余は如何にして関東UHFアニメ視聴者となりしか? 2003~04年春アニメ評にあたっての所感
2003年春アニメ評 『妄想科学シリーズ ワンダバスタイル』『成恵の世界』『宇宙のステルヴィア』『ASTRO BOY 鉄腕アトム』
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2003年冬季アニメ評 〜『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚』
(文・T.SATO)
(03年10月執筆)
『ストラトス・フォー』
沖縄近島とおぼしき、南洋の晴れわたる風景。強い陽差しに、高温多湿な空気と潮風。
フライトシミュレーション・ゲームの着陸進入で見たような、遠景に見据えた滑走路と航空基地。
地ベタでは、若き航空訓練生たちが、ハイテク最先端世界とはあまりに対称的な、古き良き木造の寄宿舎に住まっていて、窓辺につるされた気怠い風鈴も響き……。
そして、時おり落下する彗星・隕石の破片を迎撃する航空部隊が、世界各地に配備されている……ってな世界観。
……コレは良心作で、個人的にはお薦め!
とはいっても、主人公は毎度おなじみやっぱり女のコ。
清潔感ある半袖白シャツ、赤ネクタイにスカートと黒ソックスの制服で、ご人数も4名さまから(笑)。
でも、キチンと男のコの訓練生や、整備士の中年オヤジに、熟年男女も管制塔や民間人に存在している、一応イビツではないジェネレーションズな年齢差2、3段階の世界なので、非・萌え系のアニメファンでも大丈夫!
メカアクションも、成層圏まで上昇する彗星迎撃戦闘機の発進&飛行シーンのカッコよさ!
悪の帝国や軍団はいないけど(笑)、彗星破片の迎撃・ミサイル照準・撃滅といった、見せ場・盛り上がり・カタルシスも用意していて充実!
さらなるエリート部隊たるコメットブラスターをめざす少女らの、そのドラマ&描写もていねいで好感が持てる。
少女マンガ的に湿らず、萌えアニメ的な記号の媚びでもない、適度にキャピキャピしてお互いにいたわりあう女のコらしい優しさも醸しつつ、凛々しさもチョイあって……。
ヘタウマ・ウラ声(?)女性ボーカルの主題歌(ASIN:B00007JMK2)ともあいまって、ベタつかない程度に女のコの甘い香りが少ししそうな、作品世界のドラマとフンイキ作りには大成功。
無意味な難解さやムリなどはカケラもなく、イイ意味でとにかく見やすくて、見通しもイイ!
――ちなみに、もりたけし監督の前作、宇宙ものロボアニメ『ヴァンドレッド』(WOWOW・00年&01年)は、その点で全然好みじゃなかったけれど(笑)――
メインキャラの少女連の絵柄はイマふうで淡泊。
でも、適度にうるおいがあるあたり……、戦闘機発進時の急加速に対処するためか、バイクにまたがるかのように上半身のみウツ伏せでコクピットに陣取り操縦する、彼女たちの姿態や肢体におシリのイヤミや生グサくならない程度にプチエッチなお姿も、青少年オタクのリビドーを微量にシゲキしつつ、作品世界にかすかなイロケも添えている。
主人公の女のコ・美風(みかぜ)ちゃんも、ツインテールの緑の髪のキャラデザで、ビジュアル的に劇中内での特権性を主張(セーラームーン月野うさぎ以来、久々にインパクトのあるツインテールのコを見たような……)。性格自体はフツーのコですが、だれが主人公かすぐわかるあたりも、娯楽映像作品としては好印象。
ほかの女のコ連中は、ひとりは近年お約束のアリガチ無口なロリ少女。お姉さん系残りのふたりに関してはイマイチ区別が付かなくなるけど(マンガチックな性格の描き分けはしない作品なので)、それはそれでこの気怠い空気の世界観では合ってるようにも……。
