假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありませんので、悪しからず!(笑)

ウルトラマンメビウス44話「エースの願い」 〜南夕子


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(脚本・長谷川圭一 監督・小原直樹 特技監督・菊池雄一)
(文・久保達也)

「エースの願い」感想


ヤプール「おまえの強さの秘密は人間との絆だ。だが、それがおまえの最大の弱点でもある。
 おまえはGUYS(ガイズ)のサポートなしではまともに戦えない、無力なウルトラマンなんだよ!
 貴様には何も守れん! 悔しがれ! 絶望しろ!!」


 映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』(06年・松竹)(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070128/p1)に登場した宇宙人連合(極悪宇宙人テンペラー星人、暗殺宇宙人ナックル星人、分身宇宙人ガッツ星人、凶悪宇宙人ザラブ星人)を彷彿とさせる、謎の暗黒四天王が地球を狙う!


 その斬りこみ隊長として前後編の前話、第43話『脅威のメビウスキラー』(脚本・赤星政尚監督・小原直樹 特技監督・菊池雄一)で(正確にはさらに1本前の第42話『旧友の来訪』(脚本・谷崎のぼる 監督・佐野智樹 特技監督鈴木健二)で)、映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』、第24話『復活のヤプール』(脚本・長谷川圭一 監督&特技監督・アベユーイチ)(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061112/p1)以来ひさびさに姿を現した異次元超人・巨大ヤプールは、ヘシ折れた東京タワーを中心にしたビル街の廃墟を見渡せる、荒涼とした砂漠が広がる異世界ウルトラマンメビウスことミライを幽閉した!


 リム出版が92年に企画した40冊にも及ぶウルトラシリーズ(『マン』〜『ザ★ウルトラマン』『ウルトラマン80』)漫画化計画「COMIC’Sウルトラ大全集」の中の1編で、リム出版倒産により御蔵入りになるも、のちに他社の「ACTION COMICS(アクションコミックス)」の1編として陽の目を見ることができた『ウルトラマンA』(脚本・新藤義親 作画・松久嘉仁 双葉社・99年10月28日発行・asin:4575936472)における、子供たちや北斗星司が連れ去られた異次元世界になんとなく似通ったムードといい、清水紘治演じるヤプールの人間体*1の、山高帽にマント姿というファッションと、双竜超獣アドルフキングが変身したアルセーヌ・ルパン風の紳士との相似といい、不条理世界を演出するのに『メビウス』スタッフがこのコミックをテキストにした可能性は大いにありだ!(笑)


 ちなみにヤプール人間体のファッションは、『ウルトラマンレオ』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090405/p1)第40話から第51話に至る『恐怖の円盤生物シリーズ!』に登場した、やはり全身黒づくめでマントを羽織ったブラック指令にも酷似しているが、現在でも活躍を続ける大林丈史氏に『メビウス』で再度ブラック指令を演じてほしかった、などとつい思ってしまった…… ヤプール人間体が左手でひもを持ち黒い風船5、6個を浮かべているのも不条理感をいや増す! 『メビウス』第1話『運命の出逢い』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060625/p1)で幼女が持っていた赤い風船との対比の意味か?


 先述の映画版のヒロインキャラの再登場であるジングウジ・アヤ(演・いとうあいこ)を守るため、そして、人間体から巨大化したヤプールと対決するため、異世界ウルトラマンメビウスへと変身を遂げるミライだが、巨大ヤプールがカマがない方の左手から発する念動力に翻弄され、まるで歯が立たない!


ヤプールメビウス、まだ気づかないか! 貴様は罠にはまったのだ!
 GUYSと分断されたおまえは、いつもどおりには戦えぬ!」


 前話同様、巨大ヤプールの姿に変身すると、映画や第24話でもヤプールの声を担当してきた玄田哲章氏の声に変わるのも、声優さんへの義理を通している(いきなり清水氏オンリーの声になっていたら今までと不整合だしね)。
 前話において、『メビウス』シリーズ後半で怪獣や宇宙人を地球に呼び寄せていたらしい謎の時空波の発信源を追い、ヤプールの分断作戦による通信妨害でウルトラマンメビウスことミライを残して、GUYS基地フェニックスネストをフライトモードに変型させて大空へと飛び立ったGUYSは、太平洋の底から急浮上して大気圏を突破し月に不時着した謎の石柱から発せられる干渉フィールドによるシステムダウンによって、月面に足止めにされていたのだ!


