000年代の10年間ほどの東映特撮を手掛けてきた特撮研究所の佛田洋(ぶつだ・ひろし)特撮監督による、やはり半分は笑ってしまうけど半分はカッコいい、実にフザけたアイデアの「特撮演出」が、玩具会社のバンダイ側のスタッフに逆流していった面もあったのではなかろうか!?――


 むろん、本編スタッフ側でも同様なのである。『仮面ライダーカブト』(06年)あたりを端緒として、平成仮面ライダーたちは「時代劇」調の名乗りを上げはじめた。それは単なる懐古的な回帰ではない。やはり半分は笑ってしまうけど半分はカッコいい! といったメタ(形而上)的な機微をねらったものでもあったのだ! これには、どうせどこまで行ってもこのテの作品はウソであるのだから、リアルを突き詰めるほどに破綻するだけである。であれば、おバカに開き直ってチャカしつつもカッコよく描いてもみせよう! といった複合的な機微が、作り手側でも受け手側でもはたらくようになったからでもあっただろう。


 その意味で、2016年度の『ウルトラマンオーブ』以降は、ウルトラマンたちも変身時に、「光の力、お借りします!!」だの「未来をきずく希望の光! ウルトラマン、トリガー!!」だの、変身直後に「紅(くれない)に燃えるぜ!!」だの「電光雷轟、闇を討つ!!」だの「知勇双全、光となりて!!」などといった、マイナー四字熟語(笑)などによる名乗りなどは、たしかにSF的なハイブロウさは減じてはしまうにしても、イイ意味での「B級性」や「ヒーロー性」に「劇画性」や「熱血活劇性」などは高まって、作品的にもメリハリがつく! といった意味では、個人的には大賛成ではあったのだ。


 むろん、作品ごとにバリエーションやバラつきはあってもイイ。つまり、変身時の定番の掛け声や名乗りがないウルトラマンがいてもよい。それでも面白ければケチはつけない。別の要素でヒーロー性や熱血活劇度が高くなっているのであれば、それでもイイのだ。しかし、そういった代替物などはなくって、ただ単に昭和の時代のウルトラマンシリーズはこんな感じのノリや演出であったから……といった程度の考えで、悪い意味でのプレーンでナチュラルなお芝居をさせてしまったり、「掛け声」や「名乗り」を廃してしまうと、他社の特撮変身ヒーローもののみならず、子供向けのアニメやTVゲームに無料動画配信サイトなどが隆盛の現今には、移り気な子供たちや、どころか大きなお友だちにとってもキャッチーではないのではなかろうか? とも思ってしまうのだ。


 やはりイイ意味で、半分は笑ってしまうB級要素をネタ的な「釣り」としてもブラ下げておいて、そこでネット上にて皆で生暖かく議題・ネタにして笑い合ったり、子供であっても大きなお友だちであっても皆でフザけてモノマネしてみせることでの、疑似的な共同体意識を持たせたり……といった、作品の外側の受け手の心の中までをも含めて完成へと至る「作品」というのか「興行」をねらうべきだとも思うからなのだ――むろん、そういったことをしたうえでなお、2010年代のウルトラシリーズもまた、いわゆるドラマ編やアンチテーゼ編に異色作といった作品群を各作のシリーズの後半には配することができていたこともまた強調はしておきたいのだけれども――。


ナチュラルなお芝居とオーバーアクションなお芝居を比較検討!


 その意味では、「掛け声」や「名乗り」まではいかないにしても、本編ドラマ部分においても、個人的にはもっと喜劇的・コント的・大仰なオーバーアクションによるお芝居の方が、子供的にも現今の若年層や中堅層のマニア的にもウケはよいであろうし、訴求力としてはキャッチーなのではなかろうか? とも思うのだ。
 その意味でも、『ウルトラマンギンガ』(13年)~『ウルトラマンデッカー』(22年)までの作品群は、すべて個人的には合格ではあったのだ。
 「スマイル! スマイル!」だの「オッス!!」などといった口グセをしている、漫画・アニメ・記号的なキャラ付けをされている、元気なだけでさして深刻な内面なぞは感じられない(笑)ような登場人物たちではあっても、それでイイのではないのかとも思っているのだ。


