假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありません

2003年冬季アニメ評 〜『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚』

余は如何にして関東UHFアニメ視聴者となりしか? 2003~04年春アニメ評にあたっての所感
2003年春アニメ評 『妄想科学シリーズ ワンダバスタイル』『成恵の世界』『宇宙のステルヴィア』『ASTRO BOY 鉄腕アトム』
拙ブログ・トップページ(最新10記事)
拙ブログ・全記事見出し一覧


[アニメ] 〜全記事見出し一覧


2003年冬季アニメ評 〜『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚

(文・T.SATO)
(03年10月執筆)

ストラトス・フォー


 沖縄近島とおぼしき、南洋の晴れわたる風景。強い陽差しに、高温多湿な空気と潮風。
 フライトシミュレーション・ゲームの着陸進入で見たような、遠景に見据えた滑走路と航空基地。


 地ベタでは、若き航空訓練生たちが、ハイテク最先端世界とはあまりに対称的な、古き良き木造の寄宿舎に住まっていて、窓辺につるされた気怠い風鈴も響き……。


 そして、時おり落下する彗星・隕石の破片を迎撃する航空部隊が、世界各地に配備されている……ってな世界観。


 ……コレは良心作で、個人的にはお薦め!
 とはいっても、主人公は毎度おなじみやっぱり女のコ。
 清潔感ある半袖白シャツ、赤ネクタイにスカートと黒ソックスの制服で、ご人数も4名さまから(笑)。
 でも、キチンと男のコの訓練生や、整備士の中年オヤジに、熟年男女も管制塔や民間人に存在している、一応イビツではないジェネレーションズな年齢差2、3段階の世界なので、非・萌え系のアニメファンでも大丈夫!


 メカアクションも、成層圏まで上昇する彗星迎撃戦闘機の発進&飛行シーンのカッコよさ!
 悪の帝国や軍団はいないけど(笑)、彗星破片の迎撃・ミサイル照準・撃滅といった、見せ場・盛り上がり・カタルシスも用意していて充実!


 さらなるエリート部隊たるコメットブラスターをめざす少女らの、そのドラマ&描写もていねいで好感が持てる。
 少女マンガ的に湿らず、萌えアニメ的な記号の媚びでもない、適度にキャピキャピしてお互いにいたわりあう女のコらしい優しさも醸しつつ、凛々しさもチョイあって……。
 ヘタウマ・ウラ声(?)女性ボーカルの主題歌(ASIN:B00007JMK2)ともあいまって、ベタつかない程度に女のコの甘い香りが少ししそうな、作品世界のドラマとフンイキ作りには大成功。
 無意味な難解さやムリなどはカケラもなく、イイ意味でとにかく見やすくて、見通しもイイ!
 ――ちなみに、もりたけし監督の前作、宇宙ものロボアニメ『ヴァンドレッド』(WOWOW・00年&01年)は、その点で全然好みじゃなかったけれど(笑)――


 メインキャラの少女連の絵柄はイマふうで淡泊。
 でも、適度にうるおいがあるあたり……、戦闘機発進時の急加速に対処するためか、バイクにまたがるかのように上半身のみウツ伏せでコクピットに陣取り操縦する、彼女たちの姿態や肢体におシリのイヤミや生グサくならない程度にプチエッチなお姿も、青少年オタクのリビドーを微量にシゲキしつつ、作品世界にかすかなイロケも添えている。


 主人公の女のコ・美風(みかぜ)ちゃんも、ツインテールの緑の髪のキャラデザで、ビジュアル的に劇中内での特権性を主張(セーラームーン月野うさぎ以来、久々にインパクトのあるツインテールのコを見たような……)。性格自体はフツーのコですが、だれが主人公かすぐわかるあたりも、娯楽映像作品としては好印象。
 ほかの女のコ連中は、ひとりは近年お約束のアリガチ無口なロリ少女。お姉さん系残りのふたりに関してはイマイチ区別が付かなくなるけど(マンガチックな性格の描き分けはしない作品なので)、それはそれでこの気怠い空気の世界観では合ってるようにも……。


 終盤からSF要素も導入され、ナゾの宇宙ウイルスに、実はロリのコが冒されていた! 衛星軌道上のジンガイ姉ちゃんたちのコメットブラスター部隊も感染されてしまう! そのうちに、なんか彗星自体もウイルスがらみで生きているのかなー!? という、未見の方が一読するとヒッチャカな展開にもなりますが、それらに何もSF的ナゾ解きがなされずに、最終回の大スケール・大舞台の大バトルを作るためのガジェット(小道具)にされ、あくまでも危機やサスペンスの方向にアクションやドラマを盛り上げるための装置にする……という手法は、現時点での筆者の好み的にはその方がイイというか、SFがかつてほどの輝きを失った現在においては、むしろ積極的にコレでイイと思う。
 ともかくも、筆者はカナリ本作の空気感にハマってしまいましたとサ(笑)。


 まぁあまたの1クールアニメでおなじみ、初期&最終回近辺だけ、手間をかけた高レベル作画&メカアクションで、中盤は製作予算節約も兼ねてメカアクションがない回や、基地のお祭りの回になるあたりも、お約束とはいえる。
 そーいう中盤のお話も存在自体はかまわないし、キャラの日常の肉付けにもなるし、出来も悪いとはいわない。


