やはり俺の青春ラブコメは続・ようこそ実力至上主義の教室へ・青春ブタ野郎・月がきれい・俺を好きなのはお前だけかよ・弱キャラ友崎くん ~コミュ力弱者の男子を禁欲・老獪なヒーローとして美化した6作!
『失われた未来を求めて』『天体のメソッド』 ~絶滅寸前! 最後の「泣きゲー」テイストの2014年秋季2大深夜アニメ! 良作なのに不人気(涙)
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『ウルトラマンデッカー』(22年)に前作ヒーロー『ウルトラマントリガー』(21年)が客演記念!
アクションアニメ映画『BLACKFOX』の前日談を描いていた、山本千尋ちゃん主演で坂本浩一カントク作品でもあった特撮時代劇映画『BLACKFOX:Age of Ninja』(共に19年)の2作品や、百合アニメ『citrus(シトラス)』(18年)なども手掛けてきた、『トリガー』メインライター・ハヤシナオキも再登板!
――ピクシブ百科事典によれば(汗)、氏の正体は京アニがアニメ化したことでも有名な『Kanon』や『ONE~輝く季節へ~』などで90年代末期~00年代にかけてはオタ間で「泣きゲー(ム)」を大隆盛に導いてきたシナリオライター・久弥直樹(ひさや・なおき)だとのウワサもある!――
とカコつけて……。奇しくも、『ウルトラマンティガ』(96年)の並行宇宙を越境した続編でもあった『トリガー』とも同じ作品構造を持っていた、『ひぐらしのなく頃に』(06年)のリメイクでもあり、ハヤシナオキ先生が手掛けていた『ひぐらしのなく頃に 業(ごう)』(20年)評ほか2020年秋アニメ評をアップ!
――いやまぁ、海外SFドラマ『宇宙空母ギャラクティカ』(78年・日本放映81年)のリメイクとも続編とも取れるようにワザとボカして作ってあった『ギャラクティカ』(03~12年)、中点ナシの海外SFドラマ『スタートレック』(66~91年)の分岐並行宇宙であった中点アリの映画『スター・トレック』(09~16年)リブート・シリーズ、原典とリメイクを「アース1」と「アース2」の並行宇宙の関係だとした60年も前の1960年前後(爆)のアメコミ作品等々、『トリガー』と『ひぐらし業』以前にもリメイク作品を並行宇宙の関係だとした前例はあったけど(笑)――
『ひぐらしのなく頃に 業』『無能なナナ』『憂国のモリアーティ』『禍つヴァールハイト -ZUERST-』『池袋ウエストゲートパーク』『NOBLESSE -ノブレス-』『アクダマドライブ』『100万の命の上に俺は立っている』『魔女の旅々』 ~シブめの良作が豊作の2020年秋アニメ9本評!
(2020年秋アニメ)
(文・T.SATO)
(2021年1月21日脱稿)
『ひぐらしのなく頃に 業(ごう)』
昭和58(1983)年の山村。人口が少なく1学年あたり1~2人しかいないので、小中の全学年が同じ教室で学んでおり、主要人物も学年の異なる級友たちである――私事で恐縮だが、子供時代の帰省先の親戚たちの村はまさにコレであった――。
都会から越してきた中学生男子クンは早々にそこに馴染むも、次第に違和感が生じていく。村の因習・幼児虐待・ダム建設賛否で割れた過去・連続猟奇殺人事件・級友たちの不穏。そして少年に迫る危機……。
00年代初頭のコミケ出店の同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』出自の作品――といっても、PCで読む小説ですネ(汗)――。口コミで人気を集めて複数商業媒体が青田買い。00年代中葉には漫画・小説・アニメ化されて、当時は通勤電車の中でも非オタっぽい男女が同作を読書しているのを数回目撃したので、社会的ブームだとは毛頭思わないけど、オタクジャンルの外側への浸透には少々成功した作品でもある。
そこまで行くと多少のブランド価値が生じてくるので、2005年前後のリアルロボットアニメ『蒼穹(そうきゅう)のファフナー』(04年)・『交響詩篇エウレカセブン』(05年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20211031/p1)・『コードギアス 反逆のルルーシュ』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20081005/p1)の続編やリメイク作品が登板するのと同様で、懐かし作品の再評価といったところでの再アニメ化なのであろうか?――いずれもつい最近の作品のように思えてしまう我が身は老害なのであろう(汗)――
「当時の美少女ノベルゲームの文法に即した上での斬新な試み」といったあたりが本作のアニメ評論やゲーム評論スジでの評価だったけど、筆者個人は作劇面ではともかく美少女キャラの癖の強いツブしてエグったようなキャラデザや口調・語尾などの極端な記号化が少々苦手であった――「にぱ~☆」とか――。いやまぁ、身体が受付ないほどではナイけれど(笑)。
さすがにあのキャラデザは2020年だと古びてしまったので、今回のリメイクでは端正化されたデザインにリファインされているのは好印象だけど、原典の信者の皆さま的にはドーなのであろうか?