 だが人一倍優れた聴覚の持ち主であるマリナの耳に、
 「石柱を破壊できる!」との謎の声が届いた。
 ススキの原で夜空に浮かぶあまりに巨大に見える美しい満月を地上から見上げていた小さな人影の謎の紳士が、おもわず胸に手を当てる。声の主は彼なのか?
 顔は判別できない。だが、ショッキングブリッジの効果音とともに、胸に当てた右手の中指に輝く「A」のシンボル! こっ、これはエースリング!?



 さらに石柱の頂きから発せられた青緑色の電撃が月面をブチ破り、かつて月の文明を滅ぼしたあの満月超獣ルナチクス(!)までもが出現した! ヤプールから石柱の用心棒としての役目を授かったルナチクスは、口から白いスモークと高熱火炎を発してGUYSを襲う!
 ピョンピョンというまさに兎飛びのような歩行、白い体毛の部分が増した造形と、今回のルナチクスはオリジナル以上に兎らしさが増した演出が好印象!


 これまでの戦いで強い絆を築きあげてきたメビウスとGUYSだが、その反面、二者で力を合わせなくては満足に力を発揮できないという脆さを、ここにきて皮肉にも(いや必然的に!)さらけ出してしまったのだ。
 危機が迫ったメビウスとGUYSに対し、やはりショッキングブリッジとともに先ほどよりも大きく上半身の後ろ姿で映し出された謎の紳士は美しい満月を見上げながら、胸に当てた手をギュッと握り締めた! バストアップで映し出された声の主は……!?


北斗星司(!)「みんな……、最後まであきらめるな!」


 あの指輪はやはりエースリング! そして左襟元には、かつて所属していた防衛組織・TAC(タック)チームのバッジが!(感涙) やはり彼は、かつて異次元人ヤプールの侵略の魔の手から、南夕子とともにウルトラマンエースとなって地球を守っていた北斗星司だったのだ!(場所は映画のラストで光の国に帰還しなかったことから神戸か?)


 「TACのバッジが撮影現場には用意されていなくてね……。映画のときには付けていただけに「バッジがあればよかったなあ……」とスタッフに話していたら、撮影を見に来ていたファンの方が「これを使って下さい!」と持っていたTACのバッジを僕に渡してくれたんです。エースリングは小道具さんが用意してくれていましたが、せっかくなので、リングもその方が持っていたモノをお借りしました」

スペシャルインタビュー「明日のエースは君だ! 信じる心が不可能を可能にする!!」(『ウルトラマンA』北斗星司役)高峰圭二インタビュー・『電撃HOBBY(ホビー)』07年5月号掲載・メディアワークス・07年3月24日発売・asin:B000O58XXC


 このこだわりがファンにはたまらず嬉しい! おもわず涙ぐんでしまいそうないい話だが、それにひきかえ、北斗がゲストで登場するにもかかわらず、映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』では用意されていたTACのバッジすらも用意していない今回の撮影現場(あるいは小道具のスタッフ)っていったい……(怒!)
 もちろんそうした細部に対するこだわりのみではなく、「最後まであきらめるな!」の力強いセリフとともに、胸に当てた手を強く握り締め、メビウス、そしてGUYSに対してゲキをとばすような強い視線を向けるといった、高峰氏の演技に対する姿勢は真摯そのものであり、やや猪突猛進気味だった往年の北斗の姿が年齢相応でありながらも立派に再現されている!


 猛烈な勢いで攻撃を仕掛けてくる巨大ヤプールに敗北を喫し、失神して精神世界で下方に落下していきながらミライの姿で苦悩するメビウス
 アヤの悲鳴が響く! 「ミライくーーん!!」


ミライ「ヤプールの云うとおり、ひとりきりの僕には何も守れない。アヤさんの命も……」


 そこに北斗が頼もしい声で力強く語りかける!


北斗「おまえはひとりじゃないぞ、メビウス!」


ミライ「(つむっていた目をひらき、左に向き直って)えっ、エース兄さん!」


 北斗と向き合うミライ……。画面は左右両端から向き合った北斗とミライの全身像を映し出す。


北斗「たとえ離れていても、おまえには、感じられるはずだ。勝利を信じて戦っている仲間たちの姿が!
 かつて俺も……大切な仲間と別れた……」


 やや寂しげな視線を宙に向ける北斗。青暗い世界にいたはずの北斗の顔がやわらかい光明で照らされる。
 ここで北斗とミライの背景に、TAC本部内で夕子の肩を抱き、ニッコリと微笑む北斗と夕子のツーショットが映し出される!
 夕子を「恋人」ではなく、「仲間」と称したことに対しては、後述する「女」たちにとっては不満の声もあるかもしれないが、もうここまでやってもらえたら、不満ばっかり云ったらバチが当たるぞえ〜っ!


