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ウルトラマンエース28話「さようなら夕子よ、月の妹よ」 〜南夕子降板の真相異論!

ファミリー劇場ウルトラマンA』放映・連動連載!)
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「ウルトラマンA 再評価・全話評!」 〜全記事見出し一覧


ウルトラマンエース』28話「さようなら夕子よ、月の妹よ」 〜南夕子降板の真相異論!

(脚本・石堂淑朗 監督・山際永三 特殊技術・佐川和夫)
(文・久保達也)


 男女合体変身で登場するウルトラマンエース。その片割れでもある防衛組織・TAC(タック)の南夕子(みなみ・ゆうこ)隊員は、満月超獣ルナチクスによって滅ぼされた月星人(げつせいじん)の生き残りであった。彼女はルナチクス打倒の使命を帯びて、地球に派遣されていたという衝撃の事実が明らかになる。
 ルナチクスを倒したことによって、エースに変身する片割れであったTACの北斗星児(ほくと・せいじ)隊員の左中指に、変身アイテム・ウルトラリングを託して、夕子は月星人の仲間が待つ冥王星に旅立っていく。北斗に「これからはあなたがひとりでエースになるのよ」という言葉を残して……



 70年代初頭にはじまる「第2次怪獣ブーム」は、特撮変身ヒーロー『仮面ライダー』(71年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140407/p1)の第2クールにて仮面ライダー2号こと一文字隼人(いちもんじ・はやと)が「変~~~~身ッッ!」の掛け声とともに、両腕を大きく振るって伸ばしたり畳んだり……といった変身ポーズで能動的・自発的に変身するさまが、子供たちの「変身願望」「超人化願望」を刺激したことで大ウケ! 猫も杓子もこの変身ポーズをマネしだしたことで、世はまさに「変身ブーム」となっていく。
 カメラに映らない箇所でトランポリンを用いた仮面ライダーが空高くジャンプして空中で前転するさまも、子供たちの「身体拡張願望」・「身体を自由自在に動かす身体性の快楽」といったものを疑似体験させることで、ますます「変身ブーム」は当時の子供間でヒートしていった。


 この流れの中で、本作の前作『帰ってきたウルトラマン』(71年)でもシリーズ中盤以降のウルトラマンは、第1期ウルトラシリーズの初代『ウルトラマン』(66年)や『ウルトラセブン』(67年)とは異なり、オープン撮影でのトランポリンを用いたジャンプや空中回転などを導入する。


――当時の子供として証言しておきたいが、ウルトラマンがこのようにジャンプや空中回転することに、スーパーヒーローの肉体の強靭性・万能性を感じ取って、実に爽快だったものだ。むろん、ウルトラマン自身は飛行能力があるために、『帰ってきた』第4話『必殺! 流星キック』でのウルトラマンに変身する青年・郷秀樹のジャンプ力を高める特訓を評してよくツッコミされている通り、極端に云えばジャンプして空中回転する必要はないかもしれない。しかし、数十年後の後出しジャンケンだが、飛行能力ヌキでの純粋な脚力だけでも巨大超人であるウルトラマンは空高くジャンプして空中回転、そして自由落下の勢いで強力なキックをかますことも可能なのだ! というように、当時の子供たちも漠然と無意識に好意的に捉えていたようには思う(流星キック回での特訓はちょっとムリがあったものの・汗)――


 『仮面ライダー』登場の翌1972年度には、この流れを受けて「変身」や「変身ポーズ」そのものに趣向を凝らして一定の尺を要する特撮変身ヒーローが多数登場したことは、ご承知の通りだ。


・呪術的な忍法で変身する『快傑ライオン丸』!
・小学生男子ふたりが合体して変身する『超人バロム・1』!
・改造手術的な忍法で変身する『変身忍者 嵐』!
・3人の変身ヒーローが登場、さらに彼らが合体して1人の最強ヒーローに変身する『トリプルファイター』!
・「スイッチ・オン! 1、2、3!!」の掛け声と、機械のボタン操作の万能性をも想起させるポーズで変身する『人造人間キカイダー』!
・人間サイズの等身大ヒーローとしても活躍し、そのままの姿で巨大ヒーローにも2段変身を遂げる『サンダーマスク』!
・仏教の呪文で日の化身・月の化身・火・水・木・金・土の化身と、7種の姿(!)に変身可能な『愛の戦士レインボーマン』!
・etc.……


 各社が当時多発的に「変身」にも趣向を凝らしたのだ。本作『ウルトラマンA(エース)』(72年)でも、こうした時流に乗って企画されている。その成果として、本作の主人公・北斗星児と南夕子は互いに駆け寄り合って空高くジャンプ! 空中で向かい合うように1回転したあとに、一方を左右反転での合成とすることで、アリエないことに互いの体が一部重なるようにも見えることで神秘性を強調しつつ、互いの両手をタッチさせたように見えたところで、ふたりを中心に放射状の光がほとばしってウルトラマンエースへと変身! 「ジャンプ」と「空中1回転」と「男女合体変身」で、まさに本作『A』の個性・独自性・見せ場をビジュアル面からも主張していたのだ。
――空中1回転での変身では周囲に正体がバレてしまうツッコミを回避するためだったり、子供がマネしやすくするためだろう、次第に地上で駆け寄って両者がタッチするだけで変身可能なようには改変されていく――


 そんな本作の当初の目玉であった要素を、なんの伏線もなしに唐突に捨て去る日が来てしまう。そして、以降は北斗が単独でウルトラマンエースに変身することになる。そんな作品自体の基本設定の大変転をも説明するためのエピソードが本話の役目なのだ。
 あまりにもムチャな展開であることは事実だ。そのことは大前提なのだが、ムチャなりに少しでも説得力を持たせよう、そして30分の尺の中で南夕子を主役として別離の物語を描き切ってみせようとしているスタッフたちの努力と苦労を、メインターゲットの子供の年齢を過ぎてしまった我々のような年長の特撮マニア諸氏は、再鑑賞の度に行間に透かし見てもいることだろう。


 ウルトラシリーズのみならず特撮変身ヒーローものでは非常に珍しいことに、通常はクライマックスに配される怪獣怪人とのバトルを早々にエピソードの中盤にて済ませてしまっている。そして、その後は南夕子が月星人としての正体を現わして、彼女が尋常な存在ではなかったことを明かしていき、TACの隊員たちとの別離の挨拶と、北斗も単独変身が可能となったことなども同時に描いていくことで、これらの一連を本話のクライマックスともするのだ。


 そのあたりの苦労の成功点と、それでもどうしてもムリが生じてしまっている箇所を、本稿でも詳述していきたい。



 まず、南夕子が月星人であったとして退場することの伏線として、本話の冒頭から「月」の存在がクローズアップされている。


竜隊長「みんな、月に見惚れて、超獣を見損なうんじゃないぞ」
山中隊員「隊長、こんな明るい夜に出る超獣は、それこそ飛んで火にいる秋の虫ですよ。ハッハッハッハッハッ……」
吉村隊員「北斗隊員、こんな夜に地上回りとはかわいそうだな」


 竜隊長・山中隊員・吉村隊員はTACの戦闘機でパトロールをしながら、夜空に輝く満月も眺めていた。


 冒頭、煌々と輝く中秋の名月の夜空や地上をパトロールするTACの面々のバックにかかる、ロマンチックにして風情もある場面にぴったりなクラシックの流用曲は、ドビュッシーの「月の光」だ。1890年作曲のベルガマスク組曲の第三曲なのだそうだ。石堂脚本の段階での楽曲指示なのか? 山際監督の指示なのか? 選曲担当者のチョイスなのか?


