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ウルトラマンメビウス最終回 最終三部作 48話「皇帝の降臨」・49話「絶望の暗雲」・50話「心からの言葉」 〜ありがとう!

ウルトラマンメビウス総論 〜『メビウス』総括・赤星政尚論!
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『ウルトラマンメビウス』評 〜全記事見出し一覧


ウルトラマンメビウス』最終回 最終三部作 48話「皇帝の降臨」・49話「絶望の暗雲」・50話「心からの言葉」 〜ありがとう!


合評1 ~ウルトラマンメビウス終了……最終章に思うこと

(文・森川由浩)


 『ウルトラマンメビウス』(06)終了ということではあるが、今回は時間的都合もあり、最終章三部作(第48話〜第50話)のみについて語ろう。


 ストーリー展開はもちろん、それを彩る大悪として、これまで設定だけにしかなかった幻のキャラクター・エンペラ星人の登場、光を失いつつある太陽を元に戻すべく活躍するウルトラ兄弟など、確かに盛り上げてはくれたし、楽しめた。
 とは言え、全てについて及第点ではなく、問題点もある。
 率直に言うなら盛り沢山の内容を消化しきれず、尚且つ物語の流れを見る側に確実に伝えるというものが欠如しているといった印象を抱かせた。
 「あの人物はどうなったのだ?」「あの状況後、彼はどうなったのだ?」と思わせる描写不足を感じずにはいられなかった。


 敢えて指摘するなら、第一章でのメビウスの正体をTVで公表したジャーナリスト・ヒルカワのその後(彼はどうなったのか。特に彼は前のエピソードから数回に渡って登場しているだけに、あのまま何事も無かったように消えただけなのでは不満も残る。ましてやメビウスの正体を暴いたのだから、それ相当の退場劇というか、その描写がないと視聴者も物足りなく、納得しない)や、第三章でのゾフィーとサコミズの合体・変身プロセス、その後の分離の描写が無かったのは、特にいただけない。


 なぜなら本作のシリーズ全体のセールスポイントに、サコミズ隊長の意味深な行動・言動、そしてその正体は何か? という謎解きの要素があった。
 特に公式ホムペでもこれまで地球での人間体がなかった「ゾフィーの正体が明かされる」的なふれこみがアップされ、サコミズの「訳あり」で、尚且つ「すべてを見通している」そぶりから見ても、サコミズ=ゾフィー説を匂わせていたのに、結局は最終決戦で一時的に憑依(ひょうい)しただけの存在でしかなかったのは、余りにも「肩透かし」を食らったという印象が否めなかった。
 確かに「サコミズ=ゾフィー」にはなったが、それは一時的なものでしかない。世間での盛り上がりやファンの期待に「無理矢理」帳尻合わせたような印象も受けられる。


 最初の総監=隊長同一人物説はある程度は予測されていただけに、それに加えてゾフィー人間態と言うサプライズを期待するファンは多かった。ウラシマ現象で実年齢より若く見えるという状況設定、そしてなによりも宇宙航行中にゾフィーとのファースト・コンタクトを体験している過去は、それをプラスに運ぶ設定であり、第42話「旧友の来訪」放映時点ではまだ「サコミズ=ゾフィー」をある程度感じ取ることができた。
 GUYS(ガイズ)隊員の力を借り甦ったメビウス、サコミズと合体しエンペラ星人を倒したゾフィー
 戦い終わり、サコミズと分離したゾフィーウルトラマンヒカリとともに故郷・ウルトラの星に帰っていった。これでサコミズ≠ゾフィーといった図式の念押しがされた。

 
 今回の『ウルトラマンメビウス』「最終章三部作」は、かつての『ウルトラマンダイナ』(97)『ウルトラマンガイア』(98)の最終回(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971211/p1)のように、未使用カットを再編集したディレクターズ・カット版ビデオでも発売するのだろうかも知れないが、もしそうなら嬉しいとは思うが、それは一歩引いて見返すと余りにも商業主義に走りすぎていて、普通の視聴者にとっては不親切だと思わせられる。


 それともう一つ言及したいのは、メビウスゾフィーVSエンペラー星人の折、メビウスを甦らせたGUYS隊員とサコミズ隊長が一同に並び、共に戦うシーンとして、ヒーローの中に宿った魂のようなイメージで映し出される場面がある。
 どこかしらデジャヴを感じるシーンだった。丁度10年前、似たようなシーンを見た。それは『ウルトラマンティガ』(96)の最終回(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961207/p1)だった。人間の精神的な力が奇蹟を起こすシチュエーションだが、それに範を得た(のだろう)のか、ここで人間とウルトラマンが手を結び、共に戦う術(すべ)として用いられた。
 ここには改めて『ティガ』の影響の大きさ、強さを感じた。紛れも無く『ティガ』は平成の「初代ウルトラマン」、いや「平成初代ウルトラマン」、または「平成時代初代ウルトラマン」であることを立証したと痛感させられた。平成ウルトラシリーズがこれまで描かなかった「M78星雲・光の国」ウルトラマンワールド(『ウルトラマンネオス』(00)『ウルトラマンマックス』(05・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060311/p1)を除く)を復活させた『ウルトラマンメビウス』も、間違いなく平成ウルトラマンなのであるということの象徴にも見えた。


 最後に総論的に述べるなら、本作は過去のウルトラマンOBの素顔の戦士を含めての登場(タロウ除く)、旧作怪獣の復活、といったイベント性が実現したオールドファンにとっての理想や夢を映像化した作品の存在としてのアイデンティ、そのイベント性を絡めた全体のストーリー構成・展開は大いに評価できる。
 しかしそれが視聴率、マーチャンダイジングに決してイコールしなかった面のマイナス面、至らなかった結果を肝に免じ、次展開に反省材料として生かさないと、もう「ウルトラマン」シリーズ新作の製作は出来なくなるだろう。特に連続テレビシリーズとしては。
 「商業作品」として考える「ウルトラマン」として見れば、『ウルトラマンメビウス』は及第点ではないからだ。予想以上に売れなかった各種玩具、全国ネットからローカル枠への降格(しかも未放映地域が主要都市放映終了後の今もある)、1.5%という関東での最低視聴率、それ故以後バンダイ以外付かなかったスポンサー(一時的にセイカノートなどが付いたが、最後まで続かなかった)等……。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2007年春号』(07年4月22日発行)『ウルトラマンメビウス』最終章・合評②より抜粋)


合評2 ~『ありがとう! ウルトラマンメビウス

(文・久保達也)

第48話『最終三部作Ⅰ 皇帝の降臨』

(脚本・長谷川圭一 監督・アベユーイチ 特技監督・菊池雄一)


 宇宙空間で赤々と燃えあがる太陽。その表面に不気味な黒い染みが広がっていく。


 「ウルトラマンメビウスの正体はこいつだ!」
 「GUYS(ガイズ)に宇宙人潜伏!!」


 ゴシップ週刊誌に躍る文字。その署名は、第28話『コノミの宝物』(脚本・長谷川圭一 監督&特技監督小中和哉)、第44話『脅威のメビウスキラー』(脚本・赤星政尚 監督・小原直樹 特技監督菊地雄一)に登場し、第45話『エースの願い』(脚本・長谷川圭一 監督・小原直樹 特技監督菊地雄一)でミライの正体がウルトラマンメビウスであると知ってしまった性悪のゴシップ週刊誌記者・ヒルカワによるものだった
 (映像に出てきた週刊誌記事の末尾の署名によると漢字表記は蛭川光彦。下の名前は氏が『ウルトラマンネクサス』(04年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060308/p1)で演じたナイトレーダー隊員・石堀光彦から取ったもの・笑)。

 
 太陽が異常活動を起こす中、GUYSスペーシーの防衛ラインを突破して、宇宙からワシントン・モスクワ・北京・パリ・ロンドンといった世界主要国の首都に13体のロボット怪獣・無双鉄神インペライザーが出現した!
 インペライザーは第29話『別れの日』、第30話『約束の炎』(共に脚本・赤星政尚 監督・佐野智樹 特技監督鈴木健二 http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061203/p1)の前後編でも、1体だけでウルトラマンメビウスウルトラマンタロウ教官を苦戦させたほどの強敵だ!


 GUYSジャパンが出撃しようとしたそのとき、世界各国にドスのきいた謎の声がどこからともなく重々しく響き渡った!


謎の声「予(よ)は皇帝! この宇宙に君臨する者! 地球人に予の意思を伝える! ウルトラマンメビウスを追放せよ! 奴は人間に化け、ある場所に潜伏している! 奴を捜し出せ! 地球人自らの手で差し出すのだ!」


 そして東京のインペライザーが幅広の高層ビルの中心部だけをブチ破って歩を進め、頭部の左右の砲口から赤い光弾を連射して進撃を開始した!
 最終三部作というスペシャルな回にふさわしく、いつもは寂しい特撮美術セットが、今回に限りイベント編の第29話『別れの日』同様、複数の競合他社から借りてきたとおぼしき、精巧な出来のさまざまなかたちの多数のビル(高速道路や信号や標識や自動車やガードレールや樹木なども!)で隙間なく埋め尽くされていて、ゴージャス感を出している
 (……90年代後半の円谷プロファンクラブ会報にその旨の記述があったので、『メビウス』でも毎回毎回これらのビルが登場しないということは、金銭を払っての複数他社からの借り物なのでしょう)。


 猛威をふるうインペライザー!
 ウルトラマンメビウスが空中高くから華々しく登場し、そのままインペライザーの背中に猛烈なキックを見舞う!
 吹っ飛ぶインペライザー!
 倒れたインペライザーに連続チョップをくらわし、足を押さえつけてパンチ攻撃をかけるメビウス
 辛くも起き上がったインペライザーはメビウスを吹っ飛ばし、赤い光弾を連射! メビウスは両手を手前に突き出し、円形のバリヤー・メビウスディフェンスサークルを張ってこれを防御する!
 ガンフェニックスが両翼からのレーザー攻撃でメビウスを援護!


