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ウルトラマンエース2話「大超獣を越えてゆけ!」 ~主役の新人隊員の猪突猛進と失敗! 理想の上司との関係性!

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ウルトラマンエース』2話「大超獣を越えてゆけ!」 ~主役の新人隊員の猪突猛進と失敗! 理想の上司との関係性!

(脚本・上原正三 監督・筧正典/満田かずほ 特殊技術・佐川和夫)
(文・久保達也)
(2005年執筆)


 本話に登場する古代超獣カメレキングは、「古代カメレオン」と「宇宙翼竜」の合体という設定である。


 本作『ウルトラマンA(エース)』(72年)に登場する、異次元人ヤプールが繰り出す怪獣種族である「超獣」たちは、「地球の生物」と「宇宙怪獣」の合成生物であると設定されている。第6話と第18話では異次元世界にあるメカニカルな「超獣製造機」も描かれて、そこから超獣が誕生していた。


 しかし、本話では「地球の生物」と「宇宙怪獣」のミックスであることを具体的に「絵」として示すべく、「超獣製造機」経由ではなく、本話の前半にて大空を飛行していた巨大な「金の卵」と東京の工事現場から出現した巨大な「銀の卵」が合体する。


 そのさまはこうだ。ミニチュアの15階程度のビルの屋上に巨大な「金の卵」がフワッと着地する。そこに行方不明となっていた巨大な「銀の卵」が地中から出現する。そして、いかにも常識を超えた超常の存在であることを映像で説明するかのごとく、物理法則を無視して「金の卵」とオーバーラップするかのように合体することで、「卵」の段階で合体して「金銀まだらの卵」が誕生するのだ!


 本作の防衛組織であるTAC(タック)の研究職である白衣姿の隊員である兵器開発研究員・梶(かじ)は、古代エジプトの古文書まであさって、その「金銀まだらの卵」がすでに紀元前12世紀にジブラルタル――ヨーロッパの南西の果て、スペイン・ポルトガルがあるイベリア半島の果て――の外洋(大西洋)に沈んだアトランティスにも出現しており、カメレキングと呼称されて当地を襲った存在であったと報告する。別に撮影した「X線写真」に写された「卵」の内部の生物の形態との照合からも、「卵」の中の存在はカメレキングであることが確定される。


 アトランティスとは、ムー大陸アトランティス大陸といったオカルト方面では有名なそれのことだろう。しかし、それらの大陸沈没はたいていが1万2千年前だとされてきた。しかし、本話でのそれは1万2千年ならぬ紀元前12世紀とされている。紀元前12世紀だと1万2千年前ではなく3200年前だが、『A』の世界ではそういうことになっているのだということで納得しておこう(笑)。


 この「金銀まだらの卵」の中身を焼くために、梶が持参してきたのは、大型銃器・ビッグレーザー50(ファイブオー)。通常のレーザーの50倍の威力を誇るのだともいう! 銀色のスリムでシャープな極細円筒を2本連ねたフォルムがカッコいい。以後の回でも、ビッグレーザー50は戦闘に使用されつづけるのだ。


 しかし、この銃器で「卵」の中身を処分できてしまえば、ウルトラマンエースの活躍も不要になってしまう(笑)。よって、ジャンル作品のお約束で、かえって孵化を促進させてしまって超獣カメレキングが出現! 前作『帰ってきたウルトラマン』(71年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20230402/p1)第26話に登場した宇宙昆虫怪獣ノコギリンや、本作『ウルトラマンA』第12話に登場したさぼてん超獣サボテンダーが、レーザー光線でかえって巨大化してしまった顛末なども思い出す。両作ともに脚本は本話と同じ上原正三であった。


 古代ギリシャの哲学者・プラトン古代エジプトの神官から聞いた伝説として語った、9500年前(現代からだと1万2千年前)に「アトランティス大陸」が海洋の底に沈没したという、西洋世界の伝説に由来するだけあって、超獣カメレキングの風貌は西洋のモンスターであるドラゴン(竜)に近いかたちでデザインされており、その背中には翼竜のような巨大な翼も生えている。
 ウルトラ怪獣の中でも極めて強い異彩と独自性を備えたデザインである。放映当時に発売された玩具会社・ブルマアクのソフビ(ソフトビニール人形)がその特徴をよく捉えていた。プレミアさえついていなければ、個人的にはどうしても入手したい一品である(笑)。



