假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

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ウルトラマンタロウ1話「ウルトラの母は太陽のように」

(CSファミリー劇場ウルトラマンタロウ』放映・連動(?)連載!)
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ウルトラマンタロウ1話「ウルトラの母は太陽のように」

(脚本・田口成光 監督・山際永三 特殊技術・佐川和夫)


(文・久保達也)
(2007年6月執筆)


ナレーション「ウルトラ6番目の兄弟、ウルトラマンタロウについての物語は、今、ここから始まる」


 前作『ウルトラマンA(エース)』(72年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070429/p1)で防衛組織・TAC(タック)の竜五郎(りゅう・ごろう)隊長を演じた瑳川哲朗(さがわ・てつろう)による、穏やかでソフトな語り口で物語は始まる。しかし、この第1話はそのソフトさとはまさに相反するような、終始バタバタと慌ただしい雰囲気で展開されている(もちろん良い意味で)。


東光太郎「やっと帰ってきた!」


 白のタートルネックのシャツに白のパンツというファッションが象徴するような、清潔感あふれるすがすがしい好青年・東光太郎(ひがし・こうたろう)は、白鳥潔(しらとり・きよし)が船長を務めるタンカー・日々丸に乗って世界中を航海し、今日本へと帰ってきた。サンドバッグのようなカバンを船から海に放り投げ、光太郎は豪快にも、服を着たまま海へ飛び込む!


白鳥船長「船に就職する話はどうするんだ!?」
光太郎「せっかくですが、お断りします!」


 東京湾岸の埋立地に泳ぎついた光太郎は、濡れた衣服を脱ぎ捨てて白のトランクス姿となり、その場に居合わせた可愛らしい柴犬の子犬と戯れ、旅から持ち帰ったひとつの球根をナイフで土を掘り起こし、埋めながらつぶやく。


光太郎「船長、オレは裸一貫で世界中を歩いてきたけど、やっぱりボクシングやりたいんです! 男らしい仕事だと思うんだ! あ、それから、チグリスフラワーの球根、砂漠の中で百年に一度しか咲かない花だそうですが、オレが日本の土で育て、花を咲かせてみせます。キレイな、大きな花を!」


 この冒頭のわずか数分間で、無駄なナレーションやセリフなしで、青年・東光太郎という人間をほぼ描き尽くしているといっても過言ではない。停泊した船から服を着たまま飛びこむなど、当時放映されていた青春ドラマ『飛び出せ! 青春』(72年・日本テレビ)を彷彿とさせるノリでもあり、ややマンガチックではあるものの、このあと描かれる彼の行動に比べればまだまだ序の口(笑)であり、光太郎が猪突猛進で無鉄砲であることが端的に表現されている。いや、彼は決してそればかりではない。子犬と戯れる描写は光太郎が根は優しい青年であることを象徴するものとなっている。彼が子犬を抱き上げる場面での光太郎が子犬に対して向けるまなざしが、どれだけやさしいものであることか……


 その平和な時をブチ破り、東京湾に突如として巨大怪獣ならぬ巨大超獣であるオイル超獣オイルドリンカーが現れる! グレーの頭部の頭頂部と鼻先に巨大なツノを生やし、全身がウロコに被われた茶色の胴体(しかし超獣というワリに随分と地味な配色・笑)のオイルドリンカーは好物の石油を求め、タンカーを破壊する!
 宇宙科学警備隊・ZAT(ザット)の大型主力戦闘機・スカイホエールとコンドル1号が出撃! だが周囲の石油タンクへの引火を防ぐため、思うように攻撃ができない!
 濡れた体を乾かしている最中だった光太郎は素肌に赤いジャケットを羽織って(はだけた胸がセクシー!)、人々が逃げまどう中でなんと運搬用の大型クレーンに乗りこみ、クサリをオイルドリンカーの首に巻きつけ石油タンクからオイルドリンカーを引き離す。もがき苦しむオイルドリンカー!


光太郎「ざまあ見やがれ!」


 大型クレーンの操縦席からオイルドリンカーを映した、光太郎目線の特撮主観カットが実に臨場感を醸し出し、迫力あふれるカットに仕上がっている!
 オイルドリンカーとクレーンが引っ張り合いをした揚げ句に結局、クサリは耐えきれずに切れてしまう! その状況を見せるために、オイルドリンカーとクレーンの引っ張り合いのロングショットのあとに、鎖がブチッと切れる場面をアップで描く。



山際監督「今、見てて思い出したんだけど、やっぱりあのクレーンのクサリは納得いかないなあ。当時も思ったんだけど、本物に見えないんだよね(笑)」
熊谷健プロデューサー「いやいや、監督。実はあそこは結構苦労したんですよ」

(DVD『ウルトラマンタロウ』Vol.1(デジタルウルトラプロジェクト・05年5月27日発売・ASIN:B00092QQJS)・「円谷特撮〜その創意工夫〜」)



 現在ならCGでカンタンに表現してしまうところであろうが、コンピュータ画像処理などという技術どころか概念すらなかった当時では、ミニチュアのサイズに合う普通の鉄のクサリを用意し、ヒューズに使われている導線でクサリの一部を作って、切りたい部分に継ぎ足すという方法をとったのだ。
 リアルに見えないのはこの時代のミニチュア特撮の限界なので仕方がないことなのだが、この場面のあとにクサリが切れた反動でオイルドリンカーが海面に叩きつけられる描写が続いていることから、なかなかどうして視覚的なインパクトは絶大なものとなっている。もちろんミニチュアが少しでも実物に近く見えるに越したことはない。しかしながら、少々ハッタリでもよいからいかに視聴者に強く印象づけることができるか? 優先すべきはやはり「技術」よりも「演出」の方でもあるだろう。
 クレーンからの主観カットもそうであるが、この回を担当した特殊技術(特撮監督)の佐川和夫は、このあとにも視聴者の度肝を抜くような、実に大胆な「演出」を施している。
 こう書くとこの回のミニチュアセットがクサリ同様にリアルでないものと思われてしまうかもしれないが、決してそんなことはなく、オイルドリンカーが海中に逃げたあと、スカイホエールとコンドル1号が飛び去っていく描写をロングでとらえた場面では、コンビナートの複数の煙突から黒い煙が空へ吹き上がっており、なかなかいい雰囲気である。


 危機を救われた白鳥船長が、光太郎が船に置き忘れたものを手渡す。それは光太郎の母を写したモノクロ写真であった(和服姿であるのが時代を感じさせる)。


白鳥船長「忘れものだ。君にとっては大切なものだろ」


 そんな大事なものを、ましてや一枚の写真を船に置き忘れるなんて、普通に考えたら相当おかしいのだが(笑)、これもワザとらしくても視聴者に光太郎の母を強く印象づけるために配置した基本設定の説明的な「演出」なのであり、のちの重要な伏線にもなっているのである。


白鳥船長「しばらく私の家に泊まっていったら。子供たちだけしかいないんだから」
光太郎「ありがとうございます。でも、オレはオレのやり方でやっていきます!」


 ここまで描かれた光太郎の「オレのやり方」は実に周囲をヒヤヒヤさせるものであり(笑)、このあとも光太郎は「オレのやり方」を貫いていくのだが、それが彼の運命を大きく左右させることとなり、実に象徴的なセリフである。


 事件解決後、美しい夕焼けに染まった埋立地の公園で、光太郎が植えた球根から一輪の赤い花が咲き、「ウォ〜〜~」というウメき声とともに(初代『ウルトラマン』(66年)第5話『ミロガンダの秘密』に登場した怪奇植物グリーンモンスの声を流用)、黄色い煙を吹き上げた(それを不思議そうに見つめる子犬をとらえたカットが実に見事! なんという芸達者な子犬・笑)。次の瞬間、公園一面に赤い花が咲き乱れた!