終盤からSF要素も導入され、ナゾの宇宙ウイルスに、実はロリのコが冒されていた! 衛星軌道上のジンガイ姉ちゃんたちのコメットブラスター部隊も感染されてしまう! そのうちに、なんか彗星自体もウイルスがらみで生きているのかなー!? という、未見の方が一読するとヒッチャカな展開にもなりますが、それらに何もSF的ナゾ解きがなされずに、最終回の大スケール・大舞台の大バトルを作るためのガジェット(小道具)にされ、あくまでも危機やサスペンスの方向にアクションやドラマを盛り上げるための装置にする……という手法は、現時点での筆者の好み的にはその方がイイというか、SFがかつてほどの輝きを失った現在においては、むしろ積極的にコレでイイと思う。
ともかくも、筆者はカナリ本作の空気感にハマってしまいましたとサ(笑)。
まぁあまたの1クールアニメでおなじみ、初期&最終回近辺だけ、手間をかけた高レベル作画&メカアクションで、中盤は製作予算節約も兼ねてメカアクションがない回や、基地のお祭りの回になるあたりも、お約束とはいえる。
そーいう中盤のお話も存在自体はかまわないし、キャラの日常の肉付けにもなるし、出来も悪いとはいわない。
ただ、たとえDVDの宣伝・販促のためのUHF放映とはいえ、OVAやCSよりも不特定多数の非・アニメファンにもザッピング視聴で見てもらえる可能性がある地上波で放送するなら、放送ワクをまるまるドラマに費やしたいスタッフの気持ちもわかるけど、一見さんの視聴者にもわかるよう毎回冒頭でカルく世界観の説明をやるなり、メカアクションがない回なら冒頭で前話のアクションをバンクで少し流すとか、その作品のファンやアニメマニア以外にも開かれた回路を作るべきではないのかナー。
中盤の話を一見さんがイキナシ見ても、その世界の最低限の背景や、劇中イベントの物語中でのポジション、キャラの動向の動機が、やはり判らない弱点はあると思う。
本来けっして難解ではなく、むしろ中味があって、かつ見やすくもある作品なのだから、チョットした配慮で、一見さんにもすぐ理解もできて、楽しめもする作品のハズなのに……(むろん、ジャンル内お約束だらけの固定客向け作品も一方にあってイイんだけれどもネ)。
そーいった気配りの積み重ねがあれば、濃いマニア限定ではなく、途中参加型の視聴者やアニメファンの裾野や隣接層にも顧客をひろげていけるのだから、本作にかぎらず作り手の方々にはそーいった点にも考慮がほしいところ。
……そりゃ近視眼的には、DVDの売上増には無関係かもしらんけど(笑)。
ところで本作のメイン少女キャラたちと、ジンガイ姉ちゃんたちの姓と名は、好事家の友人によると、航空技術史上、有名な方々の名前や、戦闘機名からシャッフルしたものだそうです。くわしくは、お近くのミリタリーマニアに聞いてみよう!
OVA ストラトス・フォー CODE:X-1 RETURN TO BASE (初回限定生産) [DVD](続編OVA・2004年)
ストラトス・フォー アドヴァンス 1 CODE:201 (通常版) [DVD](続編OVA第2期・2005〜06年)
『ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜』
第2次大戦末期以来、出現した巨大怪獣もどきのナゾの幻獣。それとの時折の臨戦が日常となった全世界。
日本でも70年代後半に徴兵制(!〜適格者のみかナ?)が敷かれ、ロボット部隊が配備されているという、西暦1999年が舞台。
で、またもや流行の、全寮制学校(笑)を舞台としての――本作ではプレパブ校舎で風情を出している――、軍事教練や実戦を行なう高校生男女部隊の青春群像。
コスチュームもホワイトがさわやかなツートンカラーのスマートな軍服(士官服? 制服?)で、舞台は九州の地方都市(だっけ?・汗)。
絵柄はシックで、ミリタリー描写も凝っている。キャラデザは、デッサン骨格しっかりのスラリとした、やおい系の美形ライン寄りとでも形容すればイイのかな?