 本話はまだシリーズの第2話なので、2種混合である「超獣」の基本設定を説明するために「金の卵」と「銀の卵」という2つの存在をビジュアル化・実体化して表現することで、それを説明している。
 それと同時に、TACのレギュラー陣の改めての披露や、彼らの性格設定に、兵器開発研究員が実際に兵器を提供したり、ウルトラマンエースに男女合体変身ができても、精神的にも職業人としてもまだまだ未熟な新人隊員である主人公・北斗の若者としての奮闘と失敗を描くことで、彼らの人物像を肉付けしていくのだ。



 冒頭、工事現場に巨大な「銀の卵」が出現している。これが本当に2メートルサイズもあるような巨大な造形物で、それが土砂を掘った巨大なクボみに置かれているので、スゴい存在感なのだ! 色彩は「銀色」での塗装は当時は困難であったのか「青みがかった灰色」で「緑色の斑点」がいくつも浮かんだようなものではあるが、それはそれで自然な塗装処理でもある。
 マニアや怪獣博士タイプの子供たちであれば、本話と同じく上原正三が脚本を務めた前作『帰ってきたウルトラマン』第5話『二大怪獣 東京を襲撃』において、工事現場に出現した巨大な岩石のかたまりのような「卵」(古代怪獣ツインテールの卵)を、ミニチュア特撮ではなく本編部分で再現したシーンも想起したことだろう。


 この異様な「銀の卵」にさわったら、これまた物理法則を無視して、右腕から「卵の殻」をスリ抜けて、作業員が内部へと吸い込まれていってしまう! おそらく「卵」の分際で捕食をしており、自身の養分としてしまうのであろう(汗)。
 そして、「銀の卵」は地中へと深く沈んで消えてしまった! のちにTACと警察が駆けつけて地中も掘り返すが、何も物的証拠が出てこないことには超常的な事件ですらなく職業人としては「事故」として処理することしかできない。のちの第5話『大蟻超獣対ウルトラ兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060604/p1)でも見られたような光景だ。不審の念を抱きつつも、ウルトラマンエースに合体変身できる北斗星児(ほくと・せいじ)と南夕子(みなみ・ゆうこ)は現場を振り返りつつ、互いに目配せしながらその場を立ち去るしかなかった。


 「卵」に吸い込まれてしまった三枚目の作業員の役は、のちの『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)でキレンジャー=大岩大太(おおいわ・だいた)を演じた畠山麦(はたけやま・ばく)。『ゴレンジャー』の直前には円谷プロダクション製作のテレビ特撮シリーズ『SFドラマ 猿の軍団』(74年)にも出演していたが、猿人メイクのために誰だかわからなかった(笑)。



 大空を飛行するかたちで巨大な「金の卵」も出現する! 太平洋をTACの戦闘機でパトロールして帰路についていた北斗隊員は、TAC本部のレーダーで突如として検知された物体の追跡を、竜隊長から命じられる!


 夕子からの本部からの通信に、「こちら、北斗。南隊員、そろそろ始まるのかい? パーティー」との職務以外のことを返してしまった北斗隊員を描くことで、彼のやや浮わついた軽率なパーソナリティー(笑)も描けている。


竜隊長「バカもの! きさま、遊覧飛行してるんじゃないぞ!」


 父性はあっても温厚そうに見えていた竜隊長も、ここではキビしい態度を取らせることで、ビシッと締めるベきところは締めることができる「人格力」を持った御仁であることも描いているのだ。


 叱責を受けた北斗は「ただちに追跡します!」と返したが、「コラッ! 場所も聞かず、どうやって行くつもりだ!?」を重ねて叱責を受けることで、対比としても前作『帰ってきたウルトラマン』の主人公青年・郷秀樹(ごう・ひでき)隊員以上に北斗が軽率な若者であることがダメ押しされていく(笑)。


 そして、北斗は戦闘機からの射撃で、発見した宙を飛行する巨大な「金の卵」をたしかに撃破・粉砕した!


