假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありませんので、悪しからず!(笑)

SHT・サンクリ・資料性 〜假面特攻隊2020年号「平成特撮30年史・序章~平成元(1989)年」「ウルトラマンタイガ」「GRIDMAN」「トクサツガガガ」合評・東京23区歴史博物館全ガイド・深夜アニメ合評同人誌・かいじゅう25・令和海底軍艦・土曜ワイド劇場「幽霊列車」岡本喜八脚本監督ほか批評感想資料本多種委託

サンクリ(中止)・資料性(延期)・コミケ・文フリ・コミティア他(中止)各即売会の防疫・中止経緯・返金事情を整理&私感
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「コミケWebカタログ」:メアド(アカウント)登録にて参照可! 〜最新2020年号も10ページ分を先行公開!

2020年7月24日(木・祝)、スーパーヒロインタイム2020春 内「まどマギ」オンリー「円環の理19」

TRC東京流通センター Eホール・円環03(キングトータス)に間借り出店!

(当初の開催日3/29(日)の3日前(!)の3/26(木)朝に5/24(日)への延期が告知されるも、4/27(月)に大田区産業プラザPiOが5月末まで閉鎖になったために、7/23(木・祝)への再延期が決定! 7/9(木)には会場使用制限の関係でTRCに開催場所が変更!……もう2020春じゃないじゃん・汗)

2020年8月2日(日)、サンシャインクリエイション2020 Summer

池袋サンシャインシティ・文化会館2階Dホール・セ-07a出店!

(予想はされたことだけど、実際のオンライン申込がなかなか始まらない。開催すべきか否かの苦慮が透けて見えてくる(汗)。4/24(金)に参加申込&締切の延期、および新スケジュールは5/11(月)頃に発表予定と告知。5/11(月)に時期未定の延期が発表。5/31(日)に8/2(日)開催が発表!)
(前回の2020 Springは開催4日前の3/4(水)朝にコロナウイルス騒動で開催自体の中止が決定! 消毒液・マスク・救護支援の準備もしていたそうナ。過去の表現規制問題とはまったく異なり、場を守ることで場を失いかねない逆説的な事態、および感染者の来場が判明した場合に今後の開催が難しくなり、将来の継続にリスクになるとの判断だとのこと。あくまでひとつの判断に過ぎず、公共性を盾に一律の判断を迫ることは正しくなく、各団体ごとの意向を尊重するとも……)
(3/17(火)、返金については、郵送または初夏・秋のイベント参加費にクーポン振替の二択が発表。なんとサンクリカタログも初夏&秋即売会・会場での当日分との交換、または専用フォームで申請後に元払い郵送での初夏・秋分との交換、元払い郵送での1000円の小為替での返金が決定)
#サンクリ #サンシャインクリエイション #即売会

2020年8月15日(土)、資料性博覧会13

中野サンプラザ・13階コスモルーム・ブース№未定に出店!

サンクリ中止が決まった翌々日3/6(金)にナンと! 変わらず開催の意向を表明! 3/27(金)時点でもキャンセル・直参⇒委託変更受付を含めて、改めて開催を表明! ただまぁギリギリで開催中止を決定されても、もちろん恨みませんけどネ。今はクラウド・ファンディングも可能な世の中なのだから、各団体がそれを募るのならば、当方個人は喜んで寄付をするゾ! ……3/30(月)にサークル参加者には内々に先行して8~9月開催への延期が告知。5/25(月)夜に8/15(日)午後3:15~7:00開催決定が告知!)
#資料性13 #即売会


サンクリ(中止)・資料性(延期)・コミケ・文フリ・コミティア他(中止)各即売会の防疫・中止経緯・返金事情を整理&私感


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假面特攻隊ブース
『仮面特攻隊』2020年号「平成特撮30年史~序章」特集 〜まんだらけでネット通販開始!(10頁分を公開!)(折込コピー速報が落丁分の補充扱いで説明されてます・笑)
『仮面特攻隊』2020年号「平成特撮30年史~序章」特集 〜COMIC ZINでもネット通販開始!(3頁分を公開!)
『仮面特攻隊』2019年号「SSSS.GRIDMAN」特集 〜まんだらけでネット通販開始!(10頁分を公開!)(2020年1月現在、残部2部)
『仮面特攻隊』2019年号「SSSS.GRIDMAN」特集 〜COMIC ZINでもネット通販開始!(6頁分を公開!)
『仮面特攻隊』2017年号「シン・ゴジラ」賛否合評大特集 〜手持ち分は完売! 残部はCOMIC ZINのみ! ネット通販中!(6頁分を公開!)
『仮面特攻隊』2016年号「特集・48年目の『怪奇大作戦』」 〜まんだらけでネット通販中!(2020年1月現在、残部1部)
『仮面特攻隊』2015年号「特集・ゴジラ評論60年史」 〜手持ち分は完売。残部はまんだらけでネット通販中!(2頁分を公開!)(2020年1月現在、残部2部)
『仮面特攻隊』2015年号「特集・ゴジラ評論60年史」 〜手持ち分は完売。残部はCOMIC ZINでもネット通販中!(3頁分を公開!)
『仮面特攻隊』バックナンバー 〜まんだらけでネット通販中!
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◎2019年12月冬コミ新刊! 『仮面特攻隊2020年号』!

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『仮面特攻隊』2020年号「平成特撮30年史~序章」特集 〜まんだらけでネット通販開始!(10頁分を公開!)(折込コピー速報が落丁分の補充扱いで説明されてます・笑)
『仮面特攻隊』2020年号「平成特撮30年史~序章」特集 〜COMIC ZINでもネット通販開始!(3頁分を公開!)
※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!
☆折込コピー速報『ウルトラマンタイガ』『ウルトラギャラクシーファイト』『スカイウォーカーの夜明け』『仮面ライダー令和』合評
★大特集『平成特撮30年史~序章 平成元(1989)年』
☆大特集『平成スーパー戦隊30年史~序章 「高速戦隊ターボレンジャー」』
・特集『トクサツガガガ』合評
・特集『SSSS.GRIDMAN』合評
・『ULTRAMAN』
・『ウルトラギャラクシーファイト』
・『ウルトラマンタイガ』序盤合評
・『ウルトラマンタイガ』中盤合評
・『劇場版ウルトラマンR/B』合評
・『ウルトラマンR/B』終盤合評
・『仮面ライダーゼロワン』序盤合評
・『昭和ライダー怪人ヒトデヒットラー登場回に、歴代敵幹部が復活したら!?』
・『仮面ライダージオウ』総括合評
・『騎士竜戦隊リュウソウジャー』中盤合評
・『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』合評
・『ルパンレンジャーvsパトレンジャーvsキュウレンジャー
・『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』番外編
・『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』終盤評
・『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』合評
・『アベンジャーズ/エンドゲーム』合評
・『世にも奇妙な物語 ’19雨の特別編』
・『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』
・『吸血鬼ゴケミドロ
・『小松左京音楽祭』
・『追悼 特撮監督・矢島信男
・『東離剣遊紀2』
・『映画 刀剣乱舞
・『がっこうぐらし!
・『空母いぶき』!
・『ゴジラ対メカゴジラ爆音上映』
・『ゼニクレージー』CM
・『マグナムドライ』CM
・『電光超人グリッドマン
・『AM3:00の恐怖』
・『仮面ライダーグリス』
・『アリータ:バトルエンジェル』
・『メイ・イン・ブラック:インターナショナル』
・『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
・『ザ・ボーイズ』
・『ブライトバーン』
・『ターミネーター:ニュー・フェイト』
・『ウルトラマン子連れ狼考 ~ヒーローショーの古今を懐古!』
(B5判・P162・オフセット印刷・1500円)


◎2019年12月・新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.76』(坂井 由人)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

 19年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、
・2019年秋アニメ『アズールレーン』『旗揚(はたあげ)! けものみち』『慎重勇者~この勇者が俺TUEEE(ツエーー)くせに慎重すぎる~』『私、能力は平均値で言ったよね!』『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』『天才高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『俺を好きなのはお前だけかよ』『神田川JET GIRLS』『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-』『星合(ほしあい)の空』『Z/X Code reunion(ゼクス コード リユニオン)』『厨病激発ボーイ』『バビロン』『ノー・ガンズ・ライフ』『ライフル・イズ・ビューティフル』評
・2019年アニメ映画『二ノ国(にのくに)』『映画 この素晴らしい世界に祝福を! -紅(くれない)伝説-』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 -永遠と自動手記人形-』『BanG Dream! FILM LIVE(バンドリ! フィルム・ライブ)』『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』『空の青さを知る人よ』『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)』『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』『GのレコンギスタⅠ 行け!コア・ファイター』評
 などを投稿)
(B5判・P50前後・コピー・500円)


◎2020年8月・サンクリ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.85』(仙田 冷)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

 20年3〜7月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(B5判・P60前後・コピー・600円)

◎2020年3月・サンクリ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.84』(仙田 冷)

 19年11〜20年3月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、冬アニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギガ外伝』『映像研には手を出すな!』『異種族レビュアーズ』評を投稿)
(B5判・P60前後・コピー・600円)

◎2019年11月・サンクリ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.83』(仙田 冷)

 19年6〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、秋アニメ『アズールレーン』『慎重勇者~この勇者が俺TUEEE(ツエーー)くせに慎重すぎる~』『私、能力は平均値で言ったよね!』『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』『天才高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『BanG Dream 2nd Season』『胡蝶綺 ~若き信長~』評を投稿)
(B5判・P60前後・コピー・600円)


◎2019年12月・冬コミ新刊! 『かいじゅう25 マイリトル特撮日記2019(2)(下半期)』(樹下 ごじろう)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2018年12月〜2019年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P40前後・コピー・500円)
(……『かいじゅう10・2012(1)』〜前号『かいじゅう22・2018(1)』まで13冊まとめて購入すれば、在庫処分で大幅値引きの2000円!・笑)


◎2019年5月新刊! 「宇宙戦艦ヤマト2199・2202」徹底批判本『エネルギーが尽きるまで怒りを込めて撃ちつくぜ』(竹原政宏)

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●2012年発刊の同人誌『宇宙戦艦ヤマト初作〜2199評論本』全シリーズ批評本で、幾度もの増刷を重ねるロングセラーを放ってきた著者が、
 この2019年春に完結したばかりの『宇宙戦艦ヤマト2202』および『2199』に異を唱えて放つ緊急新刊!
(B5判・P20前後・コピー・200円)
(編:『宇宙戦艦ヤマト2202』肯定評も、同じく委託中のオールジャンル評同人誌『SHOUT!』『DEATH-VOLT』誌には掲載されておりますので、賛否併せてお買い求めいただけますと幸いです・笑)


◎コピー評論誌「漫画界の解体進行形を解く」2019年加筆版!『WEB漫画に未来はあるのか』(M.TAKEHARA)

(A5判・P32・コピー・300円)


◎昨2018/年4月新刊! 『東京23区 区立歴史博物館・資料館 完全ガイド(新装版)』(FOLON:しばたひでき) 〜大好評につき、第3刷から増補改訂版刊行!


『区立歴史博物館 完全ガイド』の内訳ページなどの紹介はコチラ!
●東京23区のすべての「区立歴史博物館」、同「郷土資料館」を完全に網羅したガイド本が登場!
●すべての施設に取材を敢行! 最新情報、施設の過去のリニューアル履歴情報も掲載!
●各館の見どころ、常設展示内容を詳細に解説!
●周辺の施設の見どころ、「分館」「分室」など、区が運営する歴史博物施設をすべて掲載!
●なんと昭和の時代の「復元家屋」の特集もあり!
●さらに加えて、区が管理して見学できるすべての「古民家」「文化財建築」もすべて網羅!
●歴史マニア、郷土史マニア、民俗史マニア、江戸時代マニアの同好の士たちに捧ぐ!
 (B5判・P60・オフセット印刷・700円)
★『歴史博物館 完全ガイド』は、メアド「tenshinrou(a)mail.goo.ne.jp」でも通販可!
 ※:(a)はスパムメールよけで、実際にはアットマーク「@」の文字となります。


◎2019年5月新刊! 『宇宙特撮シリーズ キャプテンウルトラ全書 半世紀記念版』(森川 由浩) ~完売!

(「資料性博覧会DX」では合体申込サークルのお隣り、ブース№61の「morikawa_S」にて頒布!)(6月のサンクリでは諸事情(重量の問題)で委託してません。スイマセン・汗)
 初代『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』の間に放映された東映特撮『キャプテンウルトラ』(67年)。放映50周年超過記念の「半世紀記念版」と銘打って、2007年冬コミ刊行の同『全書』、2008年夏コミ刊行の同『全書・増補版』(PART2)発行後に発掘した情報も加えた、大幅増補決定版を10年強の歳月を経て遂に刊行!
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・宇宙特撮シリーズ・キャプテンウルトラ 展開解説
・主要キャラクター紹介
・宇宙怪獣名鑑
・全24話ストーリー解説


・ウルトラスチールギャラリー                      
小学館児童誌掲載記事漫画大鑑                     
・書籍・単行本に於けるキャプテンウルトラ                
・雑誌界に於けるキャプテンウルトラ      
・新聞記事に見るキャプテンウルトラ      


・アラカルト・コラム
キャプテンウルトラ劇場映画版
キャプテンウルトラ劇盤の世界 
キャプテンウルトラ映像ソフト大全   
キャプテンウルトラ特番関連       
・改造バンデラー名前の謎?           
東映ウルトラ怪獣の魅力分析
・二年目の怪獣ブーム・1967年のジャンル作品再検証     
・〝にせ〟キャプテンウルトラショーの謎を追え! 
・二年目の怪獣ブーム・1967年のジャンル作品再検証 
・幻の没企画・TBSウルトラシリーズ第五弾『ウルトラ・メカ』
・カラーTV時代のキャプテンウルトラ
キャプテンウルトラ再放送リスト          
・本放送&初回再放送対比リスト
キャプテンウルトラ サブタイトルリスト
キャプテンウルトラ 視聴率


(B5判・P254・オフセット印刷・予価2000円)


◎2018年12月・冬コミ新刊! 小説『特捜ロボ ジャンパーソン 非公認前史』(犬原 人)

(二次創作不可のコミティア以外で販売)
 1993年放映の東映メタルヒーロー! 憲法改正後の日本で、東映メタルヒーローの先輩・機動刑事ジバンと対決!
(A5判・P84・オンデマンド印刷・500円)

◎2018年8月・夏コミ新刊! 小説『勝手にサンダーマスク』第1巻〜第5巻(犬原 人)

(二次創作不可のコミティア以外で販売)
 幻の1970年代特撮巨大ヒーロー! 新解釈で勝手に再構築!
(A5判・P100超・オンデマンド印刷・500円)
(……5冊まとめて購入すれば、500円値引きして2000円!・笑)


◎2018年8月・夏コミ新刊! 「土曜ワイド劇場『幽霊列車』岡本喜八脚本監督」(ビオラン亭 ガメラ

 赤川次郎原作小説が『土曜ワイド劇場』開始2年目に実写ドラマ化の全貌が今ここに明らかに!
 極小活字の圧倒的な情報量で徹底詳解・レビュー・スタッフロール再録!
(B5判・P24・コピー・300円)

◎2016年10月新刊! 「土曜ワイド劇場『三毛猫ホームズ石立鉄男版6部作・1979〜1984 PART1」 〜増刷!(ビオラン亭 ガメラ

(実際の同人誌はモノクロ印刷になります・汗)

「PART1」の数ページ中見せと、「PART2」「PART3」の表紙画像はコチラ!
 往年の「土曜ワイド劇場」ワクで放映された石立鉄男坂口良子版『三毛猫ホームズ』シリーズ6部作(1979〜1984)の全貌が今ここに明らかに!
 極小活字の圧倒的な情報量で、シリーズ全6部作を徹底詳解・レビュー・スタッフロール再録! 『三毛猫』石立版同人誌が満を持して降臨!


●第1作『三毛猫ホームズの推理 女子大密室殺人』(1979年12月1日放映)
●第2作『三毛猫ホームズの追跡 女性専科連続殺人の謎』(1980年6月14日放映)
(B5判・P28・コピー・300円)

◎新刊! 「土曜ワイド劇場『三毛猫ホームズ石立鉄男版6部作・1979〜1984 PART2」 〜増刷!(ビオラン亭 ガメラ

「PART1」の数ページ中見せと、「PART2」「PART3」の表紙画像はコチラ!
●第3作『三毛猫ホームズの怪談 赤猫は死を招く』(1981年5月16日放映)
●第4作『三毛猫ホームズの狂死曲 バイオリン連続殺人』(1982年12月25日放映)
(B5判・P28・コピー・300円)

◎新刊! 「土曜ワイド劇場『三毛猫ホームズ石立鉄男版6部作・1979〜1984 PART3」 〜増刷!(ビオラン亭 ガメラ

「PART1」の数ページ中見せと、「PART2」「PART3」の表紙画像はコチラ!
●第5作『三毛猫ホームズの運動会 だるま競争殺人事件 さらば愛する人よ』(1983年5月14日放映)
●第6作『三毛猫ホームズの駆落ち 相続人連続殺し 父危篤・至急連絡乞う』(1984年12月22日放映)
(B5判・P28・コピー・300円)
(……3冊まとめて購入すれば、100円値引きして800円!・笑)

◎旧刊『「ケータイ刑事 銭形舞」評全集』(ビオラン亭 ガメラ

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 往年の深夜ドラマ『ケータイ刑事 銭形舞』全話ガイト+批評!
(B5判・P84・オフセット印刷・1000円)


◎2018年12月冬コミ新刊! 『仮面特攻隊2019年号』! ~手持ち分は完売!




『仮面特攻隊』2019年号「SSSS.GRIDMAN」特集 〜COMIC ZINでネット通販開始!(6頁分を公開!)
『仮面特攻隊』2019年号「SSSS.GRIDMAN」特集 〜まんだらけでもネット通販開始!(10頁分を公開!)(2020年1月現在、残部2部)
※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!


★TV『SSSS.GRIDMAN』巻頭合評特集! 〜原典『電光超人グリッドマン』関東・中部・関西全話視聴率掲載!
・映画『怪獣娘(黒)〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』合評!
・映画『GODZILLA 星を喰う者』合評!


・TV『ウルトラマンR/B』合評!
・TV『ウルトラマンジード』総括合評!


★映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』折込コピー速報合評!
・TV『仮面ライダージオウ』序盤合評!
・TV『仮面ライダービルド』総括合評!
・OV『仮面ライダーエグゼイド アナザー・エンディング』3部作評!
・配信『仮面ライダーアマゾンズ』評!


・TV『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』合評!
・OV『宇宙戦隊キュウレンジャーvsスペース・スクワッド』合評!
・OV『炎神戦隊ゴーオンジャー 10YEARS GRANDPRIX』評!
・TV『宇宙戦隊キュウレンジャー』総括合評!
・ルポ『トクサツ2018』 〜「レジェンド大戦の丘」ロケ地・探訪!


・TV『シルバー仮面』懐古 〜後年の過度な再評価に疑義! シリーズ後半にドラマ性は本当にないのか?
・TV『サンダーマスク』懐古 〜キワモノなだけの幻の逸品か!?


・洋画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』賛否合評!
・洋画『ブラックパンサー』合評! 〜傑作だが、新たな黒人搾取でもあるか!?
・洋画『アントマン&ワスプ』評! 〜小粒良品!
・洋画『デッドプール2』合評! 〜デットプールvsターミネーター(笑)
・洋画『ヴェノム』賛否合評! 〜悪のスパイダーマン単独主演映画!


・洋画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』合評! 〜酷評される本作を擁護・絶賛!
・洋画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』合評!
・洋画『ガーディアンズ』評!
・洋画『パシフィック・リム:アップライジング』合評!
・洋画『レディ・プレイヤー1』合評!
・洋画『ランペイジ 巨獣大乱闘』評!


・邦画『BLEACH』評!
・邦画『銀魂2 掟は破るためにこそある』評!
・TV『魔法×戦士マジマジョピュアーズ』評!
・TV『神ノ牙―JINGA―』評!
・邦画『牙狼〈GARO〉―神ノ牙―』評!
・邦画『DESTINY 鎌倉ものがたり』評!
・邦画『累(かさね)』評!
・TV『荒神』評! 〜NHK時代劇+特撮怪獣もの!
・TV『東離劍遊紀』評! 〜虚淵玄脚本の台湾の特撮人形劇「1」&「2」!
・TV『モブサイコ100』評! 〜坂本浩一監督&濱田龍臣ジード』コンビの深夜特撮!


・小説『キジムナーkids』評! 〜脚本家・上原正三が放つ戦後沖縄少年物語! 
・TV『ウルトラマンエース』評! 〜ファミ劇HDリマスター版!
・TV『ウルトラマンタロウ』評! 〜ファミ劇HDリマスター版!
・邦画『あゝ決戦航空隊』評!
・邦画『あゝ同期の桜』評!
・邦画『人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊』評!
・洋画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』評!


・随筆『ヒーロー物の「脱暴力化」は可能か?』 〜東京新聞のコラムに寄せて
・随筆「『わたモテ』『トクサツガガガ』、同じ女オタが主人公でも越えられない壁とは?(涙)」
・随筆『ここにこんなものが! 日本各地の旅先に美少女アニメ風キャラが多数!?』!
・随筆「秋の夜長に『銀河鉄道999』」 〜名画座で往年の名作アニメ映画正続編を鑑賞!
・漫画『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』評!
・ルポ『昭和特撮ヒーロー俳優 サイン会・撮影会』 〜静岡県沼津市・新仲見世商店街・昭和レトロ祭り!
・ルポ『ウルトラマンR/Bショー』『ウルトラマンガイア スペシャルステージ』!
(B5判・P152+折込コピーP4・オフセット印刷・1500円)


◎2019年12月・新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.76』(坂井 由人)

 19年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、
・2019年秋アニメ『アズールレーン』『旗揚(はたあげ)! けものみち』『慎重勇者~この勇者が俺TUEEE(ツエーー)くせに慎重すぎる~』『私、能力は平均値で言ったよね!』『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』『天才高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『俺を好きなのはお前だけかよ』『神田川JET GIRLS』『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-』『星合(ほしあい)の空』『Z/X Code reunion(ゼクス コード リユニオン)』『厨病激発ボーイ』『バビロン』『ノー・ガンズ・ライフ』『ライフル・イズ・ビューティフル』評
・2019年アニメ映画『二ノ国(にのくに)』『映画 この素晴らしい世界に祝福を! -紅(くれない)伝説-』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 -永遠と自動手記人形-』『BanG Dream! FILM LIVE(バンドリ! フィルム・ライブ)』『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』『空の青さを知る人よ』『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)』『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』『GのレコンギスタⅠ 行け!コア・ファイター』評
 などを投稿)
(B5判・P50前後・コピー・500円)

◎2019年8月・新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.75』(坂井 由人) ~完売!

(表紙はバックナンバーのものです・汗)
 19年5〜8月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、
・2019年夏アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』『ありふれた職業で世界最強』『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』『炎炎(えんえん)ノ消防隊』『かつて神だった獣たちへ』『彼方のアストラ』『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』『コップクラフト』『女子高生の無駄づかい』『ダンベル何キロ持てる?』『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』『手品先輩』『Dr.STONE』評
・2019年アニメ映画『天気の子』『薄暮(はくぼ)』『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』評
・2019年時事評『京アニ事件に自身の趣味活動の無力さを想う』評
 などを投稿)
(B5判・P50前後・コピー・500円)

◎2019年5月・新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.74』(坂井 由人) ~完売!

 19年1〜4月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、
・2019年冬アニメ『上野さんは不器用』『エガオノダイカ』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』『ガーリー・エアフォース』『五等分の花嫁』『盾の勇者の成り上がり』『ドメスティックな彼女』『魔法少女特殊戦あすか』『revisions リヴィジョンズ』『臨死!! 江古田ちゃん』『私に天使が舞い降りた!』評
・2019年春アニメ『異世界かるてっと』『群青のマグメル』『この音とまれ!』『世話やきキツネの仙狐さん』『川柳少女』『ひとりぼっちの○○(まるまる)生活』評
・2019年アニメ映画『コードギアス 復活のルルーシュ』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星編』『劇場版 幼女戦記』評
 などを投稿)
(B5判・P50前後・コピー・500円)

◎2018年12月・冬コミ新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.73』(坂井 由人) ~完売!

 18年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、
・2018年秋アニメ『あかねさす少女』『アニマエール!』『異世界居酒屋〜古都アイテーリアの居酒屋のぶ〜』『ウチのメイドがウザすぎる!』『風が強く吹いている』『学園BASARA』『狐狸之声(きつねのこえ)』『軒轅剣 蒼き曜(けんえんけん あおきかがやき)』『ゴブリンスレイヤー』『色づく世界の明日から』『やがて君になる』評
・2018年アニメ映画『劇場版 若おかみは小学生!』『ANEMONE EUREKA SEVEN HI−EVOLUTION(アネモネ エウレカセブン ハイエボリューション)』評
 などを投稿)
(B5判・P50前後・コピー・500円)

◎2018年8月・夏コミ新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.72』(坂井 由人) 〜完売!

 18年5〜8月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、
・2018年夏アニメ『ISLAND(アイランド)』『悪偶(あぐう)―天才人形―』『アンゴルモア 元寇合戦記』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『音楽少女』『京都寺町三条のホームズ』『ぐらんぶる』『殺戮の天使』『七星のスバル』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『天狼(シリウス) Sirius the Jaeger』『邪神ちゃんドロップキック』『すのはら荘の管理人さん』『スペースバグ』『千銃士』『ちおちゃんの通学路』『ハッピーシュガーライフ』『はねバド!』『百錬の覇王と聖約の戦乙女(ヴァルキュリア)』『プラネット・ウィズ』評
・2018年アニメ映画『あさがおと加瀬さん。』『UNDER THE DOG Jumbled(ジャンブル)』評
 などを投稿)
(B5判・P52・コピー・500円)

◎2018年5月新刊! 速報コピー誌『SHOUT! VOL.71』(坂井 由人) 〜完売!

(拙ブログ主宰も、
・2018年冬アニメ『からかい上手の高木さん』『メルヘン・メドヘン』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『キリングバイツ』『刀使ノ巫女(とじのみこ)』『citrus(シトラス)』『ゆるキャン△』『博多豚骨ラーメンズ』『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』『グランクレスト戦記』『恋は雨上がりのように』『刻刻(こっこく)』評
・2018年春アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』『かくりよの宿飯』『銀河英雄伝説 Die Neue These』『蒼天の拳 REGENESIS』『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』『多田くんは恋をしない』『デビルズライン』『ニル・アドミラリの天秤』『ハイスクールD×D HERO』『魔法少女 俺』『魔法少女サイト』『メガロボクス』『LOST SONG』『ヲタクに恋は難しい』評
・2018年アニメ映画『映画 中二病でも恋がしたい ―Take On Me―』『劇場版マジンガーZ/INFINITY』『劇場版マクロスΔ(デルタ) 激情のワルキューレ』『劇場版Infini−T Force/ガッチャマン さらば友よ』『さよならの朝に約束の花をかざろう』評
・『追悼、保守思想家・西部邁(にしべ・すすむ)』
 などを投稿)
(B5判・P50前後・コピー・500円)


◎2019年11月・サンクリ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.83』(仙田 冷)

 19年6〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、秋アニメ『アズールレーン』『慎重勇者~この勇者が俺TUEEE(ツエーー)くせに慎重すぎる~』『私、能力は平均値で言ったよね!』『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』『天才高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『BanG Dream 2nd Season』『胡蝶綺 ~若き信長~』評を投稿)
(B5判・P60前後・コピー・600円)

◎2019年6月・サンクリ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.82』(仙田 冷)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)
 18年1〜6月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、春アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』『賢者の孫』、(ひとり)ボッチ漫画『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』~連載8年目にして人気再燃の理由を探る!、映画『翔んで埼玉』、時事評『「令和元年」~天皇制を考える!』評を投稿)
(B5判・P60前後・コピー・600円)

◎2018年12月・冬コミ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.81』(仙田 冷)

(表紙はバックナンバーのものです・汗)
 18年1〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、秋アニメ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』『閃乱カグヤ SHINOVI MASTER ―東京妖魔篇―』『ソラとウミのアイダ』『ゾンビランドサガ』『転生したらスライムだった件』『でびどる!』『となりの吸血鬼さん』評を投稿)
(B5判・P28・コピー・400円)

◎2017年12月・冬コミ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.80』(仙田 冷)

 17年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、秋アニメ『恋と嘘』『魔法使いの嫁』『ネト充のススメ』『クジラの子らは砂上に歌う』『Just Because』『このはな綺譚』評を投稿)
(B5判・P28・コピー・400円)


◎2018年8月・夏コミ新刊! 『ウルトラマンタロウ 〜流用ライブラリ音楽の世界〜 増補改訂版』(奉力萬) ~完売!

コミケでのみ委託販売。初版をサークル「ルノホート」にご持参くだされば、増補改訂版と交換するそうです!)

・『ウルトラマンタロウ』 〜ナゾの流用曲群の出典研究・決定版!
(B5判・P30前後・オフセット印刷・500円)


◎2017年12月冬コミ新刊! 『仮面特攻隊2018年号』! 〜完売!


※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!


★大長編評論『テレビ特撮・時間帯変更史』 〜力作5万字評! 節目の歴代23大TV特撮の関東・中部・関西全話視聴率掲載!


・TV『怪獣倶楽部 〜空想特撮青春期〜』賛否合評! 〜第1世代よりも下のオタはいかに生くべきか!?


・TV『ウルトラマンジード』序盤賛否合評!
・TV『ウルトラマンジード』総括!
・TV『ウルトラマンジード』子連れ狼


・TV『ウルトラファイトオーブ』完結合評!
・邦画『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』合評!
・TV『ウルトラマンオーブ』終盤・総括合評!


・TV『仮面ライダービルド』序盤総括!
・TV『仮面ライダーエグゼイド』総括!
・邦画『劇場版 仮面ライダーエグゼイド』合評!


・TV『宇宙戦隊キュウレンジャー』序盤合評!
・TV『宇宙戦隊キュウレンジャー』中後盤総括!
・OV『宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー』評!
・邦画『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE』合評!


・OV『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー』合評!
・TV『動物戦隊ジュウオウジャー』終盤・総括合評!
・映画『動物戦隊ジュウオウジャーvsシュリケンジャー』合評!


・TV『宇宙戦隊キュウレンジャー』#18、宇宙刑事ギャバン特捜戦隊デカレンジャー客演編評!
・OV『スペース・スクワッド ギャバンvsデカレンジャー』合評!


・邦画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』合評!
・『トクサツ2016』 〜「動物戦隊ジュウオウジャー」ロケ地は「超新星フラッシュマン」30周年オマージュだった!?


・邦画『GODZILLA 怪獣惑星』評!
・邦画『BRAVE STORM(ブレイブ ストーム)』評!
・TV『シルバー仮面』オールナイト鑑賞記!


・洋画『ジャスティス・リーグ』評 〜ヒーロー大集合映画の教科書たりうるか!?
・洋画『スパイダーマン:ホームカミング』合評 〜クイズ研究会(?)に所属する文化系スパイダーマン
・洋画『ワンダーウーマン』評 〜フェミニズムの英雄か!? 単なるセックス・シンボルか!?


・洋画『マイティ・ソー バトルロイヤル』評!
・洋画『LOGAN/ローガン』評!
・洋画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』評!
・洋画『ドクター・ストレンジ』評!
・洋画『シンクロナイズド モンスター』評!
・洋画『エイリアン:コヴェナント』評!
・洋画『猿の惑星:聖戦記』評!
・洋画『ブレードランナー 2049』評!
・洋画『パワーレンジャー』合評!
・洋画『キングコング:髑髏島の巨神』評!
・洋画『ゴースト・イン・ザ・シェル』評!
・邦画『裏破拳ポリマー』評!
・洋画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』評!
・洋画『メッセージ』評!
・アニメ映画『虐殺器官』評!
・アニメ&実写映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』評!
・アニメ映画『クレヨンしんちゃん』評!
・洋画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』評!
・洋画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』評!
・邦画『本能寺ホテル』評!
・邦画『銀魂』評!
・邦画『サクラダリセット』評!
・ドラマ『アシガール』評!
・ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ評!
・ドラマ『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』評!
・配信『仮面ライダー4号』評!
・邦画『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ』評!
(B5判・P160+折込コピーP4・オフセット印刷・1500円)


◎2017年8月・夏コミ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.79』(仙田 冷)

 17年6〜8月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、春アニメ&映画評『冴えない彼女の育てかた♭』『月がきれい』『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』『サクラダリセット(実写版)前篇/後篇』『ReLIFE リライフ(実写版)』評を投稿)
(B5判・P32・コピー・400円)

◎2017年6月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.78』(仙田 冷)

 17年1〜6月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、春アニメ評『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』評を投稿)
(B5判・P32・コピー・400円)

◎2017年2月新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.77』(仙田 冷)

 16年12〜17年2月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、冬アニメ『小林さんちのメイドラゴン』『政宗くんのリベンジ』『アイドル事変』『セイレン』『スクールガール ストライカーズ Animation Channel』『けものフレンズ』評を投稿)
(B5判・P40前後・コピー・400円)

◎2016年12月・冬コミ新刊! 速報コピー誌『DEATH−VOLT Vol.76』(仙田 冷)

 16年8〜12月のアニメ・特撮・ドラマ・映画・ゲーム・書籍ほかオールジャンル合評コピー同人誌!
(拙ブログ主宰も、秋アニメ『終末のイゼッタ』『ガーリッシュナンバー』『ブレイブウィッチーズ』評を投稿)
(拙サークルメンバーも、『君の名は。』『映画 聲の形』『ReLIFE』評を投稿)
(B5判・P40前後・コピー・500円)


◎2016年12月・冬コミ新刊! 『仮面特攻隊2017年号』 〜手持ち分は完売! 同人ショップに若干部数あり

『仮面特攻隊』2017年号「シン・ゴジラ」賛否合評大特集 〜手持ち分は完売! 残部はCOMIC ZINのみ! ネット通販中!(6頁分を公開!)



※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!
★映画『シン・ゴジラ』賛否合評大特集! 〜国内左右の反響も収集!
 (「シン・ゴジラ」特集・編集協力:MUGENオペレーション)
 (夏コミ号「シン・ゴジラ」特集からも2名増員! 図版も国内左右の反響収集に総とっかえ!)
・折込コピー『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ』速報合評! (〜折込冊数分はすべて完売・汗)
・映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』合評!
・映画『スーサイド・スクワッド』合評!
・映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『デッドプール』合評!
・映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』『X−MEN:アポカリプス』評!
・映画『アイアムアヒーロー』『テラフォーマーズ』合評!
・映画『DEATH NOTE Light up the NEW world』評!
・映画『GANTZ:O』『キューティーハニー ―TEARS―』評!
・TV『時をかける少女』評!
・TV『精霊の守り人』評!
・配信アニメ『怪獣娘 〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』評!
・舞台『光の国から僕らのために ―金城哲夫伝―』合評!
・TV「ゴジラが登場した往年の漫画原作実写ドラマ『クルクルくりん』」寸評!
・雑誌『映画論叢』寸評!
・漫画『トクサツガガガ』合評!
・小説『ウルトラマンF』評!
・小説『仮面ライダー鎧武』評!
・小説『仮面ライダードライブ』評!
・ビデオ『仮面ライダーチェイサー』評!
・ビデオ『仮面ライダーハート』合評!
・ビデオ『仮面ライダーマッハ』合評!
・配信『仮面ライダーアマゾンズ』合評!
・TV『仮面ライダーエグゼイド』序盤合評!
★映画『仮面ライダー1号』賛否合評特集!
・TV『動物戦隊ジュウオウジャーゴーカイジャー客演編・合評!
・TV『動物戦隊ジュウオウジャー』後半合評!
・映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー』合評!
・TV『動物戦隊ジュウオウジャー』6人目の戦士登場編・合評!
・ビデオ『帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー』合評!
・映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー』合評!
・TV『手裏剣戦隊ニンニンジャー』終盤合評!
・TV『ウルトラマンオーブ』序盤賛否合評!
・TV『ウルトラマンオーブ』前半合評!
・TV『ウルトラマンオーブ』後半合評!
★評論『ウルトラマンメビウス』10周年記念回顧!
・映画『劇場版ウルトラマンX』合評!
・TV『ウルトラマンX』終盤合評!
・TV『仮面ライダーゴースト』終盤合評!
・映画『劇場版 仮面ライダーゴースト』合評!
・配信『仮面ライダーゴースト』「伝説!ライダーの魂!」評! (オミット。いずれ当該ブログで公開予定・汗)
・TV『初森ベマーズ』後半評!
・評論『ウルトラ評論50年史』序論! (次号回し・汗)
・その他!
(B5判・P148+折込コピーP4・オフセット印刷・1500円→1000円・欲かいて部数を増やして単価を下げました・汗)


◎2015年12月・冬コミ新刊! 『仮面特攻隊2016年号』

『仮面特攻隊』2016年号「特集・48年目の『怪奇大作戦』」 〜まんだらけでもネット通販中!(2020年1月現在、残部1部)

※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!
★特集『48年目の「怪奇大作戦」』〜「怪奇」評論史・特撮かドラマか・岸田森カルト人気の意味!
・折込コピー『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ MOVIE大戦ジェネシス』速報合評!
・TV『ウルトラマンX』評!
・TV『ウルトラファイトビクトリー』評!
・短編アニメ『ザ・ウルトラマン ジャッカル対ウルトラマン』評!
・評論「第2期ウルトラ・兄弟客演編総括」!
・映画『劇場版ウルトラマンギンガS』合評!
・TV『ウルトラマンギンガS』終盤評!
・TV『仮面ライダーゴースト』序盤合評!
・TV『仮面ライダードライブ』終盤合評!
・映画『劇場版 仮面ライダードライブ』速報合評!
・映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』合評!
・ネット配信『仮面ライダー4号』評! 〜映画『仮面ライダー3号』続編評!
・ビデオ『鎧武外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル』評!
・ビデオ『鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』評!
・TV特撮『手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体1時間スペシャル』合評!
・TV『手裏剣戦隊ニンニンジャー』#34 〜「世界忍者戦ジライヤ」客演編合評!
・TV『手裏剣戦隊ニンニンジャー』#7 〜ニンジャレッド&ハリケンレッド客演編合評!
・映画『手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE』速報合評!
・ビデオ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』合評!
・ビデオ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』評!
・TV『烈車戦隊トッキュウジャー』終盤合評!
・映画『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』合評!
・映画『進撃の巨人』(前編・後編) 〜合評!
・映画『THE NEXT GENARATION パトレイバー 首都決戦』合評!
・映画『寄生獣 完結編』評!
・映画&TV『牙狼〈GARO〉GOLD STORM 翔』評!
・映画『ストレイヤーズクロニクル』評!
・映画『みんな! エスパーだよ!』評!
・映画『バクマン。』評!
・TV『サンダーバード are go』評! 
・TV『新★乾杯戦士アフターV(ファイブ)』評!
・鹿児島のご当地TV特撮『薩摩剣士隼人』評!
沖縄県のご当地TV特撮『ハルサーエイカー』評!
・小説『仮面ライダーウィザード』書評!
・小説『忍風戦隊ハリケンジャー』書評!
・ジャンル系漫画『トクサツガガガ』書評!
・ジャンル系漫画『ウルトラマンネクサス』書評!
・TV『デスノート』評!
・TV『ど根性ガエル』合評!
・TV『初森ベマーズ』評!
・TV『南くんの恋人』評!
・映画『ラブ&ピース』合評!
・映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』評!
・『スター・ウォーズ』年末公開を控えて黒澤映画を振り返る!
・短編アニメ『電光超人グリッドマン boys invent great hero』合評!
・その他!
(B5判・P150+折込コピーP4・オフセット印刷・1500円)


◎2014年12月・冬コミ新刊! 『仮面特攻隊2015年号』 〜「特集・ゴジラ評論60年史」!(手持ち分は完売。同人ショップに若干部数あり)

『仮面特攻隊』2015年号「特集・ゴジラ評論60年史」 〜まんだらけでネット通販中!(2頁分を公開!)(2020年1月現在、残部2部)
『仮面特攻隊』2015年号「特集・ゴジラ評論60年史」 〜COMIC ZINでもネット通販中!(3頁分を公開!)

※現行の映画&TV特撮合評 & 現行TV特撮の関東中部関西全話視聴率表 掲載!
・ハリウッド版映画『GODZILLA』合評!
★大特集『「ゴジラ」評論60年史』 1950〜2010年代のゴジラ評論変遷史!
・2014年 〜『ゴジラ』第1作リバイバル公開
・1954年 〜『ゴジラ』第1作封切時の評価
・1950〜60年代 〜各界の批評家が語った傾聴すべきプレ特撮評論
・1960〜70年代 〜黎明期のSF陣営が否定した怪獣映画
・大伴昌司 〜「本編と特撮の一体化」理論の誕生
・1970年代 〜オタク第1世代によるゴジラ東宝特撮の神格化
小野耕世 〜「怪獣恐怖論」の誕生
・1980年代 〜SF>初期東宝&円谷>変身ブーム。カーストの再生産
・『宝島84年10月号』&『ニューウェイブ世代のゴジラ宣言』
・1984年12月 〜復活『ゴジラ』公開とその反響
・1960〜80年代 〜ゴジラ東宝特撮・イン・USA
・1990〜2000年代 〜「怪獣恐怖論」の去就
・1990年代 〜平成ゴジラシリーズ時代のゴジラ観の分裂
・1995年 〜平成ガメラ登場と平成ゴジラへの猛烈バッシング
・1998〜99年 〜ヤマダ・マサミのトークライブとその観客のゴジラ
・2000年代 〜平成ガメラ要素のミレニアムゴジラシリーズへの投入
・2014年 〜『GODZILLA』来航


★『仮面ライダー鎧武』完結合評! 〜神様になったヒーロー&ヒロインをどう見る!?


・10月新番組『仮面ライダードライブ』序盤合評!
・『烈車戦隊トッキュウジャー』後半合評!
・11月放映開始の『ウルトラマンギンガS』後半戦・合評!
・ビデオ『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』合評!
・ビデオ『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』合評!
・往年の名作漫画の映画化『寄生獣』評!
・TV『地獄先生ぬ〜べ〜』評!
・深夜特撮『甲殻不動戦記ロボサン』評!


・TV『ウルトラマンギンガS』前半8話・完結合評!
スーツアクターが題材の邦画『イン・ザ・ヒーロー』合評!
・80年前後のオタ第1世代の青春を描く深夜ドラマ『アオイホノオ』合評!
・ジャニーズの戦隊パロディー映画『エイトレンジャー2』評!
・ショコタンの変身ヒロイン映画『ヌイグルマーZ』評!


・夏休み映画『劇場版 仮面ライダー鎧武』合評!
・夏休み映画『烈車戦隊トッキュウジャーTHE MOVIE』合評!
・トクサツ2014『トッキュウ5号&ワゴンのスーアク野川瑞穂!』
・TV『烈車戦隊トッキュウジャー』 〜中盤・6人目の戦士評!
・TV『ウルトラマンギンガS』序盤合評!


・戦隊パロディー映画『女子ーズ』!
・戦隊パロディー深夜特撮『乾杯戦士アフターV(ファイブ)』!
・映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』 〜日テレ土9映画版!
・深夜特撮『なぞの転校生』!
・深夜特撮『牙狼<GARO> 魔戒ノ花』!
・茨城のご当地ヒーロー『雷様剣士ダイジ』!


・TV『仮面ライダー鎧武』第3クール総括 〜壊れゆくミッチに見る人間力諸相!
・ビデオ『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100 YEARS AFTER』評!


・TV『仮面ライダー鎧武』#30「赤と青のキカイダー」合評!
・映画『キカイダー REBOOT』合評!
・実写映画版『機動警察パトレイバー』合評!
・映画『俺たち賞金稼ぎ団』 〜キョウリュウジャー最終回外伝評!


・TV特番『烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武』合評!
・映画『平成ライダー昭和ライダー 仮面ライダー大戦』合評!
・40周年記念『仮面ライダーX』再評価 〜公私葛藤描写の先進性!


・TV『仮面ライダー鎧武』前半合評 〜現代的公私葛藤描写の新境地!
・TV『烈車戦隊トッキュウジャー』序盤合評!


・映画『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル2』合評!
・TV『ウルトラマンギンガ』第1期・最終回評!
・TV『ウルトラマンギンガ』第1期・番外編評!
・TV『新ウルトラマン列伝』評!


・映画『赤×ピンク』 〜坂本浩一監督のキャットファイト映画!
・映画『地球防衛未亡人』 〜河崎実監督のバカ映画・合評!


・映画『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』合評!
・『ジュウレンジャー』『アバレンジャー』『キョウリュウジャー』解説!
・TV『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜怒涛の終盤評!
・『スーパー戦隊評論の変遷史』! 〜往年の「ジュウレン」酷評を糺す!
・22周年記念『恐竜戦隊ジュウレンジャー』再評価!


・『小説 仮面ライダーフォーゼ』書評 〜スクールカースト・ボッチ問題!
・『小説 侍戦隊シンケンジャー』書評 〜スーパー戦隊小説化、参る!
・洋画『スター・ウォーズ』EPISODE1〜4評!
・CS『ゲンと不動明王』&『海底軍艦』評!


