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『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』 ~合評1・これぞ本当の「お祭り映画」!

(文・久保達也)
(2009年12月28日脱稿)


 公開初日の2009年12月12日。そして、天皇誕生日である12月23日(水曜日はメンズデーとして1000円で鑑賞できるので)、どちらも静岡ミラノ1にて初回の上映を鑑賞。


 結論から先に云うと、ここまで充実感のある映画だったとは! 金さえあれば1年365日、毎日でも観ていたいような作品だった。本当に、よくぞここまでやったものだ。


 なにせ上映時間97分、ずっとひたすら見せ場ばっかしである。良い意味でほとんどまともなドラマをやってない。とてもではないが途中でトイレに席を立ったり、スナック菓子をバリバリ食いながら鑑賞することは不可能。いや、そんなことは一切忘れてしまうくらいにひたすら画面に釘づけになってしまうのだ! それくらいに全編観客を引きずりこむパワーがみなぎった作品なのだ!


 今回はヤフーの映画レビューに寄せられた感想や意見を紹介しつつ、それに対しての筆者の思いや補足事項をつづる、という超お手軽な手法にさせていただこう。


 観客の圧倒的支持を集めているのは、なんといってもスーパー戦隊シリーズのアメリカ翻案版『パワーレンジャー』シリーズ(93年~)のアクション監督から監督へと登り詰め、ついには監督と兼務でプロデューサーにまで昇格していた坂本浩一監督と、『NINJA』(09年)や『Kamen Rider D.K.(仮面ライダードラゴンナイト)』(08年 ~『仮面ライダー龍騎』(02年)のハリウッド版)が代表作であるアクション監督・野口彰宏による「ワイヤーアクション」の迫力にあふれるアクション演出である!



*重力を無視した動きが意図的に演出されている。
*空中ワイヤーアクションはウルトラマンと相性がピッタリ!
*初代マンがプロレス系、セブンがパンチ系、タロウがチョップ系など、それぞれのウルトラマンのファイティングスタイルが確立されている。
*カンフー映画かと思った。
*ジャッキー・チェンのような素早い動き!
*ウルトラマンが自由自在に飛び回り、ゴモラが空中回転したのには驚き!
*ウルトラマン自身がCGでなかったのが素晴らしい!
*ワイヤーアクション、スピード感ありすぎ!
*ワイヤーアクションとCGが綺麗に融合している。
*カメラワークがいい。
*役者本人たちの立ち回りもスゴい! 見せ方がうまい。



 ヒーローや怪獣のアクションのみならず、『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』(07・08年)の主人公青年・レイを演じる南翔太(みなみ・しょうた)や、『ウルトラマンメビウス』(06年)のメビウスこと変身前のミライ隊員を演じる五十嵐隼士(いがらし・しゅんじ)はもちろんのこと、初代『ウルトラマン』(66年)に変身するハヤタ隊員を演じた黒部進(くろべ・すすむ)や、『ウルトラセブン』(67年)に変身するモロボシ・ダン隊員を演じた森次晃嗣までもが、還暦を過ぎているのに等身大アクションに挑戦しているのも見どころのひとつである!


 ナマ身の役者たちのアクションに華を添えるのが、『ウルトラセブン』(67年)第20話『地震源X(エックス)を倒せ』に登場したシャプレー星人なのだ!
 オリジナルではロクに活躍もしないまま、ウルトラ警備隊にあっけなく倒されてしまったが、本作では悪の黒いウルトラマンことウルトラマンベリアルの部下として登場する。派手な銃撃戦など、かなりの活躍を見せるのだ! お口がパクパクと開閉するのも感動的だ!(笑)
 おそらくはアクションに向いたスリムなスタイルだということでセレクトされたと思われる。「シャプレー星人の再登場がうれしかった」などという意見は、ヤフーレビューでは皆無だったが(笑)。
 『セブン』後期の宇宙人は、フック星人やゴース星人など、予算の削減で簡素なスーツの宇宙人が多かった。それがむしろ派手なアクションをさせるには好都合なのである。ゴース星人などは第48~49話『史上最大の侵略』前後編で見せた実力からすれば最強宇宙人の部類に数えられるハズなのに、なぜかそんな扱いをされないのはやはり地味だからだろう。今後は集団で登場させて、派手な等身大戦を見せてほしいものだ!


 そんなわけで全編アクション押し! 9割はそんな場面ばかりなのだ。



*雑誌やマンガの設定が公式になり、ていねいに映像で証明されていた!
*学習雑誌のカラー特集に心躍らされた感覚が追体験できた!
*わかる人にはわかるようにこだわりながらエンタメで楽しめる!(『ゴジラ ファイナル ウォーズ』みたい)
*ウルトラマン目線の作品。こだわりが半端じゃない!
*マンガに対するノスタルジーにあふれていた。
*光の国が見れた!
*マントで戦う姿はスーパーマンやバットマンよりいい! 美しい!
*ウルトラに対する愛がつまっている!
*初代マンとセブンに因縁の怪獣がからんでいた。



 これらは映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06年・松竹)の際も一般からの意見として寄せられたような、「あのとき好きだったウルトラマンに会えた」といった感覚であろう。1970年代に少年時代を過ごし、現在40代となっている世代からすれば、マント姿で戦うウルトラマンは映像で見るのは初めてのはずなのに、既視感があるとなってしまうのは、小学館の学習雑誌や児童誌『コロコロコミック』などのカラー特集におけるイラストや、内山まもる大先生のマンガにより、ウルトラマンたちが光の国ではマントを着けているというイメージが刷りこまれてしまっているからなのだ! 今まさに学年誌や『コロコロコミック』での世界がそのまま映像化されたのである!(感涙……)


 いや、70年代ばかりではないのだ! 『てれびくん』特別編集の本作パンフに掲載された『光の国の記憶~プラズマスパーク、宇宙警備隊の設定は43年前に作られていた~』(文・金田益実)によれば、



「ウルトラマンのパパは宇宙保安庁の長官で宇宙の平和を守るために戦い続け、ママはウルトラ学校の先生でとても優しい」



といった裏話が、すでに『週刊少年マガジン』66年10月16日号(第41号・講談社)の『ウルトラマンのひみつ50』や、『ぼくら』(講談社)67年4月号付録『怪獣大百科事典』に掲載されていたのだそうだ。
 『怪獣大全集1 円谷怪獣のひみつ』(ノーベル書房・67年)では、『ウルトラマンは宇宙警備隊員だ!』『これが光の国だ!』などのタイトルで、27万年前に光の国が暗黒の世界となり、プラズマスパーク核融合装置で熱と光を作った結果、それが発するディファレイター光線の影響を受け、光の国の人々は20万年の間に超能力を持った宇宙人になっていった、とすでに解説されていたのであった!


 これらの逸話は1970年代前半の小学館の学年誌が初出だと思われていた。しかし、実はそうではなく第1期ウルトラシリーズの時点で、その設定は語られていたのであった!


 小学館の学年誌での記事からは遅れたものの、『ウルトラマンタロウ』(73年)第25話『燃えろ! ウルトラ6兄弟』では、ウルトラ兄弟の長男・ゾフィーが語る話として、これが内山まもる大先生のイラストで紹介されていたものだ。しかし、今回はウルトラマンメビウスことミライ隊員がレイ青年に語る話として、これらの逸話(いつわ)がなんと実写(リアルなCG)で映像化されることになったのだ!(感涙)


 ここでは、初代『ウルトラマン』でウルトラマンのスーツアクターを担当していた古谷敏(ふるや・さとし)と、内山まもる大先生が出演しておられるのだ! 古谷が演じる光の国の住人が、ディファレイター光線の影響で初代マンではなく、史上初のウルトラマンに変化する場面を演じるのであった。


 話は戻るが、講談社の児童誌『ぼくら』68年10月号特集『さよならウルトラセブン』では、初代マンとセブンが光の国上空を飛行するイラストや、『セブンの国はこうなっている』『ウルトラセブンの家族のひみつ』などが掲載されていた。



「ウルトラセブンの家族は元勇士司令部部長の父、現・部長である兄、健康管理局・局次長の姉がいて、母はセブンを生んですぐに死亡していた。M78星雲には2つ(レッドマン系、ホワイトマン系)の人種があり、4つの国(レッド族、シルバー族、ホワイト族、ブルー族)を構成し、セブンはレッドマン系で勇士階級のレッド族。ウルトラマンは知識階級のシルバー族」



 のちに小学館の学習雑誌へと受け継がれたこうしたウラ設定は、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の時点ですでに骨子が形成されていたのである!
 60年代に少年時代を過ごして、これらの記事にふれていたであろうにもかかわらず(70年代の小学館の学年誌に比べたら発行部数は全然少ないから、大多数は触れていなかったのであろうか?・汗)、こうしたウラ設定を「神秘性に欠ける」などと批判し続けた、『ウルトラQ』・初代『ウルトラマン』・『ウルトラセブン』といった第1期ウルトラシリーズ至上主義者の方々に対しては、「子供心」をわかっていないと云うよりほかにないのだが、なかにはこんな人もいた!



