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劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本 ~短編で戦闘だけ! そもドラマは必須なのか!?

『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』 ~公開延期でTVシリーズ群像劇の見事な後日談にも昇華!
『仮面ライダーセイバー』最終回・総括 ~文&武の根源、創作・物語とは何ぞや!? にも迫った逸品!』
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 映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』(21年)に仮面ライダーセイバーが客演記念! ……とカコつけて、1年前の映画『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』(20年)評をUP!


『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』 ~短編で戦闘だけ! そもドラマは必須なのか!?

東映系・2020年12月18日(金)公開)

『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』合評1

(文・久保達也)
(2021年1月11日脱稿)

◎無敵の仮面ライダーもコロナには勝てなかったか!?


 本来ならば、『魔進(マシン)戦隊キラメイジャー』(20年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200712/p1)の劇場版との同時上映で、2020年7月18日(土)に公開予定だった『仮面ライダーゼロワン』(19年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200921/p1)のいわゆる「夏映画」――『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』(01年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011104/p1)以来、20年もつづく伝統となった単独の劇場版――は、同年に全世界を大混乱に陥(おとしい)れ、『ゼロワン』のテレビシリーズをも放映話数の短縮に至らせた新型コロナウィルスの影響によって夏期の公開が延期された。
 同じ理由で本来2020年3月公開予定だった映画『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』(20年・松竹・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210704/p1)やアニメ映画『ドラえもん のび太の新恐竜』(20年・東宝)などがともに5ヶ月遅れで同年8月に公開となった前例から、本来は「夏映画」の『ゼロワン』劇場版も同様の期間を空けて「冬映画」として公開されるのでは? と大方が予測していたことだろう。


 実際にそのとおりになったのだが、ようやく2020年12月18日(金)に公開された映画『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME(リアルタイム)』(20年・東映)の同時上映は『魔進戦隊キラメイジャー』の劇場版ではなく、『ゼロワン』の後番組として同年9月にスタートした『仮面ライダーセイバー』(20年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201025/p1)の劇場版として製作された映画『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』(20年・東映)となったのだ。
 そうした経緯を踏まえつつ、「スーパー戦隊」の劇場版が「仮面ライダー」の前座的に上映される従来の「夏映画」のフォーマットを踏襲(とうしゅう)するかたちにより、『キラメイジャー』劇場版との差し替えで『ゼロワン』の前座として上映された『劇場短編セイバー』、そして『劇場版ゼロワン』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211114/p1)について語らせていただこう。


◎『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』


 今回の2本立ての上映終了後に特報として告知されたが、公開延期となっていた『キラメイジャー』劇場版は、『キラメイジャー』の前作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200323/p1)の単独映画、そして2021年春に放映開始予定の『機界戦隊ゼンカイジャー』(21年)の実質的な第1話となる劇場版との3本立ての企画『スーパー戦隊MOVIE(ムービー)レンジャー2021』として2021年2月20日(土)の公開が決定した。
 この情報がネット上でいっせいに報じられたのが2020年12月6日(日)だったことから、本来ならば『ゼロワン』劇場版との同時上映だった『キラメイジャー』劇場版を『セイバー』の劇場短編に差し替えることが決定したのは同年秋以降かと推測される。
 つまりロクな準備期間もないままに、かなりの短期間で製作せざるを得なかったことを、実作品がおもいっきり露呈(ろてい)させているのだ(笑)。


 まず、『セイバー』の「劇場版」ではなく、ワザワザ「劇場短編」と銘打(めいう)たれているほどに今回は本当に尺が短い(汗)。
 毎年の「夏映画」恒例で「仮面ライダー」の劇場版と同時上映されていた「スーパー戦隊」の劇場版が30分前後なので、いくら「短編」とはいえ今回もそれくらいの尺はあるのだろうと思っていたら約20分程度のホントの「短編」であり、これではテレビシリーズの各回よりも尺がない(爆)。
 そして、テレビシリーズの主人公・神山飛羽真(かみやま・とうま)=仮面ライダーセイバーをはじめとする、序盤の時点ですでに6人(!)もいる仮面ライダー変身前の人間態キャラやヒロインの須藤芽依(すどう・めい)らの出番が異様に少なく、レギュラーキャラ同士がからむ描写は冒頭とラストシーンくらいしかないのだ。