 次作『ウルトラマンタロウ』第39話『ウルトラ父子餅つき大作戦』(脚本・石堂淑朗)に夕子がゲスト出演した際には、今度は夕子がピアノを弾きながら月から降りてくる場面から、タロウこと東光太郎(ひがし・こうたろう)とともに、うす怪獣モチロンのもとへと飛び上がる前のシーンまで、かなり長くベートーヴェンの「月光」が流れている。
 『エース』と『タロウ』では録音スタジオが異なるから、選曲担当者も別人である。しかし、夕子関係のエピソードで共に有名クラシックが使用されていたことが偶然であった可能性は低いと思われる。よって、おそらく石堂淑朗先生のシナリオ自体にドビュッシーの「月の光」やベートーベンの「月光」が流れる旨の指定があった可能性が高いようにも推測できる。


北斗「みんな、好きなこと云ってるな」
夕子「男の人って、みんなロマンティストなのよ…… 止めて、車を止めて!!」


 「男の人がロマンチスト」うんぬんは、女性である夕子の言葉というよりも、本話の脚本家である石堂淑朗先生のご見解という気がするものの……(笑)


 しかし、ここで変転! 本話の主役である夕子の様子に異変が生じる! TACの車両・タックパンサーを急停止させて、ひとりで山林に駆けていった彼女は見晴らしのよい崖にたどり着くや、


「わかりました…… 今夜…… 今夜こそ、ルナチクスが姿を現わすんですね……」


 と満月に向かって語りだす。その目の先の満月の表面には、青白い光が点滅しており、そこと交信していることがほのめかされることで、第2の伏線ともしているのだ。追いついた北斗が「いったいどうしたんだ?」と問いかけるが、夕子はなにも答えないことで、即座に伏線のタネ明かしをしてしまうような無粋(ぶすい)な展開とはしない。あくまでも小出しとしていくのだ……


 もちろん、本作は各話でスーパーヒーローが怪獣を倒してみせることが眼目の作品でもあるので、本作における怪獣の総合名称でもある超獣を登場させて、これを退治するノルマもあるので、夕子の退場だけを描いているワケにはいかない。


美川隊員「地殻変動系に異常発生! 火山爆発の恐れがあります!」


 作戦室に残っていた美川隊員が計器パネルで異常を検知して、竜隊長たちに報告する!


――このシーンは計器パネルのウラ側の内部図解のような小さな歯車も多数配置された機械を手前に配して、薄オレンジ色の透けたパネルのウラ越しに美川隊員を捉えていて、その詳細や意味するところのワケがわからなくてもメカや計器やらに近未来的なワクワク感を抱いてしまう子供心をくすぐるカッコいいシーンにも仕上がっている!――


今野隊員「ハイ、こちらTAC本部…… エッ、神山の北側斜面に超獣出現? 了解」


 受話器を取って一般(警察?)からの報告を受けとる今野隊員。


 竜隊長以下の各機もそのまま、ただちに現場に急行! 北斗と夕子もタックパンサーを現地へと走らせた!


夕子「もっと早く走れないの?」
北斗「これ以上はムリだ。夕子、さっきの君のおかしな振る舞いと、超獣出現はなにか関係があるのか?」


 夕子はまたも何も答えない。


 神山の各所からは蒸気が噴出! 山肌が崩れた中から超獣が出現して咆哮(ほうこう)を上げた!


 夕子が先に言及していたので子供の視聴者であっても、この超獣こそがルナチクスであることは明白だ!


 温泉の温度が急上昇して上機嫌で入浴していたオジサン4人がたまらず飛び出してくる! ロマンチックで神秘的な風情に彩られた本話の中では緊張緩和の息抜きのシーンともなっており、ここでのベテラン名優陣の熱演は実にユカイだ。しかも、そのシーンはのちに係り結びも用意されている(笑)。


 タイアップの宿泊地でもあるのだろう、箱根の実在の地名を採った「強羅温泉(ごうら・おんせん)」のネオン看板を掲げたホテルの前に、夜間にも関わらず宿泊客たちが大量に出てきて、超獣がいる遠方の上方を指さして口々に騒ぎ出す!
 演技力もありそうなエキストラもかなり動員しているワケだが、こういったシーンが緊急事態の表現にも切迫感や重大感を与えているワケでありつつも、浴衣姿(ゆかた・すがた)の田舎のオジサン・オバサン・子供たちといった感じで滑稽さも微量に加味されている(笑)。


 満月超獣ルナチクスのモチーフは、「月」が題材ということでなんと「白ウサギ」だ(爆)。しかし、そのアレンジにより「醜悪さ」や「凶悪さ」も感じさせるものともなっている。特に耳が枯れ葉のようになっているあたりで特に荒廃した印象を醸(かも)している。そして目つきが悪い(笑)。
 出現後の活動では口から白いガスを吐いて、温泉客を苦しめる! 出現時にはまだ披露しないが、極めつけは、赤い眼球がそのまま連続して射出される目玉爆弾! しかも、射出された直後の眼窩は空洞になっている!(気色悪い・汗) 加えて、この赤い眼球は下から次々に充填されていくのだ!


 ただし、大人になってから再視聴すると、ルナチクスがウサギのように両足でピョンピョンとハネて移動しているさまは意外と可愛い(笑)。


 ちなみに「ルナチクス」の名称は、英語の「ルナティック」(精神に異常をきたしているさま。常軌を逸しているさま。『大辞泉』より)が由来だと思われる。もちろん、この言葉自体が「ルナ」こと「月」に由来する単語でもある。古来から「月」は人間の生理や精神に影響を与えていると考えられていたからだ。


 TACの戦闘機が到着して攻撃を開始!


 ルナチクスは怯んで山間部に隠れようとしているように見えたが、なんと少々は知性がある超獣でこれは罠だった!


 隙を見てルナチクスは赤い眼球を射出!


 戦闘機・タックスペースは撃墜! 山中と吉村隊員は脱出する!