*初代マンが好きだった自分はウルトラ兄弟とか光の国の設定は許せなかったが、もういいだろう。ウルトラは今、子供たちが心から楽しめるものへと進化したのだ! それを素直に喜びたい。



 ありがとうございます!(泣) すでに『ウルトラマンメビウス』(06年)で、先輩ウルトラ兄弟のゲスト出演が実は「嬉しいこと」であるのに気づいて、それまでの考えを改めた人も結構多かったように思ったのだが、



*光の国の表現が、プリズ魔(筆者注・『帰ってきたウルトラマン』(71年)第35話『残酷! 光怪獣プリズ魔』登場怪獣)みたいで、CGが綺麗だった。



などといった意見もあったように、エメラルドグリーンに彩られた光の国の建造物の数々などは、ホントに神秘的の一言であった! そう! たとえ具体的に映像化されたとしても、ウルトラマンたちやウルトラの国の「神秘性」は決して棄損(きそん)されてはいなかったのだ!


 そういえば、『メビウス』第37話『父の背中』で地球に光臨したウルトラの父は、エメラルドグリーンの光に包まれて登場していた。コジツケさせてもらえば、色彩設計的には結果的にイメージが統一されていたのかもしれない!(笑)


 光の国での宇宙警備隊の候補生(?)たちが数百人も、ウルトラ道場ことウルトラコロシアムで特訓する様子からして、映像の洪水に感動してしまうのだ!



「最初は鎧っぽいのを着てたりして、もうちょっとゴチャゴチャってしてたんです。でも、もっとシンプルな方がいいんじゃないかって話になって、あの形になりました。悪けりゃツメもでかいだろうとか、目も吊り上がってるだろうとか、まあ単純な発想です。僕がこだわったのは、目の形ですね。ベリアルの目って、前が二つに割れてるんですよ。後ろを二つに割るパターンはよくあるんですけど、前を二つに割った。それが自分では「あ、新しいかな」と」
「セブンのデザインを今造形したらどうなるのかなという思いがあったんですよ。今デザインし直したらどうなるのかなと。ちょっと彫りを深くして、目の覗き穴もナシにして。胸のプロテクターも、もうちょっとラインを複雑にしておかないと、何か納得できないじゃないですか(笑)。今だったら、やっぱりこうだろうなと。あと、いちばん気にしたのがアイスラッガーを外した時の顔。ゼロではアイスラッガーを取ってもカッコよく見える形にしたかった。それで、アイスラッガーの受けとして、左右に耳みたいな突起をつけた。でもぶっちゃけた話、ダブルアイスラッガーというアイデアを思いついた時、「あ、これで決まりだな」と思ったんですよね(笑)」
(キャラクターデザイン・後藤正行インタビュー・『宇宙船』Vol.126・ホビージャパン・09年秋発行)



 前者は「悪い」ウルトラマン=ウルトラマンベリアル、後者はウルトラセブンの「息子」=ウルトラマンゼロについて、後藤氏が語った言葉である。本作でデビューを飾ったふたりのウルトラマンたちも、おおむね好評のようである。



*ベリアル、洋風で悪魔的な造形が素晴らしい!
*ベリアル最高!
*ベリアルの宮迫はハマリ役!(同意見多数!)
*ゼロはツッパリ風だが、そこがまたいい!
*ゼロのブレストファイヤー(筆者注・『マジンガーZ』(72年・東映動画)の主役ロボットが胸から発する必殺技)みたいな技がかっこいい!
*声優が二人ともいい仕事している!



 そのなかには



*ベリアルは声も演技もチンピラ風で残念。



などという意見もあったが。しかし、チンピラ風ではあっても、第2期ウルトラに登場したチンピラ「星人」たちを超えた、「ラスボス」としての貫禄はあっただろうに!(笑)


 もちろん、ベリアルとゼロのデザイン・造形や、スーツアクターの動きも素晴らしい。


 ベリアルの声を演じる吉本興業所属・雨上がり決死隊の宮迫博之。


 そして、ゼロの声を演じる宮野真守(みやの・まもる)――代表作に深夜アニメ版『DEATH NOTE』(06年)の主人公青年・夜神月(やがみ・ライト)、『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』(07年)の主人公青年こと刹那・F・セイエイなど――。


 彼らの演技は、見事に両者に命を吹きこんでおり、ヤフーレビューでも圧倒的な支持を集めていた!


 NHKのドキュメンタリーでナレーションの経験もある宮迫の悪魔的な狂気に満ちた熱演も素晴らしいものがあった。しかし、優等生だったメビウスと実に対照的で、やんちゃな奴として描かれたゼロを生き生きとさせた宮野もよかった。個人的には、『ウルトラ』にもこんなキャラがほしいと思っていたのだ。今の時代にウケるのはこんなキャラでもあるだろう!



 ウルトラマンレオには厳しい特訓を課したのに、自分の息子のことは甘やかしてしまったのかもしれないという、セブンの内実までをも思い浮かばせてくれるのだ。いや、単に生まれつきで育てにくいヤンチャな子だったのだろうか?(笑)



*小泉さすが!
*小泉、演説うまい!



 ウルトラマンキングを演じた元内閣総理大臣・小泉純一郎の演技については半々くらいで賛否両論。鑑賞者個人の政治的な心情と作品批評とは分けるべきだとは思うのだが、やはりそこでの批判が発生してしまうようだ。
 しかし、セリフ回しはたどたどしかったものの、『ウルトラマンレオ』(74年)放映当時の学習雑誌の設定でのキングは、後年の「20万歳」や「30万歳」ではなく「40万歳」だったのだから(笑)、あまりスラスラとしゃべるよりも、個人的にはこれはこれで好々爺然としていて、それほど悪くはなかったとは思えるのだ(とはいえ、専業の役者さんや声優さんではないので、決して良くはなかったものの・笑)。でもまぁ、キングのような「カリスマ性」を備えて、ワイドショーやネットの芸能ニュースでも話題にしてもらえた人物は、氏くらいしか今の日本には存在しないだろうし。


 圧倒的に不評なのは、ウルトラの母を演じた長谷川理恵。1983年10月に日本テレビが『水曜ロードショー』の枠で日本の地上波で初放映された、『スターウォーズ』第1作(77年・日本公開78年)のヒロイン・レイア姫の声を演じた80年代ならぬ70年代のアイドル・大場久美子に対する、熱狂的な『スター・ウォーズ』マニアの大ブーイングを思い出してしまったのであった(笑・あの当時にネットが普及してたら大変なことになっていただろう……)。


 たとえ演技が大根(だいこん)でも、話題性で客が呼べるなら、と小泉純一郎の起用にしたって寛容だったのであるが、実は筆者は長谷川理恵って何者? と思ったくらいで、全然彼女のこと知らなかったのではあるものの(爆)。



*ペギー葉山じゃなきゃ駄目だ!



 いやいや。あなたの気持ちもわかるけど、それじゃあ映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』(84年・松竹富士)以来、ウルトラの母を演じていた池田昌子の立場は!?(笑)



*声の配役が昔の俳優でよかった!(同意見多数)
*真夏竜最高!


*レオの扱いに感謝!
*レオとアストラの活躍が多くて嬉しい!



 映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にも映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』(08年・松竹)にも登場しなかったウルトラマンレオとアストラといったレオ兄弟に対しては、それまでにもかなり待望の声があった。
 「円谷プロファンクラブ会報」でも「最も好きなウルトラ作品」として『レオ』をあげていた坂本浩一監督は、本作でついに期待に沿うような活躍の場を彼らに与えてくれたのだ!


 ゼロを特訓するレオの若々しくも威厳のある声をアテていた真夏氏はホントウに最高だった! 本作で登場したウルトラ兄弟のなかでは、レオが最もカッコよく見えたものだ! 最終決戦では、アストラとの合体光線技・ウルトラダブルフラッシャーまで披露してくれるとは!(感涙)


 アストラのセリフがほとんどなかったのは残念だが、『ウルトラマン超闘士激伝』(講談社『コミックボンボン』93~97年連載)のキャラ設定では、アストラは「おとなしい」とされていたから、それに従ったのだろう(笑)。



*新マン(筆者注・帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック)とエースが目立たなすぎ!
*歴代のほかのウルトラ戦士が弱すぎる!(大多数!)



