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ウルトラマンタイガ中盤評 ~悩めるゲストのみならず、ボイスドラマでの超人たちのドラマこそ本編に導入すべきだ!

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ウルトラマンタイガ』中盤評 ~悩めるゲストのみならず、ボイスドラマでの超人たちのドラマこそ本編に導入すべきだ!

(文・久保達也)
(2019年11月20日脱稿)

*序盤は好調だった『ウルトラマンタイガ』に募っていく違和感!


 2019年9月29日から無料動画配信サイト・YouTube(ユーチューブ)で配信されている『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』(19年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200110/p1)。そのラストからつづくかたちで、


●『ウルトラマンギンガ』(13年)~『ウルトラマンR/B(ルーブ)』(18年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20180826/p1)に登場した7人のウルトラマン
●映画『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆(きずな)のクリスタル』(19年・松竹・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190407/p1)で初登場した、悪の青いウルトラマンことウルトラマントレギア!


 この両者が、宇宙狭(せま)しと一大バトルを繰り広げる場面から、『ウルトラマンタイガ』(19年)第1話『バディゴー!』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190811/p1)は開幕した。


 ツカミとしてはあまりにも豪華なこの導入部の描写や、民間の警備会社・E.G.I.S.(イージス)の新人隊員であり、主人公の工藤ヒロユキ(くどう・ひろゆき)がウルトラマンタイガ・ウルトラマンタイタス・ウルトラマンフーマといった3人ものウルトラマンに変身する新機軸。
 そして、中心となるタイガがかのウルトラマンタロウの息子であったり、昭和から平成に至る歴代ウルトラマンシリーズに登場した悪の宇宙人たちで結成された犯罪組織=ヴィランギルドの登場など、過去作品との密接なつながりと世界観の拡大を感じさせる設定の数々には、筆者にかぎらず今後の展開に期待した視聴者はきっと多かったことだろう。


 事実、先述した第1話の完成度が、『ウルトラマンギンガ』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200819/p1)以降のニュージェネレーション・ウルトラマンシリーズの最高傑作! といっても過言ではないほど高かった。いや、毎回あれだけの高レベルのものを観せろ! と主張するつもりはない。しかし、すでに『タイガ』は第1クール半ばくらいの時点で、先述したようなシリーズ序盤で示された世界観からすれば、個人的にはどうにも違和感がつきまとうような作風・路線である印象が強いのだ。
 その違和感と戦いながら視聴してきた『タイガ』も、執筆時点で第20話『砂のお城』までが放映されて、早くも終盤を迎えようとしている。そこで、今回は『タイガ』につきまとう違和感はいったい何が要因で生じているのかを検証してみたい。


*「お悩み相談」のゲストとして登場する宇宙人……


 まず、『タイガ』で描かれる地球では、オープニング・ナレーションにも語られているように多数の宇宙人がひそかに暮らしている。これまでに登場した宇宙人たちを以下に並べてみる。


●第1話『バディゴー!』 → サーベル暴君マグマ星人、宇宙商人マーキンド星人、宇宙怪人セミ人間、昆虫宇宙人クカラッチ星人
●第2話『トレギア』 → 宇宙商人マーキンド星人、電波怪人レキューム人
●第3話『星の復讐者』 → 未登場
●第4話『群狼(ぐんろう)の挽歌(ばんか)』 → 変身怪人ゼットン星人ゾリン、健啖(けんたん)宇宙人ファントン星人
●第5話『きみの決める未来』 → ダマーラ星人
●第6話『円盤が来ない』 → 宇宙ヒットマン・ガピヤ星人アベル、サイケ宇宙人ペロリンガ星人
●第7話『魔の山へ!!』 → 暗黒星人ババルウ星人、集団宇宙人フック星人
●第8話『悪魔を討て!』 → 未登場
●第9話『それぞれの今』 → 戦略星人キール星人、殺戮(さつりく)宇宙人ヒュプナス
●第10話『夕映(ゆうば)えの戦士』 → 暗殺宇宙人ナックル星人オデッサ
●第11話『星の魔法が消えた午後』~第12話『それでも宇宙は夢を見る』 → 宇宙怪人ゼラン星人オショロ
●第13話『イージス超会議』 → (総集編)
●第14話『護(まも)る力と戦う力』 → 高次元人イルト
●第15話『キミの声が聞こえない』 → 頭脳星人チブル星人マブゼ
●第16話『我らは一つ』 → 未登場
●第17話『ガーディアンエンジェル』 → 宇宙怪人ペダン星人、昆虫宇宙人クカラッチ星人・ミード
●第18話『新しき世界のために』 → 触覚宇宙人バット星人、変身怪人ピット星人、集団宇宙人フック星人
●第19話『雷撃を跳(は)ね返せ!』 → 憑依(ひょうい)宇宙人サーペント星人
●第20話『砂のお城』 → 変身怪人ゼットン星人ゾリン、宇宙帝王バド星人エル・レイ、ヘイズ星人ミスティ


