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ウルトラマントリガー中盤各話評 ~Z・リブット・ティガ客演! 『ティガ』とは似て非なる並行世界を舞台とした後日談と判明!

(2022年3月27日(日)UP)
『ウルトラマントリガー』前半総括 ~『ティガ』らしさは看板だけ!? 後日談かつリメイク! 昭和・Z・ギャラファイともリンク!
『ウルトラマントリガー』最終回 ~新世代ウルトラ各作終章の出来も含めて賛否総括! 光と闇を包摂する真理!?
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 映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』(22年)が公開記念! とカコつけて……。『ウルトラマントリガー』中盤各話評をアップ!


ウルトラマントリガー』中盤各話評 ~Z・リブット・ティガ客演! 『ティガ』とは似て非なる並行世界を舞台とした変型後日談!

(文・中村達彦)
(2021年12月27日脱稿)

#8~13 ウルトラマンZとの共闘、続いて息つがせぬ急展開


第8話「繁殖する侵略」


 前話(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211021/p1)に続いて防衛チーム・GUTS-SELECT(ガッツ・セレクト)の空飛ぶ母艦・ナースデッセイ号に、平行世界から来たウルトラマンZことハルキ青年が滞在していて、トリガーことケンゴ隊員はアキト隊員の横で事情を聞いていた。その頃、地上では人々が謎のハッキングに襲われていた。スマホや車が次々に異常を来たす。被害は広がりナースデッセイにも及ぶ。ケンゴやアキト、ハルキや宇宙のお宝ハンター・イグニスも加わり、GUTS-SELECT一丸となって対処する。
 犯人は三面怪人ダダで、ナースデッセイを乗っ取り、ナースキャノンを発射する。更に自らの姿を見せて隊員たちを翻弄する。GUTS-SELECT隊員たちはハッキングに立ち向かう。更にダダは地上に倒れたままになっている、前作『ウルトラマンZ』(2020年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200723/p1)の防衛チームの巨大ロボット・キングジョーストレイジカスタムを乗っ取り暴れさせる。ハルキはZに、ケンゴはトリガーに変身する。アキト隊員がZの変身アイテムを研究して作ったハイパーキーにより、Zはアルファエッジ・ベータスマッシュ・ガンマフューチャー・デルタライズクローにタイプチェンジして戦う。
 ダダの操るキングジョーストレイジカスタムはZやトリガーを苦しめるが、ハッキングを排したナースデッセイの援護も加わり、Zのゼスティウム光線とトリガーのゼベリオン光線で撃破される。
 戦いのあと、ZとハルキはZの喋る武器・べリアロクの力で元の世界へ帰ることに。アキトとケンゴに見送られ、キングジョーストレイジカスタムの残骸と共に帰るZ。しかしダダとの戦いで超古代の巫女ユザレの姿を見たことで、ユナ隊員は自らの秘密に混乱するのであった。


 前回同様、脚本は小柳啓伍、監督は田口清隆。ダダは初代『ウルトラマン』(1966年)以来ウルトラシリーズに何度も登場しているが、本作に登場したダダは、昭和ウルトラシリーズとは世界観を別にした『ウルトラマンパワード』(1993年)版ダダである。パワードに登場したダダはオリジナルとは異なりコンピューター生命体の設定で、独自の生態を持つ。初代『ウルトラマン』のリメイクである『ウルトラマンパワード』でコンピューター生命体で登場したダダはオリジナルとは別の不気味さがあり、『ウルトラマンパワード』は『ウルトラマン』と比べていろいろと失敗しているが、ダダ編については成功していたと思う。『ウルトラマンパワード』ダダ編ラストでもダダは生きていることを匂わせていたが、本話に繋がっているのだろうか?
 ナースデッセイにハッキングするのを、GUTS-SELECTの隊員たちが総出で阻止しようとするが、部外者であるハルキやイグニスも加わり、力を合わせるのは第6話を思い起こさせる。それぞれに頑張るテッシン隊員やタツミ隊長、メトロン星人マルゥル隊員やアキトやユナ。いつもボソッと突っ込み役をするヒマリ隊員がアクションゲームのノリで中枢ハッキングを阻止する。コンピューターへの侵入シーンでは往年の円谷プロ製作で電脳空間で戦う特撮ヒーロー『電光超人グリッドマン』(1993年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20181125/p1)がコンピューターワールドへ突入する際と同じような映像を再現。
 ダダがキングジョーストレイジカスタムにハッキングし、トリガーやZの強敵となる。その強さは半端ない。『ウルトラマンZ』の時より強いような。更にダダはハッキングを重ねて、停車している車が宙を乱舞してウルトラマンを襲う。それはハッキングではなく超能力っていうんじゃあ(笑)。
 Zもハイパーキーの力で次々にタイプチェンジしていくが、アキト隊員はよくZのタイプチェンジの能力までキーにデザインできたなぁ。Zは元の世界へ帰れなくて今後はトリガーとしばらく共闘するのかと思ったら、べリアロクの力で戻れることが判明。なあんだ。あっさりしている。アキトとケンゴに頭を下げて帰っていくのは『Z』最終回(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210905/p1)を連想させる。最初から最後までアキトは嫌な顔をしているが、実際はそれほどケンゴのことを嫌っておらず、ハルキにも良い相棒だと見透かされている。前年度の『ウルトラマンZ』ではウルトラマンゼロウルトラマンジード・ウルトラマンエースの後輩だった半人前のZとハルキが、1年を経て今回は先輩に。実に感慨深い。


第9話「あの日の翼」


 久しぶりにナースデッセイを訪れた、シズマ財団や地球平和同盟・TPUを設立したシズマ会長。娘のユナ隊員の18歳の誕生日が目前に迫っていたが、シズマは今までの調査で解かったことを隊員たちに知らせる。そしてユナを伴って山中へ。山中の格納庫に整備されていたのは『ウルトラマンティガ』(1996年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1)に登場した戦闘機・ガッツウイング。その機体を前に打ち明ける。自分は別の世界から来た人間で、元の世界にもティガというウルトラマンがいたことを。シズマの告白はケンゴらGUTS-SELECT面々も知ることに。そしてこの世界で出会ったユナの母親は、太古にいた巫女ユザレの末裔であるとも語られ、シズマは彼女の遺した指輪をユナに渡すのであった。
 そこへ太古にユザレが石化させて長い眠りについていた石化闇魔獣ガーゴルゴンが目覚めて襲いかかってくる。ケンゴやアキトが駆けつけシズマやユナを守り、ナースデッセイからファルコンが発進する。ガーゴルゴンにファルコンは撃ち落されるが地上に墜落寸前、トリガーに助けられる。シズマもガッツウイングを遠隔操作で操りガーゴルゴンを攻撃する。ユナは自らに呼びかけ、ユザレの力を目覚めさせ、ガーゴルゴンの攻撃を跳ね返す。トリガーはガッツウイングと力を合わせ、専用武器サークルアームズによるゼペリオンソードフィニッシュでガーゴルゴンを撃破する。戦いのあと、ナースデッセイ内の指令室でユナの誕生パーティーが行われた。