高校生の中には、能力者ゆえになぜか小学校低学年くらいで成長が停止したらしいロリ少女ひとりもいるので、そのスジの方面の需要にも一応は対応(笑)。
主人公(?)は『美少女戦士セーラームーン』(92年)のセーラージュピター木野まことをほうふつさせる(例えが古い?)、キリッとした黒髪ポニーテールの堅物無器用オンナのコ。
主人公自体は萌え系美少女アニメ全盛の時代にめずらしいタイプだね? まぁ戦闘美少女に倒錯した魅力を感じるのも、萌えの前史だったのなら、やはり萌えに包含されちゃうのかもしれないが。
で、それとはおよそ結びつきそうに思えない、少しボッとした男のコ(主人公?)と女主人公とのロマンスに、最終的には到着。
……強い女のコが、男尊女卑の旧弊にとらわれず、やさ男もオッケーかといえば、決してそんなことはなく、強い女のコは、自分よりさらに強い男のコじゃないと熱くなれない、燃えられない(笑)、セクシャリティを感じないんじゃないかと思うけど……。まぁ男のコ向けのフィクション作品ですからネ。
しかし徴兵制が敷かれた日本てな設定も、批評性があるんだかナイんだか。
筆者の小学生時代、1980年ごろに(歳がバレる〜汗)新聞の若者欄とかで徴兵制論争とかがあって、山に逃げてでも徴兵逃れするってなイケンもけっこうあったけど、本作の設定を見るにやはり隔世の感をいだくなぁ。
そのことをバカにしてるワケでなく今、徴兵制を敷いたら政府自民党は選挙で大敗するし、そも後期近代の軍隊に徴兵制など必要なく自衛隊で充分だから、施行するワケもないので、アナクロな批評性を入れてたら嘲笑するけどサ(笑)。
さらに云えば、総人口が我々の現実世界の半分しかないパラレルワールドの日本っていうのも……。GNP国民総生産(イマならGDP国内総生産ですか)が半分になって、もっと生活水準も下がるんじゃあ(笑……念のために云っておくと、マジでツッコミ入れてるワケじゃないからネ)。
それらを差し引けば、カナリていねいな作りでまぁ好感。
シリーズ構成は、OVA『機動戦士ガンダム0080(ダブルオーエイティ)』(89年)、OVA『超時空世紀オーガス02(ツー)』(93年)、映画『WXⅢ(ウェイステッドサーティーン) 機動警察パトレイバー』(02年)のカントクで、通のマニアには知られる高山文彦氏。
#1は毎度おなじみ(#1でしか予算的にも出来ない?)、手間&枚数をかけまくった戦闘シーンのみで構成。
#2からドラマがはじまって、やはり中盤には周辺住民にも開放された学校の文化祭のお話などがある(笑)。
幻獣は、『新世紀エヴァンゲリオン』(95年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20110827/p1)の使徒や、『仮面ライダーアギト』(01年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20011103/p1)の敵怪人アンノウンみたく、神さまが滅ぼしに遣わしたみたいだが、最近のこのテの作品よろしく、この件には触れられずナゾ解きも一切なされず、最後は主人公カップルの決着が主要関心事項になって終わります。……まぁイイんじゃないですか?
ならば何ゆえに、幻獣にこの設定が!? ってことはアニメ側の文芸陣ではなく、元ネタの若手(?)ゲーム・クリエイターたちに聞きましょう。ゲームは数年前に大ヒットしたそうで、そのへんの若い世代の今のリアル感覚もツカめるかもしれません。一概に否定すべきではなく何かがあるのか、何もないのか?(笑)
ゲーム版では説明があるのかしらん? エッ、ゲーム版を知らないのかって? ……スイマセン、ゲームをやらない人間なので(汗)。本作を語る資格ナシ? そのへんはオール・オア・ナッシングでデジタルに線引きせず、知ってるヒトは自信を持って、あまり知らないヒトも節度を持ちつつ知ってる程度に比例した自信で、知らない程度に比例した遠慮と控え目さを加味して語るのならば、イイんじゃないスかネ。
ただごくごく個人的には、ナゾの幻獣の存在のナゾ解きが劇中でなかったことには、不満はありません。
それより、シックな沈んだ色調に、曇天下のミリタリーなロボットの活躍が、往年の80年代リアルロボ路線の閉塞の記憶をよみがえらせるせいか、単に近年のポップでライトな美少女アニメの洗礼で筆者の脳ミソが溶けてしまったせいか(笑)、世の水準を一応上回るクオリティの作品なのだけど、ハマるほどにはスキになれないナー。もちろん、観ているコッチ側の趣味・嗜好の問題にすぎませんけれど。
ゲーム界での大ヒット作だからか、コンビニでもDVDの予約を受け付ける販売展開を取ってたけど、売れたのかしら? ……教えて、エラいヒト!(笑)
付記1:本作は通常の各季クール区切りの1月スタートではなく、2月過ぎになって急に放映が開始されたのだけど、ナゼ? やはり製作が間に合わなかった?