 民家2軒のミニチュアを手前で、奥にルナチクスを配した構図で、その中間を煙を吐きながら横切って落下していくタックスペース! という、特撮の絵もまた実に決まっていてカッコいい!


 その光景を見て、TACの攻撃開始に高揚していたホテル前の宿泊客が一斉に落胆して、指差す先も落ちていくあたりが、カットつなきもよくて臨場感もあるのに、大人になってからの再鑑賞だと半分は喜劇的なので半笑いしてしまう(山際監督の演出意図はともかく、多分ベテランのエキストラたちの演技の狙いはそこにあった・笑)。


 これだけだと、TACが活躍できておらず、いつも通りの展開かと思われてしまいそうだが、さにあらず! 竜隊長の機体だけは至近距離から攻撃することでルナチクスにダメージを与えて地中へと敗走させる! TACと竜隊長にも一片の花は持たせている気配りはあるのだ!
 このあたりの気配りが、同じく石堂脚本の第45話『大ピンチ! エースを救え!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070310/p1)のラストで、超獣ガスゲゴンにトドメを刺したのがTACであった! というTACの有用性をも描いたパターン破りへとつながっていくのだろう。


 竜隊長がルナチクスを敗走させるに至る前、夕子はタックパンサーを運転する北斗に対して、「早く、もっと早く!」とせかしてみせることで、やはり本話の夕子は尋常ではないさまが念押しされている。現場に近づいてきた夕子にルナチクスを見て「あいつ……」と語らせることで、彼女にはルナチクスが既知の存在であることをも重ねて強調している作劇なのだ。


 強羅温泉付近の気温も上昇していく……


ナレーション「直径12700キロメールの地球はいくつかの層に分かれている。地表から約30キロメートルを『地殻』といい、その下に岩がドロドロに溶けた状態の『マグマ』がある。『マグマ』の温度は1200度以上もある。超獣ルナチクスはそのマグマの中に生きていたのだ」


 地層の断面図をカメラが降下していくイメージ映像の果て、地底30キロの地下空洞の世界で、ルナチクスは長い管状の舌でマグマを吸っていた!


 ……ということは、ふだんもマグマの中で生きているのではなく、地殻とマグマの境い目でマグマを吸っているのだと解釈したい。そうでないと、ルナチクスの断末魔のシーンとも整合性が取れないので(苦しいなぁ・笑)。


 停車させたタックパンサーから夕子は、北斗の「みんなと合流しよう」との意見も聞かずに、またも走り出して森を抜けて、一面がススキで茂っている広大な野原へと出た。


 中秋の満月にススキ。ススキの原は箱根の「仙石原(せんごくばら)」という土地の名勝だそうだが、雄大なロケーションの力も借りて、いつもの回とは異なる別格感も出せているのだ!


夕子「変身するのよ!!」
北斗「なにを云うんだ? それはあの超獣の正体をつかんでからのことだ……」
夕子「あの超獣は年に一度、地球の真ん中から表面に近付いてくるのよ、10月の満月の夜に!!」
北斗「夕子!!」


 一方的にエースに変身することまで指示して、「なんで、そんなことを知っているのだ!」というようなことを喋りまくっている夕子を制止するために、北斗が叫ぶ!


北斗「君は今夜、たしかに超獣の出現を予感してた。君はあの超獣の正体を知ってるのか?」
夕子「放っておけば、地球のマグマはあの超獣にみんな吸収され、遠からず月のようになるわ」
北斗「月のように?」
夕子「そう。月には空気がない、水もない。地球から見れば美しい月も、実際は恐ろしい死の砂漠なのよ」 


 いかに巨体を持った怪獣(超獣)とはいえ、さすがに超獣1体の体だけでマグマを飲み干すことは、数億年かけてもムリそうだと、幼児はともかく児童であればそう直観して、少々腑に落ちない気持ちにさせてしまうだろうという弱点はある(笑)。
 しかし、ノルマとしての超獣を地球上に登場させて、それを月へと帰還する南夕子とも接点を持たせるためには、とりあえず今の「月」には「光」と「熱」がない理由をルナチクス1体に背負わせる方法しか、この時代の特撮変身ヒーロー作品にはなかったことだろう。それはまた、時代の限界であったり、SFセンスにはまだ欠けていた世代のスタッフの限界でもあっただろう。とはいえ、その範疇では大成功ではなくても、頑張っていたという評価もできなくはないだろう。


夕子「この地球を月のようにしちゃいけないわ」
北斗「よしっ!!」
北斗&夕子「ウルトラァーー! タァーッチッッ!!」
 

 北斗はもう何事かを悟って同意したのだろう――作劇的には、ここでモタモタしていると、ストーリーも進まなくなってしまうのだし(笑)――。


 ふたりはウルトラマンエースへと変身! その場で両腕を胸の前に組んで体をコマのように回転させる「エースドリル」で地底30キロへ降下していった!


 ……第5話『大蟻超獣対ウルトラ兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060604/p1)では、ウルトラ兄弟の長男ゾフィーと違って地底に潜る技術がないとされたエースだが、本話では難なくルナチクスの潜む地底へと潜っている。まぁ、そこはご愛嬌ということで(ひそかにドコかで訓練していたことにしようよ・笑)。


 地殻とマグマの境い目にある地底空洞でマグマを吸っているルナチクスの背後に、地中を掘りぬいてきた先のエースは着地した!


 エースが飛びかかって戦闘がはじまる!


 ルナチクスも応戦して、口からの火炎攻撃と、両眼から眼球爆弾を次々と発射していく!


 この戦闘の影響で、地上でも地震が生じて人々は危険を感じる!


 エースとルナチクスは上昇して地上へと出現! 戦闘を継続していく!


 火炎攻撃・眼球に加えて、毒ガスまで吐いて姿をくらました!


 しかし、エースも両眼から透視光線を発射して、その位置と姿をつかんだ!


 激闘の末に投げ技で、地表にあふれ出たマグマの池に投げ込んだ!


 ルナチクスは炎上して絶命!