・イベント『ウルトラマン創世紀展』レポート!
・イベント『特撮博物館 名古屋展』 〜オタクと愛娘と発達障碍
・ジャンル系漫画『セブンきゅ〜ぶ』書評
・ジャンル系漫画『トクサツガガガ』書評


・CSで再放送、往年の円谷特撮『マイティジャック』評!
・CSで再放送、往年の『ウルトラファイト』放映順のナゾ推理!(←紙幅の都合で次号回し・汗)
・WOWOWで再放送、『ウルトラマンタロウ』再評価!(←紙幅の都合で次号回し・汗)
(B5判・P168+折込コピーP4・オフセット印刷・1800円)


◎2015年5月新刊! 『美少女戦士セーラームーンR1993』(森川 由浩) ~完売!


●序文 美少女戦士セーラームーンR The First Meeting 1993
●『美少女戦士セーラームーンR』作品解説
●アニメ全43話レビュー
 第一話放映日&最終回放映日の朝日新聞番組欄
●劇場版 美少女戦士セーラームーン
●ミュージカル 美少女戦士セーラームーン
●出版界に於ける『美少女戦士セーラームーンR』
 講談社児童誌(なかよし・たのしい幼稚園・おともだち・テレビマガジン)
 アニメ雑誌アニメージュニュータイプアニメディア・月刊OUT・B−CLUB(ビークラブ))
 マーチャンダイジングライツレポート
 東映社内報
 謎本……『セーラームーンの秘密』など
 キネマ旬報
●LD&CD 映像と音響ソフト
 東映ビデオ情報ペーパー NEW DISC PRESS
 東映ビデオ LDソフト
 CD
●玩具の世界
●各種資料&データバンク
 台本
 関連CM集
 本放送フォーマット
 フィルモグラフィー 
 放映開始日リスト
 まんが日本昔ばなしVSセーラームーン(視聴率比較)
 視聴率データ
 メインスタッフ&キャストリスト
(B5判・P106・オフセット印刷・1000円)


◎改訂再販! 『美少女戦士セーラームーン1992 転生版』(森川 由浩) ~完売!


●序文 美少女戦士セーラームーンThe First Meeting 1992
●『美少女戦士セーラームーン』作品解説
●アニメ全46話レビュー
美少女戦士セーラームーン再放送ヒストリーズ
●出版界に於ける『美少女戦士セーラームーン
 講談社児童誌(なかよし・たのしい幼稚園・おともだち・テレビマガジン)
 アニメ雑誌アニメージュニュータイプアニメディア・B−CLUB(ビークラブ))
 マーチャンダイジングライツレポート
 TV Bros.
 東映社内報
●LD&CD 映像と音響ソフト
●各種資料&データバンク
 台本
 絵コンテ
 本放送フォーマット
 フィルモグラフィー 
 放映開始日リスト
 まんが日本昔ばなしVSセーラームーン(視聴率比較)
 視聴率データ
 メインスタッフ&キャストリスト
(B5判・P110・オフセット印刷・1000円)


◎『妖術武芸帳1969』(森川 由浩) 〜完売!


★ジャンル系ニュースサイト“ためログβ”で、資料性博覧会03の当日取材が掲載!★(2019年現在、リンク切れ)
★TBS・橋本洋二プロデューサー&東映・平山亨プロデューサーのタッグによる
 日曜夜7時タケダアワー枠、佐々木功ささきいさお)主演の幻の特撮時代劇!
★作品紹介、物語紹介、全話徹底解説、登場人物紹介、妖術師名鑑!
・『妖術武芸帳』再放送リスト!
・『妖術武芸帳』関連スタッフ・フィルモグラフィー
・当時の新聞記事、雑誌記事、音盤、武田薬品ノベルティ、台本、スチル写真集大成!
・坂口祐三郎 〜『仮面の忍者 赤影』と『妖術武芸帳』の間に!
★補論:TBS橋本洋二プロデューサー、1969年の作品群!
 タケダアワー解説、年譜、前番組「怪奇大作戦」・後番組「柔道一直線」!
 ブラザー劇場解説、年譜、「どんといこうぜ!」「胡椒息子」「彦左と一心太助」!
 木下恵介アワー解説、年譜、「おやじ太鼓」「3人家族」「兄弟」!
・新聞番組欄に見る1969年のテレビ事情!
・90年代中部地方の深夜番組「今甦る!昭和ヒーロー列伝」での『妖術武芸帳』!
(B5判・P142・オフセット印刷・1600円・mixiでHN「morikawa_」か「maxheart2090@excite.co.jp」でも通販可)


◎2019年8月・夏コミ新刊! 『かいじゅう24 マイリトル特撮日記2019(1)(上半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2018年12〜2019年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P34・コピー・500円)

◎2018年12月・冬コミ新刊! 『かいじゅう23 マイリトル特撮日記2018(2)(下半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2018年7〜2018年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P40前後・コピー・500円)

◎2018年8月・夏コミ新刊! 『かいじゅう22 マイリトル特撮日記2018(1)(上半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2017年12〜2018年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P34・コピー・500円)

2017年12月・夏コミ新刊! ◎『かいじゅう21 マイリトル特撮日記2017(2)(下半期)&(過去記事総集編)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2017年7〜2017年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・500円)

2017年8月・夏コミ新刊! ◎『かいじゅう20 マイリトル特撮日記2017(1)(上半期)&(過去記事総集編)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2016年12〜2017年8月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・500円)

2016年12月・冬コミ新刊! ◎『かいじゅう19 マイリトル特撮日記2016(2)(下半期)&(過去記事総集編)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2016年7〜2016年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・800円)

2016年8月・夏コミ新刊! ◎『かいじゅう18 マイリトル特撮日記2016(1)(上半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2015年12〜2016年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・600円)

2015年12月・冬コミ新刊! ◎『かいじゅう17 マイリトル特撮日記2015(2)(下半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2015年7〜2015年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・600円)

2015年8月・夏コミ新刊! ◎『かいじゅう16 マイリトル特撮日記2015(1)(上半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2014年12〜2015年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・600円)

2014年12月・冬コミ新刊! ◎『かいじゅう15 マイリトル特撮日記2014(2)(下半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2014年7〜14年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P50前後・オフセット印刷・600円)

◎『かいじゅう14 マイリトル特撮日記2014(上半期)』(樹下 ごじろう)

 オタク第1.5世代の博覧強記の同人30年ベテラン選手の子持ち特オタがつづる人気シリーズ最新刊!
 2013年12〜14年7月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P56・オフセット印刷・600円)

◎『かいじゅう13 マイリトル特撮日記2013(下半期)』(樹下 ごじろう)

 2013年7〜13年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P44・オフセット印刷・500円)

◎『かいじゅう12 マイリトル特撮日記2013(上半期)』(樹下 ごじろう)

 2013年1〜13年6月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P44・オフセット印刷・500円)

◎『かいじゅう11 マイリトル特撮日記2012(下半期)』(樹下 ごじろう)

 2012年4〜12年12月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P44・オフセット印刷・500円)

◎『かいじゅう10 マイリトル特撮日記2012(上半期)』(樹下 ごじろう)

 2011年12〜12年4月の新旧内外特撮TV・映画・CS・書籍・玩具・見聞録!
(B5判・P64・オフセット印刷・700円)
(……『かいじゅう10・2012(1)』〜前号『かいじゅう22・2018(1)』まで13冊まとめて購入すれば、在庫処分で大幅値引きの2000円!・笑)


◎『プリキュア オールヒストリーズ New Stage』(森川 由浩)


★「プリキュア」シリーズ10周年記念! 「プリキュアオールヒストリーズ」増補改訂版刊行!
 『ふたりはプリキュア』(2004)〜『ハピネスチャージプリキュア』(2014)まで全11シリーズ総覧!
・誕生前史 『どれみ』『セラムン』『ナージャ』との三者関係
 2004年 『ふたりはプリキュア
 2005年 『ふたりはプリキュア MaxHeart』
 2006年 『ふたりはプリキュア Splash☆Star』
 2007年 『Yes! プリキュア5』
 2008年 『Yes! プリキュア5 GoGo!』
 2009年 『フレッシュプリキュア!
 2010年 『ハートキャッチプリキュア!
 2011年 『スイートプリキュア♪
 2012年 『スマイルプリキュア!
 2013年 『ドキドキ! プリキュア
 2014年 『ハピネスチャージプリキュア!
講談社児童誌の『プリキュア』 〜記事特色・付録・コミカライズ単行本化状況・徹底解説!
 「たのしい幼稚園」「おともだち」「なかよし」・コミカライズ・単行本・「プリキュアおはなしブック」
・作品データベース(全シリーズサブタイトル & 関東・中部・関西全話視聴率リスト!)
・15秒予告編・東京MXプリキュア再放送全記録・プリキュア新聞・講談社児童誌のプリキュア
・前史 〜朝日放送(大阪)製作TVアニメ枠年譜&解説!
朝日放送アニメの時代
朝日放送日朝八時半枠のルーツをさかのぼる
ダイハツ枠の時代=テレビ黎明期の日曜夜
朝日放送製作アニメの誕生と「腸捻転」改編
・日曜朝への枠移動……日アサキッズタイムへ
朝日放送製作アニメ枠年譜
・時代の検証……ダイハツ劇場と日曜ゴールデンタイムの流れ
・時代の検証……ニチアサキッズタイムの確立・枠拡大と日曜朝枠の流れ
(B5判・P179・オフセット印刷・1600円・mixiでHN「morikawa_」か、メアド「ssssskpt(a)yahoo.co.jp」「maxheart2090(a)excite.co.jp」でも通販可)
 ※:(a)はスパムメールよけで、実際にはアットマーク「@」の文字となります)


◎『プリキュアシネマヒストリーズ』 〜全プリキュアシリーズ映画本!(森川 由浩) 〜多分、完売(汗)


・『ふたりはプリキュアMaxHeart
・『ふたりはプリキュアMaxHeart 雪空のともだち』
・『ふたりはプリキュアSplash☆Star チクタク危機一髪!』
・『Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』
・『Yes!プリキュア5 GOGO! お菓子の国のハッピーバースディ♪』
・『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GOGOドリームライブ』
・『プリキュアオールスターズDX みんな集まれ奇跡のともだち大集合』
・『フレッシュプリキュア! おもちゃの国は不思議がいっぱい!』
・『プリキュアオールスターズDX2 レインボージュエルを守れ!』
・『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショーですか?』
・『プリキュアオールスターズDX3 未来に届け! 世界をつなぐ☆虹色の花』
・『スイートプリキュア♪ とりもどせ!♪ 心がつなぐ奇跡のメロディ♪』
・最新作『プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」 〜もモチロン速報!!
*序文 テレビシリーズ初作『ふたりはプリキュア』解説からはじめて、
 併映作品『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GOGOドリームライブ』も含む全13作品を徹底解説!
●資料集 *割引券・前売券、チラシ、パンフレットといった各種アイテムから新聞記事、各種特番を特集!
●附録 東映テレビアニメヒロイン映画年表……「東映まんがまつり」からの東映少女アニメ映画化史を総括!
●書下ろしコラム 東映テレビアニメヒロイン映画史……『プリキュア』映画の先輩たち!
 『東映まんがまつり』に始まる東映TVアニメヒロイン作品映画化の歴史!
 〜若いマニアの中でも特に好事家(笑)の連中に、女児向けTVアニメの意匠とテーマとスタッフの変遷を、大昔と中昔と今のリレーバトンをつなげるべくぜひとも一読していただきたい!(笑)
(B5判・P100前後・オフセット印刷・1200円)


◎『宇宙戦艦ヤマト初作〜2199評論本』全シリーズ批評本!(竹原政宏) 〜増刷4刷目(完売)

本同人誌の内容をベースに、全面描き下ろしで14年12月に商業誌化を達成!
ISBN:4801900755:DETAIL


 〜オタク第1世代による従来の戦後民主主義的にひよったヤマト観を覆す!?〜
 初作〜2199、忘れ去られたTVスペシャル総集編、各種復活プロジェクト〜2520までレビュー!
 〜大好評(問題作!?)につき3刷分も完売! 今回は4刷分を頒布!〜
波動砲神話の虚実
・古代達が反乱しない第三の白色彗星帝国編
・新たなるとIIIの独断交戦
・永遠にが描きたかった事
・島が死なねばならない理由
・テーマを受け継いだ実写版
・復活篇は侵略戦争
・誰のための2199
・沖田という名の近代
(B5判・P40・オフセット印刷・500円)


◎『仮面特攻隊2014年号』

『仮面特攻隊』2014年号〜まんだらけでネット通販中!

・折込コピー『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 戦国MOVIE大合戦』 〜速報合評!
・『ウルトラマンギンガ』 〜後半合評! &関東中部関西視聴率!
・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜後半合評! &関東中部関西視聴率!
・『仮面ライダー鎧武/ガイム』 〜序盤合評! &関東中部関西視聴率!
・『ヒーローショー2013』 〜ハイクオリティショー探訪! ゴーバス(よみうりランド)・キョウリュウ日本モンキーパーク
・『仮面ライダーウィザード特別編』 〜全平成ライダー集合・番外前後編合評!
・映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』 〜合評!
・映画『ガッチャマン』 〜往年の人気アニメの実写リメイク評!
・映画『パシフィック・リム』 〜本邦ジャンル作品リスペクト満載・巨大ロボVS巨大怪獣ハリウッド映画評!
・深夜ドラマ『みんな! エスパーだよ!』 〜完結評!
・深夜ドラマ『でたらめヒーロー』評! 〜完結評!
・深夜ドラマ『仮面ティーチャー』評! 〜序盤評!
・深夜ドラマ『牙狼〈GARO〉〜闇を照らす者』評! 〜完結評!
・深夜ドラマ『衝撃ゴライガン!!』評! 〜序盤評!
・深夜ドラマ『彼岸島』評! 〜序盤評!
・映画『劇場版SPEC〜結〜』評!
・『特命戦隊ゴーバスターズ』 〜終盤評&総括・関東中部関西全話視聴率!
・映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』 〜合評!
・映画『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE』 〜合評!
・ビデオ『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』 〜評!
・ビデオ『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』 〜評!
・『劇場版 獣電戦隊キュウリュウジャー GABURINCHO OF MUSIC』 〜合評!
・『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』 〜合評!
・『プロレスの星アステカイザー』 〜東京MXテレビで再放送評!
・『レッドマン』 〜チャンネルNECOで再放送評!
・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜プレミア発表会&玩具コンセプト展望!
・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜序盤合評!
・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 〜6人目キョウリュウゴールド活躍編評!
・『獣電戦隊キョウリュウジャー』 8〜9人目の戦士登場編評!
・『TOEI HERO NEXT』 〜3作品レビュー!
・新書『ウルトラマンが泣いている』 〜書評!
・『琉神マブヤー1972レジェンド』 〜沖縄のご当地ヒーロー第3シリーズ・完結評!
・『浪速伝説トライオー』 〜大阪発のご当地ヒーロー、テレビ大阪で映像化!
・『黄金鯱伝説グランスピアー』 〜名古屋のご当地ヒーロー、東海テレビで映像化!
・『ファイヤーレオン』 〜ブジロード制作のプロレス特撮ヒーロー評!
・『小説 仮面ライダーW・オーズ』 〜評!
・『小説 仮面ライダーアギトファイズ』 〜良質な再構築!
・『小説 仮面ライダーディケイド』は意外な収穫か!? 賛否合評!
・『小説 仮面ライダークウガ』 〜2013年の後日談!
・『小説 仮面ライダー電王』 〜こちらも2013年の後日談!
・『小説 仮面ライダー響鬼』 〜江戸初期を舞台に、響鬼の先祖が『変身忍者嵐』と共演!
・『小説 仮面ライダーキバブレイド龍騎』 〜評!
・深夜特撮『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』 〜前半&後半評!
・『ウルトラゼロファイト』 〜合評! ディレクターズカット版とTV版の差異&『ウルトラマン列伝』2年目の関東中部関西全話視聴率!
・『ウルトラマンギンガ』 〜序盤評!
・『仮面ライダーウィザード』 #6〜15・白熱バトル&ハートウォームドラマの両立の確立!
・『仮面ライダーウィザード』 #16「クリスマスの奇跡」合評&関東中部関西全話視聴率!
・映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』 〜合評・「イナズマン」解説!
・『仮面ライダーウィザード』 #17〜25・2号ライダー=ビースト登場&活躍編! 特撮人情喜劇アクション!
・『仮面ライダーウィザード』 #26〜39・真由ちゃん登場! ビースト&ウィザード・パワーUP編!
・『仮面ライダーウィザード』 #40〜42・真由ちゃん、女ライダーに変身編!
・『仮面ライダーウィザード』 〜最終章レビュー! 真由・仁藤・晴人・コヨミ、それぞれの決着!
・『近作評EXTRA』 〜「語ろうクウガ・アギト・龍騎」「スポーツ報知 円谷プロ50周年特別号」「キカイダーThe Novel」書評、「追悼・平山亨」
(B5判・P128+折込コピーP4・オフセット印刷・1500円)


◎『仮面特攻隊2013年号』


『仮面特攻隊2013年号』〜まんだらけでネット通販中!


・『非公認戦隊アキバレンジャー』合評! &聖地アキバでのイベントレポート!
ガイナックス戦隊パロ「感覚戦士ゴカンファイブ」もとい『エアーズロック』合評!
・『牙狼GARO>〜MAKAISENKI〜』評!


・映画『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』合評!
・映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』合評!
・『宇宙刑事ギャバン』30周年記念・回顧!
・『宇宙刑事』シリーズ全3作、関東・中部・関西全話視聴率表!
・映画販促でギャバンがゲスト出演した9月下旬の『特命戦隊ゴーバスターズ』評!


・映画『ウルトラマンサーガ』合評! &各種新聞図版!
・映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』合評!


・『特命戦隊ゴーバスターズ』前半合評! &各種新聞図版!
・映画『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』合評!
・『特命戦隊ゴーバスターズ』後半評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト
・『海賊戦隊ゴーカイジャー』超話題作・終盤評! &「スーパー戦隊VS劇場」を含む関東・中部・関西全話視聴率リスト
・『ゴセイジャー』正月名古屋ドーム公演&キャストトーク! (前年号掲載漏れ分)
スーパー戦隊全作DVD化完了記念! 1980〜2010年代の戦隊ビデオ・ソフト化の歴史!


・『琉神マブヤー1972LEGEND』評!


・映画『エイトレンジャー』評!


・『ウルトラマン列伝』評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト
・『ウルトラマンゼロ外伝 キラーザビートスター』評!


・『仮面ライダーウィザード』序盤合評! &各種新聞図版!
・『仮面ライダーウィザード』前半合評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト
・『仮面ライダーフォーゼ』前半:落語研究会キャンサー鬼島編評!
・『仮面ライダーフォーゼ』中盤:白鳥同盟〜感涙の名編・卒業輪舞編評!
・『仮面ライダーフォーゼ』後半:新学期・最強形態・修学旅行・JK編評!
・映画『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』合評!
・『仮面ライダーフォーゼ』終盤:怒涛の最終展開、感動の最終回評! &関東・中部・関西全話視聴率リスト


ライトノベルウルトラマン妹』評!
ライトノベル『妹がスーパー戦隊に就職しました』評!


★イベント『館長 庵野秀明 特撮博物館』特集・合評! 〜短編特撮映画「巨神兵東京に現わる」 特撮博物館に見る、特撮ジャンルの本質とは? 特撮作品を語るとは何ぞや!?
・近作評EXTRA 〜特撮漫画・特撮ラノベ宇宙刑事読本・平山P自伝・学祭(飯塚昭三伴大介トーク)・NHK「純と愛」「猿飛三世」「平清盛
(B5判・P122+折込コピーP4・オフセット印刷・1500円)


◎『仮面特攻隊2012年号』 〜在庫僅少!


・折込コピー:映画『仮面ライダーフォーゼ×仮面ライダーオーズ』速報!
スーパー戦隊シリーズ大特集
 全シリーズ関東中部関西・全話視聴率表!
 元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』総覧! 〜力作10万字評!
★映画『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』合評! &新聞図版
・秋からほば戦隊OB毎回登場状態の『海賊戦隊ゴーカイジャー』!
 〜『海賊戦隊ゴーカイジャー』関東中部関西・最新視聴率表!
・『海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』
・『ゴセイジャー』GW全国公演! 東武・西武・浜松 アクションチームは日本にいくつ!?
★例の井口昇カントクで夏のライダー&戦隊映画で予告編もやってた
 10月15日(土)公開のリメイク映画『電人ザボーガー』合評!
・話題のスクールカースト新番組『仮面ライダーフォーゼ』!
 〜学校の全員と友達になる男! それ、ヤンキーじゃないですから(笑)。
★映画『レッツゴー仮面ライダー』合評! &新聞図版
・『レッツゴー仮面ライダー』のブラック将軍・人物像研究!
・『仮面ライダーオーズ』後半評! &各話視聴率表・新聞図版
・『劇場版 仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル』
・『特撮2011 〜「オーズ」の女幹部メズール・スーツアクター研究!』
・『ゆうちょ銀行』 〜ライダー役者・藤岡弘佐藤健が出演CM!
・静岡ご当地ローカルヒーロー『からくり侍セッシャー1』
・『ウルトラマン80』王女ユリアン編 〜再評価各話評!
・「近作評EXTRA」 〜ファミリー劇場放映中『秘密戦隊ゴレンジャー』合評!
・追悼 〜田中実・サコミズ隊長&特撮評論家・竹内博
(B5判・P214+折込みコピーP4・オフセット印刷・2000円)


●『仮面特攻隊2009年号』 〜在庫僅少!


ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」 〜#1・2折込みコピー速報!
トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE」 〜折込みコピー速報!


大決戦!超ウルトラ8兄弟」 〜賛否合評 & 新聞図版!
 ・京都 ダンディー4 & ビューティー4 舞台挨拶レポートも!
ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス」!
「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」 〜BS & U局放映事情!
 ・オマケ「ウルトラセブンX」全話視聴率:関東・中部・関西。全話平均視聴率
仮面ライダーディケイド」 〜業界ゴシップ・今後の平成ライダー展望!
仮面ライダー電王」 〜人気作の終盤総括!
 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率
仮面ライダーキバ」 〜合評 & 新聞図版!
 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率
「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」 〜合評!
「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」 〜評 & 新聞図版!
炎神戦隊ゴーオンジャー」 〜合評 & 半田健人ゲスト編 & 新聞図版!
 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率
炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!」!
獣拳戦隊ゲキレンジャー」 〜大特集・不評戦隊を徹底擁護合評!!
 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率
獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー」 〜快作!
ケータイ捜査官7(セブン)」 〜合評!
 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率
トミカヒーロー レスキューフォース」 〜合評 & 新戦士R5加入!
 ・各話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・放映分平均視聴率
魔法先生ネギま!(実写版)」 〜「トクサツ2008」! 戦隊パロ「Yes! バカレンジャー」は究極の荒川稔久ワールド!! & 桑江咲菜はこうして真咲なつめ(ゲキレン)とエヴァンジェリンネギま)を掛け持ちした!!
 ・全話視聴率:関東・中部・関西。各クール平均・全話平均視聴率
「トクサツ2008」 〜G3プリンセス & 歴代スーパー戦隊ヒロイン主役編史!
「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発」 〜多幸感あふれる怪作!
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」 〜映画第2弾・妖怪キャラの担当声優一覧も!
「へんしん! ポンポコ玉」 〜70年代・性転換ジュブナイル
「近作評EXTRA」! 〜24時間まるごと昭和ゴジラ & CS旧作!
「DVDウルトラマンタロウ1973」! 〜&ウルトラマン関係イベント評!
「DVDウルトラマンレオ1974」! 〜1974年という切迫した終末観あふれる時代!
ファミリー劇場『ウルトラ情報局』ウルトラマンレオ編」!
 ・08年5月号〜12月号 & ウルトラマンレオのすべて & 真夏座VOICECUL!
「復刊! 宇宙船Vol.120」 〜あの体裁で延命できるか!? ゼロ年代特撮誌史評!
ゼロ年代の想像力」 〜オタ第3世代新進気鋭ライターのSFマガジン連載書籍化・書評!
秋葉原通り魔事件」 〜合評・苦境下の人々へ
(表紙カット・信貴 徳二) (B5判・P184・オフセット印刷・2000円)


◎『美少女戦士セーラームーン全史』(森川 由浩) 〜売行絶好調につき増刷!(完売!)


〜子供&オタを巻き込んだ大ブームを体感する世代が、時代の空気も含めて伝えるのがコンセプト!
 「セラムン」をそも知らない世代、リアルタイムで観てないファン世代にも送る!
★アニメーションの章 作品解説
美少女戦士セーラームーン
美少女戦士セーラームーン
美少女戦士セーラームーン
美少女戦士セーラームーンSuperS
美少女戦士セーラームーン セーラースターズ
・シリーズ終了後・再放送などの展開
セーラームーン映画の世界
・資料集 
講談社児童誌の世界
・ビデオ・LD・DVDソフト
・LD巻末おまけ映像特典
・玩具資料
・作品データベース
・フィルモグラフィ
・視聴率データ
★実写ドラマの章 作品解説
・前夜祭特番
東映チャンネル ピンスポ!
・外伝の外伝 映像特典ミニドラマ
・新聞記事
・実写版雑誌展開
講談社  
小学館
マーチャンダイジングライツリポーツ  
CBC特撮アワーのあゆみ
・タイトルリスト&視聴率表 
★ミュージカルの章 解説
・月刊ミュージカル広告    
・CS特番関連
★原作漫画の章   
・「なかよし」とセーラームーン 
・扉絵集  
・「なかよし」表紙集   
・KCコミックス   
セーラームーン情報局  
・コードネームはセーラーV
・扉絵集     
・「るんるん」表紙集 
美少女戦士セーラームーン原作漫画リスト 
(B5判・P342・オフセット印刷・2500円)


◎『仮面ライダーストロンガー 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・300円)

●『仮面ライダーアマゾン 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・300円)

●『仮面ライダーX 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・300円)

●『仮面ライダーV3 鈴木生朗 脚本回解説』コピー誌(フラユシュ)

(B5判・コピー・400円)
 「風」や「斬り捨て御免!」などのTV時代劇でも知られる鈴木生朗脚本回にフォーカス!


●『ナはナイルのナ Vol.2』(つくね かずゆき) 〜オススメ! (Vol.1は完売!)

 「不思議少女ナイルなトトメス」(91)全話ガイド&批評・怪人図鑑・名場面・東映不思議コメディシリーズ「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」(87)〜「有言実行三姉妹シュシュトリアン」(93)全話視聴率表!
(A5判・オフセット印刷・1000円)

●『ハラッパでひみつきちVol.2 うたう!大竜宮城』(つくね かずゆき)

 全話ガイド+批評・資料・主要キャラ紹介・雑誌・CM・漫画・音盤!
(A5判・オフセット印刷・2000円)

●『ハラッパでひみつきちVol.3 電撃戦隊チェンジマン』(つくね かずゆき) 〜オススメ!

 80年代中盤に試みられたシリアス大河「戦隊」の中でも傑作の呼び声高い「チェンジマン」! 主要傑作エピソード紹介と、当時の人気美少女・柴田時江演じるリゲル星人ナナ(#13〜14・32〜33・42〜43・51〜55(最終回)に登場)を中心にレビュー! 柴田演じた「バイオマン」メカ人間ミキ編や、「スケバン刑事II」「マスクマン」「ウインスペクター」「ジャンパーソン」ゲスト編もフォロー!
(A5判・オフセット印刷・700円)

●『ハラッパでひみつきちVol.4 円盤戦争バンキッド』(つくね かずゆき) 〜完売!

 全話ガイド+批評・資料・キャラ&学習部屋紹介・ブキミ星人大図鑑・漫画・音盤・玩具・ロケ地ほか!
(A5判・オフセット印刷・1500円)
 ※:拙ブログ主宰者も、長編論文「囲炉裏にレーダー、学習部屋に秘密基地 〜バンキッド論」を書き下ろし!

●『ALL ABOUT ウルトラマンダイナ[1]』(黒鮫 建武隊) 〜完売!

 「ウルトラマンダイナ」#01〜13ガイド&批評・視聴率・向ヶ丘遊園イベントレポート!
(A5判・オフセット印刷・500円)

●『ALL ABOUT ウルトラマンダイナ[2]』(黒鮫 建武隊) 〜完売!

 「ウルトラマンダイナ」#14〜26ガイド&批評・視聴率・玩具売上好調!
(A5判・オフセット印刷・500円)

●『ALL ABOUT ウルトラマンダイナ[3]』(黒鮫 建武隊) 〜全3巻完結! 完売!

 映画「ウルトラマンティガ&ダイナ』特集 ガイド&批評・成長物語・ティガ続編・新聞雑誌記事ほか!
(A5判・オフセット印刷・500円)
 ※:4〜5巻は発行中止だそうです(汗)。

●『江連卓 その脚本世界』(ビッキー HONMA) 〜オススメ!

 脚本家・江連卓(えづれ・たかし)研究。80年代大映テレビ不良少女とよばれてヤヌスの鏡プロゴルファー祈子乳姉妹・このこ誰の子・高校聖夫婦・噂の刑事トミーとマツ・明日の刑事・キョーダイン・スカイ・スーパー1・RX・覇悪怒組
(B5判・オフセット印刷・1000円)

●『青春ドラマ大全集』(ビッキー HONMA)

 70年代青春ドラマ中心・俺たちシリーズ・ゆうひが丘の総理大臣・あさひが丘の大統領・ただいま放課後・刑事犬カール・アテンションプリーズ・コートにかける青春・若い!青春・太陽にほえろ!スクールウォーズ
(B5判・オフセット印刷・1000円)


 ……などを委託販売予定です。


2019年2月10日(日)、『GRIDMAN』オンリー即売会「侵略されてるぞっ!」

横浜産貿ホール・マリネリア・ブースNo未定に出店!

2019年2月17日(日)、コミティア127

東京ビッグサイト・西1ホール・い−13bに出店!

2019年3月10日(日)、サンクリ2019 Spring

池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4階・A23ホール・L−11bに出店!

2019年3月31日(日)、とりろじ17

東京文具共和会館(浅草橋)3階・オールジャンル-01に出店!

2019年4月29日(月・祝)、コミック1(いち)☆15

東京ビッグサイト・西2ホール・E−44aに出店!

2019年5月4日(土・祝)、資料性博覧会DX

中野サンプラザ・13階コスモルーム・ブース№62に出店!

2019年5月6日(月・祝)、第二十八回文学フリマ

東京流通センター第1展示場・エ−45に出店!

(2019年5月12日(日)のコミティア128は落選(汗)~知己のアニメ評論系は皆落選なので、評論系は今回優先的に落選?)

2019年6月16日(日)、サンシャインクリエイション2019 Summer

池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4階A23ホール・O−02bに出店!

(S78-05208)

2019年8月10日(土)、コミックマーケット96(夏コミ)2日目(特撮ジャンル)

東京ビッグサイト・西2ホール・け−23bに出店!

(96750-1292)

2019年8月11日(日)、コミックマーケット96(夏コミ)3日目(評論ジャンル)

東京ビッグサイト・西2ホール・す−33b(VAT)にも間借り出店!

(96650-1992)

2019年8月25日(日)、コミティア129

東京ビッグサイト・青梅展示棟・Aホール・H−15aにも出店!

2019年9月21日(土)、資料性博覧会・札幌

まんだらけ札幌店・イベントスペースに委託参加!(2020年準備号・歴史博物館・SHOUT!・デスボルト誌の4種)

#資料性博覧会

2019年10月6日(日)、コミック1(いち)☆16

東京ビッグサイト・南4ホール・E-50bに出店!

2019年10月20日(日)、とりろじ18

東京文具共和会館(浅草橋)3階・オールジャンル-01に出店!

#とりろじ #とりろじA #とりろじ18日

2019年11月3日(日)、おもしろ同人誌バザール8

ベルサール神保町アネックス1階イベントホール・ろー24に出店!

#おもしろ同人誌バザール

2019年11月3日(日)、サンシャインクリエイション2019 Autumn

池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4階A23ホール・K-24aに出店!

 (2019年11月3日(日)は友人と分担してイベント参加予定)

2019年11月24日(日)、第二十九回文学フリマ東京

東京流通センター第1展示場・ネー37に出店!

2019年11月24日(日)、コミティア130

東京ビッグサイト・西4ホール・つー02aに出店!(コミティアなので二次創作本はナシです)

 (2019年11月24日(日)も友人と分担してイベント参加予定)

2020年2月9日(日)、コミティア131

東京ビッグサイト・西4ホール・P-33a出店!(創作即売会なので二次創作本はナシです)

#コミティア #コミティア131 #COMITIA #即売会

2020年3月1日(日)、とりろじ19

東京文具共和会館(浅草橋)3階・ALL-01出店!

(ウウッ、半年後の2020年秋の「とりろじ」は「コミック1」と同日開催じゃないですか。そーなると涙を呑んで後者に……(汗))
#とりろじ #とりろじA #とりろじ19 #即売会


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評論系オンリー同人誌即売会・TokyoBookManiax 〜事後レポート!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20081009/p1

Nippon2007(第65回世界&第46回日本SF大会) 〜に見る外人オタらの同じ匂い

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080302/p1

魔進戦隊キラメイジャー序盤総括 ~王道戦隊のようでも異端の文化系レッドが敵幹部とも因縁!

『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』 ~劇場先行お披露目で戦隊の起死回生は成功するのか!?
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『魔進戦隊キラメイジャー』序盤総括 ~王道戦隊のようでも異端の文化系レッドが敵幹部とも因縁!


合評1 『魔進戦隊キラメイジャー』序盤総括

(文・T.SATO)
(2020年7月8日脱稿)


 今回のスーパー戦隊シリーズ『魔進(マシン)戦隊キラメイジャー』(20年)のモチーフは、「マシン」(=魔進)と「宝石」(=煌(キラ)めき)。
 ただし、玩具展開(=戦隊巨大ロボに合体する前の戦隊巨大マシン)としては「マシン」、つまりはクルマや乗りモノのモチーフの方がメインに据えられている。


 しかし、実際に出来上がった作品のトータルとしてのビジュアル・イメージは、キラキラとした水晶状の5種5色の「宝石」である。
 戦隊巨大マシンや戦隊巨大ロボも、戦隊ヒーロー各々の持ちカラー、赤・黄・緑・青・桃に相応するように、左記5色の半透明パーツでかなり広い面積が覆われている。
 その中には微細な二等辺三角形やヒシ型や五角形の石英が埋め込まれたようなラメが入った、同人印刷で云うところのホログラム加工(笑)のようなモノが、広く浅く埋め込まれていることで、自然光や照明によってキラキラと乱反射している。


 5人の戦隊ヒーローのマスクも、よくよく見るとクルマのデザインも反映されてはいるけれども、それはまったく目立たっていなくて(笑)、その額から頭頂にまで至る前頭の広い部分を覆うパーツがまた決定的な印象を与えるモノとなっており、ココが終始キラキラとしている。
 しかもウスい巨大な多角形の「宝石」が埋め込まれているようにも見えることで、あまたの戦隊ヒーローたちともビジュアル面での差別化は成功!
 コレは「宝石」モチーフではないけれど、キラメイジャーたちが使用する白い寸胴で短身の拳銃・キラメイショットは、『仮面ライダーオーズ/000』(10年)の2号ライダー・仮面ライダーバースが使用していたオーメダルを充填して使用する銃器のギミックを援用するかたちで、使用直前に戦隊メンバーたちが多数のメダルをジャラジャラと落下させて上部の弾倉に充填する描写も含めて、銃を構えている姿も印象に残る。


 本作における戦隊巨大マシンのモチーフも、消防車・ショベルカー・スポーツカー・ジェット機・ヘリコプターと、過去のスーパー戦隊でも何度も見受けられた鉄板(てっぱん)モチーフとなっている。
 ココではないドコかのファンタジックでシンボリックな土地から戦隊巨大マシンが出現するのはここ30年ほどのスーパー戦隊シリーズの大勢を占めるパターンだけど、本作では都心の一等地の超高層ビルの最上階から出撃する特撮シークエンスが登場してメカニカルでワンダバな特撮映像でワクワクさせてくれる。
 とはいえ、その超高層ビルは一見リアルなコンクリ造りでも、ヤシの実が稔る樹木のかたちをしているので、その意味ではやはりファンタジックな稚気満々の方向に寄ってもいるのだが(ホメてます!・笑)。


 その戦隊巨大マシンも地ベタを土煙をあげながら疾走する汚し塗装が施された重厚感あるメカではなく、様式美的な夜の摩天楼ミニチュアを背景にキラキラと車体を輝かせてキレイに軽やかにハイウェイを疾走するイメージにて統一。
 極め付けはコレらの戦隊巨大マシンがまた、本来の正体はマシンと同じサイズの長方体状の巨大「宝石」であり、その姿でメカニックな秘密基地の「格納庫」にタテ長に収容されていることである! つーか、ほとんど終始「宝石」の姿をしており、出撃時にだけマシン形態へと変型するのだ。こうなってくると、この戦隊巨大マシンも「メカ」というより「宝石」としてのイメージが圧倒的となる。


「クルマ」よりも「宝石」イメージを重視! そのワケは!?


 このあたりがまた20世紀のむかしのスーパー戦隊シリーズとは異なるところでもある。戦後の先進各国での高度経済成長期~バブル期において「乗用車」が普及、場合によっては一家に2台も保有するようになっていく過程の時代においては、若者層や子供一般の間では「乗用車」こそがステータスであり、電車やバイクなども含めた「モービル(乗りもの)幻想」とでも呼ぶべきモノが濃厚にあった。事実、バブル期の平成元年に放映された初の自動車戦隊『高速戦隊ターボレンジャー』(89年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191014/p1)では5台の巨大乗用車が合体して誕生する戦隊巨大ロボ・ターボロボの玩具が爆売れもしていた。
 しかし、クルマに対する幻想がある程度までは満たされてしまうと、あるいは電飾インジケーター満載の家電が普及してあまりにフツーなアイテムになってしまうと、日常生活との段差・落差も減ってしまうこととのパラレルで、「クルマ」やら電飾パネル満載の未来科学な「秘密基地」や「スーパーメカ」やらに子供たちがかつての我々ほどには憧憬をいだかなくなってしまったようだ。


 カードやメダルから超常的なパワーが召喚される「科学」というより「魔法」的なアイテムの方にこそ、子供たちが非日常感・ワクワク感をいだくように変容してしまっているようにも思える。そして、そのことが近年の戦隊巨大ロボやウルトラマンの怪獣攻撃隊のスーパーメカの玩具売上高がイマイチとなっていることの理由であるとも愚考する――ココでは長年のロートル特撮マニア個々人としての好み・嗜好・願望などはくれぐれも除外して、フラットに事態を観察してくださいネ――。
 そうなると、「クルマ」がモチーフでありながら、「クルマ」だけでは今では弱いので、同じく「クルマ」がモチーフであった『高速戦隊ターボレンジャー』や『激走戦隊カーレンジャー』(96年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110521/p1)や『轟轟(ごうごう)戦隊ボウケンジャー』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070108/p1)では少なくともデザイン面では純粋な車両モチーフであった戦隊巨大マシンが、『炎神(エンジン)戦隊ゴーオンジャー』(08年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080824/p1)では「クルマ」がメインでも「動物」の意匠が加味されて、本作ではついに「宝石」の意匠の方が強くなるのもムベなるかなと云ったところだ。


 先に本作の戦隊巨大マシンは「宝石」としてのイメージの方が圧倒的であると述べた。しかし、そうは云ってもこの「宝石」さんたちは、「宝石」とは本来は縁もゆかりもない「マシン」へと変型もすることが玩具会社的には最優先の要諦ともなっている(笑)。
 ならば、この「水」と「油」の2者間に橋を架ける接着剤は何にすべきであろうか? ココからは玩具側のスタッフではなく東映側のスタッフや文芸スタッフ陣による、ムチャ振り二題噺(にだい・ばなし)をそれらしく接合してみせるための料理の腕の魅せどころでもある。
 そう、戦隊レッド少年くんの「イマジネーション」=「想像力」の原理で、「宝石」はカタチを持った別のモノへと変型できるとする大ウソの大設定をチョコンとひとつ設けて、さらにそこに「煌(キラ)めき」と「イマジネーション」をつなぐワード「ひらめキ~~ング!」なる駄洒落的なお約束の掛け声でダメ押しすることで、劇中内での一応のリクツ・虚構内論理・因果関係を付けることができており、コレが作品を空中分解から救ってもいるのだ――往年の『高速戦隊ターボレンジャー』なんて幼児は気にしなかったろうから問題ナシとも云えはするのだけど、大きなお友だちが観れば「クルマ」と「妖精」の2大要素が分離・分裂していたからねェ(笑)――。


「宝石戦隊」は本作『キラメイジャー』が初ではなかった!?


 改めて、この「宝石」モチーフの件に話を戻そう。
 「宝石」という存在は、最初の見てくれの印象こそ鮮烈ではある。しかし無機物である以上は、「動物」をモチーフとする場合に比すれば静的なイメージではあって、動的なイメージや人間の性格の多彩さ・多様さといったモノを表象・仮託もできるようなモチーフではない。
 そのへんの弱点は今どきのスレたスタッフたちも百も承知であったのであろう。我らが日本妖怪の「付喪神(つくもがみ)」たちのように、本来は無生物である器物・万物が万年単位の長年月を経ることで意識・精神・魂を持つように進化したアニミズム的な存在としても設定する。
 そして、巨大感もあってディテール・スジ掘りも実に細かい、壁面が二階建て状にもなっているリアルな格納庫に鎮座まします5色の巨大「宝石」くんたちが、その身をゆらしながらベチャクチャと早口でしゃべるしゃべる会話する(笑)。


 「宝石」モチーフといえば、筆者のようなロートル戦隊シリーズファンからすれば、往年の『大戦隊ゴーグルファイブ』(82年)も思い出す。この『ゴーグルファイブ』も戦隊メンバー各々が額にルビー・エメラルド・サファイアオパール・ダイヤなどの「宝石」をハメていた。そして、それぞれの「宝石」が超古代文明ムー・アトランスティス・エジプト・南米・アジアなどを象徴しているという基本設定が一応はあったのだ。
 しかし、この『ゴーグルファイブ』の「宝石」や「超古代文明」設定は、東映側の文芸面・製作スタッフ側が構築した設定ではなく、彼らよりもおそらく年齢的には相対的には若めであったであろうバンダイ側のデザイナーや設定構築・児童誌仲介などを行なう企画者104側で独自に設定したモノにすぎなかったのではなかろうか?(憶測) 「宝石」や「超古代文明」が本編ではまったくと云ってイイほど活かされていなかったどころか、言及すらされていなかったようにも記憶するので(笑)。
 そう、ゴーグルファイブは単なる科学の力で変身して(新体操のワザで・笑)戦う、それまでの従来通りのスーパー戦隊でしかなかったのだ。そして、それが当時の筆者としては非常に残念でもあり、物足りなく思っていたことでもあった。


 コレが1960(昭和35)年前後生まれのオタク第1世代が作り手に入ってきた1990年代後半以降のスーパー戦隊シリーズであれば、SF的なセンスを水や空気のように浴びて育ってきたので、戦隊ヒーローのデザイン面での単なる意匠の一部にすぎなかったやもしれない「宝石」やら「超古代文明」設定などにも、後付けでも意味や劇中内での合理性をなんとか持たそうとして、本編ストーリーにも活かしていってくれそうではある。
 しかし、昭和10年代生まれの「戦中派世代」~昭和20年代前半の終戦直後生まれの「団塊の世代」のスタッフたちがプロデューサー・監督・脚本陣を占めていたあの時代。玩具側スタッフが作ったのかもしれないウラ設定を製作側のスタッフ・脚本陣がひろってきて、戦隊ヒーローたちの超パワーの源泉を超古代文明に求めて神秘感・超越感・ワクワク感を高めたり、シリーズのナゾ解き的なタテ糸としたり、万年単位に渡る敵味方の因縁劇を構築して、当時の特撮映像表現的にはたとえ不可能であったとしてもせめて設定やセリフや挿絵だけでもSF的なスケール感を増していく……というような才覚やセンスを持ったスタッフは、アニメ側にはともかく特撮ジャンル側にはいまだいなかったのだ。
 戦隊ヒーローや戦隊巨大ロボは神秘的な超パワーはヌキでの唯物論的な物理科学の力だけで戦っており、加えてVSOP(ベリー・スペシャル・ワン・パターン(笑))な1話完結のルーティン・バトルを展開していたのが、あの時代のスーパー戦隊シリーズではあったのだ。


 スーパー戦隊シリーズとは、そのようなイイ意味でアクション重視でチープでチャイルディッシュなモノなのだと割り切って達観していた特撮マニアも、実は当時すでに少数ながら出現してはいたのだけれども、それはフワッとした感覚的な言説に留まっており、そのへんの機微を他人にも理解可能なように明晰・明快に理論化・言語化して伝達できるだけのインテリな理論派マニアの域には達してはいなかったので、その意見は当時の特撮マニアの大勢を占めることもまったくなかった(汗)。
 そのようなワケで、やはり基本は子供向け番組ではあってももう少しだけドラマ性やテーマ性にもこだわって、オトナやマニアの鑑賞にも堪えうる作品をスーパー戦隊シリーズでも観てみたい! ……なぞとフラストレーション(欲求不満)を高めていた筆者のような元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)世代の特撮マニアも一方で確実にいるにはいたのであった(……遠い目・汗)。


 まぁ今にして思えば、中高生の年齢に達していたのに、若者文化に参入できずに、この手の変身ヒーロー番組に執着している筆者の方こそが病んでいたのだナ、と自己相対視もできるし(汗)、『大戦隊ゴーグルファイブ』自体もあの時代において子供人気も相応に高かった充二分な高視聴率番組ではあったのだけれども。
 付言しておくと、オタク第1世代にとっての当時のスーパー戦隊シリーズとは、まったくのノーチェックか黙殺の対象であったり、もしくはそのチープな戦隊巨大ロボ戦自体を「特撮」としてそもそも認めないと宣告されてしまったり(爆)、あるいは当時の名作自主映画『愛國戦隊大日本』(82年)に象徴されるように、お笑い・嘲笑・イロモノの対象として扱われるのがもっぱらでもあったのだ(汗)。


軽躁的な『キラメイ』の序盤! 軽躁的な「スーパー戦隊」の序盤!