 インペライザーがひるんだすきに、メビウスは右足、さらに左足で連続キック攻撃!
 メビウスが頭部につかみかかると、インペライザーはバタバタしながら周囲に赤い光弾を撃ちまくった!
 インペライザーはメビウスの左足をつかみ、左腕、さらに右腕でメビウスを殴打! インペライザーが左腕から繰り出す連打で吹っ飛ばされるメビウス
 だがメビウスは連続バック転を繰り出して後ろ向きにインペライザーに接近し、右足で飛び蹴りをくらわした! 宙を高く回転してインペライザーの後方に着地するメビウス
 メビウスは逃げようとするインペライザーに回し蹴りをくらわし、大きく投げ飛ばした!


 そしてメビウスは全身を燃え上がらせ、ウルトラマンメビウスバーニングブレイブへとタイプチェンジ、大空高く舞い上がり、全身を高速ドリル回転させ、突き出した右足先から全身を燃え上がらせ、第34話『故郷(ふるさと)のない男』(脚本・赤星政尚 監督・小原直樹 特技監督菊地雄一 http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061224/p1)でウルトラマンレオの薫陶にて習得し光波宇宙人リフレクト星人を倒したメビウススピンキックを今また繰り出した! 立膝をついて着地したメビウスの後方でドテっ腹に風穴の開いたインペライザーは大爆発を起こす!


 近年のウルトラ主題歌の中でも珠玉の名曲といえる『ウルトラマンメビウス』が高らかに流れる中、たたみかけるようなテンポで展開される、極めてスピーディーなメビウスとインペライザーのバトルアクションはあまりに絶品であり、これこそ変身ヒーロー作品最大の醍醐味である!
 冒頭からいきなりこういうのをかましてくれるからこそ、視聴者はこの一年、『ウルトラマンメビウス』(06年)に夢中になったのだ!


 だが勝利の余韻も束の間、空間転移によってさらに二体のインペライザーが出現した! 両者がメビウスに向かって赤い光弾を発射! 一体のインペライザーが右腕でメビウスをどつくと、メビウスはお返しに蹴りをくらわし、光弾を発射したもう一体に地上を回転して接近する! だが反対側の一体が発射した光弾がメビウスに命中した!


 この一連の場面の一部が、ミニチュアの上下2段の高速道路のガード下から覗くようなアングルで撮られているのが秀逸である! 遠方のメビウスVSインペライザーのバトルがまさに視聴者目線で映し出され、臨場感を醸し出しているのだ!


 一体のインペライザーが振り降ろした盾(包丁?)のような右腕をメビウスがつかみあげるや、インペライザーは左腕でどつき、メビウスが吹っ飛ぶ! さらにもう一体のインペライザーが右足で蹴りをくらわし、倒れたメビウスを何度も踏みつける! メビウスの活動時間の限界を示す胸のカラータイマーが鳴り響く!
 ガンフェニックスがレーザー攻撃で援護するも、インペライザーは右腕の盾でこれを振り払った!


作戦室のサコミズ「メテオール、解禁!」


コクピットリュウ「インビンシブルフェニックス! パワーマキシマム!!」


 黄金に輝いたガンフェニックスのエネルギー波攻撃・インビンシブルフェニックスにより、一体のインペライザーが大爆発を起こした! GUYSが怪獣を倒したのだ!
 連られてもう一体のインペライザーが衝撃で吹っ飛び、メビウスが解放される!
 メビウスはガッツポーズを取って全身を炎で包み、赤い光弾を連射するインペライザーに突進してつかみかかった! 両者が紅蓮の炎に包まれる!
 第30話『約束の炎』でウルトラマンタロウ教官が30数年ぶりに地球で披露してインペライザーを倒した最強必殺技ウルトラダイナマイトを模した、第43話『脅威のメビウスキラー』でも異次元超人メビウスキラーを葬ってみせた、寿命を縮める禁断の自爆技、ナゼか異次元人ヤプール命名した(笑)メビュームダイナマイトだ!
 インペライザーは苦悶のような機械音をあげながら何度も大爆発を起こし、空に高々と火柱が吹き上がった! それをビル街からカメラをひいたアングルで捉えているのがまた効果的!
 空から光の粒子が舞い戻り、結集してメビウスの姿に戻るが、さすがにすっかり体力を消耗したメビウスはがっくりと膝を落とし、カラータイマーの点滅が激しくなる!
 そこになんとまた別の4体目のインペライザーが出現! 赤い光弾を連射しながらメビウスに迫る! カラータイマーがせわしなく鳴り響き、メビウスは消滅した……
 愕然とする群集に対し、空の彼方から勝ち誇ったような謎の警告の声が発せられた……


謎の声「見てのとおり、メビウスを倒すことなど造作もない! 即座に地球を滅ぼすことも可能だ! メビウスを地球より追放せよ! 要求を飲むなら、あらゆる脅威から、予が地球を守ると約束しよう。タイムリミットは3時間! それまでに地球人の賢明な答えを待とう!」


 国家安全保障局のシキ(演・斉藤洋介)がGUYS基地フェニックスネストを来訪し、地球に迫る危機を回避するため、GUYSに対してミライの引き渡しを要求した!


シキ「地球はわれわれ人類、自らの手で守り抜かなければならない。かつての防衛チーム隊長が残した言葉です。ご存じですね。ウルトラマンといえども、宇宙人です。未知なる存在に地球防衛の一翼を任せることに、疑問を感じなかったんですか?」
リュウ「疑問なんてありません! メビウスは、いやミライはオレたちの仲間ですから!」
シキ「ナカマ? GUYSはいつから仲良しグループになったんですか?(嘲笑)」


 オオッと! 小煩いリアル志向のマニアに対する、作り手側のイヤミか!?
 でも90年代後半にはリアル志向を信じて疑っていなかったとおぼしき、平成ウルトラ三部作の立役者の脚本家・長谷川圭一が云うなよな〜(笑)。
 いやまあ本当にリアルに考えれば正論のツッコミではあるのですよ。でも、もちろん『メビウス』はジュブナイルであり、描くべきテーマが友情なり絆なりであるのだから、その要求・目的からして若者たちの仲良しグループ・大学サークルノリの描写になってるんだけどね。
 歴代防衛チームだって、『ウルトラ』じゃないけど警察・刑事もののドラマだって家族ノリだったり、本当の意味でのリアルな警察・軍事組織としての描写はされていないでしょ。
 でもまあ、一度は作り手もわかってるんですよ的にセルフツッコミしといた方が良いのかもね!


シキ「ウルトラマンメビウスの引渡しを要求します!」


テッペイ「脈拍360、血圧400、熱が90度近くもある。今のミライ君は、人間の身体を維持することすら難しくなってきている」


 『ウルトラセブン』(67年)第48話『史上最大の侵略(前編)』において、セブンこと主人公モロボシ・ダンが宇宙パトロールに向かったウルトラホーク2号の機内で、自らの極度の体調不良を差して語ったセリフの引用でもある。
 このあとダンは幽霊怪人ゴース星人の宇宙船が地球侵入するのを許してしまうのだが、それを思えばこれから最悪の事態が巻き起こることを、いやでも予想せざるを得ないのである……


 隊員たちがミライの引き渡しに抵抗する中、あのトリヤマ補佐官が集中治療室のミライの許に向かおうとするシキの前に立ちはだかり、意を決したまじめな顔で意外なセリフを口にする! 一瞬、BGMが止まり……


トリヤマ「私は知っている! ヒビノ・ミライという青年を! 彼は不器用だが、誰より一生懸命だ! 誰よりやさしく、誠実だ!」
シキ「(冷たく)どいてください」
トリヤマ「彼は私の……、かけがえのない部下だ!!」


 これまで完全なコミカルキャラだったトリヤマに、最後の最後にこんなカッチョいいセリフを吐かせて見せ場を作るあたりが、やはり『メビウス』の粋(いき)なところだよな。泣かせる……


シキ「それはGUYSジャパン補佐官としての言葉ですか? それとも、あなた個人の言葉ですか?」
サコミズ隊長「(作戦室に入ってきて)今のはGUYSジャパン総監の意思を、代弁した言葉です」
シキ「お久しぶりですねえ……サコミズ総監」
一同「総監!?」


 ひょんなことでGUYSの総監が実はサコミズであることが明らかとなった! 一同が驚くのは当然だが、当のサコミズ自身が意外にケロッとしているところが面白い。


サコミズ「GUYSジャパンの総監は……、私なんだ」
リュウ「どうして、今まで……」


 バツの悪そうな顔をして、右手の指で右眉をかくサコミズがまたカワイイ(笑)。


サコミズ「(言葉に困って吐息)いっしょにいたかったからだ。私もウルトラマンといっしょに戦いたかったからだ。君たちとともに……それだけだ」
シキ「よろしいですか。政府として、ヒビノ・ミライの引き渡しと、あなたの辞任を要求します」
リュウ「ちょっと待って下さい!」
サコミズ「その前に、総監として最後の仕事をさせて下さい」


 そのとき、宇宙空間ではウルトラマンヒカリが太陽に広がり続ける巨大な染みが、ただの太陽黒点ではないことに気付いていた……


 総監としての最後の仕事、それは地球に迫る危機を迎えた市民に対してメッセージを伝えることであった。
 これが今回の本編における最高のクライマックス! サコミズ役の田中実の『メビウス』での一世一代の名演技と、演出の妙が光る!
 GUYS基地の一室に、テレビカメラが据えられ、いつもの隊員服ではなく士官服で正装したサコミズが演台につく。


「みなさん、クルーガイズジャパン総監、サコミズです。タイムリミットまで一時間。まず最初に伝えるべきことがあります。


 メビウスは、クルーガイズの一員です。


 (街頭巨大テレビを観ていた観衆がどよめく!)


