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古見さんは、コミュ症です。・川柳少女・ひとりぼっちの○○生活  ~コミュ力弱者の女子を描いた3作の成否(笑)を問い詰める!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』『ようこそ実力至上主義の教室へ』『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』『月がきれい』『俺を好きなのはお前だけかよ』『弱キャラ友崎くん』 ~コミュ力弱者の男子を禁欲・老獪なヒーローとして美化した6作!
『くまみこ』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『ネト充のススメ』 ~コミュ症女子を描いた3作品の成否は!?
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[アニメ] ~全記事見出し一覧


 深夜アニメ『古見(こみ)さんは、コミュ症です。』の分割2クールが完結記念! とカコつけて……。コミュ力弱者少女を描いた深夜アニメ『古見さんは、コミュ症です。』(21年)・『川柳少女』(19年)・『ひとりぼっちの○○(まるまる)生活』(19年)評をアップ!


古見さんは、コミュ症です。』『川柳少女』『ひとりぼっちの○○生活』 ~コミュ力弱者の女子を描いた3作の成否(笑)を問い詰める!


古見(こみ)さんは、コミュ症です。』

(2021年秋アニメ)
(文・T.SATO)
(2021年12月25日脱稿)


 他人と会話をするにも困難を覚える我々オタクのようなコミュ力弱者を主人公に据えたアニメ。ただし、クールビューティーで表情を変えないポーカーフェイスの超絶美少女なので、コミュ力弱者であることはバレておらず、彼女ほどのコミュ力弱者ではないけど地味な男子高校生クンが彼女をフォローしつづける。


 アマゾンが「あなたにお勧めです」と教えてくれたので、数年前にも原作漫画(16年)の電子書籍の第1巻は一読。
 本作を好きな方々には申し訳ないけど、深いところをエグってくる作品ではない。(ひとり)ボッチ漫画『ひとりぼっちの○○生活』(13年)や『ぼっち日和(びより)。。』(11年)のように性悪なヤンキーやギャルは登場しないソフトでマイルドな作品である。


 こーいう作品もあってイイし、それで癒やされる方々もいるので、くれぐれもその存在自体を否定してはならない。しかし、筆者は『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(11年・13年に深夜アニメ化・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150403/p1)みたいな、自分も他人もどっちも歪んでる! みたいな構図に人間&社会の縮図を見取って、それに納得することで癒やされる性格なので(笑)、1巻だけでおサラバしていた(汗)。


 で、試しに#1を観てみる。……面白い。


 1ヶ月先行してNHKで始まった実写版も観てみる! ……面白い。


 アニメ版は登場人物のリアクションをオーバーにしてメリハリを出してギャグにしている。実写版もナチュラルな演出ではなくコメディ的に演技を誇張することで笑い&救いを作っている。
 コミュ力強者の幼なじみ美少年、見た目は不良のコミュ力弱者少年、見た目は山姥ギャルのコミュ力弱者少女といった、コテコテの記号的なキャラを作って、彼らの状況や交友に関するお約束リアクションで話を続けていく。


 アニメ・実写版ともに、序盤はまぁまぁ面白いのだけど、個人的には中盤以降は単調に思えてきてしまい……。
TVアニメ『古見さんはコミュ症です。』オリジナルサウンドトラック1

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古見さんは、コミュ症です。 DVD BOX
(1)
(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.81(21年12月30日発行))


川柳少女(せんりゅうしょうじょ)』

(2019年春アニメ)
(文・T.SATO)
(2019年4月27日脱稿)


 黒髪ロングの弱そうでもニコニコ笑顔の美少女。しかし彼女は極度のシャイであり、他人との会話は短冊に書いた川柳で筆談するのであった。


 と、こう書くと、コミュ力弱者問題を扱った(ひとり)ボッチアニメかと思えるのだが……。


 すでにカレ氏がいるのかヨ!? しかも、そのカレ氏が週刊少年マンガ誌の典型(?)ともいえる、やや不良が入った男のコだよ!
 同性の友達もいるじゃんかヨ! クラスでも浮いてないじゃん!


 どころかクラスの男子連中にも「オトナしそうで可愛いよナ」と評されていてモテてるじゃん!


