假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありません

おすすめ

昭和『仮面ライダー』に至る前史 ~月光仮面・1950年代の仮面ヒーロー・平山・伊上・竹本・生田スタジオ・エキスプロ・大野剣友会!

*70年度後半 ~第2次怪獣ブーム勃興 *71年4月 ~変身ブームへの転轍機 *前史。歴史の流れ・交差・人脈・叙述とは!? *昭和『仮面ライダー』のプロデューサー・平山亨の出自! *昭和『仮面ライダー』のプロデューサー・渡邊亮徳の企画 *1950年代末期(昭和30…

シン・仮面ライダー徹底解析 ~原典オマージュ&逸脱・鮮血・コミュ障・プラーナ・持続可能な幸福・アクション・傑作or駄作!?

冒頭カーチェイスから原典オマージュ! そのアレコレ! *ダンプが吹っ飛ぶナゾ! バイクの転落! ㈱三栄土木! *ヒロイン&ライダー初顔見せ! そのコート! 画質も! *アヴァンタイトルにアクションを配置するスペシャル感! *「風」と仮面! 石森マンガ版…

機界戦隊ゼンカイジャー論 ~『ゼンカイジャー』を通じて「スーパー戦隊」45年史の変転も透かし見る!

45作記念として、先輩スーパー戦隊の勇姿も露出! 白い主役ヒーローの周囲を固める4人の戦隊巨大ロボ!? 6人目!? 第3勢力!? さらなる追加戦士に歴史も見る! 『ゼンカイ』はスーパー戦隊らしさが全開とはいえない!? 20世紀のスーパー戦隊批評とはいかなる…

人新世の「資本論」 ~完全平等の共産主義社会は実現可能か!? 可能だとしてヒトはそれに耐えられるのか!?

国家や資本家はダメだが、庶民は強欲にならないという見方は疑問。 庶民が強欲または怠惰に、国家を解体しても地域のボスが君臨、法治の及ばぬ可能性は? 職場や学校でもパワハラ・モラハラ同僚や嗜虐的なイジメっ子に遭遇したことはないのか? 左派は「人間…

シン・ウルトラマン徹底解析 ~賛否渦巻くワケも解題。映像・アクション・ミスリードな原点回帰・高次元・ゾーフィ・政治劇・構造主義・フェミ!

『シン・ウル』解析。映像・アクション・ミスリードな原点回帰・高次元・ゾーフィ・政治劇・構造主義・フェミ! 樋口作品か!? 庵野作品か!? *対ネロンガ・ガボラ戦は上々! ウルトラマンのテカテカ感をドー見る!? *微動だにしない人形による超人の飛行姿も再現した映…

魔進戦隊キラメイジャー最終回・総括・後半評 ~「仲間」を賞揚しつつも「孤高」「変わらないこと」をも肯定!

「孤高」「変わらないこと」をも肯定! 「邪面」を付けねば、生きられない現代人! 「因縁」の敵が強化変身したさまを、「ワクワクする!」と表現した主人公の深層心理! 「倒すべき敵」に「もうひとりのオレ」だという「同質性」を設定! 「万策尽きる」ま…

ウルトラマントリガー最終回 ~新世代ウルトラ各作終章の出来も含めて賛否総括! 光と闇を包摂する真理!?

*『ティガ』最終回も当時は賛否両論! *『ティガ』&後日談映画のシャッフル! *原典とも異なる新機軸! *『ティガ』最終回は子役大挙登場が議論の的! *『トリガー』最終回に弱点アリとすればソレは何か!? *近作ウルトラにもあった最終章における弱点! *悪…

シン・エヴァンゲリオン劇場版 ~コミュ力弱者の対人恐怖を作品図式に反映させ、福音も与えんとした26年間を総括!

コミュ力弱者の対人恐怖を作品図式に反映、福音も与えんとした26年間! *庵野刊行の同人誌『逆シャア友の会』(93年)での発言に源泉! *「使徒(他人)による周縁から中心(自己)への接近」と「接近過多での自他融解の大破局」! *『ガンダム』のアムロ→『…

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF- ~敵国認定され戦争となる危険がある人道支援はドーすればイイ!?

人道援助で敵認定され戦争となる危険!? 南北朝鮮で軍事衝突が発生して北の難民を保護すれば南が、南の難民を保護すれば北が日本を敵国認定する可能性が、中国が台湾に武力侵攻してその難民を保護するだけでも日本が敵国認定される可能性もあるワケだ。 筆者…

仮面ライダーセイバー最終回・総括 ~肯定評! 文&武の根源、創作・物語とは何ぞや!? にも迫った逸品!