 ただ、たとえDVDの宣伝・販促のためのUHF放映とはいえ、OVAやCSよりも不特定多数の非・アニメファンにもザッピング視聴で見てもらえる可能性がある地上波で放送するなら、放送ワクをまるまるドラマに費やしたいスタッフの気持ちもわかるけど、一見さんの視聴者にもわかるよう毎回冒頭でカルく世界観の説明をやるなり、メカアクションがない回なら冒頭で前話のアクションをバンクで少し流すとか、その作品のファンやアニメマニア以外にも開かれた回路を作るべきではないのかナー。
 中盤の話を一見さんがイキナシ見ても、その世界の最低限の背景や、劇中イベントの物語中でのポジション、キャラの動向の動機が、やはり判らない弱点はあると思う。
 本来けっして難解ではなく、むしろ中味があって、かつ見やすくもある作品なのだから、チョットした配慮で、一見さんにもすぐ理解もできて、楽しめもする作品のハズなのに……(むろん、ジャンル内お約束だらけの固定客向け作品も一方にあってイイんだけれどもネ)。
 そーいった気配りの積み重ねがあれば、濃いマニア限定ではなく、途中参加型の視聴者やアニメファンの裾野や隣接層にも顧客をひろげていけるのだから、本作にかぎらず作り手の方々にはそーいった点にも考慮がほしいところ。
 ……そりゃ近視眼的には、DVDの売上増には無関係かもしらんけど(笑)。


 ところで本作のメイン少女キャラたちと、ジンガイ姉ちゃんたちの姓と名は、好事家の友人によると、航空技術史上、有名な方々の名前や、戦闘機名からシャッフルしたものだそうです。くわしくは、お近くのミリタリーマニアに聞いてみよう!
ストラトス・フォー LOG BOOK [DVD]

ストラトス・フォー(1) [DVD]
OVA ストラトス・フォー CODE:X-1 RETURN TO BASE (初回限定生産) [DVD](続編OVA・2004年)
ストラトス・フォー アドヴァンス 1 CODE:201 (通常版) [DVD](続編OVA第2期・2005〜06年)


ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜


 第2次大戦末期以来、出現した巨大怪獣もどきのナゾの幻獣。それとの時折の臨戦が日常となった全世界。
 日本でも70年代後半に徴兵制(!〜適格者のみかナ?)が敷かれ、ロボット部隊が配備されているという、西暦1999年が舞台。


 で、またもや流行の、全寮制学校(笑)を舞台としての――本作ではプレパブ校舎で風情を出している――、軍事教練や実戦を行なう高校生男女部隊の青春群像。
 コスチュームもホワイトがさわやかなツートンカラーのスマートな軍服(士官服? 制服?)で、舞台は九州の地方都市(だっけ?・汗)。


 絵柄はシックで、ミリタリー描写も凝っている。キャラデザは、デッサン骨格しっかりのスラリとした、やおい系の美形ライン寄りとでも形容すればイイのかな?
 高校生の中には、能力者ゆえになぜか小学校低学年くらいで成長が停止したらしいロリ少女ひとりもいるので、そのスジの方面の需要にも一応は対応(笑)。


 主人公(?)は『美少女戦士セーラームーン』(92年)のセーラージュピター木野まことをほうふつさせる(例えが古い?)、キリッとした黒髪ポニーテールの堅物無器用オンナのコ。
 主人公自体は萌え系美少女アニメ全盛の時代にめずらしいタイプだね? まぁ戦闘美少女に倒錯した魅力を感じるのも、萌えの前史だったのなら、やはり萌えに包含されちゃうのかもしれないが。
 で、それとはおよそ結びつきそうに思えない、少しボッとした男のコ(主人公?)と女主人公とのロマンスに、最終的には到着。
 ……強い女のコが、男尊女卑の旧弊にとらわれず、やさ男もオッケーかといえば、決してそんなことはなく、強い女のコは、自分よりさらに強い男のコじゃないと熱くなれない、燃えられない(笑)、セクシャリティを感じないんじゃないかと思うけど……。まぁ男のコ向けのフィクション作品ですからネ。


 しかし徴兵制が敷かれた日本てな設定も、批評性があるんだかナイんだか。
 筆者の小学生時代、1980年ごろに(歳がバレる〜汗)新聞の若者欄とかで徴兵制論争とかがあって、山に逃げてでも徴兵逃れするってなイケンもけっこうあったけど、本作の設定を見るにやはり隔世の感をいだくなぁ。
 そのことをバカにしてるワケでなく今、徴兵制を敷いたら政府自民党は選挙で大敗するし、そも後期近代の軍隊に徴兵制など必要なく自衛隊で充分だから、施行するワケもないので、アナクロな批評性を入れてたら嘲笑するけどサ(笑)。
 さらに云えば、総人口が我々の現実世界の半分しかないパラレルワールドの日本っていうのも……。GNP国民総生産(イマならGDP国内総生産ですか)が半分になって、もっと生活水準も下がるんじゃあ(笑……念のために云っておくと、マジでツッコミ入れてるワケじゃないからネ)。


 それらを差し引けば、カナリていねいな作りでまぁ好感。
 シリーズ構成は、OVA『機動戦士ガンダム0080(ダブルオーエイティ)』(89年)、OVA『超時空世紀オーガス02(ツー)』(93年)、映画『WXⅢ(ウェイステッドサーティーン) 機動警察パトレイバー』(02年)のカントクで、通のマニアには知られる高山文彦氏。
 #1は毎度おなじみ(#1でしか予算的にも出来ない?)、手間&枚数をかけまくった戦闘シーンのみで構成。
 #2からドラマがはじまって、やはり中盤には周辺住民にも開放された学校の文化祭のお話などがある(笑)。


 幻獣は、『新世紀エヴァンゲリオン』(95年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20110827/p1)の使徒や、『仮面ライダーアギト』(01年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20011103/p1)の敵怪人アンノウンみたく、神さまが滅ぼしに遣わしたみたいだが、最近のこのテの作品よろしく、この件には触れられずナゾ解きも一切なされず、最後は主人公カップルの決着が主要関心事項になって終わります。……まぁイイんじゃないですか?


