(2019年9月23日(月・祝)UP)
『ひぐらしのなく頃に 業』『無能なナナ』『憂国のモリアーティ』『禍つヴァールハイト -ZUERST-』『池袋ウェストゲートパーク』『NOBLESSE -ノブレス-』『アクダマドライブ』『100万の命の上に俺は立っている』『魔女の旅々』 ~シブめの良作が豊作の2020年秋アニメ9本評!
『境界戦機』『メガトン級ムサシ』『マブラヴ オルタネイティヴ』『サクガン』『逆転世界ノ電池少女』『闘神機ジーズフレーム』『蒼穹のファフナー THE BEYOND』『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 ~2021年秋8大ロボットアニメ評!
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2019年9月6日(金)からアニメ映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 ―永遠と自動手記人形―』が公開記念! とカコつけて……。京アニ製作の深夜アニメ『小林さんちのメイドラゴン』(17年)評ほか、2017年冬アニメ『政宗くんのリベンジ』『アイドル事変』『セイレン』『スクールガールストライカーズ』『けものフレンズ』全6本のレビューをアップ!(先の事件で犠牲になられた方々のご冥福と、心身に重症を負われた方々のご回復を祈念いたしております)
『政宗くんのリベンジ』『小林さんちのメイドラゴン』『アイドル事変』『セイレン』『スクールガールストライカーズ』『けものフレンズ』 ~2017年冬アニメ評!
(文・T.SATO)
(2017年2月21日脱稿)
『政宗くんのリベンジ』
往年のTVアニメ『さすがの猿飛』(82年)の主人公少年・肉丸クンや近年のラノベ原作深夜アニメ『アクセル・ワールド』(12年)の主人公少年クンみたいな、小学校時代はチビでデブで顔もまん丸の非モテ男子のイジメられっ子だった主人公少年が、食事制限や筋トレに髪形や服装にも気を使って、ルックス&肉体改造に成功! さわやかイケメンくんにシフトチェンジした! というのが導入部。
――とはいえ、それを無条件に賛美しているワケではなく、物語冒頭から鏡の中の自身に見ホレる少年に対して、妹が「わ~、おナル(シスト)だ、ナルだ~」と相対化する視点も付与されてはいる――
そんな主人公少年がとある高校に転入してくる。
その学園に君臨するのは、黒髪ロング系で――厳密には紺色でチョイとだけ細く編んだ髪を腰まで垂らしている――両脚は黒ストッキングのミニスカ制服に身をつつんだ、豪邸に住まう良家のお嬢さまのメインヒロイン! そして、そのモテモテのメインヒロインに告白してくる男子生徒はあとを絶たない!
しかし、彼女は気を持たせた末に、コレ見よがしに全校生徒の衆目の場で、恥部を暴くかたちで壮大に男子生徒たちをフリ続けることで、「残虐姫」(!)と呼ばれているのであった……。
物語序盤から描かれる、ミもフタもないモテ/非モテの格差! 「カッコ、ただしイケメンに限る!」を地で行くシビアな現実! イケメンならぬフツメン(普通の面)とブサメン(不細工な面)のチョットした言動やチラリ視線は、女子高生たちにテッテイ的にキモがられて、誤解・曲解どころか犯罪者呼ばわりもされる!
しかして、イケメンの主人公少年の同様のチラリ視線は、テニス部員の女子高生たちに好意的に受け止められて、どころか誉れ・名誉であるとすら思われて、両手のひらを胸の前で組んでイロ眼・ハート眼を使って、キャーキャーと黄色い声で騒ぎ立てられ、部員になってくれないか? と勧誘までしてきやがる!
ナンという差別! ナンというモテ格差! やはり我々下々の者はフランス革命やロシア革命を起こして、労働者独裁ならぬ非モテ独裁を達成し、持てる者……もといモテる者(笑)はギロチンで首チョンパして、富の再分配ならぬ女性を再分配、土地や財産の私有の禁止ならぬ女性の私有を禁止して、全人類の男性が等しく女性を共有可能な公共財とする、真の意味でのリベラルな共産主義社会を実現しなければならないのダ!?
……冗談はともかく、そんな主人公青年がもくろむのは「残虐姫」に対するリベンジ! 小学校時代の彼をフった彼女に対する復讐を、もちろん陰々滅々・深刻に描くのではなく、あくまでもコミカル・軽妙に描いていく作品なのであった。
てなワケで、リベンジのフリをしつつも、この両者が徐々に接近していくラブコメになるのだろうナ、というところはミエミエの作品ではある(笑)。とはいえ、個人的にはミエミエでも面白いとは思う。ミエミエ上等!