 第1話と第2話では、マグマ星人やレキューム人が怪獣を生物兵器として売買するさまが、マーキンド星人――「魔」+「商人(あきんど・笑)」星人――が主催する宇宙のオークション会場を舞台にして描かれていた。


 これはスポンサーのバンダイナムコが発売中のスマホ向けゲームで、ヴィランギルドのリーダー格として『タイガ』に登場するゼットン星人が出演するCMでおなじみの『ウルバト』こと『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』(18~21年)と完全に連動した展開であるかのようにに見えたことから、マーキンド星人主催のオークション場面は毎回の定番として描かれるものだと筆者は思っていた。


 ところが、この描写は第3話以降まったく描かれなくなった。悪の宇宙人組織=ヴィランギルドが登場しなくなったワケでは決してない。ババルウ星人やフック星人、キール星人にヒュプナス、ペダン星人やクカラッチ星人などはれっきとしたヴィランギルドの一員として登場はする。しかし、彼らの悪事と対するE.G.I.S.やウルトラマンとの攻防がメインで描かれるワケではない。いわば、戦闘員的なチンピラ宇宙人としての扱いにとどまっているのだ。


 ちなみに、ネット版の百科事典・Wikipediaウィキペディア)の『ウルトラマンタイガ』の項目には「ヴィランギルド」に関する説明文がなかった。その存在感の薄さがうかがい知れるというものだ(汗)。レギュラー悪、いや、セミレギュラー悪(笑)であるヴィランギルドよりも、


●怪獣召喚士(かいじゅうしょうかんし)であるも本当は地球を侵略したくないと悩むセゲル星人の人間態の女性・葵(あおい)
●50年前に地球に取り残されて故郷の星に帰りたいと願うペロリンガ星人の人間態の中年男――『ウルトラセブン』(67年)第45話『円盤が来た』で7歳にして(!)ペロリンガ星人が変身した男の子を演じた高野浩幸がその50年後(?)を演じたことには素直に感動させられた!――
●故郷の惑星・サラサを謎の存在に滅ぼされた魔法使いの女性・麻璃亜(まりあ)――第11話&第12話に登場――


 彼らのような地球人に擬態した宇宙人ゲストをメインで描いた話の方が、『タイガ』では圧倒的に多かったのだから。


 いや、それは近年の「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」でも初期の第1クールくらいまではそうなっている。レギュラーキャラを掘り下げるためにゲストの境遇と重ね合わせて描く作劇は、最近の若いマニアたちから「お悩み相談方式」と呼ばれるほどに定着しているものだ。決して『タイガ』だけでも近年の「ウルトラマン」作品にかぎったものでもないことは確かなのだ。


 ただ、ペロリンガ星人はともかく、第10話の劇中で「帰ってきたウルトラマン」ことウルトラマンジャックのシルエットが描かれたように、『帰ってきたウルトラマン』(71年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20230402/p1)第37話『ウルトラマン夕陽に死す』~第38話『ウルトラの星 光る時』に登場した個体と同一であるようにも見せていることから――もちろん別次元の同族別個体なのである――、ナックル星人オデッサがその後の50年も戦いをやめて平穏(へいおん)に暮らしていたという設定は、リアルタイム世代からすればやや違和感が残る(笑)。むしろ、闘争本能の件はともかく平穏に暮らしていたという一点に限定すれば、『ウルトラセブン』第6話『ダーク・ゾーン』に登場した放浪宇宙人ペガッサ星人などの方がふさわしいかと思えるのだ。