 このようなことを書いてきてしまうと、ナチュラルな人間描写やシブさなどはまったく狙っておらず、映像的な見せ場主体で記号的な登場人物たちの軽躁的なニギやかさを、少なくともシリーズ序盤においては主体としている本作『魔進戦隊キラメイジャー』などは、さぞや肌に合わないのでは? と思われてしまうやもしれない。けれども、そうでもないのだ(笑)。
 むしろ現今の、というか80年代以降の子供向けヒーロー番組としては、特にそのシリーズ序盤において、子供たちに番組のキャラクターや番組の基本フォーマットを強烈な映像インパクトも込みで魅せるには、本作『キラメイジャー』序盤のようなやや軽薄なノリでまずはイイのではなかろうか? とも考えているくらいなのである――最近になってそう思い直したのではなく、もう30年近くも前の1990年代前半くらいからそのように思っておりますので念のため――。


 浮遊する巨大クラゲ型の異形の生物――ただし顔面は水道の蛇口がモチーフ(笑)――が来襲してビル街を破壊! 敵の戦闘員たちも出現! レッドを除く戦隊ヒーローが登場して応戦!
 のちにレッドになる主人公少年は、お絵描きがスキでも素っ頓狂な男子高校生クン。異星人の亡国のお姫さまにスカウトされて戦場に到着。戦隊メンバーたちが華麗にバトルするサマに興奮を覚えて、戦場に乱入して超近距離にてスケッチブックに戦隊ヒーローたちの模写を開始する。そして、よくあるご都合主義で往年の喜劇俳優チャップリンの映画的なギャグ描写だけれども、模写に夢中なのに都度都度の敵戦闘員たちのパンチやキックなどの攻撃も巧妙にスリ抜けて避けていくようなノリ(笑)。


 さすがにシリーズ序盤のパイロット編なので、都市破壊の特撮ビジュアルは凝ってはいるのだけれども、対するに人間大サイズのゲスト敵怪人のイイ意味でのチープさ。
 #2に登場した第1号怪人からして早くも往年の『秘密戦隊ゴレンジャー』の名敵怪人・野球仮面を彷彿とさせる怪人が登場してきて、戦隊メンバーたちとラグビーボールで争奪戦を展開! 顔面がTVゲームのジョイスティックになっている敵怪人はその顔面を操作することでターゲットの人間を自由自在に操作してみせる! 百人一首の敵怪人はその名の通り、戦隊メンバーに百人一首での勝負を挑む!(なんでやねん!?) このナンセンスなノリこそが、まさに「ザ・戦隊」といった感じではある(笑)。


 もちろんロートルであれば自明な通り、身体はレオタード生地のタイツ状のスーツで、顔面パーツだけをスゲ替えることで別個体だということにして(爆)、短いマントを翻しているあたりは、後年のジャンル作品のギャグ怪人の始祖ともなった元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』の仮面怪人へのオマージュでもある――もちろん仮面怪人へのオマージュは、『鳥人戦隊ジェットマン』(91年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110905/p1)の次元獣、『五星(ごせい)戦隊ダイレンジャー』(93年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20111010/p1)で下半身が動きやすい単なるタイツ生地になっていたゴーマ怪人など、もう30年近くも前から定期的にリサイクルされてきたものなので念のため――。


 対するに、シリアスな若手時代劇俳優かと思われた戦隊ブルーも、早くも#3で工具である万力(まんりき)をモチーフとした敵怪人の毒牙に掛かって、その頭を巨大な万力で挟まれて、ヤセ我慢はしているけど他人が見ていないところでは「イテテテテテ!!!」と激しい醜態をさらしてしまう。どころか、そのワメいている姿を戦隊メンバーたちにも見られてしまう。トドメに万力で頭を挟まれた姿のままでも製作プロデューサーたちを説得して時代劇の撮影を続行してしまうというシュールさ加減!(笑)


 このへんのコミカルな人物描写も、スーパー戦隊シリーズではいつものこととも云えはするけど、スーパー戦隊シリーズ創始者である東映の故・平山亨(ひらやま・とおる)プロデューサーは、


「ボクは敵の怪人がギャグになることは考えたかもしれなけど、正義のヒーロー側にもギャグをやらせることまでは当時は考えていなかった(笑)」(大意)


という趣旨の発言を、商業誌であったか同人誌であったか特撮マニア主催の会合であったかで見聞きしたことがあるけれども、もちろん個人の好みはあろうけど1980年代末期あたりのスーパー戦隊シリーズをはじめとする特撮ヒーローものから、このジャンルは主人公たちにも積極的にクダケた描写を施すようになっていく(笑)。


 このへんの系譜についても、1960年代の完成されたオジサン主人公、1970年代の発展途上の悩める青年主人公、1980年代の青春ドラマ的な絶叫群像劇、1990年代以降の子供や幼児のメンタルまで持たされるようになった戦隊メンバーの投入などなど、いろいろと語れそうではある。


お絵描きがスキな文化系・戦隊レッド少年の登場をドー観る!?


 本作『キラメイジャー』の主人公・戦隊レッド少年くんも、高校生という設定こそあるけど、基本的にはイイ意味でメインターゲットに近しい子供・幼児的なメンタルを施されたキャラクターである。しかし、それだけの一面的な存在では決してない。運動神経バツグンの若手スポーツ選手や若手チャンバラ俳優などが集められた戦隊メンバーたちを見て、一度は怖じ気づいて戦隊メンバー参入を固辞もする!
 しかして、ベラベラとしゃべる赤い「宝石」くんにその「イマジネーション能力」を認められて戦隊レッドに変身! 「身体能力」よりも「イマジネーション能力」とやらが魔進戦隊キラメイジャーたちには重要なので、戦隊レッドに一度変身ができてしまえば、一番最後に加入したのに身体を自由自在にアクロバティックに思い通りに動かして戦えることで、結局はカナリ強い!(笑)


 努力も特訓もしていないのに最初から相応に強いダなんて少々ズルい気もするのだけれども……。
 いや待て、ロートルの特撮マニアのご同輩たちは思い出せ! 『ウルトラマンレオ』(74年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090405/p1)やら『ファイヤーマン』(73年)やら『仮面ライダーアマゾン』(74年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20001008/p2)やら『超人機メタルダー』(87年)やら『ウルトラマンネクサス』(04年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20041108/p1)たちのことを!
 #1で颯爽と活躍せずにピンチの姿でストップモーションとなって「次回へつづく」となったり、どころか#1でハッキリと敗北して崖から転落してしまったり(爆)、様式美なり光学合成バリバリの派手なバンク映像ではなく各話ごとでの撮り下ろしでも地味シブな必殺ワザの映像を放ったり、まだ弱いがためにヒーローが壮快なトドメを刺せなかったゲスト敵怪人が逃げ帰った先のアジトで敵首領に処刑されたりしているような作品群は、はるか後年になってからようやっと再評価の機運が高まったり、当時においても年長マニアたちが喜んだりすることはあっても、幼児たちはイマイチ爽快感やあこがれをいだいてはいなかったりして、子供人気は決して高くはなかったことに。どころか、低視聴率によりシリーズ途中での路線変更やら放映短縮・打ち切りの憂き目にあってきたことに(汗)。
 そうであれば、最初から無敵である必要もないけれども、最低限は強くて頼れる感じのカッコよさで、この初心者レッドくんも描かれなくてはイケなかったのであったのだ!(笑)


 同様のことは、戦隊レッドの変身前の「中の人」である少年くんにもいえることである。この高校生になっても休み時間に自分の机でスケッチブックに絵を描いている男のコなんて、リアルに考えれば異性とのコミュニケーションに踏み出すことを至上の価値とするイケてる系の若者文化・スクールカーストのモノサシにおいては最底辺のポジションが確定している存在である。
 どころか、ヘッドホン少女やら読書少年以上に、個人主義者というよりもコミュ力不足ゆえにそれを他人に侮られることを避けるがために、コミュニケーション一般の拒絶を言外に周囲に宣言しているような行為にもなってしまう――我ながら自身のボッチな学生時代を思い出してしまって胸がイタい(爆)――。


 ただし、そこは良くも悪くもリアリズムよりも象徴・寓意の方が優先する我らがスーパー戦隊シリーズ。この戦隊レッド少年くんは過度に重たい劣等感や孤独感をいだいている素振りを見せることはほとんどなく(笑)、童心に帰ったようにハイテンションで奇行&奇声をあげながらお絵描きに邁進する、幼児的で天真爛漫な姿の演技・演出を与えられることで、決してリアルではないけれども、イイ意味での日曜朝のファミリー番組にはふさわしい明朗な感じは醸せている。
 それゆえここ10年ほど流行している、いわゆる(ひとり)ボッチ漫画やボッチアニメのような「詫び寂び・文学臭」はまったくナイ(笑)。しかし、子供向けヒーロー番組でそのようなシミったれた要素を主眼に描くのが正解であるともいえない以上は、このようにクラスのスミっこに孤独に鎮座している少年という実は暗くて重たい題材を扱いつつも、パッケージ面では明朗であることで、バランスは取れているともいえるのだ――もちろん空中分解している描写だという批判もあってイイけれども(汗)――。


 いや、幼児たちにこそそのような厳しいスクールカーストの実態を見せつけて、現実の厳しさも知っておくべきなのだ! そのような情操教育も大いに必要なのだ! などというロジックも成立するやもしれない。しかし、どうせ肉体弱者・性格弱者・ルックス弱者に生まれついた子供たちは放っておいても10年後に思春期年齢に達すれば、ボッチ漫画やボッチラノベなどのコンテンツに重たいカタルシスや屈折した癒やしを感じて広い意味での救いを得るようになっていくので、心配はありません(笑)。
 「人生はママならない」「弱者はスクールカースト底辺で異性の相手にされにくい」という真実(爆)は、思春期・後期以降になってから特定の性格類型の子供たちだけが「一子相伝」「密教(みっきょう)」的に知っていけばイイだけの話であって――そしてそれから相応の処世術や切り返し術を身に付けていけばイイのであって――、「密教」ならぬ一般ピープル向けの「顕教(けんきょう)」としては、あるいは幼児期~思春期・前期のころにおいては、「愛」や「夢」や「希望」が最後に勝利する! という人間信頼のコンテンツを与えておくのでイイのではなかろうか?
 それはヤンチャでイジメっ子タイプで他人に対する共感性に乏しいサディスティックな性格類型の悪ガキたちに「人生はママならない」「弱者はスクールカースト底辺で異性の相手にされにくい」なぞという真実を、たとえ批判的な文脈で取り扱ったとしてもヘタに知らしめてしまったならば、彼らは自己の悪行や弱い者イジメの正当化にそれをつなげかねないからでもある(汗)。
 そのような事態を避けるためにも、ボッチ漫画やネット上の巨大掲示板の特定板などの限定された場所だけに、そのような事実や知恵などを集積しておいて、そこで初めてイジメっ子タイプの悪ガキたちが知りにくいであろうバリアの張り方や切り返し方や逃げ方を習得してもらって、悪党に対するアドバンテージ・優位性を少しでも保てるように、ジュブナイル・コンテンツ類も棲み分けをしていくような制度設計をしておいた方がイイともマジで思うので(笑)。


 ただまぁ、昨今の東映特撮のパターンで考えれば、ボッチ漫画的な要素も、話数が進んで忘れ去られそうになったころに描写・補完されることで肉付けされることもアリそうではある。ただし、そーいう内省的なエピソードをシリーズの序盤で描いてしまうとドコかで暗い雰囲気の空気も漂ってしまって、それが作品世界を微量に規定もしてしまい、子供向けの娯楽活劇番組として明快に弾けることの足枷にもなりかねないことも思えば、このようなボッチ要素を配置するにしてもシリーズのどのへんに位置させるべきかという配分への気配りも非常に重要ではあるよネ。


 しかして、こんなにヤワい少年くんが、「赤い宝石くんが選んだ戦士がリーダーだ!」との母星での伝統的な取り決めで、戦隊リーダーとされてしまったことで生じる戦隊メンバーたちとの確執~人格面での承認へと至るエピソードをキチンと作っていくあたり、そんなに重たい本格的なドラマでもないけれども(笑)、押さえなければイケナイものを押さえてみせているという意味では好印象。
 さらには体育会系の戦隊メンバーたちが厚意から戦隊レッドくんに「友情の大特訓」(爆)を施そうとするも、文化系の軟弱なレッドくんにとってはそれは苦痛どころか逆効果ですらあり、休養と余暇にはお文化的な趣味に耽溺・没入することで、それにより精神の疲労が回復するどころかチャージ・充電さえされるというエピソードまでもが登場!


 まさにその通りの正論ではあるのだけれども、後年にオタクになってしまうであろう、生来から弱く生まれついていることを子供心に自覚している幼児たちはともかく、このような描写の挿入でキラメイレッドは子供一般のあこがれのヒーローたりうるのであろうか?
 でもまぁ小学3~4年生ならばともかく3~4歳の幼児なんて、こういう人情の機微の細かいところをひろってくるような描写などは右の耳から左の耳へとサラサラと通過していくだけであろうから、コレもまた無問題ではあるか?(笑)


軽躁的な序盤が終われば、意外にナチュラルな作風で敵味方を肉付け!


 序盤5話のワチャワチャ軽躁劇が終わったあとは、メインライター・荒川稔久(あらかわ・なるひさ)からバトンタッチしたゲスト女性ライターやらサブライターたちが登板。
 コレもある程度の想定・予想をつけていたスレた特撮マニア諸氏も多かったであろうけど、基本設定や新メカ登場のノルマなどをあまりコナさなくてもイイせいか、フツーにナチュラルなテンションの人物描写やストーリー展開、敵味方の登場人物たちに対するヒューマンな補強描写が連発されるように早くもシフトする。


 #6では、美人可愛い系だけど東映製作の人気TVドラマ『ドクターX(エックス)~外科医・大門未知子~』(12年~)みたいな敏腕名医でもある戦隊ピンクが、そのメンタリティーだけ5歳の幼女に敵怪人の特殊能力で戻されてしまうも、彼女が幼少期に見定めた職業動機も明らかにしてみせるかたちで彼女を肉付けしてみせる。


 #7~8の前後編には、90年代だと児童向けマンガ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(89~96年)や『ウルトラマン 超闘士激伝』(93~97年)の原作、ここ10年ほどは『仮面ライダーW(ダブル)』(09年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100809/p1)や『仮面ライダーフォーゼ』(11年)に『獣電戦隊キョウリュウジャー』(13年)や『仮面ライダードライブ』(14年)などのメインライターとして、そのドラマ的・作劇的な実力をいかんなく発揮してきた三条陸(さんじょう・りく)までもが登板。
 キラメイジャーの後見人のひとりでもある異星の亡国のマブシーナ姫の叔父であり、その母星を悪の力を借りて滅ぼし、自身の兄でもある王様・オラディンをも手に掛けて、今はその悪の軍団のレギュラー幹部となっている黒&紫の体色である鬼将軍・ガルザの屈託とその人物像を、ゲスト怪人であるオーブンと冷蔵庫の兄弟怪人(笑)の競争心・仲違い・弟殺し(爆)を通じて、彼の回想も交えて基本設定をおさらいしつつ肉付けも果たしていく。
 しかして、他の敵幹部や戦隊メンバーたちには目視できないけど、戦隊レッド少年くんとガルザのふたりだけには、白い「宝石」ことホワイトキラメイストーンが変型した新幹線型マシン、ガルザが所有する蒸気機関車型マシンが合体して誕生する新巨大ロボ・キングエクスプレスの幻影を目撃させてみる! コレは闇落ちしたガルザであっても、光の側に立ち返れる可能性の呈示でもあって、なかなかにワクワクさせられる――もちろんその可能性はあっても、あえて彼に意地でも闇に留まってみさせるのもアリではある!――。


 ガルザは戦隊レッドくんの「自分の身の安全よりも他人の安全を!」との言動に、自身の兄でもあったオラディン王とも共通する資質を看て取ることで、激昂(げきこう)もする。戦隊レッド少年くんと今は亡き王さまの間にはコレだけに留まらず、「お絵描き」=「イマジネーション」能力といった大きな共通点をも与える。
 しかしてそれが転じて、ガルザの戦隊レッド少年くんに対する感情に、単なる敵には留まらない近親憎悪的な因縁も付加していくあたりがまた実にウマい!


 ややユルい感じの方向での王道戦隊を狙いつつも、戦隊レッドの描写は異端を極めまくっており、この第1クール中後盤においては早くも善悪双方を肉付け、双方の関係性や戦う動機も深掘りしており、今後も期待ができそうだ。


追伸


 新型コロナ騒動での撮影中断で放映された#1と#2の未放映お蔵出しカット編。コレを観ていると、本作『キラメイジャー』序盤はスーパー戦隊シリーズ序盤恒例のドラマ的・テーマ的にはスカスカの軽躁的なノリであったとの私的評価は保留にした方がイイのかもしれない(汗)。
 ごていねいにも画面の上スミに、本放映ではカットされたシーンだよとの但し書きが入るけど、特に戦隊メンバーたち登場人物のヒューマンな会話やリアクションの部分がブチブチ細切れに切られていたことがよくわかる。
 いやもちろん特撮ヒーローものであろうが一般のTVドラマや映画であろうが、脚本通りに撮影したモノでも尺やテンポの都合でカットされているくらいの知識は筆者にもあるけれど。
 畏友の特撮同人ライター・樹下ごじろう氏が私的に入手された『太陽戦隊サンバルカン』(81年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120206/p1)#10「待ちぶせ毒ぐも館」(脚本・曽田博久 監督・小林義明)の準備稿(手書きのナマ原稿!)を参照すると、全編フツーにドラマを展開しているのに、映像化された作品ではBパートがほとんどアクションシーンに置き換わっていた! 等々の例もある――弊誌『假面特攻隊2006年号』(05年12月30日発行)「80年代特撮ヒーロー番組ベストエピソード集」(樹下ごじろう)参照――。おそらく80年代前半のまさにアクション主体であったスーパー戦隊シリーズあたりだと、ほぼ全話にそんな編集が施されていたのではなかろうか?(笑)


追伸2


 キラメイイエローことeスポーツの達人である射水為朝(いみず・ためとも)。この為朝の名前に兼・歴史オタク諸氏は、平安時代末期の保元の乱(ほうげんのらん)を材にした軍記『保元物語』のヤンキーDQN(ドキュン)な主人公にして、源平ものの時代劇でも登場する源為朝(みなもとのためとも)――源頼朝義経兄弟の親の世代――を思い起こした御仁も多かったことであろう。ググってみると、荒川センセイも源為朝からその名を引用したとのことだそうだ。


(了)


合評2 伝統と挑戦を融合するスーパー戦隊最新作!!

(文・J.SATAKE)


 「人が輝く時、そこに奇跡が生まれる!
  輝き、それは未来を変える戦士の証!
  キラメイGO!!」

 スーパー戦隊シリーズ第44作品は「キラキラ」をモチーフにした『魔進戦隊キラメイジャー』(20)。


 ただ「キラキラ」といっても不明瞭に聞こえるかもしれない。
 しかし戦隊としてのデザインコンセプトをはじめ、キャラクターシフトから生まれる物語やそこから浮き彫りになるテーマはキーワードにピタリとはまり現在の社会情勢も反映された作品となっている。


 スーパー戦隊の定型を引き継ぎつつも進化しようとする挑戦を忘れない、それが視聴後の「キラキラ」につながっているのだ。


 「ひらめきスパーリング! キラメイレッド!!」


 高校生・熱田 充瑠(あつた じゅうる)は想像力・空想力が豊か。イマジネーションが刺激されるとスケッチブックに集中! 「ひらめき~~んぐ!」の一声から絵を描き上げるパワフルさは体育会系にも負けていないのだ。


 「突撃ライトニング! キラメイグリーン!!」


 陸上競技界期待の新生・速見 瀬奈(はやみ せな)は俊敏な脚力の持ち主。そのスピードと判断力を活かし、高校生時代は競技かるたでも名を馳せた明朗快活な女性だ。


 「導きシューティング! キラメイイエロー!!」


 大学生・射水 為朝(いみず ためとも)はeスポーツ選手。シューティングゲームの腕前を活かしキラメイイエローでも敵を連続撃破する! さらに数々の大会を勝ち抜いた経験と自信から作戦立案力は抜群だ。


 「切っ先アンストッパブル! キラメイブルー!!」


 若手アクションスター・押切 時雨(おしきり しぐる)はストイックに役に挑む男。そのなかで習得した剣技を活かし、キラメイブルーとして新たな技を編み出してゆく。


 「指先インクレディブル! キラメイピンク!!」


 美人すぎる女医・大治 小夜(おおはる さよ)は難しい手術をこなす外科医。合気道の腕も抜群で文武両道の彼女だが、その源は子供時代に工事現場に迷い込んだ子犬を助けようと奮起した事件があった……。


 それぞれの生き方で自分らしさを発揮して輝こうとする。その「キラキラ」がキラメンタルであり、そのエナジーを強く発する五人が輝石=キラメイストーンに選ばれて魔進戦隊のメンバーとなった。光の粒子がまばゆいばかりに広がるなかでの名乗りアクション!


 「キラッと参上! カラッと解決! 魔進戦隊キラメイジャー!!」


 五人そろってのキメのアクションはフィギュアスケートペアのリフトを取り入れた華麗なポーズ!! カッコ良いだけでなく、きらびやかさも加えたスーパー戦隊としての個性も魅せる。キャッチコピーとアクションで見栄を切る、昔からのパターンを新たな構成とする象徴のシーンだ。


 戦隊としてのあり方も時勢を反映している。リーダーであるレッド=充瑠が文化系キャラとして話題となったわけだが、過去のようにメンバーをグイグイと引っ張るリーダーから脱却し、互いを認め尊重することでさらに高め合う協調の力を引き出すリーダー像を表現している。


 本作ではヒーローである前に戦隊メンバーそれぞれが実現したい夢や仕事を持っている。エピソード2『リーダーの証明』において陸上競技大会にどうしても出場したい瀬奈に心のキラキラを失っては戦えないから、とその背中を押す充瑠。戦いに抜けた穴は残されたメンバーが埋める、それは決してヒーローを疎かにしているわけではない。チームで戦うのが戦隊であり、現実の世界でもそうして支え合うことがより結束を高め、結果を残せるからだ。


 キラメイジャーの力の源=キラメイストーン。はるか彼方の惑星クリスタリアの輝石であり、キラメンタルによって意思が発現・巨大メカ=魔進(マシン)へと変化する! さらにそれぞれパートナーを深く信頼し、その思いをしゃべりまくる!


 真紅の消防車=魔進ファイヤは充瑠とともに事件の火消しに走る熱血野郎だ。
 緑色のスーパーカー=魔進マッハは瀬奈お嬢様に仕えるジェントルマン。
 黄色の作業機械の定番・ショベルカー=魔進ショベローは為朝をリーダーにゴリ推ししてしまうほど彼を愛する親バカっぷり。
 青色のジェット機=魔進ジェッタは軽妙な口調で時雨とともに空を駆け巡る!
 桃色のローターが目を引くヘリコプター=魔進ヘリコはキャピキャピ女子。はんなりしている小夜との相性はぴったり!


 スーパー戦隊のメカは大きく分けて現実にあるもの、もしくはゼロからデザインされたオリジナルの二派に分かれる。本作は実在の機体をラメ入りのクリアボディで包み、内側から発光している様子がメカでありながら生命を宿していることを感じさせる。さらに相棒との掛け合いも頻繁で、これによって彼らの性格が視聴者により浸透する見事な演出だ。


 充瑠のひらめき~~んぐ! で創造された魔進たちは合体してロボット形態に! 魔進ジェッタとヘリコの二機で飛行能力を有したスカイメイジに。魔進ファイヤが右腕・胴体・脚部、ショベローは左腕、マッハが右肩と頭部という変則的な構成の三機合体ランドメイジ。
 このランドメイジの胸部にヘリコが合体、ジェッタが大型の刀剣となって装備されたのが五体合体キラメイジンだ。さらにショベローを筆頭にローランド・リフトン・キャリーの作業機械トリオは左腕の交換で武装チェンジ!


 オープニングでは広大な原野をキラメイジャーメンバーが疾走する後ろから回り込みつつ進撃するCG画像の魔進たちがその大きさをアピール。
 ミニチュアを使用したセット撮影では機体の発光ギミックを活かして、ライトアップされたビル街を背に突き進みバトルアクションを展開する夜行シーンが盛り沢山。五色のカラフルな光とラメのきらびやかさが際立つ演出が本作独自の魅力を放っている。
 キラメイジンの必殺技は上段に構えた剣を一周させパワーをチャージした斬撃を見舞うキラメイダイナミックだ! この殺陣は戦隊ロボットの原点でもあるスーパー戦隊シリーズ『バトルフィーバーJ』(79・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120130/p1)のバトルフィーバーロボ、『電子戦隊デンジマン』(80・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120205/p1)のダイデンジン、『忍者戦隊カクレンジャー』(94・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120109/p1)の戦隊巨大ロボ・無敵将軍でも使われている型で、もっとさかのぼると1950年代~80年代にかけて映画やTVで何度も映像化されてきた名作時代劇『眠狂四郎(ねむり・きょうしろう)』の必殺剣技「円月殺法」が元ネタなのだが(笑)、シンプルでありながらメリハリのある画を作れる伝統のものなのだ。


 キラメイジャーをサポートする組織・CARAT(カラット)は博多南 無鈴(はかたみなみ むりょう)が来たるべき敵・ヨドン軍に向けて準備を進めて設立したものだ。演じる古坂大魔王氏は自身のキャラを反映し、飄々としたなかでも落ち着いてメンバーを見守る優しさがにじみ出る。
 クリスタリアの王・オラディン(声・杉田 智和氏)がヨドン軍によって亡き者となり、キラメイストーンを地球にもたらしたのは王の意思を受け継いだマブシーナ姫(声・水瀬 いのり氏)であった。国民に寄り添い身を粉にして働く王であり、絶大なキラメンタルを持ちながら驕ることがなかったオラディン。遙かな距離を隔てた充瑠とオラディンが夢でつながる奇跡もキラメンタルがあればこそなのだ。
 ヨドン軍によって故郷と父を失ったマブシーナ姫。失意のうちに異文明の地球にたどり着いた彼女だが、オラディンと交流があった無鈴に保護されキラメイジャーのメンバーと出会うことで戦う勇気を取り戻してゆく。
 戦士たちとサポートメンバーとのふれあいと成長の物語も注目のポイントだ。


キラメンタルの対極のジャメンタルの持主・ヨドン軍と怪人怪獣にライバル敵幹部・ガルザ!


 それと対極となるのが、夢や希望を象徴するキラメンタルをはじめとする美しいものを嫌い、それらを汚し破壊することで侵略を続けるのがヨドン皇帝率いるヨドン軍だ。
 軍師クランチュラ(声・高戸 靖広氏)は様々なモチーフをマスクデザインに集約した怪人=邪面師や雑兵ベチャットを使役し、人々を蹂躙! 負のパワーを集めることで巨大怪獣=邪面獣を召喚し、さらなる破壊と災厄をもたらすのだ……。


 蛇口にゲームコントローラー、ラグビーボールなどなど……。作戦によっていくつもの敵が登場するわけだが、本作の怪人・怪獣はマスクは新造し身体部分はシンプルデザインでパターンを限っている。これは『秘密戦隊ゴレンジャー』(75)の敵怪人・〇〇仮面と同じデザインラインであり、ユーモラスでインパクトが大きい。そして裏事情ではあるが、製作経費の効率化に寄与するのも採用された理由であろう。毎作品でやられてはさすがに寂しいが、予算を注ぐ箇所を選別することで作品のカラーを変える、これもスタッフの腕の見せどころだ。


 キラメンタルが光ならば、絶望や嫉妬など負の感情=闇のパワーを増幅させるジャメンタルに染まったのが敵幹部・ガルザ(声・中村 悠一氏)だ。ヨドン軍からクリスタリアを守る立場でありながら、兄・オラディン王を打ち倒し故郷を売り渡した弟! 国を統(す)べる者となれなかった挫折感からジャメンタルに魅入られ、暗黒の鎧を纏(まと)いヨドン軍へと参戦。ひたすら強さを求め、作戦のためにはオーブン&冷蔵庫の兄弟邪面師をも手玉にとり争わせる非情の戦士なのだ!


 新たなキラメイストーンを手に入れようとマブシーナ姫を欺いたガルザに、充瑠の怒りが爆発する! 360度カメラを駆使したノーカット連続アクションでキラメイレッドとガルザの近接バトルが展開し、両者のライバル関係が鮮明となる。
 本来であればマブシーナ姫を守るべき叔父が彼女の命を付け狙う。充瑠にはそんなことを許せるはずもないだろう。一方ガルザにしてみれば辺境の惑星にオラディンに匹敵するキラメンタルの持ち主がいることが苛立ちでしかない。この対立がどんな決着を迎えるのかシリーズを通してバトルとドラマを盛り上げてくれるだろう。


 ライバル関係は魔進を交えても描かれる。ガルザが操るスモークブラックの蒸気機関車=魔進ジョーキーは変形合体し恐竜形態・スモッグジョーキーとなる! 大きな口から吐き出される衝撃波と尻尾に装備されたチェーンソーは絶大な破壊力だ。
 ガルザから守り抜いたキラメイストーンから充瑠が新たに生み出したのは、パールホワイトの新幹線・魔進エクスプレス。ガルザの乗るジョーキーに連結してジャメンタルを打ち消し新たな人型巨大ロボット形態・キングエクスプレスに変形合体するのだ!
 キラメイジンに寄せたヒーロースタイルに大きく変化し、ブーメランを得物(えもの)とした素早いバトルが信条だ。機関車と新幹線・ブラック&ホワイトの対比が映えるデザイン・組み合わせとなっている。


 操る者によって正義にも悪にもなる。キラメンタルとジャメンタルの相反する関係はそれぞれのキャラに潜んでいることを示し、魔進戦隊とヨドン軍とのバトルアクションが物語のテーマにも通じる作りとなっているのが秀逸だ。


適度なマニアくすぐりも入れつつ、キラメンタルに今日的なテーマ意識も仮託できるかがキモか!?


 過去のスーパー戦隊で登場したアイディアやデザインパターンを引用している点について、後退しているとみる向きもある。
 しかし44作品継続してきたなかでこれはまた使える、というものがたくさん生まれてきた。新作のコンセプトに合わせてここを使ってみようという構築の仕方は充分アリだろう。ただ新しいものをといじりすぎて迷走するより、ある程度の既視感は安定をもたらす。


 それに通じるものとして過去作のキャラ・アイテムをチラリと登場させることで、スーパー戦隊の世界がつながっていると感じさせる「マニアくすぐり」も長年のファンには嬉しい。
 瀬奈が身につけているウェアには爪痕のマークが……。これは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(07・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080817/p1)で獣拳戦隊チームをサポートするスポーツ用品メーカー・スクラッチロゴマーク!!
 マブシーナ姫が流す感動の涙から生まれるキラメイストーンを得ようと読み始めた漫画『グッドスリー』。これは『快盗戦隊ルパンレンジャーVS(ブイエス)警察戦隊パトレンジャー』(18・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190401/p1)ルパンイエロー・早見 初美花の親友=一ノ瀬 詩穂が目指していたのが漫画家であり、その後彼女がデビューを飾りルパンレンジャーをモデルに描き上げたヒット作品なのだ!!
 物語の大局には影響がないことだが、こうした小さな積み重ねが見られることで作品に深み=戦隊愛を感じられるのが年長マニアの視聴の楽しみにつながる。


 変わらぬ良い点を取り入れつつ挑戦する部分と融合させることで、より良い作品を目指す。スーパー戦隊として明朗快活なバトルアクションを展開しつつ、現実の2020年の世界を包む「相手を思いやる優しさ」の意義を示しながら人情の光=キラメンタルと影=ジャメンタルを浮き彫りにしてゆく。本作ではそれらが上手くかみ合って相乗効果をもたらしている。


 本作の製作にはしばらくスーパー戦隊を離れていた塚田 英明プロデューサーが参加。脚本は戦隊愛が溢れる荒川 稔久氏とギミックの構築に長けた三条 陸氏がメインを担当。この座組は『特捜戦隊デカレンジャー』(04・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20041112/p1)『魔法戦隊マジレンジャー』(05・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110228/p1)といった人気作を生み出している。


 良い流れで展開していた序盤だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため製作が中断。その間を埋めるべく放送されたのが、劇場版『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』(20・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200322/p1)とこれまでの物語を再編集した特別版だ。メインキャストの新規撮影がかなわないため、声のみの出演であるキラメイストーン=魔進たちがカラット基地であれこれと話し合う『キラトーーク!』を展開!! これはテレビ朝日の芸人トークバラエティ『アメトーーク!』(03~)のパロディ。もともと「おしゃべり」という性格設定ではあった彼らだが、これがこんなかたちで貢献することになろうとは……。
 本来は見ることがかなわなかった未公開カットが披露され、転んでもただでは起きない製作スタッフには感謝するしかないのであった。


 これからの展開は、ついに六番目の戦士が登場する! その人物はマブシーナ姫も既知でありヨドンヘイム・クリスタリア・地球の三つの世界をつないでいた存在のようだ。無鈴がどのようにオラディン王とコンタクトし、ヨドン軍が地球に侵攻する前にカラットを設立したのかも明らかとなるだろう。
 世界がこれまでにないかたちで大きく変わろうとしている2020年の空気を取り込んだスーパー戦隊のあり方を、チームでのキャラクター関係・敵とのバトルアクションを通してしっかりと描いてくれる作品となることを祈りながら注目し続けよう。


(了)


合評3 キラメイレッド危機一髪!(新型コロナ騒動に思う)

(文・くらげ)


 桜に雪の舞う2020年3月末。新型コロナウイルス(CDVID-19)の恐怖に怯える日本にショックなニュースが届きます。


 【『キラメイジャー』レッドの小宮璃央、新型コロナウイルスに感染!(2020年3月31日)】


 朝から晩まで流れるコロナ報道の中、「ニチアサ」だけを心の支えに生きる大きなお友達にあまりに残念な知らせでした。



 「キラメイレッドは死んじゃうの?」
 「ブルーやイエローも感染?」
 「戦隊の主役が急病なんて前代未聞。撮影はどうする?」
 「熱田ジュールが高熱とかダジャレか(笑)」



 さまざまな声をよそに、わずか10日後に小宮璃央はしれっと退院します。



「私、小宮璃央は本日4月9日に退院致しました。今後は2週間の自宅待機を致します」
「ファンの皆様、この度は大変なご心配をおかけしました。 また、関係者の皆さんにはご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

(本人のTwitterより)



 まあ小宮璃央は17歳と若いので完治も早いでしょうが、この時にみんな思ったはずです。


 「コロナって10日で治る病気なの?」


 キラメイレッド以外にも有名人の感染者は多く、脚本家の宮藤官九郎、「森三中」の黒沢かずこ、「たんぽぽ」の白鳥久美子報道ステーション富川悠太赤江珠緒のアナウンサー夫婦、俳優の石田純一、元NHK住吉美紀アナ、そして初の死者となった元ドリフターズ志村けん。4月には「はなまるマーケット」の岡江久美子も亡くなりました。
 著名人に感染を公言した人間は多くとも、「治った」とハッキリ公言したのは(多分)キラメイレッドが最初でしょう。それは17歳の若造が空気を読めず


 「コロナは大した病気じゃない」


とバラしてしまったんじゃないでしょうか。


 もちろんコロナで亡くなった人も多いですが、体力のない人の致命傷になるならどんなウイルスも同じです。健康な人間の体には免疫があって、どんな菌に感染しても栄養を摂って暖かくして寝れば治るように出来てます。
 この治るまでの期間が「風邪」ですが、風邪というのは病気そのものじゃなく、免疫と菌が戦ってる期間を言うんですね。
 どんな恐ろしい伝染病も免疫が勝てばそれは「風邪」です。詳しくは人気深夜アニメ『はたらく細胞(2018)』とか見て下さい(笑)。コロナだってメディアが騒がなければ単なる風邪で片付いたはずです。
 コロナ自粛は「風邪をひかないために、経済活動をストップする」愚行に他なりません。


 コロナもそうですが、自分はいまだに「普通の風邪」と「インフルエンザ」の違いが分かりません。インフルエンザに罹ると普段より高い熱が出るとか、味や匂いを感じないとか、どこかしら痛くなるとか言うけど、それって風邪の症状じゃないですか。恐らく違いなんかないんですよ。
 思えば社会が執拗に風邪をインフルエンザと呼ぶようになったあたりから、特定のウイルスを重大事のように思わせる流れが始まったと思ってます。このワクチンじゃないと効かないとか、風邪はいいけどインフルの場合は一週間出社したらダメだとか。
 ウイルスに対しては何の効力もない「マスク」を着けなければいけない空気が醸成されたのも、インフルエンザからだと思います。マスクは「衛生用品」でなく「同調圧力」の象徴となり、着けない人間が白い目で見られるようになりました。


 そういう流れを伏線として起きたのがコロナ騒動と考えれば、この芝居がかったバイオハザードの正体が見えて来ます。
 テレビは10日で治る風邪のニュースを朝から晩まで流し、総理大臣や都知事が外出の「自粛」を繰り返し呼びかける。コロナに罹ったから休業ではなく「コロナの感染拡大を防ぐための休業」のナンセンス。
 感染防止のお題目があれば学校を休校にできるし、補償もなく店を営業停止に出来るし、ネットカフェ難民を叩き出すことも出来る。
 すべての企業が「テレワーク」など出来るはずもなく、零細企業は倒産です。休業中にも賃貸料は取られ、都市圏の商店は店を畳むことになります。何十年と続いた店を潰して空いた駅前の一等地を、大資本が買い上げて外国資本に売る。そんなことがいくらも起こるでしょう。


 政府はマスコミを動員して「人の密集」さえ問題視すれば、緊急事態宣言の名のもとあらゆる経済活動をストップできるカードを手にしたわけです。2メートル離れればコロナが感染しないなんて戯言を、潔癖な都会人は本気で信じます。
 おかげで映画館は休映し、コミケやイベントは軒並み中止。TVは再放送、アニメの作画もアフレコもできません。本来なら数か月後にオリンピックを控え浮かれていたはずの東京が「ちょっとタチの悪い風邪」のおかげでゴーストタウンも同然です。こんな2020年を誰が予測できたでしょう。
 しかもこの自粛には期限がありません。政府が緊急事態宣言を解除しないかぎりこれは続くわけです。それは一週間後かも知れないし、一年後かも知れません。政府の言う自粛は「自主的に死ね」と言うのと変わらないわけで、政府も政府ですが抵抗もせず従う国民もたいがいだと思いますよ。


 今回のコロナ騒動が異常なのは、全世界で同時に起きたことです。日本だけなら笑い話で済みますが、世界中でやられると話が違って来ます。自国が騒ぐだけじゃ慌てない日本人も、海の向こうの情報にはコロッと騙されます。
 アメリカやイタリアで何万人死んだとか言われても確かめようがないですし。専門家の言うことだから間違いないなんて思っても、有事の際に専門家ほど信用できないものはありません。専門知識を持つ立場から平気で嘘をつけるわけで。
 専門家から「自粛が甘い」「まだ外出してる奴がいる」みたいな苦言は目にしても「10日で治る風邪に何故大騒ぎするのか」という苦言はめったに見かけません。「飯食って寝とけば治る」と昭和な発言をした二階幹事長はマスコミに袋叩きにされました。


 よくある映画のように殺人ウイルスが漏洩して、街がパニックになるのはどんな感じかと思ったんですが、コロナ騒動は静かなものです。パニックはマスクとトイレットペーパーの行列くらいで(笑)。
 B級映画のパニックホラーだと突然街中で泡を吹いてぶっ倒れる場面とかあるじゃないですか。電車の中で正気を失った乗客が襲いかかって来るとか。そういう光景を見れば少しは危機感も感じるんですが。
 近所や親戚がコロナで倒れて救急車で運ばれた話も聞かないし、救急車が普段より走ってるわけでもない。それなのに「大本営発表」のごとくテレビの中で感染者だけが増えていく。


 大本営発表なんて古い言葉を使いましたが、コロナは広義の「戦争」だと思ってます。人類とウイルスの戦いなんかではなく、国民経済の破綻を目的とした一大キャンペーン。アメリカや中国、世界の権力が一丸となって医療やメディアを動かし、国民の生産活動を妨害する。
 株価はどん底まで落ち、零細企業や個人商店がバタバタと潰れる。それをハゲタカのような連中が買い漁り、頃合いを見計らってコロナの終息宣言を出せば一丁上がり。下がった株や土地は再び上がってハゲタカのボーナスタイムです。


 そう考えれば緊急事態宣言の解除が意外に早かったのも腑に落ちます。下がり切った株や土地を買い占めたら、次は上げないといけないですから。街を焼け野原にすれば復興時に金儲けができる。だから富裕層は定期的に戦争を必要とするわけですが、それは現代では爆弾を落とさなくてもできるわけです。
 しかしもっと怖いのは、戦争には「間引き」つまり人口調節の役割もあることです。貧富の差を拡大すれば格差の下の方から死んで行く。もしもコロナの目的が富裕層の小遣い稼ぎでなく、世界的な貧民クレンジングだったら、この騒動はもっと長引いたかも知れません。第二次世界大戦だって日本で4年続いたわけですから。


 ちょっと陰謀論めいた話になりますが、飛行機が爆弾を落としたり、兵士が戦ったりの戦争が起こらない現代で、エリートがエリートであり続けるため「新しい戦争」の形が必要になった。少し前はそれが「民主化」や「テロリスト」だったわけですが、それに代わって現れたのがコロナというわけです。
 見えない戦争、メディアの中にだけ存在する戦争。もはや戦争は我々が歴史の教科書で知るような国家同士の戦いではなく、世界中の権力を存続させる手段になった。勝者も敗者もありません。戦争がなくならない理由を国家の在り方に求めても無意味なんですね。反戦運動がどこかトンチンカンに見えるのはそういうことでしょう。


 コロナで起きたことは戦争のパロディのようです。学校が休み、工場が止まり、商店は休業。物資が不足し、転売という闇市が横行する。
 「コロナなんて大したことじゃない」と言えば袋叩きなのも戦時中と似ています。公務員や大企業はテレワークで収入を守られ、非正規やアルバイトは職を失い寒空に叩き出される。
 世界のどこかで戦争が起こるたび富裕層は肥え太り、下層はますます困窮する。今回のコロナが終わっても、ある程度景気が回復したところで、第二、第三のコロナが発表され、世界を脅かすでしょう。
 そのたびに我々庶民は会社や学校を休んでマスクやトイレットペーパーの行列に並び、コミケも参加できず、居酒屋でオタク談義もできない日々を過ごすわけです。


 これからも繰り返されるであろうこの戦争を終わらせるためにはどうすればいいか。革命を起こし嘘つきどもをギロチンに送るべきか。
 いえいえ、コロナやインフルなど恐れず普通に暮らせばいいんです。爆弾が落ちてくれば逃げなきゃですが、コロナから逃げる必要はありません。
 情報に踊らされず、淡々と暮らすのがこの戦争に踊らされない唯一の道だと思うのですよ。「コロナでは死なない、10日で治る」とキラメイレッドが教えてくれたんですから。


 さあ、手を洗って、うがいして、コロナ戦争を生き残ろうじゃないですか。ひらめキーング!


(了)


合評4 『魔進戦隊キラメイジャー』第1クール評

(文・久保達也)

改元後初のスーパー戦隊は「王道」路線!