とはいえ、そういうチョットしたスパイスや変化球の設定がまったくない作品だと、ただの安っすいハーレム・ラブコメにすぎなくなり、そのストーリー展開にもフィクション作品なりの血肉や必然性が宿りもせず、ただの段取り芝居にしか見えなくなってくる。
しかし本作の設定だと、主人公少年がメインヒロインに執着し続ける動機&必然性も担保できるし、メインヒロインの方もカンタンに男子になびいてしまうチョロイン――チョロいヒロイン。もちろん筆者の造語ではなく、人口に膾炙したネットスラング――ではない理由&性格も強く担保できる。
よって、メイン男女が着かず離れず、着いたかと思っても離れたりといった引力/斥力の気まぐれ具合を、カレとカノジョの動機&性格&揺れ幅を含めて、ムリなくナチュラルにナットクして観ていくことができるのだ。
もちろんメインヒロインの方も、天性からの性悪で強気でキッツい「残虐姫」であるハズもなく、キャラデザ・見てくれからも、本当は繊細ナイーブなのにクールなフリした仮面で鎧(よろ)っているのがミエミエである(笑)。
どころか、実は大食漢もとい大食女で、舎弟(舎妹?)をパシリに大量のコンビニ食品を購入させて、昼休みの体育倉庫で人目を忍んで大量にかっこんでいるという(!)、深窓の令嬢にあるまじき、バレたらそのカリスマ性をも雲散霧消させてしまう、秘密&弱点をも抱えこんでいるという設定!
いわゆる「過食症」というヤツで、ビョーキ・メンヘル(メンタルヘルス)の一歩手前で、リアルに考えればシャレにならないけど、そこはリアリズムよりもマンガ・アニメ的なコミカルさが優先される世界観。この症例は単に弱さ&弱点&ギャップ萌え、一種の広い意味での「萌え記号」といった扱いではあるのだが、キラクに観られてしかるべき「ラブコメ」作品としては絶妙な寸止めのサジ加減だとも思う。おそらく作り手たちはそこまで計算しておらず、直感的・本能的に作劇しているだけだとは思うけど(汗)。
完璧超人に見えたメインヒロインは、俗世間・校外の常識には疎(うと)いことも次々と判明。主人公少年とのデート(?)に、ダマされて劇中内女児向けアニメヒロインのコスプレ姿で登場したりして、通行人に好奇の眼で見られてたりもする。てなワケで、弱点の露呈以降は、筆者もこのメインヒロインの言動に萌えている(笑)。
メインヒロインを演じ、中CMでは女子高生の制服姿の顔見せで主題歌も披露するのは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(15年)でメインヒロイン・島村卯月(しまむら・うづき)を演じた大橋彩香(おおはし・あやか)嬢。見事にクールボイスに切り替えているので、不肖のワタクシめは彼女が島村卯月の中の人だとは気づきませんでした(汗)。
メインヒロインの高校内でのパシリ・舎弟であり、彼女の豪邸にも使用人として住まう小柄で金髪ショートのソバージュヘア、制服シャツの胸は膨れてキツキツで、黒ストッキングとミニスカの狭い絶対領域に覗く太モモも魅惑的な、一見愛くるしくても低血圧・無表情系でボソボソとしゃべるサブヒロインは、存在自体がオタク的には萌えだと思うけど、彼女のヒネった設定がまた面白い。
メインヒロインの忠実な舎弟かと一見思わせておいてその実、横暴なメインヒロインへの愛憎にまみれたルサンチマン(怨恨)を溜め込んでいるのか(?)、主人公少年のリベンジに協力を申し出て、彼にメインヒロインの操縦術=恋の指南(笑)もしてみせる! この彼女を演じるのは、従来はドチラかというと幼女系ボイスが多かった水瀬いのり嬢。
そして、主人公少年側の舎弟、もとい彼と常につるんでいるサードヒロイン(?)は、『僕は友達が少ない』(11年)の幸村クンや『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(13年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150403/p1)の戸塚きゅんの系譜を継ぐ、小柄で肩幅狭くて胸板もウスくてニコニコと性格よさげで女の子みたいな男の子の小十郎きゅん!――もちろん由来は、戦国大名・伊達政宗(だて・まさむね)の忠臣・片倉小十郎(かたくら・こじゅうろう)だろう(笑)――
演じるのは主役級の声優・早見沙織(はやみ・さおり)嬢(!)だが、たしかにショタ的ハスキー美少年ボイスとしか云いようがない声を見事に披露して、彼のキャラデザとも相まって「こんな可愛い子が男の子のハズがない!」とばかりに、視聴者を性的倒錯へと誘い込む!?