 また、第15話でヴィランギルドのオークションで落札したベリアル細胞を元に、ウルトラマンベリアル・どくろ怪獣レッドキング・古代怪獣ゴモラを合成させて「培養(ばいよう)合成獣スカルゴモラ」――『ウルトラマンジード』(17年)#1(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170819/p1)ほかにも登場――を誕生させたチブル星人マブゼが、スカルゴモラウルトラマントレギアに倒された途端に姿を消してしまうことにも違和感をおぼえた。知能指数5万(笑)であり、「宇宙最高の頭脳」を自称するほどチブル星人はプライドが高いのだから、トレギアに復讐もせずに黙っているなんぞあり得ないと思ってしまうのだ……


 そんなヴィランギルドのような絶対悪ではない、おもわず視聴者の感情移入を誘うお気の毒な宇宙人をメインで描くにせよ、たとえば第18話などは、


●導入部で夜の大都会での宇宙怪獣ベムラーVSウルトラマンフーマの戦いを、走行する電車のミニチュアの車内の主観から描く!
ウルトラマンタイタスが額(ひたい)にある緑色をした星型のアストロスポットから、同じくU40(ユー・フォーティ)出身のウルトラマンジョーニアス――アニメ作品『ザ☆ウルトラマン』(79年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19971117/p1)の主人公ウルトラマン――のごとく、星型のアストロビームをベムラーに放つ!
●宇宙恐竜ゼットンが白昼の都会で暴れはじめる場面に、かのドボルザーク交響曲第9番『新世界より』が流れ出す!――なおゼットンの着ぐるみは、『ウルトラマンマックス』(05年)第13話『ゼットンの娘』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060315/p1)での登場時に新規で造形されて以来、再三酷使(さいさん・こくし)されたかなりスリムなものではなく、初代『ウルトラマン』(66年)最終回(第39話)『さらばウルトラマン』初登場時の造形を忠実に再現された新造の着ぐるみが使用されていた――
ゼットンVSタイガのバトルを、『ウルトラマンタロウ』(73年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20071202/p1)でのそれのようにカメラがヨコ移動して捉えるのみならず、家屋や店舗、自転車や自販機などが配置された狭い路地からの主観で捉えて、そこに「オレの店が!」と慌てているラーメン店の店主や、E.G.I.S.の隊員でその正体は宇宙人であることが明かされている副主人公挌・宗谷ホマレ(そうや・ほまれ)らが合成される!
ゼットンVSタイガの巨大戦を背景に、ビルの屋上でのホマレVSバット星人との等身大バトルを描く!


などといった、3大ウルトラマンゼットン、正義側の隊員たちのカッコいい活躍を強く印象づけている。


 これによって、異質な存在を排除する地球人たちに復讐を果たそうとするバット星人をメインに描きつつも、過剰に湿っぽくも陰鬱(いんうつ)にもならずに、「子供向けエンタメ」としてのみならず「一般層向けエンタメ」としての体裁(ていさい)を保(たも)ててもいるのだ。


――そういった処置とは相反してしまうのだが、バット星人の「彼女」として登場したピット星人の人間態が、1970年代初頭の邦画・ドラマ・歌謡曲などで幅広く描かれていた「やさぐれ女」風だったことは、ふたりの宇宙人がこれまで地球で虐(しいた)げられてきたことを表現することには説得力を与えていた(笑)――


 つまり、『タイガ』のYouTubeでの配信に「重たい話が多い」とのコメントが寄せられていたということは、そんなイメージを払拭(ふっしょく)できないほどに、「子供向け番組」「変身ヒーロー作品」としての見せ方に不足している点があったということだろう。



 良い意味での「お悩み相談」形式をとって、たとえベタでも悩めるゲストの境遇にタイガ・タイタス・フーマらが自身の過去の境遇を重ねて回想させたり、所感を述べたり、賛否の議論をさせたりといったかたちで、彼らのキャラクターをもっと描くべきであったと思うのだ。メインターゲットの子供たちにも、声優さんたちによるやや誇張・記号化された演技によるそういった会話の方が、そのテーマもまた通じやすくて頭に入ってきただろうとも思うのだ。


*もっと、「3大ウルトラマン」のコミカルな個性をウリにすべきだ!


