ウルトラ映画
『シン・ウル』解析。映像・アクション・ミスリードな原点回帰・高次元・ゾーフィ・政治劇・構造主義・フェミ! 樋口作品か!? 庵野作品か!? *対ネロンガ・ガボラ戦は上々! ウルトラマンのテカテカ感をドー見る!? *微動だにしない人形による超人の飛行姿も再現した映…
「行こうぜ~!」を合図に8人が同時変身、変身バンクが連続炸裂! 観客も最も観たかった場面だ。過去の劇場版で披露された各ヒーローの最強フォームも登場! 大ピンチに際して最強形態に変身するのも合理的でうれしい! タイガ・タイタス・フーマがヒロユキ…
市民or超人の二択! 引きこもり青年! 新悪役トレギア登場! 究極の問いだが、双方に理はある。 良い意味で深堀りしない。家族向け映画では深刻すぎ。これでよしだ。 自我が肥大した引きこもり青年に魔手が迫るあたりも示唆的。 ラストバトルは長尺たっぷり…
新アイテム&新怪獣が共通出自で過去作とも因縁付与! ウルトラ大戦争やオメガアーマゲドンもいつか長尺で観たい! 『ジード』の後日談映画。 内容的には、リク少年・メインヒロインの刀剣少女・秘密諜報員のずっこけサブヒロイン・ウルトラマンゼロとも合体…
「みんなでウルトラマンを応援しよう!」。 観客の供たちも「ウルトラマ~ン! 頑張れ~!」。 実に微笑ましい光景だ。ここまでの一体感を得られた映画が果たして近年存在しただろうか!? クライマックスでは新世代ウルトラマンが勢揃い! 奇機械怪獣デアボリ…
「特訓」自体は『帰マン』『レオ』のように重苦しい鬼気迫るリアルなモノや危険な描写ではまったくナイ。 第2期ウルトラの「特訓」や「ドラマ性」「テーマ性」の挑戦は、子供番組としてはヤリすぎで偏りもあったとしても、相応の達成はあった。 逆に云うな…
*タイラントのツノはブラックキング!? *成田理論の否定でもあるタイラント人気の普遍性!? *ジュブナイルじゃない! アイテム争奪コント劇! 「見せ場」重視! *いつものテレビシリーズの『ギンガ』並みの特撮セットだからこそ、そこにイカルス星人(60年代)…
頭に冠状のツノがあって全身に複雑な装飾。 成田亨の怪獣デザイン3原則からはハズれたサーガ!(歓迎!) DAIGO・AKBという流行りものの投入。 それにより、一部のマニアによる「不純だ!」との事前、および事後の下馬評に満ち満ちた。 一方で4月公開の『ス…
『メビウス&兄弟2』のプロットが『超8兄弟』DVD-BOXに収録されている。 タロウこと東光太郎が主役級で登場するのみならず、白鳥健一・梅津ダン・坂田次郎・ホシノ少年が長じた姿で再登場! 彼らは怪獣災害の孤児を育てる「ウルトラの家」を設立していたの…
観た人の多くは好意的な意見を寄せている。出来がよいには違いない。だが、そこに至るまでが難しい状況。観た人には「傑作」でも、大抵の人々には「観る価値のない映画」「公開されていることすら気づかれていない映画」になっている。 パンフレットに寄せた…
円谷プロを買収したTYOによる第1作、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』。 TYOより送り込まれし(円谷プロと合併したビルドアップの社長だった)、獅子奮迅の大活躍をした本作の立役者。 プロデューサーに加えてメイン脚本も兼任、本職は映像屋さ…
思えばテレビシリーズ『ウルトラマンメビウス』(06)の劇場版に位置する映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06)で、平成ウルトラマンのルーキー・ウルトラマンメビウスと、昭和ウルトラマンの代表選手であるウルトラ6兄弟の共演を、可能な限り…
70'末の日米合作ウルトラマン映画への夢! 80年安保の挫折! 80年代アニメの文法! デザイナー列伝! 巨大ロボ登場も予定! ヒーローものの本質とは!? 大銀河!カメラがパンすると、カラフルなガス星雲の中心に光が輝く!不気味な小天体が出現!月をカスめて…
20年前、月で初代マン・セブン・新マン・Aが究極超獣Uキラーザウルスと大激闘を繰り広げる場面から本作は幕を開ける! 月面クレーターの淵の上から初代マンと新マンのスペシウム光線! セブンのワイドショット! エースのメタリウム光線! それらが融合し…
出来はイイし、それなりに面白いとは思う。 でも、マニア連中といっしょに絶賛したくはない。 作品批評は基本的には、作品の内実・クオリティを主眼にして論じるべきではある。しかしそれが全てではない。 作品外のこと。周辺から、内は作り手の内的必然、上…
昨01年末だか02年の年頭だかにCM放映された、本作と同名のタイガー魔法瓶の水筒は、本作との連動企画だったのか? 『劇場版 ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』(02年)1本立てではジミだろうと企画された(?)本作。 第1期…
理性よりも感情に訴える物語。泣けた(笑)。ティガ&ダイナ&ガイアのトリプルヒーロー揃いぶみは、余計な意味づけにこだわらなかった分、カタルシスだけがあった。正しい在り方だと思う。珠がなくなることを願う所有者が現われれば悲劇は終わる。しかしそ…
面白かったけど上映時間はもっと短くてもよかったなぁ。 映画そのもののテンポはともかく、バトル皆無な中盤において子供たちの画面集中力が散漫になるのは当然のことであって、その生理をかえりみずに堪え性のなさを批判するのは酷であろう(ましてこれは、…
一般性から宿命性に回帰したことを「逆行」だと批判するのは可能。しかし皆が光になれる一般性ではなく、「太古からの宿縁」という宿命性の物語にも魅力があることは否めない。 ともあれ「ヒロイックファンタジー」としての一面の『ティガ』のドラマはここに…