仮面ライダーディケイド#7「超トリックの真犯人」 〜「龍騎の世界」編・タイムパラドックス解析!
『仮面ライダー龍騎』総論 〜終了賛否合評2 ―『龍騎』総括―
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仮面ライダー龍騎 〜終了評①
(文・T.SATO)
(2003年4月執筆)
13人の仮面ライダーのバトル・ロワイアルもついに終結! 主人公・龍騎こと真司(しんじ)は最終回1本前で死亡。ラストバトルは、北岡ライダーゾルダ×浅倉ライダー王蛇、そして秋山ライダーナイト×神崎(?)ライダーオーディン。
その決着は結果的には全員死亡といった趣きだが、その過程でつづられるドラマ的興趣にこそ真価があったので(まぁ細部に未解決ドラマがあったにしても)、筆者には不満はなかった。よくぞここまでやりました。ストイック・マジメ気質の視聴者から見ても、アソコまで描写されれば、真司(ライダー龍騎)と比較すれば、エゴや個人的な快楽の方向の秋山蓮(ライダーナイト)と北岡(ライダーゾルダ)の生き様を、否定できなく、認めざるをえなくなるだろう。
テーマ云々の次元での完結性に留まらず、やはり次の展開はドーなる? その次の展開もドーなる? という、つるべ打ちストーリーテリングの次元での意外性による面白さも、物語作品・TVドラマを一般視聴者が評価する際には基準となる。スレてしまった視聴者を相手に、90年代一般TVドラマの最終回群がいかに反転再反転、アリガチと云われないよう苦労に苦労を重ねていたかの記憶もよみがえる(笑)。
怪獣映画『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(99年)的リドルストーリー(未解決エンディング)もけっこうあったよネ〜。洋画でもリメイク版『猿の惑星』(68年)こと『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01年)ラストとか。
『宇宙鉄人キョーダイン』(76年)・『仮面ライダー(新)』(79年)・『仮面ライダースーパー1(ワン)』(80年)・『仮面ライダーブラックRX』(88年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001016/p1)でマニアにはおなじみ、あのイイ意味でベタな80年代の大映テレビ作品群――『不良少女とよばれて』(84年)・『ヤヌスの鏡』(85年)・『このこ誰の子?』(86年)・『プロゴルファー祈子(れいこ)』(87年)――で大ヒットを飛ばしてきた江連卓(えづれ・たかし)センセイ脚本によるTVドラマ『凄絶!嫁姑戦争 羅刹の家(らせつのいえ)』(98年・テレビ朝日・レディコミの実写化)に至るまで最終回は二転三転四転五転(笑)。
正直、本作『龍騎』は充分に面白いものの、最終展開に至るまで、前作『仮面ライダーアギト』(01年)のテンションに比較すると若干イマイチかな〜と思っていたのだが、最終的な個人評価は前作を凌駕。まさに最終回予告編ナレーション(=最終回エピローグのORE(オレ)ジャーナル大久保編集長の独白)のセリフ
「この戦いに正義はない。そこにあるのは純粋な願いだけである。その是非を問える者は――」
の世界を、本作は全体として達成しえたといえるだろう。
このセリフが番組の最初からの企画意図だったとは必ずしも思わない。が、劇中内での現実&実相は結果的にほぼこのセリフの通りとなっていた。まぁ「純粋」ではない「願い」もあったと思うし、「願い」どころか「暴れたい」「ゲームしたい」とか、ついでにミラーモンスター造って人々を食してしまった行為はやはりどう考えても「悪」だろうとか、「その是非」も含めてツッコミは可能だが(笑)。
主要登場人物にかぎればその時系列的な最初の動機には、「純粋」であったり、同情できる余地があるものはあったと思うのだ。逆に云うなら、たとえどんなに「純粋な願い」(狭かったり小さかったりしても)から来るものではあったとしても、悪や混乱を惹起することもあるのだともいえるのだが……。