 これはなにもマジメでナチュラルなお芝居全般が、子供向け番組としてはダメだと云っているのではない。マジメなドラマをやるなと云っているワケでもない。たとえば、シリーズの中後盤に達して、若手の役者さんの演技力も向上してきたところで、元気だけが取り柄であった登場人物に試練を与えて悩ませたりするような作劇それ自体は、かえってそれまでとのギャップで深みも出せることから賛成ではあるのだ――むろん、個人的には最後までカラ元気なだけのキャラ付けでもOKなのだけど(笑)――。


 もちろん、それは2010年代序盤以降の仮面ライダーたちとも同様なのである。自分ファーストなミーイズム・エゴイズム・私的快楽至上主義の称揚といった気配もあった井上敏樹脚本&白倉伸一郎プロデューサー・ラインの00年代の平成ライダーたちとは異なり、作品内の2号ライダーたちはともかくとしても、主役ライダーたちの方の性格付けは、公共心に満ち満ちた人助けが大スキな底抜けの無欲な善人! といった感じではあって、こちらこそそんなに深い内面なり葛藤なりはないのだが(笑)、それはそれで魅力的ではあったのだ。


 そういった、オーバーアクションなお芝居がないあたりでの子供番組あるいは熱血格闘少年バトル漫画的なメリハリの欠如もまた、『ウルトラマンブレーザー』以降の作品が、ごくこく個人的にはイマイチに思えるところでもあったのだ。あるいは、大きなお友だちも含めた視聴者側の熱気を欠如させてしまっているところであるようにも思えるのだ。


 しかし、ネット媒体「シネマトゥデイ」における、放映#1合わせでの特撮ライター・トヨタトモヒサによる、本作のメイン監督にして、1978年生まれの武居正能(たけすえ・まさよし)インタビューによれば、



「これまでは経験の少ない若い子たちを、ある程度型にはめつつ、現場で成長させていくやり方が多かったんですけど、今回は3人とも、それ相応にキャリアのある俳優を集めたので、まずはその必要が一切ありませんでした」



と語っていたのではあった……。ということは、『ギンガ』~『デッカー』までのシリーズとは異なり、あるいは氏がメイン監督を務めた『ウルトラマンR/B(ルーブ)』(18年)と『ウルトラマンデッカー』とも異なり、子供向けのヒーロー特撮としては(相対的に)ナチュラルなお芝居を、本作はねらっているということであろう。もちろん、ナマっぽいナチュラルなお芝居的としては成功しているとは思うのだ。
 しかし、そのようにもねらって演出されたものに対しては、ナイものねだりの的外れにもなってしまうのだけれども、ワーワー、ギャーギャー、喚いているようなオーバーアクション演技で、作品それ自体のテンションを上げていく手法の方に、現今の子供向けヒーロー特撮としては一日の長があるようにも思うのではあった。その意味では、『R/B』も『デッカー』もよかったとは思っているのだ(笑)。


正義の味方怪獣を単なる前座にするか!? それとも強者とするか!?


 先にもふれたが、本作『オメガ』には正義側にウルトラマンとメテオカイジュウの2体が登場している。メテオカイジュウが「大剣」に変型してウルトラマンが単独で敵怪獣にトドメを刺すような回であればともかくとしても、メテオカイジュウが「大剣」などに変型しないでも、その強さを単独でも魅せつけてくれるような描写を作るのであれば、やはり敵側にも2体の怪獣を登場させるような回を用意して、そのうちの1体をメテオカイジュウが倒してみせるような描写があった方がイイのではなかろうか!?