付記2:『美少女戦士セーラームーンR』(93年)のエンディング主題歌『乙女のポリシー』でデビューして以来、あまたのアニメ主題歌を歌唱してきた石田燿子(いしだ・ようこ)による、本作主題歌『真実の扉』(ASIN:B00007K4M0)。
彼女のさわやか透明、女性らしい艶(つや)のある、かつ芯の強さも感じさせる声質による、朗々と歌い上げる主題歌はホントにすばらしい。頭に残って耳から離れなくなるほどの名曲(笑)。
MOUSE[マウス]
30分アニメ枠中Aパートのみの15分作品。
脚本は川崎ヒロユキ。
内容は、現代版・鼠小僧。そのまんまです。
そーいえば、TV時代劇『江戸を斬る』(75〜81年)シリーズにおける鼠小僧次郎吉は、西郷輝彦扮する遠山の金さんの侠気・男気に惚れこんだ正義の密偵で……(って関係ないですナ)。
本作の鼠小僧は、魚河岸(うおがし)の魚屋に身をやつす『江戸を斬る』の鼠小僧とはちがって(笑)、大御曹司かつご主人さまで、ナイスバディの巨乳メイドたちにかしづかれて尽くされてモテモテの調教で、コミカル描写で夜な夜なアッフーン という――Hシーンが直接あるワケではないけども――、むしろ魚河岸の娘どもにモテモテの貴公子・金さんこと西郷輝彦の方に近しい存在(笑)。
ギャグとは云え、20年前いや10年前の地上波アニメではありえなかったであろう男女描写で、深夜アニメとはいえ、よくも悪くもアニメの表現の幅がひろがったことを……、喜ぶほどのモンでもないけどナ。
泥棒して、レギュラーの刑事に追われて……というベタベタな作品だから、深夜に頭をカラっぽにしてキラクに流し見するには、オッケー的な作品(←ケナしてるワケじゃないョ)。
アニメファン的には、シャレで作られた(?)OVA『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』(02年)の小麦ちゃんこと桃井はるこが主題歌やってることだけしか話題にならないような気もするけども……。
グラビアアイドル福井裕佳梨ちゃん(『ウルトラマンネオス』(00年)#8(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20120419/p1)などにも出演)も、レギュラーメイドの巨乳メガネっ娘役で声をアテてるけど、こんなスケベなオタ作品に出演してしまったことを後悔していないか聞いてみたい(笑)。弟さんはオタだそうだが。
最終回には桃井はるこ、今や音響監督の御大・千葉繁もひさびさにアフレコに参加。楽屋オチでしかないと思うけど、一部マニア間で話題になって宣伝にもなるのなら、1クールに1本くらいは楽屋オチがあってもイイのかな……。
ASIN:B00008CH9Z:DETAIL
『ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット』
30分アニメ枠中Bパートのみの15分作品。
2002年に放映された作品を、当ワクで再放送。
実はブロッコリー系の『でじこ』こと『デ・ジ・キャラット』や『ギャラクシーエンジェル』(01年)などのアニメは、井上敏樹や小林靖子などの脚本陣によって作られた、いわばウラ平成『仮面ライダー』(00年〜)シリーズとでもいうべき作品群!