 今、多くの人が驚き、動揺しているでしょう。ですが少しだけ、私の個人的な話を聞いて下さい。


 むかし私が、亜光速で宇宙を飛んでいたとき、侵略者から地球を守るため、人知れず戦っているウルトラマンを目撃しました。


 (第42話『旧友の来訪』(脚本・谷崎あきら 監督・佐野智樹 特技監督鈴木健二)で、『ウルトラマン』(66年)の防衛組織・科学特捜隊のサコミズが搭乗する宇宙ビートルに迫る円盤群を、ウルトラ兄弟の長男ゾフィーがM87光線で次々粉砕していくシーンが回想として流れる)


 そのとき彼は言いました。
 いずれ人間が、自分たちと肩を並べる日が来るまで……、我々が侵略者の盾になると。
 彼らは人間を愛してくれた。そして人間を、命がけで守り続けてくれた。
 私たちは……、その心にこたえる責任がある。


 地球はわれわれ人類、自らの手で守り抜かなければならない……ウルトラ警備隊、キリヤマ隊長が残した言葉です。
 この言葉は、ウルトラマンが必要でないと云っているわけではありません。彼らの力だけに頼ることなく、私たちも、共に戦うべきだと伝えているのです。


 最後まで希望を失わず、ウルトラマンを声援する。それだけでも、彼らと、共に戦っていると云えるのです。彼らに力を与えることができるのです。


 (ここでTVのワイドショーに出演していたヒルカワの「ヘッ、声援で勝てれば苦労しないぜ!」との冷笑が入るのが上手い。われわれのような小煩いマニアがそのツッコミを入れる前に、先に云ってしまう小気味よさ。もちろん劇中では否定されるべき価値観として、女性司会に「静かに!」と抑えられてもしまうけど(笑)。そう、たしかにリアルに考えれば声援が後押しをすることもあるけど、声援だけで常に勝てるわけでもないんですよ。ただ、それは置いといて、人生の入口・門出に立ったに過ぎない子供たちには、まずは正義を応援・声援することを教えるだけで充分ではないのかと……。そのあとの複雑な現実は、特撮ヒーローもの以外のジャンルや歴史小説や実際の人生で出会う事柄から学んでいけばよいのだから。特撮ヒーローものでこそそれを学ばせるべきだって思う奴は、いい歳こいてカバーしてるジャンルが狭いままで成長しちまった奴なんじゃねーの?・笑)


 お願いします。今こそ勇気を持って下さい。侵略者の脅しに屈することなく、人間としての……意思を示して下さい。ひとりひとりの心の声に従い……、最後の答えを出して下さい……」


 ……この名演説に感銘を受けた子供や市民から、「ウルトラマンを追い出さないで下さい!」「メビウスを信じています! 私も弟も!」「娘が最後までメビウスを応援すると!」などの携帯からの電話、「ガンバレメビウス! マケルナ人類!」「正義は負けない」「GUYSガンバレ!」などのFAX、「勇気」「希望」「仲間」などの文字が踊るメール、ネット上の巨大掲示板への書き込みが殺到!


 実にベタベタな描写ではあるけれど、市民がひとつへと結束していく様子が端的に表現され、胸にジ〜ンとくるものがあるのだ(演出もまた情感たっぷりで上手いのだ)。


 思えばサコミズの名演説は、『ウルトラマンA(エース)』(72年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070430/p1)第27話『奇跡! ウルトラの父』(脚本・田口成光・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061105/p1)において、地獄星人ヒッポリト星人が火炎地獄や風地獄を起こして人類にエースの引き渡しを要求したことから、「星人を攻撃するな!」とタックパンサー(防衛組織TAC(タック)の専用車)を取り囲んだ市民に対し、


 「これはTACと星人との戦いではない。人間と宇宙人の戦いです!」


 と説得し、ヒッポリト星人の脅しに屈することなく、結束して戦うことを呼びかけた竜隊長を彷彿させるものだ。


リュウ「どんなことがあっても……、ミライを引き渡したりしない! それが、人間が出した答えです!」


 遂に日本政府もメビウスの引き渡し要求を拒否することを決定。
 これを電話で知らされたシキが一瞬ホッ、とする表情を見せるのがポイントである。トリヤマに対しては「あなた個人の言葉ですか?」と尋ねていたはずのシキもまた、自分個人としてはメビウスの引き渡しに反対であり、一見イヤな奴に見えながらも、政府の方針をGUYSに伝達せねばならない、つらい役目を負っていたのである。
 これが最初からシナリオで指定されていたのか、現場でアベ監督かシキを演じた斉藤洋介がアドリブで付け加えたのかは不明だが、キャラの多面性が表現されており、ほんの僅かなカットとはいえ、これまた名場面となっている。
 シキが日本政府からの電話を受けるところからもう、メビウスがバトルで危機を挽回する際に多用された爽やかで勇ましい主題歌アレンジ曲が流れはじめて、GUYS隊員たちが誇らしげに人々が出した結論をサコミズ総監に伝えに行くシーンにつなげていて、アベユーイチ監督が演出の冴えを見せていることに変わりはない。


謎の声「地球人は背くというのだな! 予の命令に!!」


 地球人の出した解答に業を煮やした謎の声が、東京のインペライザーを起動させた!


謎の声「ならば教えよう! 貴様らが、いかに愚かで浅はかであるかを!」
テッペイ「世界各地でインペライザーが一斉に起動!」
コノミ「各国GUYS、迎撃を開始しました!」


 この様子はモニターのシミュレーション画面で表示されるだけだが、東京だけではなく、全世界規模で危機が迫っていることが的確に表現され、一層のスケール感を醸し出しているところが良い!(まあ実写特撮映像で描かれないのは予算的に致し方ないとしよう!)


ミライ「僕はここだ! ここにいるぞ!!」


 瀕死の重傷を負っているはずのミライが、地球人が出した解答に報いるため、フラフラになりながらもビルの屋上からインペライザーに向かって叫ぶ!(泣けるわこれ……) 屋上からインペライザーを撮らえた主観カットもまた絶妙な効果をあげる!


ミライ「メビウ〜〜ス!!」


 ウルトラマンメビウス、空中回転して着地! いつもながらの華のある登場だ!
 だがファイティングポーズを構えるも、「ハァハァハァ」と息が荒いメビウス
 そんなメビウスを援護するため、ガンフェニックスがメテオールを発動させ、先にインペライザーを倒した黄金色のエネルギー波攻撃・インビンシブルフェニックスパワーマキシマムを放つが、宇宙から高速で飛来した赤黒い火の玉がそれを打ち砕いた!


エンペラ星人「予は、エンペラ星人!」


 上空から地上の高層ビル群を撮らえた主観カットに地獄のような声が響き渡る! 姿は見せないが、これだけで迫り来る敵が強大であることが十分に表現されている!
 そして空から飛来した火の玉がガンフェニックスを直撃! ガンフェニックスは火花を散らし、回転しながら不時着する! メビウスもまた、インペライザーが放った火球の直撃をくらう!


作戦室のサコミズ「リュウ! ジョージ! マリナ! ミライ〜〜!!」


 メビウスは両腕をクロスしてインペライザーの火球を防御しようとするが、普段の力が出せないメビウスはこれを防ぐことができなかった!
 インペライザーは頭部中央のカメラアイを高速回転、メビウスに黄色いレーザー攻撃を浴びせかけた! 宙を遠くまで吹っ飛び、建設中のビルに落下するメビウス
 遂にインペライザーは上半身を高速回転、周囲に砲弾の雨を降らせる! 次々と爆発炎上していくビル群!