小林靖子ファンとしては残念だけど、正直云って本作ではサブメインの井上敏樹脚本回の方が個人的には面白かったが、最終2話は小林センセ、やりきってくれたという感じです。
まぁ本作については、浅倉ライダー王蛇が芝浦ライダーガイや手塚ライダーライアを打倒した初夏以降、主人公側ライダーとは別個にミラーワールドの秘密を研究して、独自の人造ライダー(擬似ライダー)を繰り出す香川教授率いる第三勢力(?)グループが登場する秋口までの、夏の作品群がダレた印象も受けている。
新ライダーよりも既存ライダーたちの地固め的な意図であえてそーしたのだろうが、最終展開以前には退場してしまう東條ライダータイガ・佐野ライダーインペラー・人造ライダー仲村オルタナティブ・教授オルタナティブゼロらの途中参加組のドラマ&キャラがあまりにも面白く、まだまだふくらませる余地があったと思えるだけに、シリーズ構成上のペース配分を見誤ったのでは? とも思う。
「大の虫を生かすため、正義のため、あるいは英雄となるために、小の虫の犠牲を認める(大意)」擬似ライダー教授チームやその一員・仮面ライダータイガこと東條青年は、もうドストエフスキーの『罪と罰』(1866年・岩波文庫・ISBN:4003261356・新潮文庫・ISBN:4102010211)の主人公ラスコーリニコフの大学中退都会下宿の頭デッカチ自意識過剰・精神衰弱青年の思想的殺人の世界です。スゴすぎます(汗)。
新キャラ集団ぞくぞく登場でも既存キャラ群が描写面で弱体化しないよう、新キャラ×既存キャラの順列組み合わせマッチメイクで、バトルの面白さと両者のキャラの描き込みを両立せんとする作劇。この作劇ができるなら、第三勢力グループ登場はもっと早くてもよかったろう。
……最終回オーラスについては、またまたドーとでも視聴者が解釈してくださいというノリの、それまでの展開とは順接でつながらない、死亡したライダーたちが生きている世界だが(ひとりならともかく全員復活するワケないよな〜。タイムベントで時間を逆行させたからってアノ浅倉が監獄に収監されていないなんてことはナイよな〜)、まぁヒトそれぞれの見方があってイイしそれらの見解を否定はしないけど、ドラマ的には全員が人生をそれなりにやりきって死亡したトコで終わってると思う。
ただ、それだけでも即物的に過ぎるのと、さらなるパターン破りと、視聴者に明るい印象も付与して終了させたいのと、ケムに巻きたいのとで(笑)、あの皆が生きている、あるいはライダーバトルがなかった(なぜか浅倉も犯罪者になってない?)、パラレルワールドが描かれる……ってなトコではないか。
あとは一部の繊細ナイーブな母子への対策で……(大方の母子、庶民・大衆ってのは結局は、残酷でタフで物見高いからサ・笑)。まぁ筆者の解釈としてはソレだということで。ただ、あのオーラス含めて『龍騎』という作品だとは思ってます。
(後日付記:『龍騎』オーラスや劇場版、TVスペシャルは一応関連付け・リクツ付けされているとも聞いた。……知ったことか! オイラは完成フィルム(ビデオ)だけで勝手に判断させてもらうゼ・笑)
仮面ライダー龍騎 〜終了評②
(文・久保達也)
(2003年4月上旬執筆)
本作に対する視聴者の最大の関心は13人の仮面ライダー同志の戦いで誰が勝ち残るか、この一点に集約されていたかと思うのだが、それでも一応は主役である以上、やはり龍騎が生き残るであろうと大方の視聴者は予想していたハズである。
それをものの見事に裏切って最終回の一つ手前で城戸真司(きど・しんじ=仮面ライダー龍騎)を死なせたことについては正直私は「ようやった!」と思ってしまった。
だがそのあとがいけない。浅倉威(あさくら・たけし=仮面ライダー王蛇)は警官隊に銃撃を受け、北岡(仮面ライダーゾルダ)は持病で逝ってしまうわで、結局秋山蓮(あきやま・れん=仮面ライダーナイト)は戦いに勝ち残ったというより単に消去法のような形で残っただけだからである。願いをかなえた蓮も眠るようにこの世を去り、「そして誰もいなくなった」ハズが……「オイオイ、それはねえだろ靖子ちゃん!」と叫びたくなるようなオチで締めくくられるとは。