光太郎「百年に一度しか咲かない花が咲いたんだ〜!」


 「やった〜~っ!!」とオーバーに喜びながら花の周囲を子供のように駆けずり回り、しまいには花の上をジャンプする光太郎。子犬も彼につられてか、嬉しそうに花の周囲を駆けずり回っている(やっぱり芸達者な子犬だ!・笑)。
 着地したあと、ボクシングのファイティングポーズを決める光太郎。光太郎の夢のひとつが早々に叶ったワケだが、彼のもうひとつの夢はボクサーであり、喜びと同時に自身もひと花咲かせたいという願望も、同時に二重に発露させている実に的確な演出でもあるのだ。


 ひとつの寝袋で仲良く眠る光太郎と子犬。だが、花の「ウォ〜~~」といううめき声に目を覚ました子犬が花の方に駆け寄ると、赤く伸びるムチにからめとられてしまった!
 オイルドリンカーの再度の出現に備えてZATの偵察用小型車両・ラビットパンダでパトロールしていた西田隊員も赤いムチに襲われるが、ラビットパンダが発した電撃攻撃に赤いムチはひるんだ様子で彼方へと去っていった。
 西田隊員の通報で朝日奈隊長やほかの隊員たちもスカイホエールで現場に駆けつけた。遠景にとらえたミニチュアの大型主力戦闘機・スカイホエールの前に隊員たちを合成したカットが自然でよい。もっともナイトシーンだから合成の粗がバレにくいのだが(笑)。
 怪現象から花の一群が咲いた埋立地の下にオイルドリンカーが潜んでいるとニラんだZATは、大型銃器型の火炎放射器・スーパーナパームで花を焼きつくした。するとそばで寝ていた光太郎が悲鳴をあげ、ナパームを抱えた北島隊員に食ってかかってきた!


光太郎「オイ! オレの花がどんなに大切なものなのか知っているのか? えっ? バカヤロ〜〜っ!!」


 いきなり北島隊員を殴りつけ、ボクシングのファイティングスタイルをシュッシュッと取って北島を徴発する光太郎。北島隊員にしてみれば「そんなこと知るか!」であり、迷惑この上ない話ではある(笑)。
 だが光太郎にとって、砂漠の中で百年に一度しか咲かない花=チグリスフラワーは彼の「夢」の象徴であったのだ。百年といえば人間の一生に等しい期間である。そのほとんどは実は砂漠の中で感じるような飢えと渇きに襲われ、花のように咲くことができるのは人生の中で一度きり…… 光太郎にかぎらず、まさに人間の一生を象徴するようなチグリスフラワーであるが、その正体を知らずにそれに自分の「夢」を託してきた光太郎が血気盛んに怒りまくるのはまぁやむなしだろう。


 取っ組み合う光太郎と北島隊員。格闘の中で光太郎は夜空を華麗にジャンプして宙返り(もちろんスタントだろう)、着地して北島隊員を……ではなく、そこに居合わせた南原隊員を殴ってしまう(笑)。


南原「オレは違う〜!」
光太郎「邪魔なんだよ!」


 まぁ「オレのやり方」を通そうとすると周囲に多大なる迷惑をかけてしまうという典型を描いており、これをリアルに表現すればやや陰欝になってしまうところだが、コメディタッチの演出と光太郎を演じる篠田三郎のどこまでも爽やかな印象のせいか、あまりイヤな感じを受けさせないところが「演出」と「役者」の両者がブレンドして醸(かも)す絶妙さなのである。


 そこに再度、超獣オイルドリンカーが出現! 口から火炎を吐き出して夜のコンビナートを炎上させる!
 この場面では、最初はオドケていた北島隊員が股ぐらから顔をのぞかせて目撃する視線でとらえられ、画面が上下逆になっていたのを経て正常な上下に反転させるというコミカルな「演出」がとられている。この「演出」もまたコレから始まる『タロウ』のややコミカルな作品世界を象徴させているのだろう。


 さらに地響きに続き、埋立地を突き破ってもう1体の巨大怪獣である宇宙大怪獣アストロモンスが姿を現した! 光太郎が植えた球根の正体は実はこの怪獣だったのだ!(汗)
 頭部と鼻先のツノ、右手がムチに左手がカマで(それらの配色だけが赤!)、スタイルは一見すると正統派で濃紺色系の恐竜型怪獣であるが、なんといっても腹部に生えている巨大な赤い花=チグリスフラワー(!)といった特異なスタイルがアストロモンスの唯一無二の個性を主張している!


 植物をモチーフにしたウルトラ怪獣といえば、古くは『ウルトラQ』(66年)第4話『マンモスフラワー』に登場した古代植物ジュランに始まり、初代『ウルトラマン』第5話『ミロガンダの秘密』に登場した怪奇植物グリーンモンス、第31話『来たのは誰だ』に登場した吸血植物ケロニア、『ウルトラセブン』(67年)第2話『緑の恐怖』に登場した生物X(エックス)・ワイアール星人など、今ひとつ地味めな印象のため、人気怪獣となり得たヤツはほとんど存在せず、今日に至るまでまともに商品化すらされていない怪獣が多い。


 だが、アストロモンスの場合は、バンダイの『ウルトラ怪獣シリーズ』で89年に発売されて以来、何度も整形色や塗装を変更して現在に至るまで継続して発売されているのだ!(ASIN:B0002U3HPS) 植物をモチーフにしつつもそのまま巨大化させるのではなく、スタイルはあくまで怪獣然としており、濃紺のボディーの要所に子供の視線を誘導しやすい派手な赤色を配し、ツノ・ムチ・カマ・腕・背中のトゲなど、各所に突起物を備えて外見的にケバケバしく、派手な印象を与えたデザイン・造形こそ人気怪獣となり得た理由だろう。そしてカッコいい外見ばかりではなく、実際このあと描かれるアストロモンスの暴れっぷりは、第1話に登場するにまさにふさわしい豪快なものであり、その印象をより強いものにしているのである。