 ならば何ゆえに、幻獣にこの設定が!? ってことはアニメ側の文芸陣ではなく、元ネタの若手(?)ゲーム・クリエイターたちに聞きましょう。ゲームは数年前に大ヒットしたそうで、そのへんの若い世代の今のリアル感覚もツカめるかもしれません。一概に否定すべきではなく何かがあるのか、何もないのか?(笑)
 ゲーム版では説明があるのかしらん? エッ、ゲーム版を知らないのかって? ……スイマセン、ゲームをやらない人間なので(汗)。本作を語る資格ナシ? そのへんはオール・オア・ナッシングでデジタルに線引きせず、知ってるヒトは自信を持って、あまり知らないヒトも節度を持ちつつ知ってる程度に比例した自信で、知らない程度に比例した遠慮と控え目さを加味して語るのならば、イイんじゃないスかネ。


 ただごくごく個人的には、ナゾの幻獣の存在のナゾ解きが劇中でなかったことには、不満はありません。
 それより、シックな沈んだ色調に、曇天下のミリタリーなロボットの活躍が、往年の80年代リアルロボ路線の閉塞の記憶をよみがえらせるせいか、単に近年のポップでライトな美少女アニメの洗礼で筆者の脳ミソが溶けてしまったせいか(笑)、世の水準を一応上回るクオリティの作品なのだけど、ハマるほどにはスキになれないナー。もちろん、観ているコッチ側の趣味・嗜好の問題にすぎませんけれど。
 ゲーム界での大ヒット作だからか、コンビニでもDVDの予約を受け付ける販売展開を取ってたけど、売れたのかしら? ……教えて、エラいヒト!(笑)


 付記1:本作は通常の各季クール区切りの1月スタートではなく、2月過ぎになって急に放映が開始されたのだけど、ナゼ? やはり製作が間に合わなかった?
 付記2:『美少女戦士セーラームーンR』(93年)のエンディング主題歌『乙女のポリシー』でデビューして以来、あまたのアニメ主題歌を歌唱してきた石田燿子(いしだ・ようこ)による、本作主題歌『真実の扉』(ASIN:B00007K4M0)。
 彼女のさわやか透明、女性らしい艶(つや)のある、かつ芯の強さも感じさせる声質による、朗々と歌い上げる主題歌はホントにすばらしい。頭に残って耳から離れなくなるほどの名曲(笑)。

ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~01 [DVD]


MOUSE[マウス]


 30分アニメ枠中Aパートのみの15分作品。
 脚本は川崎ヒロユキ。
 内容は、現代版・鼠小僧。そのまんまです。


 そーいえば、TV時代劇『江戸を斬る』(75〜81年)シリーズにおける鼠小僧次郎吉は、西郷輝彦扮する遠山の金さんの侠気・男気に惚れこんだ正義の密偵で……(って関係ないですナ)。
 本作の鼠小僧は、魚河岸(うおがし)の魚屋に身をやつす『江戸を斬る』の鼠小僧とはちがって(笑)、大御曹司かつご主人さまで、ナイスバディの巨乳メイドたちにかしづかれて尽くされてモテモテの調教で、コミカル描写で夜な夜なアッフーン という――Hシーンが直接あるワケではないけども――、むしろ魚河岸の娘どもにモテモテの貴公子・金さんこと西郷輝彦の方に近しい存在(笑)。


 ギャグとは云え、20年前いや10年前の地上波アニメではありえなかったであろう男女描写で、深夜アニメとはいえ、よくも悪くもアニメの表現の幅がひろがったことを……、喜ぶほどのモンでもないけどナ。
 泥棒して、レギュラーの刑事に追われて……というベタベタな作品だから、深夜に頭をカラっぽにしてキラクに流し見するには、オッケー的な作品(←ケナしてるワケじゃないョ)。


 アニメファン的には、シャレで作られた(?)OVA『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』(02年)の小麦ちゃんこと桃井はるこが主題歌やってることだけしか話題にならないような気もするけども……。
 グラビアアイドル福井裕佳梨ちゃん(『ウルトラマンネオス』(00年)#8(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20120419/p1)などにも出演)も、レギュラーメイドの巨乳メガネっ娘役で声をアテてるけど、こんなスケベなオタ作品に出演してしまったことを後悔していないか聞いてみたい(笑)。弟さんはオタだそうだが。
 最終回には桃井はるこ、今や音響監督の御大・千葉繁もひさびさにアフレコに参加。楽屋オチでしかないと思うけど、一部マニア間で話題になって宣伝にもなるのなら、1クールに1本くらいは楽屋オチがあってもイイのかな……。
ASIN:B00008CH9Z:DETAIL


ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット


 30分アニメ枠中Bパートのみの15分作品。
 2002年に放映された作品を、当ワクで再放送。
 実はブロッコリー系の『でじこ』こと『デ・ジ・キャラット』や『ギャラクシーエンジェル』(01年)などのアニメは、井上敏樹小林靖子などの脚本陣によって作られた、いわばウラ平成『仮面ライダー』(00年〜)シリーズとでもいうべき作品群!
 彼らの作家性やテーマ意識を真に研究するなら、特撮ファンは本作をも鑑賞すべきだろう!(←そうか?・汗)
ASIN:B000065BAB:DETAIL


『熱血電波倶楽部』

(再放送:関東UHF・本放送:テレビ東京

陸上防衛隊まおちゃん


 コスチュームが3人とも軍服(軍楽隊?)の美少女アニメ。3人は、陸・海・空にもなってます(笑)。
 『熱血電波倶楽部』ワク内のAパート15分作品。2002年にテレ東で放映された作品を、UHFにて再放送。そのスジによると、放映自体がDVD宣伝の位置づけなのだそうで、業界も大変ですネ。


 筆者は今回が初視聴。
 宇宙タマちゃん(笑)に選ばれし8歳の小学生の少女3人!
 変身バンクのバックが旧海軍の旭日旗!!(右傾化批判!……なワケもない)
 動物ファンシーキャラな敵怪獣こと名称“かわいいエイリアン”(笑)相手に、トロ〜く大奮戦! ……内容説明もコレで全て!


 すばらしい。ココまでバカバカしくもシンプルだと、かえって誰が見ても理解できて(一般層でも幼児でも)、逆に普遍性もあるのでは? 売り方によっては、大きなお友だちだけでなく女児層にも人気が出ると思うけど(笑)。
 TVでワイドショー中継されるバトル。孫バカな祖父たち幕僚長3人。猫耳を隠し持つ上級生に化けた敵スパイ。などなど……コテコテです。


 BGMは服部ファミリーの隆之氏。誰のアイデアか、BGMはピアノ1本だけ。安っぽい、かつリズムやメロディを無視した現代音楽(ジャンル)調のトチ狂った曲調も本作にはとてもマッチしています(笑)。
 萌え度に関しては……。あんなションベン臭い手足カラダが棒のガキでは、筆者個人は対象外ですが(笑)、スキなヒトはスキなんでしょうネ。黒髪おかっぱの大阪弁くりだすサメてる海のシルヴィアちゃんとか、そのスジの方々には人気がアリそう?
ASIN:B000O1OBN2:Detail
ASIN:B00006JLD6:Title


朝霧の巫女


 コスチュームが5人とも巫女さんの美少女アニメ
 『熱血電波倶楽部』ワク内のBパート15分番組。


 もりやまゆうじ監督作品。
 髪をカルく降ろしつつも、デコ&マユが出てる、でも眼もと涼やかなの和風元気少女が主人公(声は清水愛ちゃん)。キャラデザはポイント高いです(と思う)。


 あとは、男勝りやおい好き・性格ワル低音ボイス童顔チビ・UFOオタク眼鏡ッ娘・金持ち上品世間知らず少女と、類型的なお姉ちゃんをそろえてます(笑)。
 両の手に近くせまる山々に囲まれた、河川の左右に沿って続く地方町。霧で霞んだ風景。日本家屋の主人公の家。そんな美術設定の舞台下で、魔物とバトルする物語。


 ヒロインの一応のお相手たる、ナゾの中心にいる(?)イヤミのない温厚少年は、コレまたマッシュルームカットのモミアゲ短い80年代中盤風さわやかサッパリ少年。
 ……いやそれでイイんだけどネ。メインターゲットの若年オタク層にも、オレらイイ歳世代にも、茶髪ヒゲ面やピアスにダボズボン野郎がお相手じゃあ共感できないだろうしサ(でも、あと10年もしたら慣れてたりして〜)。


 高校にも巫女委員会が作られて(大笑)、仲間が増えていくサマを気持ちよく描いていく。仲間たちは往年のライダーガールズ(『仮面ライダー』71年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20140407/p1)的な人質・足ひっぱりキャラになるかと思いきや、なぜだかご都合にも霊力を獲得。
 全員が『美少女戦士セーラームーン』のセーラー戦士たちのような必殺ワザを様式美的にバンクカットで見せてくれて、話によっては敵にトドメも刺してくれるので、主人公との一応の対等感も醸してくれてます。


 個人的には、物語ふくめてウェルメイドに手堅くできてると思う。15分番組(実質8、9分?)でも、ドラマ作りが可能であることを確認できたことでも収穫。
 (後日付記:ネット上のフリー百科事典Wikipediaによると、この作品のアニメ版は評判が悪いそうである。……知ったことか!・笑)
ASIN:B000063EAU:Detail
ASIN:B00006GJBG:Title


らいむいろ戦奇譚


 あかほりさとる原作。コスチュームが5人とも海軍の白いセーラー服の美少女アニメ
 かてて加えて、戦闘前の5人の日常モードでは、メイド・巫女・お公家さん・チャイナ服・セーラー服と、昨今の美少女アニメ系コスチュームのテンコ盛り!
 彼女らの性格設定も、日常モードの服装から連想されるところを一歩も出ません(笑)。
 空飛ぶ軍艦も登場し、舞台は日露戦争二〇三高地、旅順攻略(!)。……明治も遠くなりにけり、と云われて35年。明治135年のこのごろです。