北斗「共に苦しみ、笑い、戦った人と……
 彼女は自分の使命を終えたとき、同胞たちが待つ場所へと帰っていった」


 『ウルトラマンA』第1話『輝け! ウルトラ五兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060514/p1)において、北斗とともにミサイル超獣ベロクロンの襲撃によって命を落とし、ウルトラマンエースから「大いなる力」を授けられた白衣の天使・看護婦の南夕子は、実は月の高度文明種族の末裔であり、打倒ルナチクスの命を受けた月よりの使者だったのである。第28話『さようなら夕子よ、月の妹よ』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061111/p1)において、悲願のルナチクス打倒を果たした夕子は、ウルトラマンエースの使命を北斗に託し、仲間の待つ冥王星へと帰っていったのである……


ミライ「知っています。その人は月の人間だったんですね」


北斗「俺はひとりっきりになった。
 (このとき、なんとも云えないような寂しげな表情を浮かべる北斗=高峰圭二の演技に注目!)
 ……だが俺は戦えた!
 はなればなれになっても、彼女の意思が俺の中にいたからだ!
 (ここでは一転して表情と声に力がこもり、そして北斗は再び胸に手を当てる!)」


 TACヘルメット姿のかわいらしい笑顔のご尊顔がアップで映し出された夕子のスナップが浮かぶ!
 そして、そこに流れるは、♪ジャカジャカジャ〜ン、ジャンジャ〜〜ン(ウルトラマ〜ン、エ〜ス〜)なる、『A』においてウルトラマンエース登場シーンに多用されたブリッジ曲の映画『メビウス&兄弟』用癒し系アレンジBGMだ!(号泣!)


北斗「俺たちは変わらず、いっしょに戦っている。そう実感できたからだ!」


 「あれは、小原監督から「やってくれ」と言われたんです。「夕子は月に帰ってしまったけれど、いつでも一緒にいた」というような北斗のセリフがありますが、台本を読んだ時から、このシーンでは胸に手を当てて演技しようと考えていました。どうやら監督も同じことを考えていたようです。自分からお願いして、別のセリフのときにもその芝居をさせてもらいました。放送日に自分の演技を観て、「何度もやるもんじゃないな……」とも思いましたが、北斗の心の中にはいつでも夕子が一緒に居たことを表すとしたら、やはり心臓、ハートですから、これでよかったんだろうと思っています」

(先述の高峰圭二インタビューより)


 「あのふたり、どうなるのかなあ? って。
  それなのに、あの28話よ、あの……!
  私たちのヒロインを返せって感じよね」

(同人誌『ウルトラマンA・全員脱出! 3』(グループSOS・89年5月吉日発行)所収「早すぎたヒロイン・南夕子 〜彼女が我々にもたらしたもの〜」より抜粋)


 北斗星司と南夕子、この男女の絡みを見るために「怪獣番組」を視聴していた、身体こそ小さくても心は「女」であったと同人誌で述懐する当時の女子児童たちは、『A』第28話で夕子が番組を去り、第38話『復活! ウルトラの父』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070121/p1)、第52話(最終回)『明日(あす)のエースは君だ!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070429/p1)で彼女がゲスト出演した以外、北斗が夕子のことをまったく顧みる様子がないように見えることに涙し、怒り、そして、その中の熱狂的な人々は北斗と夕子に永遠の愛を与え、『A』の世界を探求し続けていたのである!
 (詳細は、「『A』同人誌の歴史1〜『A』再評価の端緒を築いた伝説の名同人誌『全員脱出!』評」を参照(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070331/p1))


 だが寂しかったのは彼女たちだけではない。北斗とて、やはり寂しかったのだ。そして、決して夕子のことを忘れていたわけではない! それどころか北斗の心の中には、今でも夕子が存在し続けていたのである! だからこそ、ウルトラマンエースヤプールの残党がおそらく送り出していたであろうシリーズ後半の超獣たちとも、最後の最後まで戦い抜くことができたのである!