 怪獣アストロモンスVS超獣オイルドリンカー! 怪獣VS超獣の死闘が夜のコンビナートで展開される!
 ……が、ほんの少しの格闘だけでオイルドリンカーは吹っ飛ばされて、反撃せんとアストロモンスに立ち向かっていくも、腹部の巨大なチグリスフラワーにあっけなく飲みこまれてしまった!
 この尺の短さには正直かなり物足りなさが残るのだが、前作『ウルトラマンA』では「怪獣」よりも強いとされていた「超獣」を、本作『タロウ』の世界観では「超獣」よりも強い「宇宙大怪獣」が現れた! という設定にしたことで、アストロモンスがいとも簡単にオイルドリンカーを打ち負かしてしまう描写で、「超獣」以上の脅威が新たに出現したという鮮烈な印象を視聴者に与える手段ではあったのだろう。


 しかし、劇中なり当時の児童誌や学年誌などでも「超獣」よりも強い「宇宙大怪獣」が出現した! という設定はあまり喧伝されてはおらず(笑)、派手派手なカラーリングではないのでフツーの「怪獣」に見えてしまう超獣オイルドリンカーが、コレまたフツーの「怪獣」のようにも見えてしまう怪獣アストロモンスに敗北してしまうという描写は、70~90年代の再放送世代も含む子供たちや年長マニアたちには「怪獣」よりも強いハズである「超獣」がただの「怪獣」に負けてしまった! という矛盾を感じさせるものとして映っていたのも事実であり、その点においては劇中においてもZATの隊員たちに「ただの怪獣ではない! 宇宙大怪獣なのだ!」などと念押しのセリフを入れさせたり、当時のマスコミ媒体も含めた基本設定の周知が不足していたのではないか? ……まぁ尺の都合でその旨のセリフがカットされてしまったのかもしれないが(汗)。


 そのような問題はありつつも、数回ほど挿入されるチグリスフラワー中央の口が開閉するさまをアップでとらえたカットは、通常の怪獣とは異なり食虫植物のような面も持っている「宇宙大怪獣」としての不気味さは醸し出しており、実に効果的である。


光太郎「チグリスフラワーだ!」
北島「おまえの花と同じじゃないか!?」
光太郎「オレの花が怪獣に!? 畜生!」


 光太郎が自分の「夢」を託したチグリスフラワーの正体は、実は宇宙大怪獣アストロモンスだった! ここで光太郎の「夢」のひとつは完全に打ち砕かれた。「夢」は信じれば必ず叶うとする80年代以降のジャンル作品や若者向け歌曲などとは異なり、このへんの「善意」が「悪事」に帰結してしまう逆説や皮肉は、ウルトラシリーズにかぎらず70年代前半のジャンル作品や一般のテレビドラマなどでもよくあったイジワルさなのだが、それはともかくただでさえ無鉄砲な彼を自暴自棄な行動へと走らせる!


光太郎「よーし、こうなったらオレ自身の手で!」


 ZATの制止を振りきってアストロモンスに立ち向かう光太郎!
 夜のコンビナートを進撃するアストロモンスの特撮カットに、走っている光太郎を合成!
 逆にひっくり返る光太郎の実写場面に、踏み潰そうとするアストロモンスの巨大な足のみを合成!(しかも丁寧にも地面を踏んで巻き上がる砂塵までをも合成で追加!)
 実に臨場感あふれる大胆な特撮合成カットが目を引く。


 そして、なんと光太郎は大空へ飛び去ろうとするアストロモンスの足にジャンプしてしがみつき、そのままアストロモンスとともに夜空を飛行してしまう!


 ナマ身の人間が巨大怪獣に敵うワケがなく、だからこそ人間たちは未来的な超兵器で戦っていたワケであり、このへんは従来のウルトラシリーズとも一線を画してしまう非リアルな描写でもあり、当時の年長マニアたちは違和感なり反発を覚えたであろうし、子供たちでも少々の違和感を覚えた描写でもあるだろう。しかし、それで即座に『タロウ』という番組から子供たちが卒業してしまうワケではないのだし(笑)、『タロウ』というシリーズではこういうムチャな描写も今後はやっていきますよ~という、言外での宣言でもあるのだろう。


光太郎「バカヤロ~! どこまで飛んでいくんだよ~〜!」


 光太郎は手にしたナイフでアストロモンスの足を突き刺すばかりでなく、なんと足に噛みついた!(笑)
 その痛さに耐えかねて(リアルに考えたら蚊に刺されたくらいにしか感じないはずだが・爆)、アストロモンスは光太郎を振り落としてしまう!
 飛行するアストロモンスのギニョール、着ぐるみの表情のアップ、そして光太郎がしがみつくアストロモンスの巨大な足のセットを巧みにカットバックさせており、ユーモラスな演出ながらも緊迫感にもあふれている!


 高空から振り落とされた光太郎は、そのままバッティングセンターに張り巡らされていたネットの上に転落!(そこに偶然にも着地するのはご都合主義なのだが、主人公を第1話で殺してしまうワケにはいかないのだ・笑) ネットがトランポリンのようになって数度もバネのように高く跳ねて、自由落下による衝撃を吸収したあとに、ネット上からハズれて地面へと叩きつけられてしまう!


 「あぁ、痛ぇなあ」とダラシなく伸びてしまう光太郎…… この数度のハネ具合と、地面に叩きつけられたらさすがに気絶してしまうという描写で、高空から落ちても生きている「非リアル」な要素と、さすがに痛みで悶絶はしてしまう「リアル」な要素で、この両者を接続することもできているのだ。


 ところで、『帰ってきたウルトラマン』(71年)の主人公・郷秀樹(ごう・ひでき)は、その第1話『怪獣総進撃』において、オイル怪獣タッコングの襲撃から少年と子犬を守るために命を落とした。
 光太郎と同様、無鉄砲で猪突猛進タイプであった『ウルトラマンA』の主人公・北斗星司(ほくと・せいじ)でさえ、第1話『輝け! ウルトラ五兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060514/p1)において、身動きがとりにくい車椅子の少女と彼女を看護する看護婦である南夕子をミサイル超獣ベロクロンの襲撃から守るために、タンクローリーでベロクロンに特攻していったのである。
 そうした自己犠牲の精神のようなものが、ここまでの光太郎にはやや感じられないのも事実である。アストロモンスに立ち向かったのも自分の「夢」が打ち砕かれたから怒っただけの反撃行動のようにも映る(笑)。オイルドリンカーをクレーンで追い払った際も、白鳥船長たちを救うことになったとはいえ、それはあくまで結果論に過ぎず、まるで超獣にケンカを仕掛けただけの感があり、イジワルに分析・整理してみせれば、決して「世のため人のため」に戦ったとは思えない印象もあるのだ。