 しかし、その飛行する「卵」は物質的な実体を失って、半透明になって消えていったようにも見えている(汗)。


 ここで一応は撃破できたはずの巨大な卵は、その後になぜか再出現して、神秘的にも空を継続して飛行しており、東京は羽田空港沖の上空で旅客機と衝突することになってしまう!


 詳細な原理は不明なれども不可思議な事態の勃発が、異次元世界に力の源泉を持っている、本作『ウルトラマンA(エース)』の宿敵である異次元人ヤプールの超常的な設定をそれなりに活かしているともいえる。しかし、たとえそうなのだとしてもやや説明不足ではある。説明不足ゆえの神秘性が出ていなくもないのだが。
 ヤプールが「金の卵」は爆破されたという幻覚を見せただけなのか、「金の卵」が被弾した際に異次元世界へと一時的に退避・空間転移させたのか、それとも異次元(4次元)の力で局所的に時間が巻き戻されて、たしかに一度は粉砕された「金の卵」を復活させたのか、そのへんがたとえSF的な推測でも言及さえされていないあたりは実にモッタイないのだ(尺の都合でカットされたのであればスミマセンが)。


 この悲惨な結果に、山中隊員は激しく北斗を叱責してみせる!


 『A』第1話『輝け! ウルトラ五兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060514/p1)では、コミカルなだけのキャラとして描かれていた今野隊員までもが、北斗隊員のエリ首をつかんで「おまえ、歓迎パーティーに早く来たいために、いい加減な処理をして帰ってきたんだろ!」と激しくなじる! このことで前話や直前のシーンまでは温厚でコミカルそのものだった今野隊員までもが職業人として激昂する事態の深刻さと、今野隊員もまたコミカルなだけではないキビしさを持ったプロの隊員であることを肉付けしている。


 ちなみに、この直前に「金の卵」を爆破してTAC基地へと帰還した北斗、そして夕子の両新人隊員の楽しい歓迎パーティーが、TAC本部基地内の作戦室とは別の遊興エリアで会食を伴なって楽しく開催されていた。このへんは長じて社会人になってから再鑑賞すると、怪獣出現のカラッと乾いたリアル・シミュレーション的な意味とはまるで違う意味なのだが、それとは真逆の方向性での所帯じみたリアリティーを感じるようにもなっていく。


 その席上で歌われていた、「♪ 月曜日にお風呂をたいて~、火曜日にお風呂に入り~」といったロシア民謡『一週間』の替え歌は、NGとなったが後年のBGM集などには再録されている挿入歌『TACのワンダバ一週間』の歌詞である「♪ 月曜日、射撃の訓練~」を流用改変して歌われている。当初はこの『ワンダバ』版をそのまま歌う予定が、作曲がまだなされていなかったので、現場の判断で変更されたのかもしれないと、特に根拠もなく勝手に憶測している。


 ちなみに、デブの今野隊員も新人歓迎会の中でロジア人風のコスプレ(コスチューム・プレイ。扮装)してコサックダンスまがいを愉快に踊っていた。なお、ギターは歌手あがりの役者・吉村隊員がやはりコスプレをして担当していた(笑)。


 歓迎会の間のTAC作戦室では、空港の管制官のような黒い制服を着たオジサンの隊員たちが計器を監視しているあたりも、TACには多数の常駐員が存在していることも示唆ができていて、層の厚みや組織のスケールの大きさを感じさせて、やはりリアルでもある。


 しかし、彼らの急報でけたたましい警報音が鳴り響く! 作戦室に急行した隊員たち!


 モニターに映写されている空飛ぶ「金の卵」を見て、北斗は「オレが爆破したヤツです」と話す! そこで先の今野と山中による叱責がはじまることになるのだ!



