2022-01-01から1年間の記事一覧
恥じらったり上目使いにソッと見たりすぐに逸らして涙目でヒステリーを起こしたり。といった一連の表情芝居が、最高級の繊細ナイーブな描線で表現されて素晴らしい。美少女アニメはかくあるべし!(笑) 『妹さえ』は、ラノベ作家が主人公で、同年代の同業ラ…
*「イケメンヒーローブーム」の系譜! 批判ではなく、それすらも善用してみせよ! *70年代的な先輩ヒーロー客演の再定着! ライト層や子供層の「卒業」も遅延させよ! *ヒーロー経験役者たちによる「ネキスト」としての『俺たち賞金稼ぎ団』! *桐生ダイゴ…
主人公・影山茂夫は勉強も運動も人づきあいも苦手。坊ちゃん刈りのヘアスタイルで終始無表情で感情にもとぼしくてルックスにも恵まれていない。おまけに、その場の空気を読むこともできない、ということで人格的にも少々の難がある。 その愛称が「モブ」であ…
2021年秋はロボアニメが多数出揃った。 『境界戦機』はメカ好きな少年が戦争に巻き込まれてパイロットとして活躍。 『サクガン』は手足体が棒な金髪ロングの9才の幼女が活躍。 『電池少女』は漫画・アニメ・特撮・ゲーム・アイドル・サブカルが弾圧されてい…
デッカーのデザインはダイナを基に胸と頭頂部に「宇宙にきらめく星の画」を配置。左右非対象も印象的だ。 変身アイテム・Dフラッシャーはダイナのリーフラシャーに寄せつつ、カードをスキャンでデッカーがフラッシュ・ストロング・ミラクルへとタイプチェン…
ユルさと王道を両立した『純烈ジャー』のような作品。他ジャンルと特撮ジャンルを接合、起承転結がハッキリした勧善懲悪のカタルシスを有する、気持ちの良いエンタメを製作することこそ肝要! ムード歌謡コーラスグループ「純烈」が初主演した、彼らが同姓同…
敵幹部の命乞いを拒絶した主人公をドー見る! 賞揚しつつも唯一絶対の解とはしない!? 気持ちが優しすぎるゆえ「悪」に付け込まれる性格類型には、局所的に絶対に必要な「No」であったのだ! とはいえ、本作で描かれた「悪」への対処は、唯一絶対の「解」で…
ボッチ少年の生存競争を描く。主人公男子・クールな黒髪ロング娘・キャピキャピしたサブヒロイン。人物はアリがちだが、教室カースト・風刺的な世界観・人物の心情は極めて現実的。 ●始業式を終えて教室に入るや、一同で「自己紹介しよう」と提案する、成績…
男子2名・女子3名の天文部。部室の机に小さな天体望遠鏡を配して、今後の非・常識的な展開へのシンボリックな伏線にするのが『失われた未来を求めて』。 町外れの木造天文台内の階段を登った先にある天体望遠鏡を象徴的に使用するのが『天体のメソッド』。…
シブめの良作が豊漁の2020年秋アニメ9本評! 昭和58年の山村。人口が少なく1学年あたり1~2人しかいないので、小中の全学年が同じ教室で学んでおり、主要人物も学年の異なる級友たちである。 都会から越してきた中学生男子クンは早々にそこに馴染むも、…
同工異曲のメカ×美少女モノでも、活劇的爽快感の有無・相違はドコに起因するのか!? 筆者個人はその理由を、人間ドラマや奇抜なSF設定の延長線上に戦闘アクションを位置させて作劇したがゆえと見る。 ●巨大な強敵に一度は打ち震えるものの、我が身を奮い立…
国家や資本家はダメだが、庶民は強欲にならないという見方は疑問。 庶民が強欲または怠惰に、国家を解体しても地域のボスが君臨、法治の及ばぬ可能性は? 職場や学校でもパワハラ・モラハラ同僚や嗜虐的なイジメっ子に遭遇したことはないのか? 左派は「人間…
コミュ力弱者の男子を禁欲・老獪なヒーローとして美化した6作! クラスでボッチの男子高校生がそのヒネこびた慧眼で、イケてる系人種の表層だけの浅い付き合いや、集団からコボれ落ちた者への彼らの酷薄さ・不公平を見抜いて、遂には見返りを求めず自分が汚…
他人との会話にも困難を覚える我々オタのようなコミュ力弱者を主人公に据えたアニメ。ただし、超美少女なのでコミュ力弱者であることはバレておらず、地味な男子高校生クンが彼女をフォローしつづけるのが『古見さんは、コミュ症です。』 黒髪ロングの弱そう…
栗色髪ショートで自宅では赤いジャージで引きこもりにも見える内気な女のコ(一応は女子大生)が、妹の同級生の黒髪ロングの小学生女子にゾッコンになってしまうのが『私に天使が舞い降りた!』。 ある雪の日に通りかかった家屋の庭にロリ美少女を見かけてゾ…