 高峰圭二氏の『A』に、そして夕子に対する想いが色濃く表現された今回の演技プランと、夕子のことを実は北斗は片時も忘れていなかったとする脚本は、三十五年の時を経て、あのころはまだ小さかった「女」の子たちの溜飲を、ようやく下げることにもなったはずである!
 そして彼女たちは、今でも夕子を想い続ける北斗を、嬉しく思いまた惚れ直したことであろう!(おもわずもらい泣き……)


 まあ北斗の「俺はひとりっきりになった」というセリフには、TACの濃い隊員たちは仲間じゃなかったのかよ、そんなに山中隊員にいじめられたことや、隊員みんなに信じてもらえなかった経験がトラウマになっていたのかよ! とプチ・ツッコミもしたくなるが(笑)。
 でも『A』終盤では北斗と山中はけっこう仲が良かったし、『A』をよく観ればTAC隊員たちは和気あいあいとするシーンが実はけっこうあったり、仲間同士で失敗をかばいあったりフォローしあったりするチームなのだ。
 (その詳細は、『A』第14話『銀河に散った5つの星』評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060805/p1)、第21話『天女の幻を見た!』評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061009/p1)、第22話『復讐鬼ヤプール』評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061010/p1)などで詳述)
 だから、ここでは「仲間と分断されて、ひとりで戦うミライ」に対する励ましとしての言葉だったのだと好意的に補完しようよ。もちろんごく一部で云われている「仲間のため」だけのミーイズム(?)で彼らは戦っているのでは決してなく、世界や地球や人々を守るためには「仲間」「同士」がいた方が心強いし、精神論だけではなく戦略・戦術の面でも有効性があるというものだ。


ミライ「離れていても……、いっしょに……?」


 また画面は光明が消えて青暗くなり、月面でルナチクスに対して決死の戦いを挑むGUYSの仲間たちの姿が、ミライの脳裏に映し出される! ハッとするミライ!


北斗「立てメビウス! 仲間たちの想いとともに、ヤプールを倒せ!!」
 (表情とセリフに実に力のこもった高峰氏の演技がかっこええ! 黄色い悲鳴が聞こえてきそうだ! 仲間たちの想いは第31話のサブタイトル『仲間達の想い』からの引用でもある!)


ミライ「(うなずいて)うわあぁぁぁぁぁ〜っ!!」


 北斗に励まされたミライは、全身に闘志をみなぎらせ、仲間たちとの絆でもあるファイヤーエンブレムを胸に浮かばせて燃やすと、ヤプールに支配された異世界で倒れ伏していたミライことウルトラマンメビウスの目に灯りが点った! メビウスは目を覚まし、立ち上がる!


メビウスヤプール! 僕はひとりなんかじゃない!
 心はいつも、仲間たちとつながっているんだ!!」


 メビウスが「仲間たち」と語る部分でちゃんと胸に手を当てているのが芸コマだ!
 たとえ離れていても、GUYSの仲間たちと闘志をひとつに集め、メビウスは胸のエンブレムで熱い炎を燃やし、ウルトラマンメビウスバーニングブレイブへと2段変身、ヤプールに猛攻を繰り出す! 蹴りとパンチの連打に、さしものヤプールも吹っ飛んだ!


 そして、干渉フィールドによって月面に足止めされていたマリナの耳に、北斗の声が響き渡る!


マリナ「教えて! どこを攻撃すればいいの?」
北斗「いいか、石柱の右側面に、赤く明滅する突起物がある。
 それが干渉フィールドの、放射中枢だ!」


 二分割した画面の右側にマリナ、左側に北斗のそれぞれの表情のアップを配した演出がなかなか心憎い。
 ただいくら聴覚が優れているからといって、月面にいるマリナに地球にいる北斗の声が届くのか?(笑) なんて素朴な疑問も沸くのだが、これは北斗がテレパシーで呼びかけたと解釈すべきものであろう。
 いや、『A』第52話に登場した子供たちによれば、「テレパシーがあるのは、ウルトラ兄弟だけだ!」(笑)のハズなので、マリナが北斗のテレパシーを傍受できる能力をナゼ? とも思うのだが、なんせGUYSのメンバーは第1話『運命の出逢い』において、保育園で飼育されていたウサギを危険も顧みずに助けようとした連中であり、『帰ってきたウルトラマン』(71年)第1話『怪獣総進撃』において、自らの命とひきかえに少年と小犬を助けた主人公・郷秀樹のように、既に全員がウルトラマンと合体する資格を示しているのだから、そのくらいの特殊能力持ってるだろ(笑〜まあ北斗にだけテレパシーがあればよいのだろうけれど)。


 北斗の指示を受け、マリナが搭乗する小型戦闘機ガンスピーダーが石柱の突起物に近接してレーザー攻撃! 干渉フィールドは破壊され、ダウンしていたフェニックスネストのシステムは回復した!
 だが石柱の用心棒・ルナチクスが口から高熱火炎を吐いてGUYSを襲撃する! 果たしてGUYSは無事に月世界から逃れることができるのか!?