 ……マグマが好物で、その舌でマグマを吸って飲むことが可能なのだから、マグマにふれても大丈夫ではあったほどに熱には耐性があったけど、必殺技のメタリウム光線ではさすがに爆砕とか、ギロチン技で首チョンパにして絶命! などの結末の方がよかったような気はする…… こういうところでのダメ押しが弱い。脚本なりそれをチェックするプロデューサーなり特撮現場での特撮監督なりがどこかでストップをかけたり、そうでなくても現場で機転を利かしてトドメ技を変えてしまってほしかったところだ(笑)。


 平和が戻ってきたところで、先に水温の急上昇で温泉を飛び出してきたオジサン4人組も、安心してまた一っ風呂を浴びに行く! ここらへんの良くも悪くも庶民の俗人的なふるまいを描いて、神秘性の一方で喜劇的に地に足も着かせているのが石堂脚本の落語的な特徴でもある(笑)。



 そして、本話ではルナチクスはこの中盤で倒されてしまい――ただし、ルナチクスとのバトルは長尺で殺陣(たて=アクション演出)も凝っているので、物足りない感はない!――、後半9分間にわたって夕子と北斗およびTAC隊員たちとの別れがていねいに美しく描かれていく……


北斗「さあ、みんなのところへ行こう…… どうした?」


 帰還した先のススキ野原で、夕子は顔をそむけてすすり泣く。


北斗「なぜ泣く?」
夕子「お別れのときが来たから……」
北斗「別れ? どうして我々が別れることができるんだ?」
夕子「星司さん。私、ホントウは宇宙人なの」


北斗「宇宙人?」
夕子「そ、地球にいちばぁん近い星である月に住む宇宙人」
北斗「君は月星人?」


夕子「星司さん、月も地球から分かれたときは、小さいながら地球そっくりに美しい山、美しい川に恵まれた星になるハズだった。それが超獣ルナチクスに襲われたため、マグマのエネルギーを全部吸収され、月星人のほとんどは死に絶えたの」
北斗「しかし君は生きている、立派に生きている」
夕子「ええ、太陽から送られるエネルギーだけを頼りに、今でもほんの一握りの月星人が冥王星に逃れて生きています。私もそのひとりなの……」


 地球の直系の1/4しかない月は、その重力は1/6なので、空気や水をその重力でつかまえておくことができない。科学少年であれば、そのへんも知っていることなので「?」と思ってしまうところだろうが、そこもご愛敬ということでよいだろう。
 ちなみに、円谷プロ製作の特撮変身ヒーロー『ミラーマン』(71年)の最終回は、この時期にはまだ放映されていないものの、侵略者・インベーダーの母星・惑星X(エックス)を地球にぶつけて粉砕し、地球と同じような環境の惑星をその軌道上に複数つくろうとする! SF的にも壮大な作戦で不謹慎でもワクワクしてしまうものだったのだが、これも地球よりも小さい惑星を複数つくっても、その重力は小さくなってしまうので、空気や水をその重力でつかまえておくことはできないから、小型の地球型惑星を複数つくることはホントはできないのだ(笑)。


 もちろん、幼児はともかく当時の小学生でも、月が空気も水もない世界であることは知っていただろう。人類がアポロ11号で月面に有人着陸したのが、本話の3年前である1969年7月のことでもあったからだ。さすがに月星人でもそのままの月の環境下で居住して、そこに帰還することにはリアリティーはないだろう。そんな子供でも抱いてしまうであろう疑問点には、太陽系内でも最も太陽から遠い冥王星に逃げたことにしたのも、たしかにSF合理的な一案だっただろう。
 近隣の地球や火星に逃げてもいいのだが、地球に月星人が大量に居住している事実はそれまでのウルトラシリーズではその気配もなかったことだし、この当時はあまり認知されていなかったことだが木星土星天王星海王星は地面がない水素ガス(機体)だけの惑星なので、そこをセレクトしなかったこともセーフだ!――次作『ウルトラマンタロウ』第40話『ウルトラ兄弟を超えてゆけ!』では、それらのガス惑星に地面があって(爆)、そこでウルトラ兄弟が暴君怪獣タイラントと戦ってしまったことには目を瞑ろう(汗)――


 冥王星と聞くと、怪獣博士タイプの子供たちは、『ウルトラセブン』第19話『プロジェクト・ブルー』に登場したバド星人が、かつて太陽系に来訪した際、冥王星だけにいた知的生命を根絶したという話も思い出してしまうことだろう。しかし、月星人が冥王星に移住したのは、その後のことだったのだろうと勝手に解釈して、地球にも地球人の前にはノンマルトが住んでいたという話や太古に地底に移住して地底人となった一派がいたなどの話ともども、ウルトラシリーズ世界の壮大なる超過去からの架空の世界史を妄想してしまうのだ(笑)。


北斗「それで君は何しに? そうか。あの超獣は月を滅ぼしたあと、地球にやってきた。そして君は……」
夕子「そう。私はこの地球に超獣ルナチクスを滅ぼすために、月星人を代表して派遣された。そしてそれは、私たち月の兄である地球の命を救うことにもなったわ」
北斗「知らなかった。君が地球人でないとは……」


 ここまでは設定の説明セリフだ。しかし、以降はそれに対する感情のリアクション、人間ドラマとしてのセリフ劇ともなっていく。


夕子「ゴメンなさいね、今まで黙っていて」
北斗「しかし君が月の人なら、俺たち地球人の妹じゃないか?」
夕子「ええ。あなたの協力でウルトラマンエースになって、私はやっと目的を果たしたわ…… 私たちには聞こえるわ。仲間たちが喜びの合唱をしている声が……」
北斗「俺にも聞こえる」


 その合唱はTACの隊員たちにもなんと聞こえていた。これから生じていく神秘的・非合理的な展開の序章としての、舞台の「異化作用」としての役回りでもあるだろう。


 声はすれども姿は見えない……ということは、月星人は肉体を持たない霊的・精神エネルギー的な存在でもあるのだろうか? 半霊半肉のような存在が今、降臨して合唱・祝福しているのだろうか? それとも遠隔操作のようなかたちで合唱だけを夕子たちに聞かせて彼女の召還をもうながしているのであろうか? もちろん、これはハードSF的・科学的に説明すべきものではない。その後、彼女は白衣をまとった天女のような姿へと変貌を遂げて宙を飛んで、天へと帰っていくのだから。そのような神話や民話のような世界観へと移行していくための助走台としての舞台装置をここで用意しているのだ……


 このようなロマンチックなシーンで、ウンチクを記すのもヤボになってしまうのだが、姿を見せない月星人たちの合唱や祝福の笑い声は、実は第24話『見よ! 真夜中の大変身』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061015/p1)に登場した「妖女」の笑い声とイコールではないものの同じ音声なのである。シリーズの元祖『ウルトラQ』(66年)の悪魔ッ子や『ウルトラセブン』のペロリンガ星人の笑い声がミックスして使われているのだ。実はこれら自体も、東宝特撮怪奇映画『マタンゴ』(63年・東宝)に使用するために東宝効果集団によってつくられたキノコの怪物・マタンゴの声であるAタイプとBタイプの混合であった。


夕子「さようなら、もう二度と会うこともないわ。北斗隊員、これからはあなたはひとりでウルトラマンエースになるのよ」


 そう云って、夕子は自身の変身アイテム・ウルトラリングを、北斗の指にハメてあげる。


北斗「俺ひとりで、ウルトラマンエースになれるだろうか?」
夕子「なれるわ!!」


 超自然的なウルトラマンエースの意志・超能力が夕子にそれが可能だとも伝えて、この時点で夕子がエースになる任務からも解放してあげたのだと、クドクドと劇中で説明していなくても解釈できるものだろう。


