ウルトラ映画
「行こうぜ~!」を合図に変身前の8人が横並びで一斉に同時変身をとげ、変身バンクが連続して炸裂する描写こそ、子供たちも観客も最も観たかった場面だろう。かつてそれぞれの劇場版で披露された各ヒーローの最強フォームが登場!! 大ピンチに際して最強形…
個人的には、若いマニア連中いわく「円谷の(クレイジーサイコパスの)ヤベーやつ」(笑)らが並行宇宙を超えて結集して悪事を企み、それに対抗するために我らが2010年代の通称ニュージェネレーション・ウルトラマンたちも大集合を果たす、正義の軍団v…
新アイテム&新怪獣が共通出自で過去作とも因縁付与! ウルトラ大戦争やオメガアーマゲドンもいつか長尺で観たい! TV特撮『ウルトラマンジード』(17年)の後日談映画『劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』(18年)。 内容的には、ジード…
「さあ、みんなでウルトラマンを応援しよう!」 「いくよ! せーの!」 「ウルトラマ~ン! がんばれ~~~!!」 まんま夏休み恒例のイベント『ウルトラマンフェスティバル』内でのアトラクショー「ウルトラマンライブステージ」やないか!(爆) クライマ…
「特訓」描写自体が、良くも悪くも往年のいわゆる第2期ウルトラシリーズ(71~74年)における『帰ってきたウルトラマン』(71年)序盤、特に『ウルトラマンレオ』(74年)シリーズ前半のように、鬼気迫るリアルなモノや重苦しい危険な描写ではまっ…
*ジュブナイルじゃない! アイテム争奪コント劇! 「見せ場」重視! *タイラントはブラックキングもその組成の一体だと設定されていた!? *巻末にはいつもの『スパークドールズ劇場』も! 短編映画『劇場スペシャル』の可能性! *『ギンガ』前半おさらいと、…
頭に冠状のツノがあって全身に複雑な装飾。 成田亨の怪獣デザイン3原則からはハズれたサーガ!(歓迎!) DAIGO・AKBという流行りものの投入。 それにより、一部のマニアによる「不純だ!」との事前、および事後の下馬評に満ち満ちた。 一方で4月公開の『ス…
映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』(松竹・08年9月13日公開)のDVDメモリアルボックス(バンダイビジュアル・09年1月23日発売)の特典冊子によると、かの映画が製作される前、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(松竹・06年9月1…
ベリアル軍の量産側ロボット・レギオノイド軍団に襲撃される惑星エスメラルダ。 その第二王女・エメラナ姫が襲われようとするや、彼女の頭に飾られたティアラの輝きの中から(!)、颯爽と飛び出す鏡の勇者・ミラーナイト! 登場SE(サウンドエフェクト)…
破産寸前の円谷プロダクションを買収した映像製作会社・TYOによる新体制後の第1作、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年)。 TYOより送り込まれし(正確には円谷プロと合併した造型会社・ビルドアップの社長だった)、…
思えばテレビシリーズ『ウルトラマンメビウス』(06)の劇場版に位置する映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06)で、平成ウルトラマンのルーキー・ウルトラマンメビウスと、昭和ウルトラマンの代表選手であるウルトラ6兄弟の共演を、可能な限り…
大銀河。 カメラがパンするとカラフルなガス星雲の中心に光が輝く! セル画ではない背景美術絵で、スキマだらけの地殻だけ、中は空洞、核を中心に水晶状の直方体が四方に伸びていて、かつ回転している不気味な小天体(惑星ソーキン)が出現! いわゆるコンド…
今から20年前の1986年、月世界でウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、そしてウルトラマンエースが究極超獣Uキラーザウルスと大激闘を繰り広げる場面から本作は幕を開ける! 月面クレーターの淵の上から初代マンと新マン(帰ってき…
出来はイイし、それなりに面白いとは思う。 でも、マニア連中といっしょに絶賛したくはない。 作品批評は基本的には、作品の内実・クオリティを主眼にして論じるべきではある。しかしそれが全てではない。 作品外のこと。周辺から、内は作り手の内的必然、上…
昨01年末だか02年の年頭だかにCM放映された、本作と同名のタイガー魔法瓶の水筒は、本作との連動企画だったのか? 『劇場版 ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』(02年)1本立てではジミだろうと企画された(?)本作。 第1期…
タイトルを裏切ることのない豪気なノリは、劇場版という“お祭り”の場にふさわしく開放的でイイ感じ。どちらかといえば理性よりもむしろ感情に直截訴えかけるタイプの物語内容でもあるし、とりあえず感想をこう表現しておきたい。一言…… 「泣けた」(笑) テ…
面白かったけど上映時間はもっと短くてもよかったなぁ。 映画そのもののテンポはともかく、バトル皆無な中盤において子供たちの画面集中力が散漫になるのは当然のことであって、その生理をかえりみずに堪え性のなさを批判するのは酷であろう(ましてこれは、…
一般性から宿命性に回帰したことを「逆行」だと批判するのは可能。しかし皆が光になれる一般性ではなく、「太古からの宿縁」という宿命性の物語にも魅力があることは否めない。 ともあれ「ヒロイックファンタジー」としての一面の『ティガ』のドラマはここに…