 脚本は林壮太郎、監督は辻本貴則。同時期にNHKで放映された特撮ヒーロー『超速パラヒーロー ガンディーン』(2021年)から続いての参加。ガーゴルゴンは『ウルトラマンX』(2015年)7話(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200405/p1)が初登場だが、辻本氏は同話も手がけており、ガーゴルゴンの着ぐるみは5年以上も使い倒されて、今回の話で再登場した時はボロボロだったとか。
 久しぶりに出演のシズマ役・宅麻伸(たくま・しん)。ユナに自分の出自を明かす姿や自らガッツウイングを操縦してガーゴルゴンを迎撃する姿はシブい。前年度の『ウルトラマンZ』では初老のメカ整備員・パコさんを演じた橋爪淳(はしづめ・じゅん)が印象的であったが、同じように年輪を重ねた宅麻の重厚な演技も印象的。宅間自身も特撮作品ではかつて『ゴジラ』(1984年)と『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年)に出演している。
 シズマが自らの正体を告白し、『ウルトラマンティガ』との関わりも平行世界の関係だったことが明かされた。元の世界でTPC局員だったというが、『ティガ』の防衛チーム・GUTSのイルマ隊長の腹心の部下でティガに変身するダイゴ隊員のことも知っていたとかだったら面白い。『ウルトラマンティガ』の一応の続編だと納得させられた。ガッツウイングで単身この世界へ来てからは、シズマ財団や地球平和同盟・TPUを築くには並々ならぬ努力が必要だったはずだ。彼を支えたユナの母・ユリカを演じる逢沢りなは、『炎神(エンジン)戦隊ゴーオンジャー』(2008年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080824/p1)でゴーオンイエロー・楼山早輝(ろうやま・さき)を演じていた(彼女の口癖も「スマイル、スマイル」だった・笑)。彼女は少ししか登場しなかったが、また出てほしい。
 ガッツウイング、山中からの発進シーンやガーゴルゴンへの攻撃シーン、怪獣の攻撃で機体が火を噴くも飛行しながら湖の水で消火して、ガーゴルゴンの眼を潰し、最後にトリガーと並んで飛行するなど、カッコいいカットが複数撮られている。ファルコンはいかにもCGぽいが、ガッツウイングは同じ無人機ながら、地上で遠隔操作する宅麻の演技も加わって、CGを感じさせない実在的な質感がある。
 『ティガ』絡みのシーンには『ウルトラマンティガ』のBGMが使われているし、シズマの回想ではティガの雄姿が登場し、かつて『ティガ』にハマったファンを感激させる回でもある。
 ラスト、ユナの誕生祝いにアキトがプレゼントしたものはスタンガン! ヒマリじゃなくともそのセンスのなさは笑ってしまう。


第10話「揺れるココロ」


 第5話でユナに頬を引っぱたかれた闇の巨人ダーゴンはユナのことが気がかりになる。そして根城の深海から人間サイズにミクロ化して地上へ。高校に通う彼女のあとをつけるが、ダーゴンのユナへの気持ちをイグニスは「恋」だと指摘して入れ知恵をする。一方、ナースデッセイ内に収蔵してある太古の石画の一部が剥がれ落ちて新たな絵が現われた。加えて地底に怪獣の気配が。その解析でエタニティコアなる超エネルギーの存在を知る。
 アキトに入った屋外のユナからのTV電話、その背後にはダーゴンの姿が。急ぎユナの許へ駆けつけるケンゴとアキト。ダーゴンはユナに壁ドン・ハグ・ナデナデと続け(笑)、自分の恋する気持ちを確かめようとする。嫌がって強気で対するユナは前話でアキトからプレゼントされたスタンガンで対する。到着した2人。ケンゴはダーゴンと戦い、ダーゴンは超古代にトリガーと共に活動していたことを語る。
 悩むダーゴンの地団駄から、変身怪獣ザラガスが出現して暴れ出す。ファルコンが攻撃、ケンゴもトリガーに変身するが、ザラガスは攻撃を受ければその分強くなり、甲羅を外し、全身に生えた突起から光線を放つ!
 ユナを守ってダーゴンに対するアキト。だが戦いの最中、ザラガスの下敷きになりそうになったアキトとユナをダーゴンが助けて、そのことから交流が生まれる。ファルコンから液体窒素を撃ち込まれたザラガスへ、赤いパワータイプに変身したトリガーの必殺技デラシウム光流が発射される。
 戦いが終わり、ダーゴンは人間が侮れない相手であること、ユナにアキトが恋していることを解するも、そのまま去っていく。その頃、石板の壁画には3巨人と共にウルトラマンの姿も現れる……。


 脚本は林壮太郎、監督は辻本貴則。共に前話と同じで、両者は2010年代以降のウルトラシリーズを支え続けてきた。初代『ウルトラマン』第36話に初登場のザラガスも登場する。
 ユナに引っぱたかれたダーゴンが思い悩み、遂にストーカーと化して尾行する「まさか?」の話。第5話を受けたものだが、こういう展開になろうとは。ウルトラシリーズ初のエピソードだ。イグニスは「この世の生きとし生ける者は恋を重ねて強くなる」と言い、真面目に受け止めるダーゴン。発端はイグニスだが、騒動の途中で「知らねえっと」と逃げ出している(笑)。ダーゴンは真剣だったのだが……。
 その間、2人とも他の人に見られていないのか、イグナスとダーゴンは友好的に話しているが、別種族同士である2人は本当は何語で会話しているのだろうか? その超能力で互いに日本語で会話できているのだろうか? ダーゴンはユナに接触して壁ドン・ハグ・ナデナデを行うが行動は空回りして、視聴者が指をさして笑ってしまうツッコミどころが幾つも。前話の誕生パーティーでアキトからプレゼントされたスタンガンをユナが使い、ちょうど到着したケンゴが突っ込んでいる。
 だがギャグ回と見せておいて、後半では真面目な話になっていく。「誰かを守りたいという気持ちが私たちを動かす」と答えるユナ。そして闇の巨人ダーゴンも「生きとし生けるものは恋を重ねて強くなる。その強さとはすなわち、誰かを守りたいという強い思い。弱い人間を侮るべきではない」と教訓的なことを悟って、彼の光落ちの可能性も示唆する。人間との間にコミュニケーションが形成されたのだ。反面、ダーゴンはアキトもユナのことが好きなことを指摘し、すぐ横で聞いていたユナが嬉しそうにしている。
 ユナは高校へ通いながらGUTS-SELECTの隊員をしていると判明。二足の草鞋だが両立できるのか? 高校に怪獣が出てくる話も観てみたい気も。
 その頭上でのトリガーとザラガスのバトルもよい。地上の人工物を珍しそうにいじったり、『ウルトラマンギンガ』(2013年)出演回(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200825/p1)で初披露した第3形態から『シン・ゴジラ』(2016年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160824/p1)のように全身から生えたトゲで放電攻撃するなど、ザラガスは実に怪獣らしい挙動をしている。そして町のセットも細部まで作りこまれていた。戦いで破壊されるマンションの室内ミニチュアも、ついさっきまで人がいたような生活感がある。