 太陽をバックに暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人の声が響く……


エンペラ星人「フハハハ……見るがいい! これが貴様らの選んだ結末だ! ハハハハ、ダ〜ハハハハ……」


 エンペラ星人の声を演じる内海賢二氏は『ウルトラマンパワード』(93年にバンダイビジュアルからビデオ作品としてリリース・95年にTBS系の一部で放映)でラッセル・エドランド隊長の声を吹き替えているが、ウルトラではもっと以前に『ウルトラQ』(66年)第5話『ペギラが来た!』において、南極越冬隊の鈴木副隊長の声を吹き替えている(演技自体は黒木順という役者が担当)。


 この時点では声だけの存在なのに圧倒的強さ、優勢さ、絶望感が十分に表現されているのはもちろん内海氏の功績も大きいが、とにかく本編・特撮ともに圧倒的な危機感を煽るだけ煽り立てているのがスゴすぎる! 本当にこの先どうなるのか!?
 次回予告編の直後につくミニコーナー「メビナビ」もなく、次回へ……


第49話『最終三部作Ⅱ 絶望の暗雲』

第50話『最終三部作Ⅲ 心からの言葉』(最終話)

(脚本・赤星政尚 監督・佐野智樹 特技監督原口智生


男の子「メビウス〜、がんばれ〜っ!!」
ママ「がんばって〜、ウルトラマ〜ン!!」


 サコミズの演説に説得され、最後まで希望を失わずにウルトラマンを声援することにより、ウルトラマンとともに戦う市民たち! おそらくは円谷プロファンクラブに招集されたエキストラであろうか。どことなくイケてない人が妙に多いような気が(もちろんわれわれオタク族自身の自画像でもある・笑)。
 ちなみにママを演じたのは『ウルトラマンネクサス』(04年)でナイトレーダーの平木詩織隊員役だった五藤圭子。彼女が妙に浮いて見えてならないのだが(笑)。


 フラフラだったウルトラマンメビウスが市民の声援を受けて一気にパワーアップ! またまたウルトラマンメビウスバーニングブレイブに変身して、またまたメビュームダイナマイトでインペライザーを吹っ飛ばした!! 歓喜に沸く市民!


 ほとんどご都合主義以外のなにものでもないが(笑)、とにかくオイシイところをめいっぱい本気でやる! それが視聴者にウケさえすれば全然オッケーなのである!


 フラフラになってジョージとマリナに抱き抱えられたミライに、人々が遠巻きに心配そうに集まってくる。先ほどメビウスに声援を送っていた男の子が注目する。


男の子「ママ、メビウス、あのお兄ちゃんなの?」
ママ「そうよ」


 男の子がミライの許に駆け寄る。


男の子「ありがとう」
ミライ「(笑顔)」


 この言葉は、ミライが地球に来て初めて耳にした言葉である。第1話『運命の出逢い』(脚本・赤星政尚 監督・佐野智樹 特技監督原口智生)(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060625/p1)において、女の子がうっかり手放して宙に舞い上がった風船をキャッチし、手渡してあげたときに女の子が発した言葉であった。ミライにとっては何よりも嬉しかったはずだ(泣ける……)。


 だがミライは担架で運ばれ、その間にGUYSスペーシーが太陽黒点上に未知の高エネルギー反応を検出、ものすごい速度で太陽を浸食していることが判明する。


 そして、世界中から残りのインペライザーが日本のGUYS基地の周辺3キロ以内に出現する。


 第1話ほかでも流れた怪獣警報が街中に鳴り響く……


民衆A「メビウスがやっと倒したばかりなのに……」
民衆B「あきらめるな。オレたちにはまだGUYSがいる!」


 GUYS作戦室の警報も鳴る。


マル補佐官秘書「周辺住民の避難を急ぎます」
トリヤマ補佐官「(神妙に)お任せください。サコミズ総監」
サコミズ「いや、今は……隊長と」


 そこに渋い男性コーラスオンリーのBGMが流れ出して……


トリヤマ補佐官「(一瞬だけ笑顔になってすぐ真顔に戻り)ハイ、誰ひとり犠牲者は出しません! サコミズ隊長!!」


 サッと持ち場に向かうトリヤマとマル。ウウッ、BGMも相まってトリピーにはまた泣かされるよなあ……
 

 ビル街のインペライザーが再び起動し、左手が回転ドリルに変形し、踏切で緊急停車していた電車を蹴り飛ばしてGUYS基地フェニックスネストに向かって進撃を開始する! 人々は粛々と逃げていく。
 ウルトラで鉄道破壊が描かれたのも随分と久しぶりのような気が。少なくとも警報機が鳴る踏切が登場するのは、『ウルトラマンA』第11話『超獣は10人の女?』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060731/p1)以来のことではないのか!?


 フェニックスネスト周辺では、緑色系の迷彩色の2×3連装のミサイルランチャー群が起動を開始。 
 フェニックスネストに迫ったインペライザーを戦車隊が包囲、そして『ウルトラマンA』第39話『セブンの命! エースの命!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070129/p1)で火炎超獣ファイヤーモンスを倒したTACの新兵器シルバーシャークの発展形であり、『メビウス』第16話『宇宙の剣豪』(脚本・赤星政尚監督&特技監督原口智生http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060928/p1)に登場し、『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)第6話『星から来た少年』に出演したエイティこと矢的猛先生の教え子・大島明彦くんが発見したと裏設定されている、地球に迫るオオシマ彗星の破片を迎撃した2連装の砲口を持つレーザー兵器・シルバーシャークGも、地下の格納庫から2基がせり上がり起動準備を完了!


サコミズ「ウルトラマンの心に……、そしてミライの頑張りに応えよう。ウルトラマンを信じた人々の心を無にしないためにも! ……GUYS!! サリーゴー!!!」
隊員一同「G・I・G!!!」


 各種形状のミサイルランチャーが一斉砲撃!
 戦車隊が一斉砲撃! これぞ怪獣映画だ!
 シルバーシャークGのレーザー光線がインペライザーに命中して背中から倒れる! しかし同時にインペライザーはドリルアームを射出して、シルバーシャークGのうちの1基に損傷を食らわした!
 だが倒れたインペライザーの右後ろに、もう一体のインペライザーが空間転移で出現した!
 ミサイルランチャー群や戦車隊はそのインペライザーを攻撃するも、反撃にあって壊滅!
 インペライザーはまたも上半身を高速回転させて黄色いレーザーを四方にブッ放し、基地周辺の施設群はおろか、フェニックスネストまで直撃する! フェニックスネストはフライトモードへの変形が不能に陥り、基地地下の粒子加速機までもが破損したことでマケット怪獣ウインダムやミクラスの出動も不能になる!


 フラフラになったミライが作戦室に入ってくる……


ミライ「僕もいっしょに戦います!」
リュウ「おまえ、今の自分の状態わかってんのか!?」
ミライ「地球の人たちは、ウルトラマンメビウスを必要としてくれました。その想いに、僕は応えたい! それにここは、僕たちの想い出の場所ですから!」


 ウルルルル、ミライは一体どこまでピュアなんであろうか……だが、そんな感傷に浸っている場合ではない! インペライザーはフェニックスネストのすぐそばまで迫っていた! インペライザーが頭部のカメラアイを高速回転させ、黄色いレーザーを浴びせようとしたそのとき……


 「ジョキーーン!」(ウルトラセブンのブーメラン切断技アイ・スラッガーの効果音!)


 風穴の開いた作戦室から、ニヤリと笑う大きな口と歯が見渡せた。そして頭部から左右真っ二つに裂けていくインペライザーの姿も……
 インペライザーを斬り裂いた刀の柄を軽く叩き、鍔を鳴らすと左右でインペライザーが爆発!!(カッチョええ〜〜!)


ミライ「ザムシャー!」
ザムシャー「勘違いするな。貴様は俺が斬ると決めた相手だ!」


 このおもいっきりのお約束のセリフがたまらん! 先述の第16話に自分が宇宙一強い者であることを証明したいがために、メビウスに決闘を申し込んだ宇宙剣豪ザムシャーのいかにもなセリフ!


 殺気を感じ、愛刀である「星斬丸(ほしきりまる)」を構えるザムシャーの前で、インペライザーの破片が宙に舞い、さらにはグシャグシャに潰れていく。
 「なにが(起きたのか)」と前のめりに倒れそうになったミライを支えるように、突然作戦室に姿を現す、第36話『ミライの妹』(脚本・赤星政尚 監督&特技監督・村石宏實)に登場した、サイコキノ星人のカコちゃん(女子中学生姿)。
 そして、第7話『ファントンの落し物』(脚本・赤星政尚 監督・梶研吾 特技監督・菊池雄一・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060705/p1)に登場した健啖(けんたん)宇宙人ファントン星人も作戦室に出現。


ファントン星人「キエテ、コシ、キレキレテ(ボク キミ トモダチ)」
カコ「わたしは……ミライの妹だもん」


 くう〜〜〜っ。お約束のセリフが泣ける。
 中途半端な破壊だと復元してしまうインペライザーの破片を、宇宙に放り出したのはカコちゃんのPK波(PK=サイコキネシスの略。メビウスを金縛りにし、土くれから怪獣を作り出すほどの強大な念動力)、そして潰してしまったのは無限食糧シーピン929をカボチャくらいのサイズに縮小する、高度な圧縮技術を持ったファントン星人だったのである。
 以上、映像ではわかりにくいが、番組公式ホームページの「WEB(ウェブ)メビナビ」によれば(笑)。


 シルバーシャークGという前ふりがあったザムシャーはともかく、カコちゃんとファントン星人の登場はこれまた唐突(笑)。だがそれだけ束になってかからないとエンペラ星人が倒せない相手であるということであり、敵の強大さを強調するための手段としての再登場かと思われる。
 もちろん過去のゲストが再登場することでのカタルシス、友情・絆テーマを賞揚することが目的でもある! もっとたくさんのゲストキャラに再登場、助っ人参戦してほしいけど……予算の問題だろうね(汗)。


サコミズ「(内心の声)見ているかエンペラ星人! これが、われわれが紡いできた絆だ!」


 と、そのとき、空に輝く光体が赤くなり、地上に降下してきた! 赤黒い西洋梨のような炎の形をしたその中に、暗黒宇宙大皇帝・エンペラ星人の影が見えた!
 エンペラ星人が降下する先にあったあまたのビルの窓ガラスが吹っ飛び、次々とビル群が大爆発大炎上!