 こういった処置もまた、長大なる日本特撮の歴史においては前例があった。劇中に2人目のウルトラマンことウルトラマンビクトリーが登場する『ウルトラマンギンガS』だ。『ギンガS』においては各話で、ロボット怪獣インペライザー&キングジョーが、地球産の怪獣サドラ&グドンが、超獣バキシム&産みの親の異次元人の巨大ヤプールが、宇宙怪獣ベムスター&ベムラーが、眼球がデザインモチーフであった怪獣ガンQ&アクマニヤ星人などが、タッグを組んで登場してきていたのだ。
 それによって、各話の怪獣たちの魅力は減じてしまったのであろうか? NO。むしろ、意識的にか無意識にか、2体の怪獣を登場させることでの差別化描写や差別化演出がはたらいて、かえって個々の怪獣の個性が際立っていたとも思うのだ――むろん、2体だからである。これが4体や5体などになってしまえば、ボリューム感としての面白みはあっても、各怪獣の個性を描いているヒマはなくなるので(笑)――。


 同様の手法に、『仮面ライダー(新)』(79年)こと昭和の8号ライダー「スカイライダー」のシリーズ後半における先輩ライダーぞくぞく客演編などもあった。これなども先輩ライダーが共演するにあたっての必然性を作るためにも、敵怪人を2体も登場させて前後編の形式としており、なおかつ敵怪人の2体を差別化して描くためにか、対称的な性格を与えて角逐させたりして、かえって敵怪人の個性が際立ってもいたのであった。
 ロートルオタク諸氏にはご承知のとおりで、『仮面ライダーV3(ブイスリー)』(73年)の第1クール目についても、前後編形式にて敵怪人を2体も登場させる趣向が取られていたものだ。



 話は変わるが、往年の『ウルトラセブン』に登場した正義のカプセル怪獣たちは、敵怪獣や敵宇宙人を単独で倒したことはなかった。ウルトラセブンvs敵怪獣との前座バトルで敗退するだけの役回りにもなっていた。『ウルトラマンレオ』(74年)に登場した正義のカプセル怪獣・セブンガーもまた同様であった。
 もちろん、こういったウルトラマンたちの子分怪獣たちといった存在は、子供たちも大スキなものではあるのだ。しかし、単独での勝利が一度もないことにはやはり不満ではあったのだ。
 そんなフラストレーションを晴らす日が40年後にやってきた。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年)だ。同作ではセブンが使役していたカプセル怪獣のウインダム・ミクラス・アギラの3体が、それぞれ怪獣サラマンドラ・ベムスター・ドラコに勝利を果たすのだ!


 ところで、『ウルトラマンダイナ』(97年)で地球防衛のために怪獣シルバゴンやシルドロンのクローンを造ったオオトモ博士や、『ウルトラマンコスモス』(01年)でも宇宙人の侵略ロボット怪獣を改造してヘルズキング改を製造させた防衛軍のことが、「絶対悪」のようにして劇中では全否定をされてしまっていたものであった。トータルでは、あるいは個別の結果論としては失敗ではあったものの、そういった怪獣や侵略ロボットを地球防衛にも役立てるという発想には一理すらもないものだとして、一顧だにもされない脚本なぞは、やはりクレバー(利口)なものだとはとても思われないのだ。


 そういった想いを持っていた特撮マニアなり作り手たちも相応にはいたのであろう。『ウルトラマンZ』では、宇宙海賊バロッサ星人の初代(笑)が操っていたロボット怪獣・キングジョーの残骸を流用して、怪獣攻撃隊が正義のロボット怪獣として再生させたキングジョーが大活躍しており、敵怪獣を撃破もしている!
 『ウルトラマンデッカー』に登場したデスフェイザーもといロボット怪獣・テラフェーザーもまた、小出しでその存在を披露していったあげくの2回目の出撃では、ウルトラマンをさしおいて敵怪獣を単独でも撃破をしてみせる!(快感!)――その意味では、そういった単独にての敵怪獣を撃破するような壮快なる強さを見せてはくれなかった、『ウルトラマンブレーザー』の怪獣攻撃隊が保有するロボット怪獣・アースガロンなどは物足りなかったのであった(汗)――


 たしかにウルトラマンがいれば、地球人の怪獣攻撃隊は要らないのやもしれない。しかし、番組の看板でもあるウルトラマンをさしおいて怪獣攻撃隊が活躍しすぎてしまってもイケナイ。けれども、弱いだけの単なる前座であってはツマラない。その意味では、強さと弱さの中間あるいはやや強めのポイントをねらえばよいのである。時にウルトラマンにも拮抗するだけの活躍を見せつけてくれさえすれば、怪獣攻撃隊の(巨大ロボット兵器や戦闘機の)ことも頼もしくは思えるからなのだ!