 この分析・整理を裏づけるかもしれない証拠もある。先に紹介したDVDのVol.1の解説書に掲載された、山際監督所蔵の第1話のシナリオを見ると、オイルドリンカーの出現時において、


光太郎「このままじゃ東京の街までやられちまう!」


 というセリフがあるのだが、これが監督の手によって鉛筆で消されて本編では削除されていたのである。単に尺の都合とテンポの良さを優先するための処置なのかもしれないが、ここに従来の自己犠牲型ヒーローとはやや異なる主人公像を描こうとした意図がうかがえる可能性もある(もちろん単なる深読みかもしれないので、断言は避けておくが・汗)。


 それだけではない。「バカヤロー!」「畜生!」「ざまあ見やがれ!」などと、筆者も今回の再見で驚いたほど、当初の光太郎は実に口が悪かったのである(笑)。同時期の特撮ヒーロー作品の主人公と比べてもこれはかなり異質である。『仮面ライダーV3(ブイスリー)』(73年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140901/p1)の風見志郎(かざみ・しろう)はキザではあったが口は悪くなかったし、『キカイダー01(ゼロワン)』(73年)のイチローや『イナズマン』(73年)の渡五郎(わたり・ごろう)などはむしろ優等生として描かれていたのだ。それぞれが改造人間・人造人間(ロボット)・ミュータント(突然変異の超能力者)と、フツーの平均的な人間の若者像を描く作品ではなかったこともあるのだろうが。


 ここでどうしても連想してしまうのは、光太郎みたいにケンカっ早くて、巨大怪獣の亜種である「機械獣」を相手に「笑わせるな!」だの「ふざけるな!」などと口走っていた人間搭乗型の巨大ロボットアニメの元祖『マジンガーZ』(72年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200119/p1)の主人公青年・兜甲児(かぶと・こうじ)である。『マジンガーZ』は当時全盛だった特撮変身ヒーロー作品をやがては蹴ちらし、スーパーロボットアニメの黄金時代の礎となった作品だ。当時の時代の趨勢として、従来の古典的な自己犠牲型の優等生ヒーローよりも、兜甲児のような無鉄砲でヤンチャ坊主的なヒーローが求められた結果、『マジンガーZ』が児童マスコミ文化のトップに躍り出ることができた一面もあったと考えられる。
 従って円谷が「時代を掴む」ための最高のテキストとして、『マジンガーZ』を参考にして新しいヒーロー像をつくりあげた可能性は決してないとはいえないのだ。……と云いたいところだったが、『タロウ』と同時期に放映された円谷特撮ヒーロー『ジャンボーグA(エース)』(73年)のDVD解説書などでは満田かずほプロデューサーが「他社の作品はまともに見たことがなかった」などと語っていたりもするのだが(笑)。たしかに70年代前半当時に多忙と残業を極めていた30代のスタッフたちが、我々オタクのように当時の子供向け作品を隈なくチェックするだけの意識があったとは思いにくい。だから、時代の空気、現実の70年代初頭の若者像がそれまでと比するとやや無鉄砲でワガママとなってきており、60年代までの若者像とも異なってきたことのコレは反映でもあるのだろう。


 そして、このようなヤンチャな描写を与えられた東光太郎を爽やかな印象を持つ篠田三郎が演じたことでの派生物も発生した。適度にヤンチャだという、この「適度」というところの塩加減も重要なのだが、だからこそ女性や女児層は母性本能や頼もしさを感じるものなのだろう。歴代ウルトラシリーズは観ていないが、本作『タロウ』だけは観ていたという当時の女児であった女性にもたまに遭遇することがあるのだ。いや、これは派生物ではなく、もっと上層のプロデューサーのレベルでは、そこまでの効果を計算した上でのキャスティングであった可能性もあるだろう。


 顔面をキズだらけにしてダラシなく伸びている光太郎に、朝になって登校してきた小学生たちが目を覚まさせようと水をぶっかけてくる。その中のひとり、健一少年の姉であり女子大生の白鳥さおりが白いハンカチを光太郎のキズついていた右手の甲に包帯代わりに巻きつけると……


光太郎「キレイだ……」
さおり「いいんです。こんなハンカチ」
光太郎「いやあ、あなたのことですよ」


 ハンカチのことを「キレイだ」などとホメる男性などいようはずがなく、「キレイ」だと云われてそれを「ハンカチ」のことだと思う女性もまたフツーはいないので、理性的に分析するとこの会話はたまらなくヘンなのだが(笑)、東光太郎もまたナンパなどの邪心なく本心を吐露してしまうような青年であり、さおりもまたそんな発言で有頂天になるような増長した性格ではなく、自分のことを指しているのだと思いもしない謙虚で純真な性格であることを、このシーンは二重で瞬時に意味させることで、主要登場人物の性格付け・肉付けも行なっているのだ。
 『タロウ』というシリーズを通じて、さおりを演じた「あさかまゆみ」は交代してしまうことになるので、さおりと今後のふたりの関係展開については初志貫徹ができたとは云い難い結果に終わるのだが、そのことについてはいずれまた詳述したい。


 光太郎のケガを心配した小学生たちが、登下校中の小学生を横断歩道などで交通整理をしていた交通指導員=「緑のおばさん」を連れてきた。黄色い帽子に緑のブレザー、首からは笛を下げているというスタイルは、近年における地元の主婦たちが普段着姿で交替で交通指導をする姿とは異なっているが、あの時代は「緑のおばさん」の姿をした存在が一般的であったのだ(と同時に世代人は郷愁を感じてしまうのだ……・笑)。


緑のおばさん「ちょっと脱いでごらんなさい」


 光太郎の白いシャツの袖をまくりあげる緑のおばさん。


緑のおばさん「あらあら。ヒドい傷ねえ」


 緑のおばさんは光太郎の右腕のキズに口づけまでした…… それをまざまざと眺めていた光太郎が思わずつぶやく。


光太郎「お母さん……」



「この場面は最初にサンプルストーリーを書いたときから存在していました。やっぱり「血の交換」ということですね。ドラキュラと同じで同族になるっていうか(笑)。いずれにしても、母と息子の絆とかいうことになってくると、言葉だけだと伝わりにくいじゃないですか。それを具体的に、血を吸うということで行為として表現すれば、見ている人にも、その絆の重さが理屈じゃなくて実感として分かるんじゃないかという思いで書きました」

(脚本家・田口成光「ウルトラの母にこめられた願い」・DVD『ウルトラマンタロウ』Vol.1解説書より)



光太郎「不思議だなあ。死んだ母さんに似てるんです」


 緑のおばさんは光太郎が日々丸に置き忘れた母の写真とそっくりの風貌をした女性だったのである。


緑のおばさん「そういえばあなたも私の息子によく似ているわ」


 彼女はふと思い出したように上着のポケットからある物を取り出した。太陽のような紋章を中心にして三方に広がった先端には赤い宝石があしらえられた、金属製の黄色いバッジであり、彼女はそれを光太郎の治療した右腕の上に置いた……