(以下のみ、03年12月執筆)
 前項では、ついフザケて流して書いてしまったけど、実は個人的にはけっこう楽しめたしスキだ♥
 が、私事で恐縮だけど、筆者の周囲では評判があまりよくない。
 このような文字本に読み書きするオタク族は、中途半端に知識があるから、本作の設定を見聞きしただけで、さだまさしの歌が聞こえてきたり(笑)、日露戦争の旅順攻略、二〇三高地では数万人の尊い犠牲を払って勝利した! という重たい史実を想起せずにはいられなくなり、この作品のノーテンキなノリに乗れなくなるというのは、誠実な態度だとは思うョ。筆者も司馬遼『坂の上の雲』に感銘を受けたひとりとして、それも判る。
 ……しかし、この作品はしょせんバカアニメ……もとい、18禁ゲーム先行の美少女アニメでっせ(笑)。
 海軍の白いセーラー服をまとった5人の少女が、空を飛ぶ軍艦に乗り、軍艦の中にはまたもや最近流行の学校の教室があって、少女たちは主人公の青年教師から授業を受けていて(笑)、ロボットみたいなCGの霊体(らいむ)で敵の美少女が操るらいむと戦い、果てはメイド上がりの白痴系天真爛漫元気ボイスの清水愛ちゃん演じる少女がいちいちパンツ見せ見せで――明治にパンツは普及してたか?ってなツッコミはヤボだぞ――、トドメは毎週のED(エンディング)映像でマンボ調のラテン・楽天楽曲にノり、ミニスカのヒップを左右にふりふりで、新たなる萌え要素を開拓したやもしれない(?)アニメを、そーいうリアリズムや日本の近現代史の文脈で見るというのもなぁ。……いや、やっぱりオレの方こそ病んでいるのカモ?(汗)
 でも、旅順攻略って最終回だけじゃん(爆)。
 IQの低いマンガチックな性格の5人の少女たちにも、バカなりの理由付けが与えられ(霊能力があるため・笑)、それなりの過去の苦悩ドラマや、キャラ間相互の多角形対角線の性格ドラマが構築されているので(ベタなのは判っているョ)、いとおしくなって感情移入もわいてきて……。
 このテの作品ではレベルが高かったというか、恥ずかしげもなく告白すれば、結構ハマれました! 悪いか!?

らいむいろ戦奇譚(1) [DVD]


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2003〜04年春のアニメ号』(04年4月29日発行)・2003年冬季アニメ合評より抜粋)


[関連記事] ~TVアニメ評!

2021~19年アニメ評! 『古見さんは、コミュ症です。』『川柳少女』『ひとりぼっちの○○生活』 ~コミュ力弱者の女子を描いた3作の成否(笑)を問い詰める!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220717/p1

2021~19年アニメ評! 『五等分の花嫁』(1&2期) ~ベタでも高みに到達。告白された男子側でなく女子側の恋情で胸キュンさせる

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220329/p1

2021~18年アニメ評! 『からかい上手の高木さん』『上野さんは不器用』『宇崎ちゃんは遊びたい!』『イジらないで、長瀞さん』 ~女子の方からカマってくれる、高木さん系アニメ4本評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210516/p1


2021年秋アニメ評! 『境界戦機』『メガトン級ムサシ』『マブラヴ オルタネイティヴ』『サクガン』『逆転世界ノ電池少女』『闘神機ジーズフレーム』『蒼穹のファフナー THE BEYOND』『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 ~2021年秋8大ロボットアニメ評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20221030/P1


2020~21年5大アイドルアニメ評! 『IDOLY PRIDE(アイドリープライド)』『ゲキドル』・『22/7』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』・『おちこぼれフルーツタルト』

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220410/p1

2020~15年アニメ評! 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』『ようこそ実力至上主義の教室へ』『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』『月がきれい』『俺を好きなのはお前だけかよ』『弱キャラ友崎くん』 ~コミュ力弱者の男子を禁欲・老獪なヒーローとして美化した6作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220724/p1


2020年秋アニメ評! 『ひぐらしのなく頃に 業』『無能なナナ』『憂国のモリアーティ』『禍つヴァールハイト -ZUERST-』『池袋ウェストゲートパーク』『NOBLESSE -ノブレス-』『アクダマドライブ』『100万の命の上に俺は立っている』『魔女の旅々』 ~シブめの良作が豊作の2020年秋アニメ9本評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220910/p1

2020年秋アニメ評! 『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』『戦翼のシグルドリーヴァ』 ~同工異曲のメカ×美少女モノでも、活劇的爽快感の有無や相違はドコに起因するのか!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220821/p1

2020年秋アニメ評! 『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(1期) ~チームでなく個人。百合性など先行作との差別化にも成功!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220403/p1

2020年夏アニメ評! 『宇崎ちゃんは遊びたい!』 ~オタクvsフェミニズム論争史を炎上作品のアニメ化から俯瞰する!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200802/p1

2020年春アニメ評! 『文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~』『啄木鳥探偵處』『文豪ストレイドッグス』 ~文豪イケメン化作品でも侮れない3大文豪アニメ評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220213/p1

2020年冬アニメ評! 『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』 ~『まどマギ』が「特撮」から受けた影響&与えた影響!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200329/p1