さらにそこへ、三森すずこ(みもり・すずこ)演じる十字架を携えた栗色ロングヘアの清楚な美少女キャラが現れて、メインヒロインの目前で主人公少年の胸にワザとらしくもたれかかるのもお約束! その光景に、顔面を引きつらせてプチ嫉妬を抱いたかのような「残虐姫」の揺れる心情にまた萌える!(笑)
てなワケで、おバカでコテコテな作品ではあるけれど、ラブコメ・モテ/非モテ問題・お話・ヒロインズともどもに、キッチリカッチリと要素要素が組み合わさって、けっこう魅力的な作品に仕上がっていると私見する。
『小林さんちのメイドラゴン』
「メイド」+「ドラゴン」。西洋ファンタジー風ドラゴンがふだんは金髪ツインテールのかわいい美少女メイドに変身しているから「メイドラゴン」というタイトルである(笑)。ダジャレの出オチ的な発想から構築されたとおぼしき作品だ。
弱者男子にとっての都合のイイ、アリがちな弱者女子・天真爛漫ハクチ女子モノなのであろうと思いきや……。
我々キオオタにとっては縁遠い、メンドくさい出会いやら声掛けナンパやら、論理的・実務的ではない戯(たわむ)れの言葉遊び的な無内容な会話(汗)で女性を楽しませつつ、そういったことの積み重ねでの交流・交情の深まりといった進展の描写を省いてくれて(笑)、そもそもの最初からすでに出会ってもいる「妹」や「幼馴染」であったり、職業的にも無条件で尽くしてもくれる「メイド」モノといったジャンルの一環作品なのであろうネ? あ~、ハイハイ。そのテは見切ったヨ! と思いきや……。
ナンと! そもそもの居候先が10代の男子高校生のお部屋などではなかった!
居候先のご主人さまはメガネをかけており、化粧っ気もなくって(多分)、「媚びへつらい」や「愛想笑い」などとは無縁な不愛想な表情で、「スカート」ではなく「グレーのスーツズボン」をはいている、明らかに女子力には欠けていそうな(汗)、スレンダーな冷めた20代の女子である!
いわゆる暗黙裡に「女子力」や「コミュ力」を要求されそうな営業職とか総合職とかではない、職業はIT屋さんであるらしき一人暮らしのOL・小林さん(笑)なる社会人女性なのだ。
その彼女宅に「ドラゴンの恩返し」(笑)とばかりに美少女メイドが転がり込んできて、同居生活を開始するという作品なのであった。
……って、誰得(だれ・とく)の設定ですか!?
たしかに、趣味活動に傾注したい女オタクたちも、自分に尽くしてくれて炊事・家事・洗濯までしてくれるパートナーを欲(ほっ)しているという話は聞くけれど(汗)――女子向けアニメ『少年メイド』(16年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160502/p1)など!――。
とはいえ、小林さんは明らかに「オンナを捨てている」といったタイプでもない。よって、
●往年の綾波レイ(あやなみ・れい)(『新世紀エヴァンゲリオン』(95年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20110827/p1))
●長門有希(ながと・ゆき)(『涼宮ハルヒの憂鬱(すずみや・はるひのゆううつ)』(06年))
●最近の尾頭ヒロミ(びとう・ひろみ)(『シン・ゴジラ』(16年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20160824/p1))
彼女らのような、控えめな「理系女(リケジョ)」タイプのそこはかとない抑えたイロ気というのか、「オバサン」や「媚び媚び系」には行かないけど、年齢が長じても完全消滅はしていかないウブで善良な「少女性」の残存! といった文脈で捉えることも……できるのかもしれない!?
……我ながら心にもないことを自動的に書いておりますけど(汗)。「尾頭ヒロミ萌え~」的な文脈で、小林さんを享受しているオタクはそうそういないと思われますし、筆者もそんな目線で彼女を見てはいません(笑)。
ググってみると、本作のマンガ原作者センセイは、髪の毛を脱色してヤサグレ一歩手前にも見えるサバサバとした女性主人公による、メガネの駄目ンズなオタク男子との新婚生活を私小説風に描いていた5分アニメ『旦那が何を言っているかわからない件』(14年)と同じヒトでもあった。
なるほど、初々しさはないけど性悪でもない、瞳も小さくて三白眼女子のイロ気や魅力といったものは、両作ともに共通して存在しているかも……ですかネ。まぁ、平均的なオタク男子たちが好みそうな女子像にはまったく見えないけれども(汗)。
この小林女史のことはともかくとしても、絵柄的には女オタクにも目配せしている作品だともとうてい思えず(そうでもない? 今ではOK?)、野郎オタク向けのベタで安っすい美少女アニメにしか見えない。なのに制作スタジオは、近年はそのブランド力を活かして本格文芸志向に傾きつつあるようにも見える、天下のアニメ製作会社・京都アニメーション!
