ウルトラ総論
*「ウルトラ兄弟」ではなく、ウルトラの星の出身ではなかった、初のウルトラマン! *「ウルトラ兄弟」とも太いパイプ! ウルトラセブン=モロボシダン隊長と川上鉄太郎隊長! *企画書上梓&メインライター・田口成光! その活躍の場を拡げていく! *深紅のウ…
怪獣退治の専門家集団の基地や戦闘機のメカニック性をシャープに強調、敵も怪獣よりは侵略宇宙人主体、正義の巨大超人も銀色主体から赤色主体に変えた『ウルトラセブン』が放映をスタートする。 70年代末期の第3次怪獣ブーム時における本邦初の特撮マニア…
今度は民間人レギュラーを怪獣退治の専門家集団に変えて、そのうちのひとりの隊員を巨大宇宙人に変身させて怪獣と戦う、ヒーローものの体裁を採った初代『ウルトラマン』(66年)が同年7月から放映が開始されて、やはり平均視聴率36.8%の大人気を誇…
民間航空のセスナパイトロットとその助手に新聞社の女性カメラマンが行く先々で怪獣や怪奇現象に遭遇する『ウルトラQ』は、「単なる怪獣モノではなかった」という理論武装で持ち上げる向きも多い。 (しかし、第1世代の特撮ライター・竹内博などは自身が『…
第2期ウルトラ再評価の達成!? 平成3部作よりコスモス・ネクサスが上位にランク! 初代マンを差し置き、ゼロが4位! ゼットも3位に押し上げたZ世代が、タロウ&レオにも投票!? バルタン星人が1位じゃない! ジャグラスジャグラーも2位!(爆) 「メカ…
『レオ』のブラック指令と円盤生物シルバーブルーメ&ノーバの「怪獣娘」によって結成されたBLACK STARS! 彼女らは四畳半の木造アパートをアジトとしている(笑)。 原典のブラック指令の黒いシルクハットの部分が「天使の輪」(笑)としてアレンジ・デザイ…
米軍を追い出し自衛隊を誘致すべきと発言する金城! 「自衛隊を賛美したと沖縄の教職員に嫌われ、袋叩きにされたみたいですね」(パンフレット「上原正三インタビュー」)。このラジオ番組を降板することになってしまった逸話の舞台化なのだった。 70年代…
1994年11月23日勤労感謝の日。この日、読売新聞朝刊にとあるニュースが載せられた。 『新ウルトラマンが二人同時にデビュー!!』 『ひとりはウルトラマン型、もうひとりはセブン型』 もし実現すれば、いままでありそうで実はなかった“本格的ダブルヒーロー…
ムチャクチャ面白い! 「原点回帰」「本格SF志向」「大人向け」ではなく、オモチャ箱ひっくり返し感覚のバトルを主眼に据えたオールスター総登場路線! その延長線に、現代の子供たちが喜びそうで、バンダイも収益を高められそうなプレイバリューの高い玩…
内山漫画がルーツ! ウルトラ一族vs怪獣軍団の集団戦! 超巨大怪獣! 前日談や後日談! 人間が登場しない仮面劇! 先輩が結集しての最終決戦! 今後のウルトラの映画やTVのシリーズ構成、イベント編や最終章がどうあるべきか。学年誌や児童誌とのメディア…
ジャッカル! メロス! ファイタスもヒカリの技術で蘇って素顔も披露! 女戦士アウラの出自! 新旧ウルトラ全肯定な小ネタの数々! シーソーバトルな攻守逆転を幾度か経てみせる、ラストバトルでの実にていねいなアクション描写と心情描写! 最終決戦がワリ…
当時の特撮論壇の論調とは真逆! ウルトラの一般兵士が数万人も登場! 今後のあるべき『ウルトラ』だ! スケール雄大さに興奮して、当時の子供たちはますますウルトラシリーズの大ファンになっていった。 そして、この『ザ・ウルトラマン』こと通称「ジャッ…
ウルトラでなくヒーローものの集大成! 初代マンを模した金属製の強化スーツ。制服男子高校生が右拳を天に突き出すや、その強化スーツが科学特捜隊のヒミツ基地から粒子化されて転送・装着されることで、おなじみの変身効果音とともに人間サイズの変身ヒーロ…
まずコメディとして面白い。 先人を過度に美談にすることなく、我々オタのことはキモオタとして、美化でも蔑視でもなくシッカリとそのままで描く。 しかしてこの作品は、厳密なドキュメンタリーなぞでもなく、あの時代の空気・エッセンスを込めつつも、おキ…
メロス見参! ジャッカル軍団は地球人を奴隷にしようと威圧! 地下鉄の地上入口に隠れて見守る人間に変身したゾフィー隊長とウルトラの母にウルトラの兵士数名。 都心でウルトラ族vsジャッカル族の戦いが勃発しては大被害が出る。 ダメ押しで、ウルトラ族と…