*文&武の根源! *創作・物語とは何ぞや!? *未来の「可変」と「決定」! *剣&本の止揚。剣士かつ小説家かつ本屋! *ソードとロゴスでソードオブロゴス! *序盤で仮面ライダー・タイプチェンジ・武器が多数登場することの是非! *異世界ワンダーランド! 異…

アオイホノオ(実写ドラマ版) ~原作マンガよりも面白い傑作に仕上がった!?

原作漫画よりも面白い!(私見) 笑えるべきところでキチンと笑える! 鬼才・福田雄一監督が暑苦しく描いた本作は、後出しジャンケンの再構成ゆえか、妙にまとまりがあるようにも見える。 80年代初頭はこれまでの漫画・アニメ・特撮作品の影響を受けた1960年…

館長 庵野秀明 特撮博物館 ~「特撮」ジャンルの本質とは何ぞや!?

超人・怪物・メカ・戦闘・天変地異など非日常の驚きをトリック撮影で描く。特撮を山場とするためにドラマ・テーマを逆配置すべきなのだ。 特撮の本質を中核に、周囲には子供が喜ぶ玩具性やB級SF的なウラ設定も忘れずに配置し、オタや女性層やパパ・ママ層の各…

ウルトラマン80 最終回「あっ!キリンも象も氷になった!!」 ~実は屈指の大名作!

UGMが単独で怪獣を撃破! ウルトラマンが実質登場しない最終回! 最後にここまで異色なテーマ的にも高度なエピソードが登場するとは! 傑作認定に異存はない。しかしてそれは諸刃の剣でもあるのだ。そして本話は子供たちにも楽しめるエピソードであったろ…

仮面ライダーゼロワン最終回・総括 ~力作に昇華! ラスボス打倒後もつづく悪意の連鎖、人間とAIの和解の困難も描く!

悪を打倒後も戦乱は続く。人の心に悪があるかぎり、悪は蘇る展開をガチで描く! 『サイボーグ009』地底帝国ヨミ編・最終回アフターでもある。自我にめざめたロボット人間たちも団交やデモで要求をはじめる。そして「神」の概念を持ち始めるロボット人間たち…

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 ~右vs左ではない!? 一度断念した上での「理想」や「公共」へと至る経路の違い!

「天皇」も「日本」も「国家」も、「共産主義」も「マルクス」も「解放区」も心の底では信じちゃいない冷笑家たちであり、あえて「ベタ」ではなく「ネタ」、ポーズや演技として左右いずれかのポジションを暫定的に採択して演じているだけでもあって……。 イマ…

宇崎ちゃんは遊びたい! ~オタクvsフェミニズム論争史を炎上作品のアニメ化から俯瞰する!?

フェミの見解も一理あるが、フェミの中でも強硬派(ラディカルフェミニズム)とは和解の余地はウスい。 公平を期するためフェミの側も擁護しておくと、今や東大学長で日本のフェミのドン・上野千鶴子は、3次元での性差別には反対するけど2次元・虚構でのポ…

ザ・ウルトラマン最終回 50話「ウルトラの星へ!! 完結編 平和への勝利」 ~40年目の『ザ☆ウル』総括!

『ザ☆ウル』最終回が歴代シリーズ最終回の私的ベスト。古典的で誠実ストイックな主人公青年。彼は自身がウルトラマンであることに驕り高ぶらず、時にそれゆえ肝心の局面で戦場にいないことで糾弾されるも、それを堪え忍んで、しかも卑屈になるでもなく言い訳…

この世界の(さらにいくつもの)片隅に ~意外に豊かでモダンな戦前!? 終戦の日の慟哭・太極旗・反戦映画ではない説をドー見る!?

*クリスマスも横文字もある意外と豊かな戦前に、モダンガールなる存在も! *『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で増量された男女間での不貞も香る機微! *終戦の日の玉音放送で慟哭した当時の人々の心情を推測する…… *終戦の日に掲揚された太極旗(韓…

マジンガーZ/INFINITY ・Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ・ガッチャマン クラウズ インサイト ~2大古典の復活に見る、活劇の快楽を成立させる基盤とは何ぞや!?