夕子「私、もうわずかしか地球にいられないわ」
北斗「(!)」


夕子「隊長たちとお別れしてきます…… 星司さん、さようなら」


北斗「夕子!!」
夕子「……」


 寂し気だが、感謝の念も込めたような笑顔で見つめ合うふたり……


北斗「俺はひとりで見送る! 長い間、いっしょに戦ってくれた妹を俺はここから見送る!」
夕子「ありがとう」


 「ひとりで見送る」。これは男児向け番組にあるまじき(?)、いや男児にとっては恥ずかしい、「ひとりで(他人には見られないように泣きながら)見送る」という含意も込めているのだろう。ここで「泣き」の演技を見せてしまうことも人間ドラマ的にはむしろ正しいのだが、男児向けにとってはその機微がたとえわかっても湿っぽくて気恥ずかしくもなるものなので、このようにややボヤかしたセリフによる表現も放映当時の72年においては適切な塩梅だったかもしれない。


 「地球」と「月」の関係を「兄」と「妹」だとする関係性に引っかけて、「北斗」と「南」の関係性をも「兄」と「妹」だと形容するあたりもビミョーなところで、批判があってもよいところだ。しかし、「恋人」だとは表現せずに、「友達」以上・「恋人」未満の関係性として描かれてきたところで、南夕子自身も男に媚びておらず凛としつつも幼げな黒髪オカッパ頭であるあたりで「妹」だと形容してみせるあたりも、作品の総合イメージ的には大きくハズれているワケでもないのだし、日本の奈良・平安時代の「妹(いも)」という表現のような近親的な恋情も混ざったような文学的な興趣を醸すこともできていたかもしれない……(こういった古典もまた、日本の美少女アニメなどの「妹」ものの精神的先祖になっているのかもしれないことは余談である)


 夕子はススキの原を走り出すと、その姿を白衣の天女のような姿へと変えていく。そして、スローモーション撮影で表現されて、軽やかに地に足を着けずに天を舞うようにススキの原の斜面を下って、隊員たちの許へと近づいてくる……


夕子「隊長。超獣ルナチクスを滅ぼして、月から送られた私の使命は終わりました。今夜限り、私は月に帰らせていただきます」


 隊員たちの衝撃の表情!


 夕子はそう云いながら、湖面の上に『新約聖書』での奇跡を起こしたイエス・キリストのようにすっくと立った! アリエない光景を隊員たちに見せつけることで、TACの面々にもナットクせざるを得ないことにするダメ押しとしての作劇なのだ。


美川隊員「南隊員!!」
竜隊長「今、我々は君の不思議な力を見た。私は君の云うことをそのまま信じることができる」


夕子「ありがとう。隊長、色々とお世話になりました」


夕子「山中隊員、さようなら」


夕子「今野隊員、さよなら」


夕子「吉村隊員、さようなら」


夕子「さようなら、美川隊員」


 無言の涙目で、静かに額への指差し敬礼をもって、別れを了承するしかない隊長と隊員たち……


夕子「いつの日か、月も地球のように美しい星に戻る日が来るでしょう。その日のために私は月で努力します!!」


 両手を広げて静かに空に飛んでいく夕子……


 遠くで見守っていたのであろう北斗も、夕子から授かった片方のウルトラリングも用いて、北斗単独で一定のポーズをとってウルラマンエースへと変身!


 夜闇が去って朝焼けの空となった大地にすっくと立ったエースの周囲を、祝福するかのように周回する天女姿の夕子……


 正直、この特撮スタジオの現場で再現された周回する夕子はミニチュアであることが丸出しの出来で、幻滅してしまう減点要素にもなりうるものだったが(笑)。


ナレーション「こうして地球での任務を終えた南夕子は、月星人の一族が待つ宇宙へ向けて帰っていった。この美しい地球を死の砂漠にしてはならない。そのために戦う我らのウルトラマンエース


 ここまででも充分に完結感は出ているので、これに続く、夕子の隊員服とマフラーを焚火にくべて、隊員たちが「タックの歌」を合唱しながら別れを告げる悲し気なシーンは、夕子が死んだワケでもないのにお葬式を上げているようなものだから、不要だったのかもしれないけど……(汗)




 タツミムック『僕らのウルトラマンA』(辰巳出版・00年・ISBN:4886415180)の中の『月に帰った私たちのかぐや姫に ―女性から見た南夕子―』(鴾田真奈美)と題するコラムにもあるように――同書の奥付で自身も明かされている通り、かつて『A』再評価を行った大冊の名同人誌『全員脱出!』(グループSOS・84〜89年)を上梓された方のペンネーム! 詳細は『エース』同人誌の歴史1 〜『A』再評価の端緒を築いた伝説の名同人誌『全員脱出!』・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070331/p1)を参照のこと――、「南夕子のいない『ウルトラマンA』なんて!」などと失望した「女性の主役に自分を重ね、ヒーローになって戦っていた」女の子は、当時は数多く存在していたのだ。


 『テレビ探偵団』(86〜92年・TBS)で女優・南野陽子(みなみの・ようこ)がゲスト出演した折り、彼女も世代人だからだろう、本話が「南野さん想い出の作品」として紹介されたこともあったほどだ。


 あまりに唐突なこのシリーズ展開は、異次元人ヤプールとともに扱いづらい設定であった「男女合体変身」を後期作品強化のために整理する必要があったとか、子供がごっこ遊びで変身のマネができないなど、主に製作事情の都合によるものとして近年まで語られてきたものだった。


 だが、筆者はかねてから疑問だった。
 同じく合体変身を扱い、同時期に放映されていた『超人バロム・1(ワン)』の場合、当初は主人公の木戸猛と白鳥健太郎が地上で駆け寄って「バロムクロス」と叫んで互いの腕をクロスさせていたポーズの変身を、第18話『魔人アンモナイルゲがパパをおそう』以降は健太郎が空中高くボップ――バロムワンの敵であるドルゲ魔人の魔手が迫っていることを信号音で知らせたり、専用車・マッハロッドに変化したりできる万能アイテム――を放り投げて、それに向かってふたりがジャンプして空中で変身するという、『A』の第1クールに近しい準じた変身スタイルに変更されていたからだ。
 むしろ逆に、子供がマネをできないかたちに変えてしまっているワケである――この変更は、奇しくも『A』で北斗と夕子が空中ではなく地上で「ウルトラタッチ」をすることが多くなった時期とほぼ同時期に行われていた(笑)――。