緑のおばさん「そうだ。いいものあげる。これ、お守りなの…… 大切に持っててちょうだい」
光太郎「ありがとう」
緑のおばさん「ねえあなた、やりかけたことは最後までおやりなさいよ。途中でやめたらダメですよ」


 「さようなら」と緑のおばさんを見送る光太郎。



 ここでようやくAパートの終了と、わずか十数分の間にギッシリと詰めこまれた密度の濃さ! 続々登場する超獣や怪獣の大破壊! ZATの空中戦や地上攻撃! 「特撮」の見せ場をたっぷりと描きながらも、たたみかけるようなテンポのよさで「人間ドラマ」を、主要登場人物もしっかりと描ききっている点はまさに驚嘆に値する。このノリはもちろんBパートに続き、視聴者の関心をつなぎとめて離さないのだ。


 東京都中央区霞が関1丁目1番地の官庁ビル街に威容を誇る、大きな円盤状の建造物であるZAT基地の全景。実景による車が行き交うビル街のバックにZAT基地の大型ミニチュアが合成されたカットが現実感を醸し出していて実によい(もちろん、人目から隠された「秘密基地」の良さをあるので、そちらの魅力を否定するワケではありませんよ!)。


朝日奈隊長「諸君、新入隊員を紹介する。東光太郎くんだ」


 「あの男が!?」とばかりに驚く隊員一同。入隊の経緯については完全に省略されているが(笑)、光太郎にとっては母にウリ二つの「緑のおばさん」に「やりかけたことは最後までおやりなさい」と励まされたことで、「オレ自身の手であの怪獣を倒す!」ことをやり遂げるためにZATに入隊した。それこそが最大の動機なのだろう! ヤンチャなキャラだから「さもありなん」とも思えるのだし、だから省略してもよいのだ(笑)


 すると、やはりご都合主義にも(笑)、ZAT基地の近くにアストロモンスが出現した! 避難する群集のカットに続き、地下鉄霞ケ関駅入口近辺で群集や避難を誘導する隊員たちの実写場面の背景のビルに、迫り来るアストロモンスの影を合成したカットが絶妙な緊迫感を醸し出している!


 歩道橋・街灯・アドバルーン・看板(「サントリーオールド」らしき洋酒が描かれているものまである!)に至るまで、実に精密に再現されたミニチュアセットを、アストロモンスが右手のムチと左手のカマで惜しげもなく破壊する場面が実に豪快!
 なんといっても破壊されるビル内部からの主観カットがいくつも挿入されていることが臨場感を醸し出す! アストロモンスが建物にムチを振りおろしたり、カマで突き崩すカットに続いて、赤いソファーが多数配置されたレストランかホテルのロビー風の室内で、ガラスや柱が粉々になるさまが描かれているのだ!


 白眉はアストロモンスが足元の赤い乗用車を蹴飛ばし、ブティックの室内に突っこんで炎上する場面だろう。天井には複数のシャンデリアがぶら下がり、多数配置されたマネキンもちゃんと衣服を着用と、実に細やかな特撮ミニチュア美術セットに、年長の特撮マニアになってしまうと改めて魅入ってしまう!
 そして腹部の巨大な花・チグリスフラワーの中央からは溶解液を噴射してビルをドロドロに溶かしてしまう! ビルが溶けていく過程をきっちりと手間をかけて描いた場面見てると、やはりアナログ特撮は捨てがたいとも思うのだ!


 あの超獣をもひと飲みにしてしまったアストロモンスはまさにその別名である「宇宙大怪獣」と形容するにふさわしい威容を誇る強敵だ! 果たしてZATはこれにどう立ち向かうのか!


荒垣副隊長「電気ショック作戦を開始する!」


 夜の埋立地でパトロール中の西田隊員をアストロモンスが襲った際、ラビットパンダの電流攻撃でひるんだことから考案された作戦だ! キチンとそれまでの展開や描写を活かしているのである。
 怪獣攻撃隊はテキトーな作戦で負けてばかりだというイメージを70年代前半の第2期ウルトラシリーズ、特に『タロウ』に対して、第1期ウルトラシリーズ至上主義者や彼らの言説に影響を受けた御仁たちは思っているだろう。しかし、それは間違いなのである。『タロウ』については特に間違いなのである。各々(おのおの)の怪獣の特性を分析した実に的を射た作戦を(それはやや即物的かもしれないが・笑)、ZATは今後も怪獣攻撃においてややコミカルながらも実に合理的に展開していくのだが、それらは各話評にて紹介していく予定だ。
 アストロモンスの首にスカイホエールの機体下部からワイヤーが打ちこまれて高圧電流が放たれた! アストロモンスの全身に電流を表現したイナズマ状の線画が合成されるのもさることながら、なんとワイヤーの刺さったアストロモンスの首からは煙まであがっているという芸の細かさ!


 だが、アストロモンスがもがきだしたためにスカイホエールは機体を制御できなくなり、やむなくワイヤーを切断! 電気ショック作戦は失敗に終わってしまった!


 首都高速のガードを突き破り、アストロモンスがZAT基地に迫ってくる!


 しかし、基地の上部が地面から生えていた複数の金属製の支柱を残して空へと上昇! 残された支柱も地面の下へと収納されていく! 単なるヤラれメカ的に被弾することなく、回避もしてみせる、その万能性がまたカッコいいのだ!(惜しむらくは、このZAT基地の空中浮遊描写が、この第1話だけで終わってしまったことだけど・汗)


光太郎「畜生! あの怪獣はオレの手で倒すんだ!」


 ひとり乗りの戦闘機・スーパースワローに搭乗した光太郎がアストロモンスに突撃! だが左手のカマに衝突し、スワローはあっけなく撃墜されてしまった!


ナレーション「東光太郎は完全に爆発の炎に包まれた。死線をさまよう光太郎を、新しい世界へと導いたのは、ウルトラの兄弟たち……」


 爆発する炎のイメージ。やがてそれは『ウルトラマンA』のオープニング主題歌映像のバックを思わせる、油に光が反射して七色にギラギラ輝いたような異次元空間のイメージへと変わり、生と死の狭間にある異次元世界、おそらくは「現世」と「霊界」の中間にある「幽界」(!)の中で横たわって浮遊している東光太郎の姿となる。
 そして彼方から、ゾフィー初代ウルトラマンウルトラセブン帰ってきたウルトラマンウルトラマンエースが飛行してきた! ナンと彼らは「幽界」にまで突入してくることができるとするのだ! ナンという「神秘性」もあふれる描写であることか!?


