(05年7月季放映作品)
(文・T.SATO)
「週刊ヤングジャンプ」連載の低脳マンガ(……悪口じゃないョ)のアニメ化。
どういう経緯か知らないけど、冴えない眼鏡のマジメ高校教師が、和風住宅(?)で秘密裏に自分のガッコの女生徒と新婚生活をしているお話。
先生はマジメで、未成年のカミさんには手を出さないけど、健気でオボコなカミさん女子高生の側は、いつもいつも一生懸命誘惑しようとしては失敗する、お約束バカマンガ。
まぁマニア限定の今や数万人しか観ていないようなあまたの深夜アニメとはちがって、大部数誌だからタイトルや絵柄くらいはオタク読者のみなさまも見たことがあるでしょう? などと云いつつ、実は筆者もキチンと読んだことはほとんどないけれど。
内容は正直云って、さほど面白くはなく、個人的にはタイクツだけど、マニア向けアニメで失敗した作品のツマラなさとは、また違った加減のツマラなさのアジがある。
でも、あんなにピチピチしたカミさんとひとつ屋根の下、誘惑までされてるのに(たどたどしくだけど)、健康な男子で据え膳喰わない野郎がいるワケないだろう(笑)。
で、ココからは非常に極私的な話で恐縮だが、個人的にはこの原作者・こばやしひよこセンセ描くところの、古クサい言葉ではトランジスターグラマー、近年のマニア用語だとプチ・プラ(ンパー)系な、ピチピチムチムチ、まるくてやわらかくて弾力ありそで体温感じさせる、象さんの脚!(笑)な、絵柄と筆致のキャラクターはけっこう気に入っている。
端的に云えば、大好物! 食べてしまいたい! という感じなのですが(……)、アニメではそのビミョーなまるみの筆致が消えて、のっぺりヒラメな平面セル画になっている、と感じるのは筆者の錯覚か? はたまたフェティッシュにコダワリすぎるゆえ、微差を過剰に拡大して認識しているゆえなのか?(……コレまたハズい話をするけど、90年代後半のアニメ化ではじめてその存在を知った(笑)、オタ向け漫画『はいぱーぽりす』の原作とアニメの絵柄を、アニメ誌で偶然比較した際、太もものムチムチ感が、アニメでは抹消されている! と思ったのと……フェチすぎて、以下略〜笑)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH−VOLT Vol.32』(05年10月23日発行))
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