いや、この作品自体に罪はナイのだけれども、天下の「京アニ」がこんな作品をアニメ化するだなんて……。
ムリやりにムダに言葉遊び的に深読みする評論オタの一部には、本作にも「京アニ」らしさを見出すムキもいるのやもしれない――ご苦労さまです――。
しかし、筆者はこの作品にいわゆる「京アニ」らしさは感じない。「京アニ」特有のリアルな背景美術や実写のアート邦画的な間・テンポ・カメラアングルなどの冴えやヒネリなどもなくって、ごくごくフツーのオタク向けテンプレ(ート=型にハマった)アニメにすぎないとも思うのだ。
しかし、それが悪いというワケではない。こーいった空から美少女が降ってきて同居もしてくれるような、思春期・青年期の妄想を体現してくれるような作品こそが、我々のような中高年オタ向けではなく、本来の少年少女向け、もしくはオタク少年向けのアニメ・マンガの王道設定作品でもあるのだ……といったことも間違いではないからだ――まぁ、本作の場合は、そうとうにヒネりは入っているので、王道とは云いがたい作品ではあったものの――。
けれども、序盤だけを観たかぎりでは、そのお約束・テンプレの範疇での、ベタなりの王道の力強さ・密度感・冴え・キレといったものは、少なくとも筆者個人には感じられず、ワリとルーティンで脱力したテンプレの段取り展開でしかなかったといった印象でもある。
「京アニ」も企業ですから、会社を安定的に操業させていくためには、いつも常にホンキの作品ばかりを作らずに、作画カロリーも低そうで描線もシンプルな本作のようなイロモノ作品を挟むことにしたのであろうか!? ……なぞとゲスな勘繰りも入れつつ、それはそれでオトナとしての正しいビジネスの態度だナ、とも思うのだ。
そう考えてみると、『甘城(あまぎ)ブリリアントパーク』(14年)や『無彩限(むさいげん)のファントム・ワールド』(16年)なども、作画カロリーはともかく内容的にはさして深みがあるものではなかったので――異論は受け付けます(汗)――、そーいうコトであったのかと独りごちる。「人はパンのみにて生きるにあらず」の逆なのであった(笑)。
そんなワケで、ダメダメだということでは決してナイ。気楽に見られる水準作だろうとは思うのだ。しかし、毎季のことではあるけれど、あまたの深夜アニメをすべて観ることなどできようハズもナイのであって、あくまでもイス取りゲームで自身の好みに合ったその季の上位5~6作品だけを鑑賞している都合上、「ゴメンなさい」と多少のやましさを感じつつ、HDD(ハード・ディスク)レコーダーの予約リスト上から本作はご退場を願うのでありました(……本作をスキな方々にはゴメンなさい・汗)。
『アイドル事変』
国会議事堂の演壇で美少女アイドルが歌唱!?
「広がる所得格差、忍び寄る環境汚染、打つ手なしのゴミ問題、当事者不在の議論が続く待機児童、繰り返される汚職の数々……
あふれる問題や不満に対し、何ひとつ対策を打つことのできない既得権益にまみれた政府。
そんな八方ふさがりな状況のニッポンで、ついにアイドルたちが立ち上がった!」
……のだそうです。以上、オープニングのナレーションより(笑)。
全国47都道府県の国会議員の議席を、アイドル議員たちを擁するヒロイン党が奪取すべく、まずは地域の問題を解決(?)していく、ソーシャルゲーム(スマホゲーム)主導のオタ向け深夜アニメ作品。
このテの作品にアリガチな、「現実の政府・自民党の政治よりも、アイドル議員たちによる政治の方がよっぽどマシではあるまいか!?」といったような、カビ生えコケむしたような陳腐凡庸な文学的フレーズで、本作を持ち上げようとする輩がワンサカと沸いて出そうだ(冷笑)。
左右に関係なくリアルに考えれば、現実世界でアイドル議員が国会議員の半数以上を占めたならば、ニッポンは確実につぶれるヨ!! ファッション&スイーツな連中が外交や国防、いわんやグローバル経済に対して定見なんて持っているワケがないだろう!!
