余は如何にして関東UHFアニメ視聴者となりしか? 2003~04年春アニメ評にあたっての所感
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『鉄人28号』(2004年版)序盤評
(テレビ東京系)
『鉄人28号』(2004年版)序盤評 ~合評1
(文・C.AZUMA)
東京の運河や川がまだ埋め立てられていない、水辺の風景が描かれている。この街の運河がこのまま生かされていくのなら、これもまた、来なかった未来の(可能性の源の)世界なのかもしれない。
原作者・横山光輝(よこやま・みつてる)さんが死去されたと知り、驚きました。巨大ロボット物も魔女ッ子シリーズもこの方が元祖なのでは? 子ども時代に夢を与えてくれた人がこの世からまた一人去ってしまい、さびしい。ご冥福をお祈りします。
『鉄人28号』(2004年版)序盤評 ~合評2
(文・Y.AZUMA)
どうやらこの四月から、また『鉄人28号』がアニメになるようだ。
取り敢えず、第一話を見てみた。
ストーリーは以下の通り。
昭和30年、高度成長も始まりかかろうとする東京に、突然十年も前の戦争の遺物、鉄人が南方より飛来する。悪漢、村雨一家を追っていくうちに鉄人と遭遇する少年探偵・金田正太郎(かねだ・しょうたろう)。彼はその鉄人が自分と同じ「正太郎」と名づけられていることを父親代わりの敷島博士から教えられる。聳え立つ鉄人と向かい合う正太郎君……、この続きは来週をお楽しみに……。
ビデオで見終わった後、妙な興奮と知的で複雑なジグソーパズルを見せられたような感動を覚えてしまった。
まず感じた印象。「戦後日本ロボット動画の回帰点」。
『鉄人28号』(原作漫画56年。63年・80年・92年にTVアニメ化)といえば、戦後のロボット動画(魂を持たず操縦者が動かすタイプ、合体変形型は除く)の始祖であり、それに続くロボットたちは以下の通りである。
鉄人28号→ジャイアントロボ(実写・67)→マジンガーZ(72・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200119/p1)→機動戦士ガンダム(79・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19990801/p1)→新世紀エヴァンゲリオン(95・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20110827/p1)
どうも、04年版『鉄人』はこれらの要素のすべてが入っているようだ。
特に強く感じられるのが『新世紀エヴァンゲリオン』。絵柄は三十年代横山光輝風ではあるが、「人型ロボットを作り出した父との葛藤」なんていうモチーフは思いっ切りソレである(まあ正太郎君は、戦後の混乱期を多くの人からの有り余る愛情の中で育ったため、「逃げちゃダメだ」なんて絶対に言わないけど)。正太郎君の声はくまいともこ、『花田少年史』(原作漫画93年・02年にTVアニメ化)の花田一路(はなだ・いちろ)君である。表裏のないキャラクターにはピッタリの声である。
その他、キャラクター別に思いつくことを列記。
・昭和二十年までの日本が作り出した「暗黒の遺産」(すなわちネガ)としての人型ロボット「正太郎(28号)」と出会ってしまった戦後の平和日本しか知らない金田正太郎君(つまりポジ)。
・戦前に孕んだすべての罪悪と不公正、目的のために手段を選ばない偏狭さ等の凝縮点としての「鉄人」で、なおかつ息子である「正太郎」をすべて自らの力で葬り去ろうとした「父」としての金田博士。
・戦争中のひ弱な助手から戦後の十年の苦難を経た心の傷を持つ中年技術者になった敷島博士(このキャラクターが一番原作から掘り込みが加えられている)。
・新登場の村雨一家。戦争で「加害者」に、そして「被害者」となり心を傷つけた青年たち。最低限の暴力を「道具」として使用し、最大限の暴力装置である「兵器」の破壊を試みる彼らもまた、自らの信念をもったアプレ・ゲール(編:戦後直後の価値紊乱時の文化風潮や無軌道青年を指す言葉)である
(個人的には暴力革命を肯定していた戦後の一時期の日本共産党を思い出してしまった(編:1950年代=昭和30年代前半までのこと)。黒澤明の映画『醉いどれ天使』(48)や『野良犬』(49)にも出てきそうな配役である)。
・「市民の安全を守る」ということのみに「正義」が見出せる大塚署長。
・何やら厄介な秘密をたくさん抱えた腹の黒そうな政府の政治家。
……等々、錚々たる面々と壮大な世界観、興味深いモチーフとレトロスペクティブな絵柄でこの先の展開が楽しみである。尻すぼみになったとしても、「期待」だけはいくらでも出来る。
見てて気がついた戦後十年目(昭和30年)の東京の風景。
・高速道路が覆い被さる前の日本橋川上のダルマ船(「水上生活者」なんて知らないよね)。
・ちょろまかした学校給食(脱脂粉乳)。
・浅草の国際劇場(当時は東洋一の大劇場)。
・建設中の東京タワー。
