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ウルトラマンエース49話「空飛ぶクラゲ」 ~山村・女神風の少女降臨・宇宙電気クラゲ・宗教!

『ウルトラマンエース』#46「タイムマシンを乗り越えろ!」 ~奈良時代へ時間跳躍なのに野武士! 奈良の大仏の開眼式に火山も噴火!(笑)
『ウルトラマンエース』#47「山椒魚の呪い!」 ~再三、村外れの世捨て人を描いた石堂脚本回の地味でも妙味!
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『ウルトラマンエース』49話「空飛ぶクラゲ」 ~山村・女神風の少女降臨・宇宙電気クラゲ・宗教!

(脚本・石堂淑朗 監督・菊池昭康 特殊技術・田渕吉男)
(文・久保達也)


 地球を植民地にしようと企む水瓶座第3星人の宇宙船が襲来し、ある村の上空で黒い雲となって浮かんでいた。一機のセスナが接近すると、それは宇宙電気クラゲ・ユニバーラゲスとなった! 宇宙船の護衛とエネルギー補給のためにセスナを襲撃する!


 ユニバーラゲスに破壊される、この赤いセスナは、1973年1月から放映が開始された円谷プロの特撮巨大ヒーロー『ジャンボーグA(エース)』(73年)の主役・立花直樹が愛用するセスナこと「ジャン」のミニチュアの流用であろうか?(???)


 一方、村には古代ギリシャの女神のような扮装をした少女が宇宙船から降り立った。地球が水瓶座の第三星と同様の環境にあり、奴隷として酷使できる生物が多く生息していると母星に報告。地球植民地化計画の第一段階として村人たちを洗脳し、調査に来たTACの北斗・今野・吉村隊員を村人たちに襲撃させて、火あぶりの刑に処さんとする……



 水瓶座出身ということで、ご丁寧にも常に水瓶を抱えて女神さまのコスプレ姿だけではなく、天候を自在に操る能力をも披露するという神秘性に満ちた演出は、十分に説得力を持っており、空飛ぶクラゲを「神」として村人たちが崇めてしまうのも無理はない。


 水瓶座第3星人を演じる広瀬隆子は、怪獣図鑑の類にも水瓶超獣アクエリウスの隣によく写真が掲載されている。なかなか清楚な雰囲気の美少女である。彼女になら筆者もコロッとだまされてしまいそうだ(笑)。


 超獣アクエリウスこと水瓶座第3星人の少女の上司である、水瓶座第3星人司令の声を演じているのは、市川治(いちかわ・おさむ)。この人の澄んだ声は「アクエリウス」と呼びかけるのに実にふさわしい。沢りつおがしわがれ声で「アクエリウス」と呼びかけても……(笑)。


 村人のひとりとして、『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)のキレンジャー・大岩大太役で有名な畠山麦(はたけやま・ばく)が、第2話『大超獣を越えてゆけ!』以来、ひさびさに『A』二度目の出演を果たしている。



 近年でも宗教を悪用した犯罪がひんぱんに起きている。しかし、見るからにうさんくさい風貌をした人間がやらかすことが多い。部外者から見れば、なぜそんな者にだまされてしまうのか、理解に苦しむことが多いものだ。しかし、今回の「洗脳」の恐怖は、第23話『逆転! ゾフィ只今参上』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20061012/p1)でも扱われている。90年代半ばに数々の凶悪犯罪を繰り返した某宗教団体のことも、今となっての再鑑賞ではつい想起をしてしまう。



 この美少女は最後に巨大化して、本来の超獣としての姿を現す。しかし、ちゃんと女神のような白い衣をまとい、左の肩には大きな花まであしらわれている。第21話『天女の幻を見た!』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20061009/p1)に登場した天女超獣アプラサール同様、人間体とのギャップが少なく感じられるのが嬉しい配慮だ。


 しかも、意外にもなかなかの怪力であり、ツノからは電流を放ってエースを苦しめる!


 しかし、その電流を逆に利用し、「エース逆転稲妻キック!」(勝手に筆者が命名・笑)でエースが勝利をおさめる場面では、エースの全身に稲妻がほとばしるような線画合成が描かれているのが、めちゃカッコイイ!



 ただ、勝利のあとにエースはアクエリウスを土葬して墓を建て、手を合わせて拝んでおり、最後までアクエリウスは一応「神」として扱われている。


 ちなみに、今回の特撮もなにかとお遊びが好きな田渕吉男が演出している。第10話『決戦! エース対郷秀樹』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060709/p1)でも田淵は、エースに犀(サイ)超獣ザイゴンの墓を立てさせていた。


 もちろん、子供心にも、あるいは年長マニアになってからの再鑑賞でも、やや地味なエピソードではあった。



<こだわりコーナー>


*村人のひとり・熊吉を演じた高松しげおは、もともとは「晴乃チックタック」というコンビ名で漫才師として活躍していた。『ウルトラQ』(66年)第7話『SOS富士山』や、『Q』の放映直前に放送された宣伝番組『ウルトラQは怪獣の世界』(65年12月25日放送)にも出演していたことで、特撮マニア間では知られている。1970年にコンビ解消後は、ソロとして活動していた。


 筆者的には、中部日本放送製作のローカル番組『天才クイズ』(67〜05年)の二代目司会者としての姿が印象深い。この『天才クイズ』は小学生を対象とした視聴者参加番組であり、二者択一の問題に10門を正解すると「天才賞」として豪華な賞品がもらえたこともあって、東海三県(愛知・岐阜・三重)に住む小学生たちはこぞって番組の出場に応募したもので、かなりの人気を得ていた番組であった。長年の間、「ボーイズチーム」対「ガールズチーム」という男女対抗戦の形式をとっていたが、「男女平等教育」の弊害(あえてこう書く)から番組後期は学校対決の形式に変更された。ちなみに、放送は毎週土曜日の17時30分からの30分間。この2006年4月から『ウルトラマンメビウス』が放映されている枠であった。ついでに、歴代司会者を挙げると、初代は女優の久里千春、三代目が吉本興業に所属していた(今も?)タレントの斎藤ゆう子、四代目が05年に林家正蔵を襲名した落語家の林家こぶ平であった。


*視聴率14.3%


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2007年号』(06年12月30日発行)『ウルトラマンA』再評価・全話評大特集より抜粋)


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