 前者については、たしかにそのとおりではある。ウルトラマンエイティもそうだったけど。エイティに変身する矢的猛(やまと・たけし)隊員を演じた長谷川初範(はせがわ・はつのり)を声優に起用できなかったエイティはともかく(としていいのか?・汗)、せっかくジャックに団時朗(だん・じろう)、エースに高峰圭二(たかみね・けいじ)を起用できたのだから、たしかにもう少し出番を多くしたり、変身前の顔出しの姿で登場してほしかったとは思う。最終決戦前のワンシーンだけの顔見せと変身シーンだけでもよいので! もちろん、尺の都合があったことはわかるものの。


 とはいえ、ジャックとエイティのエネルギーをもらったエースが、不完全版の超必殺技の光球・スペースQをウルトラマンベリアルに投げつけるシーンなども観たかった!


 「歴代のほかのウルトラ戦士が弱すぎる」といった意見については、たしかにそうなのかもしれないけれども、第2期ウルトラシリーズでの先輩ウルトラ兄弟客演回での、もっと弱い先輩ウルトラ兄弟たちのミジメな姿を見てきた筆者としては、尺の都合も考えれば、ベリアルに負けてしまうことは規定路線なのだから、そのなかでは充分に奮戦しているように見えるアクション演出だったと思うのだ!



*ゼアスがいなくて残念だった。



 たしかに光の国の出身ではないとはいえ、ウルトラマンゼアスはいなかった。ウルトラマンナイスもいなかった(笑)。そんな中でも、どさくさにまぎれて、平日朝の短編番組『ウルトラマンボーイのウルころ』(03年・テレビ東京)でホストを務めていた、子役が着ぐるみに入って演じるウルトラマンボーイを出してしまうあたりはさすが! と思ったが、ヤフー映画レビューでは他に語ることが多すぎてか、彼の登場には誰も言及していなかった(笑)。



*決戦シーンはもっとウルトラマンを出してほしい!
*兄弟の活躍が少なくて残念だった。
*初代マンの八つ裂き光輪が地味だった。



 遠い宇宙の果てでの「怪獣墓場」での最終決戦で活躍したウルトラ戦士の少なさに異論のある声もいくつか。


 たしかにベリアル&100大怪獣を相手にするのだから、それに匹敵する数のウルトラ戦士を出して総力戦を演じるのが本当かもしれない…… ただ、そうなると、生き残ったウルトラマンたちや初お披露目のウルトラマンゼロによる、一騎当千の強さが描けなくなるからなぁ(笑)。


 “ウルトラ戦士が弱い”のではなく、“ベリアルが強すぎる”印象を与えられるように、ウルトラ戦士それぞれに見せ場を作って強さを見せるようにした、と坂本監督はパンフで語っていたが、その目論見は成功していたとも私見する!


 しかし、ウルトラマンゼロの数々の必殺技や、レオ兄弟のウルトラダブルフラッシャーが炸裂するなか、初代マンがひたすらせっせと八つ裂き光輪を繰り出すさまだけは…… やや間が抜けて見えるかもしれない(笑)。



*怪獣弱すぎ!(大多数)
*怪獣の扱いが軽すぎる! それならこんなに出さない方がよかった。



 最後の「怪獣墓場」でのシーンのことだろう。いや、大量に出現したのだから、短い尺数で次々に倒していかないといけない都合論から来る演出ではあったので(笑)、本作ではこれでよいのではないのかなぁ。これはこれでオトナに過ぎる意見ですかね?



 5歳の孫を連れて観にきたというおじいさんは、こんなことを書いていた。



*心優しいタロウは、今回も心優しい活躍をしていて、とてもよかった。



 このおじいさんの年齢が気になったものの!(笑) しかし、こんな人にも幅広く知れ渡っているなんて、90年代の児童向け漫画『ウルトラマン超闘士激伝』(93~97年)でも語られた、タロウの「ウルトラ魂」でもある「心優しさ」はやっぱり本物なのである!?



 たしかに筆者も本作での怪獣軍団の扱いに少々の不満がないわけではない。だが、いくら近年の作品に登場した怪獣の使い回しばかりとはいえ、今回これだけの怪獣を一気に登場させたというだけでも画期的なことなのだ! 今回は大目に見たいと思っている。


 作品の前半から中盤にかけて描かれていた、1対1での本格的な怪獣バトルはワイドレンズを使用し、アオリで撮影することで巨大感や重量感が存分に感じられたゴモラ対ザラガス戦や、ゴモラ対ブラックキング戦などは、かなり重厚感もあって楽しませてもらったし。


 そういえば、ゴモラがワイヤーアクションでジャンプして宙を回転して、ザラガスにシッポで一撃を加える場面は驚嘆の声が多かった!


 しかし、トリビアを云わせてもらえば、『ウルトラマン80(エイティ)』(80年)第38話『大空にひびけウルトラの父の声』では、ザラガスにデザインが似ている怪獣ゴースドンがワイヤーで吊り上げられて、エイティに連続キックをかましているのだ!
 『ウルトラマンA(エース)』(72年)でも、超獣ブラックピジョンやマザロン人が、ワイヤーで吊り上げられてエースと対決しているのだ!
 怪獣のワイヤーアクションは、決して本作が初めてではないことは強調しておきたい。



*カプセル怪獣の大活躍がよい!



 『ウルトラセブン』ではやられ役に徹していた、セブンの子分怪獣こと正義のカプセル怪獣たちの本作での活躍ぶりはたしかに見事だった! 結果的かもしれないが、相手役の怪獣が第1期・第2期・第3期ウルトラ作品から1匹ずつセレクトされているのも実にうれしかった!


 ただ、ここまでやってくれるのであれば、欲が出てきて、『レオ』第34話『ウルトラ兄弟永遠の誓い』で、セブンへの変身能力を失ったモロボシ・ダンにジャックが届けてくれた、怪獣ボール・セブンガーまで出してくれたら云うことはなかったのだけれども!(笑)


 先日、たまたま入手した『ウルトラ絵本シリーズ5 激闘! ウルトラ戦士VS大怪獣』(永岡書店・90年2月5日発行)では、「ウルトラ戦士のなかまたち」として、



「わるいかいじゅうは、たくさんいるけど、ウルトラ戦士にみかたする、いいかいじゅうもいるんだ。ウルトラ戦士が、たたかえないときに、がんばってくれる、たよりになるなかまだ」



と、セブンガーがウインダム・ミクラス・アギラとともに、並んで紹介されていたのだ! そうなのである! ウルトラシリーズのファンであれば、セブンガーもカプセル怪獣の1体なのだ!


 あとカプセル怪獣と並んで、人類の味方として扱われている正義の小怪獣ピグモンの登場にふれている意見は、他にもっと語るべきことがあったからだろうが、見当たらなかった(汗)。
 ピグモンの登場がキッカケで、ゼロがレオに戦士として成長したと認められるという、かなり良い扱いではあったとは思うのだ。



*シャプレー星人を出すのなら、ギラドラスも出してほしかった。



 これまたコアなご意見! たしかにそうなのだが、製作予算や造形スケジュールも無尽蔵ではないのでね(笑)。



*プレッシャー星人を探していて、最終決戦に集中できなかった。



 お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史の顔をしたプレッシャー星人については、筆者も初見では見つけることができなかった(笑)。2回目の鑑賞でようやく気づいた次第である。しかし、ハッキリ云ってほとんどまともに映っていない! せめてギャグのひとつでもかまして、『レオ』第26話『日本名作民話シリーズ! ウルトラマンキング対魔法使い 一寸法師より』のように、ポルターガイスト現象でも起こすのかと思っていたのだが。ウルトラマンダイナあたりを相手にして。同じフジテレビでレギュラーでバラエティ番組に出演している同士なのだから!(笑)
 しかし、本作のテンポの良さの維持を考えれば、この程度の出演がクレーバー(利口)だったとは思うのだ。



*コニタン熱演! ZAP(ザップ)が活躍する1年間のシリーズが観たくなった。



「私は19歳で芸能デビューして初めての仕事っていうのが、実はヒーローショーの怪人なんですよ。円谷プロ作品じゃないんですけど(笑)、名古屋の遊園地(筆者注・おそらくは三重県の長島温泉にあるナガシマスパーランド)でやってた『バトルフィーバーJ』(79年・東映の『スーパー戦隊シリーズ3作目)の怪人で、怪人ばっかり3年やりました。原点がそれですから、30年たってまたこういう仕事ができるっていうのは感慨無量なんです」
「それこそ『ウルトラマン』をリアルタイムで観てますから、そりゃあ憧れますよ。8歳で『ウルトラマン』を観て『どひゃ~っ!』と驚いて、その40年後にこうして出演させてもらえた。40年間あきらめなかったら、夢がかなったわけです。今回の映画を一言で表せば、「ウルトラマンがウルトラマンを超える!」これです。この意味は観に来て頂いたらわかります。是非とも映画館でご覧になって下さい!」
(ヒュウガ役・小西博之インタビュー・『宇宙船』Vol.126)




 「ウルトラマンがウルトラマンを超える!」。たしかにそのとおりの映画であったと思う!