 そういったドラマ性やテーマ性以前に、そもそも主人公のヒロユキがタイガ・タイタス・フーマの3種類のウルトラマンに変身するという、せっかくの魅力的な設定だったのに、タイタスかフーマのどちらかが劇中では一度も登場しない残念な回も多かった。


 クライマックスのバトルでは登場しないにせよ、たとえば第3話のように、


●E.G.I.S.の若き女社長・佐々木カナが契約書を捨てたゴミ箱の中を、小人化しているタイガとタイタスがのぞきこむ(笑)
●話数は失念したが、ヒロユキが飲んでいたコーヒーのカップ内に小人化したタイガが落ちてしまい(!)、タイタスとフーマがあわてふためく(笑)


 本編で「重たい話」を描くのならば、エンタメとしてはそうしたコミカルな描写でバランスを取ることは必須かとも思えるのだ。しかし、そういった描写も序盤で描かれた以降は極端に少なくなっている。


 これは決して子供ばかりではなく、YouTubeの配信に寄せられたマニア層によるコメントでも、ミクロ化したウルトラマンたちを「カワイイ」とする声が多く見られたように、実は今時の大人層の過半をも喜ばせる要素であるだろう!


 また、『タイガ』では女性ゲスト、それもムダに美人女優が演じることが多い。たとえば、それを受けて、先述した魔法使いの麻璃亜――演ずるはアイドルグループ・AKB48(エーケービー・フォーティエイト)の元メンバー・大島涼花(おおしま・りょうか)!――をカワイイとしたタイガに対して、フーマがそれより第7話~第8話に登場した電波系霊能力ネットアイドル天王寺藍(てんのうじ・あい)の方がイイと主張する一方、タイタスだけは目もくれずにひたすら筋トレに励(はげ)んでいる……などといった言動を描けば(笑)、先述した今時のネット上のマニアの反応からすれば、そうした俗っぽい描写の方がウケただろうし、そういった要素が拡散されることで『タイガ』がライト層にも認知される効果も期待できたのではないのだろうか?


 いっそのこと、『仮面ライダー電王』(07年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080217/p1)に登場した正義のレギュラー怪人・イマジン(怪人)たちのパクリと云われようが、タイガ・タイタス・フーマに憑依(ひょうい)された主人公・ヒロユキの人格が変わってしまう描写もやってしまえばよかったのに……とさえ思えるほどだ。


 総集編であった第13話の予告編では、カナ・ホマレ・旭川ピリカ(あさひかわ・ぴりか)がそれぞれタイガ・フーマ・タイタスの登場ポーズをキメていた。このことから、筆者はてっきり各人に「推(お)しキャラ」とするウルトラマンが憑依するのかと思ってしまっていた。おそらくマニア視聴者の大勢もこの第13話といわず、今時の融通無碍(ゆうづう・むげ)な作品のつくり方であれば、そういったストーリー展開をシリーズ後半では秘かに期待していたことだろう。



 もちろん、3人ものウルトラマンを登場させる以上、そんなコミカルな役回りだけをさせておけばよいとも云わない。


 YouTube限定で配信されている音声のみのドラマ『トライスクワッド ボイスドラマ』(19年)では、『タイガ』本編では描かれなかったタイガ・タイタス・フーマの出自や過去の活躍が、本人たちの回想によって語られている「正編」としての一編ともなっていた。


 往年のテレビアニメシリーズ『ザ☆ウルトラマン』では、同作のウルトラマンたちの故郷として描かれたウルトラの星・U40。そこを出身地としていたタイタスの父親は、実はかつて「物質であって物質ではない命の素・ウルトラマインド」を悪用してU40を追放されて、暗黒星雲の彼方に一大帝国を築(きず)いたウルトラ人の反逆者・ヘラーが率(ひき)いるヘラー軍団(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100118/p1)の一員であったことが明かされる!


 そして、ウルトラマンタイタスは赤ん坊のころに父がなぜだか手放して、同作の第20話『これがウルトラの星だ!! 第2部』に登場したウルトラ艦隊の司令・ザミアス(!)(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090914/p1)によって養育されたという!