 夜空に浮かぶ美しい満月を見守っていた後ろ姿のバストアップの北斗。ショッキングブリッジとともに月を見上げる! 遂に戦う決意を固めたのだ! ここで正面のバストアップとなり、TACの隊員時代に彼のトレードマークであった白いマフラーがいつの間にか襟元からのぞいている!


 「変身する前は隠しておいて、なぜか変身する直前はネッカチーフを外に出している……という芝居も、僕から小中監督(筆者注・映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』の小中和哉監督)にお願いしたアイデアのひとつです。映画の撮影で使ったネッカチーフの長さが足りなかったので、「もう少し長くてもいいんじゃないかな?」と言っていたら、今度は長くなりすぎてしまった……(笑)」

(先述の高峰圭二インタビューより)


 少しでも華のある演出にしようと自らアイデアを提示する高峰氏の姿勢は、その辺のボンクラ本編監督に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいである(笑)。当然変身シーンは力がこもり、氏の真骨頂が発揮される!


北斗「夕子、いくぞ!!」


 月に向かって力強く叫ぶ北斗!
 実際に月を見上げているかのような視線の向き、セリフとともに目線にも力がこもる!
 「目は口ほどにものを云う」をまさに体言するかのような高峰氏の演技は絶品である!


 そして、なんと『メビウス』では諸般の事情の日本音楽著作権協会JASRACジャスラック)への高額支払の都合で(笑)、使用されないと思われていた『A』主題歌(のイントロだけ。ただしカバー版?)も響き出した! 視聴者の気持ちをいやがうえにも盛り上げる!


 北斗は夕子から託されたエースリングをはめた両腕をX字型に一度クロス、さっとのばした両腕を上方から左右に大きく開いたあと、両こぶしに力をこめて胸の前でタッチさせる!
 合わさったリングから光の粒子が舞い踊り、やがて映画版での新撮の変身巨大化カットではなくTVの『A』本編で毎回使用された、闇の中で光の渦からグルグルと回転しながら巨大化する変身パターンへと続く!(ついにやったぞ!!)


 ルナチクスが口から吐き出した炎をさえぎる光の星!
 『A』第37話『友情の星よ永遠に』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070114/p1)でウルトラマンエースが鈍足超獣マッハレスに使用した、両手先から発射する星型の手裏剣型光線・スター光線だ! それに続き、なんと月面に瞬間移動(高速移動?)で右斜め上から光跡をひいて左横向きの立てヒザ座り姿の着地ポーズで登場するエース! あまりにセンスのいい、実に華のある演出がカッコよすぎるぞっ!


マリナ「あれは!」
テッペイ「ウルトラマンエースだ!!」
エース「ウッ!」「トア〜ッ!」「イエ〜〜ィッ!」


 こ、この声は! 『A』第1話や第52話、第13話『死刑! ウルトラ5兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060803/p1)や第14話『銀河に散った5つの星』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060805/p1)などでエースの会話部分の声を演じた納谷悟朗(『ルパン三世』(71年)の銭形警部や、『仮面ライダー』71年)のショッカー首領など、アニメ・ヒーロー作品・洋画(主にチャールトン・ヘストン)などの吹き替えは枚挙にいとまがない)の声を加工して作られた、オリジナルのエースの掛け声だっ!
 映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』においてはエースの掛け声は初代ウルトラマンウルトラマンジャック帰ってきたウルトラマン)らの声が若干低音に加工されて使用されており、近年はアトラクションやキッズ向け再編集ビデオ作品の類においてさえ、実作品に忠実な効果音を使用していることを考えると、「手抜き」と思わずにはいられなかったものだったが……


 それを吹っ飛ばしてくれるかのような、納谷声とオリジナルのスーツアクター中西正氏や武内正治氏を十分に研究し尽くしたに違いないエースのファイテングポーズやファイテングスタイルは迫力満点!(スーツアクターは『メビウス』では怪獣を主に演じている丸山貢治氏だそうだ)


 そして、またもや怪獣博士隊員のテッペイによる「ウルトラダイナマイト!!」「ウルトラマンレオだ!!」「ウルトラの父だ!!」に続く、あまりに嬉しそうな「ウルトラマンエースだ!!」のセリフ!(笑)


 エースは月面上を2度前転してルナチクスに右横に出て、ルナチクスにキックやチョップを喰らわし背負い投げする! ルナチクスも負けてはいない! のしかかったエースを口からのスモーク攻撃で吹っ飛ばし、突進して頭突きの猛攻をエースの腹に喰らわせる!
 だがエースは後ろからつかみかかったルナチクスを一本背負いで投げ飛ばし、オリジナル同様に赤い目から連射される目玉ミサイル(!・他に例を見ない怪獣の攻撃技! もっと評価されて然るべき!)を側転の連続で、ついには地面に伏したまま横転がりになって見事に交わす! まさに興奮は最高潮に達する!