第11話「光と闇の邂逅」


 冒頭から突如始まった闇の女巨人・カルミラとトリガーの戦い。カルミラは昔トリガーと親しかったと告げながら、彼女専用武器の鞭をふるったあと、呪術で拘束。ケンゴは抵抗するが、超古代の時代へ跳ばされてしまう。アキトやユナはダーゴンに、ファルコンはヒュドラムに阻まれて見守るしかない。3000万年前の過去に飛ばされたケンゴの前に、超古代文明を破壊している闇の3巨人ともう1人の闇黒勇士・トリガーダークの姿、彼らに抗する地球星警護団の生き残りである超古代の巫女・ユザレの姿もあった。
 ケンゴはユザレと共に逃げ、巨人たちが宇宙誕生のビッグバンを起こせるほどの超エネルギー・エタニティコアを狙っていることを知る。次第にケンゴの明るさに打ち解けるユザレ。そこへ追ってきたトリガーダークがユザレをさらっていく。
 その頃、ケンゴがいなくなった現在の世界では、アキトが途方に暮れていた。ケンゴが落とした変身アイテム・GUTSスパークレンスを拾うが、直後にトリガーがいた場所にエネルギー反応が。
 超古代の世界では、さらわれたユザレが闇の3巨人のところへ。遺跡の中にあったゲートを開いて中へと入る巨人たち。エタニティコアを手に入れることで、闇の一族だけの宇宙を作ることを目論んでいたのだ。駆けつけたケンゴに変身アイテム・スパークレンスを渡すユザレ。ユザレはケンゴをルルイエ(希望)と呼ぶ。ケンゴは先にエタニティコアへ触れようとするトリガーダークへ呼びかけながら、スパークレンスをかざす。トリガーダークのインナースペース(精神世界)の中で向かい合うケンゴと人間サイズのトリガーダーク。ケンゴの説得に耳を貸さず殴りつけてくるトリガーダーク。一方、現在の世界でもゲンゴが分離してしまったトリガーの身体が元のトリガーダークに変化して出現した。その姿にアキトはユナのいる前でケンゴの名を叫ぶ。


 脚本は本作メインライターのハヤシナオキ、監督は武居正能。ハヤシは初のウルトラシリーズ参加である。唐突に序盤から3巨人とトリガーの戦いが始まり、超古代の世界へ飛ばされるケンゴ、トリガーダークの出現と急展開だ。
 過去のウルトラシリーズでも、主人公が試練を与えられ、それを克服した時、ウルトラマンは新たな力を得てパワーアップするというイベントエピソードは、ウルトラマンに限らず古今東西のヒーローもののお決まりのパターン。今回と次回の話はそれなのだが、そのストーリーはマンネリ・ワンパターンだと思わせず、いつも引き込まれる。ラストは決まっているが見逃せないのだ。
 前回はギャグ色が強いエピソードだったが、今回はそれを感じさせない。序盤から前振りもギャグもなく、リアルにカルミラとの戦いから始まる。トリガーが元・闇の3巨人の仲間である悪のウルトラマンであったことは、原典のウルトラマンティガもTV放映後に公開された後日談の映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』(2000年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961209/p1)では同様の設定とされていたし、本作でもすでに示唆されていたことだ。今回もカルミラとは親しい男女間の機微も含んだ関係にあったと具体的に描かれている(カルミラは愛しいトリガーダークに最初にエタニティコアの力に触れさせようと譲っている)。トリガーが改心し、人間の味方になるというストーリー展開は容易に想像できるが、それは次話のレビューにて。
 「ルルイエ」は20世紀初頭の小説家・ラヴクラフトが考案して引用も自由としたクトゥルフ神話に登場する、太平洋にある海没都市の名。『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の舞台となった海底遺跡の名前にも引用されているが、本作では「希望」という意味の言葉で、ケンゴが育てている花の名前にもなっている。ということは、ただの花ではなく希望の存在でもなく、危険な存在である可能性もあるのだろうか?
 今までの話数では比較的大人しくしていたカルミラが、本話では序盤からトリガーを圧倒したが、そのための伏線や準備を進めている場面をそれまでの話数にも入れてほしかった。ユザレ役はその子孫であるユナ役の豊田ルナによる一人二役なのだが、ユザレの白い髪はかつらであると一目瞭然。このユナもケンゴの正体がトリガーだと知ってしまった。他の3巨人とはデザインラインがかなり異なるトリガーダーク。鎧をまとったような姿は強そうで頑丈そうな悪のウルトラマンであることを強調しているが、3巨人と一緒にいるのはなにか不自然。一言も喋らないのも不自然だが、声優などに喋らせてしまうとケンゴの前世ではなく独立した別人格に見えてしまうことを避けるための便宜的な作劇なのだろう。


第12話「三千万年の奇跡」


 現代の世界で、ケンゴの正体がトリガーであることをユナに打ち明けるアキト。一方、ケンゴが分離したトリガーの身体が変化した現代のトリガーダークも暴れ出す。ファルコンやナースデッセイが向かうが、太刀打ちできない。
 超古代の世界では、ケンゴとトリガーダークはしばらく殴り合うが、涙ながらのケンゴの呼びかけにトリガーダークは応えて手を差し出した。そして2人は一体化、ウルトラマントリガーのマルチタイプ・スカイタイプ・パワータイプの3体に分離して3巨人と戦う。苦戦するも、ユザレからエタニティコアを受け取って、そのエネルギーで3巨人を石化して封印する。力を使い果たして消滅するユザレ。そのままトリガーは火星へ。ケンゴも時空を飛び越え、現代の世界へ戻る。
 ケンゴの姿に戻ったあと、アキトとユナに声をかけ、トリガーに再変身。元は現代のトリガーの抜け殻であるトリガーダークや3巨人と乱戦になる。トリガーダークに圧倒されるトリガー、そこへユザレからエタニティコアを受け取ったユナが、それをトリガーへ。「宇宙を照らす超古代の光!」の掛け声とともにケンゴは新たなトリガーの姿・グリッタートリガーエタニティに。そのパワーに退却する3巨人。トリガーダークとグリッタートリガーエタニティの一騎打ちになる。ケンゴは新たな力をうまく制御できないが、新たな剣型の武器・グリッターブレイドから放つ必殺光線・エタニティゼラデスでトリガーダークを撃破する!
 戦いが終わり、よろめきながら仲間の元へ戻るケンゴ。受け入れるアキトとユナ。だが空中に漂うトリガーダークの残留エネルギーをその戦いを目撃していたイグニスは体内に吸収していた……。