 スーパー戦隊シリーズ第44作目であり、改元後初のスーパー戦隊となった『魔進(マシン)戦隊キラメイジャー』(20年)はそのモチーフを「宝石」と「乗りもの」としている。
 前作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200323/p1)が「恐竜」と「冒険ファンタジー」をモチーフとした一見「王道」作品に見えながらも、実はおもいっきりの「変化球」だった(笑)反動もあるのだが、後述する事情でエピソード10『時雨(しぐる)おいかける少女』でいったん放映中断を余儀(よぎ)なくされる(!)までの回を観るかぎり、『キラメイジャー』は本来のスーパー戦隊らしい立派な「王道」作品として描かれているように思えるのだ。


 『キラメイジャー』では『特捜戦隊デカレンジャー』(04年)・『魔法戦隊マジレンジャー』(05年)・『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(07年)や『仮面ライダーW(ダブル)』(09年)・『仮面ライダーフォーゼ』(11年)などを東映側のチーフプロデューサーとして手がけてきた塚田英明(つかだ・ひであき)氏が返り咲き、『鳥人戦隊ジェットマン』(91年)以来30年(!)にも渡ってスーパー戦隊を支えつづけてきた大ベテランの脚本家・荒川稔久(あらかわ・なるひさ)氏も『海賊(かいぞく)戦隊ゴーカイジャー』(11年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20111107/p1)以来となるメインライターとして帰ってきた。
 メイン監督は『仮面ライダーフォーゼ』で本編監督としてデビューを果たして以来、『仮面ライダーゼロワン』(19年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200517/p1)に至るまで「平成」そして「新時代」の仮面ライダーシリーズに参加、スーパー戦隊は今回が初となる山口恭平(やまぐち・きょうへい)監督だが、その脇を固めるのはかの坂本浩一監督、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(92年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120220/p1)で監督デビュー以来、スーパー戦隊仮面ライダーメタルヒーローなどのメガホンをとりつづけるも、前作『リュウソウジャー』の後半には参加していなかった渡辺勝也監督、『激走戦隊カーレンジャー』(96年)で監督デビューし、ともすれば本編のオマケ的描写になりがちな巨大ロボ戦に重点を置く演出で「巨大戦の達人」と評されながらも、『リュウソウジャー』ではまったくの不参加となった(!)竹本昇(たけもと・のぼる)監督――やっぱ『リュウソウジャー』の現場って相当の確執(かくしつ)があっただろ!(爆)――と、まさに最強の布陣(ふじん)となっている。


 ただ今回注目すべきはレッドとなる主人公がテレビシリーズの前日譚(たん)となる映画『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO(ゼロ)』(20年・東映)で描かれたように、いつも自分の世界に閉じこもっている「変なヤツ」として同級生の女子たちからバカにされ、エピソード1『魔進誕生!』ではヤンキーっぽい同級生男子から「この落書き野郎!」とさげすまれたほどに、教室のスミで常にひたすらスケッチブックに向かうほどに絵を描くのが大好きな男子高校生・熱田充瑠(あつた・じゅうる)=キラメイレッドであることだ。


*ゲストが登場せず戦隊メンバーとの関係性の描き込みで、(ひとり)ボッチ高校生を「キラキラ」させた序盤!


 『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』では


・e(イー)スポーツ――スポーツ・競技としてのコンピュータゲーム――界No.1(ナンバーワン)プレイヤー・射水為朝(いみず・ためとも)=キラメイイエロー
・女子陸上界のスーパースター・速見瀬奈(はやみ・せな)=キラメイグリーン
・人気イケメンアクション俳優・押切時雨(おしきり・しぐる)=キラメイブルー
・マスコミで評判の美しすぎる女医・大治小夜(おおはる・さよ)=キラメイピンク


の4人が、宝石の国・クリスタリアが敵組織・ヨドンヘイムに侵略されたことで姫・マブシーナとともに地球にのがれていた意志を持つ宝石・キラメイストーン=魔進たちにキラメイジャーとしてスカウトされていたが、残るレッドはエピソード1で充瑠がレッドキラメイストーンに選ばれるかたちとなった。
 そしてエピソード2『リーダーの証明』で語られたように、レッドストーンと共鳴した者がチームを率(ひき)いるクリスタリアの慣例に従い、充瑠がリーダーとしての責務を背負うこととなる。


 従来のスーパー戦隊の序盤では5人のメンバー各自のキャラを掘り下げるために、各回の主役となるメンバーとゲストキャラの境遇を重ね合わせて描く手法が多くとられていたように思える。
 だが『キラメイジャー』では瀬奈とおさななじみでありながらも絶縁状態だったかるた名人の少女が登場するエピソード9『わが青春のかるた道』が、ゲストキャラが登場する回としては初となったのだ。
 エピソード2で瀬奈、エピソード3『マンリキ野郎! 御意見無用』で時雨、エピソード4『亡国(ぼうこく)のプリンセス』でマブシーナ、エピソード5『ショベローまかりとおる!』で為朝、エピソード6『ツレが5才になりまちて』(笑)で小夜にスポットをあてつつ、もちろん各人を多面的に描くことでキャラを掘り下げることになってはいたが、それ以上に各人と充瑠との関係性の変化を中心に描き、


為朝「リーダーなんてムリだろ、こいつには」
瀬奈「もっとカッコいいレッドが来るって楽しみにしてたのに」(爆)


などと充瑠の存在を軽く見ていたメンバーたちに心の変遷(へんせん)が生じることで、充瑠をリーダーとして承認する過程の方に力点が置かれた展開になっていたのだ。


*その第1話「魔進誕生!」の達成度は!?


 頭部は水道の蛇口(じゃぐち)をモチーフにしているものの――その無機質なデザインには逆に「怪獣の恐怖」が感じられた――、その全身はクラゲ状の邪面獣(じゃめんじゅう)ジャグチヒルドンが宙を浮遊(ふゆう)して多数の触手でビル街を破壊して進撃するエピソード1冒頭の特撮場面は、個人的には往年の怪獣映画『宇宙大怪獣ドゴラ』(64年・東宝)でまともに描かれなかったクラゲ型怪獣の都市破壊描写をやっと観ることができた! と、その技術の飛躍的な進歩にうならされたものだ。


 高校の教室の窓からそれを目撃した生徒たちは大騒ぎになるも、絵を描くのに没頭(ぼっとう)していた充瑠は全然気づかないどころか、女子生徒に指摘されてようやく窓の外の地獄絵図に気づくと、


「ひらめキ~ング!」


と叫んで右手をパーにして上方に突き出すや、避難もせずに怪獣の絵を描くのに夢中になる。


 これだけで充瑠のかなり浮き世離れしたキャラが充分に伝わってくるものがあるのだが、別の意味で充瑠が「大物」であることも的確に示されているといえよう。まぁ、怪獣好きな我々のような人種なら充瑠と同じような行動をとるだろうと感情移入させてくれる描写でもある(笑)。


 金の模様が入った青くて丸い大理石をそのまま頭部にした一見大仏様のようなゴツいデザインのお姫様(爆)・マブシーナに、キラメイジャーに求められる輝く精神力=キラメンタルの持ち主かと問われた充瑠は「絶対人違い」と否定するが、宙に浮かぶ巨大な赤い宝石・レッドキラメイストーン――教室内の主観から窓の外に描かれることで、その巨大さが臨場感たっぷりに表現されていた――に、


「おまえはたぶんキラキラしてるんだ!」


と強引に連れていかれたあげく、マブシーナから左腕にタイヤ型の変身用ブレスレット・キラメイチェンジャーをはめられてしまう。


 ジャグチヒルドンの蛇口から吐(は)き出された泥(どろ)水から大量に生みだされた戦闘員・ベチャット――この説得力あふれる描写から逆算するかたちで蛇口が頭部の怪獣がデザインされたのだろう――とキラメイジャーが戦う都心の広場に連れてこられた充瑠はレッドキラメイストーンから「ともに戦え!」と命じられるが、充瑠は


「あれがキラメイジャー!? カッコいい! フ~~~♪」


と、戦闘中のキラメイジャーの周囲をチョロチョロしてその勇姿をスケッチしまくる(笑)。


 低いビルの屋上での戦いから飛び降り、宙返りして地上での戦闘に移るキラメイブルーのアクションをドローンによる俯瞰(ふかん)撮影でワンカットで見せる演出――着地してベチャットを斬るブルーの足下(あしもと)のカットをつなぐことでより臨場感が増している!――もいいのだが、ここではキラメイジャーの一連の戦闘をスケッチする充瑠の主観で描くことで、「あれがキラメイジャー!? カッコいい! フ~~~♪」(笑)と視聴者が充瑠との一体感を得られ、より感情移入を増すこととなっていたかと思えるのだ。


「すっごいの描けたぁぁぁぁぁ~~~!!」


 充瑠が描きあげたキラメイジャーの絵を両手で大きく掲(かか)げるや、スーパー戦隊が強敵怪人を倒したときのように、その背景に巨大な炎がブチあがる!(爆)


 いや、これは決してギャグ演出などではなく、まさにそれこそが充瑠のキラメンタルであることを存分に示した描写であるといえるだろう。


「みなさんはキラキラで、オレはただの……」


 変身を解いたキラメイジャーが、皆各業界のエキスパートであることを知った充瑠は劣等感(れっとうかん)にさいなまれて卑屈(ひくつ)な態度を示すが、コレは痛いほどに理解できるなぁ(大汗)。


 充瑠を演じる小宮璃央(こみや・りお)氏はスーパー戦隊歴代最年少の主演となる17歳でテレビドラマの出演自体が今回初だが、それ以外のメンバーはある程度の芸歴を持つ役者が選ばれており、これがまた『キラメイジャー』序盤で描かれる充瑠と各キャラとの関係性に説得力を与えていたかと思える。
――特に小夜を演じる工藤美桜(くどう・みお)氏は『仮面ライダーゴースト』(15年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160222/p1)の2号ライダー・深海(ふかみ)マコト=仮面ライダースペクターの幸薄そうなローティーンの妹・カノン役で知られる、って筆者は全然気づかなかった(汗)。大きくなったなぁ――


 まぁ、実際の小宮氏は演技経験はなくても幼いころから舞台やCMなどで活躍し、各イケメンコンテストを総ナメにするなど、めちゃめちゃキラキラしていたようだが(苦笑)。


 キラメイジャーの専用剣・キラメイソードと専用銃・キラメイショットを合体させた絵や、ジャグチヒルドンにキックする赤いロボットなど、先の戦闘には登場しなかった武器やメカを土手で描いていた充瑠は、マブシーナから


「神絵師(かみ・えし)ですか?」(笑)


と声をかけられたほどだが、小さな姿でふたりの周囲をチョロチョロしていたレッドキラメイストーンは、


「おまえのキラメンタルはこれだ!」


と驚喜する!


 想像力を人間の可能性として示すのは、本来大人になると見えないハズのものが見える「イマジネーション」の力を描いた『烈車(れっしゃ)戦隊トッキュウジャー』(14年)、あるいは『キラメイジャー』のメインライター・荒川氏がやはりメインで書いていた、妄想(もうそう)の力を武器にした深夜特撮番組『非公認戦隊アキバレンジャー』(第1期・12年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200223/p1 第2期・13年)を彷彿(ほうふつ)とさせるものがある――充瑠は後者の方に近いか?(笑)――。


 ただ現実にないものを形にできる力を充瑠のキラメンタルとして描くのみならず、マブシーナに


「あなたは王様と同じ力がある!」


と云わせることで、『エピソードZERO』の冒頭で描かれたように、マブシーナの父でクリスタリアの王・オラディンと充瑠に深い因縁(いんねん)を持たせているのは実に秀逸(しゅういつ)だ。


「こんなホメられたのはじめて。オレの中に、キラキラ……」


 将来は「王様になる」と幼いころから夢を語っていたことで周囲から浮いていたものの、日常会話ができる程度の友人はいた『仮面ライダージオウ』(18年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190527/p1)の男子高校生主人公・常盤(ときわ)ソウゴ=仮面ライダージオウとは異なり、クラスの女子からもバカにされるほどの充瑠はこれまでずっと鬱屈(うっくつ)とした半生を過ごしてきたであろうことが、このつぶやきに凝縮(ぎょうしゅく)されているように思える。


 ここまでは妙なテンションで「フ~~~♪」とはしゃぐ描写が多かっただけに、自身のこぶしを神妙な面(おも)もちで見つめる充瑠を演じる小宮氏の表情演技がより視聴者に印象強く残ることとなっているのだ。


「ひらめキ~ング!」


 こうなると充瑠のこの妙な口グセももはや「伝家の宝刀(でんかのほうとう)」とでも呼ぶべきであり、筆者も退屈な会議の席上で名案が浮かんだ際にでも叫びたくなるほどだ、って実際やってる人いるかな?(爆)


「オレはおまえのイメージをかたちにできる!」


 レッドキラメイストーンは充瑠が絵に描いたとおりの赤いスーパーカーへと変化した! 宙で変型し、地上に着地するスーパーカーや周囲に巻き上がる砂塵(さじん)を実景の土手にCGで描きこむことで、想像を形にできる充瑠のスゴさがより実感できる演出となっている!
 巨大メカもなしで悪戦苦闘する等身大のキラメイジャーの眼前で、赤いスーパーカーが宙を舞い、ビルの壁面を激走してジャグチヒルドンに突撃、着地して駆けてくるのは先の戦闘でキラメイジャーに邪魔者扱いされた充瑠だ!


 充瑠はビルの屋上に取り残された人間を見つける。なんと充瑠を「落書き野郎!」呼ばわりしたヤンキー生徒と、怪獣の大暴れに気づかなかった充瑠をなじった女子生徒だ。
 画面左側に実際のビル、右側に迫るジャグチヒルドンを描く昔ながらのシンプルな演出でありながらも、これは絶妙な切迫(せっぱく)感を醸(かも)しだす伝統芸だ!


「オレが助ける! オレなら……ひらめキ~ング! フ~~~♪」


 自身をバカにした連中、ましてや怪獣の動画を撮影してネットにアップするという自己責任的な理由で危機に陥(おちい)った連中をも助けようとする充瑠の人間性がにじみ出る名場面だ。筆者ならおそらく見殺しにしたことだろう(大爆)。


「今こそおまえも変われ! おまえの中のキラキラ、もう信じられるだろう!」


 充瑠がテンションあげあげで描きあげた消防車のとおりに変化したレッドキラメイストーンも、充瑠の高い想像力のみならず、まさにその人間性こそをヒーローの素質として見いだしたであろうことが、このセリフからもうかがい知れるというものだ!


「変われ! 変われる! 変わりたい!!」


 自身の価値をようやく承認してくれた存在が現れたことで、充瑠はそれに磨(みが)きをかけ、さらに高めようとの想いを爆発させる!


 近年深夜枠放映のアニメではゲームをはじめとするオタク趣味を持つ主人公がヒーローとなる異世界転生モノが乱立しているが、本来ヘタレだった主人公が異世界に転生するやいきなりヒーローとして活躍する作品が多いような印象が強く、それらに比べると充瑠の心の変遷やヒーローとなるに至る必然性は実にていねいに描けていたのではあるまいか!?


「きらめきスパークリング! キラメイレッド!」


 赤いレーザーが照らされる中でその姿が浮かびあがり、赤いダイヤ状の背景を前にポーズをキメるキラメイレッドの実にきらびやかな初名乗りカットは、少なくとも筆者には充瑠の「変わりたい!」との想いが凝縮された、高いドラマ性を持つものとして映ったのだ!


 消防車のはしごを駆け上がり、飛び降りながらキラメイショットに弾丸用のメダルを挿入してジャグチヒルドンを宙から狙撃、そのままビルの屋上に着地して生徒たちを救出する、スーツアクターのアクロバティックなアクションとデジタル技術の融合によるスピーディで迫力にあふれるキラメイレッドのカッコよさもまた、充瑠に秘められていた「キラキラ」を存分に描き尽くしたものだろう!


 さらにキラメイレッドは充瑠と同じ「ひらめキ~ング!」のポーズから、医者だからドクターヘリ、切れ者だからジェット機、早いからスーパーカーと、キラメイジャー各メンバーの特性から次々とメカの絵を描き――キラメイイエローのみ「黄色いから」とその特性に関係なくショベルカーがあてがわれるが(笑)――、それぞれの相棒のキラメイストーンが巨大メカ=魔進に変化させる!
 各魔進が連繋(れんけい)攻撃した末に、積み重なった彼らを消防車のレッドが長大なはしごをバットのように回転させてぶつけて打ち出す「ダルマ落とし」(笑)の要領で、ついにジャグチヒルドンを倒すことに成功するのであった!


*身体能力&覇気では劣る戦隊レッドの美点を、戦隊各メンバーが認めていく序盤の作劇!


 ただこれだけの大活躍を見せても、充瑠は最初からキラメイジャーの一員として歓迎されるワケではない。
 側面から見ると『ウルトラマンタロウ』(73年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1)の防衛組織・ZAT(ザット)の、細長いタワーの頂上にそびえる円盤状で飛行も可能だったZAT基地のような形状をした、ココヤシの木を模(も)したココナッツタワー――ウルトラマンを書きたくて脚本家になったメインライターの荒川氏のアイデアだったりして(笑)――。その中にあるキラメイジャーの作戦室に、エピソード2の冒頭でマブシーナによって案内された充瑠は、キラメイジャーたちを


「オレにはキラキラがないから、神々(こうごう)しくて見られない」


と、あいかわらず卑屈な態度を示す。スケッチブックで顔を隠しながらつぶやく誇張(こちょう)した演技がその心情をより効果的に映しだす。


 あれだけの想像力と大活躍を見せたにもかかわらず、いまだ謙虚(けんきょ)な姿勢でいるのも充瑠の立派な「キラキラ」かと思えるのだが、実社会での集団生活ではそうした人間はナメられると相場が決まっている(苦笑)。
 むしろ何もやっていないにもかかわらず、「やってます!」ポーズをひけらかして周囲を欺(あざむ)く能力に長じている人間の方が世間では出世するのだ。おっと、コレは新型コロナウィルス騒動における、どこぞの国の首相のことですな(大爆)。


 なので、レッドキラメイストーンと共鳴した者こそがリーダーというクリスタリアの慣例があるにもかかわらず、エピソード2冒頭の充瑠の姿をチラッと見ただけで、為朝が


「リーダーなんてムリだろ、こいつには」


とボヤくのが実にリアルに思えるのだ。


 為朝=キラメイイエローは敵に対する有効な作戦計画を即座に立案し、メンバーに的確に指示して実行させる、本来ならリーダー的素質を備えるキャラとして描かれているだけに余計に説得力が感じられる。


*充瑠=キラメイレッドと瀬奈=キラメイグリーンの関係性の変化!


 またクリスタリアの慣例だから自分が一応リーダーであり、「5人がひとつ」にならなければ、と協力を求めた充瑠に、瀬奈が


「それ、あんた自身の言葉?」


と返し、充瑠を絶対リーダーとして認めない(汗)と反発するのもまた然(しか)りであり、自己主張に乏(とぼ)しい人間が世間で軽く見られてしまうことを端的に表している。


 自分たちより単に年少だとか、キャリアがない充瑠はリーダーとしてどうなのか? という理由のみではなく、充瑠の世間から見てダメな部分をクローズアップして見せることで、『キラメイジャー』の序盤は実にリアルな群像劇を描きだしていたかと思えるのだ。


 そんな充瑠がメンバーから次第にリーダーとして認められていったのは、先述したようにその人間性ゆえのものだった。
 陸上の試合があるために戦闘に加われない(!)瀬奈に対し、充瑠はマブシーナの涙から生まれる青いダイヤ――泣けるマンガを読んでいたマブシーナの目から落ちた涙がダイヤとなってトレーの上にボトボトと落ちる(爆)――から自身のキラメンタルで生みだした身代わり人形・代役ンをもうひとりの瀬奈の姿にして瀬奈の代わりに戦わせ、瀬奈を予定どおりに陸上の試合に出場させる。


 もし自身が絵を描くのをやめて戦いに加われと云われたらきっと反発するだろうと、充瑠は瀬奈の立場を自身に置き換えて考え、戦闘よりも瀬奈の大切なこと=陸上の方を貫き通してほしいと語ったのだ!――その際、充瑠が瀬奈に云われた言葉を返すかたちで「自分の言葉で云うね」と語りはじめるのが係り結び的に効果を高めている!――


 為朝は命がけの戦いに身代わりを出したのか! と、まぁ金髪のルックスも口調もヤンキーっぽいから(笑)かなりキツい調子で瀬奈を責めているように見えるのだが、これは本来「私」よりも「公(おおやけ)」を優先させるべきの地球を守るスーパーヒーローとしては当然の反発であろう。


 だが充瑠は


「瀬奈さんがキラキラできなきゃダメじゃん!」


と、マブシーナがキラメイジャーに必要な要素として語っていた「5人がひとつ」を、「メンバーひとりひとりが輝くために、支え合うから5人が必要なのだ」と咀嚼(そしゃく)し、自らの言葉で語るに至ることで早くも成長した姿を見せたのだ。


 試合を終えてそのまま戦闘の場に駆けつけた陸上ユニフォーム姿の瀬奈が駆ける姿を側面からスローでとらえ、瀬奈が代役ンからキラメイチェンジャーをまさにバトンタッチされてキラメイグリーンに変身、ラグビーボールまんまの頭をしたラグビー邪面の俊足(しゅんそく)に追いつき、爆弾ボールをトライして勝利するまでの流れは、エピソード1で描かれた充瑠の「キラキラ」に匹敵するほどにドラマチックだった。


 特に勝利したキラメイグリーンが燃えあがる炎を背景に高々と飛び上がって凱(かちどき)をあげるさまは、瀬奈が「キラキラ」していた=輝いていたからこその勝利であることを最大限に象徴しており、瀬奈から


「キラキラさせてくれてありがとね、リーダー!」


との言葉をついにひき出したほどに、ひとりひとりが輝かねばならないとした充瑠の主張におおいに説得力を与えていたのだ!


 なおキラメイグリーンのスーツアクトレスを務めるのは『獣電戦隊キョウリュウジャー』(13年)の紫色の戦士・二代目キョウリュウシアン以来、スーパー戦隊のヒロインを演じつづけ、すでに40代に達した五味涼子(ごみ・りょうこ)氏だが、先述したアクションカットは瀬奈のみならず、五味氏自身の「キラキラ」をも感じさせてくれる見事なものであった。


*充瑠=キラメイレッドと時雨=キラメイブルーの関係性の変化!


 エピソード3では一応クールキャラの時雨がマンリキ邪面によって頭が万力ではさまれたままとなってしまい、小夜から「頭蓋骨(ずがいこつ)がゆがんでる」(笑)と診断されるほどなのに、「男のやせ我慢」を美学とする時雨は決して弱みを見せようとしない。
 頭に万力がついたままで殿様役の時代劇の撮影を強行したにもかかわらず、楽屋に戻るとおもいっきり痛がるという、クールなキャラが第3話の時点で早くもネタキャラと化す(爆)ほどの多面的な演出は好印象だが、以前なら時雨のようなキャラがコミカルな面を見せるのは第3クール以降だったものであり、隔世の感がうかがえよう――エピソード10で常に時雨の写真入りの抱き枕を抱きしめ(爆)、やたらと「結婚してくれる?」と口走るストーカー的な女性ファンに困り果てた時雨が終始オドオドする描写もそうだが――。


 劇中劇のメイキング風景が描かれるのは坂本浩一監督ならではの演出だが――時雨の部下を演じる俳優役でベテランスーツアクターの清家利一(せいけ・りいち)氏や蜂須賀祐一(はちすか・ゆういち)氏を出演させる配慮もまた然りだ――、時雨の頭から万力をはずそうとしたキラメイジャーが「ワイヤーアタック作戦」「大切断作戦」「ウィリアム・テル作戦」を展開するのは、その字幕テロップからして明らかに初代『ウルトラマン』第34話『空の贈り物』で空から落ちてきたメガトン怪獣スカイドンに対する防衛組織・科学特捜隊の作戦のパロディであり、荒川&坂本コンビのいつもの悪いクセである(爆)。


 楽屋で散々痛がっていたのに、充瑠・為朝・瀬奈の前では必死で耐え、出動要請にホラ貝の音(ね)とともに「いくぞぉ~~~っ!」と気合いを入れたほどに(笑)、とにかく自身のカッコ悪い部分を見られるのが耐えられない時雨のことを、充瑠は先の時代劇をヒントに、


「殿、ここは我々におまかせを!」


とキラメイジャーに変身してのクライマックスバトルで時雨=キラメイブルーの部下としてベチャットとの前座バトルに徹するとともに、マンリキ邪面から万力をはずすためのハンドルを奪い、キラメイブルーにマンリキ邪面との一騎打ちをさせたほどに、常にカッコよくありたいとする時雨の想いを最大限に尊重したのだ。


「あとはオレにまかせろ!」


 キラメイソードから光の刃(やいば)「ブルーブライトスラッシュ!」を放ってマンリキ邪面を倒す最高のカッコよさを見せつけたキラメイブルー!
 アクション演出を単なる見せ場としてではなく、あくまでドラマ性を高めるための手段として最大限に駆使する坂本監督ならではの回だったが、キラメイブルー=時雨もキラメイジャーの仲間たちの前なら自分の弱さをさらけ出せると劇中内インタビュー番組で語るほどに心の変遷をとげるに至ったのだった。


 先述したように、メンバーひとりひとりが輝くために支え合い、「5人がひとつ」を示したからこそ、この回のクライマックスでは5体の魔進が初合体した巨大ロボ・キラメイジンが初登場をとげるかたちでの作劇となっている。


 全身の各所に電飾が施(ほどこ)されたクリアパーツをあしらった造形を視聴者に印象づけるために、『キラメイジャー』の巨大メカ戦では邪面獣が空一面に闇を放つことでナイトシーンの戦いとして描く演出が多いのが最大限に効果を高めており、ロボの合体や攻撃時に5体の魔進が実ににぎやかにかけあいを演じるのも、「5人がひとつ」をより強調する演出となり得ていた。


*充瑠=キラメイレッドと小夜=キラメイピンクの関係性の変化!


 さらに小夜が泣いてばかりいる5歳の少女――ただし精神だけで姿はそのまま(笑)――になってしまったエピソード6では、「戦闘の場で5歳の子供にできることはない」と主張する為朝に対し、充瑠は


「5歳だからこそできることがあるんじゃないかな」


との疑問を投げかける。


 ちなみにエピソード3では時雨の「男のやせ我慢」に対して


「ガマンするのがいいこととは思えないけど」


との見方を示していた。


 充瑠がほかのメンバーとは常に別の視点・観点で語ることで、本作は価値観の異なる者同士が合議する「群像劇」としての色合いも強めているのだ。


 小夜が医師を志(こころざ)す契機となった、5歳当時に工事現場に迷いこんだ犬を助けた小夜の記憶を呼び覚ました充瑠は、デジタルカメラ邪面に連れ去られた大勢の人々の救出について、


「これは小夜にしかできないことなんだ!」
「子供だってキラメイジャーだ! 覚悟さえ決まれば、きっとできる!」


と小夜をひたすら諭(さと)しつづける!


 パーソナルカラーのピンクを象徴する桜の花びらが舞い散る中、ついに意を決した小夜がキラメイピンクに変身するカットは、まさに小夜が「キラキラ」を最大限に発揮させるさまが実に美しく描かれていた!



 こういう人間ドラマ的にも盛り上がった末に変身を果たしたような特撮カットでは、キラメイジャーの頭部前面と両肩に造形されたキラキラとしたダイヤ状を包むクリアパーツや全身光沢(こうたく)仕様のスーツが使われていることとか、


「キラッと参上! カラッと解決! 魔進戦隊、キラメイジャー!!」


との名乗りが、『快傑(かいけつ)ズバット』(77年・東映 東京12チャンネル→現テレビ東京)の


「ズバッと参上! ズバッと解決! 人呼んでさすらいのヒーロー! 快傑ズバぁぁ~ット!!」


をおもいっきりパクっているのみならず、まるでフィギュアスケート競技の男女ペアみたいに(笑)イエローがグリーンを、ブルーがピンクを受けとめているキメポーズとか、キラメイショットの発砲時やキラメイソードで敵を斬る際にキラキラとした画面効果がCGで描かれることとか、魔進のコクピットの壁面にもダイヤ状の造形物が装飾されるなどの徹底ぶりが、画面に実にキラびやかな華(はな)を与えていて、キメの場面での盛り上がりにもおおいに相乗効果を発揮している。


――エピソード9ではキラメイグリーンが百人一首の読み札(よみふだ)的に、「わたしたち~、魔進戦隊キラメイジャ~、キラッと参上カラッと解決~~」と和風で名乗りをキメ、ヒャクニンイッシュ邪面が「いとおかし」(笑)と返す、実に遊び心にあふれる変化球を早くも披露していてヒーロー性やドラマ性の強調とは真逆だが、これもまた『キラメイジャー』の柔軟な作風を端的に象徴しているといえよう――


*充瑠=キラメイレッドとCARAT設立者・博多南とマブシーナ姫と為朝=キラメイイエローとの関係性!


 2016年、動画無料配信サイト・YouTube(ユーチューブ)に「ピコ太郎」の名義で投稿したプロモーション映像が全世界的なヒットを飛ばしたことで有名なタレント・古坂大魔王(こさか・だいまおう)氏が演じるのが、一見ラッパー風だが地球防衛組織・CARAT(カラット)の設立者でキラメイジャーを支援する博多南無鈴(はかたみなみ・むりょう)だ。


 その彼がエピソード2の冒頭で卑屈な態度でいる充瑠に


「君には君のキラキラがあるじゃないか?」


とそう語りかけていた。彼とマブシーナはメンバーを信頼し、その想い・気持ちを尊重することで各人の個性をさらに伸ばしたり、逆に意外な良さ・魅力をひきだすに至った充瑠こそがリーダーにふさわしいと確信したのだ。


 博多南とマブシーナもまた人を見る目が優れているといったところだが、17歳のフツーの高校生・充瑠でさえそうした人心掌握(しょうあく)術に長(た)けているというのに、そんな能力もないどころか、先述したようなズル賢い部下の「やってます」アピールにだまされるような無能な管理職が、世間にはなんと多いことか(大爆)。


 それはともかくとして、足が速いとか、イケメンでカッコいいとか、スポーツ万能とか、美少女だとか、学力優秀だとか、見るからに「キラキラ」とした同級生たちに比べてどうして自分は何もないのだろう……と、何十年も前の筆者みたいに日々悩む子供たちにとっては、「誰にでもキラキラがある」とする『キラメイジャー』のメッセージは少なくとも一条の光が照らされるものとなり得ているだろう。
 世の教育者たちにも見た目とか「やってます」アピールにだまされることなく、そうした埋もれた子の「キラキラ」こそをひき出してほしいと思うのだ。


 それは想像したものを実体化させる誰の目にも明らかな「陽」としての特殊能力だけではない。
 瀬奈や時雨・小夜の「キラキラ」を最大に高めたことで戦闘を勝利に導いた、充瑠の「陰」としての功績こそに気づいたキラメイイエロー=為朝に


「やるな、アイツ」


と戦闘中にうならせる描写がまた、同時に為朝自身の慧眼(けいがん)・人間観察力をも視聴者側にわからせる、絶妙な相乗効果も発揮している。


 まぁエピソード5の時点で為朝と充瑠の関係性が好転するのは少々早すぎると思えるけど、コレは基本は子供向けの作品であるスーパー戦隊シリーズでは例年のことではある(笑)。
 充瑠の「キラキラ」をようやく認めつつも本心では自身がリーダーにふさわしいと考えているハズの為朝が、同様に充瑠がリーダーなのを不満に思っていた相棒のイエローキラメイストーン=魔進ショベローが為朝をリーダーとした「為朝戦隊タメスキジャー」(爆)を結成しようとするも、ゲームのコントローラーとして一般的なジョイスティックの頭をしたジョイスティック邪面の力を利用してまでキラメイイエロー=為朝が充瑠に超人的な活躍をさせることでショベローが納得するに至った流れは、これまでややイヤなヤツ的に描かれてきた為朝の印象を好転させ、実は「大人」キャラなのだと掘り下げることとなり、ちょっと感動的な展開でもあった。


*魔進や着ぐるみキャラを演じる声優たちの演技も「キラキラ」してる『キラメイジャー』!


 ちなみに魔進の中で最も年長のジイさんキャラとして描かれているショベローの声を演じる岩田光央(いわた・みつお)氏は、筆者の世代には想い入れが強い者が多い学園ドラマ『3年B組金八先生』第1シリーズ(79年・TBS)の後番組として放映された『1年B組新八先生』(80年・TBS)で低身長でメガネのやんちゃな中学生・佐古光(さこ・ひかる)を演じるなど、子役時代から俳優として活躍し、これまた筆者の世代には印象深い大友克洋(おおとも・かつひろ)氏の原作で、1980年代に講談社『週刊ヤングマガジン』に長期連載された第3次世界大戦で廃墟と化すも2020年の東京オリンピック(!)を間近に控えて復興しつつある東京を舞台としたSFマンガ『AKIRA(アキラ)』の劇場アニメ版(88年・東宝)――2020年4月にそのリマスター版が一部の劇場で公開された――で主人公の暴走族少年・金田正太郎(かねだ・しょうたろう)の声を演じたのを皮切りに声優としてのキャリアを積んできた大ベテランだけに、筆者と年齢がほぼ同じなのに見事なまでに「ジイさん」を演じきっている。
 氏は近年では主人公の男子高校生が犬のユルキャラの姿(笑)をしたバケモンに変身する深夜アニメ『グレイプニル』(20年)で、巨大怪獣に変身可能な敵集団のボス・円(まどか)も演じている。


 今回は声優陣の顔ぶれが実に豪華だ。
 エピソード6で5歳の少女にされた小夜から案の定「ヘンなのいる。こわ~い」と云われてしまい、「ガ~~ン!!」と当人もショックを受けたほどに(爆)当初は異様なデザインに見えたものの最近ではようやく慣れた(笑)マブシーナの声は、キラキラつながりで女児向けアニメ『キラキラ☆プリキュア アラモード』(18年)の途中追加ヒロイン・キラ星シエル=キュアパルフェを演じたアイドル声優・水瀬(みなせ)いのり氏が務める。
 その父・オラディン王の声とナレーションはかの京都アニメーション出世作となった学園SFアニメ『涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱(ゆううつ)』(第1期・06年 第2期・09年)の男子高校生主人公・キョンをはじめ、『ウルトラマンギンガ』(13年)のウルトラマンギンガなど、いまや重鎮(じゅうちん)となった感のある杉田智和(すぎた・ともかず)氏が演じる。
 レッドキラメイストーン=魔進ファイヤの声は大の特撮好きで知られ、『仮面ライダー電王』(07年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080217/p1)とその続編映画や派生作品の数々、さらに『仮面ライダージオウ』に至るまで、主人公側のイマジン(怪人)で「いいよねぇ、答えは聞いてない!」が口グセのリュウタロスを長年演じつづけてきた鈴村健一氏が担当している。


 『仮面ライダー電王』のイマジンたちのコミカルなかけあいが子供にも大人にも大ウケしたためか、翌年度の『炎神(えんじん)戦隊ゴーオンジャー』(08年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080824/p1)では『キラメイジャー』の魔進の元祖ともいえる、乗りものと動物の特性をかけあわせた炎神と呼ばれるメカが多数登場し、毎回実ににぎやかだったものだ。


 これらの成功例からすれば毎年同様の擬人化したマスコットメカを大挙登場させてもよさそうなものだが、


「テンションマックス! めっちゃメラメラだ!」


の口グセが象徴的な熱血漢のレッドキラメイストーン=魔進ファイヤ。
――この「めっちゃメラメラ」は往年の海外アニメ『スーパースリー』(67年)や『宇宙忍者ゴームズ』(69年)などで吹き替えを担当したコメディアンの故・関敬六(せき・けいろく)氏が劇中で散々口走り、のちにお笑いグループのダチョウ倶楽部(くらぶ)もネタにした「ムッシュムラムラ」が語源だろう。まぁ「昭和」ネタが大好きな荒川センセイですから(笑)――


 先述したジイさんキャラで為朝から


「ショベじい」


と呼ばれるイエローキラメイストーン=魔進ショベロー。


 エピソード9でおさななじみとの関係性に悩む瀬奈に緑のスーパーカーとなって


「お嬢様、ちょっとドライブしませんか?」


とイケメンボイスでエレガントに声をかけるグリーンキラメイストーン=魔進マッハ。


 時雨を


「アニキぃ~~」


と呼ぶような、先述した『仮面ライダー電王』のリュウタロスに近い子供っぽいキャラのブルーキラメイストーン=魔進ジェッタ。


 往年の変身ヒロインアニメ『美少女戦士セーラームーン』(92年~・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20041105/p1)のごとく、


「ビシッとお仕置きです!」


が口グセの紅一点(こういってん)・ピンクキラメイストーン=魔進ヘリコ。


 これら明確にキャラ分けされた魔進たちが、基地のカタパルトを移動していっせいに発進する際や、戦闘中のみならず格納庫での待機中でさえもにぎやかにコミカルなやりとりをかわすさまは、メインターゲットの子供たちにおおいに親しみを感じさせるのみならず、かの『電王』のようなムーブメントをライト層の若者たちの間でも巻き起こすかもしれない。


 もっともエピソード10ではストーカーの女性ファンからの求婚を、もっともらしく「今のオレには芝居しかないから」ときっぱり断ったとした時雨を


「それはむしろ将来的に期待させてる!」
「単なるカッコつけだ!」


などと魔進たちが意表外にも人間の人情の機微の細かいところをわかった上で、先の先のことまで見通していっせいに批判したために(笑)、キラメンタルを繊細にコントロールすることでキラメイソードの中間部の刃を消し、人質のストーカー女性を斬ることなくミュージック邪面を見事にブッた斬るカッコよさを見せたようなキラメイブルー=時雨のことを、完全にネタキャラとしても確立させてしまったが(爆)。


*コロナ禍で放映中断! 特別番組5本も災い転じて福となす!


 ところで2020年に世界を大混乱に陥(おとしい)れた新型コロナウィルス感染防止策として4月以降全国に発令された緊急事態宣言によって製作スケジュールが変更されたことから、『キラメイジャー』は5月17日から6月14日までの5週に渡って新作の放映を中断(!)――早期退院で済んだが充瑠役の小宮氏も感染したほどであり、東京ドームシティのシアターG(ジー)ロッソでの『魔進戦隊キラメイジャーショー』も公演不能となってしまった――、その期間は代替として


・映画『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』
・『1・2話未公開カット蔵出し いまいちどスタートダッシュSP(スペシャル)』
・『キラトーーク! 相方大好き魔進』
・『キラトーーク! このバトルがスゴイ!!』
・『ガルザとクランチュラのジャメンタル研究所』


が放映された。


 例年2月のスタートが多かったスーパー戦隊シリーズは前作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』以降3月放映開始となったが――『超新星フラッシュマン』(86年)・『地球戦隊ファイブマン』(90年)・『超力(ちょうりき)戦隊オーレンジャー』(95年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110926/p1)・『激走戦隊カーレンジャー』(96年)など過去にも3月スタートの作品はあるが――、『キラメイジャー』が1ヶ月も新作の放映が休止されたことから、子供たちの年間行事と連動したバンダイの玩具販売スケジュールの方が優先されるだろうから、本作は放映話数が短縮されたり、クリスマス商戦合わせの展開を1ヵ月分は早めることで、後半のシリーズ構成に悪影響を及ぼすことが懸念(けねん)される。
 またテレビシリーズと内容が連動していることもあってか、例年より早い2020年7月23日の4連休初日に公開予定だった映画『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE(ザ・ムービー)』(20年・東映)もついに延期となってしまった。


 これは『キラメイジャー』に限らないが、無観客試合としてようやくスタートしたプロ野球やサッカーJ(ジェイ)リーグが客を入れることになったとしても、感染予防策として客席を減らしたり応援をいっさい禁止するとしている以上、今後変身ヒーローのアトラクションショーの運営はいったいどうなるのか? まさか無観客でのネット中継をウチで観るなんてことになりはしないだろうな?――小児(0~16歳)のコロナ感染による死亡例が2020年5月時点の先進7カ国の統計では44例に留まっていることから、100年前のスペイン風邪のように第2波での変異でウイルスが強毒化しないかぎりは、あまりに神経質にすぎる感染予防策の数々に対しては辟易(へきえき)するしかないのだが――


 そんな惨状(さんじょう)の中、まさに苦肉の策ではあるのだろうが、これまでの名場面集の連打で乗り切ることができたのも、同じテレビ朝日トークバラエティ番組『アメトーーク!』(03年~)のパロディ的な演出ができたほどに、まさにコメディアン的なキラメイストーン=魔進たちを大挙登場させていたからであり、子供たちの関心を持続させるにはきわめて有効だったかと思えるのだ。


「このあと新ヒーローがしゃべる!」
「このあと名乗ります!」


などとCMのあとにひっぱるかたちで「6番目の戦士」を毎回小出しで先行紹介したあたり、さすがは東映、ころんでもタダでは起きないという感がある(笑)。
――6番目の戦士・キラメイシルバーこと「クリスタリア高路(たかみち)」なる人物名は一見するとフザけているようだが、その出自は明らかに宝石の国・クリスタリアとの深い因縁(いんねん)があるのだろう――


 ちなみに『1・2話未公開カット蔵出し』では、エピソード1の未放映カットとしてジャグチヒルドン襲来を中継する女子アナの語りや、初出動を呼びかける相棒のキラメイストーンとキラメイチェンジャーで会話する各メンバーの姿、エピソード2の未放映カットとしては充瑠の「ひらめキ~ング!」に「またそれか」(笑)とあきれる為朝の姿などが編集されて放映されたが、当初のオンエアでは尺の都合でどちらも敵に勝利したところでいきなり終わった(爆)エピソード1&2も、ちゃんとラストシーンが撮影されていたことが明らかにされた。
 特にエピソード2では充瑠をリーダーとして認めた瀬奈が「これからはタメ口でいいよ」と語ったり、マブシーナが「やっぱり充瑠さんがリーダーですね!」と実感する描写が撮影されながらも実作品ではカットされていたことが発覚した(汗)。
 いくら「子供番組」とはいえ、視聴後にさわやかな余韻(よいん)を与える意味でこれらはぜひ残してほしかったと思えてならないのだが……


 話が戻るが、実は『キラメイジャー』本編の人間ドラマは意外にシビアな展開もやってはいるものの、90年代以降のスーパー戦隊ではすでに伝統となっているギャグ系怪人たちの愉快な描写に加え、キラメイストーン=魔進たちが全編に渡ってにぎやかにしゃべくりまくることで「子供番組」として実にいい感じに中和されているのだ。


*仮面怪人ならぬ邪面怪人! 元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』の安っぽい造形の敵怪人へ意図的に回帰!?


 ところで巨大怪獣の邪面獣同様に、『キラメイジャー』では等身大の怪人・邪面師(じゃめんし)も地球文明の器物の顔をしているのだが、毎回マスクは異なるものの、そのスーツとマントの意匠(いしょう)は皆共通しており、スーパー戦隊の元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)の敵組織・黒十字軍の仮面怪人に先祖帰りしたかのような、あまりに安っぽい造形だ(汗)。
 まぁここ数年のスーパー戦隊の営業成績の不振が予算を削減させるに至ったのかと思えるのだが、従来は等身大の怪人がクライマックスバトルでそのまま巨大化していたのに対し、それとは別個で重厚な造形の巨大怪獣を出しているのは苦肉の策とはいえ、メインターゲットの子供たちには新鮮な驚きとして映るだろう――これは『ウルトラマンレオ』(74年)前半に登場した通り魔「星人」(笑)たちが、等身大時の簡素なスーツと巨大時の着ぐるみが双方用意されていたのを彷彿とさせる――。


 もっとも邪面獣の方もクラゲ型とか海獣型とか恐竜型など、いくつかある素体の頭部だけをすげ替えて使い回しているのだが(笑)。
 これまた「昭和」の時代に怪獣映画『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』(65年・東宝)に登場した地底怪獣バラゴンの着ぐるみを、『ウルトラQ(キュー)』(66年)で地底怪獣パゴスに、元祖『ウルトラマン』(66年)で透明怪獣ネロンガ・地底怪獣マグラ・ウラン怪獣ガボラに改造して使い回したあげくにゴジラ映画『怪獣総進撃』(68年・東宝)で元のバラゴンに戻された伝統の技の継承である――『怪獣総進撃』でほかの怪獣に比べてバラゴンの出番が極端に少なかったのは、ぶっちゃけもう着ぐるみがボロボロだったからだ(爆)――。


 ただコレはちょっとした改造でなんとか別の怪獣に見せようとする創意工夫から生まれたのだが、『キラメイジャー』では着ぐるみの使い回しを隠すどころか堂々と設定にして開き直りを見せているのがスゴいというかなんというか。まさかこれまたウルトラ大好きな荒川氏の知恵なのか?(大爆)


*「絶対悪」、そして「因縁の敵」としてのガルザの魅力!