 主役の新人隊員の不注意が原因で大事件が発生。それに責任を感じた新人が無鉄砲な行動に走って……とまぁ、その後のウルトラシリーズやジャンル作品ではよく見られるパターンではある。ウルトラシリーズでは『帰ってきたウルトラマン』の第1クールや『ウルトラマンレオ』(74年)の第1~2クールでも同様のストーリー展開が、昭和ウルトラ特有のややリアルでしっかりとした演出や演技によって、マニア諸氏にとっては悪い意味も含めてだが、幼児のころはともかく小学生のころの再視聴では、子供番組としては気楽な気持ちで観ることができない、あまりにニガくて重たい気持ちにさせられる視聴感(汗)の「責任にまつわるドラマ」として印象に残っていることだろう。


 10代後半以降での再鑑賞だと、このシャープでクールで乾いたドライでカッコいいSF性とは真逆でもある、地味な人間関係の相克ドラマが「現実社会もそういったものだよな……」といった感じで「重たいリアリティー」を感じられるようにもなってきて、たまらなくクセになってきたりもする。そこをこそ、第2期ウルトラシリーズ特有の人間ドラマ性の高さとして賞揚するように理論武装をしたりするようにもなっていくのだけど(笑)。


 とはいえ、子供番組としては、いささか重たすぎた展開であったことは否めない。こういったところが、ドラマ性よりももっとゲーム的な勧善懲悪バトルに徹していた、軽快な『仮面ライダー』(71年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140407/p1)シリーズや巨大ロボットアニメの元祖『マジンガーZ』(72年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200119/p1)シリーズに対して、子供間における人気の面で後塵を拝してしまった原因でもあったのだ(汗)。


 それはともかく、あまり先のことを考えないで行動しそうな主人公である、防衛組織・TACの新人隊員・北斗星児の猪突猛進なキャラクターを本話では描くことで、シリーズ序盤における彼の人物像を肉付けして視聴者にも印象付けているのだ。


 本来ならば、相棒挌である夕子がなぐさめ役として描かれるところであるが、オカッパ頭で幼そうな可愛らしい見た目に反して、年齢のワリにはやや落ち着いた感じの印象である、同じく北斗との男女合体変身ではウルトラマンエースに実は変身ができるTACの新人隊員・南夕子は、本話では北斗だけにスポットが当たっているためかドラマ的にはやや影がウスい。しかし、画面上ではアップが多用されてもいるし、変身直前のクライマックスでは活躍場面も与えられているし、押さえるべきところは押さえられている。


 北斗と南のコンビは、『ウルトラマンA』と同じく1972年4月に放映が開始されて、奇しくもふたりの男女ならぬ、ふたりの小学生男子が合体変身する趣向となった東映製作の特撮変身ヒーロー『超人バロム・1(ワン)』(72年)の主役であった、ガキ大将少年の木戸猛(きど・たけし)と秀才少年の白鳥健太郎(しらとり・けんたろう)の関係性と同じく「動」と「静」の組み合わせだ。


 夫婦の関係でも正反対な性格の者同士の組み合わせでも意外とうまくいっている場合がある――もちろん、常にうまくいっているわけではない。性格の不一致による離婚もおおいにありうる(笑)――。つまり、自分にはない要素を持った者に対して互いに魅力を感じて、そこで補完し合えて、互いを最低限は尊敬し合える関係性が成立しているのであれば、それは良好な関係を保てるのだろう。


 しかし、ウラを返せば、考え方の違いによって衝突する危険性も常に持ち合わせてはいるわけだ。


 『超人バロム・1』第2話『呪いの怪人フランケルゲ』において、凶悪犯を護送中に逃がしてしまったうえに重傷を負ってしまった木戸刑事(木戸猛少年の父親)の仇を討とうと、猛が健太郎にバロムワンに変身して凶悪犯を捕まえよう! と提案する。しかし、健太郎は単なる個人の私的な仇討ちの鬱憤晴らしにも見える行為のために変身することを拒否して、ふたりが対立してしまう場面があったのだ。チームものやバディー(相棒)ものではよくある「価値観対立話」である。『バロム・1』のシリーズ初期にはこうした対立描写はひんぱんに見られ、肝心のときに友情のエネルギーがゼロであるために変身することができないふたりのピンチをあおりたて、作品を盛り上げることに成功していた。