 前話に続いて脚本はハヤシナオキ、監督は武居正能。トリガーが人間の味方になった超古代での経緯と、次いで新たな力を手にする物語が明かされた。超古代の世界でケンゴがトリガーダークと殴り合い、やがて2人は理解し合い2人は1人のトリガーになる。いささか解かりにくいが、おそらく悪の所業を繰り返すトリガーダークの心のどこかで「これでいいのか?」と疑問が起こり、エアニティコアが存在する深淵に来た時には、その疑念も大きくなっていたのだろう。ケンゴは超古代のトリガーダークの心に芽生えた「良心」の部分だけが遥か未来に輪廻転生した存在だったのだ。しかし、向かい合う超古代のトリガーダークもいつしか3000万年未来のケンゴの姿に。2人は同一存在だということを象徴させるための映像演出だろうが、超古代の石板にも変身アイテムを掲げる青年の姿が描かれているので、超古代にトリガーダークが人間に逆変身した姿自体がケンゴと同じ姿だったということか?
 ケンゴを見守ってきたアキトが、暴れているトリガーダークを見上げながらケンゴへの本心を語るが、彼が口では「ウザい」と言っていても、ケンゴの「みんなの笑顔を守りたい」と言う姿に共感し、いつしか彼のバディ(相棒)となっていた。シリーズ後半もその人間関係が続くのだろう。ユナも本話でケンゴの正体がトリガーだと知ったことで各話の話運びも少々変わってくるだろう。そしてイグニスはトリガーダークの力に取り込まれた。今まで一応味方でギャグキャラであったが、これから違うポジションになるのであろうか?
 超古代の世界のトリガーダークと現代に現われたトリガーダークは、それぞれ異なるといってよいのか、それとも同一人物といってよいのか? いろいろ「?」があって深読みしがいがあるが、怪獣博士タイプの子供やマニア達の議論百出なども狙ったものだろう。
 強化形態のグリッタートリガーエタニティはトリガーともデザインは異なり、これまでのウルトラマン新バージョンのパターンとは違う。体色もオレンジ色のカラー部分が多く、3つのカラータイマーで胸部が構成されているがデザインはシンプルで、強化形態に付きものの強そうに見せる突起物などはなく、カラーリングもそれほど派手ではないデザインになっており、これはこれで親しめる。


第13話「狙われた隊長 ~マルゥル探偵の事件簿~」


 タツミ隊長が行方不明に、メトロン星人マルゥル隊員は調査を開始。テッシン隊員が怪しいとニラむが、実はタツミは会議で外に行っていたのであった。脚本は2010年代のニュージェネレーションウルトラマンシリーズの総集編を手がけてきた足木淳一郎、監督は内田直之。総集編+ギャグ回。
 大人気漫画『名探偵コナン』(1994年~)や『金田一少年の事件簿』(1992年~)、大人気TVドラマ『古畑任三郎(ふるはた・にんざぶろう)』(1994年)や『トリック』(2000年)、映画『男はつらいよ』(1969~95年)、古典『少年探偵団』(1936年)などのパロディが多数入っているが、高齢マニア向けのギャグにとどまらず、元ネタがわからなくても子供でも楽しめる賑やかなギャグに仕上がっている。メトロン星人繋がりで『ウルトラマンマックス』(2005年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060318/p1)や『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』(2008年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100128/p1)にも出てきた缶飲料の眼兎龍茶(メトロン茶)やちゃぶ台も登場し、メトロンが初登場した『ウルトラセブン』(1967年)8話の舞台となった北川町という単語も出て来る。マルゥルの声を演じるM・A・Oが歌う挿入歌「メトロン・サンセット」も流れている。
 反面、まだケンゴがグリッタートリガーエタニティを使いこなせないことを明かしたり、イグニスがアキトの研究室から変身アイテム・GUTSスパークレンスの試作品を盗み出すなど、今後のシリーズ後半戦の伏線も入れてある。


#14~15 急展開続く息つがせぬストーリー


第14話「黄金の脅威」


 ケンゴは光の化身として戦うことを強く決意する。一方、深海でカルミラたち闇の3巨人は、トリガーを裏切らせたケンゴに怒りをぶつけるが、そこへ金色の超人アブソリュートディアボロとアブソリュート・タルタロスが出現。自分たちがトリガーからエタニティコアを手に入れることを黙認してほしいと言う。一巡して認めるカルミラ。ナースデッセイでは、アキトはナースデッセイ強化が必要だが膨大なエネルギーがいると言う。そこへ町にディアボロが送り込んだ機械怪獣ディアボリックが出現する。地上で戦うアキトとユナ。ケンゴもトリガーに変身する。
 猛攻、ディアボリックの火力にトリガーは苦戦するが、グリッタートリガーエタニティになり撃破する。だが未だにケンゴは新しい力をコントロールできていなかった。心配するユナ。イグニスはアキトに接触、ディアボリックを差し向けたアブソリューティアンについての情報を、失敬したスパークレンスの見返りに提供するのであった。
 ナースデッセイ内でディアボリックとの戦いで負った傷の手当てをするケンゴ。今度はディアボロが町に出現。すぐさまケンゴはユナの制止を振り切って変身。トリガーは赤色のパワータイプで立ち向かうが、圧倒的なディアボロのパワーに負け、エタニティのパワーを吸い取られるばかり。
 そこへ頭上からディアボロ目掛けて攻撃が。別の宇宙から来たウルトラマンリブットであった! クリスタルの盾と光の槍でディアボロを翻弄し退却させる。助けられたケンゴとユナの前にリブットの人間体の青年が現われた。同じ頃、アキトはタツミ隊長にナースデッセイの真の力について提案していた。


 脚本はシリーズ構成を務める足木淳一郎、監督は本作メイン監督の坂本浩一。坂本監督は第1~第3話も監督を務め、ここ10年ほど仮面ライダースーパー戦隊シリーズも手がけており、アクション演出に秀でており、ヒーロー共闘ではそれを意識したうまいカットを撮る。『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズ(2019年~・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200110/p1)の監督でもある。足木も『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズの脚本を手がけている。
 本話からシリーズ後半に突入。例年通り、OPとEDは歌詞や映像が変更。EDはケンゴ・アキト・ユナが歌っているが、そのメロディーはうら悲しい。これからの展開を反映させているのか? ケンゴがトリガーを裏切らせたと怒るカルミラ。だが、いつケンゴのフルネームを知ったのであろうか?(笑)
 訪れるアブソリュートディアボロとアブソリュート・タルタロス。後者は『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(2020年)からの客演で、エタニティコアを手に入れるため、3巨人に自分たちの行動を黙認するように言うが、礼儀正しいと言うか、共闘ものの悪の組織同士のツボを衝いていると言うか。だが最初にディアボリックが町を襲った時、ディアボロも一緒に来てトリガーを倒してしまえば良かったのに……などと言ってはいけない。この手の作品のお約束である。ディアボリックは『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(2017年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200406/p1)や『ウルトラマンタイガ』(2019年)第4話(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190811/p1)にも登場した。
 ケンゴが帰還した時、トリガー同様に肩をケガしていると気が付くタツミ隊長だが、これが今後の伏線になるのかどうか。ケンゴが新しい力を使いこなせないことに焦り悩む姿がそこかしこで描かれている。
 今回は2度、ウルトラマンのバトルが撮られ、力の入った特撮カットが幾つも取られている。そのうち、ディアボリック襲来で本編撮影の地上からアキトとユナが攻撃し、その攻撃先が上方の実景・特撮合成カットのディアボリックに転じていくとか、ディアボリックが落としたビルが2人に落下する直前、頭上に特撮合成のトリガーが出現してビルを叩き落とすのが印象深い。