彼らの作家性やテーマ意識を真に研究するなら、特撮ファンは本作をも鑑賞すべきだろう!(←そうか?・汗)
ASIN:B000065BAB:DETAIL
『熱血電波倶楽部』
(再放送:関東UHF・本放送:テレビ東京)
『陸上防衛隊まおちゃん』
コスチュームが3人とも軍服(軍楽隊?)の美少女アニメ。3人は、陸・海・空にもなってます(笑)。
『熱血電波倶楽部』ワク内のAパート15分作品。2002年にテレ東で放映された作品を、UHFにて再放送。そのスジによると、放映自体がDVD宣伝の位置づけなのだそうで、業界も大変ですネ。
筆者は今回が初視聴。
宇宙タマちゃん(笑)に選ばれし8歳の小学生の少女3人!
変身バンクのバックが旧海軍の旭日旗!!(右傾化批判!……なワケもない)
動物ファンシーキャラな敵怪獣こと名称“かわいいエイリアン”(笑)相手に、トロ〜く大奮戦! ……内容説明もコレで全て!
すばらしい。ココまでバカバカしくもシンプルだと、かえって誰が見ても理解できて(一般層でも幼児でも)、逆に普遍性もあるのでは? 売り方によっては、大きなお友だちだけでなく女児層にも人気が出ると思うけど(笑)。
TVでワイドショー中継されるバトル。孫バカな祖父たち幕僚長3人。猫耳を隠し持つ上級生に化けた敵スパイ。などなど……コテコテです。
BGMは服部ファミリーの隆之氏。誰のアイデアか、BGMはピアノ1本だけ。安っぽい、かつリズムやメロディを無視した現代音楽(ジャンル)調のトチ狂った曲調も本作にはとてもマッチしています(笑)。
萌え度に関しては……。あんなションベン臭い手足カラダが棒のガキでは、筆者個人は対象外ですが(笑)、スキなヒトはスキなんでしょうネ。黒髪おかっぱの大阪弁くりだすサメてる海のシルヴィアちゃんとか、そのスジの方々には人気がアリそう?
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『朝霧の巫女』
コスチュームが5人とも巫女さんの美少女アニメ。
『熱血電波倶楽部』ワク内のBパート15分番組。
もりやまゆうじ監督作品。
髪をカルく降ろしつつも、デコ&マユが出てる、でも眼もと涼やかなの和風元気少女が主人公(声は清水愛ちゃん)。キャラデザはポイント高いです(と思う)。
あとは、男勝りやおい好き・性格ワル低音ボイス童顔チビ・UFOオタク眼鏡ッ娘・金持ち上品世間知らず少女と、類型的なお姉ちゃんをそろえてます(笑)。
両の手に近くせまる山々に囲まれた、河川の左右に沿って続く地方町。霧で霞んだ風景。日本家屋の主人公の家。そんな美術設定の舞台下で、魔物とバトルする物語。
ヒロインの一応のお相手たる、ナゾの中心にいる(?)イヤミのない温厚少年は、コレまたマッシュルームカットのモミアゲ短い80年代中盤風さわやかサッパリ少年。
……いやそれでイイんだけどネ。メインターゲットの若年オタク層にも、オレらイイ歳世代にも、茶髪ヒゲ面やピアスにダボズボン野郎がお相手じゃあ共感できないだろうしサ(でも、あと10年もしたら慣れてたりして〜)。
高校にも巫女委員会が作られて(大笑)、仲間が増えていくサマを気持ちよく描いていく。仲間たちは往年のライダーガールズ(『仮面ライダー』71年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20140407/p1)的な人質・足ひっぱりキャラになるかと思いきや、なぜだかご都合にも霊力を獲得。
全員が『美少女戦士セーラームーン』のセーラー戦士たちのような必殺ワザを様式美的にバンクカットで見せてくれて、話によっては敵にトドメも刺してくれるので、主人公との一応の対等感も醸してくれてます。
個人的には、物語ふくめてウェルメイドに手堅くできてると思う。15分番組(実質8、9分?)でも、ドラマ作りが可能であることを確認できたことでも収穫。
(後日付記:ネット上のフリー百科事典Wikipediaによると、この作品のアニメ版は評判が悪いそうである。……知ったことか!・笑)
ASIN:B000063EAU:Detail
ASIN:B00006GJBG:Title
『らいむいろ戦奇譚』
あかほりさとる原作。コスチュームが5人とも海軍の白いセーラー服の美少女アニメ。
かてて加えて、戦闘前の5人の日常モードでは、メイド・巫女・お公家さん・チャイナ服・セーラー服と、昨今の美少女アニメ系コスチュームのテンコ盛り!