 さらには、「反逆者の子」という出自に悩みながらもヘラー軍団との戦争での活躍で、U40の長老である大賢者に認められ、U40の住民は全員がウルトラマンに変身できるものの、その中でも巨大化変身ができる戦士だけに与えられる、胸の中央にある「星型の勲章」で宇宙空間を自在に航行できる能力も与えられる「スターシンボル」(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20091102/p1)を授与されるに至ったというのだ!


 ウルトラマンフーマは、ウルトラマンオーブウルトラマンロッソ&ウルトラマンブルの兄弟がウルトラマンの力を授(さず)かったという惑星・O-50(オー・フィフティ)に住んでいた。しかし、そこに訪れる戦士たちから盗みを働いていたほどに荒(すさ)んでいたというのだ。しかし、ウルトラマンの力を得るために来訪した宇宙人・ゲルグから道案内を頼まれたのを契機に彼と親交を持ったことで、瞬間移動能力や光の手裏剣(しゅりけん)などの術を伝授されて、O-50の山々の中の最高峰である「戦士の頂(いただき)」でウルトラマンの力を得たとされるのだ!


 まさに、1970年代に発行された小学館学年誌で掲載された昭和のウルトラ兄弟の「裏設定」を紹介する役割を、今の世にこの『ボイスドラマ』が担(にな)うかたちとなっているのだ! 昭和の第2期ウルトラマンシリーズにも感じられたように、こうしたことを「裏設定」だけで終わらせてしまうことはあまりにもったいない。


●ヘラー軍団の残党がウルトラマンタイタスを裏切り者扱いして復讐に来る!


●育ての親・ザミアスの息子でタイタスの幼なじみ・マティアや、部隊の隊長だったグリゴレオスを殺害した合成獣キシアダーがトレギアによって復活する!


ウルトラマンフーマを戦士の頂まで運んでその後は消息不明だったゲルグが、フーマのピンチに駆けつける!


●彼らを危険視していた星間連盟が、フーマのことをウルトラマンと認めずに攻撃に来る!


 そうした因縁(いんねん)で結ばれた人物相関図を活かした作劇をテレビシリーズ『ウルトラマンタイガ』本編でこそ描くことで、お気の毒な宇宙人たちの「お悩み相談」よりも、よほど人物造形に厚みのある「人間ドラマ」として完成するように思えたからだ。


*タロウの息子としてのタイガではないが、やはりタロウの息子ではある!


 ちなみに、『トライスクワッド ボイスドラマ』第13回~第15回の前中後編3回連続ストーリー『その拳は誰がために』では、ウルトラマンタイガの過去が語られていた。
 宇宙警備隊の訓練生だったころのタイガが、『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19971121/p1)終了後に小学館学年誌でのグラビア連載や連載漫画(81年〜)を経て関東ローカルの平日帯番組として放映された『アンドロメロス』(83年・円谷プロ TBS)に登場したアンドロ超戦士ことアンドロメロス・アンドロウルフ・アンドロマルス・アンドロフロルたちの新しき仲間とされた新キャラ・アンドロアレス(!)と出会っていたとされたのだ!
 そして、いまだ光線技を習得していなかったタイガの目前で、『アンドロメロス』の敵組織であるグア軍団の戦闘隊長・イムビーザが放った超獣ブロッケンならぬ改造ブロッケンと火山怪鳥バードンならぬメカバードン(!)を、アンドロアレスが瞬殺する活躍も描かれていたのだ!


 そうであれば、映像本編でもアンドロ超戦士やグア軍団の再登場も願いたいところだった。つまり、『帰ってきたウルトラマン』第41話『バルタン星人Jr(ジュニア)の復讐』にて初代ウルトラマンに倒された宇宙忍者バルタン星人の息子・バルタン星人Jrが登場したように、タロウに倒された極悪宇宙人テンペラー星人の息子や、火山怪鳥バードンが生んだ卵が実はひとつ残っていて、その息子が復讐に来るなどの因縁バトルなども構築可能ということなのだ。