第15話「オペレーションドラゴン」


 アキトはイグニスからの情報でアブソリューティアンの情報を得た。彼らが持つ超エネルギーによってGUTS-SELECT空中母艦・ナースデッセイ号のパワーアップができるのだ。ナースデッセイ号がバトルモードに変形するには膨大なエネルギーを必要とするが、宇宙線研究所にアブソリューティアン・ディアボロを誘い出してそのエネルギーを吸取するというもの。タツミ隊長は提案に乗る。
 宇宙線研究所の屋上では、作戦準備が進められる。トリガーのエネルギーダミーを作り、騙されたディアボロからエネルギーを吸収するというものだ。作戦名はオペレーションドラゴン。準備を見守る謎の女性。アキトとマルゥルはナースデッセイを建造した話を思い出す。
 ケンゴとユナはタツミ隊長に連絡を入れて合流できないと告げ、青年リブットの特訓を受けることに。リブットによる体育館での特訓・武術・ダンスがケンゴとユナに課せられる。リブットいわく「1つのことに捕らわれるな」。いつしかイグニスもその訓練を見ている。
 オペレーションドラゴンの準備が終わった。謎の女性はカルミラであった。トリガーのダミーエネルギーに騙されたディアボロが出現したので、アキト・タツミ・テッシン・ヒマリ・マルゥルが配置につき、作戦は開始された。
 特訓の最後に一時的に青年リブットに昏睡状態にされていたケンゴをユナが起こす。「光であり、人である」。夢の中でのユナとの会話を通して、光の化身ではあるが、同時に自分はあくまでも人間だと自覚したケンゴ。
 ディアボロはエネルギー搾取を払いのけようとするが、ダーゴンやヒュドラムが羽交い絞めに。闇の巨人たちはオペレーションドラゴンを察し、一時的に人間に味方したのだ。
 ナースデッセイはディアボロのエネルギーでバトルモードへ、駆けつけたトリガー、ユナのハイパーキー、貸与されたスパークレンスで変身したリブットも戦いに加わり、それぞれの必殺技が炸裂、ディアボロを撃破する。トリガーの成長を見届けて元の世界へ帰っていくリブット。グリッタートリガーの力を制御できるようになったケンゴに迷いはなかった。だが撃破したディアボロは復活してM78星雲・光の国のウルトラ一族との戦いへ。ラストではイグニスも変身アイテムを使ってついにトリガーダークへ変身した!


 前話同様、脚本は足木淳一郎、監督は坂本浩一。第7話~8話に続くウルトラマン共闘に、ナースデッセイ号のパワーアップ、複数のイベントが同時進行で進むが、それぞれじっくり描かれていく。
 「光であり、人である」は『ティガ』第1話(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1)ほかで巫女ユザレが主人公ダイゴ隊員に述べた言葉である。当初は深い作劇的意味はなく、主人公がウルトラマンに選ばれた理由の伝奇ファンタジー的な意味しかなかったと思うが、「光」になれることの選民思想的な危険性を脱臭するためか、シリーズ後半では変身前の「人」であることや「人」として出来ることを重視させる方向性でドラマを作っていった。『トリガー』のケンゴも現世ではたしかに人間の未熟な若者でしかないので、卑小な自分に気づいてまずは地道にやれることをやるしかないと決意させる作劇も妥当なものだろう。
 作戦を見守るカルミラが化けた人間の女性はカルミラの声を当てている上坂すみれ本人。人気アイドル声優である彼女がこういう形で出演するのは予想していたが。でもダーゴンやヒュドラムはそのまま等身大サイズで活動しているが、彼らも人間の姿に化けられないのか? ディアボロの声は小川輝晃(おがわ・てるあき)。『忍者戦隊カクレンジャー』(1994年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120109/p1)のニンジャレッド、『星獣戦隊ギンガマン』(1998年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19981229/p1)の6人目の戦隊戦士・黒騎士ヒュウガ役でレギュラー出演した方で、現在は声優として活動中。リブット人間体の青年も本業は声優の土屋神葉(つちや・しんば)で、人気若手女優・土屋太鳳(つちや・たお)の弟。ダンスをするシーンは姉が主演したTVドラマ『チア☆ダン』(2018年)を連想させる。目の辺りが姉弟で似ているような。ダンスの時に流れた土屋神葉が歌う挿入歌は軽快で、今回はエンディング主題歌でもダンスをする姿ともども流されている。
 リブットはケンゴを鍛えるが、ウルトラセブンウルトラマンゼロらの昭和的な厳しい特訓とは違う。リブットも『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』でウルトラマングレートウルトラマンパワードに特訓を受けていたが、その際のグレートとパワードの台詞を踏襲して指導しており、新たな力を付け加えるのではなく最初から内に備わっていた能力を解放するための特訓だとしたあたりが、現代的だし東洋的だともいえる。
 アキトとマルゥルの回想から、かつて『ウルトラセブン』で円盤メカ竜である宇宙竜ナースを操ったワイルド星人と裏取り引きをして、このナースを手に入れたことが語られている。(今だとワイルドはスギちゃんのギャグ、ナースは看護婦をつい連想してしまう。そういえば『ティガ』放映当時も、防衛チーム・GUTS(ガッツ)のネーミングにあの有名宇宙人のことを反射的に連想してしまったものだが、『トリガー』の世界にもガッツ星人はいるのだろうか?・笑)
 ナースデッセイのバトルモードは、鳴き声はナースと同じでカラーリングは鼠色に。動きはCGでオリジナルより見劣りすると思うが、口からマキシマナースキャノン、全身からレーザーを発射するレーザーレインなどパワーアップ。トリガーやリブットと共同でディアボロを攻撃する姿は実に迫力がある決まった構図だ。
 『トリガー』が活躍している平行宇宙の地球からリブットは去っていき、タルタロスやディアボロもリブットが去った先である昭和ウルトラ世界のM78星雲・光の国のウルトラ一族との戦いへ。この続きは翌2022年配信予定だと告知されて、先のディアボロも新キャラクターとして登場する『ウルトラギャラクシーファイト』第3弾『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』(2022年)で描かれることになるが、同作にはウルトラファミリーがついに総出演するようだ。
 ちなみに、本話の翌月11月にはNHKで50周年の『仮面ライダー』を特集した『全仮面ライダー大投票』などの長時間特番や関連番組が放映されていたが、5年前の2016年にも50周年で『ウルトラマン』が同様の人気投票形式番組『祝ウルトラマン50 乱入LIVE! 怪獣大感謝祭』などの長時間番組やベスト10エピソードなどが放映されていた。