・冷房のない新聞社の編集室(巨大な氷柱は)。
・河川敷にある敷島重工の工場(お化け煙突)。
・目ん玉キョロリンの初代クラウンのパトロールカー。
・道路の上の覆い被さるような都電の架線。
・道路に埋め込まれた横断歩道を示す鋲。
それから、ちょっと違和感のある風景(知っててやっているんだろうけど)。
・都電(ちょっと違う。松山の路面電車みたい)。
・工事現場のパワーショベル(この頃はブルドーザーとクレーン程度。ちょっと早い)。
・高速道路の工事現場(あの岡本太郎のオブジェみたいな二段式は70年代の半ばくらい)。
オープニングとエンディングも、この作品に思い入れたっぷりの年代がほとんどの六本木男声合唱団。どちらにしても今クールの楽しみである。
追伸、第二話を今見てみた。
弟を救うためにオート三輪で鉄人の足にぶつかっていく村雨兄。
「へへっ、これで、特攻崩れの、汚名返上か」ってカッコよすぎるぜ。特攻隊として死に損なった青年の最期に中年オジサンは思わず感動してしまった。若本規夫さんのシレッとしたセリフがちょうどピッタリである。
追々伸、本日(2004/04/15)のニュースを見ていたら、原作者の横山光輝氏の自宅でボヤが発生し、同氏が大火傷を負ってしまったらしい。早く回復されて新作を又読ませていただきたいものだ。
(編):横山光輝大先生のご冥福をお祈りいたします。
『鉄人28号』(2004年版)終了評
『鉄人28号』(2004年版)終了評 ~合評1
(文・Y.AZUMA)
(この項のみ04年11月執筆。初出・『仮面特攻隊2005年準備号3』(04年11月発行))
21世紀版『鉄人28号』が終わってしまった。
原作を完璧にリメイクしつつ、監督さん(今川泰宏)のやりたいことをすべてやり尽くした作品といえそうである。
見なかった人も多いと思うので、簡単に結末を説明。
第二次大戦末期、起死回生の究極兵器としての太陽爆弾(「バギューム」なる薬品を使用)とその起爆装置として金田博士に作られた鉄人28号は、「兵器」として作られた存在であるがゆえに疎(うと)まれる(何しろ、六十年代風アニメで裁判劇を見せられるなんて思わなかった)。
悪の親玉が黒部渓谷のダム工事現場で何やら悪いことを企む中、それを阻止しようとする正太郎たち。暴走して黒部ダムを破壊しようとする大量のブラックオックス(敵ロボ)と戦いながら鉄人は溶鉱炉の溶けた鉄を浴び、その形を失っていく、というパターン。
まぁ、もともと原作の横山光輝の『鉄人28号』は、ある意味、色々な解釈の出来る(言い換えれば、スカスカな)作品である。だから、読む側の思い入れが加味されることで、より完璧な読者それぞれの『鉄人28号』が出来上がる訳である。ちょうど、テレビゲーム『ドラクエ(ドラゴンクエスト)』がプレーヤー一人一人それぞれのストーリーがあるのと同様である。
つまりこの作品、監督さんの私家版『鉄人28号』と考えればよいだろう。
そう思えば話が早い。今回の私家版のキーワードは、「戦時下の孕んだ鬼胎」と「戦後の高度成長の矛盾」てなところか。
戦時中の人間存在を蹂躙する各種兵器作成により傷ついた元青年たち(兵士や科学者)の心の疼きと、戦後も同様に進み続ける科学の進歩に逡巡する戦後派の少年たちの葛藤を、横山キャラクター(不乱拳博士・スリルサスペンス等)とロボットたち(ブラックオックス・バッカス等)に思いっきり「ベタ」に当てはめて、思い通りに動かした作品である。
だから、これからもさまざまな解釈の『鉄人28号』の解釈が現われて良いのであろう。
しかし、今回は戦中・戦後ネタが随分振られていた。曰く
・黒部ダム
・謎の列車事故
・日本の同盟国の宇宙開発
・動物園の動物薬殺
・帝銀事件
などなど山ほど語りたいことはあるが、取り敢えず列挙だけ。
しかしながら、今回作品。すべての黒幕は、敷島博士である。
戦前の科学界の暗部(人造人間製造、ロボット工学、人工知能エトセトラ)にすべて関わっている(これじゃ「731部隊」にも繋がりがありそう)。
ついでに戦時中に結婚していた奥さんの行方を探すこともせず、安否も確認せずに再婚しているのである。こいつは絶対悪い奴だ。ここまで「透明な悪意のない悪」を無意識に生きてしまう人物設定を作るなんて、この監督、意地が悪い。
何はともあれ半年間は楽しめた。本作品のスタッフの次回作を期待したい。
『鉄人28号』(2004年版)終了評 ~合評2
(文・T.SATO)
中盤以降、失速したと評される(?)本作。実を云うと、個人的には#1からハマれなかった。
英雄・鉄人28号&正太郎クンの胸のすく大活躍に喝采を送る人々といったオープニング映像。本編にはそんな明朗な描写がカケラもなく陰欝。背景美術はスゴいが、戦後の事件や事象を散らしただけで有機的に収束することもない。
そこが問題。戦争を体験してないから戦争は描かないというスタッフ陣。にしちゃあ戦争の後遺症を描きたがる。もちろん傷跡はあったろうが、昭和30年代とインテリじゃない過半の人々はそんなに内省的じゃなく、善くも悪くも前向き・旺盛に生きてたと思うゾ。