2020年冬アニメ評! 『異種族レビュアーズ』 ~異世界性風俗を描いたアニメで、性風俗の是非を考える!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200327/p1

2020年冬アニメ評! 『映像研には手を出すな!』 ~イマイチ! 生産型オタサークルを描くも不発に思える私的理由

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200325/p1

2020年冬アニメ評! 『ヒーリングっど♥プリキュア』終盤評 ~美少年敵幹部の命乞いを拒絶した主人公をドー見る! 賞揚しつつも唯一絶対の解とはしない!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220928/p1


2020~19年アニメ評! 『ダンベル何キロ持てる?』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』 ~ファイルーズあい主演のアニメ2本評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210418/p1

2020~19年アニメ評! 『私に天使が舞い降りた!』『うちのメイドがウザすぎる!』『となりの吸血鬼さん』 ~幼女萌えを百合だと云い募って偽装(笑)する3大美少女アニメ評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220710/p1

2020~18年アニメ評! 『22/7』『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『音楽少女』『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』 ~アイドルアニメの変化球・テーマ的多様化!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200621/p1

2020~13年アニメ評! 『はたらく魔王さま!』『魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』『まおゆう魔王勇者』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『百錬の覇王と聖約の戦乙女(ヴァルキュリア)』 ~変化球の「魔王」が主役の作品群まで定着&多様化!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201206/p1


2019年秋アニメ評! 『アズールレーン』 ~中国版『艦これ』を楽しむ日本人オタクに一喜一憂!?(はしないけど序盤は良作だと思う・笑)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191027/p1

2019年秋アニメ評! 『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』『私、能力は平均値でって言ったよね!』『旗揚!けものみち』 ~2019秋アニメ・異世界転移モノの奇抜作が大漁!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191030/p1

2019年夏アニメ評! 『Dr.STONE』『手品先輩』『彼方のアストラ』『かつて神だった獣たちへ』『炎炎ノ消防隊』『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 ~2019年夏の漫画原作アニメ6本から世相を透かし見る!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210411/p1

2019年春夏アニメ評! 『ノブナガ先生の幼な妻』『胡蝶綺 ~若き信長~』『織田シナモン信長』 ~信長の正妻・濃姫が登場するアニメ2本他! 『超可動ガール1/6』『女子かう生』

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210404/p1

2019年冬アニメ評! 『五等分の花嫁』『ドメスティックな彼女』 ~陰陽対極の恋愛劇! 少年マガジン連載漫画の同季アニメ化!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201018/p1

2019年冬アニメ評! 『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』 ~往時は人間味に欠ける脇役だった学級委員や優等生キャラの地位向上!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190912/p1

2019年冬アニメ評! 『スター☆トゥインクルプリキュア』 ~日本人・ハーフ・宇宙人の混成プリキュアvs妖怪型異星人軍団! 敵も味方も亡国遺民の相互理解のカギは宇宙編ではなく日常編!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191107/p1


2019~17年アニメ評! 『異世界かるてっと』 ~インター・ユニバースの原典『幼女戦記』『映画 この素晴らしい世界に祝福を!-紅伝説-』『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』『盾の勇者の成り上がり』『劇場版 幼女戦記』評 ~グローバリズムよりもインターナショナリズムであるべきだ!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210912/p1

2019~16年アニメ評! 『ブレイブウィッチーズ』『ガーリー・エアフォース』『荒野のコトブキ飛行隊』『終末のイゼッタ』 ~美少女×戦闘機×銃器のアニメ四者四様!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201101/p1

2019~15年アニメ評! 『純潔のマリア』『リヴィジョンズ』『ID-O』『コードギアス 復活のルルーシュ』 ~谷口悟朗監督作品アニメ4本評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210502/p1

2019~13年アニメ評! 『せいぜいがんばれ! 魔法少女くるみ』『魔法少女 俺』『魔法少女特殊戦あすか』『魔法少女サイト』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』……『まちカドまぞく』 ~爛熟・多様化・変化球、看板だけ「魔法少女」でも良作の数々!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201122/p1


2018~19年アニメ評! 『女子高生の無駄づかい』『ちおちゃんの通学路』 ~カースト「中の下」の非・美少女が主役となれる時代!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200301/p1

2018~19年アニメ評! 『7SEEDS』『A.I.C.O. Incarnation』 ~NETFLIXお下がりアニメ2本評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210509/p1

2018年3大百合アニメ評! 『あさがおと加瀬さん。』『やがて君になる』『citrus(シトラス)』 ~細分化する百合とは何ぞや!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191208/p1

2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』前半評 ~リアルというよりナチュラル! 脚本より演出主導の作品!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20181125/p1

2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』総括 ~稚気ある玩具販促番組的なシリーズ構成! 高次な青春群像・ぼっちアニメでもある大傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190529/p1

2018年秋アニメ評! 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』#1~10(第一章~第三章) ~戦争モノの本質とは!? 愛をも相対視する40年後のリメイク!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20181208/p1

2018年秋アニメ評! 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 ~ぼっちラブコメだけど、テレ隠しに乾いたSFテイストをブレンド

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190706/p1

2018年秋アニメ評! 『ゴブリンスレイヤー』 ~レイプに売春まで!? 周縁のまつろわぬ民は常に憐れで正義なのか!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200209/p1

2018年夏アニメ評! 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』 ~声優がミュージカルも熱演するけど傑作か!? 賛否合評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190728/p1