とはいえ、声優陣は原典の2006年深夜アニメ版が続投。00年代の声優たちが2020年の御代に大集結だなんて、同季の深夜アニメ『ストライクウィッチーズ』3期(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220821/p1)のようでもあり、作り手の意図とは別に当方個人が時間ループした錯覚に陥ってしまう(笑)。
特別に評価している著作でもないけれども、オタク評論家・東浩紀(あずま・ひでき)センセの著作『ゲーム的リアリズムの誕生』(07年・講談社現代新書)他で、「三択」かつ「複数ルート」&「複数エンド」という、一度で終わりではなく何回も遊び倒すためのPCノベルゲームの特性が、「SF」の「平行宇宙」や「時間ループ」、「私小説」の「一人称」などとも近いことから、90~00年代に発達したオタク文化の新たな文法。
それはSF的にはその原理が究明されていかないのに、「平行宇宙」や「時間ループ」の存在がお約束と化したジャンル作品群。そのひとつとして本作もあったということで。本来は反則ワザでも、そのテの作品を大量消費すると皆が慣れてしまうという事態を後付けで言説化する試みでもあったのだ。
いやホント、「アメコミ(アメリカンコミック)洋画」も「ウルトラマン」も「仮面ライダー」も、「時間跳躍」や「分岐並行宇宙」や「並行同位体」やらが導入されると、岩場での善悪のド突き合いにもスケール雄大なワクワク感が生じてくるのが不思議である。コッチの方面でも新たな文法が誕生しているゾ(笑)。
先に本作の美少女キャラは記号化が著しいとふれた。もちろんそれは、90年代末期~00年代中盤の風潮でもあったので、本作独自の罪ではない。まぁ、フィクションである以上は、実写であろうとその人物像には少々の記号化・単純化は必然なのだけど、その度合いには個人の好みがあるので、この時期の「泣きゲー(ム)」原作の深夜アニメも個人的には少々苦手であった(スミマセン)。
その後は「パーツ萌え」から「関係性萌え」に流行が移って、記号なりのナマっぽさも増量していくので、筆者個人は10年代の作品の方が好みではある。
本作は2006年版・深夜アニメ第1期のホントにほぼ忠実なリメイク。かと思ったら……。
物理時間の外側のメタ時間・虚数時間(?)からの告知が夢の中でなされて、実は本作はアニメ版の第5期(?)、何十回目だかの並行宇宙を分岐・越境した時間ループ世界でのヤリ直しであったことも明かされた!
ココからは旧作とは似て非なるオリジナル展開か!? と思いきや、この真相はまるであとを引かない(笑)――後日付記:本稿執筆時点での話。最終的には大きくあとを引いていくので念のため――。
とはいえ、たまにある猟奇犯罪描写と、旧作ほどではないけど記号的な美少女描写を除けば、人様にも一応は勧められる作品だとも私見する。
『無能なナナ』
絶海の孤島にある木造の校舎に集められた学生服姿の少年少女たち。彼らは「人類の敵」と戦うために集められた超能力者たちだという。
よくある学園能力バトルもの。超能力を持つ学生たちが集う学園を舞台に、敵味方入り乱れての超能力バトルを展開し、主人公は特定の能力を持たない「無能力者」や「劣等生」だと云われつつも、「対戦相手のあらゆる能力を無効化する劇中内での最強者!」 あるいは「秘められた才能が開花していく成長物語であった!」というような、悪く云えば既視感バリバリ、良く云えば鉄板・王道の作品なのか!? と思いきや……。
本作の主人公にも見えていた、頼りないけど善良なオボこい少年クンが1話のラストでナンと物語からは脱落!! 彼の理解者・恋人にもなりそうなニコニコとして健気で可憐なピンクのミニツインテ髪のヒロイン学生がその凶悪な正体も現して、彼女こそがピカレスク(悪党)な主人公であったことを雄弁に物語る、実にツカミの強い第1話がそこにはあったのだ!
しかし、1話だけがツカミに強くて、その後は失速する深夜アニメは多々ある。だけど、この作品に関してはそこもクリアはされている。
絵柄は最先端の美少女アニメ絵的な萌え絵ではなく、少年マンガというよりかは児童マンガに近いシンプルな描線。悪く云えば少々ヤボったい絵柄のキャラデザだからか、デブの番長・ロン毛の気取ったイケメンたちはいかに血気にハヤって喧嘩で炎や氷を放つ能力者ではあっても、根はまだ子供で善良でもある未成年たちといったノドカさがある。
そんな彼らに自身は「読心能力」の超能力があるとウソぶいて人格者としてクラスで人望を勝ち得つつも、主人公少女は級友たちを人知れずひとりずつ暗殺していく……。
