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奥さまは魔法少女


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(05年7月季放映作品)
(文・T.SATO)
 『奥さまは魔女』ならぬ魔法少女
 といっても、バツイチ独身ひとりものだから、「少女」とタイトルしてるらしい。
 ……って、少女じゃねェだろう(笑)。
 電車男も大スキな井上貴久子お姉さまの声で、20代後半の聡明癒し系女性が主人公。魔法少女にヘンシンすると、年齢相応のナイズバディはそのままに、コスチュームは少女向けなので、サイズが小さくピチピチムチムチ。
 キャラデザは、『美少女戦士セーラームーンS(スーパー)』(94年)や『新世紀エヴァンゲリオン』(95年)の作画監督でおなじみ(って例えが古すぎるよ・汗)、長谷川眞也。
 筆者的にはこーいうのスキなんですが、今の若いオタクの男のコの大多数は、『AIR(エアー)』(出崎統の映画版ではなく原作ゲームやTVアニメ版)みたいな、首に斜めチョップを入れたら折れちゃいそうな(笑)、繊細はかなげ絵がスキそうなので、そっちウケ的にはドーなんでしょう?
 魔法少女バツイチさんちに、メガネの青年社会人クンが下宿に来て、地方出版社に勤めるメガネくんが担当するのは、バツイチさんの前夫の作家さん。そこに、バツイチさんの後釜の魔法少女の座をねらう小学生魔法少女もカラんできて……というお話だが、個人的にはまったりと楽しめる。
 会社の昼休みに「はてなダイアリー」界隈で、#1の感想をチェックしてみると、自分の故郷が背景美術の舞台になっている、との日記を発見! 山口県萩市だそうだ。
 昨04年の魔法少女アニメの良作『うた∞かた』も、神奈川県民なら小中高いずれかの遠足で行ったことがある鎌倉市が舞台だったが、匿名性・代替性の高い近郊住宅地ではなく、入れ替え不可能で歴史がある街並を美術背景にすることで、ある種の“濃さ”と“匂い”がある風情を出して魅力を高め、作品を底辺から下支えすることが、最近の叙情派な作り手たちの流行でもあるようだ。
 近代化・平準化・画一化・マニュアル化が進んで(今様に云うならグローバル化)、無個性化が進展した果てに、ヒトやモノや土地の代替不能なローカリティの見直しがはじまる。
 何十年も前に『文化防衛論』が唱えていたことだ。文学者・三島由紀夫はやっぱり正しかったゾ!(マジで)
 ところで、何でもあの街自体を、魔法少女が魔法で作ったようだけど(?)。イヤあの街は、関ヶ原で負けた毛利氏が広島から移封されたところであって……(コレはマジツッコミではありません・笑)。

(了)


(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.37(05年8月13日発行))


後日付記:バツイチさんではなくて、単に別居中のようでした(汗)。


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