ウルトラ
怪獣退治の専門家集団の基地や戦闘機のメカニック性をシャープに強調、敵も怪獣よりは侵略宇宙人主体、正義の巨大超人も銀色主体から赤色主体に変えた『ウルトラセブン』が放映をスタートする。 70年代末期の第3次怪獣ブーム時における本邦初の特撮マニア…
今度は民間人レギュラーを怪獣退治の専門家集団に変えて、そのうちのひとりの隊員を巨大宇宙人に変身させて怪獣と戦う、ヒーローものの体裁を採った初代『ウルトラマン』(66年)が同年7月から放映が開始されて、やはり平均視聴率36.8%の大人気を誇…
民間航空のセスナパイトロットとその助手に新聞社の女性カメラマンが行く先々で怪獣や怪奇現象に遭遇する『ウルトラQ』は、「単なる怪獣モノではなかった」という理論武装で持ち上げる向きも多い。 (しかし、第1世代の特撮ライター・竹内博などは自身が『…
ハードではなくオーソドックスに過ぎる。玩具の売上面でも不安。 シリーズを通じたライバル・悪役もいない。 1話完結のルーティンだと、子供でも飽きてくると思われるし、『快傑ライオン丸』や『人造人間キカイダー』(共に72年)のむかしから第3勢力キ…
*『ティガ』最終回も当時は賛否両論! *『ティガ』&後日談映画のシャッフル! *原典とも異なる新機軸! *『ティガ』最終回は子役大挙登場が議論の的! *『トリガー』最終回に弱点アリとすればソレは何か!? *近作ウルトラにもあった最終章における弱点! *悪…
Zとの共闘。Zが並行世界から飛来したことを伏線化して、『トリガー』世界が『ティガ』世界に似ている並行世界であったとシズマ財団総帥の発言で明かす! シリーズ折り返し地点では超古代文明時代のトリガーと闇の3巨人の因縁も明かして、ケンゴの魂が抜け…
『ティガ』世界に酷似するも似て非なる歴史をたどった『トリガー』世界で、来たるべき超古代文明由来の脅威に備えていたことが#9で判明! しかし「スマイル、スマイル!」や「未来を築く、希望の光! ウルトラマン、トリガーーー!!!」などの定番セリフ自体…
『Z』が根強い人気を誇っているのはナゼか? 最終章は本作のタテ軸・連続ドラマの総決算としてより、これまで『Z』の人気を支えてきた魅力の数々を総動員させてみたという印象が強く、やはり最後まで「ドラマ性」や「テーマ性」よりも「キャラクター」や「…
*ハルキ&ウルトラマンZ=主人公で「遊ぶ」 *ヘビクラ隊長(ジャグラスジャグラー)の描写も「遊び」になっている! *宇宙海賊バロッサ星人は「宙の神秘」とは真逆な「チンピラ宇宙人」として「遊ばれる」! *『Z』には「タテ糸」もあるが、まずは「お…
怪獣攻撃隊が巨大ロボを建造して巨大怪獣と戦う! どころか新ウルトラマンとも共闘! しかも、その巨大ロボはセブンガー! *セブンガーの強さ・カッコよさ・有用感を、前面に押し出した作劇&特撮! *セブンガー&ウルトラマンの2大ヒーロー制! セブンガー…
大傑作! バカかっこいい作劇・映像・アクション! バカっぽいけど、カッコいい! 敵の火球を左手で受け止めてゼロの強さを示しつつ、その手でマントを脱ぎ捨てるゼロ! これこそ「バカかっこいい」!(笑) 「自分の命は惜しくない」という健気な想いを抱い…
*低予算の飾り付けも少ない特撮セットでも、照明・アクション・股下から覗く矢島アングルで魅せる! *近年はウルトラ兄弟の掛け声が正しい!(むかしはイイ加減だったその理由の諸相・笑) *バック転! 空中一回転! かつては否定された擬人化アクションの再…
トレギアが因縁深い強敵として描かれた以上、『タイガ』終盤でも近年のウルトラシリーズの作劇を踏襲してタイガ・タイタス・フーマとトレギアの最終決戦を「最終章」として連続ものの形式で描くのだと、筆者は当然のように思っていた。 だが、『タイガ』終盤…
*ウルトラダークキラーでパチンコ展開まで前史として肯定! *予算の都合でも既存の着ぐるみキャラを有効活用! リブット・ダークキラー・偽ウルトラマン軍団! *バトルや幕間でも点描されていくウルトラマンたちの人物相関図! *シーソーバトルから大逆転劇…
序盤の宇宙戦と中盤の悩めるゲスト話との落差。ボイスドラマの方が面白い(汗)。 意図的だとはいえ、タテ糸があまりないのも今時の作品としてはいかがか? 因縁で結ばれた人物相関図を活かした作劇をテレビ本編でこそ描くことで、お気の毒な宇宙人たちの「…