――いや実は、アイドル議員に投票しちゃうかもしれない筆者、もとい我々オタみたいな衆愚・愚民どもの方を揶揄(やゆ)するポピュリズム批判作品だったらばスゴいけど(笑)――
……なぞと小バカにしようと構えていたのだけど、観てみるとバカバカしいけど実に面白い!(汗)
爺ちゃん婆ちゃんばかりの過疎の村で天真爛漫、ニコニコと農作業を手伝って、休憩時にはおにぎりを頬張る、ピンク髪のセミロング・ツインテール娘! この歌が大スキな主人公の美少女は、劇中内でも華があるビジュアル的特権性&ヒロイン度&アイドル度も非常に高くて、ミーハーなモノサシだととても魅力的には見えるのだ!(笑)
そんな彼女が政治家に転身して、各地でゴミ不法投棄問題などを解決したり、バンジージャンプをしたり(汗)、アイドルソングを歌唱したりするのだけど……。
彼女の魅力&歌にヤラれて、各話のゲスト悪役――敵対する保守政党の悪党政治家――までもが、両眼をピンク色のハートマークに変えて、彼女にぞっこん屈服してしまって改心してしまうあたりで、本作が安っすい作品であることも一目瞭然である――ホメてます!(笑)――。と同時に、重篤(じゅうとく)な悪人が登場しない世界観だということで、イヤ~ンな気持ちにならずに、キラクに鑑賞することができるのだ。
と、ココまでホメておいてナニだけど、あまたの深夜アニメをすべて観ることなどできようハズもナイので、HDDレコーダーの予約リスト上からはご退場を願うのでありました……(ってオイ・汗)。
鬼丸靜 描き下ろし全巻収納BOX 「Blu-ray/DVD アイドル事変」 アマゾン全巻購入特典 収納BOXのみ『セイレン』
恋愛シミュレーションゲーム原作の深夜アニメ。
昨今流行の頭身を縮めてデフォルメ、平面的・ヒラメ絵チックな「萌え記号」に特化したキャラデザの作品ではない。今日日珍しい(?)デッサン・骨格しっかり系で、「肉体の厚み」も感じさせる、しかしてムダにボン・キュッ・ボンでもなく、シャープ・スマートでもある8頭身の美少女キャラデザになっている作品。
もちろんそうはいっても、やはり「萌え記号」の作品ではあるのだけど、8頭身にすることで、適度なナマっぽさや、テンプレの「萌え記号」からはハミ出した、云わく云いがたい余剰・ふくらみも醸されてきて、筆者個人にとってはけっこう好みのキャラデザなのだけど……。今時の歳若いオタク男子の好み的にはドーなのでしょうか?
ナマっぽくなったらなったで、女子高生の売ってるヤってる率も高まってしまった昨今、このリアル寄りのキャラデザで、3次元のリア充の女子高生もビミョーにダブってきてヘイト(憎悪)も高まってくるのやもしれず……。そのへんがこのテのリアル寄りキャラデザが近年、流行らない原因であったりして(汗)。
好事家ならばご存じ、往年の深夜アニメ『キミキス』(07年)や『アマガミ』(10年)シリーズと同趣向のキャラデザイン――余談だけど前者がまた自主映画作りにカコつけた思春期男女高校生の人間模様の佳作であったことも思い出す――。試しにググってみると、コレら2作品は本作と同一世界の話なのだそうである。知らなんだ――まぁ過去作を知らなくも、本作の理解にまったく支障はナイけれど――。
内容はコレまたベタベタな、90年代以降の「週刊少年マガジン」あたりに必ずワクが1本くらいあったような胸キュン思春期もの。
多少控えめな少年主人公だけど、ルックス的には「君ってセーフじゃん!」――女の子からもギリギリ異性の対象として見てもらえるじゃん!――というようなオボこい少年が、マセてたりコケティッシュだったり健気であったりする美少女たちとイイ感じになったり、誘惑されても寸止めで終わったりするような、コレまた王道のパターンもの。
我が身のことながらイイ歳こいて心底キモいんですけど、こーいうのも相も変わらずキライじゃないのでありますが、その季の覇権を取ることもナイようなアニメではあります(汗)。
セイレン 第1巻 常木耀 上巻 [DVD]『スクールガールストライカーズ Animation Channel』
スマホゲームありきの深夜アニメ作品。2~3年くらい前から地上波ゴールデンでも、沢城みゆき嬢演じる本作の美少女キャラをフィーチャーして散々CMをやっていましたよネ。たぶん、戦闘中心のゲームなんだろうと思いきや、学校生活もエンジョイしてるようなゲームのCMもやっており、おそらく両方の要素があるゲームなのでしょう!?(自信なし・汗)
で、そんなゲームのアニメ化作品。てっきり、沢城みゆき(さわしろ・みゆき)嬢が主役の作品かと思いきや、彼女は脇にまわって、キングレコード系(後日註:当時の所属)の若手声優・石原夏織(いしはら・かおり)ちゃんが主演なのでありました。
内容は、ってーと。美少女キャラ5人が、『仮面ライダー龍騎(りゅうき)』(02年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20021103/p1)のライダーvs敵怪人の各話の戦場・ミラーワールドみたいな、人間や動物だけがいない鏡の世界(?)へと強化服を着込んでヒミツ基地から出撃して、空飛ぶヒラヒラ・ペラペラの黒い怪物群とドンパチする! といったもの。
とりあえず、#1はおカネと手間もかけてヌルヌルとよく動く戦闘シーンを全編に渡って構築することに成功していて、それで一応の間が持ってはいます。それはそれでイイんですけど、お話の方とか世界観の説明の方とかキャラクターの描き込みについてはなおざりで。