 先述したように予算の関係からか、前作の『リュウソウジャー』同様に今回も敵組織・ヨドンヘイムはエピソード10の時点では幹部が2名登場するのみである(汗)。
 しかしエピソード4では敵幹部・ガルザの回想で巨大な姿のボス・ヨドン皇帝が描かれており、なんといっても映画『エピソードZERO』でのクリスタリアを一気に制圧する軍事力からすれば、組織の巨大さはかろうじて表現されているといえるだろう。
 またある意味ではメインヒロインといっても過言ではないマブシーナの因縁の敵として、ガルザが物語の開幕から描かれていたことも大きい。


 もうひとりの幹部・クランチュラはややコミカルなキャラだが、画家・ムンクの代表作『叫び』をモチーフにしたかのような戦闘員・ベチャットの顔を頭部に複数つけたアバンギャルドなデザインであり、『ウルトラマンレオ』で初登場以来近年のウルトラマンシリーズで繰り返し再登場しているサーベル暴君マグマ星人のように、スーツアクターの口元が露出した造形なのはスーパー戦隊の敵キャラとしては特筆すべきだ。
 ちなみにクランチュラを演じるのは、かつて『電磁戦隊メガレンジャー』(97年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20111121/p1)でお馬鹿な演技が印象的であったメガピンクや『燃えろ!! ロボコン』(99年・東映 テレビ朝日)の主人公ロボット・ロボコンを務め、近年は『獣電戦隊キョウリュウジャー』(13年)のラッキューロや『リュウソウジャー』のクレオンなどマスコット的な敵幹部キャラを演じていた神尾直子氏(!)。その声を担当するのが『ロボコン』と同時期に同じく特撮コメディ作品として放映されていた『ブースカ! ブースカ!!』(99年・円谷プロ テレビ東京)の主役快獣・ブースカの声を演じた高戸靖広(たかと・やすひろ)氏であることにも妙な因縁を感じずにはいられない(笑)。


 クランチュラにしろ邪面師にしろコミカルキャラが圧倒的なのに、それでもヨドンヘイムが悪の組織としての威容(いよう)を放っているのは、それだけガルザが悪の存在感たっぷりに描かれているからだ。
 兄のオラディンが青い宝石をモチーフとしたデザインなのに弟のガルザが紫(笑)なのはまぁ確信犯だろうし、『エピソードZERO』で反逆者となって以降に三日月(みかづき)をモチーフとした黒い仮面と黒い鎧(よろい)で武装した姿もさることながら、ロボットアニメ『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』(第1期・07年 第2期・08年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100920/p1)のイケメン宿敵青年グラハム・エーカーや『マクロスF(フロンティア)』(08年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080930/p1)の青年主人公・早乙女(さおとめ)アルト、『特命戦隊ゴーバスターズ』(12年)の戦隊シルバーこと人型ロボットのビート・J・スタッグ=スタッグバスターに『ウルトラマンX(エックス)』(15年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200405/p1)のウルトラマンエックス、かと思えばボッチアニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20150403/p1)の女子高生主人公・黒木智子の中学生の弟・黒木智貴(くろき・ともき)など、硬軟見事に演じわける実力派アイドル声優中村悠一(なかむら・ゆういち)氏のイケボ(イケメンボイス・笑)がピタッとハマっているのがまたカッコいい!
 深夜アニメ『文豪(ぶんごう)とアルケミスト~審判ノ歯車~』(20年)で氏が声を演じた太宰治(だざい・おさむ)もまた然りだった。


 そしてエピソード4で初めてガルザが地球に来訪した場面では、かつてクリスタリアの王室専用列車だった蒸気機関車型の魔進ジョーキーを暴走させて都心のビル街につっこもうとしており、それを阻止しようとする魔進たちとの特撮デッドヒートが迫力たっぷりに描かれていたのだった。
 紫のレールを生みながら地球までワームホールのトンネルを走ってくるという、『仮面ライダー電王』のデンライナーや『烈車戦隊トッキュウジャー』のレインボーライン、『炎神戦隊ゴーオンジャー』の列車型の古代炎神などのノウハウを活かし、繰り返しモチーフとされるほどに子供たちに人気の鉄道メカを描いたことで視覚的なインパクトは充分だったと思うがそればかりではない。


「このツメ、このキバ、チェーンソー!」


 魔進ジョーキーは東宝の怪獣映画・ゴジラシリーズに何度も登場したロボット怪獣メカゴジラのような巨大メカ怪獣・スモッグジョーキーへと合体変型をとげるのだ! 尾が鋭いチェーンソーなのは、同じくゴジラシリーズに登場した全身が凶器のかたまりだったサイボーグ怪獣ガイガンをも彷彿とさせるカッコよさだ!
 そういえば『激走戦隊カーレンジャー』中盤で描かれた新合体ロボ誕生編に登場した巨大メカ怪獣のブレーキングはメカゴジラ、改造ブレーキングはガイガンを思わせるデザインだったが、当時は完全にガキ向けの作風だとバカにしていた(汗)筆者もおもわずコーフンしてしまったほどに、男の子が好きなものはみんないっしょということなのだろう(笑)。


 本編の坂本浩一監督の意向を反映してか、佛田洋(ぶつだ・ひろし)特撮監督はスモッグジョーキーとキラメイジンの山間部での巨大メカ戦をオープンセットであおりショットを多用して描いていたが、この回の邪面獣キュウセッキバサラとの市街戦を「ガード下」からのロング(ひき)で繰り返し描いたのも坂本監督からの注文かと推測する。
 ところで近年のウルトラマンシリーズの特撮場面でよく見られるこの「ガード下アングル」は特撮も兼任する坂本監督らが編み出した手法かと思っていたら、佛田監督がこの『カーレンジャー』の時点ですでにやっていました(汗)。
 同時期の「平成」ウルトラマン三部作(96~98年)ではほとんど見られなかった手法かと思えるのだが、実は『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)第13話『必殺! フォーメーション・ヤマト』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100725/p1)の再生怪獣サラマンドラの都市破壊場面で故・川北紘一(かわきた・こういち)特撮監督も40年前にやっていたことを、動画配信サイト・YouTube(ユーチューブ)での『80』週1配信でつい最近確認しました……オレはこれでも特撮ファンか(大汗)。


 話を戻すがエピソード4の巨大戦ではキラメイジンとの対決で邪魔になったキュウセッキバサラを、ガルザがスモッグジョーキーで容赦(ようしゃ)なく処刑するさまが描かれた。
 このエピソード4はクリスタリアを侵略したのはヨドン皇帝に感情を奪われて暗殺人形にされたためで、オラディン王も生きているなどと偽(いつわ)り、その暗黒力を阻(はば)むホワイトキラメイストーンをマブシーナから奪おうとしたガルザの悪辣(あくらつ)ぶりが本編部分で描かれていただけに、坂本監督は巨大メカ戦でもその裏切り処刑描写の反復を強調することでよりドラマ性を高めようとしたのだろう。


「死んだハズのお父さんが生きていると聞いたら誰だって信じたくなる! そんなマブシーナの気持ちを踏みにじって欲望を満たそうとしたおまえを、オレは絶対許さない!」


 火薬を大量に使用し、カメラを不安定に傾けながらのキラメイレッドとガルザのガチンコ対決を臨場感たっぷりに描くのもさることながら、回想場面を多く挿入(そうにゅう)してクリスタリア人の人物相関図・因縁関係をあらためて視聴者に示し、魔進を生む力は兄より自身の方が上だとするガルザが反逆者となった動機や、そのために父や祖国を奪われたマブシーナの悲劇性を強調する演出によって、そのクライマックスはさらにドラマ性が高められていたのだった。


 また『エピソードZERO』冒頭で描かれたクリスタリアの悲劇は、充瑠が教室で居眠りした際に見た夢とされていたのだが、今回は充瑠がガルザを初めて目にした際に


「この顔……夢で見たアイツだ!」


とつぶやき、ガルザにも


「(オラディン)王と響きあわねば、そんな夢は見られぬ!」


と語らせ、一見何の関係性もなさそうなキャラ同士に強い因縁を持たせる手法は、こちらは最初から親子関係だと放映前の宣伝の段階でバラしているものの『ウルトラマンジード』(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200523/p1)の主人公で地球人の少年・朝倉リク=ウルトラマンジードと敵側のウルトラマンベリアルとの関係を彷彿とさせるようでもあり、『キラメイジャー』が決して1話完結形式ではない連続ものとしての魅力を視聴者に提示しているといえるだろう。


*帰ってきた三条陸&竹本昇コンビによる大傑作!


 この充瑠とガルザとの深い因縁は、エピソード7『トレーニングを君に』&エピソード8『エクスプレス電光石火』の前後編でさらに強化されることとなった。
 このエピソード7&8は『獣電戦隊キョウリュウジャー』をメインライターとして全48話を完全執筆(!)したほか、『仮面ライダーW』や『仮面ライダードライブ』のメインライター以来、東映変身ヒーロー作品には久々の参加となる三条陸(さんじょう・りく)氏による脚本だ。
 新キャラや新メカ、新必殺技の登場を玩具展開と連動して最大限に盛りあげるために、まずそれらありきで逆算してストーリーを発想・構築していく氏ならではの作風、そして巨大メカ戦に重点を置く竹本昇監督がコンビを組むことにより、ホワイトキラメイストーンが変型した新幹線型の魔進エクスプレス、そしてガルザが操縦する敵側の魔進ジョーキーと合体(!)を果たすことで巨大ロボ・キングエクスプレスが誕生するさまをおおいに盛りあげる手段として、充瑠とガルザの先の因縁が反復して描かれたのだ!


 エピソード7のラストで双頭の邪面獣レーネツダガメスとスモッグジョーキーの猛襲でキラメイジンは機能を停止する危機に陥るが、気を失いかけたキラメイレッド=充瑠、そしてガルザはともに都会の夜の闇を舞う新幹線のような特急列車、そして全身が白く輝く「光の巨人」を目撃する!
 しかしレッド以外のキラメイジャーにはそれらが見えない(!)という描写は、まさに『烈車戦隊トッキュウジャー』で描かれた「イマジネーション」の力を彷彿とさせるが、


「奴にも見えている。兄上と同じ力を!」


と、ガルザが充瑠にさらに怒りをつのらせる動機として、この幻想的な特撮カットは完全に人間ドラマの一環としても演出されていたといえるだろう。


 エピソード7では兄のオーブン邪面と弟のフリーザー邪面の家電怪人の兄弟ゲンカがコミカルに描かれるが、


「弟のくせに、か……」


と、ガルザが彼らの関係性を自身と兄のオラディンに重ねあわせ、ほんの少し早く生まれただけで見下しつづけてきたとする兄への恨みを反復して描くことで、その兄に似ていて兄とも同じ能力を持つ充瑠に対する怒りを増幅させるガルザにより説得力を与えていた。
 だが単にガルザが弟のフリーザー邪面に肩入れして加勢するのではなく、逆にそのフリをした末に弱い方が捨て駒になるのはあたりまえだと、先述したエピソード4同様に仲間であるフリーザー邪面を処刑することで、その冷酷(れいこく)にすぎるキャラを再度強調していたのは実に秀逸(しゅういつ)であった。



 ところでエピソード7で戦闘中に充瑠が気を失ったのは、キラメイジャーたちが充瑠に強いリーダーになってもらおうと、


小夜「みんな心を鬼モード」(爆)


にしてマラソン・剣道・合気道・射撃と、充瑠に「地獄の特訓」(笑)を繰り返したために充瑠が疲れきっていたからでもある。
――為朝の特訓は両者がキラメイジャーに変身してキラメイショットで撃ち合うものだったが、映画『エピソードZERO』以来披露しているように、キラメイイエローが地面をブレイクダンスしながら周囲を狙撃する動きは、スーパー戦隊シリーズ超電子バイオマン』(84年)のグリーンツーによるブレイクアクションを彷彿とさせる――


 すでに充瑠がヘロヘロになっているにもかかわらず、メンバーたちがまったくそれに気づかずに平然とあたりまえのように特訓をつづけたり、キラメイストーンたちまでもが総じてその特訓に肯定(こうてい)的に語るさまがあまりにリアルだ。
 ホントに一般人たちはそんな特訓をしたらヘタすりゃ死んでしまうような、我々みたいな人種が存在することを全然わかっていないのですよ(苦笑)。


充瑠「文化系の体力のなさ、甘く見ないでほしいよ」(大爆)


 『ウルトラマンレオ』でモロボシ・ダンウルトラセブンが主人公のおおとりゲン=ウルトラマンレオに「地獄の特訓」を課したのを皮切りに、レオが弟子のウルトラマンゼロに、そのゼロがウルトラマンギンガやウルトラマンビクトリー・ウルトラマンオーブウルトラマンZ(ゼット)らに特訓を課すさまが近年でも描かれているが、それは彼らにそうした試練に対する耐性があったからこそであり、それに耐えられない人間だっていることが変身ヒーロー作品で示されたのは快挙といってよいだろう。


 脚本の三条氏は瑳川竜(さがわ・りゅう)の名義でかつて講談社コミックボンボン』で連載された『ウルトラマン超闘士激伝』の原作を担当した際、「昭和」の第2期ウルトラマンシリーズのネタも多数散りばめていたほどに第2期ウルトラにも肯定的なので、決して「地獄の特訓」に否定的ではないだろうから、どちらかといえば竹本監督が我々のような人種におおいに感情移入させる演出に徹したのだろう。
 コレ坂本監督だったら絶対あり得なかったな(爆)。


 充瑠が特訓を断れなかったのは皆が自分のためにしてくれたからこそだと、エピソード8で看破したマブシーナは充瑠の優しすぎる性格を父のオラディンに重ね合わせる。


ガルザ「なぜそこまで民(たみ)のために自分を犠牲にするのですか!?」
オラディン「人を助けるのに、理由がいるかね?」


 充瑠はイメージを絵にすることでキラメンタルを蓄積(ちくせき)するのであり、そんな「自分の時間」が誰にだって必要だとする、博多南の「よくぞ云ってくれました!」的な発言もあり、キラメイジャーはあらためて充瑠の「キラキラ」に気づかされる。


 だがエピソード4につづいて再度ホワイトキラメイストーンを奪おうとするガルザは、その保管施設の警備員たちを避難させる充瑠が


「人を助けるのに、理由なんてない!」


と叫んだことに、かつてのガルザの問いに対するオラディンの返答を彷彿とさせてしまい、


「必ずこの手で葬(ほうむ)るぞ!!」


とまで激高してしまうのだ!


 同じ人間・同じ発言に対する見方を両極端に対比的に描くことで正義側と悪側の立場を明確にする作劇的技巧が実に冴(さ)え渡っている。しかし逆に巨大メカ戦では正義側と悪側があくまで同族であることを強調していたのがまた見事だ。


 充瑠の「ひらめキ~ング!」によって巨大なホワイトキラメイストーンは施設の天井を突き破り、宙でマシンエクスプレスに変型するが、それがガルザが操る魔進ジョーキーと「連結合体!」を果たすのは、正義側と悪側が同じテクノロジーから生みだされてきた仮面ライダーシリーズを彷彿とさせるとともに、ガルザが魔進の操縦権を奪われてしまうのは、彼が兄・オラディンの威光(いこう)からは決して逃れられないことを絶妙に描いたものだろう!


 坂本浩一監督が等身大のアクション演出をドラマ性を高めるための手段として駆使するのに対し、竹本監督にとっては巨大メカ戦こそがドラマ性を高めるための手段なのだ。ホントにナゼ『リュウソウジャー』のローテーションには加えられなかったのか?(苦笑)


 キングエクスプレスが列車モードで生みだした線路でレーネツダガメスをグルグル巻きにしばりつけ、宙で瞬時にロボモードとなって光のブーメランを連射して倒すさまも実にカッコよかったが、充瑠が無事戦列に復帰したことに、キラメイイエローがオーブン邪面に向かって


「あいにく4人と5人じゃ大違いなんだよ、オレたちは!」


とタンカをきるのも、古い世代としては『秘密戦隊ゴレンジャー』の初代幹部怪人・日輪(にちりん)仮面が


「5人そろわないと何もできない弱虫ゴレンジャーめ!」(笑)


とののしっていたことの45年後の返答のようにも感じられ、スーパー戦隊の伝統がたしかに継承されていることを実感させてくれたものだ。
 真にドラマ性が高い作品とは、まさにこうした回のことではあるまいか?


 先述した新作の放映中止期間を経て、『キラメイジャー』は2020年6月21日放映のエピソード11『時がクルリと』から無事再開されたが、第1クールの時点でここまでのものを見せつけられた以上、最後まで楽しませてくれそうな予感がする。


2020.6.30.
(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2020年初夏号』(20年7月9日発行)所収『魔進戦隊キラメイジャー』序盤合評より抜粋)


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銀河英雄伝説DNT・ウマ娘・かくりよの宿飯・蒼天の拳・ガンゲイルオンライン・多田くんは恋をしない・デビルズライン・ニルアドミラリの天秤・ハイスクールD×D HERO・メガロボクス・LOST SONG ~2018年春アニメ11本評!

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[アニメ] ~全記事見出し一覧


 2020年4月からNHK Eテレ(旧・NHK教育テレビ)にて、往年の名作OVA『銀河英雄伝説』(88年)のリメイク、深夜アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』1期(18年)と2期(19年)が連続放映中記念! とカコつけて……(まぁ、CS放送・ファミリー劇場の方で先行放映されてましたけどネ・笑)。
 2020年7月からTOKYO MXやBS11にて、ゲーム&深夜アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』(18年)のキャラクターを三頭身にプチキャラ化した5分アニメ『うまよん』が放映中記念! とカコつけて……。
 『銀河英雄伝説 Die Neue These』1期と『ウマ娘 プリティーダービー』が放映された2018年春アニメ全11本のレビューをアップ!


銀河英雄伝説DNT』『ウマ娘』『かくりよの宿飯』『蒼天の拳』『ガンゲイル・オンライン』『多田くんは恋をしない』『デビルズライン』『ニル・アドミラリの天秤』『ハイスクールD×D HERO』『メガロボクス』『LOST SONG』 ~2018年春アニメ11本評!

(同季の『魔法少女 俺』『魔法少女サイト』『ヲタクに恋は難しい』は別項にてUP)


(文・T.SATO)
(2018年4月27日脱稿)

銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』


 元祖アニメ版『銀河英雄伝説』(88年)#1とほぼ同じ内容だなぁ。
 帝国の若き金髪青年将校が、自由同盟の宇宙大艦隊群を天才的な用兵で次々と殲滅。大勝利は目前というところで、自由同盟側の若き軍師が奇策に打って出る。


 異なるのは、作画はしやすそうな長直方体状であった敵味方の宇宙戦艦のデザインと、『攻殻機動隊』(89年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170510/p1)や深夜アニメ『モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』(12年)チックに電波でコンピューターウイルスやハッキング攻撃を敵味方の艦船が仕掛けているあたりくらいで……。
 とはいえ、『宇宙戦艦ヤマト』(74年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101207/p1)や『機動戦士ガンダム』(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19990801/p1)などとは異なり、宇宙戦艦の姿かたち・デザイン自体にこの作品のアイデンティティはないであろうから(?)、そこにケチを付ける古参マニアも極少だろうと思うし、インターネットなご時世にウイルスやハッキング攻撃がない宇宙戦争ではたしかに発想が古すぎるとも思うので、この改変もイイんじゃね?


 日本で今は昔の80年代に隆盛を極めた大長編SF小説群(今ではほとんど絶版だけど・汗)。
 それらのひとつであった本作の原作は、昭和の終わりの1988年にビデオ販売作品としてアニメ化。以来、ググってみると断続的にシリーズは続いていて、西暦2000年にようやっと完結で、150話以上もの本数を数えている。
 それだけ継続するからには、それらを買い支えてくれた熱烈な古参ファンも相応にいたのであろうけど、筆者の乏しいオタク交友範囲では、本シリーズを全話観たという人間には寡聞にして会ったことがない(爆)。


 またぞろジャンルの歴史の捏造が始まりそうなので、オッサンオタクとして語っておくけど、本作はある時期のアニメのメインストリームやトップランナーを飾ったような作品ではない。すでにジャンルやマニアの細分化が始まっていた80年代末期~90年代往時のアニメジャンル内での一角を占めていたという程度の作品にすぎない。
 もっと云うなら、実作品を観もせずに内心、現代(90年代当時)という時代とマッチしていない、進取の気性のカケラもない、古色蒼然とした大時代的な大掛かりな作品をTVという表街道ではなく、OVAというウラ通りでニッチ向けに細々と展開している……と小バカにしていたマニアも多かったのではなかろうか?――実は筆者もそのクチで(汗)――


 とはいえ、21世紀以降はCSでは頻繁に再放送されていることから、チャンネルをザッピング中に遭遇して途中の任意の回を何回か視聴をしてみたら……。
 古典SF的な価値転倒・相対化の驚きをねらった本格ハードSFなどではないけれど、歴史・軍事・政治・人物伝・群像劇的なセンスもあるポリティカル・フィクションとしては実に出来がイイことにビックリ(汗)。
 思わず50ギガバイトのブルーレイ・ディスク3枚に全話を録画して、頭の数十話分だけは鑑賞してしまうのであった(笑)。そして、実に面白い作品であると今さらながらに感嘆――遅すぎるヨ!(汗)――。


 てなワケで、若い世代に新しい革袋で本作を知らしめることには意義があるとも思うけど、宇宙SFに大勢がワクワク感をいだくような時代は1980年代で過ぎ去ったとも感じているので、やはり本作も円盤が売れる気配はしないなぁ。
 早くも決定済の第2期・1クール分は、『機動戦士ガンダムUCユニコーン)』(10年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20160904/p1)・『宇宙戦艦ヤマト2199』(12年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20181208/p1)・「機動警察パトレイバー」の次々世代を描いた実写映画『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』(14年)のパターンで、先行して劇場公開されるそうだけど、そーなるとコレらの3作品同様、現今のアニメシーンにはツイていけないロートル層には響くことで相応に集客もできて、制作費も回収できるということか?
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ウマ娘 プリティーダービー』


 スマホゲーム『グランブルーファンタジー』(14年・17年に深夜アニメ化)の大ヒットのカネ余りで、アニメ美術会社・草薙(くさなぎ)なども買収したけど、予定が数年先まで埋まっていて自社の仕事には使えなかったとのウワサも聞く(笑)、天下のサイゲームス社が自社のスマホゲームとの連動で放つ深夜アニメが……、競馬ウマの擬人化・女体化作品だったとは……。
 しかも、それを『SHIROBAKO』(14年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151202/p1)などの良質なアニメを放ってきた北陸の製作会社・P.A.WORKS(ピー・エー・ワークス)が作るとは(汗)。


 と思ったのだけど、フタを開けてみると、タドタドしさや段取りチックなところはなく、ナチュラルに面白い。
 尾てい骨から生えている長いお馬さんのシッポと、お耳がお馬さんのそれである以外は、人間と寸分も変わらないボディーで人語も喋るウマ娘の少女たち。
 主人公女子に至っては、生まれて始めて上京して、都心で電車に乗り、シッポを子供にジロジロと無遠慮に見られても笑顔で応えて、自動改札ではマゴつき、騎手ならぬお馬さんの学校の入学式に向かう実にヒューマン・人間味(笑)にあふれる一連で、ツカミもOK!


 学校には既視感あふれる記号的、もとい個性豊かな美少女にネコ耳ならぬウマ耳とシッポを生やしただけのキャラがワンサカといて、いかにもなやりとりでその人格を点描しつつ、コースでの練習で四つ足で走行するのかと思いきや、フツーに二足でダッシュする!(笑)


 監督は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』(15年)・『アウトブレイク・カンパニー』(13年)・『この美術部には問題がある!』(16年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160903/p1)の及川啓(おいかわ・けい)。
 本作でも実にバカバカしい世界観なのに、ブレた感じはせず盤石な感じを受けるけど、志は低くてもベタを逆手に取り、古典的な友情・努力・勝利のカタルシスを与えてくれる作品を見せてくれそうに予感。

ウマ娘 プリティーダービー マグカップ

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  • 発売日: 2018/05/31
  • メディア: おもちゃ&ホビー
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かくりよの宿飯(やどめし)』


 昨今プチ流行している、異世界で食堂やったり居酒屋やったりのオタク女子向け版か?


 野郎オタク的には、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(13年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150403/p1)の女子高生サブヒロイン、『ニセコイ』(14年)や『グランブルーファンタジー』のメインヒロインでもある人気声優・東山奈央(とうやま・なお)ちゃんが主演。
 その彼女が主題歌も歌い、媚びてはないけど可愛く、澄んでいるのに適度にくぐもった(?)高音に、近年では適度な艶っ気ある倍音響きも加わった感じで、本作でのプレーンな主人公女子大生役もイイ感じではある。
 おそらくターゲットのオタク女子たちにも、男に過剰に媚びやがって! とはならない範疇でのイヤミのない可愛らしさを体現したボイスに聞こえているのでは?


 内容はふたり暮らしであった祖父の死で、実は祖父には借金があったことが判明し(!)、そのカタとして鬼・天狗・雪女・九尾の狐などの日本妖怪たちが集う異世界・隔り世(かくりよ)の旅館で丁稚奉公(でっちぼうこう)……もとい、離れを借りて小料理屋を開くことで、次第にその名を知られていく……もとい、和服姿の若旦那や仲居さんらのイケメン妖怪たちに囲まれてウットリ?……といったもの。


 とはいえ、野郎オタクを置いてけぼりでもなく、誰が見ても普遍的に楽しめる作りにはなっているとも私見

かくりよの宿飯 九 [Blu-ray]

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蒼天の拳 REGENESIS(そうてんのけん リジェネシス)』


 映画『GODZILLAゴジラ) 怪獣惑星』(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20171122/p1)や深夜アニメ『シドニアの騎士』(14年)で、セル画ルックではあるけれど、ほぼ手描きナシのフルCG作品を元請けで製作した、以前は下請けCG屋さんのポリゴン・ピクチュアズが新たに放った深夜アニメ。


 それがよりにもよって80年代に一世を風靡して、今の世にもその名を色濃く残す「週刊少年ジャンプ」連載漫画『北斗の拳』(の番外編)であったとは!?
――もちろん厳密には文藝春秋社が漫画誌を立ち上げ、「ジャンプ」出自のベテラン漫画家を編集者ともども引き抜いて作った、世紀末たる199X年を起点にさかのぼること60年前、かつ2代前の北斗神拳・継承者を主人公に、国民党・共産党国共内戦で統一まだきの中国で、欧米列強や日本が租界を展開する1930年代の上海(シャンハイ)を舞台とする『蒼天の拳』の2度目(初作の続編)のアニメ化なのは承知ノ助――


 近年主流のシャープな一本線の描線ではなく、70年代劇画チックな筆描きの太細の変化もある描線のキャラが、CGアニメで動く日が来ようとは……。
 既存の動画にあたる部分の動きがカクカクしているがゆえに不自然ダというような事象は発生していない。
 むしろ逆にヨコ移動などがあまりにも滑らかすぎるゆえか、そこに少々の不自然さは感じさせるかもしれない――それは単に「慣れ」の問題なのかもしれないけれども。そもそも一般ピープルは気にも止めないか?(笑)――。
 さはさりながら、手描きアニメーター大失業の時代がもうそこまで迫っているのであろうか?(汗)


 内容自体は独り善がりな意味不明さはカケラもない手堅い作り方でフツーに面白いし、仮に一見さんが予備知識ナシにこの#1に偶然遭遇して鑑賞したとしても楽しめる、チョイ悪でも普遍的な勧善懲悪の群像劇に仕上がっていると私見

蒼天の拳 REGENESIS 第1巻<初回生産限定版> [Blu-ray]


ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン


 大人気深夜アニメの続編映画『ラブライブ!』(15年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160709/p1)、同じく続編映画の『ガールズ&パンツァー 劇場版』(15年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190623/p1)が数ヶ月をかけて叩き出した20億円超という興行収入を、コレまた続編映画(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190922/p1)が封切1ヶ月後には達成してしまったほどに若年オタには大人気のライトノベル原作の深夜アニメ『ソードアート・オンライン』(12年)。


 柳の下にはドジョウで企画されたのであろう本作は、正編とは別の作家――コレまた人気ラノベで昨2017年秋にも再アニメ化された『キノの旅』(03年)の原作者ですネ――による番外編ライトノベルが原作の深夜アニメだとのこと。


 とはいえ、正編とは同一の世界観であることは、劇中内TVニュースなどでもわかるのだが、まだまだ牧歌的でロマンもうるおいもある西欧中世ファンタジー風の仮想現実ゲーム世界を舞台とした正編とは異なり、エア機関銃によるサバイバルゲームを荒廃した廃墟の都市を舞台とした仮想現実ゲーム世界で行なうといったあたりで、ビジュアル的にはカナリ乾いた印象ではある。キャラデザは丸っこくロリ可愛いモノなのでそれで中和はされているけど。


 #1は仮想現実ゲーム世界内でのバトルの迫力を中心に見せ、#2では仮想現実内ではロリロリ少女である主人公の3次元での恐怖の正体は!? といったところで、自身の人並み外れた高身長にコンプレックスをいだく内向的で無口なボッチ少女で、出来れば外見も低身長ロリ美少女として生まれてチヤホヤされて、他人に依存かつ守られて(爆)生きていきたかったであろうけど、それが叶わなかった諦観まみれの気弱な女子大生! といったあたりで、筆者の……もといオタク視聴者一般の感情移入を大いに誘う(笑)。


 その一点を心の支えに、本作を継続視聴してもイイのだけれども……。00年代と比したら倍の本数が放映されるまでにインフレした10年代の深夜アニメ。悩みどころではある――スイマセン、正編同様、筆者にはイマイチ合わないかも(汗)――。


多田くんは恋をしない


 和光の時計台にはじまり、銀座の大通りの雑踏や、少し外れた商店街や喫茶店の看板などを点描していく、#1冒頭のセンスがイイ。
 サクラが満開の桜田門から皇居に入り、不敵ではないけどクールな感じの長身の高校生主人公の多田くんが、二重橋などを背景にカメラでパシャパシャしていたら、そのファインダーに淡泊で清純そうなポニーテールの金髪白人女子が映り込んでくる運命の出逢いのシーンもイイ。


 長寿人気TV時代劇『暴れん坊将軍』(78~02年)のごとき『虹ん坊将軍(れいんぼうしょうぐん・笑)』の大ファンでもある彼女の間違った日本知識などをフック・引っ掛かりに、このふたりのカルめなラブコメがくりひろげられていくのであろう。


 アニオタなら大勢が思ったろうと思うけど――予備知識があった御仁は別として――、イケメンボイスの中村悠一が演じる少々無骨でガタイのイイ長身イケメン高校生クン(その正体は少女漫画家・笑)に、純真無垢な爽やか笑顔の痩身金髪美少女といった、絵面やキャラクターシフトが、円盤売上も1万枚を超えた原作アリの深夜アニメ『月刊少女野崎くん』(14年)をドコかで想起させるなぁ……。
 と思ってググってみたところ、まさにその同作のスタッフが作った原作ナシのオリジナルアニメが本作であったとのこと。


 ウ~ム。そーなると逆に、お目々パッチリで明るい茶髪のポニーテールに巨大リボンでヒマワリのような圧倒的な華があるメインヒロインがいて、野郎オタ受けもしたような(憶測)『野崎くん』と比すると、この金髪白人ヒロインはスミレの花のように控えめで媚び媚びしていないので、女子にはウケがよさそうでも(?)、野郎オタを釣るにはいかがなモノなのか?

多田くんは恋をしない 1(イベントチケット優先販売申込券) [Blu-ray]


デビルズライン


 現代日本を舞台にした吸血鬼モノ。とはいっても今どきの作品なので、黒い燕尾服を着た青白い顔の中年ドラキュラ伯爵のような古典的な吸血鬼は登場しない。
 8頭身の美男美女が登場し、抱き合っての接吻を想起させる吸血行為で微エロなイロケを……女性ファンには主に倒錯したトキメキも惹起させんとするのが、当今の吸血鬼ジャンルなのであろうか?――スイマセン、まったく詳しくありません――


 本作では媚び媚びしたフェミニンな服装はしていないけど、人柄的には実にフェミニンな印象ではあって(笑)、異性のゲットには苦労しないであろうショートカットのマジメな女子大学院生がまずは視点人物。
 彼女の学友たちとの日常から始まり、テレビやネットのニュースで報道される吸血事件を遠景に捉えつつ、彼女は街角や電車で不穏な視線を感じるようになり、どころかそれらしい人物の姿も見掛けて、友達以上・彼氏未満の男友達と逃避行におよぶや、その男友達の方こそが……、不審だと思われていた人物の方こそが……、という展開になっていくことで、視聴者にサプライズを与えてくれる。


 彼女をツケているようでも守ってくれていた青年クンいわく、彼女の学友であるその彼も決して悪人ではなく長年抑制してきたけれども、吸血鬼という生物種(?)としての本能(!)が発動してしまったのだとすることで、本作独自の吸血鬼観も呈示して、視聴者に作品世界への興味も引かせていく。


 ところがドッコイ、助けれくれたその青年クンにも発作が起こり、ガブッ! といったところで、#2へのヒキとする。


 とりあえず#1切りは止めておこうと思える程度には#1の出来はイイと私見
 ググってみると原作漫画は『月刊モーニング・ツー』連載。近年では角川オタク系漫画のアニメ化『ブラッドラッド』(13年)・『サーヴァンプ』(16年)やらの吸血鬼アニメでも見掛けた、老舗特撮雑誌『宇宙船』(80年~)の90年代に在籍していた元編集者の古怒田健志(こぬた・けんじ)が脚本&シリーズ構成。
 失礼ながら氏は世間の注目を浴びている感じではナイけれど、この業界では延命ができているようで何よりである。それにひきかえ筆者は何事をなすこともなく馬齢を重ねており……(涙)。


ニル・アドミラリの天秤


 陸軍中野学校出自のイケメンスパイたちが大活躍する傑作深夜アニメ『ジョーカー・ゲーム』(16年)のごとく――このハイブロウな良作をイケメン男性キャラ目当ての女性オタしか観ていないのが、当今オタ事情のいびつなところ(汗)――、大通りには大正モダンな建築物が立ち並ぶも、まだまだ低層建築ばかりで、木造の電柱・電線越しに見える青空も広くて、大通りでも舗装はされていなかったりするレトロモダンな昭和初年代の風景を再現。
 ググってみると、舞台は大正25年!(=昭和11年・笑)


 手に取った者に精神干渉して自殺行動を起こさせる、書き手の感情・情念がこもった書籍を追いかけて回収していく、帝国図書情報資産管理局のメンバーが活躍するというのが基本設定。
 #1では主人公でもある洋館に住まう没落華族の令嬢少女――愛想もイイお姉さんタイプ――が家のためを思って良家へ嫁ぐことを決意するも、声変わり前の澄んだボイスで大いに取り乱した半ズボンの美少年の弟がカラんできて猛反対されたことで――もうこの姉コンプレックスな弟の存在からして隠微です(笑)――、思わず


「キライ!」


と突き飛ばしたことで、弟が大きなショックを受けたサマが描かれる。


 コレを気にした彼女も街に出て菓子などを購入、帰宅して弟をお茶に誘おうと扉を開けるや……暗がりの自室で油をまいた弟がマッチに火をつけており……(ヒエ~~!!)。


 そこに帝国図書情報資産管理局のイケメン男子ふたりが駆けつけて、事件は一応解決される。


 その過程で主人公少女には、情念がこもった書籍のオーラ(!)が炎のごとく見えることが判明したことから、晴れて彼女も同管理局メンバーの一員となったサマも描かれて#1は幕となる――婚約については破棄したとの説明が一言だけで済まされる(笑)――。


 そのスカウトの際にイケメン局員が放った一言は……


「オマエがほしい!」


 キャ~~~!!(黄色い声)


 まぁ「メタ」に「メタ」を重ねる「アウフヘーベン」な世の中ですから、メインターゲットのオタク女子も悶絶しつつも半分笑いながら観ていることでしょう!?
――ちなみに、「アウフヘーベン」(正・反・合の「合」)の出典は、東京都知事小池百合子ではなく19世紀のドイツの大哲学者・ヘーゲルですからネ(笑)――


 オタク女子向け作品も、「もう知ってるよネ?」的に人物紹介をすっ飛ばしてイケメン男子が大騒ぎをはじめて、誰が誰だか区別が付かない作品も多いけれども、イケメン新撰組に女子ひとりがまぎれこむ『薄桜鬼(はくおうき)』(10年)や『AMNESIA(アムネシア)』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200126/p1)等々、視聴者と劇中事物の仲介たる癖のないプレーンな女性主人公が存在する、ゲーム会社・オトメイト原作のアニメ群は野郎でも見やすい作品が多いとも私見――この仲介役が存在しない、イケメン男子だらけの女子向け作品がとても多いので(笑)――。


 まぁメインターゲットの女子オタからすれば、


「頼むから! キモいから! アタシたちのテリトリーにキモオタ男子は入ってこないで!」


と全力で拒否られちゃうんだろうけれども――どうもスミマセン(汗)――。


 主演声優は『SHIROBAKO』(14年)主演や『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』(16年)副主演の木村珠莉(きむら・じゅり)。それを知ってしまうと木村が猫をカブって演じているようにも見えてしまって(笑)。

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ニル・アドミラリの天秤 DVD 壱巻


『ハイスクールD×D HERO(ディー・ディー・ヒーロー)』


 いわゆる「俺、TUEEEE!!!」系といえばイイのであろうか?
 物語序盤で早々に殺された(!)熱血ドスケベな暑苦しい制服高校生男子クンが悪魔に転生! 美少女ハーレムでムフフ状態、次々に襲来する化け物や超常の存在とも戦っていくといった内容。
 動かしやすいクダけた絵柄といい内容といい、少年漫画チックではあり、青少年のリビドーに満ち満ちた真性中2病アニメといった印象だ。


 2012年に深夜アニメ化され、息も長いことに今回、第4期『HERO』が放映を開始。本作を好きな方々にはホントに申し訳ないけれども、個人的には作劇の初歩的な「いろは」すら満たしていないヒドい作品といった印象なのだけど(爆)、円盤売上が1万枚目前の大ヒットを飛ばし続けたのも事実である以上は、やはり本来のラノベなりジュブナイル作品とは、こーいう思春期の少年が渇望するプリミティブ(原始的)な全能感・万能感を満たす作品こそが王道なのだろうナと思い直したり、やっぱり思い直さなかったり(オイ・汗)。


 今日び珍しく巨乳キャラがメインヒロインである一点だけは評価したい(笑)。


 なんと、この第4期のシリーズ構成&メイン脚本も、同季の『デビルズライン』と同じく古怒田健志氏。もちろん執筆時期は異なるのだろうけど(多分)。

ハイスクールD×D HERO Vol.1 [Blu-ray]


メガロボクス


 原案が不朽の名作ボクシング漫画『あしたのジョー』(67年)!?
 ウワァ~、たしかに前髪だけ長髪イケメンのジョーには、髪型からして似てないけど、しゃべり方や声色はあおい輝彦が演じた矢吹丈(やぶき・ジョー)だヨ。


 「立て~、立つんだ、ジョ~~!!」でおなじみ小太り小柄な中年・丹下段平(たんげ・だんぺい)にそっくりなオジサンも出てくるヨ。


 矢吹丈の永遠のライバル・力石徹(りきいし・とおる)もどきや、白木葉子(しらき・ようこ)のお嬢様もどきまでもが出てくるヨ……。


 とロートルオタなら感慨もひとしおだとも思うけど――ンなことない? 単なる事務的な確認作業?(汗)――


 昭和中期の貧乏は高度経済成長による1億総中流化で一旦は解消されたけど、ナンでも安倍ちゃん・トランプのせいにしたがるザル頭はさて置き、彼らふたりの登場をはるかに遡ること1980~90年代の「日米構造協議」――コレは意図的な誤訳(汗)であり、ホントにホントの直訳をするのならば「経済構造アメリカ主導権」(爆)――以降、アメリカの新自由主義者や証券会社(のロビー活動)に、それがグローバル・スタンダードなのだと、さも良きことのように世界中がダマされている。


 労働者どころか企業や経営者すらもが儲からず、真のラスボスである不労所得の強欲な巨大株主だけが企業の内部留保から巨額の配当金を収奪しつづけてもいる。
――グローバル・スタンダートの会計基準ですら内部留保が大きいことが最重要な要素に変えられてしまって、完了するまでは赤字であっても数年単位で収益がはじめて上がるような巨大プロジェクトの都合すら無視して、半期や四半期ごとの超短期で収益や個人目標が達成されたか否かを測るように人事評価制度までをも変えてきて、内部留保からトコトン配当金を収奪せんとすることで、現場や経営にも矛盾&混乱を惹起する――


 ことほどさように、安倍ちゃん・トランプの保護貿易志向の方が皮肉にも、意図せずに規制緩和=自由化=経済至上主義=経済的自由至上主義新自由主義を相対化する防波堤になっているくらいだけど――しかし彼らの存在をもってしても微々たる防波堤でしかない(汗)――、彼らが登場する以前のはるか30年も前から用意周到に敷かれてきた巨大なレールによって、ますます「貧富の格差」も拡大していくであろう当今、「市民」と「非市民」の2大階級に二分されている世界観を持つ本作は、まさに時宜(じぎ)を得た企画なのダ! とロジックを弄(もてあそ)びたいところなのだけど……。


 本作の登場はまだ早い(笑)。
 あと5年10年経つと、日本でもシャレにならないくらいに「貧富の格差」が拡大して、ルサンチマン&ハングリー精神も蔓延することで、本アニメも時宜(じぎ)にかなったものとなり、大ヒットしたかもしれない!?


 信者的な原典至上主義者の激越な反発は、ここ数十年のあまたのジャンル作品のリメイクなり映像化で繰り返し見てきた既視感あふれるテンプレな光景ですけど(割り切って観ればイイのに・汗)、それを差し引いても内容自体はフツーに面白いものに仕上がっているとも思います。

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『LOST SONG』


 「ラスト・ソング」ではなく「ロスト・ソング」。「失われた歌」。
 アリがちな西欧中世風ファンタジーなので、スマホゲームなどとの連動か? と思いきや、ググってみると完全オリジナル作品のようである?


 緑豊かな森林も間近に迫る牧歌的な田舎に住まう、少女というより子供に近い大きな赤いリボンを着けた白い半袖ワンピースの元気女子。
 外遊びは苦手そうなカールした髪を持つ長袖の眼鏡男子クン。
 彼女が歌うと物理法則に反して水を降らしたり病を癒やしたりすることから、科学少年である眼鏡男子クンは困惑しまくりな姿が描かれる(笑)。しかし元気少女の方はお爺さんに歌を歌うことを禁じられていて……。


 片や王さまが住まう都では、王子の妃候補の白いロングドレスの愛らしくて上品な歌姫がその歌唱で人々を魅了しつつ、同時に同じような奇跡を招来していた……。


 といった導入部はまぁまぁ。


 #1前半で歌姫にも声をかけられた御前試合で健闘した金髪青年騎士クンが、#1後半ではなぜか瀕死の姿で森に倒れており、それを元気少女たちが発見、彼女が青年騎士クンを癒すために、やむをえず禁忌の歌を歌ってしまうあたりもなかなかの盛り上がり。


 しかもその歌が、王都の歌姫も今この瞬間に歌っているものと同じ歌曲で、カットバックで歌唱をダブらせていくあたりもベタだけれどもわかりやすい。


 そのために少女たちに危機が迫り、それとは別個に王都から派遣されたらしき小部隊により、山小屋のごとき自宅に残っていた爺さんと姉さんにも危機が迫って……というスリリングな展開など、フツーにスナオに面白く観られるお話にはなっている。


 絵柄的には今風なハイソではなく萌え系でもなく、往年の「世界名作アニメ劇場」を劣化させた感じと呼称すべきであろうか? それが本作独自の映像的な個性になっていると云ってあげてもイイけれど、正直少々ヤボったくもあり。
 明らかな低予算ということはナイけれど、最高級の作画&背景美術といった感じでもナイあたりで、当今のアニメファンたちへの映像的な訴求力には欠けているかもしれない。


 歌がメインの題材となることからか、主役の元気少女の声優はナンと! まだ10代のパワフル歌唱なアニメ歌手として、あまたの深夜アニメの主題歌を飾ってきた鈴木このみ嬢! 筆者としては『私モテ』こと『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190606/p1)と『ノーゲーム・ノーライフ』(14年)の2大傑作深夜アニメの主題歌での熱唱が特に印象に残っている。本作ではパワフルな声ではなくフツーの声で喋っているけれど。
 王都の歌姫の方は「永遠の17才(笑)」の2号だか3号のアイドル声優田村ゆかりで、上品だけれどもブリっ子的な娘々したアイドルボイスはまさに円熟の域へと突入。若いオタから見ればオバサンかもでも、筆者から見れば永遠に年下です(爆)。


(後日付記:売上や作画やファンの人数の多寡的にはともかく、最終的には本作はクオリティー面では大傑作だと思います。ただし、途中のイベント編で化けたという世評には同意しません(笑)。その途中のイベント編もスゴいとは思いますけど、それ以前の展開も十二分に面白いです。そのうちにそのへんも含めて加筆をしたいと思っております・汗)

歌えばそこに君がいるから アニメ盤

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TEARS ECHO(TVアニメ「LOST SONG」エンディング主題歌)

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魔法少女 俺』

魔法少女サイト

  (そのうちにその他の「魔法少女」作品とまとめてUP予定・汗)


ヲタクに恋は難しい』 ~こんなのオタじゃない!? リア充オタの出現。オタの変質と解体(笑)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200216/p1



(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.71(18年5月4日発行))


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2016年春アニメ評! 『マクロスΔ(デルタ)』&『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』(18年) ~昨今のアイドルアニメを真正面から内破すべきだった!?

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2015年秋アニメ評! 『ワンパンマン』 ~ヒーロー大集合世界における最強ヒーローの倦怠・無欲・メタ正義・人格力!

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2015年秋アニメ評! 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 往年の国産ヒーローのアレンジ存在たちが番組を越境して共闘するメタ・ヒーロー作品だけれども…

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20190302/p1

2015年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 ~長井龍雪岡田麿里でも「あの花」「ここさけ」とは似ても似つかぬ少年ギャング集団の成り上がり作品!

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2015年夏アニメ中間評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『六花の勇者』『おくさまが生徒会長!』『干物妹!うまるちゃん』『実は私は』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界

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2015年春アニメ評! 『響け!ユーフォニアム』 ~手放しの傑作か!?

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160504/p1

2015年冬アニメ評! 『SHIROBAKO』(後半第2クール) ~アニメ制作をめぐる大群像劇が感涙の着地!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160103/p1


2014年秋アニメ評! 『SHIROBAKO』(前半第1クール) ~アニメ制作の舞台裏を描く大傑作爆誕

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151202/p1

2014年秋アニメ評! 『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ~ガンダムSEEDの福田監督が放つ逆「アナ雪」! 女囚部隊に没落した元・王女が主役のロボットアニメの悪趣味快作!

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2014年秋アニメ評! 『ガンダム Gのレコンギスタ』 ~富野監督降臨。持続可能な中世的停滞を選択した遠未来。しかしその作劇的な出来栄えは?(富野信者は目を覚ませ・汗)

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2014年春アニメ評! 『ラブライブ!』(第2期)

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160401/p1


2013年秋アニメ評! 『WHITE ALBUM 2』 ~「冴えカノ」原作者が自ら手懸けた悲恋物語の埋もれた大傑作!