 それならば、もっと他に根本的な理由があったのではなかろうか? 筆者としてはどうしても勘繰らずにはいられなかったものである。
 近年~昨年2004年になってようやく理由が明らかになってきた。CDショップ・HMVで本作のDVD販促イベントが行われた際、「何度もお断りした」にもかかわらず、半ばムリやり引っ張り出されてしまったという南夕子役の星光子や、橋本洋二プロデューサー(当時TBS)が近年になって各媒体で以下のような証言をしてくれている。



「現場の方で…。星光子って確か(劇団)四季か何かにいたんだよね。確か芝居か何かやりたいって降りたんじゃないかな。こっちが降ろしたとかなんとか変な修羅場みたいなのはなかったと思いますよ。」

(同人誌『橋本洋二 大全集』(森川由浩・98年8月16日発行)掲載 橋本洋二インタビュー)



「私、たぶんすごく自分の芝居ができてなかったっていうか、すごく恥ずかしくて。毎日「ダメだ、ダメだ」って思いながら、撮影現場から帰っていました。ともかく慣れていなかったから、自分のペースを掴むのにすごく時間がかかって。結局、掴めないまま終わっちゃったのかな。だから最後のあの月に帰る話のときには、「もう最後だし。ちょっと、ちゃんとやりたいな」と思って、山際監督に「すみません。私の好きなようにやらせて下さい」ってお願いしたんです」
「だから最後の話もむず痒いところも一杯あるんですけど、それでもある部分、ちょっとだけ解放されて自分の芝居ができたかなっていう風に思うんです。他の方が見たらどこら辺が? って思うくらいのことかもしれませんけど、自分の中ではあの作品はやはり少しは納得のできた思い出深い作品ですね。夕子が実は月星人で、月に帰るっていうお話を知ったのは、台本を頂いたときでした。とても良い形で終わらせて頂いて、本当に感謝しています。」

(DVD『ウルトラマンA』Vol.9(デジタルウルトラプロジェクト・04年9月24日発売・asin:B00024JJII)解説書・星光子独占インタビュー)



「わたくしの……(申し訳なさそうな顔で頭を深々と下げて)ワガママだったんです、ごめんなさい(一転して笑顔で)。
 えー、これはーですね、ウーーン。たいした理由はね、ホントにね、全然なかったんですよね。今から思うと、今思えば、全然たいした理由でもなんでもなかったんですけど。
 その当時のわたしには、あのー、とっても大事なこと(筆者註:降板すること)のように、思えたんですね。で、どうしてもそーいうふうにしなければいけないというふうに、自分では思ってしまったところがあって。今から考えると、な〜にを考えてたんだろうな、というふうにすごく思うんですけど、そのときはわたしはやっぱすごくあの〜大真面目でしたから。
 で、そうすることが、やっぱりまわりの方にどれだけご迷惑をおかけするかっていうようなことが、あまりよくわかっていなかったっていうか。ただものを考えてなかったんだと思うんですよね。
 で、まあキャストはもちろんスタッフの方、みなさんも、ホントにご迷惑をおかけてしてしまって、申し訳なかったなぁと、思っています。
 あのー、円谷さんの方にはね。いろいろ。なんですか。“路線変更"とかね、そんなふうにおっしゃっていただいて、本当にありがたいことだなぁ、と思っています。本当に申し訳ありませんでした。
 えー、でもね。それよりもなによりも、やっぱりわたしが、一番本当に申し訳なかったな、と思っているのは、この番組を観て、応援してくださった方々に、ホンットウにタイッヘンに失礼なことをしてしまったなと思って。もう深く反省しております。本当に申し訳ないな、と思っています」

(DVD『ウルトラマンA』Vol.12(デジタルウルトラプロジェクト・04年11月26日発売・asin:B00024JJJC)特典映像・星光子独占インタビュー)



「舞台しか知らない私にとって、確かにテレビ的な撮り方に戸惑っていた部分はあったんですけど、それよりも現場に入ったころはウルトラマンがどういうものかも分かってなかったのが、何本か撮るうちに「あ、これすごい作品なんだ」というのが分かるようになって、それで怖くなっちゃったんですね。「このまま夕子を演り続けたら、ものすごい強烈なイメージがついちゃうんだろうな」とか、「もう私は、この人しか演れないんじゃないだろうか」とか……それは役者としては、すごく怖いことだって。当時はそんなことも考えたような気がしますけど、今思えば、それは夕子さんができなくて、そこから逃げ出したくて自分に言い訳をしていただけのような気がします」
「そうですね。若かったかも(笑)。それで結局、夕子が月に帰るというあのエピソードを作っていただきました。本当に当時は真剣に悩んだし、毎日今日も出来なかったって反省しながら帰る日々はやはり辛かったですよ。南夕子になれなかったことが、私としてはすごく辛かったです。ごめんなさい、本当に。」

(『ウルトラマンDNA』Vol.2(小学館・05年1月25日発行)星光子インタビュー『32年ぶりに届いた月からの手紙』)



 一方で、星光子オフィシャルウェブサイトの2005年9月10日の日記によると、


「台本を読むまで、誰からも夕子がいなくなる事はおろか、その打診すら受けた事はなかった。当然の事ながら自分からそれを希望した事などある筈もない。」


とあり、前言と明らかに矛盾してしまう(笑)。これを公けの場では語れなかった彼女のホンネであり事の真相と見るのも正しいかもしれないし、一見いかにも合理的に見える。ネット上のフリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』などはこの発言のみに依拠して、いかにもまことしやかに従来の製作者側の事情〜テコ入れ・路線変更説を踏襲するための論の補強にしているが……


 しかし、ちょっと待ってほしい。製作者側の都合によるテコ入れで、南夕子が降板したとは考えにくい事象が実はいくつも存在するのだ。


 まず、視聴者の関心を引くために、『A』第2クール目になってからは、新聞のテレビ欄の出演者表記が、「星光子」を先として「高峰圭二」を後にする策が取られていたこと。


 それから、マニア向け書籍草創期の『ファンタスティックコレクションNo.10 空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマンPARTII』(78年・朝日ソノラマ〜のちに『不滅のヒーロー ウルトラマン白書』(82年に初版・95年に増補第4版・asin:4257034505)に合本再録)でその存在が明かされ、DVD『ウルトラマンA』の特典として縮小復刻版も近年つくられた、『A』第3クール以後の強化策が記された『特撮超獣シリーズ ウルトラマンA ―番組延長に関する強化案メモ―』という冊子の存在だ。この冊子は反証の決定打ともなりうるものなのだ!


 ここには、


「星司と夕子の心情が流れ、生きたドラマ作りを心がけたい。」
「尚一層、星司と夕子が生き、感動的なウルトラマンエースの登場を狙ってみたい。」


との記述すらもがあったのだ! つまり、製作者側による『A』第3クール以降の強化案には、南夕子の降板と北斗の単独変身を示唆する表現は一切掲載されていない(!)。どころか、むしろ北斗と南の描写を強化したい旨の表記さえなされていたのである!
 