2018年春アニメ評! 『ヲタクに恋は難しい』 ~こんなのオタじゃない!? リア充オタの出現。オタの変質と解体(笑)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200216/p1

2017~18年アニメ評! 『魔法使いの嫁』『色づく世界の明日から』 ~魔法使い少女にコミュ力弱者のボッチ風味を加味した良作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201129/p1

2017~18年アニメ評! 『異世界食堂』『異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~』『かくりよの宿飯』 ~西欧風異世界×現代日本の食 その接合は成功しているか!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211205/p1


2017年秋アニメ評! 『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』 ~世評はともかく、コレ見よがしの段取りチックな鬱展開だと私見(汗)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190926/p1

2017年夏秋アニメ評! 『はじめてのギャル』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』 ~オタの敵・ギャルやビッチのオタ向け作品での料理方法!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201220/p1

2017年夏アニメ評! 『ようこそ実力至上主義の教室へ』1期・総括 ~コミュ力弱者がサバイブするための必要悪としての権謀術数とは!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220925/p1

2017年夏アニメ評! 『地獄少女 宵伽(よいのとぎ)』 ~SNSイジメの#1から、イジメ問題の理知的解決策を参照する

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191201/p1

2017年春アニメ評! 『冴えない彼女の育てかた♭(フラット)』 ~低劣な萌えアニメに見えて、オタの創作欲求の業を美少女たちに代入した生産型オタサークルを描く大傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191117/p1

2017年春アニメ評! 『正解するカド KADO: The Right Answer』 ~40次元の超知性体が3次元に干渉する本格SFアニメ。高次元を材としたアニメが本作前後に4作も!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190929/p1

2017年春アニメ評! 『ID-0(アイ・ディー・ゼロ)』 ~谷口悟朗×黒田洋介×サンジゲン! 円盤売上爆死でも、宇宙SF・巨大ロボットアニメの良作だと私見

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190924/p1

2017年春アニメ評! 『ゼロから始める魔法の書』 ~ロリ娘・白虎獣人・黒幕悪役が、人間×魔女×獣人の三つ巴の異世界抗争を高踏禅問答で解決する傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191128/p1

2017年冬アニメ評! 『幼女戦記』 ~異世界近代での旧独vs連合国! 新自由主義者魔法少女vs信仰を強制する造物主!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190304/p1

2017年冬アニメ評! 『BanG Dream!バンドリ!)』 ~「こんなのロックじゃない!」から30数年。和製「可愛いロック」の勝利!(笑)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190915/p1

2016~18年アニメ評! 『怪獣娘ウルトラ怪獣擬人化計画~』1期&2期、映画『怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210919/p1

2016~18年アニメ評! 『チア男子!!』『アニマエール』『風が強く吹いている』 ~チア男女やマラソン部を描いたアニメの相似と相違!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190603/p1

2016~17年アニメ評! 『くまみこ』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『ネト充のススメ』 ~コミュ症女子を描いた3作品の成否は!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201213/p1


2016年夏アニメ評! 『ラブライブ!サンシャイン!!』 & 後日談映画『ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbow』(19年) ~沼津活況報告 & 元祖に負けじの良作と私見

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200628/p1

2016年夏アニメ中間評! 『ももくり』『この美術部には問題がある!』『チア男子!!』『初恋モンスター』『Rewrite』『ReLIFE』『orange』

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160903/p1

2016年春アニメ評! 『迷家マヨイガ-』 ~現実世界からの脱走兵30人! 水島努×岡田麿里が組んでも不人気に終わった同作を絶賛擁護する!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190630/p1

2016年春アニメ評! 『マクロスΔ(デルタ)』&『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』(18年) ~昨今のアイドルアニメを真正面から内破すべきだった!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190504/p1


2015~16年アニメ評! 『それが声優!』『ガーリッシュ ナンバー』 ~新人女性声優たちを描くも、地味女子・ワガママ女子を主役に据えた2大美少女アニメ評!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220703/p1

2015~16年アニメ評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』1期&2期  ~ネトウヨ作品か!? 左右双方に喧嘩か!? 異世界・異文化との外交・民政!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211010/p1


2015年秋アニメ評! 『ワンパンマン』 ~ヒーロー大集合世界における最強ヒーローの倦怠・無欲・メタ正義・人格力!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20190303/p1

2015年秋アニメ評! 『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』 往年の国産ヒーローのアレンジ存在たちが番組を越境して共闘するメタ・ヒーロー作品だけれども…

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20190302/p1

2015年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 ~長井龍雪岡田麿里でも「あの花」「ここさけ」とは似ても似つかぬ少年ギャング集団の成り上がり作品!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191105/p1

2015年夏アニメ中間評! 『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『六花の勇者』『おくさまが生徒会長!』『干物妹!うまるちゃん』『実は私は』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150901/p1

2015年春アニメ評! 『響け!ユーフォニアム』 ~良作だけれど手放しの傑作だとも云えない!?