 その意味では、メテオカイジュウたちにも、単独でも敵怪獣を撃破するだけの戦果を時に見せて、それでもって、その強さ・頼もしさも印象付けてほしいのではあった。


空から落ちてきた青年主人公! 小出しでのナゾ解きの必要性!


 そして……。主人公のソラト青年いわく、「(レキネスのことを指して)覚えてるような、覚えてないような……」。ウ~ム(汗)。……ソコはもったいぶらずに、「アッ! 見覚えがある!(詳細は覚えていないけど……)」といったセリフにすべきであったであろうに!(笑)


 いやもちろん、レキネスの出現をもって、ウルトラマンオメガが過去のすべて(笑)の記憶を思い出してしまう必要などはない。しかし、小出しには思い出してくれていかないと、面白くないというのか、物足りないというのか……。
 この作品は週1放映の1年間の全50話の作品ではなく、ここ10年強ほどのウルトラシリーズ同様に半年間の全25話しかない作品なのでもあるからして(?)、さっさと小出しにしないと、またまた舌っ足らずで終わってしまうゾ~(汗)。


 純然たる人間ドラマではなくなってしまうにしても、人間ドラマならぬヒーロードラマや怪獣ドラマ、着ぐるみキャラクターたちによる仮面劇、ウルトラマンオメガとレキネスとの馴れ初めなり共闘なりの回想なども、最悪の場合には映像なしでのセリフのみでもよいので(笑)、ウルトラマンオメガことソラト青年の口から断片的ではあっても語らせて、そこを各話におけるドラマ的・イベント的なクライマックスにもすべきではなかろうか!?


 これは、前々作『ウルトラマンブレーザー』のシリーズ中盤にて登場していた、ググってみるとウラ設定ではブレーザーとも同郷の存在でもあった、フルCGで描かれた「火の鳥」もとい、ブレーザーに合体して片肩アーマーともなる怪獣ファードランにもいえることである。
 販促(販売促進)そのものの正義の怪獣であることはわかるのだけれども、登場させる以上は、子供たちにも大きなお友だちにも(笑)、初登場以降の話数でもよかったので、ファードランとブレーザーとの過去の因縁を明かしてみせるようなエピソードなども構築すべきではなかったか?――ブレーザー自身は人語をしゃべれない野蛮人・原始狩猟民としてのウルトラマンではあったので(笑)、そうであれば記憶としてのイメージ映像が主人公の青年ならぬ壮年隊長さんの方へと流入するかたちであってもよかったので――
 幼児はともかく児童も年長マニアもそういったお話を見たかったのではないのかなぁ~。そういうお話にイイ意味での疑似SF性・B級SF的な広大なる世界観を感じてワクワクとするものではないのかなぁ~。もちろん、すべてのナゾを明かせとは云わない。神秘性を残しておくことはアリではある。しかし、ほとんど何も明かさずに、何らかの示唆すらしないというのでは、それはダメでしょうに……。


 その意味では、本作『オメガ』の各話においても、#1の冒頭における、かのCG制作会社・白組が制作したという、外宇宙での黒褐色の超巨大メカ要塞内での広大なる空間で、小型昆虫怪獣多数や巨大昆虫怪獣とも戦っている、高精細な3D-CGによる映像を、主人公青年にとっての時折りのフラッシュバックのようなかたちでもよいので、挿入してくるような作劇なども、やはりベタでもすべきではなかったであろうか!?
 主人公ソラト青年は、大空から落ちてきたのだから、指を高々と掲げて大空をしばらく眺めていると、あるいは夜空をしばらく眺めていると、あるいは睡眠中での悪夢として、#1冒頭の映像が断片的な記憶でフラッシュバックをしてきたりといった処置はしておいてほしかったのだ。
 あるいは、背景は#1冒頭シーンの静止画でもよいので(笑)、宇宙要塞を舞台に、オメガとレキネスが共闘しているような新撮の回想カットなどを描いてみせるような配慮などはなかったのであろうか? そういった、あってしかるべきにも思える処置がないあたりがまた、少々物足りないのではあった……。


インナースペース! 変身アイテム! コレクションアイテム!