 ウルトラ5兄弟は光太郎の周囲を回転飛行、5番目の兄弟であり前作の主人公ヒーローでもあるエースが光太郎を抱える…… 巨大ヒーローであるハズn兄弟たちは東光太郎と同じ大きさで描写されることで、とにかく通常の物理法則や原理とは別個の世界であることも感じさせてくれるのだ!
 そして、ウルトラ兄弟たちは太陽のイメージの中に飛びこんでいく! もちろんそれはホントウの太陽であるハズはなく、もっとシンボリックな母なる太陽を意味させているのだろう。そのイメージの中には光太郎を暖かく迎えようとしているウルトラの母の姿が! そこはウルトラ一族の故郷・ウルトラの星の大地だったのだ!


 もっともこのウルトラの母はスーツの製作が第1話の撮影に間に合わなかったために、初代ウルトラマンの着ぐるみを改造して黒く塗り、逆光のシルエット姿で使用したということが、70年代末期の本邦初のマニア向け書籍などで明かされており、マニア間ではよく知られている有名な逸話でもある。そんな年長のマニア目線で見ると母のバストの造形が異様にデカいのが気になるが(笑)。このカットは第40話『ウルトラ兄弟を超えてゆけ!』においても、暴君怪獣タイラントを倒したウルトラマンタロウを、暖かく見守るウルトラの母のイメージ映像として流用されている。


 星空に七色のオーロラが浮かぶウルトラの国。光太郎は透明な半球カプセルの中で横たわらされて、その周囲をウルトラ5兄弟が取り囲んでいる。ここにいる光太郎は肉体も込みでの召喚された姿なのだろうか? 魂・霊体としての召喚なのであろうか?


ナレーション「そして今、ウルトラの母……」


ウルトラの母「ウルトラの兄弟たちよ。ウルトラ6番目の弟、ウルトラマンタロウが今誕生する姿を見るがよい。おまえたち兄弟は皆こうして生まれたのです」


 一斉にVサインの右手を掲げるウルトラ5兄弟!


ウルトラの母「見よ、ウルトラの命の誕生を!」


 カプセルの中の光太郎の姿が変形し始めた! 心臓の鼓動が鳴る音をバックに、光太郎の姿がまるで洗面器に映った影を水面で揺らしたように変形し、やはり『ウルトラマンA』のオープニング主題歌映像のバックのようなイメージへと変わる。やげてそれは小さく収束し、赤ん坊の産声が聞こえる……


 「ウルトラ兄弟の設定がウルトラマンから『神秘性』を奪う要因となった」とは第1期ウルトラシリーズ至上主義者の特撮マニアたちがよく云っていた言説だが、このあまりに「神秘性」に満ちあふれた特撮映像と音声の演出による、この「タロウ誕生」の瞬間の特撮映像を観ていると、たとえウルトラマンに擬人化された兄弟やファミリーの設定を与えていたとしても、超人である以上は、そしてこの「特撮演出」の面においても「神秘性」が完全に喪失することなどなく、むしろシーンによっては「神秘性」が全面に押し出されていた! というのが正解であるのだ!


 次の瞬間、やはり水面に落とした白い液体のしずくが王冠状に跳ねた瞬間を、超スローモーションで真上からとらえた映像を加工したかのような、輪っかが幾重にも重なったイメージ(その中を火花が逆回転で撮影したかに散っている!)の中心部から、ウルトラ6番目の弟・ウルトラマンタロウが華麗に誕生して巨大化変身を遂げていく!


 先の戦闘機・スーパースワローが撃墜されて爆発する炎の中から空高く跳び上がるウルトラマンタロウ


 つまり、現実世界では、先のタロウ誕生のシーンはほんの一瞬の出来事であり、時間の進み方のスピードも異なっていたことをも、このシーンは意味させていることで、さらなる「神秘性」を増強させているのだ!


 ただまぁ、タロウの設定年齢は1万2千歳なので、ここでタロウが誕生したとなると、『タロウ』の幼年期も描いた後年の映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』(84年)や、漫画『ウルトラ兄弟物語』(78年)などで描かれた若き日のタロウの物語を否定しないといけなくなってしまう(笑)。よって、ウルトラの母が云う「ウルトラマンタロウが今誕生する姿を見るがよい。おまえたち兄弟は皆こうして生まれたのです」という発言はあくまでも比喩表現であり、ここでタロウと東光太郎が合体したのだと個人的には捉えたい。


 アップテンポの主題歌をバックに、タロウは空中で華麗に三段跳びを決め、そのまま空からアストロモンスに突撃する! あまりに華のある特撮演出だ!
 流れるアップテンポの主題歌と連動して、タロウのファイティングスタイルは実にスピーディーで躍動感にあふれている! 腹部の巨大なチグリスフラワーに蹴りを決め、中央にパンチをかましたあと、タロウはアストロモンスをサンドバッグがわりにパンチで連打する!


 このへんは完全にボクシングのスタイルであり、変身前の光太郎の特技を演じることで、タロウ=光太郎であることを端的に表現し、「特撮」と「本編」を華麗に融合させている(空中の三段跳びも、光太郎が北島隊員との格闘の間に見せた技だ!)。アストロモンスに連続パンチをかます描写を、下からアオリでとらえているのがまた効果的だ!


 怒ったアストロモンスが右手のムチを振り回して逆襲をかけるも、タロウはこれをバック転の連続でかわした!
 さらに空中高く跳び上がったタロウはスピンを繰り返し、その勢いをつけてスワローキックをアストロモンスに見舞った!
 たまらず吹っ飛ぶアストロモンス!


 だが、アストロモンスは腹部のチグリスフラワーの中心部からビルを溶かした溶解液をタロウに放った!
 苦しむタロウをムチで連打し、さらには首に巻きつけてタロウを吹っ飛ばす!
 大地にひっくり返ったタロウを押さえつけ、左腕のカマを何度もタロウに振りおろす!(タロウの目線でアオリで捉えているので迫力満点!)


 しかし、タロウはカマを掴んでアストロモンスを放り投げ、さらに掴み上げてジャイアントスイングかまして放り捨てる!


 「まだまだ〜」と起き上がってくるアストロモンスに対して、タロウは遂に伝家の宝刀を抜き放った!


「ストリウム~、光~線!!」


 と叫ぶや、タロウは両腕を引き絞って空中からもエネルギーを充填し(タロウの全身が光学合成でネガ像のように発光処理されているのが説得力あふれる演出である!)、そして両腕をT字型(逆L字型)に交差して七色の必殺光線を発射した!
 発砲スチロールのカポックが木っ端微塵に砕け散ることで表現された、アストロモンスの最期(さいご)がカタルシス満点である!