 けれど、『A』ではこの手法はとらず、対立劇は主に北斗と他のTAC隊員との間で描かれており、夕子は時に暴走しがちな北斗をたしなめはするものの、激しく対立することは少ない。暖かく見守る存在として機能することが多いのだ。



竜隊長「北斗を責めるのはやめろ。私もあのとき、オシログラフから光点が消えるのを見た」


 ここで助け船が入った。そう。「金の卵」が今も実在して飛行しているのは確かなのだが、TAC作戦室でのレーダーのオシログラフから「金の卵」の光点が消えた以上は、それが物理的にも消失していたことも確実な事実なのだ。前作『帰ってきたウルトラマン』第5話『二大怪獣 東京を襲撃』で、郷秀樹隊員が戦闘機で怪獣グドンを攻撃中に、視界の片スミの戦闘現場の近隣に子供の姿を見掛けて攻撃を中止したものの、そのせいでグドンを地中に逃してしまった。しかし、その子供の存在があとで確認できなかったために、郷秀樹が3日間の自宅謹慎を命じられてしまったほどの「深刻さ」はここでは回避されており、同作との差別化も果たされてはいるのだ。しかし……


竜隊長「あ、北斗は残れ。南隊員、頼むぞ」
北斗「隊長、オレも連れてってください」
竜隊長「おまえは謹慎だ」


 郷秀樹ほどに追い詰められた状況ではない。子供が存在したという証拠が見つからなかった郷とは異なり、オシログラフから光点が消えたという確実な事実もあった北斗だが、やはり万全な視認による確認などに不備があった可能性もあるためだろう。北斗が自宅謹慎ではないものの、次なる戦闘現場には配置されずに作戦室での謹慎を命じられてしまうのだ。


北斗「ちきしょう、隊長もオレがミスしたと思ってるんだ」


夕子「あのとき(先に太平洋上に「金の卵」が出現したとき)、出動しようとするみんな(TACの隊員たち)を止めたのは隊長よ。北斗にやらせろって…… 隊長はそれだけあなたを信頼してたのよ」


 そう。竜隊長も北斗を100パーセント、信頼していないワケでもないのだ。信頼それ自体はあったのだ!


 そのセリフどおりで、本話はあくまでも、まだ付き合いの月日が短い、北斗隊員と竜隊長が信頼の絆を醸成していく過程を描いていくことが主目的の人間ドラマにもなっているのだ。


 奇しくも『A』と同年の7月にスタートした往年の人気長寿刑事ドラマ『太陽にほえろ!』(72~86年)でも、若手新人刑事のレギュラーキャラが入れ替わっていくたびに、その新人刑事シリーズの初期のころには、藤堂係長ことボス(石原裕次郎)と新人刑事を主役にすることで、その関係性の描写を深めつつ、新人刑事の人物像も肉付けしていくエピソードが必ずあったものだ。『A』の第2話である本話もまたそういったカテゴリーに当てはまめることができる、シリーズ序盤の基本設定編としての要素が強いのだ。


 竜隊長に謹慎を喰らった北斗隊員は「隊長もオレのミスだと思っているんだ!」と当初は隊長を恨んだりはした。しかしそれは、北斗が必ず自暴自棄な行動に走ると判断した竜隊長が自分を思いやって採った措置であったと、あとになって気付く北斗隊員も描かれている。



 竜隊長とTACの隊員たちは大型戦闘機・タックファルコンで、夜空を飛行していた「金の卵」を機銃掃射する!


 しかし、「金の卵」は明らかにその姿を消失させてしまった! ある意味では、北斗の冤罪を竜隊長が直々に隊員たちの目前で晴らしてくれたのだ! とはいえ、北斗の事後行動もまた万全だったとはいえないのだが(汗)、彼が事態を見誤ってしまった、ムリもない超常的な原因がここで判明したのだ。そして、竜隊長は神出鬼没な「金の卵」は「宇宙物体」だと的確に推量!