その伝で昭和30年代を全的に象徴していないというツッコミも二次的には可能。プチインテリオタク受けをねらった小賢しさ、頭デッカチさばかりを感じてならない。個人的には本作を買わない。
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『花右京メイド隊 La Verite(ラ・ヴェリテ)』
(文・T.SATO)
右京ということで、お坊ちゃん御曹司主人公。
メイド隊ということで、メイドがぞろぞろ。
まぁそこから想起する内容通りの作品で、それはそれでイイんじゃない?(イイのかな? 〜汗)
短いシークエンスながら、入浴中の少年主人公に、身体を洗いにメイドたちが殺到してくるっつーのは、要はソープ・ランドじゃん。
ま、TVが個室に1台の、家族そろって見ることは絶対にない状況に即応した美少女アニメにおける表現のひとつの到達点ですネ(コジツケ・笑)。
なんでも01年に放映された本作TVアニメ版(ASIN:B0006A9J6U・ASIN:B000B52CEQ・ASIN:B00005HX6U)の続編ではなく、まったくのリメイク(新作)だそうな……。よっぽど前作が、原作漫画(『週刊少年チャンピオン』連作・99〜06年)ファンやアニメマニアに評判悪かったのか?(汗)
(後日付記:個人的な好みで云うならば、ここまでベタで、オタク少年のリビドー・快楽原則に忠実な(?)シチュエーション満載で、ヒネりも何もない作品は、まったくスキではない……。ないのだが、まあイイか。といったところ。……ウ〜ム、やはり割り切れん。ホントにこんな内容で、一部のオタのみなさんは満足してるの?)
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『美鳥の日々(みどりのひび)』
(文・T.SATO)
文字通りの、右手が彼女になってしまう! というアイデア勝利の作品(原作は『週刊少年サンデー』連載(02年)だそうな)。
いたいけオボコで気弱な病弱美少女女子高生・美鳥(みどり)が、なぜか彼を思うあまりに、ある日を境に彼の右手として転生してしまう……。
しかも、その彼は、「悪魔の右手」を持つという、ケンカ三昧の高校生!
やはり主人公が眼鏡のオタク少年ではなく、バカヤンキーといったあたりで、カラッとスカッとしていて見やすいと思う。……こんなこと云ってる筆者個人は、もちろん少年時代からオタクでしたけど(笑)。
右手をケンカに使えなくなった主人公!(外出時は包帯を巻いてゴマカしている) 内容はとてもスリリングかつシチュエーションギャグも秀逸で、かなりの傑作!
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『恋風(こいかぜ)』
(テレビ朝日)
(文・旗手 稔)
「12人の妹」が登場する『シスタープリンセス』シリーズ(99年・01年にアニメ化)のような「ファンタジー」に対する、「リアル」タッチの作劇。
「妹アニメ」もいま「ロボットアニメ」と同様の変遷を辿ろうとしているのだろうか。よく観ると登場人物の「口の中」が「赤」ではなく「白」で塗られている。『デ・ジ・キャラットにょ』(03年)ではアイドル・うさだあかりの「平面的」なキャラクターが強調された演出が為されていた。それが「フィクション」に過ぎないと知らされた瞬間、視聴者の意識は「奥行き」を持つ「現実」の世界に引き戻されることとなるだろう。「口の中」が「平面」で構成されている『恋風』の色彩設計も、そのような異化効果をテレビの前の観客にもたらす。
「美少女アニメ」を観ていると、CMタイムにビデオアニメ『ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて』(02年〜)がたびたび登場する。『小麦ちゃん』は『恋風』のCMタイムにもしっかり姿を見せている。『小麦ちゃん』の作り手がこの「ジャンル」にきわめて自覚的に取り組んでいることが分かる。
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『天上天下(てんじょうてんげ)』
(テレビ朝日)
(文・旗手 稔)
日本中の武道家の師弟が集う学園でのバトルもの。『ウルトラジャンプ』連載漫画のアニメ化。
『仮面ライダー555(ファイズ)』(03年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20031103/p1)の井上敏樹がシリーズ構成と脚本を担当。井上の描く「子ども」時代はいつも不幸な記憶として顕現する。
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2016~18年アニメ評! 『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』1期&2期、映画『怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』評!