成文化してみると、彼女の行為は真っ黒だ。彼ら能力者の少年少女たちこそ「人類の敵」と化すやもしれないとしても彼女の行為はグレーである。にも関わらず、彼女は劇中内での絶対正義ではナイのにイヤ~ンな感じはせずに、むしろ感情移入して彼女を応援してしまう(笑)。
それはもちろん、彼女の主観を通じて物語が叙述されていく主人公補正ではある。と同時に、彼女はタダの人間でパワーバランス的には劣勢なのに、知略・胆力・心理的駆け引きだけで相手を出し抜いて暗殺にも成功することで、弱者が強者を倒した爽快感もあるからだ。彼女がやや低身長の非力そうな少女であることもコレを増幅(汗)。
「純文学」ならぬ「大衆文学」とは良くも悪くもその時代に主流の風潮、つまりは「俗情との結託」なのだとも文芸評論家たちはクサしてきたけど、本作はソレを逆活用。現今だとサヨクやフェミニズム的な「弱者」や「女性」は無条件で擁護されるべき疑義を許さぬ「神聖不可侵の天皇」化(笑)された良き存在だという「俗情」をも援用して、暗殺行為の背徳味を弱めることにも成功している(ホメてます!)。
「事実」よりも「真実」、ウソをそれらしく並べて視聴者をイイ意味でダマしつつも、ヒトの世の真実を明かしていく「物語」や「作劇術」の本質をも示している絶好のテキストだともいえるだろう。
こう書いてくると、同季秋アニメの「名探偵ホームズ」の宿敵である「モリアーティ教授」を金髪イケメンの青年主人公に改変、彼の犯罪を英国階級社会への反逆として描いていた『憂国のモリアーティ』との相似も想起する。
しかし、アチラが「俺TUEEE(強エエエエ)」系の犯罪での胸の透き方だとしたら、コチラは「彼女が真犯人かも?」と冷徹に見抜いてくる男子学生を早々に妨害役としても設定して、彼女の正体や犯罪がバレないように振る舞うことをも過程のスリルとしつつ、最後には暗殺が成功することで胸を透かすといった相違があるのだ――優劣ではなく――。
シリーズ中盤以降は、暗殺相手の学生たちとの交流や、断末魔で明かされる彼ら個々人の悲しい過去、時に彼らの変態性や犯罪性癖、そしてこの孤島に潜伏していた同級生以外の先代学生1名がナゾめいた行動の果てに明かすこの学校の真実。
しかして、学生たちも無罪ではなく、能力者たちにもある思春期のマウント合戦が、『十五少年漂流記』(1888年)のバッドエンド版である世界名作文学『蠅の王(ハエのおう)』(1954年)のように殺し合って自滅した前期生たちの逸話も語られて……。
とはいえ、力の源泉にも――「新人類」なり「霊的世界」なりの――SF的な興味が向かった20世紀の超能力モノとは異なり、そこは忌避して「制限ルール付きの超能力」の組合せを「完全犯罪」や「ナゾ解き」の知的展開だけに活かしていくあたりは、そこに過度にケチをつける気もナイけれども想うところはある(笑)。
ココまでピカレスク・ロマンでありながら、本作アニメ版の終盤は――原作マンガでは中盤相当――、性質善良なチビ少女との交流から主人公がホダされて、彼女の悲壮な出自や凶悪上司の存在も含めて、改心可能性を示してくるあたりは賛否が出そうではある。
主演の大久保瑠美は『スイートプリキュア♪』(11年)に登場した途中追加戦士である小学生プリキュア・キュアミューズが著名だが、本作の主人公少女も外ヅラの愛想の良さとは一転、内心でめぐらす冷徹なセリフ回しも実に魅力的だ。
『憂国のモリアーティ』
名探偵ホームズの宿敵・モリアーティ教授の若き日を主人公に、しかも彼を金髪緋眼のイケメン青年としても描くというプチ背徳的な作品である。
面白い! 漫画アニメ的なナンちゃって楽屋オチ感は皆無で――そーいう要素がある作品を否定もしませんけど――、自動車の代わりに馬車が走り、汽車・ガス灯もようやく普及しだした19世紀末の英国を舞台に、青年モリーアーティによる同情の余地も充分にある完全犯罪を描いていくのだ(爆)。
●貴族の豪奢な屋敷の内装
●ロンドンの町並
●石造りの街路もあるけど時には未舗装のヌカるんだ道
●下町
●近郊の田園
それらを精緻な背景美術で描くことで、あの時代の空気と臨場感もいや増していく……。
しかして、モリアーティの犯罪動機は「私情」ではなく「憂国の情」! それも「排他的ナショナリズム」ではなく、日本の教科書では教わらずに左派系言論人も無知ゆえにか日本の国粋機運が勃興することを避けるためにか言及してこなかった、しかして学術方面においてはよく指摘されてきた、「身分制度」がなくなってもなお残る欧州の「タテ社会」的な「階級意識」!