まぁ、#1はアクション・戦闘重視のインパクト勝負で、#2以降で肉付けしてくれるのであればそれでもイイんですけれども、#2についてもそれは果たされず……(私見です・汗)。
このテの作品を観る度に思うことですけど、もちっとメリハリや戦う動機や必然性を付けるかたちで、作品を組み立てられないモノですかネ~。
ナゾの強大な敵・悪の軍団が攻めてきた! 押される我が陣営! それに対抗する正義のチームのヒロイズム! プロフェッショナリズム! プロじゃなくてもアマが戦ってみせるモチベーション! みたいな。
ウ~ム、最低限の見世物にすらなっていないように思えて、個人的にはキッツい作りだなぁ(汗)。
スクールガールストライカーズ Animation Channel vol.1(初回仕様版)DVD『けものフレンズ』
やはりゲームが主導の安っぽいCGアニメ作品。
異世界のサバンナ(?)に迷い込んだ記憶喪失の美少女が、擬人化された動物美少女キャラたちと出会って、グダグダとIQの低いボキャ貧な会話をトロトロとする作品。た、退屈な作品だなぁ……。
と感じていた筆者はオールドタイプの老害マニアであったらしい。本誌発行2週間前の某同人誌即売会で、歳若いアニメ評論オタクライター(むろん本誌ライターではありません・汗)に聞いたところによると、界隈では大いに盛り上がっていて、今季はこの作品が覇権候補なのだそうナ!
……この作品のドコが面白いのか、筆者にはちっともわからないヨ!(どうぞ罵倒してやってください・汗)
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2019年夏アニメ評! 『Dr.STONE』『手品先輩』『彼方のアストラ』『かつて神だった獣たちへ』『炎炎ノ消防隊』『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 ~2019年夏の漫画原作アニメ6本から世相を透かし見る!
2019年春夏アニメ評! 『ノブナガ先生の幼な妻』『胡蝶綺 ~若き信長~』『織田シナモン信長』 ~信長の正妻・濃姫が登場するアニメ2本他! 『超可動ガール1/6』『女子かう生』
2019年冬アニメ評! 『五等分の花嫁』『ドメスティックな彼女』 ~陰陽対極の恋愛劇! 少年マガジン連載漫画の同季アニメ化!
2019年冬アニメ評! 『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』 ~往時は人間味に欠ける脇役だった学級委員や優等生キャラの地位向上!?
2019年冬アニメ評! 『スター☆トゥインクルプリキュア』 ~日本人・ハーフ・宇宙人の混成プリキュアvs妖怪型異星人軍団! 敵も味方も亡国遺民の相互理解のカギは宇宙編ではなく日常編!?
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2019~17年アニメ評! 『異世界かるてっと』 ~インター・ユニバースの原典『幼女戦記』『映画 この素晴らしい世界に祝福を!-紅伝説-』『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』『盾の勇者の成り上がり』『劇場版 幼女戦記』評 ~グローバリズムよりもインターナショナリズムであるべきだ!
2019~16年アニメ評! 『ブレイブウィッチーズ』『ガーリー・エアフォース』『荒野のコトブキ飛行隊』『終末のイゼッタ』 ~美少女×戦闘機×銃器のアニメ四者四様!
2019~13年アニメ評! 『せいぜいがんばれ! 魔法少女くるみ』『魔法少女 俺』『魔法少女特殊戦あすか』『魔法少女サイト』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』……『まちカドまぞく』 ~爛熟・多様化・変化球、看板だけ「魔法少女」でも良作の数々!
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2018年3大百合アニメ評! 『あさがおと加瀬さん。』『やがて君になる』『citrus(シトラス)』 ~細分化する百合とは何ぞや!?
2018~10年アニメ評! 『エロマンガ先生』『妹さえいればいい。』『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』『干物妹!うまるちゃん』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『ささみさん@がんばらない』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~7大・妹アニメ評!
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2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』前半評 ~リアルというよりナチュラル! 脚本より演出主導の作品!
2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』総括 ~稚気ある玩具販促番組的なシリーズ構成! 高次な青春群像・ぼっちアニメでもある大傑作!