 『ウルトラマンタロウ』第39話『ウルトラ父子(おやこ)餅つき大作戦!』で月に帰された、うす怪獣モチロンがタロウの世話になったお礼にと平行宇宙を超えてタイガのピンチに助けに来るなどといった展開も個人的には妄想してしまう。ペロリンガ星人やナックル星人のストレートな50年後ではなかったが、変則的な50年後とも取れる姿が描かれていたことを思えば、モチロンでそうしたことをしてみせても大丈夫だろう! なにせ、テンペラー星人バードンもモチロンもアトラクション用も含めれば着ぐるみがあったハズだし。
 もっと云うなら、モチロンとのつながりで、『ウルトラマンA(エース)』(72年)第28話『さようなら 夕子よ、月の妹よ』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20061111/p1)で月星人としての正体を明かして退場し、当の『タロウ』第39話にもゲストで登場していた『A』のもうひとりの主人公・南夕子を演じた星光子サンにも出演してもらって、「その節はお父さん(タロウ)にお世話になりました」と語ってもらうとか(笑)。


 冗談はともかく、『ボイスドラマ』第1回『未来の思い出 前編』では、常に「タロウの息子」と呼ばれることにイヤ気がさしていたタイガを、光の国の宇宙科学技術局の資料庫を管理しているウルトラ一族のひとりであるフィリスがたしなめるという描写がある――ちなみに、フィリスは「頭脳労働が得意」な「ブルー族」とされている。かつて小学館学年誌で「ブルー族」を「力持ちで肉体労働が得意」とされた解説を読んでいた筆者からすれば、やや違和感はあるのだが(汗)――。


 先述したテンペラー星人バードン・モチロンといった、かつてタロウと対戦した宇宙人や怪獣の再登場は決して『タロウ』ファンを喜ばせるだけではない。父であるタロウと深い因縁があるキャラたちを鏡像として、いくらその重圧から父のことを否定しようがタロウの息子である事実からは決して逃れられないことをタイガが前向きに痛感し、あらためてそこに向き合って突破していくような心の変遷(へんせん)を描くことで、タイガの成長物語を描くこともできるハズだからだ。



 そのタイガの「成長の証(あかし)」の途中過程として第16話で、


「燃え上がれ! 仲間たちとともに!!」


とのヒロユキの決めゼリフにより、ヒロユキ・タイガ・タイタス・フーマといった地球人・M78星雲人・U40人・O50人の合体強化形態として、全身に赤の配色が増して両耳部分のツノも赤く大きくなったウルトラマンタイガ・トライストリウムも誕生した!


 もちろん、タイガがヒロユキやタイタス・フーマとの絆を深めた象徴として描かれてもいた。そして、ヒロユキが「闇堕(お)ち」したタイガを逆に救ってみせるかたちで、ヒロユキにも主人公としての華(はな)を持たせているかたちで描かれてはいたのだ。逆にタイガの方は、ここに至る過程で、それまでに収集してきた「怪獣の力」を秘めてるリングタイプのアクセサリーを必殺技で使用しつづけてきた結果として、タイガが闇堕ちしてしまったことになっている…… 「力」とは「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、毒にも薬にもなるといった道徳説話的な展開!


 これもまた、悪の黒いウルトラマンであるウルトラマンベリアルの力を借りて強化変身したウルトラマンオーブ・サンダーブレスターがその力を制御できずに自我を失い暴走してしまったり、昭和の仮面ライダー1号がショッカーの催眠術にかかって仮面ライダー2号と戦ってしまうといった、それもまた広義での「王道」パターンではある。正義のヒーローである以上は、いずれは洗脳から目が覚めて正義のために頼もしく戦ってみせることはミエミエだとしても(笑)、そのカタルシスを強調するためにも、その前段では落差をつくっておいて「危機」におちいったり「闇堕ち」したりといった作劇なのであった。


*『ウルトラマンタイガ』の弱点とは!?


 思えば、近年のウルトラマンシリーズはナゾ解き要素を強調したタテ糸を主軸とする連続ものである印象が強かったものだ。


●『ウルトラマンオーブ』(16年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170415/p1)では、主人公のクレナイ・ガイ青年=ウルトラマンオーブが108年前の北欧での戦いに巻きこまれた少女・ナターシャを救えなかった過去がガイのトラウマとして描かれていた。そして、シリーズ中盤以降はヒロインの夢野ナオミの出自をめぐるナゾ解きも展開された。ナオミがナターシャの末裔(まつえい)だったと判明したり、ナターシャが実は無事だったと明らかにされていた。


