昭和ライダー
*70年度後半 ~第2次怪獣ブーム勃興 *71年4月 ~変身ブームへの転轍機 *前史。歴史の流れ・交差・人脈・叙述とは!? *昭和『仮面ライダー』のプロデューサー・平山亨の出自! *昭和『仮面ライダー』のプロデューサー・渡邊亮徳の企画 *1950年代末期(昭和30…
冒頭カーチェイスから原典オマージュ! そのアレコレ! *ダンプが吹っ飛ぶナゾ! バイクの転落! ㈱三栄土木! *ヒロイン&ライダー初顔見せ! そのコート! 画質も! *アヴァンタイトルにアクションを配置するスペシャル感! *「風」と仮面! 石森マンガ版…
原点回帰・バリエーション・シリーズ直系の鼎立! 姉を殺害して自身を改造人間にしたバダンに強く復讐を誓う! 『ライダー』っぽさを想起させて、郷愁さえ抱かせる。 昭和の『仮面ライダー』の魅力は「旧1号編」の要素だけではなかったハズだ。 歴代ライダ…
ハルミの愛の形に衝撃を受けた。何も役に立てないハルミだが、いっしょに死ぬことはできる! この最終回を見た東映の吉川進プロデューサーの奥方に、「その辺のメロドラマより何百倍も感動したわ」と、江連も言われたという。 しかしそこは子供番組、スーパ…
原点回帰とは真逆なワールドワイドに拡大していく物語のプロトタイプとして、『スカイライダー』を賞揚したい。 ネオショッカーの組織が「世界中」にはりめぐらされ、「世界各地」のそこかしこでも悪事が展開されているという広大な「世界観」を薄明のもとに…
不粋な突っ込み、本人は愛情表現のつもりでも、ボキャ貧で冷笑的な「強引」だの「不自然」だのは一切合切クソくらえ! これこそ「暗闇を払い、この世に光をもたらす」という「ヒーロー」としての最高究極の構図である! 特に前述の22話あたりにおいて、顕著…
旧1号のメカ性は無い。『アマゾン』は言わば原点をさらに遡った0号ないしマイナス1号。5話もハードで驚いた。敵組織を裏切り正義に寝返るモグラ獣人に、初作の設定が割り振られている。 かねてからのマニア諸氏の疑問として、仮面ライダーは敵組織から逃…
*「セタップ!」(変身)とライドル(武器)導入の先進性! *GODの神話怪人、アポロガイスト=ダークヒーロー登場の先進性! *水城涼子=「恋人」登場、公私葛藤の先進性! *見よ! Xライダーの「大変身」=大きな路線変更!!(笑) *アイテム争奪戦! …
『V3』で『ライダー』と人間サイズの特撮変身ヒーロー番組のフォーマットが確立。 1〜12話:V3誕生編。 13〜30話:ドクトルG編。 31〜40話:キバ一族編&ツバサ一族編。 41〜52話:ヨロイ軍団〜ライダーマン編。 仮面ライダー1号と2号は風見志郎を救…
『シルバー仮面』と『ミラーマン』のみならず『仮面ライダー』までもが参戦して、日曜夜7時に同時間帯衝突を繰り広げていたのである! 今から思うと、おそらく『仮面ライダー』の圧勝だったと思う。 そんな中で『シルバー仮面』を観ていた筆者は、こりゃあ…
*仮面ライダー・本郷猛の物語 〜旧1号編再考〜 *1.はじめに *2.マニアのバイブルとしての旧1号編 *3.青年科学者・本郷 猛 *4.秘密結社・ショッカー *5.ヒロインの喪失 *6.原作・コミカライズについて *7.本郷はどこへ *8.旧1号編の遺産 *…
旧1号編の神格化はマニア文化草創期の空気も多分に反映。 第2話ラストで本郷の濡れ衣がアッサリ晴れて以降はドラマ的興味はガクッと半減。ウリのライダーとショッカー怪人のバトルだってこの時期はドタドタしてまるでスマートじゃない。 人の形に置かれた…
『ライダー』の魅力は、 ・ヒーローとしてのインパクト ・ヒーロー性を強調するデザインから来る独自のスタイル ・そのスタイルに彩られた体躯によるアクションの格好良さ ・改造人間といった設定から来るメカニカルで強靭な肉体 ・強靭な肉体とは相反する、…
初作と『真』の中間の「リアル度」に位置する作り。リアル志向といっても『真』みたく服を脱ぎ裸になって苦悶しつつ異形に変身する、一応のSF科学的・合理的存在ではない。仮面ライダーのマスクをかぶり口顎カバーのクラッシャーを付けることで変身が完成…
マニアの拒否は凄まじかった。●武器を使う・車に乗る・タイプチェンジする●光太郎のキャラ・人物相関図が前作を無視。「ライダーの定義」にこだわる旧作ファン。あくまで主人公・南光太郎と親友・秋月信彦の関係描写にこだわる『BLACK』ファン(女性フ…
私的目的と公的目的が相反する場合、どんな結果となるか? この疑問にはからずも答えたのが、上原正三がスケジュールや作品方針の関係で第1クールで降りて、ライバル幹部・剣聖ビルゲニアとの対立を主とした展開で色々な脚本家が場つなぎしたあとに、メイン…
旧1号のメカ性は無く、『アマゾン』が旧1号を意識したとは気付かない。企画意図が空回りしたという評価もあっていい気がする。 だが逆に、この「原点にして原点にあらず」という部分にこそ、『アマゾン』の面白さがあるのかもしれない。旧1号が“原点”の「…