 ところで、スーパー戦隊シリーズでは90年代中盤あたりからクリスマス商戦の時期になると、変身後のヒーローやヒロインたちが巨大メカを駆使して戦ってばかりの作品が前後編や3部作で放映されるのが恒例となっている。
 もちろん、これはスポンサーであるバンダイの関連玩具販促が最大の理由である。その時期に年明けに公開される新旧2大戦隊が共演する「スーパー戦隊VS(ブイエス)映画」と撮影が重なっているからだと思う向きもあるだろう。しかし「戦隊VS」作品は、むかしはテレビの撮影チームとは別班を組んで8~9月ごろに撮影を済ませていた。ここ数年はもっとズレこんで、撮影を晩秋あたりにしている場合もあるそうだが、この場合にはクリスマス商戦編とも撮影がバッティングしていることになる。
 とはいえ、テレビと映画がともに放映や公開までに差し迫っていれば、変身前のキャラを演じる役者たちの出番を減らせるクリスマス商戦編の撮影は、役者陣のスケジュール調整においては非常に助かることだろう。
――90年代末期あたりから、年末になると「総集編」が放映されるようになったが、これは上記の理由からではなく、帰省や家族旅行などがあるために年末年始の放映回の1~2話分を見逃して歯抜けになってしまうことで、視聴者が番組内容を理解ができなくなってリタイアされてしまうことを防ぐための処置であることをスタッフが言明していた記述をどこかで読んだ記憶がある――


 本作『劇場短編 仮面ライダーセイバー』の場合は真逆で、映画ではなくテレビシリーズの方のレギュラーキャラの出演・撮影を優先するために、この『劇場短編』側のレギュラーキャラを演じる役者たちの出番を極力減らすという処置を、脚本段階から採っているのだろう。そのために、スーツアクターが演じる変身後のヒーローたちが最初から最後まで戦ってばかりいる。そんな印象が濃厚なのだ。


 とはいえ、今回の2本立て映画のパンフレット(東映事業推進部・2020年12月18日発行・ASIN:B08QYTL3Y5)に掲載された柴崎貴行(しばさき・たかゆき)監督のインタビューによれば、『劇場短編』は当初の「カッコいい絵だけをつないで見せる」という案だったものに、『セイバー』の東映側のプロデューサー・高橋一浩(たかはし・かずひろ)の「たとえ少しでもストーリー性がほしい」との意向を反映させることで完成させたものだそうだ。


 敵は怪人ではなく、敵もまた仮面ライダーであるというパターンで、正義の6人の仮面ライダーが本作限定の敵キャラで壮年の「不死身の戦士」であるバハト=仮面ライダーファルシオンとのバトルを全編にわたって描いていくだけ。ドラマらしい要素といえば、その激闘に巻きこまれた男子小学生が自身の物語の「結末」を決めるのみ。いくら「苦肉の策」とはいえ、ぶっちゃけただそれだけなのだ。


 だが、「子供向けヒーロー番組」の劇場版としては、これはある意味ではまさに究極の「理想型」ではないのだろうか?


 『セイバー』に登場する現時点で6人の仮面ライダーはソードオブロゴスなる組織に所属し、序盤からすでに共闘するさまが描かれている。
 平成仮面ライダーシリーズが多数のキャラの思惑(おもわく)が複雑に交錯する群像劇として描かれて、それが最大の魅力のひとつだと感じてきた筆者からすれば、『セイバー』の設定や世界観は面白いと思いつつも、登場キャラが最初から「みんな仲良し」(笑)であるのは正直やや物足りなく感じることもある。


 だが、バハトの大軍勢によって世界が崩壊寸前となったそのとき、各自の聖剣を手にした6人の剣士が赤いドラゴンや青いライオンなどの相棒のモンスターを従えて、街の大通りを横一列で並んで歩くさまがスローモーションで描かれて、スーパー戦隊のような各自の共通性が高いメンバーではなく、わりとバラバラでゴツゴツとした個性を持った各仮面ライダーのキャラを象徴している本型のアイテム・ワンダーライドブックを背景に、順番に「変身!」していくさまを周囲360度の方位から捉えた演出を観て、やはり仮面ライダー最大の魅力とは超越者への変身の魅力とそのバトルだ! と実感せざるをえなかったのだ。


 昭和の「仮面ライダー」シリーズの作品で例えるならば、シリーズ終盤で世界各地から、看板番組を持っている主役を張った歴代仮面ライダーが小出しに駆けつけてきて、最終回で全仮面ライダー共通のラスボス・岩石大首領との最終決戦が描かれた『仮面ライダーストロンガー』(75年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201231/p1)の7人ライダーとイコールではないにしても、それと近しい魅力がまさに『セイバー』のライダーたちには感じられるのではあるまいか!?