#16~19 語られる新たなウルトラマンストーリー


第16話「嗤(わら)う滅亡」


 前話のラストで宇宙のお宝ハンター・イグニスが変身したトリガーダークは、夜間の街でトリガーと戦う。怪獣キーで『ウルトラマンR/B(ルーブ)』(2018年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20181104/p1)などに登場してきた四つ足怪獣ホロボロスの力も発揮するダークトリガー。決着は付かなかった。町に新たな山が盛り上がる。
 翌日、ナースデッセイ号はこの山の調査に。アキト・ユナ・ケンゴ隊員たちが向かうが、そこへイグニスと闇の巨人ヒュドラムも。ヒュドラムはかつてイグニスの母星を滅ぼしていたことが明かされる。ヒュドラムはイグニスの仇であり、挑発されたこともあって再びトリガーダークに変身して戦いを挑む。そこへ山から怪獣が出現。ヒュドラムが持ち込んだ宇宙伝説魔獣メツオーガが戦いの影響で目覚めたのだ。急ぎトリガーに変身するケンゴ。ゼベリオン光線やビルさえ食するメツオーガ。
 ヒュドラムは退散し、トリガー・トリガーダーク・メツオーガの3つ巴の戦いに。メツオーガとは地割れから地底に落ちて戦うが、地上へ飛び出たトリガーはグリッタートリガーエタニティに強化変身。これに竜型になったナースデッセイ・バトルモードも加勢し、それぞれの必殺技がメツオーガへ突き刺さった。だが爆散するかと思ったメツオーガは、新たな姿の怪獣メツオロチへ進化するのであった。


 脚本は植竹須美男、深夜アニメや小説を中心に活動してきた方。監督は越知靖、前年度の『ウルトラマンZ』(2020年)も監督している。ウルトラマンやナースデッセイがパワーアップする前後編が続いたが、息もつかせず再び前後編のエピソードが続く。
 もうひとりのトリガーであるトリガーダークもイグニスが変身するかたちで再登場。加えて久しぶりに一応のオリジナル怪獣が登場。メツオーガは『ウルトラマンタイガ』(2019年)最終回(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200112/p1)に出てきた怪獣ウーラーにデザインや何でも食べる設定も似ていてその着ぐるみの改造だが、『ウルトラマンオーブ』(2016年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20170415/p1)中盤に登場した中ボス怪獣・マガオロチの着ぐるみの改造であるメツオロチに進化して新たに立ちはだかった。突起物が増えて立ち上がった姿が何か『ゴジラVSスペースゴジラ』(1994年)に登場したスペースゴジラに似ているような……。怪獣が新たな体に変身するのは『帰ってきたウルトラマン』(1971年)32話に登場したキングマイマイとも重なる。同話の脚本を手がけたのは千束北男こと今年2021年に亡くなった飯島敏宏。
 トリガーもナースデッセイも強くなったが、すぐに敵の怪獣も強くなって立ち塞がってきた。新たな力を手にしてトリガーを苦戦させるトリガーダークも、前話ラストにイグニスが「未来を染める漆黒の闇!」と前口上を述べてカッコよく変身した。イグニスはケンゴの正体がトリガーだとわかっているはずだが……。トリガーダークの残留思念がイグニスを取り込んだのだろうか? イグニスの意思の方がトリガーダークを取り込んだのだろうか? イグニスはトリガーダークの力を制御できないのか苦しんでいる。本話ではヒュドラムに殺されてしまった母星の仲間たちのことが忘れられず、いつものイグニスの飄々とした軽い感じはない。
 前話でゲスト出演したウルトラマンリブットはイグニスとも言葉を交わし、リブットの人間体の青年がユナ隊員から借り受けたスパークレンスでリブットに変身できたのを目撃して、イグニスも闇の超人トリガーダークに変身するヒントを得た。リブットもどこまでイグニスについて知っていたのだろうか?
 怪獣メツオーガはヒュドラムが持ち込んだものだが、怪獣メツオロチに進化したら、どういうふうに処理するつもりだったのだろう? いつもの通りに慇懃無礼な彼だが、実は素の姿通りの愉快犯で、何も考えていなかったりして。
 バトルモードのナースデッセイは飛び道具ばかりだが、『ウルトラセブン』に登場した原典の宇宙竜ナースのように敵に巻き付いたり、体を丸めて円盤に変形したりしないのは残念(鳴き声はオリジナルと同じなのだが)。バトルモードに変型すると、ナースデッセイ号の内部の居住区域はメチャクチャになってしまうのは、リアルに考えると問題アリなのだがフィクションにおけるギャグの場面としては成立している。
 2021年末現在、世界中で半導体が不足し、年末の電子機器商戦も苦戦すると言われているが、ナースデッセイやスパークレンスなどの『トリガー』の玩具供給も大丈夫だろうか?


第17話「怒る響宴」


 怪獣メツオロチにトリガーもトリガーダークも敗退。ナースデッセイ号は怪獣ガーゴルゴンの能力を保持したキーを用いた石化光線を発射してメツオロチを一時的に動けなくするが、その機体も動けなくなり緊急着陸する。メツオロチが行動を再開するのは20時間後。GUTS-SELECTはガーゴルゴンキーの影響でエネルギー兵器が使えず、旧式の武器を集めて戦う準備を進める。タツミ隊長以下、戦う姿勢を失わない隊員たち。
 やがて目覚めたメツオロチに地上から攻撃開始。上空からは無人戦闘機・GUTSファルコンの攻撃が。分析したアキトからツノが弱点との連絡が。逃げ惑う人々に自分の母星が襲われていた過去を重ねたイグニスは、トリガーダークに変身して参戦。ケンゴはメツオロチの反撃で、墜落したファルコンに乗って攻撃、ツノを破壊する。ファルコンが撃墜されたあと、続いてトリガーに変身する。
 そこへ闇の巨人カルミラが乱入、トリガーに襲いかかり、次いでダークトリガーと戦う。トリガーはグリッターに強化変身。サークルアームズとグリッターブレードを用いてメツオロチを倒す。次にカルミラは相撃ちながらトリガーダークを倒して手傷を負い、なおも既にエネルギーを消耗しているトリガーに迫るも、GUTS-SELECT隊員たちがトリガーを守って最強怪獣ゼットンのハイパーキーを装填した銃を構える姿に、ダーゴンの助言もあって撤退する。
 変身が解けたイグニスはトリガーダークであることを見抜かれて、GUTS-SELECTに拘束される。