「『超8兄弟』を夫婦で観に行った時、家内は「なんであのおじいちゃんたちはウルトラマンに変身するの?」って云ってました。意味がわからないんです。それが普通の人の反応なんですよ。ファンを大事にするのはいいけど、いつの間にかそれが美徳とされて一般向けを指向すると「違うんです!」と云われるまでになってしまった。海外へのセールスも考えなきゃいけない今、その現状を変えたい。今回の映画は、うちの家内みたいな人が観ても面白いと思ってもらえるようにしたつもりです」
(プロデューサー/脚本/ビジュアルスーパーバイザー・岡部淳也インタビュー・『宇宙船』Vol.126)



*妻も楽しめた。



 岡部プロデューサー、成功だったみたいですよ!(笑) ヤフーレビューでも『超ウルトラ8兄弟』などとの比較論がけっこうあったものだ。



*今までのは子供にはつまらないシーンが多かった。今回はずっと戦いだったので、息子はトイレに行くのも忘れ、飽きずに観ていた。
*グダグダだった前回に比べるとよかった。
*前作はオールド向けだったが、今回は少年向けヒーロー王道作品だった。
*前作は退屈なシナリオ、つまらないストーリー、もったりとした戦闘、CGになるとハエのように早く飛び回るウルトラマンと、あまりのつまらなさに途中退場した。今回は最後まで観た。ようやく平成ライダーに追いついた!
*『ウルトラマンガイア』(98年)以降の甘えきった姿勢を断ち切るかのように、あえて過去の素材で勝負したのがよかった。
*近年のは同人映画だった。今回は過去の遺産に甘んじた悪しき連鎖を断ち切ってくれた。



 そういう悪い意味でマニアックな要素ばかりを追求していたからこそ、ウルトラが「不良債権」となり、ひいては円谷プロの経営を悪化させた…… 厳しいことを云うようだが、円谷が買収の憂き目を見たのは、我々マニアたちにもその責任の一端があることを、少しは肝に銘じてほしいのである。
 もっとも買収されたからこそ、今回のような本当の「お祭り映画」が楽しめるようになったわけで…… 世の中、なにか何が幸いするのかわからない(汗)。



 さて、同じく09年12月12日から公開中の『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010』(09年)との比較論もあった。



*『ディケイド』で傷ついた私の心を癒してくれた。
*『ライダー』最悪!
*『ライダー』はあまりにも期待はずれだった。それに比べると「愛」を感じた。『ディケイド』と大違い!
*アクションも映像美も全て『ライダー』より上!



*ウルトラに興味ない人を取りこむ力は十二分にある!



 たまたまチケットをもらったので、女同士で観に行ったという20代女性の意見からも、たしかにそう思える。



*ウルトラマンは再放送とか観てもグッとくるものがなかったのですが、今回は鑑賞後の子供たちがとても興奮していた様子を見て、子供がいたら観せたいと思いました。わかりやすいけど子供っぽくなく、真のかっこよさを追求しています。映像美とアクションのクオリティも高いです。テンポよく進む明解なストーリーも魅力です。



*初めてウルトラを観た。どうせ子供向けにチョイチョイと適当に作っているのかと思ったが、いい意味で裏切られた!



 最初に観た作品が本作でよかった(笑)。



*父の影響で小さい頃からウルトラを観ていました。最初に観たのは『ウルトラマンティガ』(96年)です。当時小学1年生で夢中になりました。以後ずっとファンを続けてきましたが、その後ウルトラは人気がなくなり、ファンでいることを恥じていたこともありました。



 現在20歳になっていると思われる男性の声である。もう二度と彼のような若者につらい思いをさせてはならない!(笑)
 まぁ、今回の映画に対する、以下のような好意的な意見の数々を見るかぎりでは、我々はウルトラファンであることに充分に誇りを持ってもよいのではないだろうか。



*今回描かれた「正義」はのみこみやすいものだった。
*「有言実行」の作品である。
*子供が一切騒がなかった。
*王道ながらスジが通っている!
*ストーリー、映像、音楽のバランスがいい、
*今回のストーリーで1年分のシリーズができる。
*エンタメの正攻法である。
*剛速球投げっぱなし! かっこよく見せるべきものをちゃんとかっこよく見せている。初めて世界標準となった。
*これほど純粋に楽しめたのは久しぶりである!
*『大怪獣バトル』に初代マンとセブンが登場していたのが映画の伏線となり、世界がよく融合していた。



 『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』(07年)に初代ウルトラマンが、『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』(08年)にウルトラセブンがゲスト出演してなかったら、今回の映画のように『メビウス』と『大怪獣バトル』の世界観がスンナリと融合していたであろうか!? やはりそういったことのためにも、今後の新作には歴代のウルトラヒーローたちをじゃんじゃんとゲスト出演させるべきなのだ!



 さて、少数ではあったが、否定的意見もあったぞい。



*もう少し「静」の部分があってもよかった。



*怪獣墓場が地味。暗くて怪獣のディテールがわからなかった。



 これらはたしかに一理はある。



*地球が舞台じゃないので親近感がわかない。
*地球も日本も東京もぶっこわしてほしい!
*破壊のカタルシスがほしい。



 たしかに怪獣映画一般の最大の魅力がこれらのことなのだ。しかし、ベリアルによって次々に破壊される光の国の建造物の場面を観るかぎりでは、グリーンバック主体のCG映像の建築物の破壊描写もチャチではなかったので、悪くはなかったとも思うのだ。



 ヤフーの映画ランキングによれば、本作は公開第1週に第5位、第2週に第7位の興業記録を樹立!


 いやあ、『ワンピースフィルム STRONG WORLD』だの、『カールじいさんの空飛ぶ家』だの、『2012』だの、『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』だのといった強敵が渦巻くなかで正直、筆者はここまでの健闘は予想していなかった。


 聞くところによれば、上映劇場は『ワンピース』や『ライダー』の半数くらいしかないらしい。それを思えば、大健闘ではないか! もちろん、なかにはガラガラの劇場もあったという報告もあった。しかしその分、客が入るところにはメチャメチャ入っているということにはなる。地域によって、かなり差が激しいのではなかろうか?


 松竹からワーナーに、映画の配給が移ったことがどう作用したかも気になるところだ。筆者の実家がある三重県では、これまで『ウルトラ』の劇場版はほとんど上映されてこなかった。しかし今回は、津・四日市・鈴鹿・桑名・伊勢と、主要都市すべてで上映されていたのだ!(要するにシネコンが、大手スーパーに併設したワーナー・マイカルばかりだからということもある)


 一方、岐阜県や静岡県では、従来より上映劇場が減少してしまうという逆転減少が起きているようだ。上映劇場がひとつもなくなってしまった県もあるようなのだ(汗)。


 あちらを立てれば、こちらが立たず。せっかく良い作品を作っても、環境が整っていなければどうにもならない面もあるのだ。そのあたりも新生・円谷プロの2010年の重要な課題だろう。それでも、期待はしているのだ!

2009.12.28.


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2010年号』(09年12月30日発行)所収より抜粋)


『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』~合評2・岡部副社長電撃辞任賛否!

(文・T.SATO)
(2010年2月7日脱稿)


 破産寸前の円谷プロダクションを買収した映像製作会社・TYO(ティー・ワイ・オー)による新体制後の第1作、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(ザ・ムービー)』(09年)。


 TYOより送り込まれし――正確には円谷プロと合併した造型会社・ビルドアップの社長であった――、獅子奮迅・八面六臂の大活躍をした本作の立役者。プロデューサーに加えてメイン脚本も兼任し、本職は映像屋さんだから、彼のブログによるとラスボスのダメ出し再撮影も行っていたという岡部淳也副社長! その彼の、まさかまさかの寝耳に水の、電撃辞任!