かの地では「明治維新」後や「高度経済成長期」のように、「労働者階級」が進学して事務職や知的職業に就いて社会的な上昇を図ろうとする機運には今でも乏しい。
――ワラシベ長者や豊臣秀吉のような逸話が極少なのもその象徴。フランス革命も労働者ではなく貴族やブルジョワの子弟が主導したもの。もちろん、だからといって「日本スゴい!」と云っているワケではナイので念のため(笑)――
モリアーティの犯罪はこの「階級制度」(というか「階級意識」)を破壊して英国を良くせんとする「革命」としての一理をも含意させていくのだ――でもまぁ、大局には影響がナイ、小さな「意趣返し」でしかナイともいえるけど(汗)――。
よって、モリアーティの毒牙にかかるのは「平民」や「貧民」への差別意識を隠そうともせず露骨に発露する「貴族」たちである。
しかし、イジワルに観てしまえばソコで作劇のマジック。当時の「貴族」全員がそうであったハズはないのだけど、彼らは「平民」を「狩猟」や「ペドフィリア(小児性愛)」の延長で「殺人」したりもしている(爆)。
「階級意識」が即座に「殺人」に直結するワケでもなく、そこにその「貴族」個人の「残虐性」や「特殊性癖」が加味された結果ではあるけれど、いかに「社会派風味」を装おうとも、エンタメにおける「殺ってもイイ悪党の造形法(笑)」としては実に参考になる――ホメてますので念のため!――
番組の基本フォーマットが示された#1直後の#2~3においては、モリアーティ自身もまた「貴族」のようでも孤児院育ちの「貧民」出自で、なぜに彼が「貴族」の名跡を継いだのかが描かれる。
サロンでの「上級貴族婦人」の発言に愛想笑いでお追従した「中堅貴族」たちは、内心では苦々しく思いつつも「孤児」たちを自邸で引き取ることに賛同。
モリアーティ家も例外ではなかったが、性質善良・公平・慈悲心に恵まれた長男は以前から孤児院で奉仕しており、後年の教授となる利発な孤児兄弟を連れ帰る。
しかして、始まる両親や弟や使用人たちの孤児への度重なる尋常ではない差別やイジメ。特に弟に至っては孤児兄弟を殺害せんとする気配さえある。それらに染まれない長男は心を痛めて、彼らが矯正不能なことを悟って絶望。
近いDNAや同じ教育を受けても全員が必然的に「差別主義者」になるのではなく、個々人の生来からの「品性」「性格」の相違の方が大であることを示す好例でもある。
この状況から逃れるため、長男と孤児兄弟は子供ながらに彼ら初の完全犯罪に手を染める……。
「仕事」や「学校」や「趣味」でも「マウント」を取りたがるような「業」といったモノが、人間一般には拭いがたくある以上は、欧州ではともかく「身分制度」が解体されたあとに生じている「新身分」でもある、新自由主義的な「経済格差」・「スクールカースト」・「モテ/非モテ」の同時代的な風刺も看て取って、そこに現代性を感じさせているのも本作の成功要因のひとつでもあるのだろう。
シリーズ後半では若き日の探偵ホームズも登場! 彼らの丁々発止や、教授の仕業(しわざ)ではない犯罪を両者が競争して推理に挑むサマなども描かれる。ホームズもややワイルドなクダけたイケメン青年へと改変(笑)。
明治・大正・昭和の文豪をイケメン青年に変えることでヒットを飛ばした深夜アニメ『文豪ストレイドッグス』(16年)に端を発して、20年春季には『文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~』『啄木鳥探偵處(きつつき・たんていどころ)』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220213/p1)――共に良作だと私見――などでも採用されたパターンでもあり、テーマや技巧的作劇のみならず大衆ウケには意匠・パッケージも重要なので、女性ファン・BLファン受けもコレでバッチリだ。
美少女アニメを好んで観ている男性オタが、こーいう受容をネタでならばともかくガチで批判をするのは目クソ鼻クソである(笑)。
ところで、モリアーティ3兄弟は過度な正義感に猛ったりはしていない。自らも「悪」であり少々の「罪」の意識があることをその佇まいで表現することで、視聴者からの批判的な視線を緩和できたことも作品の成功に貢献している。
本作の監督は、リアルロボットアニメ『翠星(すいせい)のガルガンティア』(13年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140928/p1)や本格SFシミュレーションアニメ『正解するカド』(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190929/p1)などでもナンちゃって感は皆無の重厚かつ手堅い筆致で演出した野村和也で、本作でも同様の手腕を存分に発揮している。
『禍(まが)つヴァールハイト -ZUERST(ゼルスト)-』
異世界ものでも時代との距離ゆえかロマンが感じられる中世ではなく、20世紀前半の「大戦期」前後の欧州のごときホコリっぽい石造りの街並・風景・車両が舞台であるために、フツーのよくできた旧作洋画を鑑賞しているような風味もある作品。個人的には実に面白い。
気弱で非力そうで細身だが、卑屈な調子よさ(笑)も感じさせる運送業の青年クン。彼は密輸組織の犯行に巻き込まれて彼らと一時の行動を共にする。しかし、彼は当局から誤解されて指名手配に! 彼のことを仇とねらう青年軍人も登場!