 他にもウルトラマンの体内=インナースペース(内宇宙・精神世界)にて、ウルトラマンとも合体している青年クンの姿も映して、変身アイテムを片手にして(笑)、ベラベラとセリフをしゃべらせることによって、バトル&ドラマの分離を避けてそれらの一体化をも図るといった、2010年代以降のウルトラマンシリーズにおける処置もまた、個人的には賛同していたのだけれども、やはり『ブレーザー』以降はこれが廃されてしまってもいたのだ。


 エッ? あの青年の正体はウルトラマンオメガそのもののご本人でもあるのだからして、インナースペースのなかに地球人の青年としての姿が登場していたらオカシいって? いや、そんなのドーでもイイよ。宇宙人だとしても、ウルトラマン以外のあの地球人に似た姿もまた、もうひとつの姿だとしてもイイのだし。同じく正体は宇宙人でもあったウルトラマンオーブやウルトラマンジードとも同じパターンだよ!(笑)


 いやまぁ、そうした整合性にこだわるのだとしても、オメガの姿で、様式美的な黒バックなどの映像で、いちいちにトサカのオメガスラッガーを取り外して、このブーメランスラッガーそれ自体がまた本作の「変身アイテム」でもあったのではあるからして、そこに各種のコレクション・アイテムをワザとらしくても「パチッ!」と音を立てて挿入、ハメてもいくことで、玩具のギミックを魅せるようなこともしてほしいのだ。
――その伝で、前作のウルトラマンアークなども、インナースペースで主人公青年が往年のルービックキューブ然とした変身アイテムを両手に持って、効果音コミにてゴリゴリ・ガチャガチャと回転させる、手ざわり・肌ざわりをも感じさせるフィジカル(物理的・肉体的)な映像表現がほしかったのだ!――


 本作のTV放映における中CMでは、この変身アイテムの玩具こと「変身アイテム DX(デラックス)オメガスラッガー 最強なりきりセット」には、(ウルトラマン)ゼロ&(ウルトラマン)ゼットの2人をひとつの図像におさめた「ゼロ&ゼットメテオ」なる五角形型のメダルが付属している旨が大々的に宣伝されている。


 そうであれば、『ウルトラマンオメガ』本編にも、ウルトラマンゼロやウルトラマンゼットがゲスト出演を果たして、「ゼロメテオ」や「ゼットメテオ」に、この「ゼロ&ゼットメテオ」なども授与して、それをオメガが変身アイテムにハメることで、かつてのウルトラマンギンガストリムのブレスレットことストリウムブレスで昭和のウルトラ6兄弟たちの光線ワザなども使用可能になっていたような処置などもしてほしかったところなのだ。
 それに加えて、『オメガ』#1の冒頭で戦っていた敵の昆虫怪獣軍団(?)との戦いには、実は歴代のウルトラマンたちも参戦していたのだ! といったかたちにしてくれれば、それはそれで皆とはいわずとも、今では過半の特撮マニア諸氏もまた喜んだろうとも思うのだ。


並行宇宙も越境できない、歴代作品とは無関係な作品世界の是非!


 しかし、先の「シネマトゥデイ」の武居メイン監督のインタビューによれば、



「ウルトラマンオメガは、ウルトラマンブレーザーやウルトラマンアークと同様、基本的に作品内には彼しかウルトラマンは登場しません。また、これまでM78星雲やU40(ユーフォーティ)など、ウルトラの故郷が描かれた作品もありましたが、それらとも一切関係がありません」



とも語っていた。ウ~ム(汗)。既存のウルトラシリーズとは独立した単独作品があってもイイとは思う。面白い作品に仕上がるでのあれば、それはそれで結果オーライなのだからカンゲイはするのだ。しかし、先輩ウルトラマンたちとは無関係な作品が3作も連続で続いてしまうのはちょっとなぁ……。