特撮雑誌『宇宙船』105号(03年・朝日ソノラマ)で本作のメインライター・小林靖子が「結局、蓮は非情な人間になりきれないでいるのよね」と語っていたが、それはアンタのことだろ靖子ちゃん(笑)。女性だからどうこうなんてあまり書きたくないのだが、あの結末はやはり非情には徹し切れない女性特有の優しさが露呈してしまったとしか云いようがない。
02年9月19日に放映された本作の番外編1時間スペシャル版『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS(サーティーンライダース)』で真司に「戦いを続けさせる」か「戦いを終わらせる」かを視聴者に投票させた結果前者が選ばれたことから考えても、あのようなハッピーエンドを期待していた視聴者は極めて少数だったと思うのだが。
そんな訳で02年夏に公開された本作の劇場版『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』には到底つながりそうもない幕引きではあったが、それでも劇場版は「これが本当の最終回」って宣伝文句にウソはなかったんですよやはり。試しに小林靖子版と井上敏樹版のどちらが本当の最終回と思うかを視聴者に投票させたら良かったのに(笑)。
ついでにバップのビデオ作品『ウルトラセブン1999最終章』(99年)第6話(最終回)『わたしは地球人』も地球の先住民ノンマルトがやはり侵略者だったというヴァージョンも用意しておけば私も納得したのだが(爆)。
仮面ライダー龍騎 〜終了評③
(文・M.OOBA)
『仮面ライダー龍騎(02)』の最終回ですが、あれだけ大風呂敷を広げておきながら、結局「(存在自体を)なかったことにしよう」という結末には残念でした。まあ、「仮面ライダー同士とモンスターの三つ巴の戦い」と「ミラーワールドを巡る謎」を重点的にやればよかったものを、「イケメンライダー」、「先行最終回」、「視聴者参加型のTVスペシャル」と「横道」に色気使うから自爆しちゃうのかなあと思いつつ、「まな板にのったオイシイ題材」をうまくさばけない(料理できない)現在の東映は力不足なのかとも思ってしまう(と言うか東映というより、白倉伸一郎P(プロデューサー)&井上敏樹(脚本)&小林靖子(脚本)トリオの方が正解か、まあ白倉P&井上コンビは『仮面ライダーアギト(01)』でも三人の仮面ライダーの描写に力を入れれば良いものを……)。
白倉・井上コンビの作品は常に「フォールをしない投げっぱなしジャーマン」なんですよね。しかも、今回は自爆して頭を打った(失礼)。
白倉PはP補名義であった『鳥人戦隊ジェットマン(91)』でも、「恋愛」をメインにしながら、終盤は本当に曖昧な形にしてしまった(少なくとも、作品の最終回の最後のシーンで竜(レッドホーク)と香(かおる・ホワイトスワン)の結婚シーンで終わらすのであれば、ちゃんと本編中に凱(がい・ブラックコンドル)と香がなぜ別れたのかを書き、竜と香がよりを戻す描写もきっちり書くべきであろう)。でも、『ジェットマン』の後半って、敵・味方入り乱れた三角・四角関係になっていろんな意味でスッチャカメッチャカな展開になってしまったからな……。ああ、なんか自分も「横道」にずれてしまった(本当にすいません)。
最後に余談ですが、03年現在、『月刊マガジンZ』で連載中の漫画『仮面ライダーSPIRITS』(01年1月号〜・ISBN:4063490548)にて、ニューヨークにて悪の組織バダンの驚異的な世界侵攻におじけづいたFBI捜査官・滝和也(たき・かずや。TV版初作にもレギュラー出演)に、結城丈二(ゆうき・じょうじ。仮面ライダー4号ことライダーマン。TV本編の設定ではライダーマンはニューヨークに居る設定なので筋が通っている)が、仮面ライダーを
「心に牙を持つもの」