2016~17年アニメ評! 『くまみこ』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『ネト充のススメ』 ~コミュ症女子を描いた3作品の成否は!?
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2013年4大ぼっちアニメ評! 『惡の華』『ローゼンメイデン』『琴浦さん』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151102/p1
2013年秋アニメ評! 『WHITE ALBUM 2』 ~「冴えカノ」原作者が自ら手懸けた悲恋物語の埋もれた大傑作!
2013年秋アニメ評! 『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』 ~低劣な軍艦擬人化アニメに見えて、テーマ&萌えも両立した爽快活劇の傑作!
2013年秋アニメ評! 『サムライフラメンコ』 ~ご町内⇒単身⇒戦隊⇒新旧ヒーロー大集合へとインフレ! ヒーロー&正義とは何か? を問うメタ・ヒーロー作品!
2013年春アニメ評! 『這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)』
2013年春アニメ評! 『惡の華』前日談「惡の蕾」ドラマCD ~深夜アニメ版の声優が演じるも、原作者が手掛けた前日談の逸品!
2013年冬アニメ評! 『まおゆう魔王勇者』『AMNESIA(アムネシア)』『ささみさん@がんばらない』 ~異世界を近代化する爆乳魔王に、近代自体も相対化してほしい(笑)
2012年秋アニメ評! 『ガールズ&パンツァー』 ~爽快活劇に至るためのお膳立てとしての設定&ドラマとは!?
2011年春アニメ評! 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 ~別離・喪失・齟齬・焦燥・後悔・煩悶の青春群像劇の傑作!
2011年冬アニメ評! 『魔法少女まどか☆マギカ』最終回「わたしの、最高の友達」 ~&『フリージング』『放浪息子』『フラクタル』
2010年秋アニメ評! 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ~萌え対象かつオタの自画像! 二重構造化させた妹を通じたオタ社会の縮図!
http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20121015/p1
2008年秋アニメ評! 『鉄(くろがね)のラインバレル』 ~正義が大好きキャラ総登場ロボアニメ・最終回!
2008年春アニメ評! 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』 ~総括 大英帝国占領下の日本独立!? 親米保守vs反米保守!?
2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』(08年)#1「クロース・エンカウンター」 ~先行放映版とも比較!
2008年春アニメ評! 『マクロスF(フロンティア)』最終回評! ~キワどい最終回を擁護!
2007年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』 ~第1期・第2期・劇場版・総括!
2005年秋アニメ評! 『BLOOD+(ブラッド・プラス)』
2005年夏アニメ評! 『おくさまは女子高生』
2005年夏アニメ評! 『奥さまは魔法少女』
2005年春アニメ評! 『英国戀(こい)物語エマ』
2004年秋アニメ評! 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シード・デスティニー)』 ~完結! 肯定評!!
2004年冬アニメ評! 『超変身コス∞プレイヤー』『ヒットをねらえ!』『LOVE♡LOVE?』『バーンアップ・スクランブル』『超重神グラヴィオン ツヴァイ』『みさきクロニクル ~ダイバージェンス・イヴ~』『光と水のダフネ』『MEZZO~メゾ~』『マリア様がみてる』『ふたりはプリキュア』
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2003年秋アニメ評! 『君が望む永遠』『ヤミと帽子と本の旅人』『一騎当千』『神魂合体ゴーダンナー!!』『瓶詰妖精』『bps』『ASTRO BOY 鉄腕アトム』
2003年夏アニメ評! 『グリーングリーン』『ダイバージェンス・イヴ』『D.C.~ダ・カーポ~』『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』『HAPPY☆LESSON ADVANCE』『おねがい☆ツインズ』
2003年冬アニメ評! 『ストラトス・フォー』『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』『MOUSE[マウス]』『ぱにょぱにょ デ・ジ・キャラット』『陸上防衛隊まおちゃん』『朝霧の巫女』『らいむいろ戦奇譚』
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