Drヘルに「戦闘時の高揚感の有無」を問われて、兜甲児も包み隠さずソレをハッキリ認める! 人間には戦争・バトル・格闘技・活劇・ゲームでの勝ち負けを楽しんで、そこに高揚・快楽・カタルシスを感じてしまう不謹慎な性向があることは否めない。 観客は『マジンガ…

アベンジャーズ/エンドゲーム ~タイムパラドックス&分岐並行宇宙解析!

*逆転勝利のカギは、量子力学による時間逆行で6つの宝玉を再ゲットすること! *時間GPSによる時間泥棒作戦! 過去への介入で分岐並行宇宙が誕生! *西暦2012年・2013年・2014年への介入。分岐宇宙化は回避可能? *2012年と2014年で…

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! ~連載8年目にして人気再燃の理由を探る!

再ブレイクを果たしている。11巻(17年)が3万部(汗)にまで落ち込んでいたというのに、感動の大傑作とも目されて個人的にも滂沱の涙を流しながら嗚咽にむせびつつ読み進めた(笑)12巻と13巻(共に18年)では4万部超えを達成して早々に増刷も…

ゴジラ評論60年史 ~50・60・70・80・90・00年代! 二転三転したゴジラ言説の変遷史

60年の歴史の中で、ゴジラに対する評価の基準も二転三転! *1954年 ~『ゴジラ』第1作封切時の評価 *50~60年代 ~各界の批評家が語った傾聴すべきプレ特撮評論 *60~70年代 ~黎明期のSF陣営が否定した怪獣映画 *70年代 ~オタク第1世代によるゴジラ&…

シン・ゴジラ 〜震災・原発・安保法制! そも反戦反核作品か!? 世界情勢・理想の外交・徳義国家ニッポン

いやはや、こんなガチンコなポリティカル・フィクション映画になるとは……。手放しで絶賛したくないところもあるけれど、打ちのめされた(汗)。 個人的には引き込まれた! タイクツしなかった! 面白かった! 個人的な印象としては、ゴジラが既知の存在では…

仮面ライダー総論1 製作前史~全8クール総覧

『ライダー』の魅力は、 ・ヒーローとしてのインパクト ・ヒーロー性を強調するデザインから来る独自のスタイル ・そのスタイルに彩られた体躯によるアクションの格好良さ ・改造人間といった設定から来るメカニカルで強靭な肉体 ・強靭な肉体とは相反する、…

ウルトラマンエース最終回「明日のエースは君だ!」 ~不評のシリーズ後半も実は含めた集大成!

ウルトラ兄弟のお面は#33。子供の心も守るのは#34や#35。街&子供両方守るのも#30。善意が悲劇に帰結するのは#19。ゲスト子役たちをウルトラ兄弟に認定するのもダン少年編の拡張。 巷間云われてきた通説とは異なり、『A』最終回は実は市川が携わった『…

仮面ライダー555最終回・総括 〜終了評 ー平成ライダーシリーズ私的総括ー

個人の正しい在り方。個人が形成した小集団と王を頂点とする巨大組織との闘争は必然。 殺されたくないから殺すプリミティブな動機。複数ヒーローがグループヒーローを意味しない。みんなの笑顔を守るためではない。個人主義が高じて、エゴとエゴの対立に堕し…

仮面ライダー龍騎 総論 〜終了賛否合評2 ―『龍騎』総括・小林靖子vs井上敏樹!―

道徳的なテーマもエクスキューズです。 仲良しクラブ的なキャラシフトを否定し、人間関係の根本を「対立」と捉えて、価値観の異なる複数ヒーローの確執・敵対関係をベースとした群像劇をメイン・プロットに採用しました。 『龍騎』では、ライダー同士は決し…

仮面ライダーアギト最終回・総括 〜終了評 ―俺の為に、アギトの為に、人間の為に―

前作『仮面ライダークウガ』(2000)の設定を引き継ぎ(引きずって?)、警察の捜査活動の描写を主体にして「不可能犯罪」「超能力」という“ナニを今さら”的なテーマを勿体ぶって展開した[散漫な第1クール]、 アギトの力が覚醒し始めた海難船「あかつき号」…

仮面ライダークウガ最終回・総括 〜終了賛否大合評

1.「何より彼は“改造人間”ではないのだから、“普通”に戻った後の生活を示唆するという結末こそ、『クウガ』に相応しいのかもしれない」 2.こういう1話まるまる後日談(ヒーローや怪獣が登場しない)、みたいな最終回は個人的には嫌いではない。今回の最…