 1970年代末期~00年代中盤までの特撮評論の時代であればともかく、今さらそんなにまでして、先輩ウルトラマンとの共演を避けてしまうとは、いったいどういう心理なのでもあろうか?(汗)
 『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(15年)での主にウルトラマンゼロとの共演を皮切りにして、同年の『ウルトラマンX』や飛んで『ウルトラマンジード』(17年)、さらに飛んで『ウルトラマンタイガ』(19年)の#1冒頭や、また飛んで『ウルトラマンZ』(20年)・『ウルトラマントリガー』(21年)・『ウルトラマンデッカー』(22年)の3作品に至っては、シリーズの序盤で早くも強敵怪獣が出現してきて、それに対して先輩ウルトラマン1~2名が助っ人参戦を果たしてみせる攻防主体・難敵攻略主体の前後編が配置されることで、壮快なる娯楽活劇編が実現できてもいたのだ。
 これらの作品のシリーズ後半においても、昭和のウルトラマンエースや平成のウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナが突如として助っ人参戦を強敵相手に果たしてもいた。
 シリーズの中盤では、本来はマレーシア向けであって、大宇宙を舞台としたネット配信作品『ウルトラファイトギャラクシー』にも重要な役どころで登場していたウルトラマンリブットや悪の超人たちが前後編にてゲスト出演! あるいは、未来の時代のウルトラマンデッカーが過去たる現代にタイムスリップしてきてゲスト出演を果たしたりもしていた。


 最終回後の後日談作品たる映画作品では、もちろん直前作のウルトラマンとの共演をウリにした作品にもなっていた。『ウルトラギャラクシーファイト』では、低予算ゆえに人間の役者さんが登場させずに声の出演のみにとどめるかたちではあっても、戦闘中の会話のかたちで人間描写や人間ドラマにその性格の描き分けや、各種の設定の補強や補完なども実現! ウルトラ一族とも相似形の悪の超人軍団との大河ドラマ的なストーリーを展開中でもあった。


 2010年代には、アメコミヒーロー洋画でも、マーベル社のアイアンマン・スパイダーマン・超人ハルクなどがチームを組んだアベンジャーズが、DC社のスーパーマン・バットマン・ワンダーウーマンなどがチームを組んだジャスティスリーグなどが隆盛を極めてもいた――ググってみると、アベンジャーズもジャスティスリーグも、60年以上も前の1960年代初頭が初出であったりもしたが(笑)――。


 この2025年夏に公開された『スーパーマン:レガシー』(仮題)あらため何度目かの仕切り直しの新作映画『スーパーマン』もまた、スーパーマン以外のアメコミ超人ヒーローたちがすでに地球を守っている世界観でもあったどころか、犬のスーパードッグ(笑)までもが登場している。来年には同じ世界観での映画『スーパーガール』の公開を控えてもいるのだ。
 同一世界に自身で看板を張れるような主役級のヒーローが共存しているような、複数の物語が同時に進行もしていく世界観。あるいは、マルチバース(パラレルワールド)こと平行宇宙(多元宇宙)の概念がSFマニアのみならず一般ピープルにも普及したことでの、並行宇宙を越境できるSF設定を構築しての、作品世界が異なるヒーロー同士の夢の共闘の実現!――3人の新旧スパイダーマンが共闘したり、複数の新旧バットマンが登場するようなアメコミ洋画のヒットなども!――


 そういったものが洋の東西を問わずにウケてもいるのだ。あるいは、ネット上の無料動画配信サイトでの2010年代のウルトラシリーズの再生回数を見てみても、先輩ウルトラマンとの共演エピソードは突出して再生回数が多かったりもする……といった現実もあるのにだ。


 そういった流れのなかで、これに背を向けてもいるような、ここ3年ほどのウルトラシリーズの現況には、商業的にも危惧をいだかなくもない。個人的な好みとしては不満をいだいてさえいるのだ(笑)。


変身アイテムやコレクションアイテムを売るための施策とは!?