2018年秋アニメ評! 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』#1~10(第一章~第三章) ~戦争モノの本質とは!? 愛をも相対視する40年後のリメイク!
2018年秋アニメ評! 『ゴブリンスレイヤー』 ~レイプに売春まで!? 周縁のまつろわぬ民は常に憐れで正義なのか!?
2018年夏アニメ評! 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』 ~声優がミュージカルも熱演するけど傑作か!? 賛否合評!
2018年春アニメ評! 『銀河英雄伝説DNT』『ウマ娘』『かくりよの宿飯』『蒼天の拳』『ガンゲイル・オンライン』『多田くんは恋をしない』『デビルズライン』『ニル・アドミラリの天秤』『ハイスクールD×D HERO』『メガロボクス』『LOST SONG』
2018年冬アニメ評! 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『からかい上手の高木さん』『メルヘン・メドヘン』『キリングバイツ』『刀使ノ巫女(とじのみこ)』『citrus(シトラス)』『ゆるキャン△』『博多豚骨ラーメンズ』『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』『グランクレスト戦記』『恋は雨上がりのように』『刻刻(こっこく)』
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2017~18年アニメ評! 『異世界食堂』『異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~』『かくりよの宿飯』 ~西欧風異世界×現代日本の食 その接合は成功しているか!?
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2017年秋アニメ評! 『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』 ~世評はともかく、コレ見よがしの段取りチックな鬱展開だと私見(汗)
2017年夏秋アニメ評! 『はじめてのギャル』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』 ~オタの敵・ギャルやビッチのオタ向け作品での料理方法!
2017年夏アニメ評! 『ようこそ実力至上主義の教室へ』1期・総括 ~コミュ力弱者がサバイブするための必要悪としての権謀術数とは!?
2017年夏アニメ評! 『メイドインアビス』『はじめてのギャル』『ゲーマーズ!』『異世界食堂』『ナイツ&マジック』『アクションヒロイン チアフルーツ』『天使の3P!(スリーピース)』『クリオネの灯り』『ようこそ実力至上主義の教室へ』『恋と嘘』
2017年春アニメ評! 『冴えない彼女の育てかた♭(フラット)』 ~低劣な萌えアニメに見えて、オタの創作欲求の業を美少女たちに代入した生産型オタサークルを描く大傑作!
2017年春アニメ評! 『正解するカド KADO: The Right Answer』 ~40次元の超知性体が3次元に干渉する本格SFアニメ。高次元を材としたアニメが本作前後に4作も!
2017年春アニメ評! 『ゼロから始める魔法の書』 ~ロリ娘・白虎獣人・黒幕悪役が、人間×魔女×獣人の三つ巴の異世界抗争を高踏禅問答で解決する傑作!
2017年冬アニメ評! 『BanG Dream!(バンドリ!)』 ~「こんなのロックじゃない!」から30数年。和製「可愛いロック」の勝利!(笑)
2017年冬アニメ評! 『政宗くんのリベンジ』『小林さんちのメイドラゴン』『アイドル事変』『セイレン』『スクールガールストライカーズ』『けものフレンズ』
2016~18年アニメ評! 『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』1期&2期、映画『怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』評!
2016~17年アニメ評! 『くまみこ』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『ネト充のススメ』 ~コミュ症女子を描いた3作品の成否は!?
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201213/p1
2016年夏アニメ評! 『ラブライブ!サンシャイン!!』 & 後日談映画『ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbow』(19年) ~沼津活況報告 & 元祖に負けじの良作と私見!
2016年夏アニメ中間評! 『ももくり』『この美術部には問題がある!』『チア男子!!』『初恋モンスター』『Rewrite』『ReLIFE』『orange』
2016年春アニメ序盤評! 『キズナイーバー』『ハイスクール・フリート』『甲鉄城のカバネリ』『少年メイド』『坂本ですが?』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『文豪ストレイドッグス』
2016年春アニメ評! 『マクロスΔ(デルタ)』&『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』(18年) ~昨今のアイドルアニメを真正面から内破すべきだった!?
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190504/p1
2015~16年アニメ評! 『それが声優!』『ガーリッシュ ナンバー』 ~新人女性声優たちを描くも、地味女子・ワガママ女子を主役に据えた2大美少女アニメ評!
2015~16年アニメ評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』1期&2期 ~ネトウヨ作品か!? 左右双方に喧嘩か!? 異世界・異文化との外交・民政!
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211010/p1
2015年秋アニメ評! 『ワンパンマン』 ~ヒーロー大集合世界における最強ヒーローの倦怠・無欲・メタ正義・人格力!