 けれど、同乗していた美川のり子隊員が再出現した「金の卵」を発見した! 降下していく「金の卵」は先に述べた15階建てほどのビルの屋上へとゆっくりと着陸していく……


 せっかく冤罪が晴れたというのに、この光景を見ていた北斗は居ても立っても居られなくなって「謹慎」破りで、TACの特殊車両・タックパンサーで現地へ急行! そして、勝手に迫撃砲で攻撃を開始してしまう! ……冤罪が晴れたというのに、これでは命令違反で台無しじゃん!(笑)


 もちろん、駆けつけてきた竜隊長に制止されるのだが、北斗は自分の手で責任をとらせてくれ! と直訴する。しかし、竜隊長はこの「宇宙物体」を相手に迫撃砲程度では効かないと諭(さと)して引かせるのであった。



異次元人ヤプール「古代カメレオンと宇宙翼竜の合体を開始しよう!」


 ここで先に述べた「金の卵」と「銀の卵」が合体してしまうのだ!


 一同はTAC基地へと一度、戻って対策を練る。ついでに、竜隊長は「猪突猛進」と「勇気」の相違がこんこんと北斗へ説諭(せつゆ)する。「謹慎」を命じた理由も、まさに彼が先の行動のように「猪突猛進」をする可能性があったからだと明かすのだ。自身の言動パターンを見抜かれたことでスナオに詫びを入れる北斗。彼もまた少々不良がかってはいても、「ちぇっ、しょうがねえなぁ」などといった最後まで不良性が残るような言動(笑)を行なうようなタイプではなく、謝るべきところではスナオに謝れる性格類型の人間だとして描いてもいるのだ。


 そして、先にもふれた古代アトランティスを滅ぼしたカメレキングの再来、そしてビッグレーザー50、卵の中の「X線写真」についても語られる。


 美川隊員は竜隊長に命じられて、TACのニューヨーク本部へ英語での報告を開始した! このあたりがまた、TACもまた初代『ウルトラマン』の科学特捜隊や『ウルトラセブン』の地球防衛軍のように国際的な規模の組織であるというスケール感が抱かせてくれて実によいのだ。美川隊員の英語もうまい!
 ただし、のちの第14話『銀河に散った5つの星』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060805/p1)をはじめ、設定ではTACのホントウの本部は南太平洋の孤島にある「南太平洋国際本部」なのであって、その他は「極東支部」などの「支部」であったハズだ。少々の不整合は感じるのだが、「本部」と「国際本部」の2つがあるのだと好意的に解釈しておこう(笑)。


 しかし、超獣カメレキングが古代アトランティス大陸も襲ったことがあるとすれば、異次元人ヤプールの侵略は太古のむかしにもあったのだろうか? それとも、ヤプールとは無関係にたまたま「宇宙翼竜」と「古代カメレオン」が合体してしまって、カメレキングが偶然に誕生してしまったのだろうか?


 そういえば、書籍『帰ってきたウルトラマン大全』(双葉社・03年1月15日発行・02年12月実売)などで明かされた、前作『帰ってきたウルトラマン』のNG脚本『呪われた怪獣伝説“キングザウルスIII世”』(脚本・伊上勝)では、テレビの第4話『必殺! 流星キック』に登場した怪獣キングザウルス三世の出自が、同作序盤に登場した辺境や山間に住んでいる地味な地球怪獣たちとは異なり、3億5千年前(!)の古代アトランティス大陸出自でアトランティス人によって改造されていたという仰々しい「伝奇」的な設定を持った存在だとして設定されていた。
 地に足が着いた「日常」感覚の良さがある『帰マン』の序盤だが、そのこととのウラハラで「非日常」への飛躍感には乏しかった。よって、こういった古代アトランティス大陸がどうこうといった設定にはスナオにワクワクさせられるし、このNG脚本が実現していれば、主人公のプライベートの「日常性」はそのままでも、「怪獣」の部分でもう少しだけ『帰マン』は子供番組的な飛躍・華(はな)やかさの要素も獲得ができて、その作風の幅をセンス・オブ・ワンダーの方向へも広げることができたのに……と思うと残念ではある。


 それはともかく、本話のカメレキングには、このNG版のキングザウルス三世の出自設定からの影響もあったのではなかろうか?