 ご存じの通り、南夕子はそのあとも第38話『復活! ウルトラの父』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070121/p1)や次作『ウルトラマンタロウ』(73年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1)第39話『ウルトラ父子(おやこ)餅つき大作戦』にて再登場を果たしている。
 そして、あまり知られていないことだが、先の『A』再評価同人誌『全員脱出! 3』(89年5月吉日発行)での記述によれば、『A』放映中の73年1月2日放映の『激突! 人気番組対抗合戦』で『ウルトラマンA』チームは、超獣が現われたのに夕子がいなくなって北斗が彼女を探すというパロディの寸劇をやっていたというのだ!


 ……ちなみに、この部門では93点を獲得して第1位だったとか(笑)。この時期にこのような寸劇をやったということは、製作者側がいかに夕子に未練があったということの裏付けにもなるだろう(一般層にもある程度は認知されていなければそんなネタができるはずもなく、当時の『A』自体がそれなりの人気番組だったということの傍証にもなる。……もちろん、『A』側のスタッフではなく、まったく無関係の放送作家が作品の基本設定をお勉強して台本をつくっていただけならば、スタッフが夕子に未練があったことの証明にはならないのかもしれないが(笑)。
 たとえば、同じTBSの橋本洋二プロデューサーが担当した特撮ヒーロー番組『シルバー仮面』(71年)の春日(かすが)5兄妹の末妹・春日はるかは第8話で降板してその後は思い出してももらえず、最終回近辺では兄妹たちも「春日4兄妹」と発言していたくらいだが(汗)、その扱いと比べると製作者側が特別に南夕子をないがしろにしていたとはとても思いにくいのだ。


 橋本洋二プロデューサーの発言の方が記憶違いか、降板事件をキレイ事にして糊塗(こと)している可能性も皆無ではない。しかし、先の同人誌『橋本洋二大全集』でのインタビューで『ウルトラマンタロウ』のヒロインであった初代・白鳥さおりこと朝加真由美の降板については、


「うーんまあ色んなことがあったんじゃないですか。僕は現場の事干渉しなかったからあれだけど。まあちょっとやりきれないというからそれじゃ(以下略)」


と、暗に撮影現場で彼女の(当時の)演技力が問題視されていたらしいことをバラしちゃったりもしてるので(笑)、そのような橋本自身の自己保身、あるいは逆に星光子氏への配慮を示した可能性も橋本の発言には非常に低いと思われるのだ。
 対する星光子氏は、今回の第28話と劇団四季の同期が出演してくれたという第11話『超獣は10人の女?』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060731/p1)くらいしか記憶が定かではなく、むしろ『A』時代のことについては記憶を封印してきたようなので……


 もちろん、真相は当時の関係者たちの記憶の藪(やぶ)の中にあるのだ。しかし、筆者はこれらいくつかの状況証拠(特に第3クールの強化案メモ)からも、夕子降板は製作者側のテコ入れではなく、テレビよりも舞台での芝居をやりたかった星光子氏自らのあまりに突然な降板の申し入れに対応した結果であった可能性が高いと考える。もちろん、この説を読者諸氏に押し付けるものではなく、降板の真相やその推測の正否については各人の判断にゆだねるものではあるのだが。


 ここでは星光子氏自身による急な降板申し入れ説を可能性が高いものとして採るのだが、それだとしても自分に満足のいく演技ができないから役を降りたかったとする彼女の証言、ないしはそれに類する当時や近年の言動からは、中学・高校と演劇部に所属し、1年間のOL生活を経て劇団四季に所属したという芸歴ならではの言葉の重さと熱い役者魂を強く感じる。また彼女は各媒体のインタビュー中しきりに「ごめんなさい」とファンに対して何度も詫びの言葉を口にしており、たしかに個人的にも幼児期の初鑑賞ではともかく長じてからは、男女合体変身の設定がなくなってしまったことが未だに残念ではあるものの、「そんな自分勝手な事情で……」などと、とてもではないが批判することができずにいる。
 星光子氏の演技に対する姿勢があまりに真剣だったからこそ起きてしまった南夕子との別離。もし当初の夕子役に決定していた関かおりが骨折事故を起こさずにそのまま夕子を演じていたら、いくら諸事情があろうとも夕子が月に帰ることはなかったかもしれない……


 従って、アリガチな妄想だろうが、個人的には以下のように、作品世界のウラ側で起きていた事態を妄想してナットクすることにしている。


 ルナチクスが月世界を滅ぼして、夕子がそれを打倒するために地球に派遣されているという事実は、M78星雲のウルトラ兄弟であれば当然知っていたハズである。兄弟たちは彼方から常に夕子を暖かく見守り、ルナチクスが出現したら彼女ひとりでは力不足であろうと加勢するつもりでいたのだ。
 だが、『A』第1話に相当するタイミングで、彼女が看護婦として務めていた病院があった広島県福山市をミサイル超獣ベロクロンが襲撃した。異次元人ヤプールの魔手から地球を守ろうとエースを派遣するために地球の近くまで来ていたウルトラ兄弟の眼前で、夕子とともにひとりのパン屋の青年ともども、人々を救おうとして危機に陥って絶命してしまったのだ。
 そこで、ウルトラ兄弟たちは考えた。ルナチクス打倒の使命を負っていた月星人の夕子と北斗のふたりに「大いなる力」を与えておこうと…… 超獣ベロクロンにタンクローリーで突撃してしまうような無鉄砲な奴だから、冷静沈着な夕子と共有して「大いなる力」を持たせる方が最も合理的であるだろう。その方が夕子の願いであるルナチクス打倒にも存分に力を発揮することができるだろう……(あるいは、夕子・北斗・エースの三者の引き合わせは、ウルトラ兄弟人智すらをも超越していた大宇宙の神秘による運命の導きだったのかもしれない!?)