 『仮面ライダーW(ダブル)』(09年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100809/p1)以降、それまでは1~2月に放映開始だったものが毎年秋にスタートすることとなった平成仮面ライダーシリーズ。そのスタート間もない年末に公開された2010年代前半までの「冬映画」では、テレビシリーズの新旧2大ライダー作品でも各作ごとに2人しか仮面ライダーが登場せず、その時点での最新テレビシリーズではまだ2号ライダーも登場していなかった場合も多かったために、このような多数の強者集結は拝(おが)めなかったものだ――ラストシーンで2号ライダーが年明け後のテレビシリーズ第2クールの予告編的に顔見せする描写はあったことは楽しかったが――。


 テレビシリーズ各作に2人ではなく3~4人もの仮面ライダーが登場する2010年代中盤になってくると、年末の新旧2大ライダー共演映画でも一挙に複数の仮面ライダーが勢ぞろいを果たすようになっていく。


 しかし、2010年代後半の年末映画『仮面ライダー平成ジェネレーション』シリーズ(16年・17年 http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20171229/p1・18年 https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190128/p1)では、各作の2号ライダーや3号ライダーではなく、主役を張ったことがある1号ライダーが5~6人も勢ぞろいすることで、これまた格別のスペシャル感を喚起できていた。


 本作ではそこまでの興奮はないまでも、すでに原典テレビシリーズ『仮面ライダーセイバー』でも正義側として活躍している仮面ライダーが6人も登場しており、彼らが颯爽と頼もしく大活躍をすることで、強者集結を拝むことができているのだ。
 それを思えば、『セイバー』が序盤ですでに多くのライダーが対立ではなく共闘するさまを描いていたことも、一概に悪いことではなかったともいえるだろう。


 ただ、先述した東映の高橋プロデューサーの意向どおり、この『劇場短編』は決して単に戦ってばかりの作品ではない――くれぐれも強調しておくが、ドラマ性皆無で戦ってばかりの作品がダメだとは筆者個人は思ってはいないし、そういう作品も好みだから大歓迎である――。


 エターナルフェニックス=「永遠の不死鳥」のワンダーライドブックで変身した、黒をベースにした全身に顔面や両肩にはオレンジ色のトゲ状の鋭角的な装飾が施(ほどこ)された仮面ライダーファルシオン
 彼はセイバーにオレンジの炎をぶつけながら、「人間がいるから争いが起きる」などと、たしかにそのとおりだとは頷ける、人間性悪説的な「業(ごう)」の問題にも関わってくる根源的なことを主張する。
 これに対してセイバーが、これもまたお約束なのだが、性善説的な「人間の素晴らしさ」を説(と)くという、双方ともに理がある、人類社会で永遠につづくであろう普遍的な禅問答(ぜんもんどう)が、激しいバトルの中でも終始繰り返されていく!


 敵組織・メギドの戦闘員であるシミー――まさに紙の本の敵である「染(し)み」が語原だろう(笑)――の大群を聖剣でブッた斬りながら、仮面ライダーブレイズ・仮面ライダーエスパーダ・仮面ライダーバスター・仮面ライダー剣斬(けんざん)・仮面ライダースラッシュはそれぞれの戦う「動機」や「目的」を口々に叫びつづける!
 そして、ヒロインの芽依は造成地(笑)、いや本の中の世界・ワンダーワールドで展開される仮面ライダーたちの戦いをゲスト主役の少年とともに見守りながら、


「君たちが遊んでいる間にも仮面ライダーはどこかで戦っている。彼らに安息のときが訪れることはない」(大意)


と少年に語り聞かせる。


 導入部では、知らない子供たちが緑の広場でサッカーに興(きょう)じるのを見ても、仲間に入れてもらうことは躊躇していたゲスト少年だった。しかし、仮面ライダーたちの勝利を見届けたことでサッカー遊びに仲間入りしたいとの意向を主張し、それは子供たちにも快く受け入れられた。
 そして、少年とともに仮面ライダーの戦いを見ていた女子高生やサラリーマンの日々の行動にも、前向きな変化がおとずれる……