そしてまた、この密輸組織がタダの犯罪者ではなく志のあるプロ集団でもあり、帝国議会の不正資金や帝都に横行する殺人事件がマッチポンプな怪しげな魔物研究などにも起因することの調査などにもカラんでおり、成り行きと少々の義侠心から彼は彼らに協力することに。無骨なプロの男女たち。しかして同道するうちに明かされていく彼ら個々人の複雑な過去や信念。
帝都の謀略の中心にいる冷徹にしてエキセントリックで神経質そうでもある、名声優・津田健次郎がダミ声で演じているヒゲ剃りあとが青い細面の将校さんも悪役キャラとして実にイイ。個人的には彼ら登場人物たちを転がして作劇していくだけでも充分なクオリティーに達していると思うのだけど、一般オタ向けにはやや地味だからか、人外というのか薬物摂取でモンスター化した魔物とのバトルもシリーズ後半では頻繁に挿入して、地に足が着いたアクションから超常アクションへも舵を切る――それまでの展開と比しても浮いてはいないし、どころかスケールアップとして感じさせることにも成功している――。
監督は『未来日記』(12年)・『はたらく魔王さま!』(13年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20201206/p1)・『失われた未来を求めて』(14年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20220918/p1)・『十二大戦』(17年)などの良作を手掛けてきた細田直人で、本作ではシリーズ構成・脚本も兼任。
原作はゲーム会社・Klab(クラブ)のスマホゲーム。作画も背景美術も質が高いので、メディアミックスの高予算作品だろう。中CMでも散々に宣伝しているけど、明らかにアニメ版とは絵面やキャラも異なる(笑)。
ググるとゲーム版世界の数十年後という時代設定で、アニメスタッフ側が自由に作っているようだ。良作なのだけど、美少女アニメ志向の当今のアニメファンにはなかなかに受容はされないであろう。21年3月末にはこのゲーム自体のサービスが終了という文言も発見(爆)。
『池袋ウエストゲートパーク』
クドカンこと宮藤官九郎(くどう・かんくろう)脚本のTVドラマ版(00年)が大ヒットした記憶も新しい(?)同作が、20年の歳月を経て深夜アニメになろうとは……。
池袋を舞台にカラーギャングどもが三つ巴の抗争を繰り広げて、そこに全身が黒革バイクスーツ姿の首なし女ライダーなぞといった超常存在もカラんでくる、当作のオタク版でもあるラノベ原作の深夜アニメ『デュラララ!!』(10年)があったというのに(笑)――イヤ、あの作品も良作だったんですヨ――。
池袋で母が営む青果店を手伝う、イキはいいけど節度や良識もアリそうな青年・マコト。地元民でもあるから多少トガった幼なじみたちもこの繁華街で暮らしており顔は広い。とはいえ、闇社会とも近い。
そんな彼らは友と寄る辺と我が身を守るために幾つかの若者集団も結成し、張り合ってもいる。時に自分から、時に知己から、時に赤の他人からの依頼でトラブルに飛び込んで事態を収集させるも、それはまた純粋な善意でもなく、男と男の腕力・胆力・カッコの付け合い、仲間を信服・抑制・善導する若者集団トップの人望合戦といった様相も呈しており……。
とはいえ、本作の世界観は狭くて閉じたものでもナイ。
●低収入で幼子を抱えたシングルマザーに救いの手が差し伸べられたかと思えばそれは詐欺師であったとか――同じく単身で主人公を育てた母の役回りにも泣ける!――
●嫌中嫌韓デモ(在特会?)とその対抗デモ(レイシストしばき隊?)の双方をイーブンに、ドチラにもいる穏健派と急進派の内部対立劇や、そこにも利権で付け入ってくる闇社会まで描いたり
●関西や中国ヤクザ
●果ては彼らが愛する池袋とその民を神聖化もせず、ヤンキーな地元民にイジメ抜かれたオタの復讐劇!
実に多面的にも描いていくのだ。
こーいう作品に接すると、「仲良し集団」・「自警団」・「ギャング」の境目は曖昧だし流動的だとつくづく思う。悪意から身を守るために「互助組織」を作って、それを維持するために「ミカジメ料」を取るような行為も、「ムラ」や「クニ」の税収の原初形態でもあるのだろう。
西部劇の保安官や江戸時代の鬼平(鬼の平蔵)こと長谷川平蔵などは密偵やイキのいい若造を私費でスカウトしているけど、「悪には悪を」でもあり、密偵や若造にも彼らなりの義侠心はあるのだろうけど、自らを律して餓死するほどに禁欲的ではナイので(笑)、ジョン・ウェインや鬼平がいなかったらば彼らはカタギじゃなかっただろうし(汗)。
サヨク連中は「国連憲章」や「憲法」にも書いてあるから「生命」・「安全」・「人権」が最初から保証されており、コレが大前提の「自然」状態で「天賦人権」だ! 邪心を捨てれば「地上天国」が自然に到来するのだ! ばりに主張するけど、その発想こそが間違いだ。「非実在青年」ばりな「天」や「憲法」が与えた「自明な権利」なぞという概念自体が空論である。
それは「地」の底から見上げた「目標」であって、「自然」状態ではヒトは野蛮だから最低限の秩序や治安維持のために、「神聖なる共同体」(笑)ではなく「プラクティカルな互助的保険組合」としての「自治体」・「国」・「国際機関」を「人工」的に作り上げて、私的なコネがなくても誰でも公平に警察・消防・救急・生活保護の助けを呼べる生命・安全・人権を保証するワク組みを、ナンとか中長期で天賦ではなく人為的・テクニカルに精緻化していこう! と呼びかけるのならば賛同するけれど。
てなワケで、「近代国家」が「戦争」を引き起こす危険性があったとしても廃絶すべきではナイと考える者だけど、戦災などで行政機構がなくなれば「自力救済」なり「自警団」なり「ギャング」に頼るのが世の常ではあるだろう。
だから、その是非はともかく、直感的には顔の見えない「行政」なぞではなく、マコト青年みたいなトラブルシューターに人々が依頼をしたり、江戸時代のお百姓さんたちが腰の据わった胆力もある侠客・国定忠治(くにさだ・ちゅうじ)にお役人との団交(団体交渉)代表を依頼するのもよくわかる――いやまぁ、団交代表は弁護士でも圧力団体でもイイのだけど(笑)――。
でもまぁ、平時でも人間の圧倒的大多数はイキがったりワルぶったりして悦に入りたいものなのだし(汗)、人間も猿の一種である以上はそういった心性は根絶ができない。根絶しようとすると爆発するだろうから、カタギに迷惑をかけない範疇で適度に発散。「小さな悪」や「ヤンキーDQN(ドキュン)(=不良)」の「グループ化」や「意地の張り合い」程度は許容するという社会設計・制度設計でもイイのだということをも本作は示唆もするのだ!?