 もっとも予算の都合だろうが、先のインペライザーによるフェニックスネスト攻撃も含めて、『ウルトラマンティガ』(96年)第3話『悪魔の預言』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1)、映画『ウルトラマンティガウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』(98年・松竹・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971206/p1)、映画『ウルトラマンティガ ファイナル・オデッセイ』(99年・松竹・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961209/p1)、『ウルトラマンダイナ』(97年)第34話『決断の時』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971208/p1)、『ウルトラマンガイア』(98年)第20話『滅亡の化石』などから爆破シーンを大量に流用!


 まあ『ウルトラセブン』第49話(最終回)『史上最大の侵略(後編)』における、ゴース星人の地底ミサイルで世界各都市が壊滅する場面は東宝特撮映画『世界大戦争』(61年・東宝)の流用だったし、『ウルトラマン』(66年)第13話『オイルSOS』の油獣ペスターがコンビナートを襲撃する場面は、第16話『科特隊宇宙へ』で早くも使われていたしなあ(笑)。
 『帰ってきたウルトラマン』第13話『津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!』、第14話『二大怪獣の恐怖 東京大竜巻』、『ウルトラマンA』第2話『大超獣を越えてゆけ!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060515/p1)まで『空の大怪獣ラドン』(56年・東宝)のバンクは流用されていたし、東映の『ジャイアントロボ』(67年)第3話『宇宙植物サタンローズ』でサタンローズの触手が絡みついてガソリンスタンドが炎上する場面なんかは、東映メタルヒーロー『巨獣特捜ジャスピオン』(85年)の時点でまだ流用されていたぞ(爆)。
 だからまあ、『メビウス』の現役視聴者である子供たちやその親の層は、平成ウルトラ三部作には詳しくないから気がつくはずもないし、あれだけ連発させたらいくら流用ばかりでも大迫力であり、これは無問題でしょう。


 別のビルのガラスの壁面に、ゆっくりと降臨するエンペラ星人が映る描写が絶妙なかっこよさを醸し出す! 大地に着地すると、反動の凄まじい勢いで粉塵が空高く舞い上がる!
 エンペラ星人が颯爽と伊達にマントを翻すや(決まっていてカッコイイ!)、地上から宙に巻き上がる猛烈な砂塵! 炎に包まれたビル街の中心に、全身漆黒のスマートな人型体型でありながらも目鼻口がわからず表情もわかりにくい、得体の知れなさを漂わすエンペラ星人がすっくと立つ!


 その姿は、90年代の児童向け漫画『ウルトラマン超闘士激伝』(93〜97年・ISBN:4835444094ISBN:4835444108[asin:4063216853])に確か円谷の丸山浩デザインで円谷公認として出てきたエンペラ星人の姿(色も白?)とは違うそうだ。
 (編:その姿はこちらで!・http://d.hatena.ne.jp/SHIKAIKILYOU/20070223/p1#seemore)(2019年現在、プライベートモードに移行済でした。移行先は以下のリンク。http://ugs02.hateblo.jp/
 映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』(06年・松竹・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070128/p1)で80年代に『ウルトラマン物語(ストーリー)』(84年・松竹・asin:B000H4W1CE)で育った世代向けサービスに(?)、ウルトラマンタロウの声が石丸博也ウルトラの母の声が池田昌子だったように、平成ウルトラ三部作直前のウルトラ暗黒時代の90年代前中盤にウルトラで育ってしかもマニアになってくれた世代向けに、サービスしてあげてほしかったところだが致し方ない。遠い未来における第2形態なのだと脳内補完してもらうことにしよう(笑)。


エンペラ星人「予は暗黒の支配者! ウルトラの父よ! 光の者たちよ! 遂に3万年前の決着をつけるときが来た!」


 ここで3万年前、エンペラ星人が怪獣軍団を引き連れてウルトラの星を襲撃し、ウルトラの父と一騎打ちとなった回想場面が遂に登場!(世代人なら感涙!)
 第1話や第24話『復活のヤプール』(脚本・長谷川圭一 監督&特技監督・アベユーイチ・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061112/p1)でのあたり一面が黄金色のさざ波のようなCGイメージの背景で表現された光の国で、ウルトラの父とエンペラ星人が剣と剣ですれ違いざま斬りつけあった! 両者ともに脇腹に傷を受け、膝をつく。ウルトラの父と引き分け、ウルトラの国攻略が叶わなかったことを、エンペラ星人は実に3万年間恨み続けていたのである!


 エンペラ星人が指を鳴らすと、天空は暗雲で包まれる……
 漆黒の闇に覆われた空の下で、決して誰かを守るためではなく、自分が宇宙一の強い者であることを証明するためにエンペラ星人に立ち向かうザムシャー!
 だがさしものザムシャーもエンペラ星人が左手から発する念動力だけで吹っ飛ばされる一方であった!
 それを見たGUYS作戦室の中でカコちゃんも念動力を発揮する! しかしそれに気付いたエンペラ星人も念力を発揮して、カコちゃんを吹っ飛ばす! 
 たまらず「僕が行きます!」と変身しようとするミライの左腕からも、エネルギー不足か変身アイテム・メビウスブレスが光の粒子となって消滅してしまい、ミライも倒れこんでしまう!
 フェニックスネストを破壊しようと左掌を光らせるエンペラ星人を阻止せんと、ウルトラマンヒカリこと鎧を装着したハンターナイトツルギまでもが登場! 身を盾にしてフェニックスネストを守る! だがザムシャー同様、念動力の直撃を浴びてその場で倒れ伏す!


マル補佐官秘書「ウルトラマンヒカリ!」
ミサキ総監代行「セリザワさん!」


リュウ「チキショウ! なんもできねえのか!? なんか手はねえのか!?」


 なにかを思いつき、大急ぎで作戦室から出て行くリュウ
 ノズルからバーナーオン! 急発進した戦闘機は第1話に登場したGUYS旧式戦闘機ガンクルセイダーだ! 
 それに気付いたエンペラ星人が念力攻撃をかける!
 滑走路脇に待機している多数の戦闘機は『帰ってきたウルトラマン』(71年)の防衛組織・MAT(マット)の戦闘機マットアロー1号だ!(またもや「WEBメビナビ」によれば、マットアロー1号を改装したGUYSアローMA1型だとか。ガンクルセイダーの方は、メテオール搭載試験機としてスペシウム弾頭弾を装備したMX(METEOR EXPERIMENTAL)型、名づけてガンクルセイダーMX!)


リュウ「絶対守るんだ! オレたちの想い出の場所を! 地球の未来を! 覚えているだろ! この機体を!」


 GUYS前隊長セリザワの意識が、一心同体となっているハンターナイトツルギを目覚めさせる!
 第2話『俺達の翼』(脚本・赤星政尚 監督・佐野智樹 特技監督原口智生http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060627/p1)での戦闘機急上昇や、第17話『誓いのフォーメーション』(脚本・赤星政尚 監督・佐野智樹 特技監督・北浦嗣巳・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061001/p1)と第18話『ウルトラマンの重圧』(脚本・川上英幸 監督・佐野智樹 特技監督・北浦嗣巳・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061022/p1)で披露した、そしてセリザワ前隊長とリュウがガンクルセイダーで散々特訓してきたフォーメーション・ヤマトばりに急上昇するガンクルセイダーMX。
 それを見上げて隙ができるエンペラ星人。
 ツルギが必殺光剣ナイトブレードを、ついで目覚めたザムシャーが星斬丸を構えて二人で突進しエンペラ星人の左手に斬りかかる!
 リュウのガンクルセイダーMXも、スペシウム弾頭弾を発射する!
 爆発!!
 それでも左手ひとつだけで、ツルギとザムシャーの2本の刀を受け止めてしまうエンペラ星人!


ツルギ「ザムシャー!」
ザムシャー「話はあとだ!」(かっこよすぎ!)


 刀に力を込めるツルギとザムシャー。だがツルギとザムシャーが協力してもエンペラ星人の念動力にはかなわず、二人ともまたも吹っ飛ばされる!
 エンペラ星人がついにフェニックスネストに念力攻撃を開始し、基地施設は破壊されていく! 停電し作戦室の壁面も破壊され、外に露出してしまう!
 エンペラがその壁面めがけて最後の念力光線を浴びせようとしたそのとき……
 ザムシャーが自らの背中でその盾となった!!