*実は初代の「闇のエージェント」、マグマ星人登場!(笑) *サーベル暴君マグマ星人 VS 残された仲間・健太&千草! *サーベル暴君マグマ星人&宇宙恐竜ゼットン VS 初代ウルトラマン&ウルトラマンティガ! *傑作『残された仲間』 ~マイナスエネルギ…
『てれびくん』の『80』連載漫画の終章は『ウルトラマン80 宇宙大戦争』と改題。ウルトラ兄弟vsバルタン星人大軍団を描く一大連続スペース・オペラへと変貌を遂げた! 先立つ80年10月号『あやしい流星』でも、古代怪獣ゴモラ&バルタン星人登場! …
シャープでクールでスマートなカッコよさは、映像・演出・世界観的にも出せている。 が、ヘビーで陰鬱ではなく、一方で口当たりがよいマイルドな作品だ。 『セブンX』の方向性こそ唯一至上、本来のあるべき姿、日本特撮の進むべき未来だ! などと云う気はな…
「一方のスターである怪獣が退治されることによって、視聴者は圧倒的なカタルシスを獲得できるのだ。だから『ウルトラマン』はキモチイイ!」『アニメの見方が変わる本』赤星政尚「バトル・ストーリーの正しい楽しみ方、あるいはただの幼稚な見方」 そう、『…
超獣・異次元人・富士山麓の秘密基地・電飾満載の指令室! 『帰』の平均視聴率は22.7%、『A』の平均視聴率は18.7%。その差は『嵐』第1話の視聴率に相当する4%! 『A』の視聴率的実力を侮るべからず! 脚本家ごとのヤプールや超獣の描写の相違…
[特撮意見] 〜全記事見出し一覧 [ウルトラ] 〜全記事見出し一覧 祝!真正M78星雲ウルトラ兄弟系『ウルトラマンメビウス』放映開始記念! (文・T.SATO) (初出・同人誌『仮面特攻隊2005年春号2刷』(05年4月24日発行)〜『仮面特攻隊2…
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル#1「怪獣無法惑星」 〜第1シリーズ序盤合評 ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO#1「レイオニクスハンター」 〜第2シリーズ [特撮意見] 〜全記事見出し一覧 『大怪獣バトル』 〜全記事見出し一覧 [ウルトラ] 〜全記…
[特撮意見] 〜全記事見出し一覧 [ウルトラ] 〜全記事見出し一覧 『シン・ゴジラ』 〜震災・原発・安保法制! そも反戦反核作品か!? 世界情勢・理想の外交・徳義国家ニッポン! 拙ブログ・トップページ(最新5記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 (文・T.…
[特撮意見] 〜全記事見出し一覧 [ウルトラ] 〜全記事見出し一覧 拙ブログ・トップページ(最新5記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 特撮評論同人界での第2期ウルトラ再評価の歴史概観 (文・T.SATO) (2003年12月執筆) 「怪獣ファンは〜すべ…
大江健三郎「破壊者ウルトラマン」へのリプライ。 助監督・内海が弾劾したのは超人が怪獣を打倒する宿命路線だ。 そのための方策を論じ、一例に「血を吸う花は少女の精」を挙げる。 あるいは次作『レオ』も「破壊者ウルトラマン」のリプライともいえる。 当…
要約すると、 ①「子供大人」「大人子供」の中途半端な人間が作った「怪獣映画」はいかがわしい。 ②怪獣の出自は自然の生命。一部、被爆者に差別的な発想のものが存在(『セブン』#12欠番騒動を念頭)。 ③都市破壊にリアリティがあったり、作り手に内的必然…
『ウルトラマンダイナ』評 〜全記事見出し一覧『ウルトラマンダイナ』最終章三部作 〜賛否合評 『平成ウルトラ』シリーズ評 〜全記事見出し一覧 [ウルトラ] 〜全記事見出し一覧 『ウルトラマンダイナ』総論 〜ダイナ総括 (文・ヤフール) (1999年7月…
矢的猛のやさしさ・ひたむきさ・端正さ。教師編はひとつの桃源郷だ。そこには中学1年生という生活空間に生じる問題・事件はあれども、20年の歳月ゆえかもしれないがトータルで糖皮におおわれてアマくてやわらかくてやさしい印象につつまれている。『80…
70年代末期、3度目のウルトラ怪獣ブームが日本の子供文化を席巻した。 その頂点において満を持して誕生した新しいウルトラマン。それが、『ザ☆ウルトラマン』(79年4月より全50本)だ。 あの日の前後のことを筆者は今でも鮮やかに覚えている。今に直…