2015年秋アニメ評! 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 往年の国産ヒーローのアレンジ存在たちが番組を越境して共闘するメタ・ヒーロー作品だけれども…
2015年夏アニメ中間評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『六花の勇者』『おくさまが生徒会長!』『干物妹!うまるちゃん』『実は私は』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』
2015年春アニメ評! 『響け!ユーフォニアム』 ~良作だけれど手放しの傑作だとも云えない!?
2014年秋アニメ評! 『SHIROBAKO』(前半第1クール) ~アニメ制作の舞台裏を描く大傑作爆誕!
2014年秋アニメ評! 『失われた未来を求めて』『天体(そら)のメソッド』 ~絶滅寸前! 最後の「泣きゲー」テイストの2大深夜アニメ! 良作なのに不人気(涙)
2013~14年3大アイドルアニメ評! 『ラブライブ!』『Wake Up,Girls!』『アイドルマスター』
2013年3大ロボットアニメ評! 『翠星のガルガンティア』『革命機ヴァルヴレイヴ』『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』
2013年3大ぼっちアニメ評! 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』『琴浦さん』
2013年4大ぼっちアニメ評! 『惡の華』『ローゼンメイデン』『琴浦さん』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151102/p1
2013年秋アニメ評! 『WHITE ALBUM 2』 ~「冴えカノ」原作者が自ら手懸けた悲恋物語の埋もれた大傑作!
2013年秋アニメ評! 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』 ~低劣な軍艦擬人化アニメに見えて、テーマ&萌えも両立した爽快活劇の傑作!
2013年秋アニメ評! 『サムライフラメンコ』 ~ご町内⇒単身⇒戦隊⇒新旧ヒーロー大集合へとインフレ! ヒーロー&正義とは何か? を問うメタ・ヒーロー作品!
2013年春アニメ評! 『這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)』
2013年春アニメ評! 『惡の華』前日談「惡の蕾」ドラマCD ~深夜アニメ版の声優が演じるも、原作者が手掛けた前日談の逸品!
2013年冬アニメ評! 『まおゆう魔王勇者』『AMNESIA(アムネシア)』『ささみさん@がんばらない』 ~異世界を近代化する爆乳魔王に、近代自体も相対化してほしい(笑)
2012年秋アニメ評! 『ガールズ&パンツァー』 ~爽快活劇に至るためのお膳立てとしての設定&ドラマとは!?
2011年春アニメ評! 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 ~別離・喪失・齟齬・焦燥・後悔・煩悶の青春群像劇の傑作!
2011年冬アニメ評! 『魔法少女まどか☆マギカ』最終回「わたしの、最高の友達」 ~&『フリージング』『放浪息子』『フラクタル』
2010年秋アニメ評! 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~萌え対象かつオタの自画像! 二重構造化させた妹を通じたオタ社会の縮図!
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20121015/p1
2008年秋アニメ評! 『鉄(くろがね)のラインバレル』 ~正義が大好きキャラ総登場ロボアニメ・最終回!
2008年春アニメ評! 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』 ~総括 大英帝国占領下の日本独立!? 親米保守vs反米保守!?
2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』(08年)#1「クロース・エンカウンター」 ~先行放映版とも比較!
2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』最終回評! ~キワどい最終回を擁護!
2007年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』 ~第1期・第2期・劇場版・総括!
2005年秋アニメ評! 『BLOOD+(ブラッド・プラス)』
2005年夏アニメ評! 『おくさまは女子高生』
2005年夏アニメ評! 『奥さまは魔法少女』
2005年春アニメ評! 『英国戀(こい)物語エマ』
2004年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シード・デスティニー)』 ~完結! 肯定評!!
2004年冬アニメ評! 『超変身コス∞プレイヤー』『ヒットをねらえ!』『LOVE♡LOVE?』『バーンアップ・スクランブル』『超重神グラヴィオン ツヴァイ』『みさきクロニクル ~ダイバージェンス・イヴ~』『光と水のダフネ』『MEZZO~メゾ~』『マリア様がみてる』『ふたりはプリキュア』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040406/p1
2003年秋アニメ評! 『君が望む永遠』『ヤミと帽子と本の旅人』『一騎当千』『神魂合体ゴーダンナー!!』『瓶詰妖精』『bps』『ASTRO BOY 鉄腕アトム』
2003年夏アニメ評! 『グリーングリーン』『ダイバージェンス・イヴ』『D.C.~ダ・カーポ~』『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』『HAPPY☆LESSON ADVANCE』『おねがい☆ツインズ』
2003年冬アニメ評! 『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040402/p1
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政宗くん・小林さんち・アイドル事変・セイレン・スクスト・けもフレ ~2017年冬アニメ評!
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