 といったあたりで、筆者が事前に期待していた内容やテーマとは異なることがわかって、少々落胆してしまう(少なくとも序盤を観るかぎりにおいては……)。


 主役少女は中堅・花澤香菜が肺活量も声量も小さそうで消え入りそうな、可愛らしい蚊の鳴くようなボイスで演じており、いかにもな感じは達成できている。


 授業中に先生に指されてアタフタとあわてるばかりで喋れない。店員の畳み掛けてくる問い掛けにはキャパオーバーでパニくって答えられない。というあたりはイイのだけど、まわりが即座にフォローしてくれるので、彼女がホンキで悩むことはない。


 弱者が弱者のままで尊重される世界。それは理想なのやもしれないが、やはり程度問題ではあって、ココまで何も考えずに済んでしまう彼女を観ていると、コレは「愚者の楽園」という気もしないでもなく(汗)、人間には重度なモノは不要にせよ多少の試練があった方がイイのでは? とも思えてくる。


 ナンとはなしに浅い感じであり、深い哀しみや挫折を抱えた人間に仮に彼女が出逢っても、寄り添って分かち合って癒やしてあげられるという気がしない(笑)――もちろんコレはおカド違いの要望なのであろう――。


 個人的には、学校の先生や級友や店員の問い掛けに滑舌よい大きな声で答えられずに、いつも問い掛け直されるので、ますます緊張してドツボにハマるような『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(11年・13年に深夜アニメ化)の序盤で観たようなノリ。
 深夜アニメ化もされたボッチ少年が転落する『惡の華』(09年・13年に深夜アニメ化)と同じ漫画家が手掛けた吃音少女を主役とした『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(11年・18年に実写映画化)のように、一般ピープルには呼吸のようにカンタンな発話や会話をすることができずに、それにいちいちストレスを感じて劣等感にも苛まれていくような要素を全面といわず作品の一部にでも出してくれれば、筆者の感情移入の度合いは高くなったのだけど。


 とはいえ、ヘビーな作品ばかりが正義でもナイので、コレはコレで否定はしない。本誌執筆陣の界隈にもボッチアニメのブラックな笑いに、筆者のように屈折した癒やしを感じられず、正視に耐えずにイヤな気持ちになるという御仁が複数いるのも事実だし、それをガマンして咀嚼しつづければ新たな境地に辿り着くという絶対保証もナイ以上は、本作のようなマイルドな作品も必要なのであろう。


 しかし、コミュ力弱者でもルックスゆえかカースト上位グループに常に所属していた女の子っていたよなぁ……とチョットだけディスってみる(笑)。
Senryu Girl [Blu-ray]

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.74(19年5月4日発行))


『ひとりぼっちの○○(まるまる)生活』

(2019年春アニメ)
(文・T.SATO)
(2019年4月27日脱稿)


 主人公の女子中学生の名前が、一里ぼっち(ひとり・ぼっち)。そのまんまやないけー!(笑)


・教室で前の座席に座る級友の名前は、砂尾なこ(素直な子)
・外国人少女はソトカ・ラキター(外から来た)
・風紀委員は倉井佳子(暗い過去)


 というワケで、そのネーミングセンスからもわかる通り、(ひとり)ボッチアニメではあるけれど、リアリズムには寄っておらずコミカル側に寄せた作風。


 筆者が事前に期待した内容やテーマとは異なるとわかって、少々落胆(以下略)。とはいえ、ヘビーな内容の作品ばかりが正義でもナイので(以下略)。


 中学校に入学した彼女が、新集団に加入する際に感じる気後れや新たに友人を作ること、どころか他人に話しかけたり、登校時に教室へ入る際の「おはよう」の声を発することへの恥じらい――で、結局は「おはよう」の声を発さない(笑)――。
 自己紹介で大勢のヒトの前で喋ることや、そも世間で大多数ウケする性格的な明るさ(その実態は軽佻浮薄なチャラさ・汗)や、オシャレやモテとされている趣味や得意スポーツなどもナイことに、悶々とするどころか屠殺場に向かう牛馬のような気持ちになるサマが描かれる。
――むろん天性の性格ゆえ、成人しようが中年になろうが、多少は改善しても完治はしないヨ……なぞと青少年に告げたらば未来に絶望するだろうから、そこは黙しておくべきであろう(爆)――


 それどころか、自己紹介中に極度の緊張で嘔吐!(汗)――もちろん声優の呻き声のみで、その瞬間自体は映像化されない――
 似たようなゲロを吐くシーンがボッチアニメ『琴浦さん』(11年・13年に深夜アニメ化・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20150403/p1)でもあったよナと思いつつ、コレで中学生活も終了! あとは「ゲロ」の称号を得て「汚れキャラクター」のスティグマ(聖痕)を背負って蔑視&孤独に堪えて生きていくんだネ、「蝶よ花よ」の女のコでそれはツラいと思ったら。


 そーいった重たい展開にはならない。ゲロ吐きの事実は流されることで、同季の深夜アニメ『川柳少女』と同様に、もっと軽やかなところをねらった作品なのだナと気付かせる――忘れそうになったころに、前の席の娘が「何だよ、ゲロ」とアダ名してくるけど(笑)――。