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2013年秋アニメ評! 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』 ~低劣な軍艦擬人化アニメに見えて、テーマ&萌えも両立した爽快活劇の傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190922/p1

2013年秋アニメ評! 『サムライフラメンコ』 ~ご町内⇒単身⇒戦隊⇒新旧ヒーロー大集合へとインフレ! ヒーロー&正義とは何か? を問うメタ・ヒーロー作品!

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2013年夏アニメ評! 『げんしけん二代目』 ~非モテの虚構への耽溺! 非コミュのオタはいかに生くべきか!?

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2013年春アニメ評! 『這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)』

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2013年春アニメ評! 『惡の華』前日談「惡の蕾」ドラマCD ~深夜アニメ版の声優が演じるも、原作者が手掛けた前日談の逸品!

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『22/7』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『音楽少女』『Re:ステージ!ドリームデイズ♪』 ~アイドルアニメの変化球・テーマ的多様化!
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[アニメ] ~全記事見出し一覧


 『ラブライブ!サンシャイン!!』(16年・17年)が東京MXとBS日テレにて2020年4月~9月予定で再放送中記念! とカコつけて……。
 『ラブライブ!サンシャイン!!』&映画『ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbow』(19年)評をアップ!


ラブライブ!サンシャイン!!』 & 後日談映画『ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbow』 ~沼津活況報告 & 元祖に負けじの良作と私見

(文・久保達也)

ラブライブ! サンシャイン!!』

(土曜22時30分 TOKYO MX他)


(2017年12月25日脱稿。2018年1月22日・2月22日大幅加筆)


 2016年7月~9月、および2017年10月~12月に放映されたアニメ『ラブライブ! サンシャイン!!』1期と2期は、静岡県沼津市内浦(うちうら)地区の高校で結成された9人のアイドルグループ「Aqours(アクア)」を主人公にした作品である。
 舞台背景の絵面(えづら)としては対極的ともいえる、東京は神田明神(かんだみょうじん)近辺を舞台にした元祖である大ヒット作『ラブライブ!』1期(13年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160330/p1)と2期(14年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160401/p1)の熱狂的大ブームの影がどうしても散らついて割りを喰ってしまうのだが、それを差し引いて冷静に観れば、「群像劇」と「泣き演出」の完成度の高さは、元祖『ラブライブ!』を超えたかと思える。
 自分たちの「輝き」を求めるためのアイドル活動だったものが、いつしか「廃校阻止」が主目的に変遷を遂げていき、最終的に本作第1期第1話と係り結び的に着地したのは見事だった。


 個人的な傑作は北海道は函館(はこだて)へ出張する前後編。Saint Snow(セイント・スノー)という女子高生アイドル姉妹との夢のコラボを盛り上げるためとはいえ、1年生のメンバー3人だけで独自にできることを! などという展開も元祖ではなかったことだ。
 1年生メンバー3人による、黒づくめのゴスロリ調の衣装で身を包んだオカルト美少女を演じつつも内心では恥ずかしがっているのでカッコよく決まらない痛々しい中二病少女のヨハネ――本名は善子(よしこ)・笑――をいじる花丸とルビイのコミカルシーンも様式美として見事に定着している。


 3話に1回(笑)、第3・6・9・12話それぞれのクライマックスには、高作画&高品質のモーションキャプチャーによる2D-CGによる新曲のライブ場面も配している。
 もちろん関連楽曲を売っていくための商業的都合なのだが、これはそれこそ近年の特撮変身ヒーローで頻繁に描かれるタイプチェンジによるパワーアップ劇のように、それまでに描かれてきた人間ドラマの延長線上にある結晶として結実させているので、取って付けたような感はなく本編ドラマ部分と遊離することがない。
 すぐあとにその新曲CDのCMが入るあたりに(笑)、露骨な商業主義を感じて嫌がる輩も多いようだが、やはりアイドルアニメや子供向けヒーロー番組でもスポンサーとの共存共栄を図るのならば、こういう特撮やアクション場面やライブ場面に必然性があるように思わせるように持っていく、前段・助走台としてのドラマ構築&玩具宣伝を主流にするべきだろう。


 元祖『ラブライブ!』の最終展開で視聴者をおおいに泣かせた学校の存続問題の決着は、本作ではあえてボカしたが、閉校式や卒業式にその役割をシフトしたのも差別化の意味で正解だったかと思える。



 近年はアニメや映画の舞台になった場所をファンたちが訪れる、いわゆる「聖地巡礼」が流行となっている。本作『ラブライブ! サンシャイン!!』も例外ではない。放映自体はすでに終了しているものの、現在もその人気は衰えてはおらず、内浦地区をはじめとする沼津市内ではいまだに全国から人々が訪れる活況が続いている。


 沼津商工会議所が主導し、市中心部の商店街や名所を巡る『ラブライブ! サンシャイン!!』のスタンプラリー企画は、昨年2017年5月中旬にスタートしたが、当初9カ所だったスタンプの設置場所が、現在47カ所にまで急増し、いまだに設置を希望する店が多いことから、今後も順次拡大を予定しているほどである。
www.llsunshine-numazu.jp


 沼津仲見世(なかみせ)商店街振興組合の担当者はこのスタンプ企画を活用し、商品開発推進による各店舗ごとの商店街の活性化を狙っている。
 沼津市観光戦略課もSONYグループのソニー企業(東京都)などと連携し、『ラブライブ! サンシャイン!!』のキャラクターの絵柄が入ったマンホールを市内に設置しようと、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングを行ったところ、開始から約30時間で目標額の2217万円を達成しており、作品の注目度による経済効果は絶大なものがある。
first-flight.sony.com
www.mdn.co.jp


 沼津駅8番バス停から内浦方面に向かう東海バスは『ラブライブ! サンシャイン!!』のキャラクターが描かれたラッピングバスとなり、日産レンタカー沼津駅前店では昨年2017年12月から同じくラッピング車両のレンタルを開始した。
animestari.com
nlab.itmedia.co.jp
ザ・バスコレクション バスコレ 東海バス オレンジシャトル ラブライブ!サンシャイン!! ラッピングバス4号車 ジオラマ用品 (メーカー初回受注限定生産)


 沼津市西浦(にしうら)・内浦・静浦(しずうら)で生産されるみかんの代表「寿太郎みかん」は、昭和50(1975)年に山田寿太郎(やまだ・じゅたろう)さんが栽培中の「温州(うんしゅう)みかん」の一部に変異枝を発見、観察を続けたところ、たくさんの実がなり、果実の着色時期が早く、甘みと酸味のバランスに優れた濃厚な風味のみかんができることを確認、その後育成して増殖を図り、「寿太郎温州」と命名した、沼津が誇るブランドみかんである。
 『ラブライブ! サンシャイン!!』でも数回登場したほか、内浦の菓子店「松月(しょうげつ)」で実際に販売されている「寿太郎みかん」を原料にした菓子「西浦みかんパウンド」や「みかんどら焼き」などを主人公たちが口にする場面があるほどだ。
JA静岡経済連 【今シーズン完売】静岡 寿太郎みかん 秀品(青秀)M 約10kg

store.shopping.yahoo.co.jp
www.shougetsu-web.com
sweetsguide.jp
sweetsguide.jp


 「JAなんすん(南駿)」では、静岡県東部の愛鷹山麓(あしたか・さんろく)を中心に栽培され、過去三度も「皇室献上茶」の栄誉に輝いた沼津茶を「ぬまっちゃ」と名付け、缶やダンボールに『ラブライブ! サンシャイン!!』のキャラクターをあしらった商品も販売している。
www.ja-nansun.or.jp
numazukanko.jp
www.sake-online.com
ぬまっちゃ 『ラブライブ!サンシャイン!!』 オリジナルデザイン缶 400g×24本


 内浦漁協直営「いけすや」は、内浦漁協と魚を知り尽くした漁師の奥さんたちのチームIKS(いけす)がタッグを組み、熟練の漁師が丹精込めて育てた一級品の「活(いけ)あじ」を目の前の海で水揚げし、最高に美味しい状態で食べられる食堂であり、干物(ひもの)などの特産品も販売している。
www.shizuoka-navichi.net
 この「いけすや」も『ラブライブ! サンシャイン!!』の中で背景として描かれている他、CDに収録された音声のみの番外編ドラマ『レアな沼津をめしあがれ♥』で、主人公たちが人気メニューの「二食感活あじ丼」や「アジフライ定食」を食べる描写があるほどで、製作協力として【内浦漁協直営「いけすや」】がクレジットされている。
 『ラブライブ! サンシャイン!!』の人気から、最近は土日祝日はオープンから満席となるために整理券を配布するも、客をさばききれないほどの活況であり、数量限定メニューの「二食感活あじ丼」を食べることは困難となっている。

「ラブライブ! サンシャイン!!」 ニューシングル 1

「ラブライブ! サンシャイン!!」 ニューシングル 1

  • アーティスト:Aqours
  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: CD
(音声ドラマ『レアな沼津をめしあがれ♥』収録)



 2017年12月20日(水)付の『静岡新聞』朝刊には、『ラブライブ! サンシャイン!!』(2期)最終回の1本前のエピソードである第12話『光の海』が12月26日(火)深夜に放映される旨(むね)を告知する全面カラー広告が掲載された――独立UHF局やテレビ東京系列の局がない静岡県では第1期と同様、TBS系列の静岡放送で放映されていた――。
 この広告の件は本作の公式サイトでも事前に報じられたことから、『静岡新聞』のショッピングサイトでは通販開始から15分で完売、静岡新聞社東京支社では直接来社した者に販売する方式をとるも、こちらも30分で完売となり、早くもマニア向けのぼったくり店でプレミアがついて売られているほどである。
lovelive-sunshine.info
getnavi.jp
3枚セット 静岡新聞 12/20 朝刊 ラブライブサンシャイン!! Aqours 浦の星女学院 全面カラー広告


 私事で恐縮だが、筆者はここ10数年、静岡で一人暮らしをしており、静岡新聞社の関連会社に勤めていたため(後日註:当時のこと)、この朝刊をタダでもらってしまったのだが、実はこの通販にはウラがあり、『静岡新聞』のWEB会員登録が購入の条件となっていたため、買った人には今後アレ買えコレ買えという、うっとうしいメールが散々届くことになるハズだ(笑)。


 そんなアコギな商売を考えた、静岡新聞社の読者プロモーション局にもたまに出入りすることがあるのだが、そこの連中もウチの社の人間も、今回の大当たりを喜びながらも、


「こんなもんのどこが……」


などと、『ラブライブ! サンシャイン!!』とそのファンたちのことを、徹底的に罵倒(ばとう)していたのであった……(汗)


 いくら大ヒットしたアニメでも、そしてそれを享受するオタたちも、やはりいまだに社会的地位はこんなものなのか? と、今回の一件はとんだヌカ喜びとなってしまったものだ。


 それにしても、人口流出率ワースト2位を2年連続で記録してしまった静岡県、それも特に衰退が激しい県の東部地域にある沼津市内浦を全国に注目させ、地元を活性化させることとなったのは、いったい誰のおかげだと思っているのか!?
 本来なら『サンシャイン!!』に足を向けて寝られないハズではないのか? 『ガールズ&パンツァー』(12年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190622/p1)を5年間も応援しつづける、茨城県の大洗(おおあらい)町商工会や大洗観光協会の人々の爪のアカでも煎(せん)じて飲むがいい!


 まぁ、仮にも地方新聞社でありながら、地元に恩恵(おんけい)を与えてくれた偉大な作品に対し、こんな程度の認識しか持てない企業には、そのうち痛いしっぺ返しが来るだろう(爆)。
 そして、静岡に大きく貢献した『サンシャイン!!』を理解しようともしない、あさはかな一部の静岡人をあざ笑うためにも、近いうちに本作をじっくりと語らせてもらうこととしたい(笑)。
TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』ED主題歌「ユメ語るよりユメ歌おう」


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.80(17年12月30日発行))


ラブライブ! サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』

(配給/松竹)
(2019年1月18日脱稿)


 全校生徒が100人足らずで統廃合の危機にあった静岡県沼津市内浦の女子高・浦の星女学院の存続のために、9人の美少女が結成したスクールアイドルグループ・Aqours(アクア)を描いた『ラブライブ! サンシャイン!!』(1期・16年 2期・17年)の後日談映画『ラブライブ! サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow(ザ・スクール・アイドル・ムービー オーバー・ザ・レインボウ)』(19年・松竹)。


 元祖『ラブライブ!』(1期・13年 2期・14年)の後日談映画『ラブライブ! The School Idol Movie(ザ・スクール・アイドル・ムービー)』(15年・松竹・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160709/p1)が比較的お祭り映画に徹していたのと比べ、今回はテレビシリーズ2期で描かれたAqoursが直面した「厳しい現実」のその後を描くことに重点が置かれている。


 つまり、Aqoursの健闘もむなしく、入学希望者を集める目標を達成できなかったがために、元祖『ラブライブ!』とは異なり浦の星女学院の廃校が決定(爆)、統合先の女子高に行かねばならなくなったのだ。
 元祖のスクールアイドルグループ・μ′s(ミューズ)が3年生の卒業で活動を休止したのに対し、本作では3年生の卒業後もAqoursの存続を選んだ現2年生と1年生のメンバーの奮闘と成長が描かれていくのである。


 2年生の渡辺曜(わたなべ・よう)のいとこで統合先の高校に通う、帽子もパンツルックも黒で固めたボーイッシュな渡辺月(わたなべ・つき)が新キャラとして登場。男性キャラが皆無(かいむ)に近い(笑)『ラブライブ!』シリーズについに男が登場か!? と、曜と親しく話す月をメンバーたちが曜の彼氏と思いこむギャグを兼ねたミスリード演出も快調だが、浦の星女学院の統合に一部で反対の声があがる中、月はAqoursの活動をサポートする重要なキャラとしても描かれる。


 そして『ラブライブ! サンシャイン!!』2期中盤の前後編で、Aqoursの姉妹メンバー・3年生の黒澤ダイヤ&1年生の黒澤ルビィと対比させるかたちで描かれた、北海道は函館のスクールアイドル・Saint Snow(セイント・スノー)の鹿角聖良(かづの・せいら)&理亞(りあ)の姉妹も再登場。
 聖良の卒業で今後のアイドル活動に悩む理亞の姿が、同じくダイヤの卒業で悩むルビィと重ね合わせるかたちで語られていく。



 このAqours存続問題については、本来の主人公である2年生・高海千歌(たかみ・ちか)以上に、この気弱でシスコンで依存心が強そうな妹キャラであるルビィを中心に描かれている印象が強い。
 実際公開2日目でルビィの各種グッズがほぼ完売状態だったり、10代や20代の観客たちが――その中でただひとりの中年だった筆者はやはり「変なオジサン」だと思われていたのだろう・爆――、皆一様に


「ルビィちゃん、ルビィちゃん」


と口走っていたことからすれば、やはりAqoursの中では断然人気が高いのだろう。


 臆病(おくびょう)で人見知りで泣き虫で、今回も


「おねえちゃん!」


とダイヤに抱きつく描写が何度もあったほどの、幼くて甘えん坊な赤毛ツインテールで低身長のルビィは、ただでさえAqoursメンバーの中では最もオタから好感度を得られそうなキャラなのだ(多分)。


 そんなルビィが、3年生の卒業旅行先のイタリアでのライブ会場を自ら選ぶと進言したり、ラストで描かれる沼津駅南口の特設ステージで、大勢の群衆を前にひとりで挨拶(あいさつ)するまでに至る姿こそ、3年生=おねえちゃんたちがいなくなる厳しい現実を乗り越えたAqoursの成長ぶりが、最も印象づけられるに相違ないだろう。


 そのステージを観たおねえちゃんたち=黒澤ダイヤ松浦果南(まつうら・かなん)・小原鞠莉(おはら・まり)といった3年生キャラたちが、群衆の中からそっとそれぞれの道へと旅立っていくカットは、今回最大の「泣き演出」だった。


 しかし、北海道地区予選のステージで転倒したがために、姉妹の全国大会出場の夢を断ってしまったことがいまだにトラウマとなっている理亞に、延長戦としてAqoursがSaint Snowとの2組だけのステージを開催する、実にイキな計(はか)らいもそれに匹敵するものなのだ。


 1期第8話『くやしくないの?』、そして今回も、理亞がAqoursに向けて放った


「『ラブライブ!』は、遊びじゃない!」


というセリフを、理亞と同じ立ち位置にあるルビィがここで理亞にそっくりそのまま返してみせる描写、70年代に人気絶頂だった現実世界のアイドルユニット・キャンディーズの『やさしい悪魔』歌唱時を彷彿(ほうふつ)とさせる小悪魔的な衣装で、ヘビメタ調の歌曲を激しいダンスで披露するSaint Snowの絶大なカッコよさが、「ラブライブ!」本選出場を断念せざるを得なかった姉妹の無念さをより強調することとなっており、観客の涙腺(るいせん)を絶妙なまでに刺激する!


 さらに今回秀逸(しゅういつ)なのは、鞠莉を強引に結婚させようとするイタリア人の金髪セレブママを悪役(笑)として登場させ、幼いころから鞠莉をママの束縛から解放してきたダイヤ&果南と鞠莉の結束の固さが再度示されたことで、鞠莉が高校のみならずママの束縛からもついに「卒業」するさまが描かれたことだ。


 イタリアのスペイン広場で繰り広げたステージが群衆から喝采(かっさい)を浴びたことで、ママは鞠莉の「卒業」をやっと容認するに至るが、先述したAqoursやSaint Snowのライブ場面が、こうした「人間ドラマ」の延長線上のクライマックスとして描かれるからこそ盛りあがる、という部分はたしかに大きいのだ。


 だが、そういった作劇術のことは抜きにしても、沼津市内の中心部や内浦地区の数々の観光スポット、そして仲見世商店街を貸切(笑)にして浦の星女学院の女子生徒たちがバックダンサーを務める中で披露されるAqoursのミュージカル仕立てのアバンタイトルが象徴するように、そのあまりにキャッチーなライブパート演出それ単独でも、独立して鑑賞するに足るほどの完成度の高さこそが、『ラブライブ!』最大の魅力なのではあるのだろう。

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仲見世商店街


 「浦の星女学院」も「3年生」も自身が想いつづけるかぎりは常にここにいる! という千歌の結論は、同時期公開の映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(フォーエバー)』(18年・東映https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190128/p1)の結論とも奇しくも共通している。
 仮面ライダーもそうだが、我々が想いつづける限り、Aqoursは今もここにいる。
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Saint Snow 1st シングル「Dazzling White Town」【BD付】

Saint Snow 1st シングル「Dazzling White Town」【BD付】

  • アーティスト:Saint Snow
  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: CD


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.82(19年6月16日発行予定⇒8月1日発行))


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#ラブライブ #ラブライブサンシャイン #Aqours #SaintSnow #劇場版ラブライブサンシャイン



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『22/7』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『音楽少女』『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』 ~アイドルアニメの変化球・テーマ的多様化!

(文・久保達也)

2020年・冬アニメ

(2020年2月20日脱稿)

『22/7(ナナブンノニジュウニ)』

(土曜23時 TOKYO‐MX他)


 現実世界のアイドルグループ・AKB48(エーケービー・フォーティエイト)や乃木坂46(のぎざか・フォーティシックス)などのプロデューサーとして広く知られる作詞家の秋元康(あきもと・やすし)のプロデュースにより、2016年12月24日に誕生したのが、11人のキャラクターと声を担当する声優=リアルメンバーで構成されたデジタルアイドルグループ・22/7(ななぶんのにじゅうに)である。
 彼女らを主人公として、現実世界と同じく2016年12月24日を起点とする物語を描いたアニメ化作品が本作だ。


 もちろん生身でのアイドル活動の方が主軸なのだろう。22/7のPV(プロモーション・ビデオ)の中には乃木坂46がよく着ているような、胸にリボンが付いた薄いパープルのワンピース姿でメンバーが歌唱するものも見られる。
 ちなみにユニット名の22/7とは円周率=3.14……の近似値(きんじち)であり、「無限につづく可能性」「想像の象徴」としての意味を示している。


 芸能プロダクションから届いた黒い招待状によって全国各地から集結した8人の美少女が、ゴリラみたいな風貌(ふうぼう)の大男のマネージャーによって動物園の地下深くにある事務所へと案内される。
 途中の階ではそこで生活するのに必要なさまざまな商業施設や娯楽施設が完備されており、いざたどり着いた事務所は室内すべてがゴールドで彩(いろど)られたゴージャスな雰囲気。
 マネージャーは自分たちはその事務所の「壁」の指令で動いており、今回の美少女たちが選ばれた理由やアイドルユニットを組む真の目的は何も聞かされていないという……


 これでは「昭和」の東映変身ヒーロー作品に登場した、正体不明の首領の指令で暗躍した悪の秘密組織と同じなのだが(笑)、


「相手が誰かなんてどうでもいい。これはチャンスよ」


と金髪ショートボブに水色リボンをした帰国子女風の華(はな)やかな少女がアイドル活動に乗り気を示す一方、


「まるで別世界。私のいる世界じゃない」


とマネージャーに告げ、ただひとりその場を去っていく少女がいた。


 第1話では紺髪ショートヘアで外の世界では周囲からその表情や視線が見えないように、常に前髪を長く垂らしている女子高生・滝川みうのモノローグを中心に描かれる。


 病弱な母の代わりにコンビニでバイトすることで幼い妹を含めた家族の生計を立てていたみうだが、


「前髪あげた方がカワイイのに」


と無神経にもみうの前髪を上げようとしたり、それを


「やめてやれよ」


と嘲笑(ちょうしょう)する同僚たちみたく、日々あたりまえのように仲間とじゃれ合って笑うことがどうしてもできないほどに、みうは極度の人見知りで人と話すのが大の苦手である。


 冒頭で


「世界平和なんか興味ない」


と語るみうにとっては、優しい母と無邪気(むじゃき)な妹との生活だけが「全世界」だった。


 しかし、同僚たちが怖(こわ)がっていてやりにくい、無愛想(ぶあいそう)だと客からクレームが来るなどとして、みうはクリスマスイブを前にバイトをクビになる。


 そう。彼女の「全世界」は破滅の危機を迎えるのだ。


 かつて趣味として曲づくりをしていたみうに


「おねえちゃんのコンサートに行くのが夢」


と語った妹に


「その話は二度としないで!」


と風呂場でヒステリックに云い放ってしまったみうを心配した母に


「ううん、なんでも」


とみうが見せる笑顔は、これ以上「いい子」でいることの限界が端的に示された名カットだろう。


 少しでも生活の足(た)しにとみうが売り払ったキーボードの鍵盤(けんばん)とみうが渡る橋をダブらせた演出がまた秀逸(しゅういつ)。
 夕焼け空の中、母と妹の写真が表示されたスマホの画面にみうの涙が落ちるカットは、その絶望感を最大に表したカットとなり得ている。


 その夜(=2016年のクリスマスイブ)に、一度は立ち去った地下のひみつ基地みたいな芸能事務所に、背に腹は代えられない、一家の生活のためにと再度姿を見せたみうは、人を無慈悲(むじひ)に選別する社会をつくった勝手な大人たちに対する不信とアイドル活動を


「バカみたい!」


と罵倒(ばとう)した上で、


「いちばんやりたくないことをしなきゃ大事な人を守れないのなら、なんだってやってやる!!」


とタンカをきった!


 その途端、事務所の黄金の壁がまばゆい光と轟音(ごうおん)をあげて発動し、8人のアイドルに対する指令を記した金のプレートが放たれた!


 実にドラマチックでカタルシスにあふれる演出だが、徹底的に追いつめられ、それしか選択肢(せんたくし)がなかったゆえの捨て身の行動に出たみうの悲壮感は決して拭(ぬぐ)い去れるものではないだろう。


 本作はプロデューサーの秋元氏による簡単なプロットを元にオリジナルのストーリーを組み立てたものである。だが、みうの声を演じるリアルメンバーは実際、人と関わるのが嫌いだった自身に対する危機感から最も苦手なことで自分を変えようとオーディションに応募したそうである。
 滑らかな早口トークや会話に強引に割って入ることがいかにも苦手そうな気弱さが如実(にょじつ)に感じられるぐぐもって少々低音の彼女の声は、男性の庇護欲を誘うような、もっと云うなら弱者男性でもこの娘なら自尊感情が低そうだから値踏みをしてこないであろうと妄想させる安心感を抱かせるものともいえるのだが(笑)、それはともかく自身と完全にリンクしているであろうみうの演技には弱そうなのに妙な決意や力強さが感じられるのだ。


 だが、みうが「これは決定事項」として「壁」に勝手に選ばれたことに対し、


「わたしの代わりに選ばれなかったコがいるだけ」


と舞い上がって自惚(うぬぼ)れることなく実に冷めて語ってみせている。それはそうなのだろうが、これで家族全員がようやく喰いつなげてようやっと一安心という状況下でも、見ず知らずの選ばれなかった不運な他人のことまで気遣ってしまうような「いい子」にすぎる子だから、この弱肉強食の現実世界で苦労するのだが……


 現実世界で黒い招待状が来るハズもなく、


「ずっと選ばれずに終わる人」


に対するケアもまた、今後の本作で示してほしいように思えてならないものがある。


 みうをクビにしたコンビニの店長が、「仕事」を「雪かき」にたとえて語る、「自分の家の前」を雪かきするのは当然で、「人の家の前」もしなければならない=やりたくないこともやるのが「仕事」だとする主張はたしかに正論である。個人的には座布団(ざぶとん)3枚あげてもいいと思えるほどだ(笑)。


 ただその「やりたくないこと」ばかりでも、それなりに真面目に(?)数十年もやってきて、その間に選別されない苦悩も散々味わってきた筆者からすれば(大汗)、みうのように店頭やバックヤードでの雑談や愛想笑いでさえも拒絶したくなる人々にも理解を示さざるを得ないというのが正直なところだ。


 アイドルアニメに大胆にも(ひとり)ボッチアニメの文脈を採用した本作の今後におおいに期待したい。
僕は存在していなかった

僕は存在していなかった

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  • 発売日: 2017/09/20
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シャンプーの匂いがした(通常盤)

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  • アーティスト:22/7
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理解者 (Special Edition)

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  • 発売日: 2019/10/01
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アニメ 22/7 Vol.1(完全生産限定版) [Blu-ray]


『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

(木曜25時28分 TBS他)


 桜の木の下で「ライブやるから来てください!」と通行人にビラを配る少女たちの姿に、何十匹目のドジョウか? と思いきや……


 たしかにこれはアイドルアニメの変化球だ。主人公はアイドルの一員ではない。それぞれの推(お)しのアイドルメンバーに熱をあげるアイドルオタの主観で物語が進行するのだ。


 ただ主人公とともに7人組の地下アイドルグループを追いかける、30代らしきデブメガネこそは典型的なオタの趣(おもむき)だが、主人公は金髪ポニーテールのモデル体型なのに、常にサーモンピンクのジャージ(笑)を着てガニマタで歩き、パン工場でバイトしてる20歳のフリーター女子・えりなのだ。


 導入部でライブのビラをもらう際のえりはどこぞの大企業のOLかと思えるほどにカッチリとしたファッションだったが、そのライブで歌う茶髪セミロングの内気で人見知りな少女・市井舞奈(いちい・まいな)に手を振られ、


「あの日、君に殺されかかった」(笑)


ことから、以来えりは収入のすべてを舞奈につぎこむ日々を送っている。


 えりが常にジャージ姿なのは――ちなみにサーモンピンクは舞奈のメンバーカラーだ――、それこそ特撮ヒーロー作品の円盤やフィギュアを買いたいがために、毎日弁当を持参したり会社の飲み会を拒否したりで節約の日々を送る特撮オタのOLが主人公のマンガ『トクサツガガガ』(実写ドラマが2019年にNHKで放映・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190530/p1)を彷彿(ほうふつ)とさせる。
 しかし、その主人公が職場の同僚に特撮好きを知られるのを恐れる隠れオタなのとは180度異なり、えりは舞奈好きを全開にさせているのだ。


 それがとにかくアツ苦しい。夕陽に向かって舞奈のことを


「愛してる~~~!!」


と絶叫したり(笑)、どちらの推しがカワイイかをめぐってデブメガネとムキになってケンカしたり、ライブで興奮しすぎて失神ではなく鼻血を出してブッ倒れたり(爆)という調子である。


 そのえりのアツ苦しさが内気で人見知りな舞奈から敬遠され、いわゆる「塩対応(しお・たいおう)」をされているどころか、えりのいささか度のすぎた熱狂ぶりはアイドルオタたちから舞奈をも敬遠させてしまい、メンバーの人気投票で舞奈が最下位となる悪影響を及ぼしているほどなのだ(笑)。


 だが、えりはいざ舞奈を前にするとそのアツ苦しさとは真逆のなんともいじらしい姿を見せる。右手が鼻血で染まったために舞奈との握手を遠慮するのはまぁ当然だろうが(爆)、推しといっしょにチェキが撮れる撮影会のために真夏の炎天下に早朝から並んでいたものの、汗まみれで身体がクサくなったことを気にしたえりは、せっかくのツーショット撮影で舞奈に自分とは離れて撮ってくれるよう頼みこむのだ。


 自身の大切な存在を不快にさせたくないというえりの感情は、たとえアイドルオタではなくとも多くの視聴者を共感させたことだろう。


「好かれてなくても嫌われてなければいい」


とのえりのセリフが実に象徴的だが、握手会にしろ撮影会にしろ常に真っ先に権利をゲットしているハズのえりが、実際の舞奈に対してはその独占欲をいっさい見せないどころか


「舞奈はみんなのものになってほしい」(笑)


とさえ語るほどに多面的に描かれることで、視聴者の感情移入を誘う効果をより高めているのかと思える。


 えりが決してただのアツ苦しい女オタではないことが舞奈にも充分伝わっている証(あかし)として、えりの腕だけが写ったツーショット(笑)のチェキに、楽屋で舞奈が


「明日こそ素直に想いを伝えたい」


と語るのには感動すらおぼえたほどで、あまりに痛いアイドルオタたちの生態描写の数々には、実は高いドラマ性とキャラクターの魂(たましい)が秘められていたのだ。


 もっともエンディングテーマとして2000年代前半に人気のあったモーニング娘。を擁する「ハロー! プロジェクト」の一員でもあった大人気アイドル・松浦亜弥(まつうら・あや)――今の若い層では知らない人の方が多いのでは?(大汗)――の『桃色片想い』(02年)が使われているのは、本作がアイドルアニメの変化球だけではなく、女性同士の恋愛を描く「百合(ゆり)」モノ(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191208/p1)の変化球でもあることを露呈(ろてい)させているような気がするが(笑)。
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「推しが武道館いってくれたら死ぬ」DVD1
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」DVD6

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  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: DVD


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.84(20年3月8日発行予定→4月5日発行)


2018年・夏アニメ

(2018年9月6日脱稿)

『音楽少女』

(土曜25時 TOKYO‐MX他)


 『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』(11年~・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150615/p1)、『ラブライブ!』(13年~・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160330/p1)、はたまた『Wake Up,Girls!(ウェイク アップ ガールズ!)』(14年~)など、すっかり手垢(あか)がついた感のあるアイドルアニメに、いまごろになって手を出すとは、キングレコードもすっかりヤキがまわったのか?


 80年代に中高生だったオッサンである筆者の世代にとっては、あのウルトラマンシリーズの劇中音楽をはじめて商品化し、特撮やアニメの音楽集の先駆け的存在となった『ウルトラオリジナルBGMシリーズ』(79年)や、『SF特撮映画音楽全集』(83年)をはじめとする東宝特撮映画音楽の音盤化で、特に故・伊福部昭(いふくべ・あきら)の作品を積極的に世間に啓蒙(けいもう)したり、テレビ時代劇『必殺』シリーズ(72年~・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19960321/p1)の劇中音楽までをも商品化するなど、キングレコードはマニア御用達(ごようたし)のメーカーという印象がいまだ強いものがある。
 もちろん我々の世代にとっては、なんと云っても元祖『機動戦士ガンダム』(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19990801/p1)の主題歌や劇中音楽を発売したメーカーであることが最も印象強いところだろう。最初の音楽集のLPレコードが、モロに「テレビまんが」という趣(おもむき)の、絵本のようなジャケットだったことには、中学生としてはレジでおもいっきりハズい想いをさせられたものだが(笑)、のちに発売された『アムロよ……』と題したドラマ傑作集の2枚組LPに、最初のLPには未収録だったものの、劇中で使用された頻度(ひんど)は高かった曲が、ボーナストラック的にいくつか収録されたのは実にうれしかったものだった。
 90年前後から00年前後はキングレコード大月俊倫(おおつき・としみち)プロデューサーが中核となって角川書店のオタク系アニメと組んであまたの作品を輩出し、業界のトップランナーであったことはご承知の通り――その最大のヒット作が巨大ロボットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(95年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20110827/p1)――


 そんなキングレコードも、先述した『ラブライブ!』や『ガールズ&パンツァー』(12年~・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190622/p1)など、近年の人気作品の権利を有するバンダイ系のランティスをはじめ、新興メーカーに押され気味ではあるのだが、さすがに何の勝算もなしに無難な路線に追随(ついずい)したのではあるまい。


 先述した『ガールズ&パンツァー』のお上品キャラ・ダージリンから『宇宙戦隊キュウレンジャー』(17年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20180310/p1)のチンピラ幹部怪人マーダッコに至るまで、七色の声を駆使する人気アイドル声優喜多村英梨(きたむら・えり)は、近年は『夜ノヤッターマン』(15年)のドロンジョや『タイムボカン24』(16年)のビマージョ、『はじめてのギャル』(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200202/p1)のヤンキー女子高生・本城蘭子(ほんじょう・らんこ)など、妙にチンピラキャラが多いが(爆)、ポニーキャニオンランティススターチャイルドキングレコード)→トムス・ミュージックと、レコード会社の移籍を繰り返している。
 しかし、喜多村の全シングルの中では、スターチャイルド時代に発売した『Happy Girl(ハッピー ガール)』(12年)がオリコン第5位と最高位であり、スターチャイルド以外のレーベル在籍時には、ベストテンにランクインしたことは実は一度もなかったのだ。


 かのアイドルグループ・AKB48(エーケービー・フォーティエイト)もその活動の初期数年のCD売上不振を理由にかのソニーミュージック系の子会社レーベルに契約を解除されたものの、キングレコードに移籍した途端、イベントの抽選券をオマケにした詐欺(さぎ)的商法(笑)でバケモノ的に売上が爆発したのは周知のとおりである。
 近年では05年にデビューし、鳴かず飛ばずだった演歌歌手・丘みどりが、やはり16年にキングレコードに移籍するや、翌年末にはNHKの『紅白歌合戦』に出場するまでに至ったのだ!
 こうした事例を見ると、やはりキングレコードの企画力・営業力の強さはいまだ健在であり、この『音楽少女』がバケる可能性もあるのかも!?


 本作の第1話では、音楽家の両親のツアーに同行するかたちで日本に帰国することになった、元気ハツラツ・オロナミンC(笑)的な天真爛漫(てんしんらんまん)な美少女ぶりとは相反する名前の主人公・山田木はなこ(爆)が、成田空港のロビーにて、数十人のアイドルオタくらいしか客が集まらないほどのC級アイドルグループ・音楽少女のライブに偶然遭遇し、実に軽薄な感じのマネージャーに目をつけられ、公開オーディションに出場するハメになるという運命の、いや、ご都合主義的な出会いが描かれる(笑)。


 音楽少女は11人ものメンバーで構成されている。彼女たちのキャラを毎回ひとりづつ掘り下げていたら、それだけで最終回になってしまう(爆)。
 なので、マネージャーがはなこを音楽少女に加入させることに強く反発したパープル髪のショートヘアのキツ目の少女が、はなこから


「声がステキ」


と云われた途端に


「ありがとう……」


と赤面したり、はなこに最も興味津々(しんしん)なピンク髪のメガネっ娘(こ)の好奇心旺盛ぶりなど、各メンバーがどんな娘なのか、はなこに対する反応ややりとりの違いによって、視聴者が第1話の時点で半数くらいは把握できるようにされているのは好感が持てるところだ。


 個人的にはライブの成功を願って会場に塩を盛ったり、まじないとしてメンバーのおでこに梅干しをはりつけたりする、低身長の茶髪ポニーテールのスピリチュアルな少女が、はなこにごほうびとして2回も


「飴(あめ)ちゃんをあげましょう」


とやらかすのには注目してしまう。


 同時期に放映が開始された『ウルトラマンR/B(ルーブ)』(18年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20180826/p1)の主人公兄弟の妹である女子高生・湊アサヒ(みなと・あさひ)も、序盤では


「ハイ、飴ちゃん」


と、兄弟ゲンカで熱くなった湊イサミに飴を与える描写があったが、これはアサヒがじゃんけんすらもイヤがるほど、争いが嫌いな平和主義者であることを象徴していたのだ。
 アサヒのキャラ最大のアイデンティティとして、「飴ちゃんをあげましょう」は定番描写にしてほしいものである(笑)。


 初対面のアイドル少女たちにダンスや歌唱指導をするほどのサラブレッドぶりを披露したはなこが、実は歌が「どヘタ」(笑)なことを露呈させる第1話のラストは、はなこと音楽少女の今後に期待を持たせるヒキとしては、あまりにも絶妙であった。
シャイニング・ピーシーズ

シャイニング・ピーシーズ

シャイニング・ピーシーズ

  • アーティスト:音楽少女
  • 発売日: 2018/09/26
  • メディア: CD


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.81(18年12月29日発行))


2019年・夏アニメ

(2019年10月13日脱稿)

『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』

(日曜22時 TOKYO‐MX他)


 いったい何匹目のドジョウとなるのだろうか? またまたアイドルアニメの登場である。
 もっとも原作となる小説はKADOKAWA(カドカワ)の『月刊コンプティーク』2015年8月号から連載が開始され、翌2016年には声優が歌唱するキャラクターソングCDが発売、2017年にはそのライブやスマホゲームの配信もされていたほどに、すでにプロジェクト自体はかなり以前から動いてはいたようだ。


 女子高生のスクールアイドルたちの全国大会を描いた『ラブライブ!』シリーズ(13年~)をまんまパクったかたちで、主人公たちが廃校ではなく部活の廃止を阻止するために、中学生アイドルの全国大会・プリズムステージの優勝をめざしている。
 主人公の少女はアイドル集団の中でもビジュアル的にやや浮き上がって見えるオレンジ髪のショートボブヘアで、これがそもそも『ラブライブ!』(第1期・13年 第2期・14年)の主人公・高坂穂乃果(こうさか・ほのか)や、『ラブライブ! サンシャイン!!』(第1期・16年 第2期・17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200628/p1)の主人公・高海千歌(たかみ・ちか)の髪型&髪色の色彩設計とも共通する鉄板(てっぱん)パターンのパクリである(笑)。
 そんな主人公・式宮舞菜(しきみや・まな)が一度アイドルの夢を断念しているのは、『Wake Up,Girls!(ウェイクアップ・ガールズ!)』シリーズ(14年~)の主人公・島田真由(しまだ・まゆ)の出自を彷彿(ほうふつ)とさせるものだ。


 こんな調子ではよほどの差別化をはからないことには見向きもされないかと思えるのだが、その点では本作はかろうじてギリギリセーフではないのかと。


 まず導入部で描かれた、駅の改札から舞菜の転校先の中学校に至るまでの実在する高尾山周辺の背景美術の美しさに目を奪われる。
 その背景とは相反するかのような、巨大モニターに映しだされる3人組のアイドルのステージからそそくさと逃げてしまうことで、舞菜に秘められた過去があるのを端的に示した演出には「おっ!」と思わせてくれるものがあった。


 金髪ショートヘアでメガネ少女の生徒会副会長に各部活を案内された末に、薄暗い廊下の先にある怪しい部室にたどり着いた舞菜は、濃い紫のロングヘアにピンクの和服姿の部長におっとりとした関西弁で大歓迎される。
 その茶室のような茶道(さどう)部としか思えない部室には実際、障子(しょうじ)に毛筆で「○」(まる)の中に「茶」と書いてある(爆)。しかし、この部室こそが、謡(うた)って踊ることを楽しむ


「謡舞踊部(ようぶようぶ・爆)」、


つまりアイドル部であるという想定外の描写には舌を巻いた(笑)。


 謡舞踊部の部員が部長とあとひとりのみで廃部寸前であることを知った舞菜は、情にほだされてつい入部を承諾(しょうだく)しそうになる。


 しかし、


「そんな理由で入部してほしくない」


と、1年生の新入部員で薄い紫のポニーテールの少女・月坂紗由(つきさか・さゆ)が現れ、実際の活動を見てほしいとして音楽にあわせてダンスを披露する。


 そこについ加わった舞菜が紗由と呼吸がピッタリと合ったことで、部長と紗由は舞菜がタダ者ではないと察知し、昨年のプリズムステージで優勝した3人組アイドルグループのリーダーの名字が舞菜と同じ式宮であることを指摘した。すると舞菜はそそくさと帰ってしまう。


 追いついた紗由が


「いっしょにアイドルめざそう!」


と誘うも、


「もう人前で歌ったり踊ったりしないと決めてるの……」


と、舞菜は寂し気に素っ気(そっけ)なくスクールバスに乗りこんでしまう。


 そよ風で桜の花びらが舞い散る中、舞菜に強いインスピレーションを感じた紗由はあきらめきれず、スクールバスを、舞菜を追いかける!


 紗由、そして車窓から紗由を見つめる舞菜が胸の高まりをおさえられず、両者に心臓の鼓動が鳴り響く演出が「運命の出会い」を絶妙に印象づけている!


 「夢なんか忘れたはずなのに」とつぶやいた舞菜が翌日部室に姿を見せ、紗由と手を合わせるに至るまで、第1話がこんなキャッチーな演出でつなげられたら、散々使い古されたネタでもつい見入ってしまうというものだろう。
 個人的には今後も暖かく見守りたいと思えたものだ。
TVアニメ「Re:ステージ! ドリームデイズ♪」第1巻[Blu-ray]


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.83(19年11月3日発行))


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#ナナニジ #ナナブンノニジュウニ #推し武道 #音楽少女 #Reステージ #リステ #リステージ



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男はつらいよ50 お帰り 寅さん ~中年になっても成熟せずに目だけで恋してる放浪人・寅さんは、会社や学校に帰属意識を持たないオタの元祖だ!?

追悼、大林宣彦論 ~尾道。映像派から抒情派へ。風景も作品を規定する。ツーリズム。大林作品で旅に誘われた我が半生
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 2020年4月からBSテレ東開局20周年特別企画『土曜は寅さん! 4Kでらっくす』にて、名作邦画『男はつらいよ』全49作の4Kデジタル修復版が放映中記念! とカコつけて……。
 四半世紀後の後日談にしてシリーズ第50作にして最終作『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』(19年)評をアップ!


男はつらいよ50 お帰り 寅さん』 ~中年になっても成熟せずに目だけで恋してる放浪人・寅さんは、会社や学校に帰属意識を持たないオタの元祖だ!?