マリナ「エース、危ない!!」
 マリナのガンスピーダーがエースを援護射撃する!
サコミズ「フェニックス・フェノメノン!!」
 サコミズ隊長も、フェニックスネストの必殺エネルギー砲を、謎の石柱にめがけて放つ!


 ついにエースも必殺技を繰り出すときがきた! ルナチクスが口から放つ火球を辛くも避けたエースが、両腕を後方に大きく振りかぶってエネルギーを蓄積し、両腕をL字型に組んで発射するメタリウム光線だ! 七色に輝いた必殺光線を浴びたルナチクスは、同じく七色に輝きながら華々しくその最期を遂げた! 同時に謎の石柱も大爆発を遂げる!


 そして異世界ではメビウスが胸から発するファイヤーエンブレムの結晶・メビュームバーストで巨大ヤプールにとどめを刺した!


ヤプール「(断末魔の声で)なぜだ! 貴様が俺に勝てるはずは……
 俺が倒れても、偉大なる皇帝に仕えた四天王は、まだ三人残っている!
 フハハハハハ、破滅の未来で、待っている……
 (膝を崩して悲鳴をあげながら爆死!!)」


 巨大ヤプールが倒れ伏し、爆発する瞬間、『A』オープニングでおなじみの油に光が当たって七色に反射しているような光学映像が一瞬流れるのがまた芸コマ! まあ多分ヤプールのことだから、人間がいるかぎり、あるいは宇宙に知性体がいるかぎり、滅びることはないから、また今後の新作ウルトラマンで復活する日が来るでしょう……


暗黒四天王グローザム「ヤプールは倒れた。次はおれの出番だ!」
暗黒四天王メフィラス星人(3代目?)「既にデスレムが向かった……」
暗黒四天王グローザム「何だと!?」
 オオ、本話の段階では(笑)まだ得体の知れない大物感と有能感を漂わす四天王の描写にワクワクさせられる。


 映画『メビウスウルトラ兄弟』のテンペラー星人もそうであったが、やたらと威勢がよく、斬りこみ隊長をかって出た者の末路は常にあっけない(笑)。ヤプールが敗れたことで、ミライやアヤたちは現実の世界に戻ってきた。
 ふたりとともに異世界から解放されたヒルカワ(『メビウス』第28話『コノミの宝物』(脚本・長谷川圭一、監督&特技監督小中和哉)に登場した、コノミの幼馴染み・スザキの友人のゴシップ雑誌記者の再登場。演ずるは前々作『ウルトラマンネクサス』(04年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060308/p1)の防衛組織・ナイトレーダーの石堀光彦隊員こと加藤厚成氏)にミライが手を差しのべるが、奴はそれを振り払い、異世界で目撃したミライの正体を世間に公表すると匂わせ、その場を離れていった……


北斗「ミライ」


 命がけで守った者に冷たい仕打ちを受け、失意に沈むミライに対し、月面から宇宙に低く大きく浮かぶ美しい地球をながめつつエース=北斗の声が響き渡る!


北斗「やさしさを失わないでくれ。
 弱い者をいたわり、互いに助け合い、
 どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを、失わないでくれ。
 たとえその気持ちが、何百回裏切られようと。


 それが私の、変わらぬ願いだ」


 「『ウルトラマンA』の最終回で、「やさしさを失わないでくれ。弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを忘れないでくれ(筆者注・原文のまま)。たとえその気持ちが何百回裏切られようと……それが私の最後の願いだ」というセリフがありますが、あれは北斗が自分がエースであることを明かした後のセリフなので、納谷悟朗さんの声なんです。できれば自分で言わせて欲しかった……という当時の想いがあって、「一行でもいいからそのセリフを僕に言わせて欲しい!」というお願いをしました」

(先述の高峰圭二インタビューより)


