ウルトラ再
*全員に見せ場! 実は技巧的な作劇! *アクション演出の細部でドラマ性も高める! 昭和の先輩客演編を反面教師として! *各ヒーローの関係性&立ち位置を最大限に活かす点描とは!? *本作の仮面劇&作劇をテレビシリーズでも実現させよ! ニュージェネウルト…
トレギアが因縁深い強敵として描かれた以上、『タイガ』終盤でも近年のウルトラシリーズの作劇を踏襲してタイガ・タイタス・フーマとトレギアの最終決戦を「最終章」として連続ものの形式で描くのだと、筆者は当然のように思っていた。 だが、『タイガ』終盤…
1994年11月23日勤労感謝の日。この日、読売新聞朝刊にとあるニュースが載せられた。 『新ウルトラマンが二人同時にデビュー!!』 『ひとりはウルトラマン型、もうひとりはセブン型』 もし実現すれば、いままでありそうで実はなかった“本格的ダブルヒーロー…
*実は初代の「闇のエージェント」、マグマ星人登場!(笑) *サーベル暴君マグマ星人 VS 残された仲間・健太&千草! *サーベル暴君マグマ星人&宇宙恐竜ゼットン VS 初代ウルトラマン&ウルトラマンティガ! *傑作『残された仲間』 ~マイナスエネルギ…
*タロウ復活! 月面でのド迫力・最終決戦! *商業面を考えても、最終決戦はヒーローvs怪獣軍団の集団総力戦にしてほしかった! *「ドラマ性」>「娯楽活劇性」の構図自体を疑え! *超低予算作品でもスケール感や視覚的インパクトを! *全特撮マニアの願望!…
*ヒロインがレッドキングに変身! 悪のウルトラ兄弟出現! *グランドキング出現! 少年少女が初代マン・セブン・ティガに変身して立ち向かう! *ラスボス級怪獣や悪や正義のウルトラ兄弟登場で賑やかなのに、ドコか重たさが残る理由とは!?
*ジュブナイルじゃない! アイテム争奪コント劇! 「見せ場」重視! *タイラントはブラックキングもその組成の一体だと設定されていた!? *成田理論の否定でもあるタイラント人気の普遍性とは!? *いつものテレビシリーズの『ギンガ』並みの特撮セットだからこ…
*主人公がまずは怪獣に変身! さらにウルトラマンへと二段変身!! *悪人も怪獣に変身! 前座バトルが怪獣vs怪獣!! *明らかに超低予算な特撮でも、努力と工夫とセンスで安っぽくてもカッコいい!(笑) *気怠い夏休みの山あいに近い廃校を舞台としたジュブナ…
マニア視聴者→オタク主人公→劇中内特撮ヒーロー。 この三層構造を作品が担保したことで、メタフィクション要素も倍音となって幾重にもなって響き出して、我々のような人種には身につまされるかたちで刺さる刺さる!(笑) 第17話でベリアルの精神世界内で…
『ザ☆ウル』最終回が歴代シリーズ最終回の私的ベスト。古典的で誠実ストイックな主人公青年。彼は自身がウルトラマンであることに驕り高ぶらず、時にそれゆえ肝心の局面で戦場にいないことで糾弾されるも、それを堪え忍んで、しかも卑屈になるでもなく言い訳…
「みんなでウルトラマンを応援しよう!」。 観客の供たちも「ウルトラマ~ン! 頑張れ~!」。 実に微笑ましい光景だ。ここまでの一体感を得られた映画が果たして近年存在しただろうか!? クライマックスでは新世代ウルトラマンが勢揃い! 奇機械怪獣デアボリ…
先輩ヒーロー客演の傑作回がいきなり登場! ゼロがエックスの噛ませになることなく大活躍! スラン星人はマックスへの復讐を語る。歴代作品とは無関係の『マックス』とは異なり、本話は『マックス』後日談なのだ! このあたりは、ヒーローや怪獣との初遭遇の…
「特訓」描写自体が、良くも悪くも往年のいわゆる第2期ウルトラシリーズ(71~74年)における『帰ってきたウルトラマン』(71年)序盤、特に『ウルトラマンレオ』(74年)シリーズ前半のように、鬼気迫るリアルなモノや重苦しい危険な描写ではまっ…
大傑作! バカかっこいい作劇・映像・アクション! バカっぽいけど、カッコいい! 敵の火球を左手で受け止めてゼロの強さを示しつつ、その手でマントを脱ぎ捨てるゼロ! これこそ「バカかっこいい」!(笑) 「自分の命は惜しくない」という健気な想いを抱い…
*低予算の飾り付けも少ない特撮セットでも、照明・アクション・股下から覗く矢島アングルで魅せる! *近年はウルトラ兄弟の掛け声が正しい!(むかしはイイ加減だったその理由の諸相・笑) *バック転! 空中一回転! かつては否定された擬人化アクションの再…
タイトルを裏切ることのない豪気なノリは、劇場版という“お祭り”の場にふさわしく開放的でイイ感じ。どちらかといえば理性よりもむしろ感情に直截訴えかけるタイプの物語内容でもあるし、とりあえず感想をこう表現しておきたい。一言…… 「泣けた」(笑) テ…
面白かったけど上映時間はもっと短くてもよかったなぁ。 映画そのもののテンポはともかく、バトル皆無な中盤において子供たちの画面集中力が散漫になるのは当然のことであって、その生理をかえりみずに堪え性のなさを批判するのは酷であろう(ましてこれは、…
アスカは死んで星になった? 時空を越えて飛び続けている? 『ティガ』終章は奇跡、本作は文明の進歩で光になる。 テーマそのものに一本スジを通そうという、真摯な作劇意識もヒシヒシと伝わってくる力作である。 とはいえ、『ティガ』での超古代人の立体映…
「私、ダイゴがティガって知ってる……」 予告編の衝撃的なセリフで幕を開けた(?)終章3部作。 思いっきり期待をアオり、本編たる終章前編#50「もっと高く!」もそれを裏切らない出来に仕上がった。 防衛隊GUTSの女性隊員レナの主人公ダイゴ隊員への…
不条理劇で鬼気迫る演出に役者陣の熱演! 映像派・真船禎監督による脚本&演出がすばらしい。 部下に理解がある竜隊長は表面的には北斗の発言を認めたのに、内心では信じていない。「兵器開発研究員」という科学的・合理的な思考そのものの梶が、北斗が発す…