エンペラ星人「光の者でないおまえがなぜ」
ザムシャー「これが、守るということなのだな……メビウス……」


 第16話において、ヒカリからメビウスが「こいつは常に、何かを守るために戦っている。だから強い!」と聞かされたザムシャーは「俺には守るものなど何もない!」と語っていたはずであった。そのザムシャーが最後にしてようやく「守る」という言葉の意味を悟ったのだ。あまりに悲しすぎる結末……崩れおちたザムシャーが光の粒子となり、蛍のような光がミライの手の中で消える描写が涙を誘う……


ツルギ「よくもザムシャーを!」


 久々に披露した両腕を十字に組んで放つ必殺光線ナイトシュートをエンペラ星人のマントで払いのけられたツルギは、フラフラになりながら一度は膝を屈し、いつしか鎧(よろい)の取れたウルトラマンヒカリの姿となる。


ヒカリ「惑星アーブよ、感謝する!」


 この期に及んで、ウルトラマンヒカリの鎧の源である惑星アーブの民に一言でも言及してくれるのが嬉しい。
 ヒカリはザムシャーの形見である星斬丸を素早く手に取り、エンペラ星人に斬りかかった!


リュウ「やった……」


 だが、がっくりと膝をついたのはヒカリの方であった。


ヒカリ(セリザワの声)「リュウメビウスを、地球を、頼んだぞ」


 右腕の変身アイテム・ナイトブレスとともに、ヒカリまでもが消滅する!


リュウ「セリザワ隊長〜!!」


 だが、エンペラ星人の脇腹にも、傷は確実についていた。怒り出すエンペラ星人!
 ガンクルセイダーMXで特攻するリュウを、エンペラ星人が左手から発した怪光が襲った! 爆発炎上するガンクルセイダー!!


ミライ「リュウさ〜〜ん!!(絶叫)」


 この良いところで第49話は終了! 今回も次回予告編の直後のミニコーナー「メビナビ」は略されて、いざ最終回へ!



 前話終盤の映像が流れる!


ミライ「リュウさ〜〜ん!!(絶叫)」


 そしてついにその炎を完全に消してしまう太陽!
 そこで、のっけから入るメインタイトル、主題歌抜きで入るサブタイトル、続けて登場怪獣・宇宙人名のテロップ!(暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人!)


ミライ「よくも大切な人を!」


 ミライの本当に悔しそうな悲しそうな涙を流しつつの演技!(「大切な人」という言い方は、やはり一部女性マニアの「やおい」方面受けを配慮してか? いや文句ではなく・笑)


リュウ「ミライ、俺なら生きてるぜ」
ミライ「エっ?」


 暗雲渦巻く空から一条の光が差し込む。エンペラ星人がまぶしそうに額に手をかざすのが芸コマである!
 そこに登場したのは、なんとリュウが変身したウルトラマンヒカリであった!


リュウ「そう簡単に死んでたまるか。セリザワ隊長に頼まれたんだ。おまえのこと、地球のことを!」


 右腕のナイトブレスがスパークし、ブレスから伸びたナイトブレードを構えてエンペラ星人に斬りかかるヒカリ! だがやはり左手から赤い怪光をかざされ、接近できずに乱暴にナイトブレードをやたら振り回すアクションが、いかにもリュウらしい(笑)。
 これを見ていたミライが助太刀せんと、メビウスブレスを失っているにもかかわらず、全身を赤く発光させ、メビウスへと変身を遂げた!
 倒れそうになるヒカリに肩を貸して助けるメビウス。 


カコちゃん「変身する力なんて……もう残ってないはずなのに……」
サコミズ「ミライが言っていた。最後まであきらめず、不可能を可能にする。それがウルトラマンだって」


 オオッ、映画『ウルトラマンメビウスウルトラ兄弟』のテーマをここで反復!
 メビウスとヒカリが両腕を十字に組んで放つ必殺光線メビュームシュートとナイトシュートが合わさり、らせん状の華麗な光線となるも、エンペラ星人は身を翻すとマントの中にその光線を吸収してしまった!


エンペラ星人「まだ歯向かう力があるとはな。戯れに仕向けた四天王を退けただけのことはある。しかし、もう、終わりだあーー!!」


 エンペラ星人は右手から、これまた「WEBメビナビ」によると(汗)、レゾリューム光線と称される、ウルトラマンの一族の身体を分解してしまうドス黒い光線を放った! カメラを斜めに傾けた俯瞰撮影も交えつつ、いつもとは異なるアングルのカットを見せることで、今回は特別な回であり特別なバトルであることも印象付ける! 
 これを浴びたメビウスは苦悶しながら分解、ヒカリもまたカラータイマーの時間切れで姿を消した……


エンペラ星人「わかっただろう。ウルトラの一族は、決して予には勝てん!」


 ホントに度がすぎるくらいの圧倒的な強さ! 暗黒四天王が案外口ほどにもなかったのは、あんまり強くするとエンペラ星人の強さが目立たなくなると判断したから?


 作戦室でメビウス&ヒカリVSエンペラ星人の戦いの一部始終を固唾を飲んで身を乗り出して見守っていたGUYS一同。


トリヤマ補佐官「私は……、誰ひとり犠牲者を出さぬと云った!! (左右をきっと見て)すぐに救助を!!!」


 ジョージとマリナがうなずいて駆け出していく!
 くう〜〜〜! またトリピーに泣かせられた!


ミサキ総監代行「あなたたちも!」
テッペイ「でも、僕らがここを離れたら!」
マル補佐官秘書「大丈夫! (ケガした額を押さえつつ)ここは……、私たちの想い出の場所でもあるんだ!!」


 テッペイとコノミがうなずいて駆け出していく……
 ミサキにもマルにも最終回にオイシイ役回りを与える『メビウス』スタッフの気遣い!


エンペラ星人「(マントをたなびかせながら)悔しかろう。ウルトラの父! かけがえのない星。貴様らがそう呼ぶこの星の未来も…… 今、潰(つい)えた!」


 廃墟の中で、GUYS隊員たちに救出されるリュウ


リュウ「また、なんも守れなかった……」


 第1話ラストで旧GUYSを、そしてウルトラマン抜きでは街を守れなかったリュウの煩悶のセリフが甦る……


ジョージ「もうミライもいない……」
コノミ「終わりなんですね……」
マリナ「地球も……太陽も……(空を見上げて)」


 いやあビデオで何度も何度も繰り返し再生していると、初見時よりも彼らの真に迫ったやるせない表情の、本当に良い演技が伝染してきて、涙が出てくるよ……


 そんなマリナの悲嘆の顔に絶妙のタイミングで声がかぶる。


北斗「本当にそう思うか?」


 また絶妙なタイミングで幽玄な、しかし勇ましいBGMが鳴り響き出して……


マリナ「この声……」


 暗黒四天王編で、エースがマリナに、ジャックがジョージに、セブンがコノミに、初代マンがテッペイにテレパシーで語りかけたように、矢折れ、刀尽き、絶望のどん底に叩き落とされたGUYSを励ましたのは、ウルトラの兄弟たちであった!


 宇宙空間。


北斗「(エースの映像をバックに納谷悟郎声の「テエエーーイ」の掛け声と例の白いスカーフも着けて!) 君たちになら、聞こえるはずだ。今はそばにいなくても、勝利を信じて共に戦ってきた、仲間の声が!」
郷「(ジャックの映像と掛け声をバックに) 目をそらしてはいけない! 地球の未来は今、君たちに託されているのだ!」
ダン「(セブンの映像と掛け声をバックに) 君たち人間がいたから、われわれは……どんな強敵とも戦ってこれた。君たちなら、そのことを教えられる!」
ハヤタ「(初代マンの映像と掛け声をバックに) そして救ってくれ、弟を! 君たちが培ってきたものがあれば……、必ずや、地球は……守り抜ける!」


 暗黒の太陽に向かってウルトラマンエースが両腕を左後方にふりかぶってからL字型に組んでメタリウム光線を、ウルトラセブンがワイドショットを放つ!
 そしてウルトラマンウルトラマンジャックが両腕を十字に組んでダブルスペシウム光線を放った!
 光線を横一文字に浴びせていくそばから、太陽表面に僅かだが再び炎が灯り出す!


 そして、なんとリュウの右腕にヒカリの変身アイテム・ナイトブレスが出現する!
 ミライもまた、リュウの右腕のナイトブレスにメッセージを送るのだ!