 『A』第52話において、エースが地球の子供たちに語った最後のメッセージもまた、北斗の、いや高峰氏の心の中で、夕子とともに今でも生き続けていたのである!
 まあ「地球がこうなったのはおまえのせいだ!」とばかりにミライを散々足蹴にし、とどめにつばを吐きかけるようなヒルカワなんかと友達になれるのか?(爆) とか、そういうあまりに極端な奴を人類の代表として位置づけ、「それが人間の本性だ。そんな奴をまだ守ろうとするのか?」とヤプールに語らせるあたりは、暴走族を「二千年後に宇宙に災いをもたらす地球生物」(爆)として描いた、映画『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』(03年・松竹)のころの長谷川圭一の悪いクセがまだ抜けてないなあ、などと残念だったりするのだが、そんな不満は次の瞬間、木っ端微塵に吹っ飛んだ!


夕子「(声のみ)星司さん……」


 北斗の真後ろから懐かしい声が響く。北斗の記憶の片隅に残る、透明感のある甘い声が、北斗の名を呼んだ!
 さも信じられない、意外であるかのような表情をする高峰氏の演技がこれまた絶品! 声のする真後ろを振り向く北斗…… そこには!


北斗「夕子……」(思わず頬が緩む! 無理もない!)
夕子「ほ〜んッとうにおひさしぶり」(満面の笑みを浮かべながらカメラに歩み寄ってくる)


 『A』第28話、第38話、第52話、そして『ウルトラマンタロウ』(74年)第39話『ウルトラ父子(おやこ)餅つき大作戦!』でも見せた、純白のロングドレス(月世界人の正装か?)に身を包み、月のような球体を5つもつないだシルバーのイヤリングに、これまたシルバーのネックレスと、精一杯のおめかしをした夕子が、夜空に青白く輝くひときわ大きな天の川を背景にしたフレームの左隅から歩み入ってきて、画面の左右両端から北斗とロングショットで向き合う!
 二人の永遠の愛はやはり、七夕伝説と符合していたのである!(号泣……)


北斗「ああ……」(なんとも感慨深げな表情!)
夕子「もし私が月の人間じゃなくて、ず〜っと地球にいられたら……
 星司さんといっしょに、こんなふうに年を重ねていたのかもしれない」
北斗「そうだな」(これまでにない優しい語り口!)


 いや、筆者には夕子が年を重ねてきたようには思えない! ルックスも声も、あのときのままではないか!!!


 「すごく照れましたが、夕子との再会シーンをとても綺麗に撮ってもらえて嬉しいです。星さんは映画のエンディングにも登場していますが、そのときはお芝居はなかったんですよ。だから、今回の撮影ではとても緊張していたみたいです。僕は口が悪いもんだから、「大丈夫だよ、まだ若くて綺麗に見えるよ!」って言ったら、叱られちゃいました……(笑)」

(先述の高峰圭二インタビューより)


夕子「でも、後悔はしていません。
 (ここで夕子のバストアップに切り替わって)
 さっき星司さんが云ってくれたように、私も……
 (満面の笑顔で目線を遠くに泳がせ)
 星司さんをずっと近くに…… 感じていたから
 (可憐さを、大人の余裕と同時に漂わせながら……)」
北斗「(報われたような万感の表情で)夕子……」
夕子「(笑顔で歩みを開始する)」


 歩み寄るふたりが三十五年ぶりに手のひらを合わせる! ふたりの手のひらのアップ。やさしげなやわらかい光の粒子がほと走り、エースの変身巨大化時の効果音だけが静かに鳴り響く! まさに、三十五年ぶりのウルトラタッチだ!(ああもう涙が止まらない……)



 画面で描かれたことだけが、作品世界の全てではない。北斗だって夕子との別れはやはり寂しかったのだろう。だが、ヤプールが滅ぼうとも次々に出現する超獣たちと戦うためには、男・北斗星司は、夕子への想いを表面に出すことができなかっただけなのである!
 そして夕子もまた、仲間とともに冥王星へ移住しようとも、北斗のことをずっと近くに感じていたのだ。三十五年の時を経て、ついにこの事実が証明もしくは補完されたのである!


 CDショップ・HMVで催された、デジタルウルトラプロジェクト発売のDVD『ウルトラマンA』(04年・asin:B00024JIU2)の販促イベントに「何度もお断りした」にもかかわらず、半ば無理矢理引っ張り出されてしまったことがキッカケとなり、その後は各媒体で『A』の裏話を語るようになった、南夕子役の星光子氏であるが、まさかここまでやって下さるとは……彼女を引っ張り出してきた連中の功績はあまりに大きいものがあるぞ!