と説明(定義)し、滝の目の前でライダーマンに変身(!!)。結城丈二の言葉に呼応した「心に牙を持つもの」の滝も自ら仮面ライダーになり(!!)、ライダーマンと共同戦線を展開する描写を見つつ……。
『龍騎』の高見沢逸郎(たかみざわ・いつろう=仮面ライダーベルデ)の
「人間みんな仮面ライダーなんだよ!」
(「この世はなぁ、所詮(しょせん)力のあるヤツが勝つんだよ! 力を求めて何が悪い! フン、こんなモン(会社・財産)はなァ、屁みてぇなモンだ。大体なぁ、ライダーの戦いは終ンねぇんだよ! 今の社会はナ、ライダー同士の戦いと同じナンだよ! 生きるってコトは、他人を蹴落とすコトなんだ! いいか、人間はみんなライダーなんだよ!」)
と、結城丈二の「心に牙持つもの」の台詞を重ね合わせて見ると、やっぱり相反するというか「昭和の仮面ライダー(1号ライダー〜10号・ZX(ゼクロス))」が「平成の仮面ライダー(特に龍騎)」に袂を分かったみたいだなあとも思ってしまう(というか『仮面ライダーSPIRITS』の原作者の村枝賢一(むらえだ・けんいち)先生が平成ライダーに袂を分かった方が正解か)。
まあ、『龍騎』のTVスペシャルで13人の仮面ライダーが揃うよりは、早く『仮面ライダーSPIRITS』の11人ライダー(無論11人目は滝和也!!)の揃い踏みが見たいと思う男なもので……。
「平成ライダー」や「平成ウルトラ」シリーズが掲げる(?)、「人は誰でも変身できる」という考え方(『仮面ライダーアギト』のテーマや『龍騎』のOP(オープニング)がそれだったりもしますが)。
でも、本当にそうなのかと考えてしまう懐疑的な人間もいる者で(私もその一人だったりするのですが)。「はたして人は本当に変身できるのか」と考えてしまうと、「人は誰でもヒーローになれるものではない」という雑誌『日経エンタテーメント』のお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(まつもと・ひとし)氏の「スパイダーマン(アメコミヒーロー)対70年代特撮・アニメヒーロー」論まで言及しなければならないのでここら辺は自主規制。まあ、『アギト』や『龍騎』はそこまで考えさせてくれる作品だったとは思う。
でも、個人的には『仮面ライダー龍騎』は完全に「正義の仮面ライダー 対 悪の仮面ライダー のガチンコ対決」でやって欲しかった……。
仮面ライダー龍騎 〜終了評④ 所感『仮面ライダー龍騎』 進化したタマシイは願っていた未来を呼べたか?
(文・鷹矢凪弥寿士)
いや〜、何だかんだと言われたら応えてあげるが世の情け……もとい、何だかんだと言われてましたが、とうとう終わっちゃいましたねェ、『仮面ライダー龍騎』(02年・以下『龍騎』)。きっとマニア間で喧々囂々(けんけんごうごう)だろうなァ、特に“あのラスト”に対しては。
勿論(もちろん)筆者にもございますヨ、いろんな感慨が。でも今回は“あのラスト”についてだけ述べさせて頂きます。本文の性質上物語の結末に触れますので、終盤を未見の皆様は、出来ますれば観賞後に当感想文をお読み下さい。
まず見終わった時点で筆者ってば、皆さん御考えになると思うケド、「あ〜、やっぱ『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』(02年)とは整合しなかったかァ」って呟いた。ま、正直年明け後辺りからは、殆どその点期待して無かったが。
尤(もっと)も、『龍騎』世界は広義でのパラレルワールドである=『龍騎』劇場版及びTVスペシャルとも、TV版の物語世界以前に神崎士郎が創造し、結果的に失敗した世界であった……と捉えれば、納得は出来るケドね。
更に言えば、『龍騎』世界はORE(オレ)ジャーナル大久保編集長による例のモノローグ「この戦いに正義はない。そこにあるのは純粋な願いだけである。その是非を問える者は――」で完結しちまっている〜アレこそがこの上なく相応しい締め括りであることは確実なんだが〜わけで、かのエピローグは悪く言えば蛇足でしかありえない。しかしそれでも、かのエピローグは別の意味で妥当な形ではなかったか……と筆者は思うワケで。