 脚本は植竹須美男。監督は越知靖。前話と同じだ。トリガーもナースデッセイも敗れるも、あきらめないGUTS-SELECT。今回のその姿は、ウルトラ警備隊やMAT(マット)といった過去のウルトラシリーズに出てきた防衛チームと重なるものがある。通常はナースデッセイで指揮をとるタツミ隊長も地上で戦い、一般隊員も武器を持って戦いに加わり、いつもと違った戦いのカラーを感じる。
 加えて前半、大敵を前に不安そうなユナに「大丈夫」だとケンゴやアキト、タツミやテッシン、ヒマリやマルゥルがそれぞれ応じ、後半には消耗したトリガーの前に隊員たちが彼を守ろうと立ちはだかり、防衛チームの強い絆を感じさせるシーンが複数あって、感動してしまう。
 特撮では、夕陽の向こうに見えるメツオロチとか、ファルコンから脱したケンゴがトリガーに変身するが横滑りに現われるという、平成ガメラシリーズでも観たようなカッコよいカットが。トリガーがサークルアームズとグリッターブレードの二刀流((C)大谷翔平・笑)を使うシーンもカッコよい(『ウルトラマンZ』のゼットランスアローに比べると、サークルアームズはよく使っているなぁ)。CGも、隊員たちが視線のすぐ上にある怪獣メツオロチを攻撃したり、ファルコンがビルの間をぬって飛行したり、ビルを破壊しながらケンゴのそばに不時着するシーンで活用され、リアルなシーンに仕上がっている。序盤に怪獣を石化するが砲塔も石化してしまったナースデッセイがテッシンの操縦で地面に着陸するシーンもなかなか。
 メツオロチとの決戦。だがイグニスが変身したダークトリガーが戦いに加わり、トリガー・メツオロチ・カルミラとも戦って、本来あるべきストーリーを変質させてしまったように思う。幾つもおかしいところがあり、本話のレベルを低下させているのは残念だ。
 戦いで逃げる群衆をイグニスが観て、過去の母星の惨状と重ねるのはよい。しかしメツオロチが石化してから20時間以上が経過してから戦いが起こっているのだから、避難命令が出ていないのはおかしい。逃げる群衆の横には高架を走行中の電車の姿も(リアリズムではなく高架と電車の精巧なミニチュア特撮の方を見せたかったのは分かるが・笑)。ちょっとした異変でも電車は運転見合わせになるものなのに、怪獣が進軍中でも新幹線が走行していた1984年版『ゴジラ』のようだ。
 ケンゴはファルコンを操縦しているが今回が操縦するシーンは初めて。
いつ覚えたのだ? そもそもファルコンって遠隔操縦なのでは? ツノを破壊されたとはいえ、グリッタートリガーにあっさりやられすぎのメツオロチ。カルミラがトリガーではなくケンゴの名を呼びながら現われたが、GUTS-SELECTメンバーにも聞こえているのだろうか? ダーゴンは「人間を甘く見るな!」とカルミラを撤退させる。これは10話での彼の人間に対する心変わりを受けた描写でドラマチックではある。ここにダーゴンと共にヒュドラムが現われていたらマズかったかもしれないが(汗)。ラスト、変身アイテムを取り上げられて拘束されるイグニスだが、地上の施設でなくナースデッセイ内の一室に幽閉でいいのか?


第18話「スマイル作戦第一号」


 ケンゴはトリガーがカルミラと親しそうにする夢を観る。その後、タツミ隊長が新設されたTPUアジア司令官に昇進するとの報が。ケンゴは皆でお祝いをしようと提案し、容れられる。それは「スマイル作戦第一号」と名付けられる。隊員それぞれ役割を決めて、ケンゴはユナと地上へ降り買い物を。その頃、闇の巨人たちにも変化が。カルミラはトリガーが闇の陣営に戻ってくると言い出して嬉しそうだし、ヒュドラムもダーゴンから頼りにされる。そのダーゴンは地上へ降りてユナを尾行していたが、逆にユナから花束をもらってしまう(笑)。GUTS-SELECTでは、ヒマリが宝くじに当選、テッシンがモデルに、マルゥルは自分が住めるアパートが見つかったと嬉しいことが相次ぎ、拘束中のイグニスにも極上お宝の地図が。
 パーティーの準備がタツミ隊長にバレた直後、超古代闇怪獣ゴルバーが出現して暴れ出す。ケンゴはトリガーに変身して立ち向かう。トリガーとゴルバーの戦い、援護するファルコン。だがこのゴルバーはカルミラたちも差し向けた覚えがない。更にアキトも「僕もトリガーになれる」とスパークレンスを掲げる。戦いは広がっていき、ヒマリ・テッシン・マルゥルらが喜んでいた諸々にも被害が出て慌て始める一同。やがてユナの指摘で、タツミの司令官就任やイグニスのお宝の地図もまがいものだとわかる。皆、偽物であったのだ。ナースデッセイ援護下、グリッタートリガーにゴルバーは撃破されるが、ナースデッセイを見上げる人影がいた。


 脚本は根元歳三。監督は田口清隆。『トリガー』前半も手がけていたお二方。タツミ隊長の異動、お祝いをしようとすると、隊員たちにも闇の巨人たちにも異変が次々に。ギャグ話なのだが、何者かの遠隔操作でもあった実はホラー懸かった話。その犯人は次回で明らかになるが……。
 アジア司令官就任に喜ぶタツミ隊長、その辞令が偽物と知った時とギャップが大きい(実は健康診断の結果だった・笑)。普段は冷静にふるまっている皮肉屋のヒマリが宝くじ(それも偽物)を換金している銀行が破壊されて慌てるシーン、実は自分もトリガーになりたくてスパークレンスでカッコよく変身シーンを見せたいアキトの願望(タツミ隊長へのプレゼントとして新たな怪獣キーを考えるなど、ユナへの誕生プレゼントがスタンガンだったことと同様、一般人の感覚とはかなりズレている・笑)など、次々に隊員たちの秘め事が晒される。
 更に闇の巨人たちも、トリガーが超古代の時代のように彼らの許に戻ってくると浮かれているカルミラ、その姿に「あれはもうダメかもしれませんね」などと述べてダーゴンからも自分が頼りにされることで得意そうなヒュドラム、そしてダーゴンも10話のようにユナをストーキングしていたら彼女から花をプレゼントされる。
 何かがおかしい微妙にいつもと違うことが続いて、怪獣との対決終盤で皆が精神操作されていたことがわかる。ケンゴも昔カルミラと親しそうにしていた夢を見る。カルミラも嬉しそうにしていたが、あれも遠隔操作だったのか? 隊員のみならずトリガーも、闇の巨人やイグニスまでも惑わされてしまっていた。前話に続いて収監されているが、イグニスは意外に元気そうだ。マルゥルは木造二階建てのアパートに住めると喜んだが、これは『ウルトラセブン』第8話のメトロン星人へのオマージュ。
 本話の放送前は、転任するのは本当だが、タツミ隊長は最後に栄転を蹴って、ナースデッセイへ戻ってくる。そんな勇ましい筋の話を予想していた。実際には『ウルトラマンティガ』第45話(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961206/p1)で超古代植物ギジェラの吐き出す花粉によって正気を失ったGUTS隊員たちのような話だった。
 唯ひとりユナは異変に見舞われなかったが、彼女は精神攻撃されなかったのか? それとも攻撃を受けたが、超古代の巫女ユザレの血筋の力で知らず知らずハネ返していたのか? 次回に明かされる理由によれば、彼女には現世利益的な俗っぽい欲望がそもそも少なかったせいのようだ。第1話で現われた怪獣ゴルバーとの再戦。ウルトラマンと怪獣の特撮班のバトル演出以外に、本編班側でケンゴが地上で走りながらトリガーに変身して、光に包まれて現われるグリッタートリガーなどカッコよいカットがある。あと、前話で砲塔が石化したナースデッセイはもう直ったのだろうか?