 こうしてエースの男女合体変身は誕生した。従って、ルナチクス打倒後は月世界の再興の目的にも従事せねばならない夕子の事情によって合体変身が解消されてしまったのも必然であり、決して唐突ではなかったとするのである。……まぁ、ドコまで行っても、唐突ではあるのだけれどもネ(汗)。


 先にもふれたが、本話ではルナチクスは中盤で倒され、後半9分間に渡って夕子と北斗およびTACとの別れがていねいに美しく描かれている。ここに至って星光子氏は演技に「少しは納得ができた」と語っている。あのまま最終回まで満足のできない形で星氏が夕子を演じ続けていたら、彼女にとってもファンにとってもやはり不幸なことであっただろう。そう解釈して、せめて少しでものナットクをすることとしたい……


 しかし…… 運命とは不思議である。「七夕(たなばた)」の伝説のように、共に7月7日の七夕生まれだとも設定された北斗と南は、奇しくもその星の下の運命に呪縛されたかのように、物語の神さまのイタズラか「男女の別離の物語」を演じることになってしまったのだ。そして、そのことが『A』という作品にいびつな「不完全性」をもたらすと同時に、その一種の「悲劇性」や「無念の想い」が視聴者の心にも長く長く残ったことで、かえって逆説的にも作品自体に天意のように「永遠の命」を与えてしまったようにも思うのであった……



<こだわりコーナー>


*1995年に東芝EMIから発売されたCD『ウルトラマン世代のためのクラシック入門』(ASIN:B00005GLNV)。『ウルトラセブン』最終回のシューマンのピアノ協奏曲をはじめ、第1期ウルトラシリーズや『怪奇大作戦』(69年・円谷プロ)に流用された曲ばかりで、「月の光」は収録されていない。残念。
 奇しくもはるか後年の『ウルトラマンマックス』(05年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060503/p1)第37話『星座泥棒』でも、このドビュッシーの名曲「月の光」がたっぷりと使われている。


~ブログ版付記:名曲「月の光」を無料で聴取したい方は、以下のサイトにてどうぞ。
  http://homepage1.nifty.com/PICCOLO/P-2-27.htm(2019年現在、リンク切れ・汗)


ベートーヴェンの「月光」を無料で聴取したい方も、直上のサイトの別ページにてどうぞ。
  http://homepage1.nifty.com/PICCOLO/P-2-29.htm(2019年現在、リンク切れ・汗)


皆既月食下での夜間バトルが繰り広げられた『ウルトラマンレオ』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090405/p1)第34話『ウルトラ兄弟 永遠の誓い』の放映日は、ホントウに皆既月食があった日であり、それに合わせたエピソードであった。しかし、本話の放映日は中秋の名月の日ではなかったので念のため(笑)。


*ふだんは天衣無縫で好き勝手にノリ至上で書いている印象が強い石堂脚本だが(それが良いのだけど・笑)、今回ばかりは設定編をそつなく30分にまとめて書き上げてみせている。石堂脚本による同様の例には、『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)第50話(最終回・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210315/p1)がある。これは本来は最終回ではない予定だった話数を放映回数合わせで最終回にするように要請されて、その内容も円谷プロの満田かずほプロデューサー(最終回の監督も兼任!)によるアイデアを全面的に活かしたものだったとか……


*本話にかぎらず、撮影フィルムの感度が悪かったむかしの一般の映画やテレビドラマでもよくあることだが、夜間シーンが多いためか、いわゆる映画『アメリカの夜』(73年・フランス&イタリア)形式で、撮影自体は日中なのだけどレンズにブルーフィルターをかけることで「デイシーン」を「ナイトシーン」に見立てる演出が本話では施されている。DVDウルトラシリーズは一応、加工や美化はしないで初号フィルムの再現を目指すというタテマエなのだけど、本話などはむかしは出演者の顔などが青暗くて画面が見づらいという印象を受けたものだが、DVDでは随分と色補正がなされて顔色なども見やすくなっているように見受けられる…… そして、特撮班の方でも本編班との連絡ができていて、月夜のシーンは夜空を「黒」ではなく「青」として映像化しているのだ。


*夕子とTACの別れの場面に使用された美しい旋律は、第52話(最終回)『明日(あす)のエースは君だ!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070429/p1)においても、エースと子供たちとの別れの場面に効果的に用いられている。元々は幻の挿入歌『ゾフィのバラード』(作詞・上原正三 補作詞・冬木透)のために用意されたカラオケにメロディを加えたものだ。
 なお、『A』放映20年後の1992年に日本コロムビアから発売された15枚組CD『TSUBURAYA PRODUCTION HISTORY OF MUSIC』において、特別企画としてこの『ゾフィのバラード』の楽曲に水木一郎によってはじめて歌入れが行われた――ゾフィー兄さんとアニソン(アニメ特撮ソング)の帝王・兄貴こと水木一郎を掛けた人選だと思われる(笑)――。
 2006年現在は廃盤であるが、2004年3月にコロムビアミュージックエンタテインメントから発売された『スーパーヒーロークロニクルシリーズ ウルトラマン主題歌・挿入歌大全集III』(ASIN:B0001DD21A)にもこの水木一郎版は収録されている。『ゾフィのバラード』初使用例および、ウルトラ5兄弟の勢揃いシーンでのBGMへのフレーズ引用などのウンチクについては、『A』第5話『大蟻超獣対ウルトラ兄弟』評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060604/p1)を参照のこと。


~ブログ版付記:「ゾフィのバラード」歌入りバージョンを聴取したい方は以下で。
・「ゾフィのバラード」
  http://www.youtube.com/watch?v=w0OAwh56gk8&NR
・「ゾフィのバラード」水木一郎ライブバージョン
  http://www.youtube.com/watch?v=2eDAwewFVvc&


*第3次怪獣ブーム真っ盛りの1978年秋にキングレコードから発売されたLPレコード『サウンドウルトラマン パートII』――『ウルトラセブン』海外版主題歌やBGM、第2期ウルトラ作品の名場面や主題歌カラオケなどで構成されていた――には、この第28話の音源が収録されていた。しかし、誤植だろうが、本話のサブタイトルが『月の~』をヌキにした『さようなら夕子よ 妹よ』と誤記されていた(笑)。
 余談だが、『ウルトラマンレオ』第26話のサブタイトルも『ウルトラマンキングのおくりもの』と題して、この音盤に収録されていた。当時、大量に刊行された「ウルトラ」関係の出版物でも、第26話は『ウルトラマンキング対魔法使い』として表記されていたのだが、再放送で実際に『おくりもの』のサブタイトルを確認したという声も存在し、その後に第26話はプリントによってサブタイトルが2種類も存在するという事実が判明したのだった。
 ただし、竹書房の『ウルトラマンクロニクル』(97年・ISBN:4812402697)の『レオ』放映リストでは第26話は『おくりもの』の方を採用し、欄外で「26話は一部プリントでは『ウルトラマンキング対魔法使い』と表記している。しかし、同じ竹書房でも『ウルトラマン画報〈上巻〉』(02年・ISBN:4812408881)ではまったく逆になっているなど、未だに混乱を招いている(出版社は同じでも外注したライターが違うからだろうが・汗)。正式なサブタイトルは果たしてどちらなのであろうか?(笑)


*視聴率22.2%


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2007年号』(06年12月30日発行)『ウルトラマンA』再評価・全話評大特集より抜粋)


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DVDウルトラマンA Vol.7

『A』28話「さようなら夕子よ、月の妹よ」放映50年評 〜南夕子降板の真相異論!
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