 まあ、確かにこの再会シーンはあまりに唐突ではある。ここまでの物語の展開とはつながりはない(北斗の登場も同様)。取ってつけたような感も確かになくはないのである。
 だがそんなことは百も承知である! それでもこの場面は長年のファンからすれば必要不可欠のものなのだ! これがあるからといって物語が破綻するはずもないし、少なくとも許容範囲におさまる演出ではないのだろうか?
 確かに夕子の登場に関してまったく伏線は描かれなかったわけであるが、それを云うなら『帰ってきたウルトラマン』第18話『ウルトラセブン参上!』、第38話『ウルトラの星 光る時』に登場したウルトラセブン初代ウルトラマンだって、伏線なんかな〜んもねえぞ(笑)。
 物語の整合性云々よりも、トータルで考えればかつてのヒーローやヒロインの再登場自体が大きな感動と高揚感を与えてくれるわけであり、まさに「参加することに意義がある」のである! 筆者なんかは『帰ってきた』第18話のセブン登場シーン、第38話の初代マンとセブンの登場シーンは、未だにリアルタイムで観た記憶が鮮明に残っているのだ!
 また現役の子供たちからしてみても、もう児童誌での設定情報でウルトラ兄弟の設定はおおかた認知されてきたことだろうし、それと前話の予告編の「メビナビ」でのエースの設定紹介も含めて、広い意味での伏線になっていると考えれば無問題。
 そして、なんといってもこの再会シーンが撮られた意義は、次の言葉に象徴されているのではないだろうか……


 「息子も観たそうなんですが、合体変身が半分で終わってしまっていた『A』の後日談として、ファンの人たちも納得できるような脚本だったんじゃないかと感心していましたよ。南夕子が途中でいなくなってしまったことで、その当時から観ていたファンの人たちにとっては、もやもやしたものが残っていたんでしょうね。それが、今回の『エースの願い』でのお話によって、ウルトラタッチはしなかったけれど、「まだ二人とも元気でいて、心が通い合える関係なんだな……」という雰囲気を匂わせてくれたのはよかったと思います」

(先述の高峰圭二インタビューより)


 まあ、せっかく夕子の宿敵であるルナチクスを登場させるのであれば、やはり北斗とともに変身してほしかったとか、夕子を「姐さん」呼ばわりしていた『タロウ』第39話に登場するうす怪獣モチロンを、夕子がカプセル怪獣の如くルナチクスに差し向ける、なんて展開もぜひ観てみたかったなあ。月面で兎と臼が対決するなんて、スゲエ絵になったと思うのだが
 (モチロンが出るとギャク色が強まって今度は三十五年ぶりの北斗と南の再会のロマンチックさが薄れてしまうけど。でも今後、夕子再登場の機会がまたあったら、再登場以外のファクターも目玉にしなきゃいけないから、モチロンや『ウルトラマンレオ』第32話『日本名作民話シリーズ! さようならかぐや姫 「竹取り物語」より』に登場した月光怪獣キララも子分として登場させて、夕子と月星人(げつせいじん)・かぐや姫こと弥生(やよい)さんともリンクを持たせて下さい。夕子以外の月星人も実は何人か地球に来ていたということで・笑)。

2007.4.4.


(了)



※:『電撃HOBBY(ホビー)』07年5月号(メディアワークス・07年3月24日発売・asin:B000O58XXC)に、われらが北斗星児こと高峰圭二氏の単独インタビューがなんと4ページ(!)もの長きにわたって掲載されているので、マニアなら買いです!


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ウルトラマンエース最終回「明日のエースは君だ!」 〜エース最後の願い

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*1:清水は『ウルトラマンA(エース)』(72年)第4話『3億年超獣出現!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060528/p1)においても、防衛組織TAC(タック)の美川のり子隊員に対する、中学時代からの執着心をヤプールに利用され、怪魚超獣ガランを操ってしまう漫画家・久里虫太郎(くり・むしたろう)を怪演! この第4話は近年でも『轟轟戦隊ボウケンジャー』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070108/p1)第7話『火竜(サラマンダー)のウロコ』(脚本・會川昇 監督・諸田敏)で清水自身がゲスト出演したリメイク(?)が登場した! また『メビウス』公式HP(ホームページ)内の「WEB(ウェブ)メビナビ」によれば、今回のヤプールはこの久里虫太郎をモデルにして人間体に変身したらしいとのこと(笑)。