ミライ「もう一度力を貸して下さい! 僕たちの、最後の戦いのために!」
リュウ「ミライ……、ミライなのか!?(喜) (ここで光の国のような黄金のさざ波で表現される精神世界になって) おまえ、どうして?(悦)」


 やっぱミライとリュウは、この作品の相思相愛のカップルだ(爆)。


ミライ「ナイトブレスは、奇跡の力を持つ伝説の超人、ウルトラマンキングから授かったものなんです! それに、ヒカリが云ってました。来るべき戦いのとき、このナイトブレスが必要になると」
リュウ「オレたちにはまだ……やれることがあるんだ」
ミライ「(うなずく)」
リュウ「わかった。いっしょに行くぜ!」


 さあここからが大変だ! まさに前代未聞の展開だ! ナイトブレスをはめたリュウ、ジョージ、マリナ、テッペイ、コノミ、そして全身が発光した霊体(?)のミライ、この6人が円陣を組んで手を重ね合わせ、作戦室のサコミズの「ガイズ、サリーゴーー!!!」の合図とともに、6人全員が「G・I・G!!!」と叫んで変身ポーズをとり、


 「メビウ〜〜~ス!!!」


 と叫ぶと、爆発する炎の中から、メビウスとヒカリとGUYS隊員たちの力が結集した、右腕にナイトブレスを、左腕にメビウスブレスを装着した、全身が赤と青と金色の模様に縁取られたウルトラマンメビウスフェニックスブレイブが登場するのだ! 以前冗談で云ったことのある、「隊員全員がウルトラマンと合体する資格があるなら、全員がウルトラマンに変身できればいいのに……」が、ホントに実現しちまったんである!


 そのころ宇宙空間では、レオことおおとりゲンを演じた真夏竜氏の「イヤッ!」の掛け声バンクの許、ウルトラマンレオとアストラのレオ兄弟も太陽上空に到着し、ウルトラダブルフラッシャーなる赤い稲妻状の合体光線を繰り出し、太陽の表面を再び燃え上がらせようとしていた! ウルトラマンタロウウルトラマンエイティもやってきたぞ!


 そしてサコミズは第42話『旧友の来訪』でタケナカ最高総議長から託されたキーでファイナル・メテオールを発動させる! 超巨大なロケットが衛星軌道上から暗雲を突き破って地上の戦場に飛んできたかと思いきや、それは八方に広がり、大きな回転する風車状の兵器となって、メビウスとエンペラ星人の間に浮遊停止した! ミサキやサコミズいわく、ウルトラマンの放つ光線に含まれるスペシウムを増幅し、その効果を数倍に高めることができる、スペシウム・リダブライザーだ!


サコミズ「みんな、メビュームナイトシュートで、スペシウム・リダブライザーを撃て!」


 胸の前でこぶしを突き合わせたメビウスの周囲に赤い稲妻がほと走り、メビウスが必殺光線を発射する直前に浮かぶ大きな「∞」(無限大)のマークを、続いて天高く突き出した右手のナイトブレスにヒカリが必殺光線を発射直前に浮かばせる幾重もの鋭角の三角形が走り、メビウスブレスを赤く光らせ、かなりのオーバーアクションから両腕を十字に組んで右手から発せられるメビュームナイトシュートは、メビウスカラーの赤と、ヒカリカラーの青が互い違いに交錯した、実に鮮やかな光線だ!
 スペシウム・リダブライザーで十倍にも増幅されてシャワーのような途切れない光の粒が、エンペラ星人の全身に隈なく当たる! 思わず、顔をそむけるエンペラ星人!


 そして宇宙ではウルトラマンタロウが両腕を逆L字型に組んでストリウム光線、ウルトラマンエイティが両腕をL字型に組んでサクシウム光線を放ち、太陽表面全体の炎はもう復活を遂げようとしていた!


ウルトラの父「(光の国で)エンペラ星人! 地球を照らす太陽の光は消せはしない……」
エンペラ星人「(苦悶しながら)なぜだ、ウルトラの父? なぜのうのうと太陽に照らされている命を救おうとする!? 闇こそが、永遠の世界、なのだ!!」
ウルトラの父「光があるからこそ闇もある。闇があればこそ、また光もあるのだ!」


 まあこのへんは、番組公式ホームページの怪獣図鑑のページで紹介されているエンペラ星人の裏設定、エンペラ星人もまたウルトラ一族と同様、自身の星の太陽を失った種族であるという設定を知らなければ、真の意味がわからないという問題もあるけれど、わからなくてもこの最終回全体が意味不明になるという独り善がりなものでもないから、これくらいは良いでしょ。


 さらにさらに! 世代人が待ち望んでいた瞬間が遂にやってきたのだ!


ゾフィーの声「サコミズ、サコミズ……。共に行こう。今こそ君の力が必要だ!」


 光の中に静かに歩いていくサコミズ。初代ウルトラマンの変身効果音とともに、フェニックスネストを背景にゾフィーの変身巨大化カットが現れた!(大泣き!)


 一説によれば、この場面で用いられた人形は『ウルトラマンガイア』→『ウルトラマンネオス』(00年・ビデオ作品)→『ウルトラマンネクサス』と改造されながら流用され続けているものだとか。ポーズやパースがまったく同じだから多分そうなんだろうね。まあ『ウルトラマンタロウ』(73年)→『ウルトラマン80』→『電光超人グリッドマン』(93年)の変身巨大化時の人形、なんて改造の先例もあるからね(笑)。
 散々気を持たせたサコミズの正体はわかってみればゾフィーではなく、最終回でゾフィーと合体では、幼児誌ではともかくスポーツ誌や番組公式ホームページで公表されてきた「ゾフィーの正体が明らかになる!」ってな煽り文句と矛盾が生じているけど、サコミズの正体がゾフィーだったりすると、今度はじゃあなぜ普段の回ではともかく、第29話&第30話や第37話『父の背中』(脚本・赤星政尚&谷崎のぼる 監督&特技監督・アベユーイチ)みたいなウルトラマンタロウウルトラの父まで助けに来るメビウス大ピンチの回にゾフィーは助っ人参戦をしなかったのか? という問題も生じるから、これはこれで良いんじゃないのかなあ。


 ゾフィー兄さん自身も、07年4月1日オンリーの円谷プロのネット上のエイプリルフール企画「帰ってきたSNS『エムナナハチ』」での自己紹介文にて、


 「インターネットでメビウスファンのブログを読んでいると、『サコミズはゾフィーなんじゃないの?!』とか『ゾフィーは地球人の誰かに化けている!』とか書かれていて、見る度に複雑な気分になります。  私はちゃんと宇宙を警備しているぞ。。。」


 と書いてるほどだし……(笑)


 M87光線をエンペラ星人に照射しながら空中から着地するゾフィー! ウルトラ兄弟の長男・ゾフィーと、いちばん下の弟であるメビウスの華麗なツーショット!
 メビウスは十字に組んだ両腕を、徐々にL字型に広げて右腕全体から光線を放つ!(そのあと凡ミスか、また両腕が十字に戻ってるカットがあるけど、めでたい最終回だから見なかったことにしておく・汗)


 精神世界の中で……


サコミズ「みんな、もうひといきだ!」
リュウ「いくぜ! これがオレたちみんなの、最後の戦いだ!」


 この際一同が左胸に手を当てることに注目! 第44話『エースの願い』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070408/p1)において、北斗星司の胸の中に常に南夕子がいることを表現するためになされた演出がここでもまた! 北斗同様、今、GUYSのメンバーは仲間たちの想いを胸に戦っているのである!


 GUYSのメンバーが全員ウルトラマンとなる……これは考えてみれば、昭和ウルトラの世界観ではなく、むしろ平成ウルトラで描かれてきた「人は誰でも光になれる」の踏襲であるに違いない。エンペラ星人が「闇の支配者」であると設定されたのもまた然りであり、このクライマックスには昭和ウルトラ至上主義者の方には結構反発をおぼえる向きもあるのではないか?(筆者は昭和ウルトラ寄りではあっても、至上主義者ではないので)
 だが今回は欝なドラマに走らず、徹頭徹尾のバトルストーリーとして仕上げられており(もうBパートなんかただひたすら光線が出っぱなしなだけ・笑)、それよりむしろGUYSのメンバーに対して戦隊ヒーローのような趣を感じるし、もっと云うなら6人の戦士が合体してウルトラマンになるなんて、完全に「スーパーロボットアニメ」の再現だぞこれは。もうひたすら舌を巻くしかないのだよ!


 M87光線とメビュームナイトシュートを、スペシウム・リダブライザーによって増幅された光線を浴び続け、さしものエンペラ星人も遂に最期を迎えるときがきた! エンペラ星人が地に膝を着く。


サコミズ「今だ!! みんな!!!」


 メビウスフェニックスブレイブが、メビウスバーニングブレイブのときの必殺技、友情パワーの炎を胸の前に集めて火球を放つ、メビュームバーストの特大バージョンを放った!! 


エンペラ星人「なぜだ! なぜ予がウルトラマンごときに…… 予は……ウルトラマンに負けたのではない!
 そうか……。人間の……ちっぽけな希望という光に、 ウルトラマンと、人間の絆に、負けたのか…… 予が……予が……、光になっていく……」


 エンペラ星人の両脇腹、口から黄色い光が漏れ、遂にエンペラ星人はガラスのような光の結晶となって宙に舞い上がった……
 悪の帝王のくせに、最後は光になっていくのが意味深というか、マニアに深読みして下さいという感じだが……。とにもかくにもヘンにヒネらず、ラスボスはやっつけて終わり! の勧善懲悪セオリーは守ってくれたぞ!


 そして太陽の復元に成功し、揃い踏みをするウルトラ8兄弟の勇姿!(感涙) エース、セブン、レオ、アストラ、ウルトラマン、ジャック、エイティ、タロウ、みんなみんなありがとう!