最終回まで息切れもせず、最後は主人公青年が誤解から追われる身となり、大抗争劇まで勃発させて盛り上げる。傑作だと認定するけど、平均的なオタにはウケないだろうなぁ(汗)。
『NOBLESS-ノブレス-』
本作は少なくとも物語の前半は学園能力バトルもの。
清潔感ある白い学生服に身を包んだ赤毛の熱血男子高校生とその友人の眼鏡クンが通う白亜の校舎の私立学校。そこは姿はヒトなれどもヒトを超えた種族であるらしい、通称・貴族(ノブレス)と自称するクールな超人種族が理事長・門番(警備員)などを務めており、理事長宅にはクールで寡黙な美形学生も寄宿している。
8頭身のデッサン骨格シッカリ系のイケメン男性キャラが多数登場。彼らの半分は実は「貴族」なる人外の存在である。それを秘かに知ったユニオンなる闇の機関は凶悪な強化人間を彼らの周囲に送り込んで、彼らのヒミツを奪取しようと暗闘を開始する。この理事長や校門の警備員たちとも親しくなってしまった一部の学生たちにも危機が迫る。
一方、この学園の方針に不信感を抱いた「貴族」の上層部も、お目付役として「貴族」種の男女学生ふたりを転入させてくる。正体は隠していても人間たちに対する軽侮の念を隠せないふたりであったが……。
といったあたりで、21世紀の今も残る貴族階級と労働者階級の根深い分断を19世紀末を舞台に、探偵ホームズの宿敵・モリーアティー教授をイケメン主人公として描く同季の深夜アニメ『憂国のモリアーティ』とも同じことをやっている。
しかして、DC社のアメコミ洋画『アクアマン』(19年)が奇しくもマーベル社のアメコミ洋画『ブラックパンサー』(18年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20180607/p1)と純テーマ・純ドラマ的には共に同じ人種差別問題を扱っているのに、虚構存在の「海底人」や人外の「貴族」を現実世界の存在でもある「黒人」や「英国貴族」に代入しただけの作劇だというのに、観客にも重たく刺さってくるのが、フィクション度が高い作品の力の方を称揚したい筆者としては痛し痒しでもあるのだけど(笑)。
最初は敵として現れて主要人物たちと敵対するも、肉体的には劣等種であるハズの人間のことを認めて味方となって、それまでの価値観に疑問を抱いて、譲れない信念を基に「身分」だけで「品性」は不出来な「貴族」の不肖の次代の王とも対決することになっていく、作品構造的には既視感あふれるコテコテの作品ではある。
けれども、それなりに観られる作品にはなっている。でもまぁ今日び、イケメン男子が格闘する作品はオタク女子だけが観ていて、野郎オタクは一切観ないのであろうけど(笑)。
オープニング主題歌の字幕の通りで、本作のプロデューサーは韓国人複数がその名を連ねている。2020年夏季の『THE GOD OF HIGH SCHOOL』同様に、韓国の人気WEBマンガを日本のアニメ製作会社「プロダクションI.G」がアニメ化を受注した作品なのであった。天下の「IG」は今や高予算作品しか受注しないのだろうけど、映像面ではお墨付きである。
『アクダマドライブ』
SF洋画の金字塔『ブレードランナー』(82年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20171110/p1)的な色とりどりのネオンに満ち満ちた、退廃的かつ管理社会でもあるような未来の大阪が舞台である。
劇中では「一般人」としか呼ばれないOLの姉ちゃんがタコ焼き屋で電子マネーが不可だったことで無銭飲食扱いで逮捕されてしまうのが導入部。
彼女が収監された警察署に偶然、悪玉(アクダマ)こと劇中では「運び屋」・「喧嘩屋」・「ハッカー」・「医者」だとし呼ばれない高額の金銭で雇われたプロがこぞって襲撃してきて、警察署は阿鼻叫喚。彼らは遂に依頼されていた「殺人鬼」(笑)の脱獄に成功するといった序盤はツカミが超強い。
猫の姿をしたナゾの依頼主は彼らをチームとして、「関西」の宗主国である「関東」(爆)を繋ぐ新幹線内の金庫襲撃を依頼して、今度はシリーズ前半を通じて走行する新幹線内での密室バトルが展開する。このへんまではまぁまぁ。
新幹線編が終わってシリーズ後半になると、この世界なり依頼主の秘密なり歴史なりといったお話となり、元の「関西」に戻っての大バトルで、警察の一部上層部に不信感を持った市民たちの大暴動といった内容になっていく。
ナゾの依頼主により招集されたアクダマたちと、そこに偶然巻きこれまれてしまった三下(さんした=一番下っ端)の軽薄そうなグラサンのチンピラに一般人OLと皆がキャラは立っている。
媚びてないけど甘い声の天然で女子力が高いといった感の主人公を演じるのは、吹奏楽部アニメ『響け! ユーフォニアム』(15年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160504/p1)での主人公の印象が強い黒沢ともよ。常識人・一般人である彼女が視点人物となることで、破天荒な作品世界や登場人物たちの行動自体を客観的に俯瞰(ふかん)する手綱にもなっている。
話の大スジは問題ナイとも思うけど、シリーズ後半の展開なりドラマは、あまり血肉が通って見えずにテンションも落ちていて、風呂敷も畳めきれてはいないと私見。そういった作品が多々あるのも事実だれけども惜しいなぁ。
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『100万の命の上に俺は立っている』
ナポレオンかよ!? というタイトルで、「千切っては投げ、千切っては投げ」が連発されるバーサーカー(狂戦士)が無双する作品なのかと思いや。(ひとり)ボッチな男子高校生が異世界で少々の控えめな悪事(笑)をなすといった作品である――筆者個人の先入観との比較です(汗)――。少なくともアッという間に、数百人・数千人が死んだりはしていない。
西欧中世ファンタジー風異世界への召喚もの。なのだけど、20年同秋季の深夜アニメ『くまクマ熊ベアー』同様に、そこはTVゲームの世界のように地面や中空に過去の冒険者のログ(記録)が残存かつ参照可能で、敵に殺されてデータの粒子となって消滅しても30秒後には復活する(汗)。