『レオ』1話準備稿に登場したウルトラマンタイガー! 冒頭から7大ウルトラマンが活躍、新ヒーローへバトンタッチ! ゲスト怪獣に加えて、レギュラー敵や第三勢力を設定して、作を拡張! 本編ドラマ部分に等身大宇宙人とのアクションを導入! そのメリット…
*「デザインが気に入らん! なんだぁ、その猫耳ィ」(笑) *「最近のウルトラマンはベラベラしゃべりすぎだ! 神秘性がなくなる!!」 *愛染の説教は、かつての我々の主張か? *「ネタキャラ」戦略のおおいなる可能性 *女子高生が敵ボスに昇格!(笑) *主人公…
『R/B』はWウルトラマン体制! カードやカプセルならぬメダル(クリスタル)。漢字の火をかたどったウルトラマンタロウのメダルを変身アイテムに装着するや、頭頂部が上に向かって末広がりのW字型となる2本ヅノの赤いウルトラマンロッソ! 片や漢字の水を…
キングが宇宙大に拡散した際、光の速さを超えた。相対性理論では光より早いと時間を逆行。宇宙の幼年期まで遡行して幼年期放射なる電波と化した!? クライシスインパクトは6年前なのに、19年前に死産したのかもしれないヒロインをキングが救ったズレも、コレ…
マニア視聴者→オタク主人公→劇中内特撮ヒーロー。 この三層構造を作品が担保したことで、メタフィクション要素も倍音となって幾重にもなって響き出して、我々のような人種には身につまされるかたちで刺さる刺さる!(笑) 第17話でベリアルの精神世界内で…
「ゾフィー兄さん! アタマ、アタマ!!」(笑) ウルトラ兄弟の長男にしてウルトラ一族が設立した宇宙警備隊の隊長ゾフィー。その全身が、地球最強の怪獣とも云われる火山怪鳥バードンがクチバシから吐いた猛炎につつまれる! しかしそれをモノともせずに、…
実景に怪獣合成! 実景で走行変身! ガイ×ナオミ×ジャグラス痴話喧嘩(笑) オーブ・ジャグラス・8戦士 vs ラスボス魔王獣! 夕焼けの別離 〜ライバル生存&その甘さの是非! 佐野史郎登板の意義 〜『オーブ』私的総括!
先輩ヒーロー客演の傑作回が登場! ゼロがエックスの噛ませになることなく大活躍! スラン星人はマックスへの復讐を語る。歴代作品とは無関係の『マックス』とは異なり、本話は『マックス』後日談なのだ! このあたりは、ヒーローや怪獣との初遭遇のサプライ…
*ヒロインがレッドキングに変身! 悪のウルトラ兄弟出現! *グランドキング出現! 少年少女が初代マン・セブン・ティガに変身して立ち向かう! *ラスボス級怪獣や悪や正義のウルトラ兄弟登場で賑やかなのに、ドコか重たさが残る理由とは!?
*主人公がまずは怪獣に変身! さらにウルトラマンへと二段変身!! *悪人も怪獣に変身! 前座バトルが怪獣vs怪獣!! *明らかに超低予算な特撮でも、努力と工夫とセンスで安っぽくてもカッコいい!(笑) *気怠い夏休みの山あいに近い廃校を舞台としたジュブナ…
大傑作! バカかっこいい作劇・映像・アクション! バカっぽいけど、カッコいい! 敵の火球を左手で受け止めてゼロの強さを示しつつ、その手でマントを脱ぎ捨てるゼロ! これこそ「バカかっこいい」!(笑) 「自分の命は惜しくない」という健気な想いを抱い…
暗殺怪獣グラールにエネルギーを吸い取られながらも、かろうじて勝利したウルトラマンネオス。 しかしそのエネルギーはついに枯れ尽きた。 回復のためには母星の光の国へ帰らねばならぬと救出に来たふたりのウルトラマン、ウルトラセブン21(ツーワン)とゾ…
『ネオス』は当初児童ものの書籍・イベント展開から始まってTV化が目指されていた作品であった。 ネオスとセブン21の動く映像を個人的に初めて見たのはバンダイの玩具系ビデオシリーズ「ばっちしV」のCMであったように思うが(編註:初出は94年11月…
観た人の多くは好意的な意見を寄せている。出来がよいには違いない。だが、そこに至るまでが難しい状況。観た人には「傑作」でも、大抵の人々には「観る価値のない映画」「公開されていることすら気づかれていない映画」になっている。 パンフレットに寄せた…
*低予算の飾り付けも少ない特撮セットでも、照明・アクション・股下から覗く矢島アングルで魅せる! *近年はウルトラ兄弟の掛け声が正しい!(むかしはイイ加減だったその理由の諸相・笑) *バック転! 空中一回転! かつては否定された擬人化アクションの再…