 ネット時代のウルトラシリーズファンの間――の一部(笑)――では大いに話題をふりまいていた岡部副社長のブログ「怪獣日記」での、ビッグマウス・大口叩き発言。その40代中盤の年齢に似合わないヤンチャな大将ぶり。天然な俺様ぶり、唯我独尊なワンパクぶりが、賛否両論……というか、猛反発を呼んでいた御仁だけれども。

 
 喝采を叫ぶ向きも多そうだけど、ごくごく個人的には非常にショック! イヤミや皮肉ではなく心の底から大いに残念!


 新ウルトラマンことウルトラマンゼロは、いや今後の円谷プロはいったいドーなってしまうのか? 大変心配だ。


 番組の公式ホームページなどでよく見る、ヌルくって作り手への媚び・へつらいも感じられるファンの声――日常生活では、いわゆる常識人・善人なのではあろうけど――。それとは正反対・真逆の世界であり、玉石混交ではあっても玉の方では、シニカル(冷笑的)で口が悪くてウルさがたで、イキがったりワルぶったりして不良性感度もある偽悪的な発言をものする猛者(もさ)のマニアたちが集うも、時にスルドい見解を眼にする印象の各種の匿名掲示板。


――もちろん、何事も一長一短だし、二者択一する気もナイけれど、ドチラかといえば筆者も、そしてこのような文字ばかりの同人誌を読む読者も、区分けするなら後者寄りだろう(笑)――


 だが、その後者を見てみても、しょせん我ら、もとい筆者と同様に、彼らも現実世界においては気の弱いオタクにすぎないというのが正体だと見えて、防衛組織・GUYS(ガイズ)の短気で口が悪くて巻き舌でケンカを売り買いする天然・真性のDQN(ドキュン・ヤンキー・不良)であるリアル・リュウ隊員(『ウルトラマンメビウス』(06年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20070506/p1))みたいな岡部副社長を、リュウと同様に大いにキライまくっている(笑)。


 まぁ、筆者も近くにいたり一緒に仕事をするのはイヤだなとは思うし、こーいう性格の人間が人類の過半を占めたら荒れると思うけど、傍から見ている分にはコレほど面白く、かつデカいことをやってくれそうなヤツはいないと思う。会社とか歴史の変革期には必要とされて、安定期に入るとウザがられて放逐されそうな御仁だが。


 ……と思っていたら、この2010年1月に、実は12月の映画公開前には、すでに円谷プロを辞職していたことが、自身のブログにて初公表!


 あぁナンてこった! 個人的には、しばらく今後数年間は岡部副社長に大暴れしてほしかったのに! 円谷プロを、そして日本の特撮ジャンルをひっちゃかめっちゃかにしてほしかったのに! 平成仮面ライダーシリーズの立役者、東映の興行師・白倉伸一郎プロデューサーに対抗・拮抗できるのは、商業的にも映像的にも作品内容的にも彼だけだ! と個人的には思っていたものなのに!


 彼のように、インスピレーション・思い付いたら、しかもそれが良いことだと思えれば即決済・即行動で、小泉純一郎元首相や長谷川理恵も連れてきて……。


 しかも人脈・ツテ・コネも業界に多数あって、まさかまさかの今までの円谷プロ作品ではまず考えられなかった、『パワーレンジャー』シリーズ(93年〜・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080518/p1)の坂本浩一カントクに、横山誠カントクなどの、JAC(ジャック:ジャパンアクションクラブ)アクションともまたちがう、アクロバティックな殺陣(たて)&ワイヤーワークを得意とするアクション監督上がりの監督たち、アクションの一挙手一投足に合わせてそれらを強調するかのようにカメラを左右斜めに動かしつつ撮るのがウマい『ゴジラ FINAL WARS』(04年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060304/p1)のカメラマン・古谷巧(ふるや・たくみ)たちをも連れてきて……。


 もう彼がいるのなら、彼が自分でズンズン動いて折衝して決めてきてくれるのならば、たいていの営業マンや、どころか営業マン・渉外の専門家集団であるカネ喰い虫の広告代理店・電通すらもが要らないんじゃネ、オシも強そうだしネ! そして、コレならば、即座にはムリでも数年かければ、東映の平成『仮面ライダー』&『スーパー戦隊』シリーズに勝てないまでも、拮抗できるんじゃネ! と思っていたのだけど。


 白倉プロデューサーが前面に出たがために、興行的には大成功であっても、作品の内容面までにも口出ししすぎたためにか、グダグダになっていた『仮面ライダーディケイド』(09年)終盤(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090829/p1)や、『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(09年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20091213/p1)。それと比すれば、アクション主体でシンプルではあっても、ナンとまとまりがよく、登場人物の行動動機のツボを押さえた物語構成である『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』であることよ!


 コレならば、“商業性”・“映像性”・“作品内容性”中の後者2点で、白倉さんにも勝てる御仁がついに現れたじゃん! と思っていたのだが。


 「なにわのことも 夢のまた夢……」で終わるとは。


 彼のブログによると円谷プロの次期社長職にも打診されていたそうで……。なぜに引き受けなかったか?


 まぁ、彼のようなアクが強くてクセの強い、豪腕ではあっても、対人関係面ではおそらくセンシティブ(繊細)さの欠片もない御仁が、その正反対の性格類型である我らがオタク族連中の過半にキラわれてしまうというのは、よく判りはするのだけれども――一般ピープルにもキラわれるかもしれないが(笑)。ただし結果を出せれば、実社会でも出世するタイプかナと――。そして、たしかに我々のようなコミュニケーション弱者にはやさしくなさそうだけど――それを云い出すと、テンションの高い元・東映の高寺成紀(たかてら・しげのり)プロデューサーあたりも、個人的にはその一点で似たような印象を醸している(汗)――。

 
 ウルトラシリーズの、いや業界の不良債権と化している円谷プロの延命には、彼のような存在による強引な外科手術が必要であったとは思うのだ。でなければ、緩慢なる右肩下がりの死が待つだけであったと個人的には思うので。



 とはいえ、今回の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』。個人的には多くのマニアと同様、非常に高く評価してはいる――もちろん、しょせんは単なる娯楽作品・嗜好品であるからには、工業製品や自然科学のように絶対的な正解の感想・批評があるワケではないのだし、社会科学・人文科学・文芸批評などとも同様に、あーいう見方もこーいう見方もありますよ! 乱立してますよ! 的な、ヒトの好き好きなのですから、本作を低く評価される方の見解をも、同意はせずとも尊重はいたします――。


 しかし、同日に公開された映画『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010(ムービーたいせん・にせんじゅう)』(09年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101220/p1)が、それまでの平成ライダー最高興行収入であった『劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイスロスト』(03年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20031104/p1)の15億を超えて18億に達した昨09年夏の『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』につづいて、ナントまたまた15億円に達しそうな勢いなのに、片や2010年2月現在の情報では6.08億円に留まっており興行的には厳しい結果に終わったことは否めない。


 そのキビしい現実は、本作をプッシュしたい当方としては残念なことでもあるのだけど、謙虚に認めたいとも思う――ちなみに、映画前作『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』(08年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101223/p1)は8.4億円。前々作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20070128/p1)は6.8億円。ただし、同日公開『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101208/p1)には余裕で勝ったが、それじゃあ自慢にはならない(笑 〜いや『復活篇』、筆者個人は実はまぁまぁ評価してるんですけどネ――。


 そこのところを……、つまりは、「客観的な経済的成果」と「主観的な作品評価」とを混同して、不利な結果を見て見ぬフリしたり、「戦果あり!」「大勝利!」としか云わない大本営発表――花火ミサイルを成田空港や皇居に打っただけで、「戦果あり!」「大勝利!」とのたまう極左の機関紙でも同じ(笑)――みたいなことをしていても、仕方がない。


 だけれど、自慢じゃないが(?)、本作のハイクオリティなCG映像による映画予告編がネット上にて公表されるや、ごくごく一部のマニアの間で見られた、『仮面ライダーディケイド』や夏休みの『オールライダー』にガッカリしたマニア連中が、年末の劇場版『仮面ライダーディケイド〜完結編〜』(09年)よりも『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』の方にこそ期待する! みたいな風潮が、一般ピープルや一般の子供たちの間でも波及する……。というような「誇大妄想」には、「世間知らずもイイカゲンにしろ! マニアの評価と子供や一般ピープルの評価・認識・見えている風景はちがうだろ!」と、内心ツッコミまくってはいたけれど。