彼女らの性格設定も、日常モードの服装から連想されるところを一歩も出ません(笑)。
空飛ぶ軍艦も登場し、舞台は日露戦争の二〇三高地、旅順攻略(!)。……明治も遠くなりにけり、と云われて35年。明治135年のこのごろです。
(以下のみ、03年12月執筆)
前項では、ついフザケて流して書いてしまったけど、実は個人的にはけっこう楽しめたしスキだ♥
が、私事で恐縮だけど、筆者の周囲では評判があまりよくない。
このような文字本に読み書きするオタク族は、中途半端に知識があるから、本作の設定を見聞きしただけで、さだまさしの歌が聞こえてきたり(笑)、日露戦争の旅順攻略、二〇三高地では数万人の尊い犠牲を払って勝利した! という重たい史実を想起せずにはいられなくなり、この作品のノーテンキなノリに乗れなくなるというのは、誠実な態度だとは思うョ。筆者も司馬遼『坂の上の雲』に感銘を受けたひとりとして、それも判る。
……しかし、この作品はしょせんバカアニメ……もとい、18禁ゲーム先行の美少女アニメでっせ(笑)。
海軍の白いセーラー服をまとった5人の少女が、空を飛ぶ軍艦に乗り、軍艦の中にはまたもや最近流行の学校の教室があって、少女たちは主人公の青年教師から授業を受けていて(笑)、ロボットみたいなCGの霊体(らいむ)で敵の美少女が操るらいむと戦い、果てはメイド上がりの白痴系天真爛漫元気ボイスの清水愛ちゃん演じる少女がいちいちパンツ見せ見せで――明治にパンツは普及してたか?ってなツッコミはヤボだぞ――、トドメは毎週のED(エンディング)映像でマンボ調のラテン・楽天楽曲にノり、ミニスカのヒップを左右にふりふりで、新たなる萌え要素を開拓したやもしれない(?)アニメを、そーいうリアリズムや日本の近現代史の文脈で見るというのもなぁ。……いや、やっぱりオレの方こそ病んでいるのカモ?(汗)
でも、旅順攻略って最終回だけじゃん(爆)。
IQの低いマンガチックな性格の5人の少女たちにも、バカなりの理由付けが与えられ(霊能力があるため・笑)、それなりの過去の苦悩ドラマや、キャラ間相互の多角形対角線の性格ドラマが構築されているので(ベタなのは判っているョ)、いとおしくなって感情移入もわいてきて……。
このテの作品ではレベルが高かったというか、恥ずかしげもなく告白すれば、結構ハマれました! 悪いか!?
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2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』前半評 ~リアルというよりナチュラル! 脚本より演出主導の作品!
2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』総括 ~稚気ある玩具販促番組的なシリーズ構成! 高次な青春群像・ぼっちアニメでもある大傑作!
2018年秋アニメ評! 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』#1~10(第一章~第三章) ~戦争モノの本質とは!? 愛をも相対視する40年後のリメイク!
2018年秋アニメ評! 『ゴブリンスレイヤー』 ~レイプに売春まで!? 周縁のまつろわぬ民は常に憐れで正義なのか!?
2018年夏アニメ評! 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』 ~声優がミュージカルも熱演するけど傑作か!? 賛否合評!
2018年春アニメ評! 『銀河英雄伝説DNT』『ウマ娘』『かくりよの宿飯』『蒼天の拳』『ガンゲイル・オンライン』『多田くんは恋をしない』『デビルズライン』『ニル・アドミラリの天秤』『ハイスクールD×D HERO』『メガロボクス』『LOST SONG』
2018年冬アニメ評! 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『からかい上手の高木さん』『メルヘン・メドヘン』『キリングバイツ』『刀使ノ巫女(とじのみこ)』『citrus(シトラス)』『ゆるキャン△』『博多豚骨ラーメンズ』『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』『グランクレスト戦記』『恋は雨上がりのように』『刻刻(こっこく)』
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190908/p1
2017~18年アニメ評! 『異世界食堂』『異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~』『かくりよの宿飯』 ~西欧風異世界×現代日本の食 その接合は成功しているか!?
