ライダー映画
地味な佳品。個人的にはOK。父子ドラマも泣きながら観た(笑)。が、男児一般は泣きドラマは好きでないし、照れクサく感じるだろうから、諸刃の剣の作劇ではある。 50周年記念作だから先輩ライダーを大量に、あるいはライダー俳優OBを若干名は出演させ…
戦闘だけ。そもドラマは必須か!? ヒーロー活劇としては理想型では? 東映の高橋Pの意向通り、本作は戦ってばかりの作品ではない(くれぐれも強調しておくが、ドラマ性皆無で戦ってばかりの作品がダメだとは筆者個人は思っていない)。 結果論だが、ライダー…
仮面ライダーエデンが世界の滅亡を願う者たちを率いて全世界でいっせいにテロ活動を開始。 60分間の事件発生から解決まで、画面左下に逐一残り時間や場所をテロップで表示させる、緊迫感と臨場感にあふれるタイムリミットサスペンス。 滅はその場に飛び降…
本作で悪役として登場する「歴史の管理者」を名乗る謎の軍服集団・クォーツァーは仮面ライダーをはじめ、「平成」生まれのすべてのものをこの世から消滅させ、「平成」の30年間の歴史を最初からつくり直そうとする。 クライマックスで「平成」生まれの若者…
『ジオウ世界』『ビルド世界』『現実世界』の3つを斜めに時間跳躍して歴史改変! 人物の記憶や存在も混合・置換・消滅・復元を繰り返す! 虚構作品を鑑賞、擬似的に他人の人生を追体験、その「記憶」が「現実」の人間の背中も押して、人生に立ち向かってい…
*大集合映画の教科書がついに降臨!? *現役・前作・10年代ライダー客演! それに見合う悪事&悪党とは!? *絵で見てわかる巨大な異変! 2つの地球! 2つの超巨大な手のヒラ型メカ! *整合性が取れない作品同士は逆用して、絵で見てわかるパラレルワールドに…
ディケイドとゴーカイレッド。ワル者と化した両者が攻防戦をやっているのが本作の構図。ただ両者は大将としてデンと構えて、本心は隠しているから彼らに内面ドラマは発生しない。人間ドラマ部分を担うのは、ディエンドとゴーカイブルー! 彼らの戸惑いと、説…
桜井侑斗=『電王』での2号ライダー・仮面ライダーゼロノスの物語である。しかもテレビシリーズでも描写のあった、野上良太郎の姉・愛理との恋の行方を追う作品であり、ラブロマンスの要素でトップバッターを飾る。 女性ファンの多い『電王』、手堅く観客に…
何よりも今回の映画化により、『ディケイド』がポスト『電王』化していることに気付いた。 そう、『電王』は近年の平成ライダーではヒット作の部類に属し、シリーズの活性化に貢献、テレビシリーズが終了後も続編の映画が何本も製作される活況を呈した。 が…
「『さらば仮面ライダー電王』で、電王は終わらせるつもりだったが、もう一本映画を製作することにした。目下撮影中で、公開は4月頃の予定だ。東映がピンチに陥ると、ライダー、プリキュア、戦隊はいつでも駆けつけてくれます」 新作テレビ『ディケイド』の…
本作はいきなり仮面ライダーバトルのトーナメントよりスタートする。 最初のバトルは仮面ライダーディケイドと仮面ライダーアマゾン。 ディケイドが勝利すると、次は仮面ライダーBALCK RXが対戦。 その次にはクウガことユウスケが変身、仮面ライダークウガと…
ミイラの立像がレジェンドルガ族という本作劇場版限定の魔物一族の一員として復活! 復活時、宙空の縫い針で眼の上下を縫い付ける映像がキショ! 前後して会場の作業員もTV『キバ』本編でのレギュラー怪人一族・ファンガイアのひとりに変身して大騒動! し…
サブタイが「クライマックス刑事」だと知ったとき、ファン全員が「刑事」かよ! とツッコミを入れまくったことは間違いない。とはいえ、大元の作品の作風自体がコミカルだから、マジ否定した御仁も少なかろうけれど……。 そんなワケで心の準備はできている。…
イイ意味でTVのノリを失っていないイベント編かつコンパクトにも品良くまとめた佳品で楽しめた。なにか大イベントがあっても、ラストはTVと同じノリの浪花節のちょっとイイ人情話でホノボノと締めるあたりも好感。 そして、前作で下落した興行収入を上昇…
劇場版での隕石落下の被害はTV版より大きく、人々は大量のワーム(敵怪人)に苦しめられていた。 深刻な水不足のため、軌道エレベーター(天空の梯子)を使い、彗星を捕らえて地球を救う計画を立てたという組織・ゼクト。しかしその高圧的な組織に反発して…
劇場版は時代劇というTVシリーズ、完全無視な展開です。しかも普通にヒーローもの、してます! 戦闘員まで出てくるし〜 井上敏樹脚本なのに、仲間のライダーがスムースに集まってますよ!(笑) 平成ライダー映画とは思えない! これは坂本太郎監督の趣味…
筆者はこの映画がスキだ! 深夜、降りしきる豪雨の中で対峙するふたり。我らが主人公=剣崎一真・仮面ライダーブレイドvs仮面ライダーカリス・相川始こと正体はアンデッド怪人の一種の、尋常ならざる空気と表情ではじまる一騎討ち! コレって、ひょっとし…
『仮面ライダー555』は「旧1号的な意味でのライダーらしいライダーシリーズ」だと考える。それはTVシリーズにも充分あてはまる話であるのだが、特に今回の劇場版はその印象が強烈だ。 「主人公もオルフェノクであり、敵も仮面ライダーである」という点…
封切当時の賛否合評や一般客の反応! 「最終回先行映画化」という語句自体が引っかけ。 やや尻すぼみの前2作の最終回を映画として先行製作することで回避したかい面もあったか? 「龍騎・最終章」と銘打っているワリには、井上氏創案による新ライダー=〔仮…
自衛隊も対怪人用に強化服を製作(小沢真珠演ずる才媛自衛官の独走?)。警視庁の強化服のデータを盗用、死に至る新強化スーツ・G4を戦線投入する。 ただ、死を背負う自衛隊員・水城=仮面ライダーG4、生を軽薄な意味ではなく謳歌する翔一=仮面ライダー…