ウルトラ総論
劇場版の主人公は、テレビアニメ第2期最終回ラストに登場した、『ウルトラマンレオ』(74年)最終第4クール『恐怖の円盤生物シリーズ!』のレギュラー悪・ブラック指令の「怪獣娘」と、円盤生物シルバーブルーメ&円盤生物ノーバの「怪獣娘」たちによっ…
米軍を追い出し自衛隊を誘致すべきと発言する金城! 「自衛隊を賛美したと沖縄の教職員に嫌われ、袋叩きにされたみたいですね」(パンフレット「上原正三インタビュー」)。このラジオ番組を降板することになってしまった逸話の舞台化なのだった。 70年代…
1994年11月23日勤労感謝の日。この日、読売新聞朝刊にとあるニュースが載せられた。 『新ウルトラマンが二人同時にデビュー!!』 『ひとりはウルトラマン型、もうひとりはセブン型』 もし実現すれば、いままでありそうで実はなかった“本格的ダブルヒーロー…
ムチャクチャ面白い! 「原点回帰」「本格SF志向」「大人向け」ではなく、オモチャ箱ひっくり返し感覚のバトルを主眼に据えたオールスター総登場路線! その延長線に、現代の子供たちが喜びそうで、バンダイも収益を高められそうなプレイバリューの高い玩…
内山漫画がルーツ! ウルトラ一族vs怪獣軍団の集団戦! 超巨大怪獣! 前日談や後日談! 人間が登場しない仮面劇! 先輩が結集しての最終決戦! 今後のウルトラの映画やTVのシリーズ構成、イベント編や最終章がどうあるべきか。学年誌や児童誌とのメディア…
ジャッカル軍団やメロスやファイタスの再登場、ヒカリが発明した命の技術によってファイタスがすでに復活、ファイタスが30年を経て遂に明かした素面の姿、歴代ウルトラ戦士たちのマイナーな光線技や武器の描写、そして『A』最終回の名セリフの引用も! シ…
当時の特撮論壇の論調とは真逆! 今後の目指すべき理想の『ウルトラ』世界がここにあると心酔さえしていたのだ。『タロウ』の時点でウルトラの一般兵士や銀十字軍が数十・数百人と登場するエピソードまでもがつくられていく…… 内山大先生によるウルトラシリ…
ウルトラでなくヒーローものの集大成! 初代マンを模した金属製の強化スーツ。制服男子高校生が右拳を天に突き出すや、その強化スーツが科学特捜隊のヒミツ基地から粒子化されて転送・装着されることで、おなじみの変身効果音とともに人間サイズの変身ヒーロ…
まずコメディとして面白い。 先人を過度に美談にすることなく、我々オタのことはキモオタとして、美化でも蔑視でもなくシッカリとそのままで描く。 しかしてこの作品は、厳密なドキュメンタリーなぞでもなく、あの時代の空気・エッセンスを込めつつも、おキ…
白昼の東京都心に降下してきたジャッカル軍団数十人は、地球人を奴隷にしようと威圧をかける! 都心でウルトラ族VSジャッカル族の集団戦を起こしてしまっては大規模な被害が出てしまう。地下鉄の地上出入り口階段に隠れて忸怩たる思いで状況を見守る、人間…
*実は初代の「闇のエージェント」、マグマ星人登場!(笑) *サーベル暴君マグマ星人 VS 残された仲間・健太&千草! *サーベル暴君マグマ星人&宇宙恐竜ゼットン VS 初代ウルトラマン&ウルトラマンティガ! *傑作『残された仲間』 ~マイナスエネルギ…
「一方のスターである怪獣が退治されることによって、視聴者は圧倒的なカタルシスを獲得できるのだ。だから『ウルトラマン』はキモチイイ!」『アニメの見方が変わる本』赤星政尚「バトル・ストーリーの正しい楽しみ方、あるいはただの幼稚な見方」 そう、『…
『ウルトラマンダイナ』評 〜全記事見出し一覧『ウルトラマンダイナ』最終章三部作 〜賛否合評 『平成ウルトラ』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 [ウルトラ] 〜全記事見出し一覧 『ウルトラマンダイナ』総論 〜ダイナ総括 (文・ヤフール) (1999年7月…
矢的猛のやさしさ・ひたむきさ・端正さ。教師編はひとつの桃源郷だ。そこには中学1年生という生活空間に生じる問題・事件はあれども、20年の歳月ゆえかもしれないがトータルで糖皮におおわれてアマくてやわらかくてやさしい印象につつまれている。『80…
70年代末期、3度目のウルトラ怪獣ブームが日本の子供文化を席巻した。 その頂点において満を持して誕生した新しいウルトラマン。それが、『ザ☆ウルトラマン』(79年4月より全50本)だ。 あの日の前後のことを筆者は今でも鮮やかに覚えている。今に直…