 地下街から地上に出て、太陽と青空が戻ったことに歓喜の声をあげる市民。『タロウ』第25話『燃えろ! ウルトラ6兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061126/p1#20061126f2)において、宇宙大怪獣ムルロアが全身から吐き出した黒煙によって遮られた太陽の光を、ウルトラ6兄弟はウルトラベルによって取り戻した。あのときの歓喜の声がまた、再現されたのである。


 平和が戻った地球。GUYS隊員とミライがいる。


ミライ「聞こえていますか、ウルトラの父。僕自身にしか見つけられないこと、大切なものは今、確かに僕の胸の中にあります」


 第1話冒頭でウルトラの父メビウスに語ったことの係り結びのセリフだ。


 そこにサコミズ、トリヤマ、マル、ミサキ、カコちゃん、ファントン星人も寄ってくる。巨大なゾフィーウルトラマンヒカリ(このツーショットがまたかっこいいのよ!)を見上げている一同。


リュウ「大丈夫。地球は……、オレたちの手で、守っていける!」


 ヒカリは小さくうなずき、ゾフィーと顔を見合わせ、ともに飛び立つ! M78星雲のウルトラの星へと帰っていくのだ。
 サコミズがミライの肩にポンと手を置いた。


サコミズ「これで君も、ウルトラ兄弟の仲間入りだね」


 あれ、ウルトラ兄弟に正式加入してなかったのか? そりゃ四半世紀前にエイティ兄さんが地球上で活躍中のときはウルトラ兄弟じゃなかったもんな。あんなに弱いメビウスごときが最初からウルトラ兄弟だなんてオカシイと実は筆者も思っていたんだよ(笑)。
 ミライは無言のまま、GUYS隊員の印でもある通信機にして、GUYS隊員たちとの友情の証でもある「炎のエンブレム」が手製ペイントされたメモリーディスプレイをサコミズに手渡した……
 あれ、返しちゃうの? もらっとけば良いのに。多少ひっかかるが、まあいいか(笑)。


ミライ「最後の戦いが終わった今、僕には新しい使命ができました。この星の人たちとともに得た、大切なものを、光の国の、新たなウルトラマンたちに伝えていきます!」


 ……唐突な別れの言葉。しかし、一瞬戸惑うも、


ジョージ「いい顔してるぜ、アミーゴ!」
マリナ「しっかりやんなさいよ!」
テッペイ「君と出会えて、本当によかった!」
コノミ「(涙声で少し喉を鳴らして)ずっと、応援してるからね!」
リュウ「(ひとりだけ腕組して背中を向けている。しばらく無言、やがて意を決して吐息。笑顔で)……行けよ」
ミライ「……(涙をボロボロ流して)さようなら、 今まで、 ありがとうございました!」


 いい顔してるぜ、役者陣。思わず連られ泣きしちまうじゃねーか!(涙)


 地球で最初に憶えた言葉「ありがとう」を最後に残し、ミライは全身を発光させながら後退、やがて無限大のマークが輝き、光の粒子が上空に舞い、それはメビウスの姿となった。感無量で見上げる一同……


メビウス「セヤッ!(大空に飛び立つ)」


 そしてGUYS隊員たちのミライへの感謝の言葉が、別れの言葉が、応援の言葉が大空に捧げられる!


 ゾフィー、ヒカリに少し遅れて漆黒の宇宙空間に輝くウルトラの星へ向かって帰還していくメビウスの場面は、『ウルトラマン』第39話(最終回)『さらばウルトラマン』ラストシーンに対するオマージュを感じさせる仕上がりだ。



 テンション高く快調に進んできた『ウルトラマンメビウス』ではあったが正直、第45話『デスレムのたくらみ』(脚本・太田愛 監督&特技監督・村石宏實・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070422/p1)以後の暗黒四天王編ではそのテンションは落ちたかと思う。
 最終展開にいささかの不安もよぎったけど、第48話以降の最終三部作のⅠ『皇帝の降臨』、Ⅱ『絶望の暗雲』ではハイテンションな作劇と展開と演出の連続で、これは個人的にはとても楽しめた。
 そして最終回。これも個人的には、押さえるべき要素はしっかり押さえてあるものの、語るべき要素が多いせいか、少し駆け足で余韻が足りないかなあと思ったのも事実。あれだけ強かったエンペラ星人も最終回ではただ突っ立ってるだけで、立ち回りがないし。ヒルカワの去就は……どうでもいいや(笑)。
 ミライとGUYS隊員が合体したメビウスフェニックスブレイブと、サコミズと合体したゾフィーは、エンペラ星人のウルトラ兄弟必殺光線ならぬウルトラ一族分解光線に対抗するためというのが裏設定なのだろうけど、彼らがウルトラ一族分解光線を浴びても平気! ってな描写もないし。


 でも感想を書くためにビデオを再見していると、初見時の印象とは違って「悪くないじゃん」と素直に楽しめたのもまた一方の事実。
 初見時の印象と再見時の印象、どちらを優先するべきかは難しいところだが、今回は再見時の印象を優先して、最終回もまた出来が良かったことにしておこう(笑)。


 いやまあ1本の話、あるいは最終三部作としては作劇に何の問題もないと思う。あとは3万年に渡るウルトラ一族の因縁の宿敵・エンペラ星人が、怪獣軍団を引き連れても来ず、あるいは光の国と地球との同時侵攻も試みず、成長したとはいえそして人間の力の協力があったとはいえ、ルーキーであるメビウスに敗れてしまったスケールの小ささには世代人としては多少ひっかかるものがある。けれど、まあメインターゲットの子供たちにはあずかり知らないことだろうし、個人的には今回はこれで良しとする。
 宇宙規模でのスケール感の出し方や、エンペラ星人のリベンジ(?)は、今後の昭和ウルトラの続編への課題とすることにしよう!



 主題歌が流れるキャスト・スタッフのエンドロールの背景は、最後の戦いを終えたジョージ・マリナ・テッペイ・コノミが元の生活に戻った様子を描いたものだ。
 ひとりGUYSに残ったリュウは、いつの間にか襟が白い指揮官仕様の隊員服を身につけている。彼はセリザワ・サコミズのあとを継ぎ、新隊長となったのである!
 彼の指揮のもとに、また新たな隊員たちがウルトラマンの力に頼ることなく、自らの手で地球を守り抜いてくれることだろう!


 だが、またエンペラ星人並みの強大な敵が現れたなら、ジョージも、マリナも、コノミも、テッペイも、きっとGUYSに戻ってきてくれることだろう!
 そして、彼らがどれだけ最後まであきらめずに頑張っても倒せない強敵が出現したならば、ミライも必ず戻ってきてくれることだろう!


 そんな続編に期待したい。


2007.4.18.


P.S.


(「メビナビ」ナレーションの声で)『ウルトラマンメビウス』はまだまだ続くよ!


小学館『てれびくん』07年6月号(07年4月28日発売・ASIN:B000P46R0I)から、あの名漫画家・内山まもる先生による『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 戦え!ウルトラ兄弟』が連載開始! 『レオ』終了後にも小学館の学習雑誌で内山先生のウルトラ漫画が継続されたことが第3次怪獣ブームを巻き起こす一因となったことを考えれば、子供たちの関心を持続させる手段としてはうってつけのものだ!
 (翌08年4月に単行本化・ISBN:4091051189


*07年5月2日〜6日にかけ、名古屋・栄の中日劇場中日ビル9F)において公演される『ウルトラマン プレミアステージ』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070513/p1)は、エンペラ星人やメフィラス星人も登場する『メビウス』の後日談! リュウ・ジョージ・コノミにハヤタとダンも登場するぞ!
 筆者はGW(ゴールデンウィーク)に帰省するのでその折にでもぜひ観たいと思っているが、既に「完売」の回もあるそうだ! もっとも我が社の連休の予定自体がまだ決まっていないのだが……運良く鑑賞できたらまたレポートでも。


(編:ミステリ雑誌「EQ  Extra GIALLO (イーキュー エクストラ ジャーロ) №27 2007 SPRING」(光文社・07年3月15日発行・ASIN:B000NQDM6K)にて、『メビウス』第32話『怪獣使いの遺産』、第39話『無敵のママ』、第40話『ひとりの楽園』の脚本を担当した直木賞作家・朱川湊人(しゅかわ・みなと)先生による番外編「ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント」〈第1話 魔杖の警告〉も連載開始だそうで!)


(了)


[関連記事]

ウルトラマンメビウス』(06年)総論 〜『メビウス』総括・赤星政尚論!

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ウルトラマンメビウス』(06年)#1「運命の出逢い」 〜感激!感涙!大傑作!

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ウルトラマンメビウス』(06年)最終回 最終三部作 #48「皇帝の降臨」・#49「絶望の暗雲」・#50「心からの言葉」 〜ありがとう!

  (当該記事)

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年) ~岡部副社長電撃辞任賛否!

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ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(10年) ~傑作!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20111204/p1

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『ザ☆ウルトラマン』(79年)最終回 #49「ウルトラの星へ!! 第3部 U(ウルトラ)艦隊大激戦」 ~大幅加筆!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100411/p1

『ザ☆ウルトラマン』(79年)最終回 #50「ウルトラの星へ!! 完結編 平和への勝利」 ~40年目の『ザ☆ウル』総括!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20200508/p1



ウルトラマンメビウス Volume 13 [DVD]

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