 いかにマニアから『オールライダー対大ショッカー』が酷評されようとも、幼児はドラマやテーマ性や構成バランスなんて着目していないのだから、ヒーロー&怪人がたくさん出てきさえすれば、大喜びして楽しんでるのに決まっているだろが!(笑) だったら、ただでさえ現行放送中のTV特撮なのだから、それが激突してしまったら、純・内容面ではなく興行的には『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』の方が苦戦するのに決まっているだろが!
 ……なーんて、筆者が声高に叫ばなくても、今やとうの立ったスレているマニアのみなさんのサイレント・マジョリティも、実は同様にそー思っていたのならば、あまりガナって力説するほどのことでもなかったか?(汗)


 というワケで、6億であるならば、同じく6億の映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(ファイナル・オデッセイ)』(00年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19961209/p1)、5億の『劇場版 ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT(ファースト・コンタクト)』(01年)と『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE(ファイナル・バトル)』(03年)、7億の『劇場版 ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET(ブルー・プラネット)』(02年)と比較すれば、本作は大失敗だったというワケでもない。
 だけれども、うまくやれば『超8兄弟』同様、8億前後はイケただろうとは思うし、劇場版『ライダー』と比すれば負けているのは否めないので、あえて「負けた」こととして――多くの特撮マニアもそう判定しているであろうし、筆者自身もそのように思っているので――、ここではその「敗因」を分析していきたい。



 敗因その1。


 まず、本作の映画自体のタイトル名。


 ネットやマニア誌による情報洪水ベッタリの生活を送っている御仁は、この問題を気にしてないやもしれないけど、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』と聞いて、コレが『ウルトラマン』の映画だと即座にわかった一般ピープルやパパ・ママ層、映画館の興行師――現在では実質シネコン側の担当者――が、どれだけいたことであろうか? 一瞬、何の映画のことなのかわからなかったと思うのだけど。


 往年のアニメ映画『サイボーグ009(ゼロゼロナイン) 超銀河伝説』(80年)のコトかしら? とみんなが思ったことであろう――って思わないですネ(汗)―― 同じように洋画『ダークナイト』(08年)が日本国内では大ヒットしなかった理由も、内容が高度だからでは毛頭なく、単に『バットマン』の語句がないから、観客には何の映画か即座にはわからなかったためにすぎないとも思う。


 やっぱりココはヒネらずに、ベタでも『ウルトラマン』か、『ウルトラ兄弟』というメジャーな語句を入れるべきではなかったか?


 タイトル前段の『大怪獣バトル』の語句は、『ウルトラ』シリーズの変種の最新作『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』(07年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080427/p1)シリーズからの引用で、主要人間キャラも主要怪獣もそこから出演するのだからハズす必要はないし、むしろ必要だとは思うけど。


 しかし、つづく『ウルトラ銀河伝説』の語句は、それこそ歴代ライダー同士がバトルしあう夢のマッチメイクの『仮面ライダーディケイド』のキャッチコピー(?)である#1のサブタイトル「ライダー大戦」とネタがカブるけど、パクリと云われようとも怖れずに、もっとベタにそのものスバリ、ウルトラ一族の内紛を描く映画なのだから、見た目一発判然の、


 『ウルトラマン大戦』!!


 とかにでもすればよかったのではなかろうか?


 ……エッ、イヤですか?(汗)



 敗因その2。


 公開が年末12月となり、強豪お正月映画とブッキングしたこと。まぁコレはだれでも思うことだろう。


 そう、個人的には強豪映画がない時期のスキマねらいで、映画『メビウス&兄弟』や『超8』同様、9月公開とか、たとえば12月を避けて、11月や1月に公開されることで、他の強豪映画に埋もれずにマスコミにも紹介してもらい、ネット上のポータルサイト・YAHOO!(ヤフー)のランキングやユーザーレビューでも上位に位置されるような目立ち方もあってイイと思うのだ。それが真正面から戦いを挑まない後ろ向きな戦い方だと思う御仁もいるかもしれないが――今時そんな悪いイミでケッペキ症なマニアもいないかナ?――。


 それをヒキョウだと云うならば、東映・テレビ朝日も、4月・7月・10月・1月第1〜2週の改変期を少しでも避けて、相対的に目立てるように、マスコミにも注目してもらえるように、進学進級が最終回&新番組の時期とカブって子供たちが卒業しないように、『ライダー』『戦隊』の新番組#1の放映開始時期を設定しているとも明言しているのだから、ついでに4月の進級進学の時期に「日アサ合体スペシャル」とかで日曜朝の4本の子供番組を通じて語句当てクイズなどもやっているのだから(笑)、それと同じことだろうと反論するまでだ――もちろん、クリスマス商戦をクライマックスにしたい、バンダイの玩具の発売スケジュールが原点にはあるのだけど。そーやって思い返すと、12月の公開時期も決して悪くはないのかナ……ってオイ(汗)――。



 ウルトラマンや仮面ライダーという素材自体が既成のものなのだし、どうあがいてもシリーズものである以上は、根本からして斬新ではありえないのだから、そーいう派生的な要素で点数稼ぎや集客することも間違っているとは思えない。


――同じ理由で、シリーズ中断はなるべく挟まず、一定曜日の一定時間ワク(まぁ今の時代は平日ゴールデンタイムではなく土日の午前がイイとは思うけど)にて恒常的に放映して、子供たちに視聴週習慣を付けた方がイイと思う。16年のブランクを経て放映された『ウルトラマンティガ』(96年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19961201/p1)が新鮮に見えたという話もよく聞くけれど、90年代ならばまだしも、ますます変化が早くなる一方の当今においては、そんなにブランクがあったら、3年のブランクを経て21世紀に復活したけど子供間での人気が沈滞してしまい、00年代中盤の一旦の終結からさらに5年のブランクを経てみて完全に忘却されている『ゴジラ』シリーズと同じ運命をたどると思われる――

 
 配給側のワーナーマイカルの都合や考えもあったのだろうが、公開時期については非常に残念だ。


 ワーナー自体は一部では誤解されているようだけど、本作の製作自体に関わっているワケでは毛頭なく、配給――映画館の提供――のみに関わっており、コレも岡部副社長の「ウルトラ」を海外へ売っていくためのコネ作り・実績作りの一環、ツバをつける第一歩でもあったのだろう。


 元祖である大手シネコンも手懸けるワーナーでありながら、松竹配給時代の公開館数とほぼ変化がない(後日付記:減少した・汗)のはイタイけど、現在の『ウルトラ』の商業規模を考えた上でのプロの眼による見積もりに決まっているので、この程度の館数が妥当だとは筆者も思う。無闇に館数を増やしたからといって、客が増えるものでもないだろう。都道府県によっては、館数どころか上映館自体がないのは、また別の問題としてはあるのだけど。


 ワーナーといえば、特撮マニアの過半は海外戦略の問題についてはほとんど関心がナイようだけど、少子化・高齢化が進む日本国内でのビジネスの拡大には上限があり、作品コンテンツを海外に売っていくことをめざすのは、商売としてはまちがっていないと思う。というか、むしろ当然であるべきだ。
 同じ黄色人種であるアジア圏に売る分には問題ないと思うけど、それ以外の人種の地域にも売っていくならば、『パワーレンジャー』シリーズのように、特撮&アクションシーンを除く人間ドラマのいわゆる本編部分を、現地の主要人種の役者に置き換えることで、とっつきやすくして流通させていくしかないとも思う。そのような長期戦略を見据えた上でのワーナーとの提携であろうし、短期的に成果が出るものでなくても、その意気や良しであろう。


――逆に云うなら、『電光超人グリッドマン』(93年・円谷プロ)を『パワレン』方式で売り出した前歴があったのにも関わらず、いつぞやの特撮雑誌『宇宙船』でのスタッフインタビューでは肌の色問題を重々わかっていたのにも関わらず、作品至上主義的な観点から『ウルトラマンティガ』を日本人キャストそのままにて、アメリカ放映するようなふるまいは、ケッペキ症なマニアの方々にとっては好ましいことなのかもしれないが、個人的には失礼ながらバカバカしいふるまいだとも思う。後年の『映画秘宝』誌記事によると案の定、1クールで打切りの憂き目にあったとか(汗)――