 よって、絵柄も含めてあくまでも軽妙にボッチやコミュ力弱者の「あるある」ネタをギャグとして描いていくところに本作の特徴があるので、主人公の女子中学生のキャラデザもシットリとした黒髪セミロングはサイドテールで垂らしており、それを束ねた箇所にはピンクの花型髪飾りまで付けているので、女子力も高くて可愛い萌え対象ともなりうるキャラデザともなっている。


 個人的なホンネを云わせてもらうと、それゆえにやや物足りなく、自分はもっと濃ゆくてエゲつなくて下品でエグってくるような作品が好みだナ……とは思うものの、だからといって、自分の好みと異なる作品の存在自体を否定してもイケナイのだ。
ひとりぼっちの○○生活

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『SHOUT!』VOL.74(19年5月4日発行))


『ひとりぼっちの○○生活』

(金曜26時55分 毎日放送・TBS他)
(文・久保達也)
(2019年4月17日脱稿)


 本作はかの『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(13年)や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(13年)、『琴浦(ことうら)さん』(13年)や『惡の華(あくのはな)』(13年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151102/p1)など、いわゆる(ひとり)ボッチアニメが深夜枠で隆盛を極めた2013年から、KADOKAWA『コミック電撃だいおうじ』で連載中の4コマ漫画を原作としている。


 『響け! ユーフォニアム』(15年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160504/p1)や『艦隊これくしょん-艦これ-』(15年)、『ラブライブ!』シリーズ(13年~・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160330/p1)に『中二病でも恋がしたい!』(12年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190904/p1)、はたまた『ローゼンメイデン』(04年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20151102/p1)など、これまで数々の人気アニメを手がけてきた花田十輝(はなだ・じゅっき)がシリーズ構成を担当していることは意外に思えるのだが、氏はボッチアニメとは若干(じゃっかん)ニュアンスが異なるものの、原作漫画ありきの作品だがオタク女子たちを主人公にした『海月姫(くらげひめ)』(10年)のシリーズ構成を務めた過去がある。


 これは風呂とトイレが共同の男子禁制の木造アパートにて、実家からの仕送りのみで(汗)共同生活をする、


・クラゲオタク
・市松(いちまつ)人形オタク
三国志オタク
・鉄道オタク
・中高年男優オタク(笑)


 といった、「オシャレ人間は敵!」「人生に男は必要ない!」などを主義とした「尼(あま)~ず」(爆)と自称する女子たちに、大物政治家の息子であるものの、女装を趣味とする美少年がカラむことで巻き起こる騒動をコミカルに描いた作品だった。


 まぁ、『海月姫』は主人公のクラゲオタク以外は、その生態も含めてキャラクターデザインがオタク女子の姿をあまりにリアルに描きすぎていたため、おそらくは円盤も売れなかったことと思うのだが(汗)、ギャグ演出は絶好調であり、本作はそんな作風を継承しつつ、登場キャラを美少女で統一したという印象だ。


 桜が満開となった通学路で中学校の入学式に向かう、茶髪ロングヘアでワインレッドの瞳をした清楚(せいそ)な印象の美少女主人公・一里ぼっち(ひとり・ぼっち 爆)が左側につけた髪飾りを、満開の桜と重ね合わせた、それこそ華のある印象を醸(かも)しだす演出が心憎い。


 実はぼっちはその名が示すように(笑)、小学校時代は幼なじみの八原かい(やわら・かい)しか友人がおらず、そのかいが私立中学に進学することで離ればなれとなってしまうのだが、ぼっちが中学でクラス全員と友達になれないかぎりは絶交する! という非情な約束を彼女からされてしまったのだ。


 クラスメイトがゼロならクラス全員と友達になれると、「1年1組廃止のお知らせ」(笑)を教室の入り口に貼ってみたり、案の定、自己紹介ではドモりまくった果てに嘔吐(おうと)してみたり、級友に話しかけようとするや、足がつって(爆)転倒してみたりと、幼なじみとの約束を到底果たせないと絶望するたびに、ぼっちが闇の中に照らされたスポットライトの中でひざまづく、アバンギャルド(笑)な心象描写が繰り返されるのは、視聴者の感情移入を誘わずにはいられない演出となっている。


 ぼっちが窓際の最後尾の席であるのは、もはやジャンル作品のお約束だ(笑)。
 その前の席に座る金髪ショートヘアのミニスカ制服でぶっきらぼうな、ギャル系というより昭和の不良少女といった印象が強い砂尾なこ(すなお・なこ)=「素直な子」(爆)には「なんだよ、ゲロ」と云われてしまう。
 しかし、話しかけてくれたことに感激し、パシリは友達にカウントされるの? となこにたずねたり、終業時に雨が降りだしたことで自身の折りたたみ傘をなこに手渡すや、走って逃げ帰るなどのぼっちの健気さには、視聴者の応援モードが全開となるのは必至だ。


