戦隊20世紀
*子供向けに回帰!(直前5作はシリアス大河戦隊) *善悪二元論の再徹底!(人間や宇宙人でなく魔族が敵) *爽やかさ!(役者・ヒーロー・メカ・楽曲が増幅) *「クルマ」と「妖精」が水と油だが、その理由とは!? *「暴魔百族」は魔族だが、時流に合ったポ…
周囲の特撮マニアは肯定的な意見を下していない。 が、私から見ると『ジュウレンジャー』はなかなかしめる番組だった。 前作『鳥人戦隊ジェットマン』に比べて一篇ごとのドラマレベルの低さは認めるところだ。 が、それでも尚、あくまで「子供らを護るために…
前期「戦隊」最高傑作。バトルスーツ(バルスーツ)デザインの格好よさは今だもって歴代ベスト。主役ロボ・サンバルカンロボも長身長足のデザイン、横一線に斬る必殺技・太陽剣オーロラプラズマ返しなどのアクションパターンとも最強に美しい。 空・海・陸を…
色分けとゴーグルでシンプルにまとめられたデザインに、宙明節がキマったカッコよさ。 デンジリングなる指輪に収納された強化服を「デンジスパーク!」のかけ声とともに、思念を集中させることによって装着するという明確な変身イメージを打ち出した。 五人…
表現を抑えセリフやナレーションで語らないため、逆に悲しみが際立ったり、それに押しつぶされない強さが感じられたり、人への思いやりが見られたりして、キャラクターに深みが出ている。 誤解のないようにつけ加えておくと、それは何も斜にかまえてハードボ…
登場・合体シーンがカッチョええ〜! 初の人型5体による合体ロボをなしとげた『カクレンジャー』。このかわいい獣面人型の5体のロボがかぎりなく愛おしい! 願わくば、トリはいつもいつも無敵将軍が取るんじゃなくて、合体前の5体にそれぞれ必殺ワザをも…
「正義感より好奇心で戦うヒーロー」が作品コンセプト。 戦うことを楽しむ。裏を返せば人助けをするためなら躊躇なく戦場に赴き、そのことに心から喜びを感じる数少ないヒーローだ。 また、ヒーローが熱血しないことにより(厳密には熱血もしているのだろう…
中国拳法と来れば、竹田道弘アクション監督の独壇場! リアル&ハード活劇志向の竹田氏には珍しく、“視覚的な面白さ”を最優先する山岡淳二氏的なセンス&工夫に満ち溢れていてブラボー!! これぞ、竹田戦隊の最高峰!! これぞ、武闘派戦隊の最右翼!! 特筆すべ…
山岡淳二アクション監督が戦隊シリーズに復帰!! ナニはさておき、パイロット(#1〜2)のスゴさったら、アンタ! 戦隊巨大ロボ・オーレンジャーロボの登場篇が#6〜7に持ち越されたことも幸いして、フル・タイムで山岡アクションの大炸裂だだだッ! 単独…
練りあげられた設定とテーマを1年間貫いたことと各回を楽しませてくれた。 テーマは「生命」とその象徴である「青春」。そして『ライブマン』と同じくシリアス志向の戦隊シリーズ『超電子バイオマン』(84年)の「科学への過信」「支配者たらんとするエゴ…
本作は「パターン打破」をうたうとともに「キャラクターの掘り下げによるドラマ性の強化」を狙ってスタートした。 この試みはほぼ成功を収め、そのアダルトな作風は子供やマニアはもとよりヒーロー番組世代の若い母親たちからも大きな支持を得ることとなった…
高寺成紀がチーフプロデューサーに昇格。〔等身大のヒーロー像〕のスローガンを掲げて「従来の定番パターン」を悉く粉砕。 [浦沢義雄](脚本)と[坂本太郎・渡辺勝也・田崎竜太](演出)のゴールデン・トリオの実力に支えられて、(視聴率は振るわなかっ…
中盤以降、タテ糸の要素が布石された。 大事は歴史に影響するけれど、小事(たとえば石ころを蹴るくらい)では歴史は変わらないとする、ベクトル的時間流によるタイムパラドックス観(それもひとつの時間観ではある)を採用。タイムリーパーの犯罪者(本作に…
レスキュー戦隊という新機軸。 レギュラー敵が存在するにも関わらず、レスキューの描写を忘れずにいて、それがドラマのテーマになっている。どうせ始めの話だけレスキュー戦隊で、あとで普通の戦隊になっちゃうとタカをくくっていた。 本作はドラマ的に見る…
第1話早々、あまりにも豪華なスペクタクルシーンが続出! イギリスの特撮人形劇『サンダーバード』のメカを思わせる、巨大ハシゴ消防車・巨大化学消防車・巨大ホバー・巨大ショベルカー・巨大救急車といった5台のレスキューメカ・99マシン(きゅうきゅう…
*伝説をモチーフにした神話的世界観の導入! *銀河戦士を演じる5人の俳優! *魅力的な5匹の星獣たち! *単純明快なストーリー! *「私」よりも「公」を取るギンガマン! *レッドの兄の生死!? 黒騎士ブルブラックの正体!? ゴジラや平成ウルトラしか観ていな…