え? 「どう見てもTVアニメ『美少女戦士セーラームーン』(92年)の第一シリーズ最終回エピローグをパクってんじゃねーか」と仰るんですかい、そこのアナタ。う〜ん、確かにそーゆー揶揄も否定できませんナ……ってより、仕方ないか。
(編:『美少女戦士セーラームーン』第1作目の最終回エピローグ自体が、メインライター富田祐弘(とみた・すけひろ)がそれ以前に担当した80年代後半の美少女アニメのOVA(オリジナルビデオアニメ)『ガルフォース』(86〜92年)ラストのリメイクであったりします。だからダメと云う気は毛頭ないのですけど。仮にリメイクでも編集者も『セラムン』最終回で号泣しましたし・笑)
だけどねェ、よ〜く考えて御覧なさいって。あの世界の“仮面ライダー”たちは、やっと戦いの連鎖から開放されたんですぜ。更に言えば神崎兄妹も。つまり最後の最後に、漸(ようや)く神崎優衣(かんざき・ゆい)の願いが具現化したのが“あの世界”だったわけだ。
完全にそれまでのしがらみと切り離された状態で、ライダーたちはまた新しい人生を、即ち“元の世界”とほんの少し、或いはかなり違った世界を歩んでいく(例えば浅倉威(あさくら・たけし=仮面ライダー王蛇)など、堂々と往来を歩いている辺り、凶悪犯でも何でもなく、少々苛つき気味のチンピラっぽい青年に過ぎない……と映る)……恐らく画面には現れなかった一條俊(仮面ライダーガイ)や佐野満(仮面ライダーインペラー)、霧島美穂(仮面ライダーファム)たちも。それでいいじゃないデスか。下手にアレコレ解釈をつけるのは野暮ってモンですゼ。
ただ、敢えて苦言を呈させて頂くなら、“あの世界”には神崎兄妹も居て欲しかったな、と。そう、最後に喫茶店「花鶏(あとり)」へやってきた真司を、彼らが沙奈子叔母さんと一緒に笑顔で迎えてこそ、“あの世界”の意義があったのではないか……ってことさ。あのままだと、結局あの兄妹は自分たちだけの世界で暮らしていくわけで(あるいは既に死んでいる?)、それじゃ何の救いにもなってないんじゃないのかナァ。
いや、彼らは二度と“仮面ライダーが戦い続ける世界”を創らないために、そしてそれまで真司たちに戦いを強要したことへの贖罪(しょくざい)のために、多分優衣の意志に従って、自分たちをミラーワールドに“封印”した……とも読めるし、それもやむを得ない感があるケド。それでもやっぱり、ちょいとだけ後味が悪かったのでした。
とはいえ、それを赦(ゆる)せばまずまずキッチリした決着の着け方だったかな。終幕以外で気になった点については、いずれ機会がありましたら……ということで、筆者の駄文も、これにてひとまず締め括らせて頂きます。
『假面特攻隊2004年号』「仮面ライダー龍騎」関係記事の縮小コピー収録一覧
・仮面ライダーファム霧島美穂こと加藤夏希サイン 〜かとうなつき+自画像(?)イラスト
・スーツアクター岡元次郎サイン 〜仮面ライダー王蛇 龍牙 岡元次郎 2002.7.7(日)
・朝日新聞 2003年5月21日(水) 玩具メーカー大人に照準 不況・少子化に対抗 生き残りへ 海外に積極展開/多角化も 〜ヒット商品の有無で業績を左右されないよう他業種との合併・買収(M&A)盛ん。バンダイは03年3月期決算で『龍騎』ヒットなどで過去最高の計上利益。売上高2割を占める海外向け玩具の比率を将来5割へ。バンダイは破綻した製菓メーカー・東ハト(とうはと)に今月出資
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劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL 〜賛否合評
『クレヨンしんちゃん』#450「母ちゃんもヒーロー好きだゾ」(2002年9月7日放映)
仮面ライダー龍騎 〜終了賛否合評1 ―最終回!―
(当該記事)
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