●『ウルトラマンジード』では主人公の朝倉リク=ウルトラマンジードが、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(ザ・ムービー)』(09年・ワーナー・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101224/p1)以来、悪役として描かれてきたウルトラマンベリアルの息子として設定された。そして、それを知ったことによるリクの葛藤(かっとう)や、ベリアルに忠誠を誓う伏井出ケイ(ふくいで・けい)=ストルム星人をヒロインの鳥羽ライハ(とば・らいは)が両親の仇(かたき)として復讐の炎を燃やすも、最終回ではそれらの関係性の劇的な変化も描かれていた。


●『ウルトラマンR/B』でも、シリーズ中盤以降に登場した謎の美少女・美剣サキ(みつるぎ・さき)が当初は怪獣を召喚する敵対者的なキャラとして登場していた。しかし、実は1300年前に地球を守ろうとした先代ウルトラマンロッソと先代ウルトラマンブルの妹であることが明らかにされていた。主人公の湊カツミ(みなと・かつみ)=ウルトラマンロッソ、湊イサミ(みなと・いさみ)=ウルトラマンブル、湊アサヒ(みなと・あさひ)=ウルトラウーマングリージョら3兄妹の母親であるミオが行方不明となった原因のナゾや、アサヒの出自をめぐるナゾ解きも展開されていたのだ。


 そういった要素は『タイガ』では皆無(かいむ)に近い。「昭和」のウルトラマンシリーズのような1話完結形式に戻っているのだ。しかし、それはよいことなのであろうか? 本邦初の特撮マニア向け雑誌『宇宙船』VOL.1(80年)などでも、当時の現行のテレビ特撮作品をつかまえて「V・S・O・P」=「ベリー・スペシャル・ワン・パターン」の作劇に過ぎて、だから年長の視聴者なり小学校高学年などが離れていってしまうのだ。リアルロボットアニメ『機動戦士ガンダム』(79年)などに流れていってしまうのだ! といった趣旨の批判が展開されていたというのに…… いくらなんでも、そういった部分では「先祖返り」をし過ぎだろう!


●自身がウルトラマンに選ばれなかったことから、オーブことガイに恨みをつのらせた『オーブ』のジャグラス・ジャグラー
●故郷のストルム星の崩壊から自身を救ってくれたベリアルを主君と仰(あお)いだ、『ジード』の伏井出ケイ
ウルトラマンオーブを真のウルトラマンと信じるがために(?)、ほかのウルトラマンの存在を断じて認めようとしなかった『R/B』の愛染マコト(あいぜん・まこと)社長=ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ(笑)=精神寄生体チェレーザ(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20181104/p1


 彼ら近年の「ウルトラマン」作品に登場したレギュラー悪のキャラクターは、深夜枠で放映されたヒーローアニメ『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』(18年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190529/p1)に登場し、自身が気に入らない人間を怪獣を使って次々に殺害してしまった「銀髪ショートの萌(も)え系・美少女キャラ」であった新条アカネ(しんじょう・あかね)を含めて、ネット界隈では「円谷のヤベーやつ四天王(してんのう)」として「HOT(ホット)ワード」と化したほどに、若いマニア間では「ネタキャラ」として注目を集めていた。


 『タイガ』のレギュラー悪のキャラであるウルトラマントレギアの人間態である霧崎(きりさき)青年もたしかに「ヤベーやつ」ではあった。しかし、コミカルだったりオオゲサだったりといった狂的な演技付けはなされていないし、特定のお約束的な決めゼリフなどもない。あるいは、本人がいたってマジメにやっていることが視聴者には「お笑い」として映ってしまうといった演出でもない。よって良くも悪くも、皆で話題にしたり口マネして遊べことができる「ネタキャラ」としては成立していないのだ。


 ウルトラマントレギアが先行して登場した『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル』でのトレギアは、その身や両手や指をクネクネとくねらせており、悪のピエロのような口調と動作の演技付けがなされていた。それであれば、本作『ウルトラマンタイガ』でも、トレギアの人間態である霧崎を演じる七瀬公(ななせ・こう)に対して、そのようなクネクネとした動的な芝居やフザケた口調を踏襲させるべきではなかったか? そのへんでも不整合を感じてしまうのだ。