 ググってみると、変身アイテム・オメガスラッガーにハメる五角形のメダルこと「ウルトラメテオ」の個々の種類には、歴代先輩ウルトラマンたちの変身巨大化時のカットをイラスト化した図版が貼られていたのでもあった。おそらく本作の映像本編においては、このあたりはオミットされてしまいそうでもある。


 しかし、商業的にもそれでよいのであろうか? 円谷プロの株式の50%以上は玩具会社・バンダイが保有していたハズである。こういったところで、今どきのバンダイもといバンダイ側にて『ウルトラマン』作品を担当しているプロデューサー氏などは、イイ意味での横ヤリを入れないのであろうか? ウ~ム、売上高的にも、子供間のみならず中堅マニア間での人気の面でも不安だなぁ~。


 もちろん、こういったカプセル・カード・メモリ・メダル・スイッチ・指輪・錠前・クリスタル・キーホルダーといった、要は比較的に安価な小型アイテムを多数用意して、それらで売上を倍増させていくビジネスモデルを構築したのは、00年代末期の『仮面ライダーディケイド』や『仮面ライダーW(ダブル)』(共に09年)に『仮面ライダー000(オーズ)』(10年)などでもあった。


 2010年代に再開されたウルトラシリーズでも、この手法は導入されており、歴代ウルトラマンたちや歴代ウルトラ怪獣の図像がペイントされたカードやカプセルにメダルなどを、劇中内にて主人公がコレクションしていくことで、歴代ウルトラマンや歴代ウルトラ怪獣たちの属性パワーを最新ウルトラマンたちも獲得ができたりタイプチェンジや強化変身ができるかたちにしてきたのでもあった……。


 これらは広義での昭和の時代におけるウルトラシリーズの先輩ヒーロー共演のマイクロ版であったともいえる。そして、そういった処置によって、最新作のみならず過去シリーズへの子供たちの博物学的な興味関心を誘っていくことにもつながってすらいたのだ。


 むろん、作劇的にはその最新ヒーローは必ずしも強くはない、少なくとも劇中では最強ではない、といった印象を与えかねない処置でもあった。でも、それは些事ではあるだろう。最新ヒーローよりもさらに強い先輩ヒーローたちが背後には控えているのやもしれない!? それはそれでワクワクともさせられて、広大なるシリーズの並行宇宙さえをもまたがった「世界観」そのものへの興味関心をも惹起していく趣向でもあったからなのだ。


 1960年代ならぬ70~80年代の子供たちもまた、ウルトラシリーズには夢中になってきた。そして、先輩ウルトラ戦士が客演するエピソードや、ウルトラ兄弟全員集合のようなエピソード(やその再放送など)があると、登校班や小学校中が大騒ぎになっていたものだ。
 そうした在り方が、ウルトラシリーズ(や仮面ライダーシリーズ)などの長命シリーズの独自性でもあって、アイデンティティーにすらなっているとも思うのだ。


 もちろん、「アベンジャーズ疲れ」「マーベル疲れ」「スーパーヒーロー疲れ」「スターウォーズ疲れ」といった語句が、海の向こうでもあるように、あまりに同一世界観における作品や派生作品に番外TVシリーズなどを短期間で並行して量産されてしまうと、観客も飽きてきたり、有難みを感じなくなってくる……といった問題などもあった。
 その意味では、地上波でのTVシリーズにおいて、ネット配信作品『ウルトラギャラクシーファイト』のような、新旧の歴代ウルトラマンたちが大宇宙で共演するようなスペシャルな作品を作ってしまっては、ヒーローの共演それ自体に驚き・サプライズといったものが磨滅してしまう可能性も高いのだ。そのあたりのブレンドさじ加減もまた重要なところではあったのだ。



 しかし……。といったところで、例年同様にすでに全話の脚本執筆も撮影も済んでいそうではあって、あとはCG合成などの後処理(ポスト・プロダクション)を少ない会社の少ない人員だけで期間をかけて安く済ませているのであろう(?)本作『オメガ』については、こうした方がよい、こうしてほしい、といった意見を言挙げしても、現実的には詮ないことは重々承知はしているのだ(笑)。


 けれども、そうではあっても……といったところで、並行宇宙の概念とそれすらをも越境できるとしたSF設定の導入によって、さらに広大なるSF世界観を獲得したウルトラシリーズの、子供たちやマニア諸氏への博物学的で世界観の消費的な興味関心をも、長期にわたって維持してみせるような在り方の趣味的・商業的なメリットの方こそを、これからも微力ながらもライフワーク(笑)として延々と語っていく所存なのではあった。


(了)
(初出・特撮同人誌『『仮面特攻隊2025年8月号』(25年8月16日発行)所収『ウルトラマンオメガ』序盤合評3より抜粋)


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