新人女性声優3人組のドタバタ悲喜劇を描く『それが声優!』。主役女子はショートカットに眼鏡。見た目だけだとサードヒロインだ(爆)。しかし、まぁまぁ面白い! 『ガーリッシュナンバー』では、メインヒロイン自体が多少ルックスに恵まれていて小器用だっ…
『シン・ウル』解析。映像・アクション・ミスリードな原点回帰・高次元・ゾーフィ・政治劇・構造主義・フェミ! 樋口作品か!? 庵野作品か!? *対ネロンガ・ガボラ戦は上々! ウルトラマンのテカテカ感をドー見る!? *微動だにしない人形による超人の飛行姿も再現した映…
全員集合ネタを通過後の共演映画の作り方とは!? バトルとドラマの分離を防ぎ、バトルにドラマを織込む! 「時間跳躍」や「並行宇宙」の概念が一般化した現代! 「並行宇宙」初出は60年前! 新旧ヒーロー共演が目的! 先輩スパイダーマン2名が参戦! 再生怪…
各作が独立でも同一世界で連続性アリ! 平行宇宙越境のヒーロー大集合でも集客! 日本特撮も見習うべきだ! 『ブラック・ウィドウ』はアベンジャーズの一員、超人ではなくロシアの女スパイ出自で生身の人間、ブラック・ウィドウことナターシャが主演の映画。…
TVへの誘導はバッチリ! TV本編のノリを提示。45作記念なのに変化球! 人間態がない着ぐるみ戦隊メンバーに想う、戦隊イケメン役者人気の40年史! スーパー戦隊シリーズ歴代の敵幹部たちが大挙復活のカタルシス! そして、その功罪とは!? ゲスト敵怪人・…
ミンジョはヌマージョの妹! その設定も公開延期の一因か!? ガルザ光落ちの伏線も! ナダが7人目のリュウソウジャーとして大活躍する短編が観たい! 夏祭りでブルー時雨も大活躍(笑)。 6人目の戦士が夏映画で活躍する困難! 「レム睡眠」モチーフの怪人…
2大戦隊共闘を盛り上げる助走台ドラマとは!? 劇中劇として描かれた2大戦隊の「VS」! 同色キャラでなく年少キャラ・ネタキャラ・作戦参謀同士の「VS」で、各キャラの個性を出す! 2大戦隊共闘や先輩戦隊復活に、助走台としてのドラマ性を与えたからこそ、…
「孤高」「変わらないこと」をも肯定! 「邪面」を付けねば、生きられない現代人! 「因縁」の敵が強化変身したさまを、「ワクワクする!」と表現した主人公の深層心理! 「倒すべき敵」に「もうひとりのオレ」だという「同質性」を設定! 「万策尽きる」ま…
シルバー登場! ヨドンナ出現! 削岩機をモチーフにした武器・シャイニングブレイカー! 3つのドリルと作業アームを装備した巨大ロボ・ギガントドリラー! ヨドンナは笑顔の代わりに舌をだらんとさらけだすのがキメ顔のサディスティックウーマン! クリスマ…
マクロスは真面目なフリして爆笑必至なネタや設定を入れてくる。 本作もワルキューレのクローン・ヤミ(闇)キューレによる歌唱攻撃が始まった! といったモノ。 この「ヤミキューレ」という確信犯でのB級感まる出しなネーミング。 てなワケで、敵のヤミキ…
『推し武道』は、主人公はアイドルではない。ローカルアイドルグループの一員を推すようになったヤンキーチックな金髪女子である。彼女はOL稼業もやめて地元のパン工場で仕事をしながら、節約して服装もジャージ一本槍となり、全稼ぎを「推し」に貢ぎ続け…
黒髪ツインテと生徒会長の関係にプチ嫉妬したセンター少女が黒髪ツインテをベッドに押し倒す! 最も親しかったハズの黒髪ツインテの生徒会長アイドル嬢との身体接触を伴なう交流に対しての、実に気立てがよくて性格もよい彼女にもあった「プチ独占欲」から来…
女子側の恋情で胸キュンさせる独自性。ベタでも高みに到達。 野郎高校生ひとりに美少女5人のハーレムラブコメ。美少女を五つ子として既存のラブコメとは差別化。 勉強はできる主人公少年と、勉強ができない五つ子女子。および、勉強したくないけど少年の妹…
*『ティガ』最終回も当時は賛否両論! *『ティガ』&後日談映画のシャッフル! *原典とも異なる新機軸! *『ティガ』最終回は子役大挙登場が議論の的! *『トリガー』最終回に弱点アリとすればソレは何か!? *近作ウルトラにもあった最終章における弱点! *悪…
Zとの共闘。Zが並行世界から飛来したことを伏線化して、『トリガー』世界が『ティガ』世界に似ている並行世界であったとシズマ財団総帥の発言で明かす! シリーズ折り返し地点では超古代文明時代のトリガーと闇の3巨人の因縁も明かして、ケンゴの魂が抜け…