第19話「救世主の資格」


 前回の事件を話し合う隊員たち。そこへシズマ財団のシズマ会長が訪れ、モルフェウスRという宇宙線が原因だったと告げる。調査で空中母艦・ナースデッセイ号から地上に降りるケンゴとユナ。そこでユナは自分を見つめる男に気がつきあとを追うが、宇宙線による精神への影響のせいで仲たがいした闇の巨人たちが争いながら地上へと出現。ケンゴは巻き込まれつつもトリガーに変身して戦うことに。
 ユナは謎の男と対し、彼がモルフェウスRを発して「欲望や願望を持たない人間」を捜していたと知る。男はモルフェウスRの影響を受けなかったユナには「救世主」の資格があると言う。トリガーはグリッターに変身。ケンゴはカルミラが昔トリガーに好意を持っていたことも知っていた。指摘されて怒るカルミラ。そこへ駆けつけるシズマ会長。
 トリガーはナースデッセイ、ファルコンや巫女ユザレの援護で巨人たちを撃退するが、入れ替わるように男はユナにも資格がなかったと言うと、炎魔戦士キリエロイドに変身巨大化して、夜のビル街で戦いを挑む。闇の巨人たちとの戦いに続いての激闘、苦戦するトリガーを助けようとするユナ。
 そこでシズマの身体の中にあった光が。気付いたユナの力で光はウルトラマンティガへと変化。トリガーを助けてキリエロイドと戦う。空へ逃げるキリエロイド、共に紫色のスカイタイプにタイプチェンジして追う2大ウルトラマン。空中戦、再び地上へ。ティガ・トリガー2人のゼベリオン光線が突き刺さってキリエロイドは倒された。戦い終わって夜空の途中で光となって消えるティガ。


 前話同様、脚本は根元歳三。監督は田口清隆。キリエロイドの出現、夜街のバトル、ウルトラマンティガとの共闘と『ウルトラマンティガ』のカラーが強く、往年のウルトラマンエースが客演して大活躍した前年度の『ウルトラマンZ』第19話「最後の勇者」などのイベント編にも相通じている。『ウルトラマントリガー』ではウルトラマンゼットやウルトラマンリブットなど他のウルトラマンとの共闘が二度も描かれ今回は三度目だが、それまでの共闘とはやや違う。
 ティガの敵役であり、『ティガ』第3話によれば3000万年前の超古代文明よりも古い時代から地球にいたらしいキリエル人(びと)が暗躍する。前話の精神攻撃によるギャグ話もその仕業であったとされた。闇の巨人たちも翻弄し、彼らが争いを始めるので、後半の新たなレギュラー敵かとも思ってしまう。ユナの心も誘惑するが、その様子は『ティガ』でのキリエル人と重なる。かつてキリエル人を演じたのは有名子役上がりの高野浩幸。高野は『ウルトラマンタイガ』6話「円盤が来ない」でもゲスト主役を務めたばかり。今回は調整がつかなかったのか、本話のキリエル人を演じたのは違う俳優・高橋麻琴だったが、高野同様に良い演技をしていた。
 ティガとの共闘。その鍵はかつて『ウルトラマンティガ』の舞台となった平行世界から来たシズマだ。キリエロイドを見て、かつての自分の世界にもいたと言う。続いて自分の身体に沸いた輝き。そこからその輝きの光の球体がティガへ。『ウルトラマンティガ』最終回(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961207/p1)や映画『ウルトラマンティガウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』(1998年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971206/p1)ラストとも重なるシーンである。もっともシズマの持っていた光がなぜこれまでも目覚めなかったか? これからはもう再び目覚めないのか? など眉唾な描写でもあるが、ティガとトリガーの共闘は嬉しい。シズマが『ティガ』最終回でティガ復活に関わった子供の1人であったと独白するシーンがあれば盛り上がったのだが、ティガを目撃したり助けられたのは大人になってGUTSに所属してからだし、『ティガ』世界の後任・ウルトラマンダイナのことは知らないようなので、それはないか? 『ティガ』でキリエロイド編やその再登場編と最終回3部作の脚本を執筆した小中千昭は本話をどう思ったのであろうか?
 撮影は、キリエル人とユナが会話するカットはその背後が中庭吹き抜けの古いビル内で、第1期ウルトラシリーズの異色作を担当した実相寺昭雄監督のタッチを感じさせるアングルになっている。あと後半、空へ飛んで逃げるキリエロイドと追うトリガーとティガ、高速で飛行しているため空を飛んでいる姿が見えず、雲を引く航跡ばかりが激突するアニメ的な演出になっているが迫力はある。トリガーとティガがダブルゼベリオン光線を発射するシーンもなかなかだ。
 しかしシズマが突然ユナの前に現われ、彼女を戦いに巻き込んだことを詫びるのは唐突で、何を今更と感じる。あと前話のキリエル人の精神攻撃により争い始めて、取っ組み合ったままでコマのように回転しながら巨大化して、なだめようとするダーゴンの言うことも聞かなかったカルミラ。争ったままで退場していったが、これから彼女もギャグキャラ化するのだろうか? 悪女声で叫ぶカルミラの声は上坂すみれの声優歴からすれば意外な当たり役になると思う。もっともカルミラは太古にトリガーを好いており、実は今も……ということはケンゴにも見抜かれており、それも最終回までの物語の鍵となるのだろう。
 なお、人間の精神(脳?)に影響を与える宇宙から飛来する放射線モルフェウスRは、原典『ウルトラマンティガ』40話「夢」に登場した人間の脳波に影響して巨大怪獣も実体化させた宇宙線モルフェウスDへのオマージュであり、これと同種の宇宙線だということもネーミングで意味させているのだろう。



 次回は3回目の特別総集編「咲き乱れる悪の華」。前回の総集編同様、小怪獣デバンにこれまでのストーリーを語ってもらうかたちだが、敵役を中心にしている。



 『ウルトラマントリガー』は近年のウルトラシリーズの年末までの放送とは違い、年を越して1月22日までの放送となったが、眼が離せない。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2022年1月号』(22年1月16日発行)所収『ウルトラマントリガー』中盤合評2より抜粋)


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『ザ☆ウルトラマン』(79年)最終回 #47「ウルトラの星へ!! 第1部 女戦士の情報」

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100328/p1

『ザ☆ウルトラマン』(79年)最終回 #48「ウルトラの星へ!! 第2部 前線基地撃滅」

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100404/p1

『ザ☆ウルトラマン』(79年)最終回 #49「ウルトラの星へ!! 第3部 U(ウルトラ)艦隊大激戦」 ~大幅加筆!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100411/p1

『ザ☆ウルトラマン』(79年)最終回 #50「ウルトラの星へ!! 完結編 平和への勝利」 ~40年目の『ザ☆ウル』総括!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200508/p1

ウルトラマン80(エイティ)』(80年)最終回 #50「あっ! キリンも象も氷になった!!」 ~実は屈指の大名作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210315/p1



ウルトラマントリガー

『トリガー』終章! 新世代ウルトラ各作も含めて総括!
#ウルトラマントリガー #ウルトラマントリガー最終回 #ウルクロD #ウルトラマンクロニクルD



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