 もちろん、若手役者の一存ごときで特定キャラの芝居の基本方針は決まらないだろうから、おそらくは『タイガ』のメイン監督なり、製作プロデューサー陣による、役者さんへのディレクション(演出・演技付け)に問題があったのではなかろうか? と愚考をしているところだ。


 トレギアの声を演じる若手イケメン声優の内田雄馬(うちだ・ゆうま)。先述したウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツも務めたスーツアクター・石川真之介(いしかわ・しんのすけ)が演じる、変身後のトレギアのボディランゲージ主体のラリった演技。それ自体はよかったものの……



 それにしても、先述したジャグラー・ケイ・マコト・アカネといった「ヤベーやつ」らには行動動機が明確であった。しかし、霧崎=トレギアはそれが少々ブレていたように思える。


 タロウのかつての親友であり、タロウのことを恨んでおり、12年前のM78星雲・光の国の近傍での戦いでタロウの息子・タイガ、そしてその仲間のタイタスとフーマを一度は消滅させてしまった! といったほどの、本作でメインとなる4大ウルトラマンたちとも強い因縁を持っているハズのトレギア。彼が時折りにタロウやタイガへの恨みを口にするのでもなく、レギュラー悪として怪獣を召喚するワケでもなく、ヴィランギルドの怪獣兵器やタイガたちをただおちょくるだけの愉快犯にしか見えない描写がつづいたことには、やはり視聴者には物足りなかったのではなかろうか? 皆が観たかったのは、タロウやタイガへの遺恨も感じさせるトレギアの発言や心情描写そのものだったのだろうから!


 ちなみに第7話・第9話・第11話・第20話では、霧崎はトレギアへの変身どころかいっさい登場すらしていない。もちろん、たまにはそういったエピソードがあってもよいだが、基本設定を盤石(ばんじゃく)にすべきシリーズの前半にそういったエピソードを配置してしまうと、霧崎=トレギアの存在感もややウスくなってしまうだろう。やはり、霧崎=トレギアに対しても、タイガやヒロユキにも劣らない心の変遷を描いていくようなタテ糸を確固として設けるべきではなかったか?



 『タイガ』の第1話はYouTubeでの視聴回数が1週間で100万回を超えていた。しかし、その後は右肩下がりとなっていく。第18話に至っては1週間で29万回と、その1日遅れで配信が開始された『ウルトラギャラクシーファイト』の「Episode(エピソード)6」が1週間で稼いでいた62万回の半分にも到達していなかった。


 もっとも、テレビ本編で鑑賞できる『タイガ』とYouTubeでしか鑑賞できない『ギャラクシーファイト』を同列に比較することはできない。そして、『ギャラクシーファイト』も「全世界同時配信!」を高らかに喧伝(けんでん)した、かの坂本浩一監督作品であることを思えば、62万回という数字も決して高いものではない。
 なにせ、『仮面ライダー電王』・『仮面ライダーW(ダブル)』(09年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100809/p1)・『仮面ライダーOOO(オーズ)』(10年)といった10年も前の「平成仮面ライダー」作品が毎回50万~60万回を稼いでいたのだから……  『タイガ』がそれらの平成旧作ライダーの半分程度しか稼げていないということは、やはり現在の「ウルトラマン」の商品的価値とはその程度なのだと解釈すべきところだろう。



 前作『ウルトラマンR/B』の後半では、歳若いマニア間では同じ円谷プロ製作(主導権はアニメ制作会社側だが)の深夜アニメ『SSSS.GRIDMAN』に話題を持っていかれたような感があった。『タイガ』もまた『ギャラクシーファイト』の配信開始によって注目度が低くなってしまっている印象がある。


 ただ、せめて『タイガ』の最終展開や2020年春に公開されるであろう『劇場版 ウルトラマンタイガ』では、第1話の冒頭で2010年代のニュージェネレーション・ウルトラマンが勢揃いして大宇宙で総力戦を繰り広げてくれたことで、多くの視聴者が『タイガ』に抱(いだ)いたであろうトレギアVSニュージェネレーション・ウルトラマンたちの再戦! そういった期待を裏切らないスケールも壮大な映像作品を観せてくれることを切に願いたいものだ。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2019年晩秋号』(19年11月24日発行)~『假面特攻隊2020年号』(19年12月28日発行)所収『ウルトラマンタイガ』中盤賛否合評5より抜粋)


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