男はつらいよ お帰り 寅さん』 ~子連れ狼考(正月編)

(文・しかせん)
(2020年1月28日脱稿)


 昨2019年末は「ツブコン」こと『TSUBURAYA CONVENTION』(東京ドームシティ各種施設にて2019年12月14日(土)、15日(日)に実施)やら、『ウルトラヒーローズEXPO2020 ニューイヤーフェスティバル』(東京ドームシティ プリズムホールで2019年12月28日(土)~2020年1月5日(日)に開催)。そして、『コミックマーケット97』(東京国際展示場東京ビッグサイト-2019年12月28日(土)~31日(火))とイベント続きで、師走の忙しさがようやく落ち着き2020年を迎えた1月3日に、正月映画の真骨頂ともいえる『男はつらいよ』を観に行ってきました。


 事前の情報によるとパンフレット(1200円也)が公開早々に品薄となり都心の映画館では購入できないという声もあり、さぞかし賑わっているんだろうなと想像したけれど、びっくりしたことに郊外のシネコンでは驚きの貸し切り状態で鑑賞、またパンフレットも無事購入することができ、狐につままれたような気分。
 もうね、『寅さん』の時代じゃないのはわかってるんだけれど、やっぱり根強い人気があるから都心では早いうちに好きな人が観に来てパンフも買っちゃうんだろうな。


 そんなことを想いながらパラパラと捲ると、第7作『男はつらいよ 奮闘編』でマドンナを務めた「榊原るみ」さんの名前を発見。
 同行の小学五年生が頓狂な声をあげて、「坂田アキ」さんだぁと、記載されていた劇場公開日である1971年4月28日と『帰ってきたウルトラマン』(1971年)の放送時期とが重複している事実にも驚きつつ、有名な女優さんであったことを再認識した様子。


 歴代マドンナに彩られた映像も、我々世代ではすでに「おばちゃん」だったかっての美熟女も、寅さん4Kデジタル修復プロジェクトによって正真正銘の美女たちに蘇り、この歳になったからこそわかる彼女たちの魅力にも再注目させられ、あっという間の2時間でした。


 『お帰り 寅さん』は、往年の『寅さん』シリーズ終盤(90年代前半)の青年レギュラーだった諏訪満男(すわ みつお。演 吉岡秀隆)を中心に進んでゆくストーリーですが、寅さんがどの場面に出てくるのか楽しみにしていました。


 しかし、満男が「黒板純」――名作TVドラマ『北の国から(1981年)』での役名。実質、主人公――に見えてきて、キャラクターがどうしてもダブってしまう。これはいかんと思いつつも、2019年10月12日(土)夜9時からNHKBSプレミアム)で放送された2時間ドラマ『八つ墓村』を視聴したときもそうで、どうしても「純」に見えてきてしまう。


 そんな脚本やドラマの根本を歪曲してしまいかねない我が妄動を補うのが取り巻く女優陣で、今回の『寅さん』では同じくシリーズ終盤のレギュラーで満男のマドンナだったアノ後藤久美子ちゃんが奇跡のリバイバルで我々をアッ! と驚かせてくれ、もうこれはちょうどよいくらいの熟女となって我々の目の前に現れてくれたわけなのであります。
 久美子ちゃんのこんな素敵な成長ぶりを見たら、私事で恐縮ですが高校時代にビートたけしの少年時代を描いた往年のNHK平日夜の帯ドラマ『たけしくん、ハイ!(1986年)』の話をしながら「俺の妹にしたいくらい」と言っていた假面特攻隊・初代隊長も嬉々としていたに違いなく、『寅さん』を観たいかどうかはわからないけれど、新年会やら酒の席で後藤久美子ちゃんの話で盛り上がったんだろうなぁと思ってみたり。


 とにかく『お帰り 寅さん』は後藤久美子ちゃん演じるマドンナ「及川泉」周辺のストーリー展開くらいから、『寅さん』ワールド全開でぐんぐん嵌ってしまって、これは涙なしでは観れなくなってきました。


 マズい。同行の小学五年生はそんな涙脆くなっている父親を見ては、


「また泣いてるよぉ」


って思っているに違いなく、新旧『ウルトラマン』シリーズの最終回にせよ泣かせどころでは必ず期待を裏切らずに泣いてしまうので、恒例となった〝泣きの小金治〟(桂小金治 かつら・こきんじ)司会の『それは秘密です!!』(1975~87年 視聴者が探していた肉親や恩師と涙の再会を果たす番組)と化した中年オヤジは照れ隠しをするように、帰路の空いた電車の中で親子肩寄せ合って


「こういった感情も大切なのだよ」


と真剣に話をしたり。


 またそれから寅さんのように、若かったころの旅の日々を思い出し、あの旅の空で出会った美女たちは今頃どうしているんだろうかと自身の思い出を映画に投影させつつ、同世代の男が主人公の映画だったからこそ、正月からいろいろと考えさせられてしまいました。


 しかし、満男クンと泉ちゃんのストーリーもこれでおしまい。それぞれ家族のもとに帰ってゆきます。
 マドンナたちも皆、その後に幸せをつかんで今頃は幸せでいることでしょう。「もちろんリリーさん(演 浅丘ルリ子。リリーは第11作・15作・25作・48作のマドンナ)も神保町のジャズ喫茶で店員のトミー(演 松野太紀)を雇ってのんびり余生を楽しんでいたり」だから、『寅さん』という物語も彼らの未来への物語とともに完全に終わってしまったんだろうなぁ。50話にも及ぶ旅の途中で。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2020年冬号』(20年2月9日発行)所収『男はつらいよ50』評より抜粋)


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BALLAD 名もなき恋のうた』(09年) ~子役の行動・絡ませ方に見る原典との差異

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ALWAYS 続・三丁目の夕日』(07年) ~『雨は知っていた』(71年)・『進め!ジャガーズ敵前上陸』(68年)・『ワンパク番外地』(71年)

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トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!』(08年)

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ゲゲゲの鬼太郎』 ~2007年アニメ版&実写映画版

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日本沈没』2006年版 ~果てし無き、日本沈没の果てに…

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『小さき勇者たち~ガメラ~』(06年)

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『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』(05年)

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仮面ライダー THE FIRST』(05年) ~原作・TV版初作の再生か?

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ゴジラ FINAL WARS』(04年) ~特撮アクション&本編アクション見せまくり究極作登場! JAC的なるものの勝利!

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ウルトラマンジーとしててもドーにもならない)ジー子連れ狼考(ぢっと我慢するのじゃぞ!)」

変身アイテム「DXジードライザー」(2017年7月8日(土)発売)

食玩「SHODOウルトラマンVS2」ゴルゴダセット」(2017年6月13日(火)発売)

(2017年10月14日脱稿)


 2017年7月8日(土曜日)。初夏という季節を通り越したような朝から暑い日に、『ウルトラマンジード』(17年)第1話「秘密基地へようこそ」(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20170819/p1)を見たあと、急かされるように車を近所の大型玩具店トイザらスまで走らせました。


 この日から変身アイテム「DX(デラックス)ジードライザー」が発売されるのですが、見事に「You Go! I Go! お店へGo!!」の策略に嵌ってしまったのでした。しかもトイザらスでは限定の「ウルトラマンジード DXジードライザー フュージョンライズセット」なる全部揃ったアイテムを発売するということで、我が家の小学3年の「ちびジード」も


「早くトイザらスへ行こう!」


と大興奮。


 金のウルトラマンカプセル「シャイニングウルトラマンゼロカプセル」も当然確保すべき。我が家の「ウルトラの母」も買い物ついでに事前に全て予約を済ませていてくれていたので確実に入手できる筈なのですが、「ちびジード」はいても立ってもいられない。
 未だにマニア活動を辞められない私も早く遊んでみたいという欲望はありつつも、大人の体(てい)をも崩してはならずとなだめすかしつつ、トイザらスの開店と同時に会計を済ませ、直ぐに帰路へ。




 世間様では夏の行楽に車を走らせている時間に、トイザらスまでの往復道中(なぜか)、ずっと『ウルトラマンレオ』(74年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090405/p1)の歌を歌い続けて帰宅。近いうちにレオに変身していた真夏竜さんのお店へ「真夏さんの親子丼」食べに行かねば、そのためには学校休ませちゃおうとか車の中で画策したり。
 駄目親というよりも趣味のためならジードの悪父・ウルトラマンベリアル並みの悪行三昧。もちろん「ウルトラの母」は許してくれませんが。


 帰宅後は1週間前に放映された『ウルトラマンジード直前スペシャル』、今朝の第1話「秘密基地へようこそ」を昼食も忘れて見直し、「DXジードライザー」をためつすがめつ親子で交互に愛でながらも、装填ナックルを「スキャン」させる際のスライドが子供には難しいことや「DXウルトラカプセルホルダー&ベルト」のベルトの組み立てに難儀したりと、遊び方を試行錯誤しているうちに時間が過ぎてしまいました。


ウルトラマンジード DXウルトラカプセルホルダー&ベルト

ウルトラマンジード DXウルトラカプセルホルダー&ベルト

  • 発売日: 2017/07/08
  • メディア: おもちゃ&ホビー



 当日、神奈川県相模原市のショッピングモール・アリオ橋本で開催されていた『ウルトラマンジードショー』は諦めざるをえなくなってしまったものの、「ジードライザー」を発売当日に購入して気を良くした愚かな親子は、


「また来てくれるだろう、今度は朝倉リクと一緒に!」


と去年11月23日(水・祝)の『ウルトラマンオーブ』(16年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170415/p1)ことクレナイガイご本人登場とマグマ星人との掛け合いのアリオ橋本での「ウルトラマンオーブ スペシャルステージ」の記憶も生々しく、「またの機会」と楽観的に考えていたのに10月上旬現在、「未だに当地に降臨」される様子はないので後悔することになるのだけれど……。


 まだこのときは夏休み恒例「ウルトラマンフェスティバル2017」もあるし、まぁいいかくらいにしか考えておらず、詰めの甘さもありつつも、『ウルトラマンジード』第1話が放映された週末はずっと「ジードライザー」の虜になっていじりまわっておりました。


 しかし去年のウルトラマンオーブの変身アイテム「DXオーブリング」に比べ、音声が控え目になった点に注目。ただし子供には迫力は足りず、音声を調節できる機能があれば満点だったかなと。


ウルトラマンオーブ DXオーブリング

ウルトラマンオーブ DXオーブリング

  • 発売日: 2016/07/09
  • メディア: おもちゃ&ホビー



 余談ですが、かって2011年にコトブキヤから発売された「カラー麺タイマー」も迫力がありました。ウルトラマンの胸中央のカラータイマーを着ぐるみ実物大サイズで忠実に再現しつつも、カップ麺にお湯を注いで「3分間ぢっと我慢するのじゃぞ!」の告知にも使えるという玩具でした(笑)。




 ウルトラヒーローの玩具には、やはり「ウルトラマン」と「怪獣」のリアルな音声は必要不可欠な要素なのです。かってマクドナルドの子供向け「ハッピーセット」のおまけで付いていたバルタン星人の「声」付き玩具は価格の割には秀逸で、「フォッフォッフォッ」は聞いてて痺れまくりでした。


 話は逸れますが、玩具としての販売方法から一線を画する「食」との絡みでは、一時期モスバーガーでも「ウルトラマン」のおまけを付加してました。
 円谷プロやその関係筋は、外食産業のノベルティとしての宣伝活動も続けていくのかな? とも思っておりましたが、そういった方面でのタイアップは最近、食玩に絞った様子で食料品のスーパーで見かける商品が多くなりました。


 親の立場としては子供を「おもちゃ屋」には連れていきたくはないけれど、食品の買い出しに訪れるスーパーマーケットや、ファミレス・ファーストフードは仕方なしに子連れ同伴だから、そこに魅力あるアイテムを置かれたら、ついつい買ってしまい。しかも買っちゃう親がここにいて。


 今年2017年6月に発売された食玩「SHODO(掌動)ウルトラマンVS2(ヴァーサス・ツー)」で、『ウルトラマンエース』(72年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070430/p1)13話「死刑! ウルトラ5兄弟」(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060803/p1)でのマイナス宇宙にあるゴルゴダ星の十字架に掛けられたウルトラ兄弟を再現したゴルゴダ・セットに至っては、もうどこのスーパーに行っても全部揃ってなくて、我が家の「ちびジード」も諦めきれずに、いよいよ東京駅地下の「ウルトラマンショップ」まで行ってセット売りしていた時には、涙を流して嬉々として箱を抱えて帰宅したもんです。


 でもこれって、電車賃かけたらすごいことになってる……と帰宅後は当然、マザー破壊光線で粉砕されてしまいましたが……。




 さて、あと数時間で『ウルトラマンジード』第15話「戦いの子」が始まってしまう時間となりましたが、強敵怪獣・時空破壊神ゼガンとの戦いの総評は、皆様にお任せすることにします(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200523/p1)。


 本日10月14日は、我らがジードこと朝倉リク君が住んでいる秘密基地のロケ地、リアル「星雲荘」の公開日なので、寝不足を押して見にゆくつもりです。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2017年中秋号』(17年10月15日発行)~『仮面特攻隊2018年号』(17年12月30日発行)所収『ウルトラマンジード』子連れ観覧記より抜粋)


ウルトラマンジード 子連れ狼考(晩秋編)」

アリオ橋本冬期イルミネーション点灯式 ウルトラマンジード スペシャルステージ」(2017年11月23日(木・祝)開催決定!

強化変身アイテム「DXキングソード」(2017年10月28日(土)発売)

「ウルトラ6兄弟カプセル」(2017年10月28日(土)発売)

ウルトラマンジード』中盤に対する我が家の「ちびジード」の反応!

ウルトラマンゼロVR 大都会の戦慄 エレキング対ゼロ』

(2017年11月17日脱稿)


 毎回欠かさず見続けてきた『ウルトラマンジード』も、終盤に入って主題歌の歌詞も2番に変わって


《♪ここからは NEXTステージ》


ということで、終盤に向けて新たな章に入ってゆきました。


 我が家もそれを一緒に楽しむために色々と画策してきました。そして、ようやくそのような展開になってきました。


 11月23日(木・祝)に、ウルトラマンジードと朝倉リクがショッピングモール「アリオ橋本冬期イルミネーション点灯式 ウルトラマンジード スペシャルステージ」に登場です。なんと3.6mもの巨大立像(!)まで展示されるというのだから、これはもう行くしかありません。


 7月8日(『ウルトラマンジード』1話「秘密基地へようこそ」放映日)の「DXジードライザー」発売日に、アリオ橋本で開催された「ウルトラマンジードショー」は、当日に買ったばかりの「ジードライザー」に熱中してしまい観覧を断念していたし、アリオ橋本ジードに変身する朝倉リク君にナマで会えるのもこれが今年最後のチャンスです。


 昨年2016年11月23日(水・祝)の「アリオ橋本冬期イルミネーション点灯式 ウルトラマンオーブ スペシャルステージ」でのウルトラマンオーブ立像のご開帳では、趣味者・チビッ子に混ざって中年近い女性までもが「DXオーブリング」を手に応援に駆けつけていました。
 最近、ウルトライベントに行くと同年代近し(40代)とおぼしき美しいお姉さま方にも遭遇するので、違った意味で胸がときめくのですが(笑)、やはりウルトラマン登場は何ものにも代え難い魅力があります。これは言い切ります。


 話は逸れましたが、そんなわけで今年は買ったばかりのクリスマス商戦向けジード最強形態への変身アイテム「DXキングソード」で応援するか、最初の変身アイテム「DXジードライザー」にするか!? 悩ましい選択を強いられています。


 さて、その「DXキングソード」も、発売当日の10月28日(=17話「キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!」放映日)に「ウルトラ6兄弟カプセル」とともに手中に収めているので、もうどんなイベントに参加しても無敵です。


ウルトラマンジード DXキングソード

ウルトラマンジード DXキングソード

  • 発売日: 2017/10/28
  • メディア: おもちゃ&ホビー



 ちなみに、この話を見たあとにうちの「ちびジード」からは


「〔ウルトラ6兄弟カプセル〕のリトルスターは誰が持っていたの?」


と聞かれ、ギンガカプセルとオーブカプセルがニュージェネレーションα(アルファ)カプセルに、ビクトリーカプセルとエックスカプセルがニュージェネレーションβ(ベータ)カプセルに融合したみたいに、ウルトラ6兄弟各々のカプセルが融合して〔ウルトラ6兄弟カプセル〕が誕生したのだろうけど、尺の都合でカットされたのだろうと思いつつも、ウルトラ兄弟の長男・ゾフィーカプセルだけは未登場(後の回で初登場)のため、矛盾が発生しているので、子供相手に夢を壊すようなことを言うのも憚られ、今日にいたるまで


「あのカプセルのリトルスター保持者については『ウルトラマンジード』が完結するまで研究中!」


と言って逃げています(笑)。


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1_ウルトラカプセル



 17話「キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!」以降、『ウルトラマンジード』も終盤に向けての新展開となりました。
 11月4日放映の18話「夢を継ぐ者」のアダルティックな脚本の副作用からか、我が家では毎回5回は同じ話を見返す「ちびジード」が、この話は2回だけの視聴にとどまりました。


 そのうえ完全に物足りなかったらしく、『ウルトラマンメビウス』(06年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20070506/p1)34話「故郷(ふるさと)のない男」(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20061224/p1)を借りに、


「ツタヤに連れて行ってくれ!」


と言いだしたので、少しく可哀そうになったのですが、同話で黒潮島(くろしおじま)で旅の僧侶(=雲水(うんすい))になった、おおとりゲン(=ウルトラマンレオ)客演の話のレンタルは今度にすることにしました。
(実は、我が家の「ウルトラの母」が持っているレンタルビデオ・ツタヤの会員証が切れていたので……)


 代わりに日々の小田急線での通勤帰りの車中で見かけて気になっていた、「小田急百貨店新宿店開店55周年特別企画」〈小田急ショートショートシアター〉特設の全天球型映画館「VR THEATER」で上映されているVR映画『ウルトラマンゼロVR 大都会の戦慄 エレキング対ゼロ』(監督・田口清隆)でも見るかということになりました。


 翌日の日曜日に、いそいそと小田急百貨店の催物場階まで昇ってチケットカウンターまで行くと、


「150分待ちなんです」(!)


と同年代近し(40代)とおぼしき美しいお姉さま方が言うではありませんか!


 「ちびジード」はもう泣きそうなところを、お姉さまは


ウルトラマンと握手して帰るぅ~」


と握手券をカウンターの下のほうから差し出してくれたので、私も


「本当のウルトラマンが来るのだったら待ってよーか」


と待つことに。


 通常、13歳未満は視聴不可の「VR THEATER」も、百貨店特設ということもあってか「単眼のVRヘッドセット」が用意されており、小学生でも映像を楽しめる周到ぶり。
 ウルトラセブンとその息子・ウルトラマンゼロとの握手や記念撮影を楽しむうちに上映時間が到来。


「あっという間に終わってしまった」


という「ちびジード」の感想を聞いていたら一緒に見ておけばよかったと後悔頻り。


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2_ウルトラマンゼロVR



 昨日の『ジード』の欲求不満を解消するくらい面白かったようで、


「『ウルトラファイトVR(親子タッグ!激闘の荒野に花束を)』も見たいなぁ」


とも。


 『ウルトラマンジード』以外の最新のウルトラマン作品を見られたということも新鮮で、やはりセブンの息子・ゼロが活躍するのは『ウルトラセブン』(67年)にとっても特別な年であるがゆえなのでしょう。『ウルトラセブン』50周年と『ウルトラマンジード』との宣伝戦略がうまくリンクできていないことに、趣味者的観点ではズレを感じつつも、視聴の主役であるファンたちが満足できればそれでいいのでしょう。


 ともあれ、二枚目や美女が登場の『ウルトラマンジード』NEXTステージ。
 19話「奪われた星雲荘」では、ジードこと朝倉リク君が住んでいる秘密基地の人工知能・レムの人間態の女性を、レムの声をアテているアイドル声優三森すずこが演じて、その「みもりん」に色目を使っている駄菓子屋・銀河マーケットの中年オヤジの店長さんにも「もっと頑張ってほしい!」とエールを送りつつ(笑)、明日11月18日放映の20話「午前10時の怪鳥」放送に期待です。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2017年晩秋号』(17年12月3日発行)~『仮面特攻隊2018年号』(17年12月30日発行)所収『ウルトラマンジード』子連れ観覧記より抜粋)


ウルトラマンジード 子連れ狼考(師走編)」

アリオ橋本冬期イルミネーション点灯式 ウルトラマンジード スペシャルステージ」(2017年11月23日(木・祝)

ウルトラマンジード』中盤に対する我が家の「ちびジード」の反応! その2

「クリスマスカプセル」(2017年12月1日(金)配布開始)

ウルトラマンゼロ なりきりセット」(2017年12月2日(土)発売)

羽田空港国際線ターミナル江戸舞台 ウルトラヒーローショー」(2017年12月17日(日))

(2017年12月18日脱稿)


 師走に入る前の一大イベントとなった2017年11月23日(木・祝)の「アリオ橋本 冬期イルミネーション点灯式 ウルトラマンジード スペシャルステージ」で、朝倉リクと『ジード』劇中内の特撮TVヒーロー「爆裂戦記ドンシャイン」とのハイタッチで盛り上がりました。


 おかげで、すっかり20話「午前10時の怪鳥」(11月18日)の内容も記憶から吹き飛んでしまい、ただこの回のゲスト怪獣・ギエロン星獣の慟哭の口真似をする我が家の「ちびジード」と、何故か劇中が昭和中期チックな団地が舞台であったことから往年の日活ロマンポルノ「団地妻」シリーズを連想してしまった愚かなわが身を呪ううちに、見逃し配信さえスルーしてしまった次第。


 次の21話「ぺガ、家出する」(11月25日)はしっかり見てから、師走を迎えようと珍しくテレビの前に鎮座しておったものの、ゲスト怪獣である深海怪獣グビラとの攻防よりも、ペガッサ星人の子供・ペガのユル~い家出騒動を主軸として、ゲスト怪獣が登場する特撮シーンとドラマが完全に分裂して並行しているあたりが、親子ともどもどうにもしっくりせず、やはりゲスト怪獣との一進一退の攻防劇がキッチリしていないと盛り上がらず、ゲストの深海怪獣グビラも可愛らしい系だし……とかブツブツ言いながら見ていたら、「ちびジード」が


「コロ星人(『ウルトラマンレオ』第23話「ベッドから落ちたいたずら星人」)のときの話もあるからいいんじゃないの」


と一蹴。そうかそうか、子供にはこんなマイルドな話の回も必要なのねと反省。


 ここで話は11月23日に戻って、アリオ橋本での「ウルトラマンジード スペシャルステージ」は17時から屋外ステージで開催されるというのに、14時過ぎには寒風吹きすさぶステージ前の広場で場所取りのファンで埋め尽くされました。
 我々もようやく一画を確保したものの、油断していると両端の子連れママに侵攻される恐れがあるため、「3時間近くぢっとガマンして」領土を守って、ようやく17時のステージが開催されたときには一番眺めがよい場所だっただけに感無量!


 マグマ星人の前説(まえせつ)から始まり、ウルトラマンジードロイヤルメガマスター登場! そして朝倉リク君から『劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』(2018年3月10日ロードショウ・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20180401/p1)も発表され、大満足で帰宅の途についたものでした。



 しかし、今年最後の『ウルトラマンジード』の仕掛けるプレゼント攻撃作戦は凄まじいものがあります。「ウルトラマンショップ限定企画 ウルトラカプセルキャンペーン」なる子供心を鷲づかみに、そして親の財布をも鷲づかみにするイベントが師走早々の12月1日から開催されました。「ちびジード」も


「とーちゃん、〔クリスマスカプセル〕欲しいなぁ」


と毎晩枕元で囁かれれば、我が自身のマニア心のトーチに灯をつけ零時迷子(れいじ・まいご。(C)『灼眼のシャナ』)の能力で


「よっしゃ、とーちゃんとウルトラマンショップに一番乗りじゃ」


と言ったものの、キャンペーン翌日の12月2日は二日酔いで見事に玉砕。


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3_クリスマスカプセル



 あわてて翌日に大急ぎで「ウルトラマンワールドM78東京駅店」に出向いたらレジは長蛇の列。
 最後尾の立て看板を持ったお店のお兄さんに〔クリスマスカプセル〕の在庫を聞いたら、


「まだ大丈夫ですが、この週末あたりで……」


とのお話だったので、親はレジに並び、「ちびジード」は〔クリスマスカプセル〕のプレゼントの条件である3500円以上の品物を探して分担作戦。


 ジードが右手に握るハサミ爪のような武器「DXジードクロウ」あたりを携えて戻ってくるだろうと思っていたら、前日に発売したばかりの「ウルトラマンゼロ なりきりセット」(バンダイ・12月2日発売)を


「コレ! コレ!」


と言いながら満面の笑みを浮かべて持ってきて


「これでゼロになれる」


との弁。


ウルトラマンジード DXジードクロー

ウルトラマンジード DXジードクロー

  • 発売日: 2017/08/05
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ウルトラマンジード ウルトラマンゼロなりきりセット
ウルトラマンジード ウルトラマンゼロなりきりセット

ウルトラマンジード ウルトラマンゼロなりきりセット

  • 発売日: 2017/12/02
  • メディア: おもちゃ&ホビー



 無事にクリスマス限定カプセルも手に入れ、帰宅後に二日酔いで見過ごしたままとなっていた22話「奪還」(12月2日)のハードな展開を眺めていたら、どうやらこの話も子供心に切なかったらしく、一緒になって見返さずに、


「宿題をやってるから勝手に見ていいよ」


と冷たい一言。



 子供心にも最終回が近づくにつれて、週末決戦のワクワクよりも一抹の寂しさが先行しているようで、


「劇場版もあるからまだまだ楽しみはこれからだ!」


と慰めても見返す力に身が入らないよう。しばらくは『ちびまる子ちゃん』や『サザエさん』を見返してばかりいたので、


「こんど(ウルトラマン)ゼアスと(ウルトラマン)ナイス見に行こーか」


と言ったら目を輝かせて


「行きたい! 会いたい!」


と言ったので、「羽田空港国際線ターミナル江戸舞台 ウルトラヒーローショー」(12月17日(日)開催)を見てきました。


 両者ともにコミカルキャラクターであるウルトラマンナイスウルトラマンゼアスの前説の掛け合いで笑いを誘い、本編はウルトラマンジードアクロスマッシャーとウルトラセブンが力を合わせて戦うバトルステージ。
 そして最後はボイジャーのライブと1時間半にも及ぶステージに、「おしっこ」に行きたい「ちびッ子」続出。それでも内容の濃いステージに「ちびジード」も満足した様子で、「ナイスとゼアスに会えてよかった」と。


 最後は恒例の握手会。そして撮影会もあり、空港のクリスマスイルミネーション降りそそぐなか、さらに輝くウルトラマンたちの眼やカラータイマーのルミナスに心奪われたまま空港を後にしました。


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4_羽田空港



 帰宅後、23話「ストルムの光」(12月9日)を見直していたら、沖縄県が全面協力していたり、そんな折りフィルム・コミッションの始祖である大林宣彦監督(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200531/p1)が映画『花筐 HANAGATAMI』(12月16日公開)の新作を発表し、アニメも含めてフィルム・コミッションが当たり前になりつつある現状やらを考察してみたくなったり……。


 最終回1本前の24話「キボウノカケラ」(12月16日)では「ウルトラの父」の声が『ウルトラマンメビウス』(2006年)から継続して務めてくださっている西岡徳馬さんだったり、来春の『劇場版ウルトラマンジード』の「ウルトラの母」の声も映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』(1984年)から継続されている池田昌子さんだと知って喜んだり……。


 来年2018年は名作テレビアニメ『銀河鉄道999(スリーナイン)』(1978年)放送40周年にもなるんだぁ、池田さん演じた金髪ロングのヒロインのメーテルって……。なんだか「ウルトラマン」とは別のことを考えはじめたので、これはまた別の話で……機会がありましたならば。


(編:『銀河鉄道999』40年後の感慨については、本稿担当者が翌2018年に改めて執筆。そのうちにそちらについてもアップをさせていただきます)


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2018年号』(17年12月30日発行)所収『ウルトラマンジード』子連れ観覧記より抜粋)


ウルトラマンジード 子連れ狼考(早春編)」

「ウルトラヒーローズEXPO 2018 ニューイヤーフェスティバル」「バトルステージ 起こすぜ! 奇跡!!」(2017年12月29日(金)~2018年1月8日(月・祝)

強化変身アイテム「DXギガファイナライザー」(2018年2月3日(土)発売)

(2018年3月10日脱稿)


 本日2018年3月10日(土)は、『劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!』(2018年3月公開)の公開日であります。
 しかし、とりあえず朝からは「ちびジード」といっしょに『新幹線変形ロボ シンカリオン』(TBS)、『ジード』のあとから始まった『オーブ』の再編集番組『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』(テレビ東京)なぞを観ております。


 昨年2017年の大晦日は、東京ドームシティ・プリズムホールで年末年始に開催された「ウルトラヒーローズEXPO 2018 ニューイヤーフェスティバル」の「バトルステージ 起こすぜ! 奇跡!!」を観覧し、ウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリー・ウルトラマンエックス・ウルトラマンオーブウルトラマンジード・ウルトラマンゼロが共闘し、朝倉リク君(ウルトラマンジード)や伊賀栗レイトさん(ウルトラマンゼロ)の活躍に手に汗しました。


 今年2018年に入ってからというものは、大きなイベントには行けずじまいで、2月3日の発売と同時に『劇場版』の変身アイテム「DXギガファイナライザー」(バンダイ)を入手したものの、肝心の『劇場版』まではまだ間があったせいか、付属のウルトラカプセル「エボリューションカプセル」に描かれた「ウルトラマンジード(アーリースタイル?)」の意味も解らないまま、どうにも落ち着かず手に余らせていた状態でした。


ウルトラマンジード DXギガファイナライザー

ウルトラマンジード DXギガファイナライザー

  • 発売日: 2018/02/03
  • メディア: おもちゃ&ホビー
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5_劇場版ジード変身アイテム



 そのうえ年度末ということもあって本業にも追いまくられ、子連れでイベントに参戦する体力的余裕もなかったことからボンヤリと過ごしていたものの、どこからか「六本木 きすけ」(真夏竜さんの親子どんぶり屋さん)の閉店の報を聞きつけます。
 こりゃ「ジーっとしててもドーにもならない!」と平日のランチ営業のみだったから大人の楽しみと、今回は子連れではなく一人で親子丼を食べに行きました。


 しかし、2月26日(月)は真夏さんがお休みで出会えず。お店のママからも「ネット観てこなかったの?」と言われ、ママの親子丼に舌鼓を打ちつつ世間話をしてから辞しました。
 翌2月27日(火)に再び参戦して、ようやく真夏さん、いや、我らがおおとりゲンの親子丼をいただくことができました! ご本人様がいらっしゃるとやはりファンの方々が多く、昨日のまったりした店内が華やいでいて賑やかなランチでした。
 前日にママさんから真夏さんの卵料理へのこだわりを聞いていただけあって、背を向けて厨房で親子丼を作る真夏さんの真面目一筋で凛とした背筋からうかがう「親子丼にかける情熱」には並々ならぬ気迫を感じました。


 当日は映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)で敵のエリート兵士集団であるデス・トルーパーのスーツアクターをされたダニエルさんも「六本木 きすけ」に昼食で訪れていらして(当日は羽田から直行で来店されたとのこと)、来日後に初めて食べる和食である真夏さんの親子丼をぺロリと平らげておりました。


 そんな賑やかなお店を出て、地下鉄に乗ったあとも興奮冷めやらないまま。しかし、そんな状況から会社に行くと、我が身の中ではテンションアゲアゲで当日は仕事にならず。というより「仕事やってるばーいじゃないよ!」と気持ちも浮わついたまま、午後からはずっと映画好きの派遣社員さん相手に「ウルトラマン」や「スター・ウォーズ」の話をしていたら夕方になっていました……。


 「六本木 きすけ」最終日となる2月28日(水)にもぜひ親子丼を食べに行きたかったのですが、本業の都合で行くことができませんでした。残念。


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6_真夏さんの親子丼



(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2018年早春号』(18年3月30日発行)所収『ウルトラマンジード』子連れ堪能記より抜粋)


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『昭和レトロ冬まつり』 ~月光仮面黄金バット・帰マン・キカイダー・マッハバロン・バトルフランス・メタルダー磁雷矢! 昭和特撮俳優座談会・撮影会 2019年師走!

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『仮面の忍者 赤影 ジャイアントロボ 40周年トークライブin新長田』 ~軽レポート 2008GW!

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追悼、大林宣彦論 ~尾道。映像派から抒情派へ。風景も作品を規定する。ツーリズム。大林作品で旅に誘われた我が半生

追悼、志村けん論 ~志村けん&ドリフは70年代には万人に愛されてなどいない! PTAワースト常連だった!!
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追悼、大林宣彦論 ~尾道。映像派から抒情派へ。風景も作品を規定する。ツーリズム。大林作品で旅に誘われた我が半生

(文・しかせん)
(2020年5月11日脱稿)

尾道 ―(さびしんぼう)子連れ狼考―」


 2020年4月10日(金)、映画監督・大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)監督が82歳でこの世を去った。


 初めて大林作品を観たのは2時間ドラマ枠『火曜サスペンス劇場』(1981)で放映された『可愛い悪魔』(1982)だった。
 劇場用の『転校生』(1982)のほうが先に封切られていたようだったけれど、当時まだまだ映画館に行くのは何か特別なことがないと連れて行ってもらえなかったから、主に映像作品はテレビで視聴というのが、このころの子供たちのほとんどだった。見たい人気番組の視聴を逃した翌日などは動画として保存しておける8ミリフィルムカメラのある家の子供なんかは学校で自慢していたし、羨望の眼差しを向けられていた。
 もとよりビデオデッキなんか一般の家庭にはない昭和50年代(1970年代後半~80年代前半)だったから放課後、見たい番組があれば走って帰り、小便を済ませてからテレビの前に座るというのが夕方からの過ごし方だったのじゃないだろうか?


 その頃、住んでいた界隈は大きな川が流れ、そこから分水した用水が水田を潤し、まだ荒れ地もほうぼうにあったから放課後に仲間と日が暮れるまで遊んだりするのが日常で、家に引きこもってテレビばかり見ているわけではなかった。けれど、芸能ワイドショー『3時のあなた』や『3時にあいましょう』などの心霊写真特集見たさに急いで帰って、そのまま16時からの特撮やアニメの再放送や、17時からの児童向けバラエティ『夕やけロンちゃん』(1978~82)を観ていたから、やっぱりテレビ漬けだったことは間違いない。
 そのまま果ては深夜の22時過ぎまでテレビばかり見ていた記憶があるというのは、思い返して西田敏行主演の『サンキュー先生』(1980)や『北の国から』(1981)などのドラマを克明に覚えているあたりからも想像がつき、そんな生活をしていれば勉学も相当疎かにしていたから立派な大人になりきれず、こんな風になってしまったのだと「我が身を呪う始末」。


 2020年初頭から騒がれはじめた新型コロナウイルス感染症の襲来により、2月中旬の不穏な空気はそのまま不意に小中学校等の休校宣言にまで至った。世の中の子供たちは今日現在まで「引きこもり」状態を余儀なく強いられているけれど、いや待てよ、これは小学校時代の風疹やおたふく風邪みたいなものではないか?
 『ルックルックこんにちは』の「女ののど自慢」や『お昼のワイドショー』の「あなたの知らない世界」(心霊特集)に『2時のワイドショー』の「夫婦110番」みたいな面白可笑しい番組は今ではなくなってしまった。そのかわりテレビでは朝から晩まで日がな一日悪口だらけのワイドショーで、有名無名の芸能人やらお笑い芸人のひな壇コメンテーター番組ばかりがテレビ欄を埋め尽くしている。昔のようにシュールな笑いを取る企画より、ウイルス蔓延をネタに人々を不安のどん底に陥れるような構成ばかりで、正直ちっとも面白くもない。


 だから、我が家じゃ親子ともどもユーチューブ三昧の毎日を送るようになってしまった。そちらのほうが断然おもしろく、そんな生活も2ヶ月目に突入し初春から初夏へと移ろい、そろそろ旅の虫が蠢きはじめたそんなタイミングでの「大林宣彦監督死去」の報。
 真っ先に頭に浮かんだのは、あの広島は瀬戸内海に面した「尾道(おのみち)」の煌めく海の風景だった。


 大林宣彦監督の代表作とされる「尾道三部作」は、当時まだ10代の尾美としのり(おみ・としのり)と小林聡美(こばやし・さとみ)が主演を務めた男女中学生の心と体が入れ替わる『転校生』(山中恒の原作児童小説のタイトルは「おれがあいつであいつがあれで」)、ミドルティーンの清純派の美少女たちを主役に据えた次作である原田知世(はらだ・ともよ)主演の『時をかける少女』(1983)や、富田靖子(とみや・やすこ)主演の『さびしんぼう』(1985)の三作品の舞台が尾道だったことに起因している。
 彼女らと同世代の思春期の10代だった我々は、先立つ薬師丸ひろ子などに対してもそうだったけど、当時流行の黒髪ショートカットの清楚な彼女らに、テレビドラマに出てくる役者さんや歌謡番組に出てくるアイドル歌手とは格上の「映画女優」としてのオーラやスター性を勝手に感じ取って心服していた。しかもそれは我々よりも10歳上であるオタク第1世代のマニアたちやアニメ業界に入り始めた若手業界人なども同様だった。アニメ誌のイラストエッセイで漫画家・ゆうきまさみなどがメロメロな好意(後年で言う萌え)を表明していたことも懐かしい。


 しかし、これらの尾道を舞台に撮影された映画を総称して「尾道三部作」としたのは、最後の『さびしんぼう』での宣伝コピーからそんなふうに呼ばれることになっただけで、本当は「三部作」だけじゃなくて尾道を舞台にした素晴らしい映像作品は数々あった。
 私事で恐縮だけど、筆者の高校の同級生かつ親友で、2009年に逝去された当サークル・假面特攻隊の設立者にして先代隊長・築柴輝一(つくし・てるいち)氏も大好きだった坂上香織さんの代表作といえば、彼女が主役を務めたホームコメディの連続ドラマ『オレの妹急上昇』(1987)。氏も同作と坂上香織を随分とお気に入りだったものだけど、尾道はちょうどその時代にオリコンで最高7位を獲得する大林宣彦監督が撮影された彼女のファーストシングルのミュージックビデオ『レースのカーディガン』(1988)の舞台にもなっている。
 尾道水道の海と路地を彷徨う美少女・香織ちゃんの姿は大林監督の次回作での主演を予見させたものでもあったはず。


(香織ちゃん、美少女だけどホンの微量に不敵なヤンキー色も仄見えて、その芸能生活の晩年はVシネマ『ヤンママトラッカー』シリーズ(1999~2003)で主演を務めたり、ヤクザものの妻役などで出演しつづけることを考えると、ヤンキー少女の色気に対しても感度があった築柴氏には先見の明があったよ・笑)。
 ともあれ、特撮マニアでもある我々は『ウルトラマンコスモス』(2001)での才媛・ミズキシノブ副隊長役でのご活躍を忘れちゃいないから、永遠のウルトラヒロインであることもまた間違いない。


 そんなふうに思いを巡らせていると、やはり行き着く先は、大林宣彦監督と美少女ヒロインと尾道や瀬戸内海の明るい海とのノスタルジックな関係性が、「尾道三部作」を鑑賞して育った世代が作り手になったからだろう、21世紀以降のリリカルで文学的な味わいがある美少女アニメ作品だと、そのオマージュが映像随所に引き継がれていることに気付く。
 『D.C.~ダ・カーポ~』(2003)の初音島や、『かみちゅ!(神様で中学生!)』(2005)での尾道、『たまゆら』(2011)の広島県竹原市、『瀬戸の花嫁』(2007)の香川県西讃地方など、挙げれば枚挙にいとまもないくらい尾道や瀬戸内海の風景が物語の背景になっていたりも……。
 『たまゆら』に至っては、テレビアニメ第一期のエンディングテーマ、マクロス声優・中島愛(なかじま・めぐみ)が歌った『神様のいたずら』の作詞作曲に、筆者らの世代が多感なころのまさに「尾道三部作」がヒットしていた80年代中盤にポップなシンガーソングライターとしてブレイクした大江千里(おおえ・せんり)、編曲に大江の盟友である清水信之の作品が起用されたことでも話題になった。もともと神戸出身の大江千里の楽曲には瀬戸内海を意識した作品『六甲GIRL』(1985)『塩屋』(1987)『舞子 VILLA Beach』(1990)などがあり、アニメーションの内容ともども瀬戸内海ファンにとっては最高のプレゼントとなっていた。


 さて、関連する作品のつまみ食いをしていたら、大林宣彦監督の話から大きく逸れてしまった。


 コロナ禍のなか大型連休も始まり、朝から暇潰しに新聞のテレビ欄を追っていたら、2020年5月1日の未明0時から1時40分まで日本映画専門チャンネル大林宣彦監督の出世作映画『HOUSE(ハウス)』(1977)が放送されるという。
 深夜、風呂上がりに眺めていたら、ポップで面白くホラーなんだけど、そのまま怖いというより、女の子たちに目が移ろってしまって、休む暇がないくらい美女たちの色んな表情を追っ掛けてしまう映像。池上季実子大場久美子・松原愛・神保美喜等々、よくもまぁこれだけ当時の愛くるしい美少女たちを集結させたなぁと感服するくらい魅入ってしまう。
 と同時に、大林監督のそれまでのCM作品の集大成のようなポップな色彩で特殊効果満載の映像表現!(ただし東宝で撮ったのに我らが東宝特撮の伝統には則っていない・笑)


 やっぱりこうゆうふうに1カット長回しの芝居をじっくり見せるような緩慢さを取り除いた、場面場面のカット割りの細かさでテンポを出してカメラアングルや映像美も凝っている瞬発・切り取り的な展開が、その頃から流行り始めたファーストフードやコンビニエンスストアを重宝がるような当時の短気な若者世代にウケたのかもしれないよなぁ、と改めて感じ入りながら観入ってしまう。
 われわれ70年代当時の子供達でさえも、チョビ髭の男クサい名優、名作西部劇映画『荒野の七人』(1960)などで有名なチャールズ・ブロンソンが灼熱の砂丘を崩しながら駆け下りてきて最後にアゴのあたりを撫でてセリフを放つ男性用化粧品のCMをマネして「ウ~ン、マンダム」なんて皆がやってたのだから、CM監督の時代から大林作品の持つ影響力は絶大なものだったのだ。


 とにかく展開の早さやハチャメチャさは、のちに大林が監督した当時の角川映画金田一映画の大ブーム自体をセルフパロディにしたコメディ映画の傑作『金田一耕介の冒険』(1979)にも繋がってくるのだけれど、そういうメタフィクションがちょうど求められ始めた時代でもあった。加えて、それまでややマイナーな立場だった自身の処世や自分が作る映画も、セルフプロデュース的にも商業的にもどうすべきなのか、そこも突き詰め始めていたのだろう。
 そのことは、社会人になってからおぼろげに気が付き始めて、自分が10代の頃は「趣味的観点」と「若気の至り」で大林の作品群に挿入される突拍子もないキャッチーなエロ表現に対してマイナスな作品批評をしていた素人の浅学さを今は恥じたりもする。


 『HOUSE』から数年後に尾道で撮影された作品群からは、美少女(小林聡美・柿崎澄子・林優枝・原田知世富田靖子)たちが主役や準主役を務める情緒的な作風に転換し、『さびしんぼう』を以て一旦舞台が「尾道」から離れてしまう。
 しかし思い返せば、やっぱりこれがやりたかったんだと思わせたのは、『HOUSE』の美少女7人衆のひとりスウィートちゃん役の役者さんが、同作の前に出演してやはり大林が監督した国鉄(現・JR)の女性客向けキャンペーン『一枚のキップから』のCM(1977)で美しい着物姿で筑後柳河(ちくご・やながわ)のクリーク(細い水路や用水路の流れ込み)か何かを気にしながら歩くその仕草が、まったく尾道因島(いんのしま)は土生港(はぶこう)での『さびしんぼう』の百合子さん(富田靖子・一人四役!)そのものなのだ。
 こういう少女的な仕草を切り取るところに、我々少年たちは胸をときめかせ、柳河といえば大林の映画『廃市(はいし)』(1983)や、尾道を旅すれば素敵な出逢いがあるに違いないと妄想し、ついには旅立たせてしまうくらいの映像力があったのだ。


 話を無理やり元に戻すと、そういった「聖地巡り」的な意味での金字塔はやはり『転校生』だった。
 当時中学生だった筆者も、同世代の少年少女の多くがそうであったように、公開翌年の1983年に日本テレビの『水曜ロードショー』で放送されたこの映画に釘付けとなった(視聴率も25%を達成。以降の数年は毎年放映された)。いつかはあの風景で恋に落ちてみたいなぁと考えたりもしていた「おませな少年」というか、きっと「助べえ」な中学生だったのだろう。


 それよりも前に、これもテレビで放映された石坂浩二主演の金田一映画『獄門島』(1977)や加賀丈史主演の金田一映画『悪霊島』(1981)に衝撃を受けて、中学2年生で「青春18のびのびきっぷ」(1982)(青春18きっぷの前身)を手に関東から陽光輝く山陽路へ獄門島(真鍋島)や悪霊島(讃岐広島)を目指したこともあった。しかし、実際の撮影地と物語との位置関係が一致せずに断念(笑)。


 深夜の尾道に到着し、おそらく20時頃だったと思う。もう商店街もひっそりとしていて、造船所で働いているというふらふら歩いていた居酒屋帰りのおじさんに案内されて、予約しておいた安宿まで急な坂道を登り連れて行ってもらったのだけれど、今ではそんな知らない人を信用して深夜についてゆく子供なんていないだろうなぁ。


 坂道の途中で酒臭いおじさんから「振り向いてみぃ」と広島弁で言われて見た尾道の夜景は素晴らしく、『転校生』の主人公のような気持ちになったことは今でも忘れられない思い出だ。


 そんな『転校生』のなかで一番大好きなシーンは、一美と一夫が尾道港から瀬戸田港まで古い旅客船(うらさち丸)に乗って家出をし、瀬戸田の老舗旅館(住之江旅館)に投宿するという展開。いつかそんなふうに女の子と旅をしてみたいなぁなどと夢想をしたものだ。



 新幹線に「新尾道駅(1988年3月開業)」ができたあとも、大林宣彦監督は尾道へは福山で乗り換えて在来線で尾道を訪れてほしいと言っていた。
 その言葉のとおり、映画『ふたり』(1991)では作中で単身赴任の父親が赴任先に戻る際に山陽本線で福山へ向かっているシーンがある。う~むやはりここを訪れた際は瀬戸内海側の車窓を独り占めしなくちゃね、と思ったものだ。


 大林監督作品に影響され翻弄され、ドラマや映画の世界観を自身に投影してしまう後年で言う「中二病」は現在までも治癒できていない。
 足が地につかないまま20代ではせっかく新卒で就職した会社を一年で辞め、映画『地下鉄のザジ』(1960)やゴダール監督のSFノワール映画『アルファヴィル』(1965)の世界にあこがれてパリまで逃げた挙げ句、空虚感だらけの人生に充実感のない毎日のまま放浪の旅を続け、行き着いた先は『転校生』の家出先の島。
 しばらく住み込みのバイトを始め、そこで出会った人々や島での恋愛の話はまた別の話……。


 ひとつの映画は人生を変えることもあるわけで、昨今不安だらけの毎日だけど、もっと不安だったあの頃を思い返し今、テレワークの最中に親子で大林作品を観ながら、愛してやまない尾道の風景にうっとりしつつも、勇気づけられる初夏の昼下がりなのでありました。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2020年GW号』(20年5月6日発行予定分)所収『追悼・大林宣彦監督』より抜粋)


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ウルトラマンジード中盤総括 ~Wヒーロー・特オタ主人公・ラブコメ! 希代の傑作の予感!?

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 『ウルトラマンジード』中盤総括をアップ!


ウルトラマンジード』中盤総括 ~Wヒーロー・特オタ主人公・ラブコメ! 希代の傑作の予感!?