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211205/p1
2017年秋アニメ評! 『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』 ~世評はともかく、コレ見よがしの段取りチックな鬱展開だと私見(汗)
2017年夏秋アニメ評! 『はじめてのギャル』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』 ~オタの敵・ギャルやビッチのオタ向け作品での料理方法!
2017年夏アニメ評! 『ようこそ実力至上主義の教室へ』1期・総括 ~コミュ力弱者がサバイブするための必要悪としての権謀術数とは!?
2017年夏アニメ評! 『メイドインアビス』『はじめてのギャル』『ゲーマーズ!』『異世界食堂』『ナイツ&マジック』『アクションヒロイン チアフルーツ』『天使の3P!(スリーピース)』『クリオネの灯り』『ようこそ実力至上主義の教室へ』『恋と嘘』
2017年春アニメ評! 『冴えない彼女の育てかた♭(フラット)』 ~低劣な萌えアニメに見えて、オタの創作欲求の業を美少女たちに代入した生産型オタサークルを描く大傑作!
2017年春アニメ評! 『正解するカド KADO: The Right Answer』 ~40次元の超知性体が3次元に干渉する本格SFアニメ。高次元を材としたアニメが本作前後に4作も!
2017年春アニメ評! 『ゼロから始める魔法の書』 ~ロリ娘・白虎獣人・黒幕悪役が、人間×魔女×獣人の三つ巴の異世界抗争を高踏禅問答で解決する傑作!
2017年冬アニメ評! 『BanG Dream!(バンドリ!)』 ~「こんなのロックじゃない!」から30数年。和製「可愛いロック」の勝利!(笑)
2017年冬アニメ評! 『政宗くんのリベンジ』『小林さんちのメイドラゴン』『アイドル事変』『セイレン』『スクールガールストライカーズ』『けものフレンズ』
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2016~18年アニメ評! 『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』1期&2期、映画『怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』評!
2016~17年アニメ評! 『くまみこ』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『ネト充のススメ』 ~コミュ症女子を描いた3作品の成否は!?
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201213/p1
2016年夏アニメ評! 『ラブライブ!サンシャイン!!』 & 後日談映画『ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbow』(19年) ~沼津活況報告 & 元祖に負けじの良作と私見!
2016年夏アニメ中間評! 『ももくり』『この美術部には問題がある!』『チア男子!!』『初恋モンスター』『Rewrite』『ReLIFE』『orange』
2016年春アニメ序盤評! 『キズナイーバー』『ハイスクール・フリート』『甲鉄城のカバネリ』『少年メイド』『坂本ですが?』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『文豪ストレイドッグス』
2016年春アニメ評! 『マクロスΔ(デルタ)』&『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』(18年) ~昨今のアイドルアニメを真正面から内破すべきだった!?
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190504/p1
2015~16年アニメ評! 『それが声優!』『ガーリッシュ ナンバー』 ~新人女性声優たちを描くも、地味女子・ワガママ女子を主役に据えた2大美少女アニメ評!
2015~16年アニメ評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』1期&2期 ~ネトウヨ作品か!? 左右双方に喧嘩か!? 異世界・異文化との外交・民政!
https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211010/p1
2015年秋アニメ評! 『ワンパンマン』 ~ヒーロー大集合世界における最強ヒーローの倦怠・無欲・メタ正義・人格力!
2015年秋アニメ評! 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 往年の国産ヒーローのアレンジ存在たちが番組を越境して共闘するメタ・ヒーロー作品だけれども…
2015年夏アニメ中間評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『六花の勇者』『おくさまが生徒会長!』『干物妹!うまるちゃん』『実は私は』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』
2015年春アニメ評! 『響け!ユーフォニアム』 ~良作だけれど手放しの傑作だとも云えない!?