クラスでは冴えない少年クンだったが、同人原稿もといゲームの中では全能感・万能感に満たされて(汗)、どころか嗜虐心も満たしていたりする。そんな彼はクラスでも快活な金髪女子と病弱女子にもゲームの中で出逢ったけど、どうもこの世界のゲームは尋常ではないことに気が付いて……。
純粋なオタ向け媒体の出自ではなく少年マンガ出自であるからか、往年の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(11年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20191103/p1)同様に、今はボッチでも元は快活で運動神経もあった少年が、事件や転校などを契機に転落したとすることで、異世界での胆力や敏捷性の理由もそこで担保はされている。
ただまぁ、ルサンチマン(怨念)が強いので「ズル」や「抜け駆け」や「不意打ち」を考えて内心ニタニタしているあたりは新鮮かも?(汗)
とはいえ、それも近代市民社会の甘ちゃんの「偽悪」的な態度にすぎなかった。一見は善人なようでも一皮ムクと発露される異世界の中世人の宗教・民族・身分に関するガチな差別心や敵愾心に敵うものではなく、その「偽悪」は早々に粉砕されるのだけど……。
このネタの導入は早過ぎなのではなかろうか? もっと主人公少年の悪党性で引っ張ってくれないとタイトル倒れだなぁ(笑)。
自身とは接点がなく悩みもナイのだろうと思っていた金髪快活女子は貧困家庭出自で、面倒見がよかった近所のお姉さんが見た目イジメで自死したトラウマから、ボッチにならず見た目も気を遣おうと活発な人格を身に付けてソレが板に着いただとか、サブヒロインの病弱少女が医者になりたい理由だとか、途中加入のサードヒロインのBL女子もボッチではないけど表面だけ級友と合わせた果てにイジメにあっただとか……。それ単独では面白い逸話だけど、本スジとの融合はウマくなくて乖離気味にも思える。
一応は観られる作品にはなっているけど、連載マンガの宿命か、やや行き当たりバッタリかも? 作品が目指すべき目的地も不明瞭で、ベクトル感覚には乏しいのだ。ゲームの中の世界かと思ったらソコは並行宇宙の地球で、彼らが実際にも殺人を犯していた! と苦悩させる終盤自体はイジワルだけど、情状酌量の余地はあるし、やはり100万人も殺してはいない(笑)。
一方で、#1は正規のセル画調のアニメ版とは別に、ネット上のフリー画材で作った幼児向けの絵本のような、強いデフォルメ調のキャラデザとなった「ワケあり版」の方を放映。終盤では、本作主題歌を熱唱する『ラブライブ! サンシャイン!!』(15年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200628/p1)残党組の花丸ちゃんとルビィちゃんによる『ふたりはプリキュア』(04年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20040406/p1)もどきの特製オープニングなども放映。
批評的な言語化が苦手なボキャ貧(ボキャブラリー貧乏)な連中が喜びそうな趣向だけど(イヤミ)、それが集客に有利ならば、それでもイイのであろう。筆者個人の評価は表情演技がない「ワケあり版」はノレない、後学のために観た正規版の方が断然面白い! というものだけど。
『魔女の旅々(たびたび)』
魔法のホウキにまたがらずに、お上品にも横座りにして空を優雅に飛行する、巨大な黒いトンガリ帽子に明るい灰色の長髪である美少女の魔女さんが、西欧近世風の異世界を旅していく物語である。
彼女は魔法学校で優秀な成績を修めて能力も秀でていたけど、旅先で出逢う人々をあまり救わず、救えずにバッドエンドや苦みのあるエンドで終わるパターンが多い。
美少女アニメの皮をかぶったダークファンタジーの側面もあるけど、寸止めで美少女アニメに留まってはおり、クチにはあまり出さないけど、自分で自分のことを内心で美人だと思いつつも、それを鼻にかけたりもしていないという魔女さんを愛でる作品である(笑)。
とはいえ#1が、彼女の一般家庭での幼少期や、魔法学校卒業後に森に住まう魔法使いのお姉さんのお師匠に弟子入りして、健気に丁稚奉公や修行する苦労人の姿も描かれたことが、その後の彼女のやや高慢な内面描写も、根は善良だからという許容につながっている。
少々傲慢でも決してキツくはなく、チョットだけクグもったところもあるような柔らかい女性らしいボイスがまた、主人公少女のイヤミをそれと感じさせなくさせている。
主演の本渡楓(ほんど・かえで)はここ数年は主役級でよく見かけるけど、コレといった声の印象がナイのは(個人的には)、それだけ芸風が幅広いのか、単に筆者個人の関心がウスかっただけなのか?(汗)
#1だけのゲストかと思われた師匠の魔女さんや、#2だけのゲストかと思われたロリ系ボーイッシュ魔女さんも、イレギュラー的に出演。前者は花澤香菜、後者は黒沢ともよだけど、黒沢は同季の深夜アニメ『アクダマドライブ』とは打って変わって、いかにも低身長でボーイッシュな少女声。この娘の存在が作品をイイ意味でギャグや美少女アニメに引き戻してくれてもいる。
とはいえ、並行世界(?)の様々な境遇の主人公少女が16人も集まってくる藤子不二雄の名作SF短編マンガ『パラレル同窓会』(79年)のようなギャグに寄った最終回は、個人的にはあんまり……。
まぁ、ダメだとは云わないし、原作ラノベにもあるエピソードだそうだけど、コレだったらアンソロジーなダークな話で終わった方が、本作らしかったとも……。もちろん、16人を演じ分けてみせる本渡楓の技量は見どころだったけど。
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2019~16年アニメ評! 『ブレイブウィッチーズ』『ガーリー・エアフォース』『荒野のコトブキ飛行隊』『終末のイゼッタ』 ~美少女×戦闘機×銃器のアニメ四者四様!