(文・久保達也)
(2017年11月12日脱稿)

*新世代ウルトラマン5年! 異なる世界観の各作がSF設定ひとつで並行宇宙を越境して共演!


 『ウルトラマンギンガ』(13年)以降、テレビ東京系列に製作・放映が移行したウルトラマンシリーズも、『ウルトラマンジード』(17年)で早くも5年目を迎えた。
 もっとも厳密には現在の円谷プロの予算調達能力の限界から、実際にはどの作品も2クール半年以内の放映にとどまっており、毎年1月から6月の半年間は確実に空白が生じていることから、見方によっては以前より状況は悪化しているのではないのか? と捉える向きもあるかもしれない。


 『ウルトラマンギンガ』とその続編『ウルトラマンギンガS(エス)』(14年)はタイトルの通り作品世界がつながっている。しかし『ギンガ』と『ギンガS』でのウルトラマンギンガは歴代ウルトラマンの力は借りていても本人そのものの客演がなかった。ところが『ギンガS』の続編である映画『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』(15年・松竹・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200404/p1)ではウルトラマンティガウルトラマンダイナ・ウルトラマンガイア・ウルトラマンコスモスウルトラマンネクサスウルトラマンマックスウルトラマンメビウスウルトラマンゼロといった「平成」のウルトラマン本人たちが大挙客演した!
 『ギンガS』放映終了から『ウルトラマンX(エックス)』(15年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200405/p1)放映開始までの半年間の空白期間には、先の『ギンガ』以降の新作ウルトラも放映してきた『新ウルトラマン列伝』(13~16年)の枠内で『ウルトラファイトビクトリー』(15年)が放映される。正味数分間の短編全13話によるシリーズながらも、『劇場版ウルトラマンギンガS』の公開直後からその続編として放映されることで、視聴者の興味を持続させることとなった。
 さらにこの『ウルトラファイトビクトリー』では、「昭和」のウルトラマンエースウルトラマンレオ&アストラ兄弟、「平成」の『ウルトラマンメビウス』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070506/p1)に登場した2号ウルトラマンであるウルトラマンヒカリが、当時の最新ウルトラマンだったウルトラマンギンガ&ウルトラマンビクトリーと競演して、「昭和」の時代からのウルトラシリーズ因縁の宿敵・異次元人ヤプールが率いる超獣軍団と戦った!


 これにつづく『ウルトラマンX』では、ギンガ&ビクトリーが『ウルトラファイトビクトリー』のラスボス・グア軍団――往年の漫画『ウルトラ超伝説』(81年)や円谷特撮『アンドロメロス』(83年)や映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』(84年)の宿敵でもある!――のリベンジに対抗するという設定で前中後編の3部作に客演したほか、ウルトラマンゼロウルトラマンマックスウルトラマンネクサスがゲストで登場。
 そして、映画『劇場版ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』(16年・松竹)は、メインゲストが初代ウルトラマンウルトラマンティガであったものの、ゼロ・ギンガ・ビクトリー・マックス・ネクサスと、テレビシリーズの『X』に客演したレジェンドウルトラマンがラストにすべて集結! それぞれが世界各都市に出現した溶鉄怪獣ツルギデマーガを倒すという、実に華(はな)のある役回りを演じた。
 これらが間髪入れずに継続して放映・公開されたことにより、厳密には作品の世界観はすべて異なるものの、ウルトラマンシリーズは「昭和」も「平成」もパラレルワールドを越境可能という大SF設定を設けたことによってすべてがひとつにつながった世界であると、視聴者や観客に強くアピールすることに成功している。


 『ウルトラマンオーブ』(16年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170415/p1)は、あくまで『新ウルトラマン列伝』の枠内での放映だった『ギンガ』『ギンガS』『X』とは異なり、ついに独立した一枚看板での放映となった。
 『X』のような歴代ウルトラマンの客演はなかったものの、主人公が「昭和」と「平成」の歴代ウルトラマンが描かれた2枚のカードを使って合体変身することにより、元となったウルトラマンの能力を駆使するばかりでなく、怪獣を倒すごとに歴代ウルトラマンのカードが召還されることで、合体変身のバリエーションが増えていくという、玩具展開を念頭に置いたのはもちろんのこと、やはりこれまでのウルトラマンとのつながりを強調する設定が取り入れられている。


 そして、『オーブ』終了後の半年間は『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE(ザ・クロニクル)』(17年)が放映。
 これは映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(ザ・ムービー)』(09年・ワーナー・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101224/p1)から、『ウルトラマン列伝』(11~13年)の枠内で放映された短編シリーズ『ウルトラゼロファイト 第2部 輝きのゼロ』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200314/p1)に至るまでの、ウルトラマンゼロが主役の映画やオリジナルビデオシリーズ『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』(10年・バンダイビジュアルhttps://katoku99.hatenablog.com/entry/20200125/p1)などを、30分の枠におさまるように再構成して連続放映したものである。
 この枠内でも、『ゼロ THE CHRONICLE』放映中に公開された映画『劇場版ウルトラマンオーブ 絆(きずな)の力、おかりします!』(17年・松竹・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200406/p1)の続編として製作され、オーブがウルトラマンゼロやその父・ウルトラセブンウルトラ兄弟の長男・ゾフィーウルトラマンジャックらと競演する短編シリーズ『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』(17年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20170603/p1)も放映されている。
 そして、この『ウルトラファイトオーブ』は『オーブ』の続編であるばかりでなく、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』(07年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080427/p1)・『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY(ネバー・エンディング・オデッセイ)』(08年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20091230/p1)・『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場した宿敵にして、数万年前に宇宙を制覇したこともあるレイブラッド星人の遺伝子を受け継いだ宇宙人たちレイオニクス戦士たちの設定を継承した悪役である亡霊魔導士レイバトスが、ラストでウルトラマンジードに倒されることにより、次回作『ジード』にもつながった世界観として描かれていたのだ!


*セブン → レオ → ゼロ → ギンガ・ビクトリー・エックス・オーブ・ジード! 師弟関係を持たせる!


 『ジード』はすでにレジェンドウルトラマンと化しているウルトラマンゼロが、主人公のウルトラマンジードとともにレギュラーで活躍するという、50年におよぶウルトラマンシリーズの歴史上、初の試みが取り入れられた。
 厳密にはすでに『ウルトラマンレオ』(74年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090405/p1)において、『ウルトラセブン』(67年)の主人公であるモロボシ・ダンウルトラセブンが、防衛組織・MAC(マック)の隊長として、『レオ』の主人公・おおとりゲン=ウルトラマンレオに過酷な特訓を課して鍛(きた)えあげる、いわば「師匠(ししょう)」的な存在として登場してはいた。
 だが、ダンは『レオ』第1話『セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!』でサーベル暴君マグマ星人の襲撃による重傷で変身能力を失ってしまい、当時の子供たちの全員がいつの日かセブンが復活してレオと共闘して壮快な大活躍をすることを期待していたのに、その想いは裏切られて劇中では回復してセブンに変身することもなく、いわんや最後までレオと共闘することもなかったのだ……


 『ジード』でメインを努める坂本浩一監督は、ジードにとってのゼロをレオにとってのセブンのような役回りとして描きたい、と放映開始前後に各媒体(ばいたい)で語っていた。
 坂本監督は先述した映画『ウルトラ銀河伝説』では、かつてセブンから課せられた厳しい特訓を、今度はゼロに課しているレオをゼロにとっての「師匠」として描き、さらに『劇場版ウルトラマンギンガS』ではギンガ&ビクトリーを特訓で鍛えあげるゼロを「師匠」として描いた。
 『X』でもゼロはエックスよりも「格上」の存在として客演を果たし、『ウルトラファイトオーブ』でもオーブを「昭和」チックな大特訓(笑)で鍛え上げることでゼロを改めて「師匠」として描いていた。


 セブン → レオ → ゼロ → ギンガ・ビクトリー・エックス・オーブ、そしてジードと、脈々と継承される「師弟関係」を描くこともまた、「昭和」と「平成」のウルトラマンをひとつの世界として結びつけ、子供や若いマニアたちに新作ばかりではなく、過去作品への興味を惹(ひ)かせるのに有効に機能している。


 そして、今度のウルトラマンゼロは、『レオ』におけるセブンのポジションを単に踏襲(とうしゅう)するだけの芸のない存在では決してない。
 往年のセブンがついに変身能力を回復できずに当時の子供たちの期待を裏切ってしまったことの鬱憤をまさに43年後の今日に晴らしてみせるかのように、ウルトラマンノアから授かった左手首のウルティメイト・ブレスレットこそ損傷してしまってブレスレット由来の万能武器や赤いストロングコロナゼロ・青いルナミラクルゼロにはタイプチェンジ不能でやや弱体化してしまったという設定ではあっても、早々に変身能力自体は回復してゼロへと再変身!
 『レオ』本編で観たかったレオとセブンの共闘の図を体現してみせるかのように、ゼロはジードとも頻繁に共闘を果たしてくれることで、我々マニアや子供たちをおおいに喜ばせてもくれるのだ!


 しかも、今回ジードが継承しているものは、決して正義と平和を守るレジェンドウルトラマンたちから授かった善なるものばかりではない。
 主人公の男子高校生・朝倉リク=ウルトラマンジードは、映画『ウルトラ銀河伝説』にはじまる『ゼロ THE CHRONICLE』において再三に渡って登場してきた、ゼロの宿敵でもある悪の黒いウルトラマンウルトラマンベリアルの遺伝子を継承する、彼の「息子」と設定されているのだ!
 基本的には全身銀色に赤と黒のシャープなラインが入った従来の初代ウルトラマン型のデザインを踏襲しながらも、ベリアルのように目尻が鋭く尖(とが)った水色の巨大な目をしたウルトラマンジードの姿は、一見冷酷なキャラクターとして視聴者に映るものだ。
 古い世代であれば、元祖『ウルトラマン』(66年)第18話『遊星から来た兄弟』で、凶悪宇宙人ザラブ星人が変身したニセ・ウルトラマンを誰もが連想したことだろう。
 『ジード』は見た目に華があったり、商業展開的に有利となるかに見える要素を再度取り入れてみたりと、『ギンガ』以降の5年間に培(つちか)われたノウハウを活(い)かしつつも、変化球として従来には見られなかった新たな設定・異色な展開もかなり試みられているのだ。


*1話完結ではない連続ストーリーならではの、シリーズを通じた宿敵の「悪」としての強大さの描写の妙!


 今回のウルトラマンベリアルは、それこそ「昭和」の東映変身ヒーロー作品で描かれてきた悪の組織の首領=ラスボス的な扱いであり、実際に毎回の破壊活動を展開するのは、その配下である伏井出ケイ(ふくいで・けい)ことストルム星人である。
 いわゆる人間の姿をしたレギュラー悪は、前作『オーブ』に登場したオーブ=クレナイ・ガイのライバル青年であるジャグラス・ジャグラーの踏襲であるように見受けられるが、ストルム星人の注目すべき点は、地球では人気SF作家であるダンディーでクールな紳士として活躍していることだ。


 第7話『サクリファイス』では伏井出のSF小説が紹介されている。そこで描かれている「炎の盗賊団」や「鏡の勇者」は、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE(ザ・ムービー) 超決戦! ベリアル銀河帝国』(10年・松竹・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20111204/p1)に登場した、ゼロの仲間となる巨大ヒーロー・グレンファイヤーや彼と行動をともにする炎の海賊団、やはりゼロの仲間となる巨大ヒーローである鏡の騎士・ミラーナイトをモチーフにしたものなのだ。
 そして当のゼロ自身は「ゾーラ」という名の悪役(!)として登場、おまけに表紙はベリアルが『ゼロ THE MOVIE』ラストで超巨大怪獣と化した際のアークベリアルであるほどの徹底ぶりだ。


 すでに使い古された感のあるメタフィクションなる言葉は、転じて意味を拡張された現今で多用される「作品の外の世界=現実社会=そのジャンルの愛好者たちの現実世界での嗜好や偏向や性格的弱点」を劇中世界に風刺的・自己言及的に反映させるという意味ではなく、元来は「これは作り話ですよ」ということを意図的に、あるいは自己言及的に読者に気づかせることで、虚構と現実の関係について問題を提示する、という意味であった。
 その自己言及の中には、小説の中でもうひとつの小説について語る小説家――本作では正体が悪の宇宙人であるSF作家――を登場させる手法が含まれていることからも、『ジード』はまさにメタフィクションに分類される作品と定義しても差し支えないのかもしれない。


 ちなみに主人公の朝倉リクという名は、安達寛高(あだち・ひろたか)の名義でメインライターを務めている、本作では「シリーズ構成」も担当している人気小説作家・乙一(おついち)が、高名なSF作家であるアーサー・C・クラークをもじって命名したものだそうである。
 地球人類や地球という惑星それ自体がまだ「幼年期」の段階の存在にすぎなくて、地球人よりも高度に進化してはいるもののそれ以上に進化はできない袋小路にある宇宙人種族・オーバーロードが超巨大円盤で飛来してきて人類文明に介入した末に、全人類がオーバーロードを上回って地球まるごと高次な巨大エネルギー生命体へと進化していく、クラークの代表作にしてSFの古典でもある『幼年期の終り』(1952年)――「終わり」ではなく「終り」の表記がこの作品の正ですよ~・笑――。


 同作をモチーフに『ジード』の設定や展開を考案したという氏の発言からすれば、一度はウルトラマンベリアルが起爆させた「超時空崩壊爆弾」で破壊されてしまった朝倉リク=ジードが住んでいた並行宇宙のひとつを修復するため、その宇宙そのものと合体して超光速で拡大・希釈化した際にタキオン粒子の原理で時間遡行も果たしただろうウルトラ一族の長老・ウルトラマンキングが、宇宙の全天球の背景から均しく発せられている宇宙誕生ビッグバンの名残であり我々の宇宙にも実在している「背景放射」ならぬ、劇中世界の宇宙の草創期=幼年期に発せられた「幼年期放射」なる名称の微弱電波のかたちに転じてこの宇宙の全域を隅々まで漂っているとした本作独自のSF設定だけに留まらず、『ジード』はやはり主人公リク少年の「幼年期の終わり」を意味する成長物語を一面に据えている作品だと解釈すべきところだろう。
――ちなみに、人類よりも上級の存在でも同じく進化の袋小路に入ってしまってそれ以上は進化ができないオーバーロードなる敵怪人が触媒役として登場するも、最後には主人公の方がオーバーロードも超えた神近き存在に進化していってしまう『仮面ライダー鎧武(ガイム)』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20140303/p1)や、その脚本家・虚淵玄(うろぶち・げん)が手掛けた大人気深夜アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(11年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200329/p1)もまた『ジード』同様、明らかに『幼年期の終り』に着想を得ている作品だ――


 もちろん本作はそんなビルドゥングスロマン(成長小説)的な文学的味わいばかりがキモとなっている湿っぽい作品ではない。この手のヒーロー番組のキモでもある、善人VS悪人双方の人格的な魅力や、両者の痛快極まりない一進一退、物理的攻防劇や精神的対立劇の丁々発止もキチンと描かれてはいるのだ。


 作家としての伏井出は髪を七三に分け、ダンディなスーツで身を固めた端正な表情の知性的な紳士だが、「昭和」のウルトラマンたちの故郷である「光の国」に忍び込んで盗みだした、ウルトラ一族の科学者でもあるウルトラマンヒカリがつくったという(!)変身&召喚アイテム「ライザー」と2種類の「怪獣カプセル」を使い、


「これで、エンドマークだ!」


との定番ゼリフで、往年の人気ウルトラ怪獣2体と合体した新怪獣「ベリアル融合獣」に変身する際は、一転して髪型・メイク・口調・服装(笑)までワイルドになる。


 もちろんストルム星人である伏井出とリクに直接的な関連はないのだが、「ウルトラカプセル」と「怪獣カプセル」の違いはあれど2種類のカプセルを使って同じ「ライザー」を用いて合体変身をとげるのは、伏井出とリクがともにウルトラマンベリアルの遺志を受け継いでいる広い意味での同族、ポジとネガの関係にあることを端的に描いているのであり、両者の因縁の深さを感じさせるものともなり得ているのだ。


 第11話『ジーアイデンティティ』では、伏井出がある意味では人造ウルトラマンとしてつくりだされたリクの出生に深く関わっていたことが明かされた。
 それのみならず、それまでに登場したゲスト主役の体内で育った「光のかたまり」であり、ジードの変身バリエーションを増やす「ウルトラカプセル」へと転じる「リトルスター」――ウルトラマンキングが全宇宙に拡散・希釈化した痕跡である「幼年期放射」が人間の体内にあるカレラン分子で凝縮されたもの――も、キングに時空の狭間に封印されたウルトラマンベリアルがその肉体も含めて完全復活を果たすためのアイテムとして利用するために、伏井出がカレラン分子を散布したゆえのすべての一連は計画された出来事で、リクやウルトラマンジードの活躍もそのためのダシであったことが明かされる!


 また第9話『誓いの剣』では、メインヒロインである鳥羽ライハ(とば・らいは)が、6年前にライハの「リトルスター」をねらった伏井出がどくろ怪獣レッドキングと古代怪獣ゴモラと合体したベリアル融合獣スカルゴモラとなって暴れたことで両親を失って以降、伏井出に復讐(ふくしゅう)を誓うようになった過去が描かれた。
 その設定上からも、ライハは本編部分の等身大アクションを主人公のリクに代わって主に担(にな)うこととなっている。
 なお、常にショートパンツ姿でフトモモを露出させながら刀を振り回す戦闘ヒロイン・ライハを演じる山本千尋(やまもと・ちひろ)は、坂本監督が手掛けた映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.(ドクター)パックマン対エグゼイド&ゴースト with(ウィズ)レジェンドライダー』(16年・東映)ではバグスター(怪人)の人間態としてすでに華麗な剣さばきを披露していた。
 本稿執筆中に劇場公開された、同じく坂本が手掛けた映画『ウルトラ銀河伝説』で円谷プロ側のプロデューサーや脚本を手掛けた岡部淳也(おかべ・じゅんや)が今度は自ら監督も務める、70年代の人気特撮『シルバー仮面』(71年)と『スーパーロボット レッドバロン』(73年)のリメイクキャラクターたちが共闘する映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20171119/p1)でも、彼女は往年の『シルバー仮面』のかの春日はるか(かすが・はるか)役だというのに、やはり剣戟(けんげき)バトルをくりひろげているそうである(笑)。


 主人公・ヒロイン・ラスボス、さらにはゲストキャラに至るまで、それぞれに別個で深い因縁を持たせてみせている伏井出をレギュラー悪としたことにより、『ジード』は謎とき要素の強い連続ドラマとなっていて、意識したのか否かは不明だが、結果的には「平成」仮面ライダーシリーズの作劇に通じるものともなっている。
 それにしても、当初はクールだった伏井出が回を重ねるごとに次第にテンションがヘンになっていき、しまいには上半身裸になって絶叫したりするあたりは、偶然だろうが『仮面ライダーエグゼイド』(16年)に当初悪役として登場し、中盤で改心はしないものの正義のライダー側に協力するようになった檀黎斗(だん・くろと)=仮面ライダーゲンムとしての類似をどうしても想起してしまう(笑)。


*ふたつの秘密基地! 特撮バトルだけでなく本編アクション・着ぐるみキャラの増量は、飽きっぽい幼児も惹きつけるハズ!


 その伏井出がかつて地球侵略の拠点(きょてん)として天文台の地下につくりあげるも、放棄していた「秘密基地」にリクとライハが移住するという設定も、先述した乙一の提案が実現したものだそうである。
 人気アイドル声優三森すずこ(みもり・すずこ)が声を演じる、秘密基地の黄色い球型コンピューター・レムも、かつては伏井出が「マスター」だったのであり、「昭和」の元祖『仮面ライダー』(71年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20140407/p1)のように、本来は悪のテクノロジーによって生みだされたものの正義側のリクたちに寝返ったともいえるキャラなのだ。
 このレムの設定は、悪役のベリアルの息子であるにもかかわらず、リクが正義のヒーローとして覚醒することに、一部の視聴者が持つであろう違和感に対する予防線や緩衝材としての「前例」として機能させてもいるのだろう。


 そして、『ジード』ではもうひとつの「秘密基地」も設定されている。しかしそれは前作『オーブ』に登場した防衛組織・ビートル隊のような地球人の組織ではなく、宇宙の秩序(ちつじょ)を守る正義の宇宙人たちが結成したAIB(エー・アイ・ビー)なる組織であり、コンピューターのタッチパネルがCG特撮で宙に多数浮かぶ、ハイテックな彼らの秘密基地がもうひとつの舞台としても描かれているのだ。
 『ウルトラマンギンガ』以降、かつてのような大掛かりな防衛組織が描かれたのは実質『ウルトラマンギンガS』と『ウルトラマンX』のみとなった。身の回りの家電にすでに電飾あふれるデジタルガジェットがあふれている現今の子供たちにとっては、防衛組織の「秘密基地」の壁面やデスクの電飾パネルや光線銃やメカの類いは、我々ロートル世代が子供だったころと比すれば落差が減じていて、相対的に未来的には見えなくてワクワクさせられないのかもしれない。
 我々から見れば「科学」というより「魔法」に見えてしまう、人形やカードからウルトラマンや怪獣や武器が召喚されるような描写の方に、今の子供たちは「科学」を超えたセンス・オブ・ワンダーを感じてワクワクしているのかもしれない。
 そのあたりが原因で防衛隊関係の玩具が売れなかったことが、防衛組織のオミットの原因だとしたら、玩具会社側としても仕方がない合理的な判断であったとは思うのだけれど、防衛組織のスーパーメカの類いにおおいにあこがれを抱いてきたような古い世代としては心情的には残念である。


 だが、もう今となっては筆者のようなマニアでも名前も登場した作品名も忘れてしまっていた黒歴史(くろれきし)化した宇宙人たちが幾人かいる(爆)、策略宇宙人ペダン星人・憑依宇宙人サーベント星人・冷凍星人グローザ星系人・宇宙怪人ゼラン星人・友好異星人ネリル星人・遊星人セミ女などのヒーローショー用や現存していた着ぐるみを多数流用してAIB隊員としているだけとはいえ、地球人の防衛組織よりもこちらの方が「昭和」のウルトラ兄弟たちの組織「宇宙警備隊」をも彷彿(ほうふつ)とさせており、相応にスケール感を醸(かも)しだしているようには思える。


 ベリアルや伏井出以外にも、『ジード』では地球侵略をねらう悪の宇宙人として、三面怪人ダダや変身宇宙人ピット星人・集団宇宙人フック星人に宇宙帝王バド星人・反重力宇宙人ゴドラ星人などが端役の悪役として登場している。
 そして、AIBのリーダー格であるレギュラーとして、ニコニコ生命保険の黒スーツ姿の営業部員(笑)に普段は擬態している宇宙ゲリラ(爆)シャドー星人ゼナとメインヒロインのライハがくりひろげる端役の悪役宇宙人との等身大バトルを、ウルトラマンVS怪獣との巨大戦の前哨(ぜんしょう)戦として頻繁(ひんぱん)に描いてもいるのだ。
 往年の1970年代の変身ブームの子供たちも、人間ドラマ主導で戦場が相対的には狭く見えてしまう特撮スタジオでのバトルやBパートにだけヒーローが登場するウルトラマンシリーズよりも、アクション主導でロケ地を限定せずに広い郊外をバイクで移動したりAパートでも軽快にバトルしたりヒーローに変身することもある等身大ヒーローたちの方にややワクワク感を覚えていたのも事実ではあり、そこに「ウルトラ」に対する「仮面ライダー」の勝機もあったのだ。
 つくり手たちもそのことに敏感に気付いていたのだろう。円谷プロの特撮巨大ヒーローでも『ミラーマン』(71年)の防衛組織・SGM(エスジー・エム)や『ジャンボーグA(エース)』(73年)の防衛組織・PAT(パット)が、円谷プロの分派である日本現代企画が製作した『スーパーロボット レッドバロン』の防衛組織・SSI(エス・エス・アイ)も、隊員たちが人間大サイズの宇宙人やメカ戦闘員たちと軽快なバトルをくりひろげることで、娯楽活劇性を高めることに尽力していた。
 よって、特撮場面のみならず本編部分でも等身大アクションを拡充することは、飽きっぽい子供たちを画面に引きつけるためには充分に効果的な方策となり得ているのではなかろうか!?


 ただし、「昭和」のウルトラシリーズでも『ウルトラマンレオ』のMACは等身大宇宙人とアクションをくりひろげてはいたものの、リアルでシビアな作風が災いして負傷者や死者が連発されることで(!)、良い意味で記号的な「軽快」さとは真逆な重たい「陰惨」なものとなっており、あれはあれで長じてから鑑賞すると実に味わいがあってハマるのだが、子供が観たらふつうはドン引きするだろう(爆)。


*ふたりのヒロイン! 鳥羽ライハと愛崎モアの憂鬱(笑) ラブコメ的な愉快な三角関係の導入!


 巨大変身ヒーローや等身大キャラたちの秘密基地が複数制であるばかりか、『ジード』では先述した鳥羽ライハに、地球人で唯一AIBに所属する愛崎モア(あいざき・もあ)と、ヒロインまでもが複数制なのだ!
 乙一の言によれば、リクを取り巻くライハやモアたちがにぎやかに騒ぐようなハーレム的な雰囲気は、SF学園ラブコメアニメの古典にして金字塔『涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱(ゆううつ)』(第1期・06年 第2期・09年)などが元ネタなのだとか。
 ライハとともにリクと秘密基地で同居する放浪宇宙人ペガッサ星人の子供・ペガも、実は氏が前々作『ウルトラマンX』に登場した防衛組織・Xio(ジオ)に所属する健啖(けんたん)宇宙人ファントン星人のグルマン博士をヒントに、本編で人間ドラマがつづいても、その中に着ぐるみキャラがいれば年少の子供も飽きずに観てくれるだろう、との想いから生みだしたキャラなのだそうだ。
 従来のウルトラマンシリーズではほとんど見られなかった、こうした思春期の青少年層をねらった深夜アニメ的なキャラシフトや、幼児向けの教育番組に目鼻口が記号的に戯画化(ぎがか)されたカラフルな動物型の着ぐるみキャラやパペット(操り人形)を登場させて年少の子供たちの関心や視線を向けさせるような手法も、『ジード』への青年マニアや幼児たちの興味関心を持続させる原動力となっているだろう。


 乙一は78年生まれであり、幼稚園児から小学生のころは、ちょうど『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)から『ウルトラマンティガ』(96年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19961201/p1)の間に長らく生じた、ウルトラマンの地上波放映が途絶えていた時代だった。
 関東地方では80年代いっぱいは夕方や早朝に途切れなくウルトラシリーズの再放送がされており、幼児誌でも連綿とウルトラシリーズを扱っていたり、レンタルビデオの急速な普及もあったりしたので単純には云えないだろうが、氏をはじめとする現在30代ですでに親となっている世代が、子供のころに「ウルトラマン」の新作をリアルタイムで楽しめなかったことこそが、近年の「ウルトラマン」の商品的価値凋落(ちょうらく)に拍車をかけているのは巷間(こうかん)よく云われるところだ。
 しかし、「昭和」の「ウルトラシリーズ」や『ポケットモンスター』(97年~)や『妖怪ウォッチ』(14年~)が児童間で大人気を博したのは、彼らの親の世代が幼少時にそれらの作品を観ていたからだという理論は成立しえない(笑)。よって、よくよく考えてみるとツッコミどころが満載の俗説にも思えるし、それらの作品が大ヒットを記録したのはその見てくれや意匠(いしょう)が目新しく魅力的に見えたから、今の特撮ヒーローがそれらの作品よりも不人気なのは単純に現今の子供たちにとってはやや魅力に欠けて見えているからであって、何らかの強烈な魅力さえ確保できれば『ポケモン』や『妖怪ウォッチ』を超えるヒットを記録できるのだとは思える。
――もちろん親も観ていたなじみの深い長寿シリーズなので、その新作を「自分の子供たちにも観せてみたい!」という心理がはたらくのも人間としては普通の心情なので、そのかぎりで親の世代が幼少時に旧作を観ていたことが少々有利になることはあるのだろうが、決定打であるとは思えない――


 それは、つくり手の側についても云える。ウルトラマンに強い想い入れがなく、息子が観ていた『ウルトラマンX』と『ウルトラマンオーブ』しかリアルタイムで観ておらず、子供の付き合いで観ているうちにハマってしまい、ニワカにウルトラシリーズの設定を猛勉強したような乙一のようなセンスも実力もある作家が執筆さえすれば、我々のような古い世代のマニアでさえおもわずハッとしたりニヤリとするような「良いところを突いている!」と思える「ウルトラマン」を生みだせる者もたしかに存在するのである。


 70年生まれで『ウルトラマンタロウ』(73年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20071202/p1)や『ウルトラマンレオ』(74年)にギリギリ間に合い、小学生時代に78~79年に起きた第3次怪獣ブームの直撃を受けた坂本監督の世代が、おもしろいものをつくりつづけているのはある意味当然かもしれない。
 だが、あまりにも「ウルトラ」に想い入れが強すぎて、マニアにしかウケないようなものしかつくれなかった人間も実際いたのだし――具体例はあげません(爆)――、逆に「ウルトラ」に想い入れがなさすぎるために、やっぱりつまらない「ウルトラマン」しかつくれない人間もいることだろう。
 世代的にも嗜好(しこう)的にもあまりに両極端に見える、知的な優等生タイプのメインライターと体育会系のガキ大将的なメイン監督が、『ジード』では理想的なコラボレーションを果たしていると云っても過言ではないだろう。


*出自が悪である正義のヒーロー! 異色なようでも良い意味でのアリガチ・王道・普遍の系譜だった!


 ところである意味『ジード』のウリのひとつではある、主人公のリクが悪のウルトラマン=ベリアルの息子であるという設定自体は、実は決して目新しいものではない。
 元祖『仮面ライダー』にしろ、永井豪(ながい・ごう)原作のヒーローマンガ『デビルマン』(アニメ版は72年・東映動画→現東映アニメーション NET→現テレビ朝日)にしろ、主人公が本来は悪の組織につくられた改造人間だったり、悪の組織の魔族だったのに、悪を裏切って正義側に転じるという設定は、すでに70年代には存在していたのだ。
 広義では悪の組織・BF(ビーエフ)団につくられた破壊兵器の巨大ロボットが、正義の組織・ユニコーンに所属する少年・草間大作の声を主人として認識したがために、正義側へと転じた『ジャイアントロボ』(67年・東映 NET)もそうだったのであり、そうなるとこの手の設定は、すでに50年前にはあったことになる(笑)。


 だから「子供番組」である以上、リク=ジードが父のベリアルに加担(かたん)して地球を滅ぼす、なんてバッドエンドになるハズもないのだが(爆)、あえて使い古された、いわばミエミエな設定を用いたのはナゼなのか?
 これは悪の息子であることに主人公が苦悩しつつも、新しくできた仲間たちの友情に助けられたり、何度か闇に落ちそうになるも、戦いの中で得た自らの意志でそれを克服し、最終的には強大な悪に打ち勝つ! といった展開が、やはりドラマチックであるからだろう。
 いくら使い古された設定とはいえ、それが血肉の通ったしっかりとしたものとなっていれば、決して批判すべきものではないのだ。むしろその設定や展開に説得力を感じさせ、つづきが気になってしかたがなくなるようなワクワク感も与えつつ、視聴者に感情移入を誘発させるに至る作劇の巧拙や達成度の方にこそ注目すべきではあるまいか?


 その意味では、『ギンガ』以降のウルトラシリーズにおいて、主人公青年がウルトラマンに変身後も変身前の人間の姿やその顔面アップ映像での表情演技やセリフをしゃべる描写が頻繁にあることで、視聴者の感情移入を高める効果をあげている。
 従来のウルトラマン、特に「昭和」の時代においては、主人公がウルトラマンに変身した途端、仮面ライダーなどと比すると変身前の主人公とウルトラマンの人格がやや別ものに見えてしまう弱点があり――と同時にそれが超越性・ヒーロー性・憧憬を感じさせてもいたのだが――、それがひいては本編ドラマと特撮バトルが分離しがちになってしまう一因にもなっていた。
――『ウルトラセブン』では変身前のダンを演じた森次晃嗣(もりつぐ・こうじ)、『ウルトラマンタロウ』では変身前の東光太郎を演じた篠田三郎(しのだ・さぶろう)、『ウルトラマンレオ』では変身前のゲンを演じた真夏竜がセブンやタロウやレオの声も演じていたために、変身前後の分断感はやや緩和されていたかもしれないが、東映ヒーローほどの変身前後での一体感はない――


 『ギンガ』以降のこうしたロボットアニメの操縦席的な変身前の人間の顔出し演出は、特撮バトルに入るや本編ドラマが終了してしまうことでの分断感を回避し、特撮バトル中でも人間ドラマや会話劇がつづいている役割を見事に果たしている、ありそうでなかった新たな「発明」であったのだ。


*まったくリアルでない(笑)、半笑い/半カッコいい様式美としての「定番ゼリフ」や「変身」!


 ふたりの歴代ウルトラマン(の超能力を象徴した幻影)との合体変身は、前作『オーブ』を踏襲したものだが、リクがジードに変身する場面は、


「You go!(ユー・ゴー=融合) I go!(アイ・ゴー) Here We go!!(ヒア・ウィー・ゴー)」


などというB級・色物チックでキッチュ通俗的・笑)な掛け声を叫んでから、リクが歴代ウルトラマンの力を宿した2種類の「ウルトラカプセル」をスキャンした変身アイテム「ジードライザー」を高々と掲(かか)げるや、カプセルから実体化(?)した左右に居並ぶふたりのウルトラマンがリクに合体してウルトラマンジードが登場するという、ぶっちゃけかなり尺が長い描写であり、シリーズ中盤以降は短縮されることが多い(汗)。


 また、初代ウルトラマンウルトラマンベリアルと合体した基本形態・ウルトラマンジードプリミティブ変身時は「決めるぜ! 覚悟!!」。
 ともに赤い身体のウルトラセブンウルトラマンレオと合体したパワフルタイプ・ウルトラマンジードソリッドバーニング変身時は「燃やすぜ! 勇気!!」。
 ともに青い身体のウルトラマンヒカリウルトラマンコスモスと合体した、スピーディな動きを得意とするウルトラマンジードアクロスマッシャー変身時は「見せるぜ! 衝撃!!」。
 ウルトラマンゼロウルトラの父と合体した、ウルトラマンジードマグニフィセント変身時は「守るぜ! 希望!!」。
 ウルトラマンベリアルウルトラマンキングと合体した、ウルトラマンジードロイヤルメガマスター変身時は「変えるぜ! 運命!!」。


 以上、リクが変身時に放つ、漫画チックでも様式美的なカッコよさにはあふれた決めゼリフが、ウルトラマンジードやその登場時のヒーロー性や熱血度を高める絶妙な演出ともなっている。
 変身場面に定番で流れる、高揚(こうよう)感にあふれるアップテンポな劇中音楽もまた、その相乗効果を高めていると云えるだろう。


 こういった演出は一時は特撮マニア間でのリアル至上主義的な風潮の許で否定されてきた。しかし『仮面ライダーカブト』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070211/p1)や『仮面ライダー電王』(07年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080217/p1)あたりから復権してきた変身直前や直後に名乗る「定番セリフ」が、子供間でもマニア間でもおおいにウケて新たな「定番」となっていったのも明らかな歴史的事実なのだ。
 そして、おそらくは玩具会社・バンダイ側のスタッフが変身アイテムを玩具販促用に本編映像内でも印象的に長々とイロモノ的な「定番ゼリフ」も込みで魅せてほしいという要望から来た、「平成ライダー」から「ウルトラ」への良い意味での還流なのだろうと見るのだが……。稚気満々(ちきまんまん)なキャッチーさ・ツカミがあって、個人的には大歓迎である!(笑)


 まぁ、「平成」仮面ライダーも初期の頃はシンプルに「変身!」とだけ叫んでいたのが、「天の道を往(ゆ)き、総てを司(つかさど)る!」「俺、参上!」「通りすがりの仮面ライダーだ!」「さぁ、おまえの罪をかぞえろ!」(笑)などと、変身直前や変身直後に長々と「定番ゼリフ」を語るようになってからでも、すでに10年以上がすぎている。
 70年代末期から00年代初頭に至るまで、特撮マニアの間で多勢(たぜい)を占めていた、中二病的なリアル至上主義の風潮がようやく過ぎ去ったのだ。
 おもわず笑ってしまうけど半分はカッコよくもあるヒーローたちの長々とした「定番ゼリフ」や「名乗り」に対して、いまや「ヘンだ!」などとガチでツッコミを入れるヤボな者はほとんどおらず、それどころか何かの拍子(ひょうし)につい口にして、特撮マニア間での言葉遊び・コミュニケーションツールにすらしている者も多いくらいで、むしろ子供間でもマニア間でも歓迎されている(笑)。
 ぶっちゃけもっとリアルに考えたら無言のままでよいのであり、右手を高く掲げたり「変身!」とさえ叫ぶ必要はないワケなのだが(爆)、こうしたヒーローたちの非リアルな長々とした「定番ゼリフ」や「名乗り」を一周(一周半?)まわって、どうせ良い意味でフィクション・つくりものなのだし、半分は笑っちゃうけど半分はカッコいいのだからと「様式美」として割り切って楽しめるようになったほどに、特撮マニアたちの「中二病期」「幼年期」(笑)も終わって成熟したと見るべきなのだろう。


 それにしても、わずか2クールしかない『ジード』において、1年間放映される仮面ライダー並みに、早くも5種類ものタイプバリエーションが描かれていることには、やや駆け足の感はあるけれど、ゴージャスな印象も感じさせている。もちろんこれは、少子化時代にひとりの子供に複数の玩具を購入させるために商品数を増やしている玩具展開主導によるものだし、今になってはじまった話でもない。
 けれども、ぶっちゃけバンダイ側は玩具が売れるよう、新キャラの誕生や活躍が最大限に視聴者の印象に残るように作劇したり、初登場回の特撮ビジュアルをハデハデにすることを要望しているのだろうし、製作側もこれに応(こた)えつつも、ジードの新形態が誕生する過程に少しでも必然性・説得力が感じられるように該当回のドラマもうまく劇的に構築ができている。
 だから数回に1回の割合で増えるジードのタイプバリエーションは、主人公・リクの成長や心の変遷(へんせん)とは分離することなく、絶妙にリンクするかたちで描かれることとなっているのだ。


*アクション演出面でも端的に描かれるリク=ジードの劇中での位置付けや成長


 本来スピーディーなアクション演出を得意とする坂本監督が撮った第1話『秘密基地へようこそ』から第4話『星人を追う仕事』までのいわゆるパイロット編(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20170819/p1)で、ウルトラマンジードの動きが意外に緩慢(かんまん)で重厚なスローモーション撮影だったことは、マニアであれば誰もが気づいたことであろう。
 これは父・ウルトラマンベリアルの特徴である、背中をやや丸めて体勢を低く構えた実に不穏な悪党味にあふれる凄(すご)みのある動きを、ベリアルの息子という設定のジードにもいくらか反映するためには、普段の坂本監督が演出しているようなスピーディーなアクションでは、ベリアル独特の悪魔的な重々しさが半減してしまうという判断も働いたのだろう。
 第1話クライマックスのジードとスカルゴモラの戦いを見守る市民たち、そしてジードが正義の味方であるのは決まっているにしても(笑)、それでも視聴者に「果たして敵か味方か!?」との想いを少しでも抱(いだ)かせるには、いかにもヒーロー然とした颯爽(さっそう)とした動きではなく重厚で悪党味にあふれるアクション演出こそがやはり的確だったのだろう。


 また『ジード』では時折、市民たちのジードに対する好感度の世論調査の結果が劇中のテレビニュースで報道され、市民を守るための戦いを重ねてもジードに対する支持が広がらないことにリクが想い悩む姿が描かれている。
 これもジードの悪魔的な第一印象と、6年前にこの世界の宇宙全体を一度は崩壊に導いた「クライシスインパクト」の際に東京の地に出現したウルトラマンベリアルに似ているジードを、市民たちが記憶して警戒しているためであり、初期編の不穏なアクション演出はその意味でも機能できるように逆算して導きだされたものだろう。
 ちなみに第5話『あいかた』では、スタイリッシュでクールなタイプチェンジ姿でありスマートで優美な戦い方をする青い姿のジードアクロスマッシャーにかぎっては、女性に人気があると報じられていた(笑)。


 守ってあげているハズの市民たちから支持されないことに落胆するリクの姿もまた、視聴者の「憧憬」ではなく「同情」としての感情移入を誘うことになっているが、これもリクが到底ベリアルの息子とは思えないような、少々幼い感じのする明るくさわやかなイケメン少年として描かれていることが大きいだろう。
 リクを演じる濱田龍臣(はまだ・たつおみ)は、先述した7年前の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE』でゼロの仲間の巨大ロボット・ジャンボットを操縦する少年・ナオをすでに演じていたという因縁もさることながら、子役時代から活躍しているだけあって、演技はすでに安定の域に達している感がある。


 第6話『僕が僕であること』で、ジードが右手で握るジードクローなる先端が尖ったハサミ爪型の新たな濃紺色の武器を得たことに、ライハは武器を使うにはそれだけの器(うつわ)が必要であり、それはリクが成長した証(あかし)だと語ることで、取って付けたような武器(笑)のゲットにも劇中内での一応の必然性を与えようとして、かろうじて成功している。
 「昭和」の第2期ウルトラシリーズでは、ウルトラセブンウルトラマンジャックにウルトラブレスレットを、ゾフィーウルトラマンエースにウルトラコンバーターを、ウルトラの母ウルトラマンタロウにキングブレスレットを、ウルトラマンキングウルトラマンレオウルトラマントを「授(さず)ける」というかたちで新たな必殺武器の登場が描かれてきた。
 第1期ウルトラシリーズや1960年代までのジャンル作品における人格がすでに完成しているオトナ・オジサン主人公ではなく、発展途上の青年主人公の成長物語としても描かれた感が強い第2期ウルトラシリーズではあったものの、実は主人公の成長は必ずしもウルトラマンのパワーアップや新武器獲得にストレートに結びついていたわけではなく、本編ドラマと特撮バトルがやや分離気味であったのは残念ながら事実ではある。
 しかし『ジード』をはじめ近年のウルトラ作品ではそれら「昭和」のウルトラとは異なり、主人公が成長の証として、自らの力で新たな武器や必殺技やタイプチェンジを得るに至っていく展開は、むしろ「平成」仮面ライダーや近年のスーパー戦隊や少年漫画などに多く見られる傾向で、これにより本編ドラマと特撮バトルが分離することなく有機的に連関して、その両者を盛り上げることもできている。
 武器やヒーローのタイプチェンジ人形などの「玩具」を売りたいのであればイヤイヤ登場させるのではなく、その「玩具」が劇中内に登場する「必然性」を後付けでもつくっていくような作劇も含めて、近年のウルトラマンシリーズのつくり手たちは、やはり良い意味で仮面ライダースーパー戦隊や少年漫画などの影響を色濃く受けている。
 子供たちがそれを魅力的に感じて、なおかつ「玩具」の売上が製作側の円谷プロにも還流して、ウルトラシリーズの製作予算が少しでも微増するのであれば、むしろそれらの良い影響は進んで受けるべきだろう。


*ゼロと冴えない妻子持ちサラリーマンの二重人格劇! 両者の相克としてのパワーアップ! バトルの立体化!


 NHKの人気深夜ドラマのタイトルをもじったとおぼしき第3話『サラリーマンゼロ』で、トラックにはねられそうになった子供を救うために瀕死(ひんし)の重傷を負った、さえないサラリーマン・伊賀栗(いがぐり)レイトにウルトラマンゼロが乗り移ったことから、レイトとゼロは、ゼロが云うところの「ウィンウィンの関係」となる(?)――ちなみに取引をする双方に利益があるという意味だ(笑)――。
 怪獣出現を察知したゼロがレイトに変身するよう迫るも、大事な会社の仕事があるからと拒否するレイトに、強引に変身アイテム・ウルトラゼロアイを着眼させようとするゼロを表現するためのレイトのひとり芝居は、バラエティ番組で活躍するタレントのDAIGO(ダイゴ)が主人公のタイガ隊員を演じたことでゼロとの会話がまさにかけあい漫才となった映画『ウルトラマンサーガ』(12年・松竹・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140113/p1)での同様シーンを彷彿とさせるところだ。
 ただ、ゼロが内心世界から合体した人間に話し掛けるに留まっていた『サーガ』と異なるのは、レイトを演じる小澤雄太(おざわ・ゆうた)がゼロの人格やセリフをそのままひとり芝居で演じて二重人格のごとき愉快な対立をしていることである(笑)。
 気弱なレイトがメガネをはずした途端、自信過剰なオレ様キャラに表情を一変させる氏の芸コマな演じ分けもさることながら、ゼロの声を演じる宮野真守(みやの・まもる)のイケメンボイスがまた、氏の基本的にはイケメンなルックスに絶妙なまでにピタッとハマっているのだ!
 まぁ、今のところゼロがジードに特訓を課す場面は描かれてはいないため、第5話でリクがレイトを「ゼロ兄さん」(!)と呼んだようにゼロはジードにとってはあくまでウルトラ兄弟(笑)であり、「師匠」として尊敬している感は薄いような気がするが。


 第8話『運命を越えて行け』ではゼロまでもがウルトラマンゼロビヨンドとして強化変身を遂げるが、それまで自分にできるのは妻子を連れて逃げることだけであり戦うのはムリだと語ってい