2014年秋アニメ評! 『SHIROBAKO』(前半第1クール) ~アニメ制作の舞台裏を描く大傑作爆誕!
2014年秋アニメ評! 『失われた未来を求めて』『天体(そら)のメソッド』 ~絶滅寸前! 最後の「泣きゲー」テイストの2大深夜アニメ! 良作なのに不人気(涙)
2013~14年3大アイドルアニメ評! 『ラブライブ!』『Wake Up,Girls!』『アイドルマスター』
2013年3大ロボットアニメ評! 『翠星のガルガンティア』『革命機ヴァルヴレイヴ』『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』
2013年3大ぼっちアニメ評! 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』『琴浦さん』
2013年4大ぼっちアニメ評! 『惡の華』『ローゼンメイデン』『琴浦さん』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151102/p1
2013年秋アニメ評! 『WHITE ALBUM 2』 ~「冴えカノ」原作者が自ら手懸けた悲恋物語の埋もれた大傑作!
2013年秋アニメ評! 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』 ~低劣な軍艦擬人化アニメに見えて、テーマ&萌えも両立した爽快活劇の傑作!
2013年秋アニメ評! 『サムライフラメンコ』 ~ご町内⇒単身⇒戦隊⇒新旧ヒーロー大集合へとインフレ! ヒーロー&正義とは何か? を問うメタ・ヒーロー作品!
2013年春アニメ評! 『這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)』
2013年春アニメ評! 『惡の華』前日談「惡の蕾」ドラマCD ~深夜アニメ版の声優が演じるも、原作者が手掛けた前日談の逸品!
2013年冬アニメ評! 『まおゆう魔王勇者』『AMNESIA(アムネシア)』『ささみさん@がんばらない』 ~異世界を近代化する爆乳魔王に、近代自体も相対化してほしい(笑)
2012年秋アニメ評! 『ガールズ&パンツァー』 ~爽快活劇に至るためのお膳立てとしての設定&ドラマとは!?
2011年春アニメ評! 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 ~別離・喪失・齟齬・焦燥・後悔・煩悶の青春群像劇の傑作!
2011年冬アニメ評! 『魔法少女まどか☆マギカ』最終回「わたしの、最高の友達」 ~&『フリージング』『放浪息子』『フラクタル』
2010年秋アニメ評! 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~萌え対象かつオタの自画像! 二重構造化させた妹を通じたオタ社会の縮図!
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20121015/p1
2008年秋アニメ評! 『鉄(くろがね)のラインバレル』 ~正義が大好きキャラ総登場ロボアニメ・最終回!
2008年春アニメ評! 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』 ~総括 大英帝国占領下の日本独立!? 親米保守vs反米保守!?
2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』(08年)#1「クロース・エンカウンター」 ~先行放映版とも比較!
2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』最終回評! ~キワどい最終回を擁護!
2007年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』 ~第1期・第2期・劇場版・総括!
2005年秋アニメ評! 『BLOOD+(ブラッド・プラス)』
2005年夏アニメ評! 『おくさまは女子高生』
2005年夏アニメ評! 『奥さまは魔法少女』
2005年春アニメ評! 『英国戀(こい)物語エマ』
2004年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シード・デスティニー)』 ~完結! 肯定評!!
2004年冬アニメ評! 『超変身コス∞プレイヤー』『ヒットをねらえ!』『LOVE♡LOVE?』『バーンアップ・スクランブル』『超重神グラヴィオン ツヴァイ』『みさきクロニクル ~ダイバージェンス・イヴ~』『光と水のダフネ』『MEZZO~メゾ~』『マリア様がみてる』『ふたりはプリキュア』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040406/p1
2003年秋アニメ評! 『君が望む永遠』『ヤミと帽子と本の旅人』『一騎当千』『神魂合体ゴーダンナー!!』『瓶詰妖精』『bps』『ASTRO BOY 鉄腕アトム』
2003年夏アニメ評! 『グリーングリーン』『ダイバージェンス・イヴ』『D.C.~ダ・カーポ~』『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』『HAPPY☆LESSON ADVANCE』『おねがい☆ツインズ』
2003年冬アニメ評! 『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040402/p1(当該記事)