 翌日、TACはビッグレーザー50でもって、「卵」に対して攻撃を開始する! しかし、先にも述べたとおりで、超獣カメレキングが孵化してしまった!


 引き続いて、ビッグレーザー50・タックガン・迫撃砲で攻撃していく隊長と隊員の面々!


 カメレキングは背中の巨大な両翼で、突風を巻き起こす!


 TACの面々が集って攻撃中のヨコから、女性が駆けてきて、幼稚園バスがエンスト(エンジン・ストップ)を起こしたので、救助要請をしてきた!


 人命は放っておけない! 彼らがバスに駆けつけると、なんと! 悪ガキ3人がカメレキングをカッコいい! と飛び出していってしまうのだ!


 我々オタクになるような、幼児のころからおとなしかった子供であれば、子供でもそんなバカなことはしない! 子供をナメるな! と少々不快になったが、長じてから思うに、自分はそうではなくても、こういう悪ガキは常にいつの時代もクラスに数名はいるだろうな……とリアリティーを感じてきたりして(笑)。


 突風で転んで、悪ガキ3人はすぐに北斗と南に救出された。エンストも直って、幼稚園バスも発進! 脱出!


 覚悟を定めたような顔で竜隊長は、TAC本部に戦闘機・タックアローを寄越すように命令する。


竜隊長「残された攻撃はただひとつ。ワンポイント攻撃だ」
山中「ワンポイント攻撃?」
竜隊長「カメレキングの弱点は舌だ」


竜隊長「あれをねらうしかない」
今野「危険です、隊長!」
竜隊長「危険だから、(自分が)やるんだ」


山中「……ご成功を祈ります!」


 差し出口を挟む暇もない、覚悟を定めたその態度に、山中と今野も呑(の)まれてしまって、険しくも涙目を浮かべた表情で、右手で敬礼するしかない! この両者の表情演技がまたよいのだ。


 竜隊長はタックアローに搭乗して、ワンポイント攻撃を仕掛けんとする! 


 しかし、整備の不調かミサイルが発射できない! 機体も煙を吐き出した! 改めて覚悟を決めたか、特攻の体を呈する竜隊長!


 絶体絶命のピンチに、見えざるウルトラマンエースの意志の表現であろう、TAC専用のバイクに搭乗していた北斗と南の右手の中指にはめたウルトラリングが光った!


 その意図を察知した北斗と南は一度、距離をとってから互いに正面衝突でもするかのようにバイクを走行させて、バイクごとジャンプする!


北斗「ライダータッチ!!」
夕子「ライダータッチ!!」


 本話の変身シーンは北斗と夕子が乗るバイクを空中高くジャンプさせて合体させるという、第2話にして早くも変則的な試みが行われている。同一作品の中でも「変身」にバリエーション・変化を与えて、子供たちの興味関心を少しでも惹起しようといったところだろう。ご承知のとおりで、本作ではその後、「フライング・タッチ」や「ストレンジ・タッチ(?)」といった変則的な「変身」パターンを見せてくれて、筆者なども再放送の時分でもまだ小学生のころにはそういったパターン破りに実にワクワクとしたものだ。しかし、バイクに搭乗して変身したり、それを「ライダータッチ」と呼称するのは、前年から好評放映中であった『仮面ライダー』の強い影響が如実に表れているのかもしれない(笑)。


 北斗と南は第1話での空中回転時の体の一部がオーバーラップした映像のように、この瞬間には超常的な存在と化しているのだから、仮に正面衝突してもまったく問題がないようにも思えるけど、彼らとは無関係のバイクの車体の方は大丈夫なのであろうか?(汗) ……と思わせてくることもまた、それが腑に落ちないということではなく、なぜだか大丈夫! となったところで、ここでもまた不可思議な奇跡も起こっていたのだ! といった「神秘性」の感慨をもたらしてもいるのだ!