 ドラマの中にバトルを点描するのではなく、バトルの中にドラマを点描する作風が、先述した『仮面ライダーW』以降の第2期平成仮面ライダーシリーズ、そして改元後の『ゼロワン』でもすっかり定着した感が強い。
 なので、この『劇場短編』は、苦肉の策の結果論ではあっても、ライダーたちがそれぞれの戦う「動機」や「目的」を口々に叫びつづけているだけでもドラマがあるように見えてきてしまう。
 つまり、「起承転結」の最後の「結」しかないような作劇なのだが、それでも最低限のドラマがあるように見えてしまうあたりで、実は活劇作品・特撮変身ヒーロー作品には「起承転結」の頭の3つの「起承転」ですら必須ではないのかもしれないと示唆するものがあるのだ(笑)。


 加えて、先述した男子小学生や女子高生、サラリーマンたちの日常が変化する。ライダーたちがそれぞれの戦う「動機」や「目的」を口々に叫びつづけることでドラマ性を出していたのと比べれば、こちらはやや取って付けたような感が強いのだが、鼻につくものにはなっておらずスナオに受け取れるものに仕上がっている。
 そして、それは仮面ライダーたちによる迫力あふれるバトルの中に、さりげなく必要最小限にこめられた大事なメッセージを感じとったからこそだと描かれるのだ。


 説教クサいセリフ芝居のみで見せるよりも、この『劇場短編』の作劇に象徴される近年の「仮面ライダー」作品や80年代以降の少年漫画などにも顕著な手法の方が、たとえドラマ性やテーマ性はこのジャンルには必須のものではないのかもしれないのだとしても(笑)、視聴者や観客にも一応のドラマ性やテーマ性、ストーリーの抑揚もあるように感じさせることができるということまでもが、彼らを描いたラストシーンではひしひしと伝わってくる。



「ヒーロー側と敵側の能力の由来が同じだったりするのが仮面ライダーシリーズの基本というか、不文律なので、そこを突き詰めていくと正義と悪の逆転現象が起こったり、ヒーローの立ち位置が揺(ゆ)らいだり……」

(『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』パンフレット・柴崎監督インタビュー)



 平成仮面ライダーシリーズでは第2作『仮面ライダーアギト』(01年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011108/p1)以降は、濃淡はあれども常に描かれてきたキャラの善悪シャッフルや立ち位置シャッフルの魅力――高寺成紀(たかてら・しげのり)プロデュース作品である『仮面ライダークウガ』(00年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20001111/p1)&『仮面ライダー響鬼(ヒビキ)』(05年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070106/p1)は除いて――。
 いわゆる第2期平成仮面ライダーシリーズでは、それらが還流して、玩具会社・バンダイ側でも敵と味方が同根の存在であったり、正義のヒーローが闇落ちしてしまう可能性を秘めた玩具アイテムまで配することで、玩具コンセプトの次元でも強調されるようになっている。


 それらは実は、昭和の仮面ライダーたちの出自設定に、しかもどちらかと云うとテレビシリーズではなく石森章太郎が手掛けた原作漫画自体に内包されていたとする柴崎監督の主張は、特に目新しいものではなく今では特撮マニア間では人口に膾炙(かいしゃ)した見解ですらある。
 筆者が知るかぎり、このような見解を提示した最も初期のものは、特撮評論同人ライター・黒鮫建武隊による『劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト』(03年)評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20031104/p1)であった。


 この『劇場短編』が公開された時点では、一応の正義の組織・ソードオブロゴスに所属している仮面ライダーたちの結束力の強さが描かれている『仮面ライダーセイバー』第2クール序盤だが、今後に正義と悪の逆転現象が描かれることは当然のことながら期待してもよいだろう。



 なお、バハトを演じた谷口賢志(たにぐち・けんじ)は、ネット配信作品『仮面ライダーアマゾンズ』(16年)にも鷹山仁(たかやま・じん)=仮面ライダーアマゾンアルファ役でも出演していたので、若い特撮マニアの間ではまた別の仮面ライダーを演じたことで、おおいに盛り上がっているようだ。
 ただ、筆者のように何十年も特撮マニアをやっているような年長特撮マニア諸氏であれば、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』(99年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19991103/p1)の巽ナガレ(たつみ・ながれ)=ゴーブルーの印象が強いだろう。氏のデビュー作『ゴーゴーファイブ』をリアルタイムで鑑賞していない若い世代が、特撮マニアの過半を占めるようになったということでもある。
 SF(小説)マニアは毎年、平均年齢が1歳ずつ上昇していっている……(汗)といった自虐ギャグがあるのだが、特撮マニアの方は後進となる若い世代のゲットには成功しつづけていることをも意味しているワケだから、一概に悪いことでも嘆かわしいことでもなく、むしろ喜ぶべきことでもあるだろう。


(了)
(初出・当該ブログ記事)


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