ライダーDCD
ディケイドとゴーカイレッド。ワル者と化した両者が攻防戦をやっているのが本作の構図。ただ両者は大将としてデンと構えて、本心は隠しているから彼らに内面ドラマは発生しない。人間ドラマ部分を担うのは、ディエンドとゴーカイブルー! 彼らの戸惑いと、説…
1.「何より彼は“改造人間”ではないのだから、“普通”に戻った後の生活を示唆するという結末こそ、『クウガ』に相応しいのかもしれない」 2.こういう1話まるまる後日談(ヒーローや怪獣が登場しない)、みたいな最終回は個人的には嫌いではない。今回の最…
仮面ライダークウガ最終回 〜賛否合評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090907/p1) 仮面ライダーディケイド「アマゾンの世界」編(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090809/p1) 『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 平行宇宙をまたにかける…
再放送の『ディケイド』だが、2010年5月9日に最終回を放。その最終回がマニア視聴者たちに衝撃を与えた。 本放送での最終回放映後、具体的な物語の完結を見せずに「結末は映画で」的な終わり方で打ち切るような形のフィナーレが物議を醸したこの作品だ…
物悲しい最終回!剣崎のアンデッド怪人化の兆候。森次晃嗣が演じた首魁の登場~退場。剣崎と始の対決を避けるための妙案! 剣崎がブレイド最強形態キングフォームの力を得たことで、始がジョーカーアンデッドに戻ってしまったり、始がジョーカーに戻ってしま…
旧1号のメカ性は無く、『アマゾン』が旧1号を意識したとは気付かない。企画意図が空回りしたという評価もあっていい気がする。 だが逆に、この「原点にして原点にあらず」という部分にこそ、『アマゾン』の面白さがあるのかもしれない。旧1号が“原点”の「…
私的目的と公的目的が相反する場合、どんな結果となるか? この疑問にはからずも答えたのが、上原正三がスケジュールや作品方針の関係で第1クールで降りて、ライバル幹部・剣聖ビルゲニアとの対立を主とした展開で色々な脚本家が場つなぎしたあとに、メイン…
マニアの拒否は凄まじかった。●武器を使う・車に乗る・タイプチェンジする●光太郎のキャラ・人物相関図が前作を無視。「ライダーの定義」にこだわる旧作ファン。あくまで主人公・南光太郎と親友・秋月信彦の関係描写にこだわる『BLACK』ファン(女性フ…
筆者はこの映画がスキだ! 深夜、降りしきる豪雨の中で対峙するふたり。我らが主人公=剣崎一真・仮面ライダーブレイドvs仮面ライダーカリス・相川始こと正体はアンデッド怪人の一種の、尋常ならざる空気と表情ではじまる一騎討ち! コレって、ひょっとし…
『仮面ライダー電王』 〜後半評 複数時間線・連結切替え! 『仮面ライダーキバ』 〜序盤評 時に戦隊を凌駕するポケモンサンデーの脅威 『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』 拙ブログ・トップページ(最新10記事) 拙ブログ・全記事見出し…
いわゆる“平成ライダー”第6弾として様々な工夫が凝らされた『仮面ライダー響鬼〈ヒビキ〉』[05](以下『響鬼』)であるが、終了から1年近く経った現在もなお、余り芳〈かんば〉しい評価を耳にしない。 それは後半の路線変更に因(よ)るところが大きいだ…
仮面ライダーディケイド#7 〜タイムパラドックス解析!(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090308/p1) 『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 『仮面ライダーディケイド』(09年)メインライター・會川昇(あいかわ・しょう)センセイのまさか…
『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』 〜合評 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』 拙ブログ・トップページ(最新10記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 『仮…
前作『仮面ライダークウガ』(2000)の設定を引き継ぎ(引きずって?)、警察の捜査活動の描写を主体にして「不可能犯罪」「超能力」という“ナニを今さら”的なテーマを勿体ぶって展開した[散漫な第1クール]、 アギトの力が覚醒し始めた海難船「あかつき号」…
仮面ライダーディケイド#7「超トリックの真犯人」 〜タイムパラドックス解析!(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090308/p1) 『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 平行宇宙をまたにかける『仮面ライダーディケイド』(09年)。 平成ライダー…
『仮面ライダー剣』序盤は面白いとは言えなかった。1クール終盤からテコ入れ! 橘の裏切り・転落・破滅の幻覚は、小夜子の死で払底。 4人目のライダー・レンゲルと、元BOARD職員・桐生豪の襲撃! 闇落ちしそうだったレンゲルこと睦月も正義に目覚めて…
『仮面ライダー』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 (脚本・會川昇 監督・長石多可男 アクション監督・宮崎剛 特撮監督・佛田洋) (視聴率:関東7.3% 中部6.0% 関西7.9%) (以下、1週後の日付記事の「前フリ余興」から抜粋して単独記事化したも…
道徳的なテーマもエクスキューズです。 仲良しクラブ的なキャラシフトを否定し、人間関係の根本を「対立」と捉えて、価値観の異なる複数ヒーローの確執・敵対関係をベースとした群像劇をメイン・プロットに採用しました。 『龍騎』では、ライダー同士は決し…
夏の映画『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』(08)公開以降、過去・1986年を舞台とする麻生 ゆりと、現在・2008年の麻生 恵(あそう めぐみ)親子の共通の仇役であるチェックメイトフォー・ルークとの闘いを、心情・バトルを互いに上手く同調させて描い…