 しかし、バイクの方は衝突して大破してしまったのだ! となっては夢がないだろう。その後に問題とされて始末書を書かされて、ひいてはエースである正体もバレてしまいそうになってしまうのではなく、ウルトラマン自身の能力は「未来科学」によるものではなく「ESP・超能力」的なものなので、バイクもまた衝突ではなく互いにスリ抜けてしまって、そこいらにソフト・ランディングして転がっていたのではなかろうか?(笑)



 登場したウルトラマンエースとカメレキングが殴り合う!


 空を飛べるカメレキングが優勢になって、口からガス攻撃も仕掛ける!


 しかし、エースは近接戦闘へと持ち込んで、カメレキングの両翼をハギ取った!


 そして、遠方からのロング射程で、両腕をふりかぶって「L字」型に組んで、右腕の側部から必殺のメタリウム光線を放った!



 ラスト、松葉杖をついてパジャマとコート姿で寒風吹きすさぶ晴天の海岸を歩いている療養中の竜隊長。


竜隊長「北斗、私を助けてくれたのはウルトラマンエースだと云ったな?」
北斗「そうですよ。どうしてです?」
竜「ウン。おそらく、死境をさまよったときの幻覚だと思うんだが、あのとき私を助けてくれたのは、北斗、君だったんだよ」


 衝撃の表情の北斗隊員! なんと、まだ第2話なのに、正体バレの危険で、視聴者にも一瞬だけミスリード的に緊張感を走らせることが目的の脚本なのだ。前作『帰ってきたウルトラマン』第33話『怪獣使いと少年』でも、防衛組織・MAT(マット)の伊吹隊長が郷秀樹の正体がウルトラマンだとは知らないハズなのに、同話では知っているとしか思えないような態度を見せつつ、真相をハッキリとはさせないことで、不可思議感を醸し出していた。そんなことをも瞬時に連想させてくる……


北斗「そんなこと、ありえないですよ(笑顔)」


 もちろん、スナオに正体を明かしてはいけない。「ウソ」ではあるのだが、必要悪としての「やさしいウソ」なのだ。


竜隊長「ウン。そうだな、ありえないことだな」


 竜隊長のとりあえずの疑問は氷解した。もちろん、この描写を伏線として、のちの話数で実はあのときに北斗の正体を「よもや?」といったかたちで悟ってはいたとする作劇もできたのだろう。しかし本作『A』では、そしてこの当時の特撮変身ヒーロー作品でも、そこまでの作劇やシリーズ構成は実現できていなかった(笑)。



 それはともかく、上司が部下に礼を述べるのは、お株が下がる、沽券にかかわるとばかりに、特に本作が放映されていた1970年代初頭、まだ戦後27年程度で会社には従軍世代も残っていて、その影響で今よりもはるかに体育会系だったであろう、当時の会社組織にはなかなかありえなさそうな上司と部下の関係ではある。しかし、だからこそ、なかなかありえそうもない、あったとしても極めて珍しい、「理想的な上司像」を描いていたのだとの解釈もできる。そして、それによって、ふたりの関係が極めて理想的な上司と部下の関係として昇華されているのだ。


 些細なミスをクドクドと非合理的な精神論で上司に説教され、その程度の説教で仕事や指導をした気になっている、それどころか相手よりも上位に立てたつもりになっている品性下劣な上司に対して、面従腹背で日々恨みをつのらせている筆者としてはうらやましいかぎりである。まったく筆者ごときのミスで200名の人名が失われるはずがないのだから(笑)。


 そして、竜隊長と北斗隊員がいる場に駆けつけてくる他の隊員たち…… TACの竜隊長と北斗との絆の醸成。そして、竜隊長と他の隊員たちとの絆の強さ。竜隊長の「篤(あつ)い人望(じんぼう)」を描いて、本話はハッピーエンドで閉幕となった……



<こだわりコーナー>


*後年の『仮面ライダースーパー1(ワン)』(80年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210822/p1)第5話『跳べ一也(かずや)! 悪魔のマシーンレース』にも、カメレキングという名前の敵怪人が出てくる。カメレオンをモチーフとした怪人だが、超獣カメレキングには似ても似つかない(笑)。



*視聴率22.6%


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2006年号』(05年12月30日発行)『ウルトラマンA』再評価・全話評大特集より抜粋)


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