2019~13年アニメ評! 『せいぜいがんばれ! 魔法少女くるみ』『魔法少女 俺』『魔法少女特殊戦あすか』『魔法少女サイト』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』……『まちカドまぞく』 ~爛熟・多様化・変化球、看板だけ「魔法少女」でも良作の数々!
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2018~10年アニメ評! 『エロマンガ先生』『妹さえいればいい。』『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』『干物妹!うまるちゃん』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『ささみさん@がんばらない』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~2010年代7大・妹アニメ評!
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2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』前半評 ~リアルというよりナチュラル! 脚本より演出主導の作品!
2018年秋アニメ評! 『SSSS.GRIDMAN』総括 ~稚気ある玩具販促番組的なシリーズ構成! 高次な青春群像・ぼっちアニメでもある大傑作!
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2018年秋アニメ評! 『ゴブリンスレイヤー』 ~レイプに売春まで!? 周縁のまつろわぬ民は常に憐れで正義なのか!?
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2018年春アニメ評! 『銀河英雄伝説DNT』『ウマ娘』『かくりよの宿飯』『蒼天の拳』『ガンゲイル・オンライン』『多田くんは恋をしない』『デビルズライン』『ニル・アドミラリの天秤』『ハイスクールD×D HERO』『メガロボクス』『LOST SONG』
2018年冬アニメ評! 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『からかい上手の高木さん』『メルヘン・メドヘン』『キリングバイツ』『刀使ノ巫女(とじのみこ)』『citrus(シトラス)』『ゆるキャン△』『博多豚骨ラーメンズ』『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』『グランクレスト戦記』『恋は雨上がりのように』『刻刻(こっこく)』
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2017年夏秋アニメ評! 『はじめてのギャル』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』 ~オタの敵・ギャルやビッチのオタ向け作品での料理方法!
2017年夏アニメ評! 『ようこそ実力至上主義の教室へ』1期・総括 ~コミュ力弱者がサバイブするための必要悪としての権謀術数とは!?
2017年夏アニメ評! 『メイドインアビス』『はじめてのギャル』『ゲーマーズ!』『異世界食堂』『ナイツ&マジック』『アクションヒロイン チアフルーツ』『天使の3P!(スリーピース)』『クリオネの灯り』『ようこそ実力至上主義の教室へ』『恋と嘘』
2017年春アニメ評! 『冴えない彼女の育てかた♭(フラット)』 ~低劣な萌えアニメに見えて、オタの創作欲求の業を美少女たちに代入した生産型オタサークルを描く大傑作!
2017年春アニメ評! 『正解するカド KADO: The Right Answer』 ~40次元の超知性体が3次元に干渉する本格SFアニメ。高次元を材としたアニメが本作前後に4作も!
2017年春アニメ評! 『ゼロから始める魔法の書』 ~ロリ娘・白虎獣人・黒幕悪役が、人間×魔女×獣人の三つ巴の異世界抗争を高踏禅問答で解決する傑作!
2017年冬アニメ評! 『BanG Dream!(バンドリ!)』 ~「こんなのロックじゃない!」から30数年。和製「可愛いロック」の勝利!(笑)
2017年冬アニメ評! 『政宗くんのリベンジ』『小林さんちのメイドラゴン』『アイドル事変』『セイレン』『スクールガールストライカーズ』『けものフレンズ』
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2016年夏アニメ評! 『ラブライブ!サンシャイン!!』 & 後日談映画『ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbow』(19年) ~沼津活況報告 & 元祖に負けじの良作と私見!
2016年夏アニメ中間評! 『ももくり』『この美術部には問題がある!』『チア男子!!』『初恋モンスター』『Rewrite』『ReLIFE』『orange』
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2003年冬アニメ評! 『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚』
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シブい佳作が豊作だった20年秋アニメ評! ひぐらし業・ナナ・モリアーティ・禍つ・IWGP他
#ひぐらしのなく頃に業 #無能なナナ #憂国のモリアーティ #禍つヴァールハイト #池袋ウエストゲートパーク #ノブレス #アクダマドライブ #100万の命の上に俺は立っている #魔女の旅々