 基本的に変身後は「シュワッ!」だの「デュワーッ!」だの「テ〜イッ!」だのとしか叫ばす、人間語で会話することはまれであったウルトラヒーローがワザの名称をたまに叫ぶようになったのはウルトラマンエースからだが(厳密には『帰ってきたウルトラマン』(71年)最終回での「ウルトラハリケーン!」)が初)、それでも『A』第6話『変身超獣の謎を追え!』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060611/p1)で披露した「ウルトラギロチン!」や、第10話『決戦! エース対郷秀樹』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060709/p1)における「ウルトラナイフ!」など、その回かぎりの特殊な技に限定されており、レギュラーの定番必殺ワザの名称を使用時に叫ぶようになったのはタロウが初めてである。


 もちろんこれには『仮面ライダー』(71年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20140407/p1)の「ライダーキック!」「ライダーきりもみシュート!」をはじめとする等身大の変身ヒーローは当然として、巨大ヒーローでも『スペクトルマン』(71年)の「スペクトルフラッシュ!」「スペクトルバックル!」や、『ミラーマン』(71年)の「ミラーナイフ!」「シルバークロス!」、『流星人間ゾーン』(73年)の「流星ミサイルマイト!」「流星プロトンビーム!」などと叫ぶヒーローが、70年代前半には主流を占めるようになって子供たちにも好評を博しており、そして決定打として『マジンガーZ』の「ロケットパンチ!」「光子力ビーム!」なども加わったことから、それらに対応した処置であったろうことは間違いがないところだろう。


 もちろんシリーズものでもあるウルトラシリーズで、60年代後半に放映された初代『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』は必殺ワザ名を叫ばなかったのに、同じウルトラの一族である後輩ヒーローたちが突如として必殺ワザ名を叫び出したとしたら、それに違和感を覚えるのも当然なことだし、それもまたわかるのだ(笑)。しかし、そのへんの整合性をまだあまり気にしない幼児や小学校低学年であれば、そのような違和感を持つこともなかったことは、当時の子供のひとりとして証言しておきたい。


 そして、当時の子供たちがごっこ遊びをする際に、そうした「叫び」があるのとないのとでは全然盛り上がりも違っていた(笑)。つまり、シリーズとしては少々不整合でも、この程度のことであれば、いやむしろ積極的に、メインターゲットである小学校中学年よりも下である子供たちにカタルシスを感じさせることができるのであれば、「SF性」だの「神秘性」だの「ハイブロウさ」だの「リアリズム」だのは度外視して、変身時や必殺ワザ時の「叫び」があるかないかについてどっちがいいかを考えだしたら、その作品テイストはややチャイルディッシュになってしまうのだとしても、やはりあった方がよいだろう(笑)。


 とはいえ、『タロウ』の次作『ウルトラマンレオ』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090405/p1)では、ウルトラマンは早くも必殺ワザ名を叫ばなくなってしまう(爆)。第3期ウルトラシリーズ作品である『ザ★ウルトラマン』(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971117/p1)や『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)でも必殺ワザ名は叫ばない。
 70年代末期に発行された本邦初のマニア向けムックの出現などで、変身時や必殺ワザ時にヒーロー名やワザ名を叫ぶのは非リアルだ! 幼稚だ! とされてしまって以降は、『ウルトラマングレート』(90年)~『ウルトラマンティガ』(96年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1)まで変身時の「叫び」は廃されて、同じく必殺ワザ名については誰も叫ばなくなってしまった(汗)。


 自身の幼少期を振り返ってみても、必殺ワザの名称を絶叫することに「万能感」や「全能感」を感じていたことを思い出す。子供たちの間でウルトラシリーズよりもスーパー戦隊シリーズに人気があるのも、こういうチャイルディッシュな要素を幼稚だとして排除してきたことにも一因があるようにも思うのだ。叫ぶだけならば予算もかからないだろうから(笑)、今後のウルトラシリーズでは地球人にはその声は聞こえていないのだ……などの疑似SF的なウラ設定による妥協点などをつくって、必殺ワザ時の「叫び」を復活させてほしいと思ったりもする。


(後日編註:あくまでも2007年時点での感慨です。ウルトラヒーローが必殺ワザを発する際にそのワザ名を叫ぶ描写は復活。しかし、それは2010年代以降の通称「ニュージェネレーション・ウルトラマンシリーズ」からです)



 ラストシーンでは、朝日奈隊長が光太郎を下宿先へと案内する。
 白塗りの壁の豪邸で「あ、このあいだのお兄さん!」と最初に光太郎を出迎えたのは、アストロモンスに敗北してキズを負った際にいた健一少年だった! しかも家主はあの白鳥船長、なんと親子だったというあまりに出来すぎな偶然! もちろんご都合主義なのだが、良く云えば劇的・ドラマチックなのである。そして、それこそが物語・フィクション作品というものでもあるのだ。
 先に一度は白鳥船長からの下宿の誘いをエラそうに断っていたことでバツが悪かったのか、光太郎は白鳥家で世話になることを拒絶しようとするが、朝日奈隊長は「隊長命令だ!」とスゴんでみせる(汗)。


 そして、ピンクのブラウスに白のベストを羽織ったさおりが登場。軽く会釈をされて、光太郎が「こんな可愛い子ちゃんと一緒に住めるなら」みたく、急に笑顔になるのがまた実に現金でリアルかもしれない(笑)。しかし素直ではない光太郎。シブい真顔に戻って「考えさせてもらいます!」とその場を飛び出してしまう。
 もちろん子供視聴者が観ていても、彼らがこの作品のレギュラーとして重要な役どころとして今後も登場することは直感できるものであり、拒絶はしていても深刻でホンキなものでもなく、白鳥家宅に今後は下宿することになるのだろうとは想像がつく描写なのだが、しかしそこを少しだけ脱臼、ハズしてみせるストーリー展開が味わいとなるのである。そして、『タロウ』というシリーズを通じた、その後のさおりとの青春ドラマ的な展開の伏線をも感じさせる演出としても成立しているのだ。


 美しい夕焼け空の下、川沿いの土手に走ってきた光太郎は首に巻いたスカーフを夕日にかざした。すると夕日の中に緑のおばさんが、つまりは光太郎=ウルトラマンタロウにとっての母の姿が浮かび上がった。


ウルトラの母「光太郎さん、今日からあなたはひとりで生きていくのです。さびしいことなんかありません。あなたの上にはいつも太陽が輝いていることを忘れないで……」


 美しい夕日の中、光太郎の母とウリ二つの女性の姿は、やがてウルトラの母のシルエットへと変わった……


 光太郎を手当してくれた「白いハンカチ」を「母の象徴」としてラストで再び取り上げている点も伏線回収的で実にうまいのだが、そういう設定があるワケではないものの、ひょっとしたら光太郎がふだん首に巻いている白いスカーフも、緑のおばさんからもらったハンカチを洗濯してそのまま使用しているのではないか? とも結果的に思わせてくれる演出ともなっている。