 「ふたりで入ればいい」と、ぼっちを傘に入れてくれたり、ぼっちがくれたジュースのお返しとして棒付きキャンディをくれたりするほど、その見た目に反して、なこは実はいいコであることが判明する。
 なこをどうしても友達にしたいぼっちは日常会話の準備として、手のひらに質疑応答集をびっしりと書きこむものの、アドレスを教えてもらったことで、昼休みに弁当をいっしょに食べる際すらも、ひたすらスマホのメールでなこと会話をするのも、コミュ下手からすればある種のリアルな描写として映るだろう。


 なこに友達として承認されたぼっちはうれしさのあまり気絶してしまう(笑)。何かうれしいことがあるたびに、ぼっちが気絶してブッ倒れる描写が繰り返されることも、それだけぼっちがこれまでの短い人生の中で、うれしいことがあまりに少なかった証(あかし)として機能しているのだ(汗)。


 桜の花びらが舞い散る中、なこと帰るぼっちの髪の花飾りをアップにして幕となる第1話のラストは、冒頭で描かれたぼっちの願いが見事に成就(じょうじゅ)したことを係り結びとして表現するには実に秀逸(しゅういつ)な演出だった。


 なこはぼっちを変人で不器用でお人好しとしながらも、それがぼっちのいいところだと評していた。
 そのぼっちの人間性に惹(ひ)かれて、海外から入学してきた金髪の外人少女であるソトカ・ラキター=「外から来た」(笑)や、風紀委員の倉井佳子(くらい・かこ)=「暗い過去」(爆)など、ぼっちの友人が徐々に増えていくホンワカとした作風は、先述した『琴浦さん』を彷彿(ほうふつ)とさせるようでもあり、文学少年の主人公が次第に破滅していくさまを描いた、ひたすらダークな展開だった『惡の華』の円盤の売上が大爆死(汗)したことを思えば、今後のボッチアニメが視聴者の共感を得るためには、本作のような路線が主流となるべきなのかもしれない。


 ただ個人的には、先述した『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の黒木智子=もこっちや、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の比企ヶ谷八幡(ひきがや・はちまん)=ヒッキーのように、ひたすらやさぐれた主人公が、そのシニカルな主義・主張によって世の軽薄な風潮を一刀両断することで、視聴者がカタルシスを得られるような作品も、久々に観たくてたまらないのだが。
TVアニメ 「 ひとりぼっちの○○生活 」 オープニングテーマ 「 ひとりぼっちのモノローグ 」

(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.82(19年8月1日発行))


追記:

(文・T.SATO)


 今さらだけど、「コミュニケーション弱者」のことを「コミュ症」なり「コミュ障」という語句で呼称しているネット・スラング(俗語)には少々の違和感はある。
 「障」は「障害」や「障害者」の略であり、70年代にビッコやカタワやメクラなどの差別用語が禁止された代わりに、80年代以降に「身体障害者」のことを「身障」などと略して侮蔑的に表現する流儀が20世紀のむかしの一部のヤンキーな若者間ではあったことも想起してしまい、そこに少々の差別的なニュアンスも漂ってしまうと思えるからだ。
 あるいは、ホントの各種の障害者の方々の苦悩に比べれば、「コミュニケーション弱者」の苦悩などは無視はできないまでも、彼らが抱えているほどの重たい苦悩なのか? と云われてしまえば、クエスチョン・マークが付いてしまうことから、障害者の方々に対しても失礼なスラングなのではないのか? とも思えてきてしまう。


 とはいえ、「コミュニケーション弱者」以外から名指される蔑称などではなく、往々にして「コミュニケーション弱者」自身が自虐的な自称として「コミュ障」という用語を用いていることもあるのだし、オタク世間でもこの語句が流通するようになって久しいので、多少の引っかかりはあるものの「まぁイイか」と許容せざるをえないのだ(汗)。
 ただし、筆者個人は「コミュ症」なり「コミュ障」という語句は絶対ではないけどなるべく使わずに(特に後者は)、「コミュニケーション弱者」や「コミュ力弱者」という語句を使用することにしている――むろん、「コミュ症」なり「コミュ障」という語句を使用している御仁たちのことも否定する気はまた毛頭ナイけれど――。


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古見さん』『川柳少女』『○○生活』コミュ力弱者女子を描いた作品の成否!(笑)
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