 その伝で、本作『ウルトラ銀河伝説』冒頭の、「ウルトラマン」はじめ「ウルトラ兄弟」の設定や、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』は未来が舞台であり、主人公であるレイ青年が太古の覇者・レイブラッド星人の血を引く怪獣使いであり、あまたの宇宙人レイオニクス戦士たちによるバトルロワイアル・王座決定戦の経験者にして、その血による闘争心の呪縛を克服した者という特異な設定を、簡単・簡明にしてカッコいいナレーションと劇中キャラに前半早々で、2度のダメ押しにて説明させてしまう手法は、けっして我々のようなコアなマニアではない、ヌルい一般層やパパ・ママ層、そして海外へ売る際には、親切でもあるし必要なことだとも思うのだ。


 
 D4(ダンディーフォー)こと、初代ウルトラマン・ウルトラセブン・帰ってきたウルトラマン・ウルトラマンエースらのオールドウルトラマンの変身前の人間体の役者さんたちが、今回は前2者のみのD2になってしまったことにつていは少々残念ではある。ストーリー&ドラマに絡まず、顔見せ程度で終わってしまう客演者であるならば、予備知識がない海外の観客が仮に観た場合に理解不能である、という判断でもあったのであろうか? であれば、その意図は理解できないこともないのだけど。


 本作では、ウルトラマン・ウルトラセブン・ウルトラマンメビウス・ウルトラマンダイナ・ウルトラマンゼロ、補佐にまわるがウルトラマンレオ、そして『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の面子に絞られて、それらの全員が全員、主軸のストーリー展開にカラむので、予備知識がない人間でも強制的に感情移入、動向を鑑賞させられる仕組みになっている。そーなると、直近の映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06年)や映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』(08年)では大活躍を果たした、我らが帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)とウルトラマンエースは本作ではラストバトルから除外して変身前の人間体の登場も除外したのだと推測はできる。


 本作自体はアクション主体ではあっても、構成的には意外とキッチリカッチリ作りこまれているので、完成作品に脇役的な人間キャラをハメこむ余地があまりナイというか、ハメこんでも異物感や剰余感が出そうで、テンポも若干悪くなりそうではあるけれど。


 そーなのだとしても、多少なりともオールドファンや中年の一般観客に微量でもフック(引っかかり)、関心を持ってもらうためにも、帰ってきたウルトラマンこと郷秀樹を演じた団時朗(だん・じろう)、ウルトラマンエースこと北斗星司(ほくと・せいじ)を演じた高峰圭二の両氏にも前2作同様、ワンシーンだけでもイイから出演してもらって、もちろんウルトラマンレオことおおとりゲンを演じた真夏竜さんにも、ご都合主義でもサービスで(笑)、なぜだかラストバトル前の一瞬、変身前の人間体の姿で駆けつけて、3人同時に変身ポーズを披露してほしかったものなのだけど! そして、前2作同様、地方の映画館の舞台挨拶まわりで、少しでも観客をゲットするのに貢献してもらおうと(汗)。


――ついでに云うなら、年長マニアならばみんなが感じたことだと思うけど、映画の前日談であるビデオ作品『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』(09年)においても、初代ウルトラマン・セブン・ジャックは出番も少ないゆえにか、TV『ウルトラマンメビウス』やその各種映画版同様、オリジナルの変身前の俳優さんが声をアテてくれたけど、エースのみ出番が多いというか出ずっぱりであることに気を廻してか、俳優・近藤正臣(こんどう・まさおみ)が出演する2時間ドラマでは近藤と同じ事務所の高峰さんが脇役でほぼ必ず出演していたように(笑)、本作の声優さんたちを担当している青二プロダクションが自身の取り分を多くするためのバーター・営業的ツナ引きと妥協でもあったのか、代理の声優さんが声をアテていたのは残念であった。昭和のウルトラ主人公役者さんたちの中では、エースの北斗星児こと高峰圭二さんが一番演技力も声質もイイと思うし、長時間のアフレコとかも年齢のワリに器用にこなせそうにも思うので。
 まぁ、今となってはベテラン40代(汗)の、週刊少年ジャンプ連載の大ヒット・バスケットボール漫画のアニメ化『SLAM DUNK(スラムダンク)』(93年)主人公や、特撮ジャンルでも打って変わって東映メタルヒーロー『ビーロボ カブタック』(97年)のギャグ調のカブタックに、深夜特撮『ボイスラッガー』(99年)では顔出しで出演していた草尾毅(くさお・たけし)が担当で、キャリア的には重きを置かれた配役ではありますけど。作り手の方でも悪意があってやっていることではさらさらないのは重々承知しているし、いろいろとオトナの事情があるとは思うので、作品の内容以上にその一点だけでドーコーとか過剰に云う気は毛頭ないけれども、思うところを一言だけ書いてみました(笑)――



 さらについでに云うならば、ハリウッドのSF映画やヒーロー映画のごとく、一応の一般層にも観てもらおうという試みは、仮にその内実が一般層の鑑賞に堪えうるものであったとしても、たかだか1本の映画の成功だけで、達成されるものでもないとは思う。


――厳密にはメリケンでも、年配者とかウォール街のビジネスマン・証券マンあたりは、そのテのアメコミヒーロー映画あたりはそんなに観てはいないとも思うけど。いや、歴史的に元々は実は左翼系のシンクタンク(研究所)でもあった(!)という近代至上主義・近代絶対主義・強制的近代化(!)主義者であった「ネオコン」(直訳すると「新保守」)のヒトたちにとってのアメリカの原風景は、開拓民でカントリーな古き良きアメリカではなく、都市消費者でアメコミヒーローのサブカル・ジャンクカルチャーにまみれたソレだそうで、彼らの方がこのテのジャンル作品に理解があるのだとか。この世は逆説と背理に満ち満ちているのだ――



 ただ、一般層にも観てもらうことを志すことそれ自体は間違っているワケでは当然ない。だから、話題作りとして、その政治的功罪はさておき小泉純一郎元首相の登用や、お笑いタレント・ナインティナインの岡村隆史(おかむら・たかし)が持ちネタのプレッシャー星人として登場すること自体も個人的にはオッケーなのだ。


 でも、岡村が出たのか出てないのかほとんど視認ができなくても、氏が所属する吉本興業からクレームがつかないあたりと、それすらもネタとして許容されるあたりが21世紀だなぁとも思うけど(笑)。まぁ、長々と出てきて一発芸でもカマしてたら浮いちゃうから、そしたらマニアのみなさんもクレームを付けたろうとも思うので、アレはアレでイイとも思う。しかし、いくら何でも瞬間的にすぎるので、あと1〜2秒は写してあげても、マジメにすぎる一部マニアのみなさんではあってもそれくらいは許してくれたのではなかろうか?(汗)


 彼の持ち番組『めちゃ×2(めちゃ)イケてるッ!』(96年〜)での公開直前12月初旬に放映された本作との連動企画の登場怪獣オーディションも、個人的にはクダラなくって面白かった。けれども、まぁイロイロと番組の尺の都合もあるのだろうけど、あのビジュアルインパクト絶大の本作の映画予告編をまるまる流して、視聴者に衝撃を与えて、少しでも集客につなげてほしかったものなのだけど……。


 もっと云うなら、同時期にはホンダの乗用車・ステップワゴンのウルトラファミリーとのコラボCMもTVで集中放映されていたけれど、Panasonic(パナソニック。旧・松下電器)の液晶テレビ・VIERA(ビエラ)のCMでも大作「三国志」映画『レッドクリフPartII』(09年)とのコラボを最近やっていたように、あのステップワゴンのCMの中に映画の映像を使って『ウルトラ銀河伝説』何月何日公開! などの宣伝をたとえ数秒でも、いや画面の中のさらに小さい窓画面(笑)にしてもイイから、それくらいのことはしてくれないモノなのかなぁ……。


 筆者ごとき素人が考えるようなことは、シリアス志向の『ウルトラマンネクサス』(04年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060308/p1)や映画『ULTRAMAN(ウルトラマン)』(04年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060305/p1)の商業的大失敗以降、お坊ちゃまではない現今の作り手たちも当然考えてはいることではあろうし(?)、それでも実現できないということは、コラボするにしても相応の小銭がかかるなどの、やはりオトナの金銭的事情があるのかと推測するけれど。



 敗因その3.