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160504/p1

2015年冬アニメ評! 『SHIROBAKO』(後半第2クール) ~アニメ制作をめぐる大群像劇が感涙の着地!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160103/p1


2014年秋アニメ評! 『SHIROBAKO』(前半第1クール) ~アニメ制作の舞台裏を描く大傑作爆誕

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151202/p1

2014年秋アニメ評! 『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)』 ~ガンダムSEEDの福田監督が放つ逆「アナ雪」! 女囚部隊に没落した元・王女が主役のロボットアニメの悪趣味快作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191222/p1

2014年秋アニメ評! 『ガンダム Gのレコンギスタ』 ~富野監督降臨。持続可能な中世的停滞を選択した遠未来。しかしその作劇的な出来栄えは?(富野信者は目を覚ませ・汗)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191215/p1

2014年秋アニメ評! 『失われた未来を求めて』『天体(そら)のメソッド』 ~絶滅寸前! 最後の「泣きゲー」テイストの2大深夜アニメ! 良作なのに不人気(涙)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220918/p1

2014年春アニメ評! 『ラブライブ!』(第2期)

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160401/p1


2013~14年3大アイドルアニメ評! 『ラブライブ!』『Wake Up,Girls!』『アイドルマスター

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150615/p1

2013年秋アニメ評! 『WHITE ALBUM 2』 ~「冴えカノ」原作者が自ら手懸けた悲恋物語の埋もれた大傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191115/p1

2013年秋アニメ評! 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』 ~低劣な軍艦擬人化アニメに見えて、テーマ&萌えも両立した爽快活劇の傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190922/p1

2013年秋アニメ評! 『サムライフラメンコ』 ~ご町内⇒単身⇒戦隊⇒新旧ヒーロー大集合へとインフレ! ヒーロー&正義とは何か? を問うメタ・ヒーロー作品!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20190301/p1

2013年夏アニメ評! 『げんしけん二代目』 ~非モテの虚構への耽溺! 非コミュのオタはいかに生くべきか!?

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160623/p1

2013年春アニメ評! 『這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)』

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150601/p1

2013年春アニメ評! 『惡の華』前日談「惡の蕾」ドラマCD ~深夜アニメ版の声優が演じるも、原作者が手掛けた前日談の逸品!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191006/p1

2013年冬アニメ評! 『まおゆう魔王勇者』『AMNESIA(アムネシア)』『ささみさん@がんばらない』 ~異世界を近代化する爆乳魔王に、近代自体も相対化してほしい(笑)

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200123/p1

2013年冬アニメ評! 『ラブライブ!』(第1期)

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160330/p1


2012年秋アニメ評! 『ガールズ&パンツァー』 ~爽快活劇に至るためのお膳立てとしての設定&ドラマとは!?

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190622/p1

2011年春アニメ評! 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 ~別離・喪失・齟齬・焦燥・後悔・煩悶の青春群像劇の傑作!

  https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191103/p1

2011年冬アニメ評! 『魔法少女まどか☆マギカ』最終回「わたしの、最高の友達」 ~&『フリージング』『放浪息子』『フラクタル

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20120527/p1

2010年秋アニメ評! 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~萌え対象かつオタの自画像! 二重構造化させた妹を通じたオタ社会の縮図!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20121015/p1


2008年秋アニメ評! 『鉄(くろがね)のラインバレル』 ~正義が大好きキャラ総登場ロボアニメ・最終回!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090322/p1

2008年春アニメ評! 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』 ~総括 大英帝国占領下の日本独立!? 親米保守vs反米保守!?

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20081005/p1

2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』(08年)#1「クロース・エンカウンター」 ~先行放映版とも比較!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080930/p1

2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』最終回評! ~キワどい最終回を擁護!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20091122/p1

2008年冬アニメ評! 『墓場鬼太郎

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080615/p1


2007年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』 ~第1期・第2期・劇場版・総括!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100920/p1

2007年秋アニメ評! 『GR ジャイアントロボ』 ~現代風リメイク深夜アニメだが、オタク第1世代の東映特撮版への郷愁も喚起!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080323/p1

2007年春アニメ評! 『ゲゲゲの鬼太郎』2007年版

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070715/p1


2006年秋アニメ評! 『天保異聞 妖奇士(てんぽういぶん あやかしあやし)』 ~幕末目前の外れ者集団による妖怪退治! 頭デッカチな作りだがキライになれない…

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070317/p1

2006年夏アニメ評! 『N・H・Kにようこそ!』

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061119/p1


2005年秋アニメ評! 『BLOOD+(ブラッド・プラス)』

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20051025/p1

2005年春アニメ評! 『英国戀(こい)物語エマ』

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20051022/p1

2005年春アニメ評! 『創聖のアクエリオン』 ~序盤寸評

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20051021/p1


2004年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シード・デスティニー)』 ~完結! 肯定評!!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060324/p1

2004年春アニメ評! 『鉄人28号』『花右京メイド隊』『美鳥の日々(みどりのひび)』『恋風(こいかぜ)』『天上天下

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040407/p1

2004年冬アニメ評! 『超変身コス∞プレイヤー』『ヒットをねらえ!』『LOVE♡LOVE?』『バーンアップ・スクランブル』『超重神グラヴィオン ツヴァイ』『みさきクロニクル ~ダイバージェンス・イヴ~』『光と水のダフネ』『MEZZO~メゾ~』『マリア様がみてる』『ふたりはプリキュア

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040406/p1


2003年秋アニメ評! 『カレイドスター 新たなる翼』 ~女児向け・美少女アニメから真のアニメ評論を遠望! 作家性か?映画か?アニメか? 絵柄・スポ根・複数監督制!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040408/p1

2003年春アニメ評! 『妄想科学シリーズ ワンダバスタイル』『成恵(なるえ)の世界』『宇宙のステルヴィア』『ASTRO BOY 鉄腕アトム

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040403/p1