 もちろん白いスカーフに関しては、光太郎を演じる篠田三郎が『A』第20話『青春の星 ふたりの星』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061008/p1)にゲスト出演した際に、北斗星司役の高峰圭二が首に巻いていた白いスカーフを見て「カッコいいなと思って、真似したんですよ」とDVD『ウルトラマンタロウ』Vol.2(デジタルウルトラプロジェクト・05年5月27日発売・ASIN:B00092QQK2)の解説書の中で語っているように、この事実は80年代のマニア向けムック出自あたりで古くから特撮マニア諸氏には知られていたウラ事情ではある。それはさておき、そんな映画の神さまのイタズラである偶然の符合をも呼び寄せてしまうことも含めて深読みまで可能とさせてしまうのが「総合芸術」としての映像作品なのである。
 もちろん本作はあくまでも巨大ヒーローと巨大怪獣の戦いを特撮映像で魅せることが主眼の作品である。しかし、二次的には巨大ヒーローに変身ができるようになった未熟な青年にスポットを当てるのであれば、必然的に彼の周囲の人間模様や恋模様を描いていくことにもなっていく。本作が「怪獣番組」でありながらも「青春ドラマ」でもあることを示唆させる第1話ともなっていた。



<こだわりコーナー>


*超獣オイルドリンカーの着ぐるみは『ミラーマン』第29話『わが友! フェニックス -二大怪獣対決作戦-』に登場した巨大星獣ゴルゴザウルスの改造だそうだ。超獣のわりに地味な配色なのはそのせいもあるのだが、まぁどうせヤラれ役なのだからと予算はかけらなかったかということか? 今となってはオイルドリンカーの姿や色彩を変更することは考えられないことだし変えてほしくもないのだが(笑)、その体表を「赤」や「緑」にでもペイントしておけば、子供たちにもいかにも「超獣」だ! と思ってもらえたのかもしれない。あるいは、『エース』のシリーズ後半に登場した、異次元人ヤブールとも無関係な野良超獣あたりを再登場させておく……とかね。
ちなみに、『ウルトラマンタロウ』第47話『日本の童話から 怪獣大将』の冒頭では、『ミラーマン』怪獣であるはずのゴルゴザウルスがゴルゴザウルスⅡ世として登場している! マニア上がりではない当時の30代のオジサンたちであるスタッフたちはまったく深くは考えてはいなかっただろうが(笑)、『タロウ』の世界どころか『ウルトラ』シリーズの世界は『ミラーマン』の世界と同一の世界なのかもしれない! 別世界なのだとしても、同族の別個体がいる! と怪獣博士タイプの子供たちをワクワクさせる趣向ではあった。
 初代『ウルトラマン』第8話『怪獣無法地帯』に登場したどくろ怪獣レッドキングが、第19話『悪魔はふたたび』においては青色発泡怪獣アボラスに改造後、第25話『怪彗星ツイフォン』で再度レッドキングに戻されたという前例もあるのだが、『タロウ』放映時に二子玉川園などで開催されたイベントのスナップにゴルゴザウルスの姿がよく写っているのを見るに、第47話の登場時にはアトラクション用の着ぐるみが流用されたのでないかという推測も可能だ。


*タンカー日々丸の船長・白鳥潔を演じた中村竹弥は中村の姓の通り歌舞伎界の出身で、草創期(昭和30〜40年代前半)のモノクロフィルムのTV時代劇であまたの主役を務めたスター。TV時代劇マニアにはもっと後年の『大江戸捜査網』(70〜84年)では市井で正義のスパイ活動を行なっている隠密同心(おんみつ・どうしん)たちの上司である旗本・隠密支配の内藤勘解由(ないとう・かげゆ)役で知られている。おそらく前作『ウルトラマンA』の竜隊長こと瑳川哲朗が、『大江戸捜査網』で副主人公である隠密同心・井坂十蔵(いさか・じゅうぞう)役で出演していた縁で呼ばれたのではないか?


ウルトラの母の地球での姿がなんで「緑のおばさん」なんや〜、などとかつて揶揄されたこともあったのだが、DVD『ウルトラマンタロウ』Vol.1の解説書において、熊谷健プロデューサーは以下のように語っている。


ウルトラの母を人間として出すとすれば、どんな職業に就いているのかといった観点で話し合われましたね。子供たちに親しみがある存在で、子供たちを守り、指導するような立場といえば、どういう仕事かということです。教師ではないだろうとか、警察官は違うねとかいった検討の中から交通指導員、いわゆる「緑のおばさん」という職業が決定されたんですね」


 もっとも演じたペギー葉山は同解説書において、「二枚目の篠田さんとのせっかくの共演なのに、緑のおばさんの格好をするのはいやだった」と語っていた(笑)。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2008年号』(07年12月29日発行)『ウルトラマンタロウ』再評価・全話評大特集より抜粋)



『假面特攻隊2008年号』「ウルトラマンタロウ」関係記事の縮小コピー収録一覧
静岡新聞 1973年4月6日(金) TV欄:後7・0新番組ウルトラマンタロウ ウルトラの母は太陽のように(はごろも缶詰、大同薬品提供) 〜#1を大々的に紹介・篠田三郎ペギー葉山のバッジ手渡し2ショット大写真
・「ケイブンシャの原色怪獣怪人大百科(第3巻)(昭和48年版)」(1973年)宇宙大怪獣アストロモンス
静岡新聞 1973年3月19日(月) 「新番組の紹介」頭に二本角、太陽バッジで変身、「ウルトラマンタロウ」、一層SF的に
・読売新聞 1973年4月27日(金) 「てれび街」人気上昇中のウルトラの母 〜想像図募集に10万通、4割が女児
静岡新聞 1973年3月26日(月) 最新武器持ち、奇想天外の特撮 〜怪獣にしがみついたり和製アラビアンナイト
毎日新聞 1973年4月5日(木) 木曜の夜は 金曜の夜は 〜TBS73年春の新番組広告・7〜10時台全てドラマ
静岡新聞 1973年4月6日(金) TV欄「超能力を持つ」 〜タロウ#1紹介記事


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ウルトラマンタロウ』(73年)#1「ウルトラの母は太陽のように」

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ウルトラマンメビウス』(06年)序盤10話! 総括5 〜#9「復讐の鎧」、#10「GUYSの誇り」

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ウルトラマンメビウス』(06年)#11「母の奇跡」

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ウルトラマンメビウス』(06年)#29「別れの日」、30話「約束の炎」 〜タロウ客演前後編!

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『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年) ~岡部副社長電撃辞任賛否!

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ウルトラマンティガ』(96年)#1「光を継ぐもの」~#15「幻の疾走」

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1

ウルトラマン80(エイティ)』(80年)#1「ウルトラマン先生」 ~矢的猛先生!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100502/p1

『ザ☆ウルトラマン』(79年)#1「新しいヒーローの誕生!!」

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090505/p1

ウルトラマンタロウ』(73年)#1「ウルトラの母は太陽のように」

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1(当該記事)