 地上波TVで放映されている現行の新作ウルトラ作品がないこと……。もしくは、終了した最新作から間が空きすぎていること……。コレもまた、各所でマニア諸氏が指摘されていることだし、正論でもあるのだけど、それに付け加える提言もココにてしてみたい。


 もちろん、本作のメインターゲットは子供である。しかし、平成ライダーがそうであるように、あまたのゴールデンタイムのTVドラマや「週刊少年ジャンプ」の人気連載漫画がそーであるように、メインターゲットならぬサブターゲットではあるも、その一部はイケメン好きのママ層や女性層、女オタク層をもねらった、ジャンル&ターゲットを越境したものともなっている。


 くりかえすけど、怪獣怪人ものは本来、子供のためのものであるべきなので、メインとサブの関係を倒立・逆立ちしてしまってはイケナイけど。


 しかし、玩具のみならず映像ソフトやマニア向け書籍や写真集などでも売上を増加させていくべきであるならば、多角的なターゲットを見据えた作品内容&展開はあってしかるべきだし、むしろそーした方が、男性オタクのマニアックかつハード&シリアス志向といった、ハイブロウかもしれないが実は一般層には閉じているかもしれない志向に陥らないための緊張感として、そのような外部・他者・周縁・一般層をも意識することは、映像&ドラマの表現にも節度&緊張感がやどるであろうし、良きことでもあるだろうとも思うのだ。


 そのようにも思っているのダとクドいくらいの注釈は付けた上で云うのだけど、一方で幼児には人気があっても、小学生には『ウルトラ』のみならず平成『ライダー』をも含めて、『ポケット☆モンスター』(97年〜)や「週刊少年ジャンプ」の連載漫画ほどには受容・流通されていないという、確固とした厳然たる事実もあるのだが。


 さすれば、この小学生という層にウケるためにはドーするべきであろうか?


 個人的には、20万部を誇る「てれびくん」や「テレビマガジン」などの幼児誌ではなく、100万部をほこる――立ち読み人口を入れればこの数倍(?)の――児童誌「コロコロコミック」にて、事前のネタバレにはなろうとも、『ウルトラ銀河伝説』などのウルトラ映画の漫画連載などを展開させるべきだったのではないかと思うのだ。


 怪獣のソフビ人形は幼稚だけど怪獣消しゴムならばオッケー! 「てれびくん」は幼稚でも「コロコロ」ならばオッケー! という感覚は――長じてから思うと、ドッチも大差はナイのだけど(笑)――、70年代末期の小学生にもあったし――年齢がバレるなぁ――、漫画連載にて先の展開を知っていようが、『ドラえもん』の劇場版やTVの『ドラゴンボール』を観てしまうような子供たちのファン気質もたしかにあるのだし、そこをこそねらうべきではないかとも思うのだ。


 90年代前中盤に、マニア間では不評であっても児童間では大ヒットした平成『ゴジラ』シリーズも、「コロコロコミック」での漫画連載が貢献していたのでは? と今にして分析もする。


 でもこれも、当然そーいう営業的努力は不定期にはしていて、それでも『コロコロ』編集部の方で、『ウルトラ』の小学生間での人気がカナリ低いと認定されているために、実現しないのかもしれないけれども(汗)。


 ここまで人気が凋落する以前、90年代に長期のウルトラ漫画の連載でもしておいて、当時の児童間にタネをまいておければなぁ。『コロコロ』増刊『コロコロイチバン!』にて『メビウス』放映終了直後に、最終回後のエピソード、かつ『てれびくん』連載マンガの前日談・宣伝・引きとして、内山まもる先生の『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 巨大要塞を撃破せよ!!』(07年)の単発掲載もあるにはあったけど。アレも多分、小学館の社員ではなくフリー編集者とおぼしき(?)間宮尚彦氏のご尽力なのだろうなぁと勝手に憶測。


 とはいえ、アキラめてはイケナイ。断られても断られても、本来ねらうべきターゲットはココだとは思うのだ! 岡部副社長も一般層ねらい発言の一方で、自身のブログにて、毎夏恒例のファミリー向けイベント・ウルトラマンフェスティバル中のアトラクショー舞台・ウルトラライブステージへの子供たちの純真な声援には毎回鳥肌が立って、この子たちのために作品を作らなければならない! とも発言してはいるのだから――ここで云う「この子たち」は「幼児」のことであって「児童」ではナイので、当方の議題設定とは少々ズレてはおりますけど(笑)――。


 そんなこんなで、この問題は次号以降でも、何かの作品評にカラめて本格的に語っていきたいと思う。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2010年冬号』(10年2月7日発行)〜『仮面特攻隊2011年号』(10年12月30日発行)所収より抜粋)



『假面特攻隊2011年号』「ウルトラ銀河伝説」 〜岡部副社長電撃辞任賛否合評・記事一覧
・1「岡部副社長電撃辞任!」
・2「“ゼロ”から始まる超伝説」
・3「大怪獣バトル・映画公開とその後…」


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『BRAVE STORM ブレイブストーム』(17年) 〜シルバー仮面×レッドバロン×歴史改変SF×超能力戦闘美少女!

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『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年) ~岡部副社長電撃辞任賛否!

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『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』(10年) ~映画の前菜ビデオ作品なのに大傑作が爆誕!

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『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(10年) ~大傑作!(なのに不入りで暗澹たる想い・汗)

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『ウルトラマンサーガ』(12年) ~DAIGO・つるの剛士・杉浦太陽・AKB48投入の是非!

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『ウルトラゼロファイト』(12年) ~おかひでき・アベユーイチ監督がまたまた放った大傑作!

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『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(15年) ~第2期ウルトラの「特訓」「ドラマ性」「ヒーロー共演」「連続性」も再考せよ!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200404/p1

『ウルトラマンX(エックス)』(15年)前半評! 5話「イージス光る時」・8話「狙われたX」・9話「われら星雲!」 ~ゼロ・マックス・闇のエージェント客演!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200405/p1

『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(17年) ~イイ意味でのバカ映画の域に達した快作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200406/p1

『ウルトラファイトオーブ』(17年)完結評 ~『オーブ』と『ジード』の間隙ほかを繋ぐ年代記的物語!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170603/p1

『ウルトラマンジード』(17年)序盤評 ~クライシス・インパクト! 平行宇宙のひとつが壊滅&修復! その原理とは!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170819/p1

『ウルトラマンジード』(17年)中盤総括 ~Wヒーロー・特オタ主人公・ラブコメ! 希代の傑作の予感!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200523/p1

『ウルトラマンジード』(17年)最終回「GEEDの証」 ~クライシスインパクト・幼年期放射・カレラン分子・分解酵素・時空修復方法はこう描けば!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20180213/p1

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『ウルトラギャラクシーファイト』(19年) ~パチンコ展開まで前史として肯定! 昭和~2010年代のウルトラマンたちを無数の設定因縁劇でつなぐ活劇佳品!

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『ウルトラマンタイガ』『ウルトラギャラクシーファイト』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『仮面ライダー令和』 ~奇しくも「父超え」物語となった各作の成否は!?

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[関連記事] 〜『ウルトラ銀河伝説』の坂本浩一監督作品評

『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』(10年)

  (近日(?)中にUP予定!)

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『キューティーハニーTHE LIVE』(07年) 〜2007年秋に深夜特撮多数登場!

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『仮面ライダーTHE FIRST』(05年) 〜原作・TV版初作の再生か?(アクション監督として参加)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060318/p1


[関連記事] 〜『ウルトラ銀河伝説』の古谷巧カメラマン作品評

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『ウルトラマンダイナ』(97年)最終回 最終章三部作 〜賛否合評!

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『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』#1「怪獣無法惑星」 〜第1シリーズ序盤合評

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080427/p1

『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス1』 〜「大決戦!超ウルトラ8兄弟」に向けて

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  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080914/p1

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  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20091230/p1

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』#2〜4 敵宇宙人の劇画的なキャラ立ち!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100128/p1

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  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100211/p1

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』#9〜11 ペダン星人ダイル死す!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100312/p1

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』最終回#12〜13 〜終盤評

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特撮意見⑤ ウルトラも敵味方でカプセル怪獣を召還、順列組合せバトルせよ!

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『ULTRAMAN(ウルトラマン)』(04年) ~寸評

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『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』 ~東光太郎! 幻の流産企画!

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『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』(08年) ~ティガあっての新作だ!

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『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年) ~岡部副社長電撃辞任賛否!

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『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(17年) ~イイ意味でのバカ映画の域に達した快作!

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『劇場版ウルトラマンジード つなくぜ!願い!!』(18年) ~新アイテムと新怪獣にも過去作との因縁付与で説得力!

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『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』(19年) ~小粒良品で好きだが、新世代ウルトラマン総登場映画も観たい!

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『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』(20年) ~ヒーロー大集合映画だが、『タイガ』最終回でもあった!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210704/p1

『シン・ウルトラマン』(22年)徹底解析 ~賛否渦巻くワケも解題。映像・アクション・ミスリードな原点回帰・高次元・ゾーフィ・政治劇・構造主義・フェミ!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220618/p1



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