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コロコロコミック増刊号ウルトラマンPART1&2 ~『ザ・ウルトラマン』&『コロコロ増刊』ウルトラ特集記事の時代!

『ザ・ウルトラマン ジャッカル対ウルトラマン』 ~日本アニメ(ーター)見本市出展作品!
『ウルトラマン80 宇宙大戦争』 ~マンガ版最終章は連続活劇! TVでも観たかったウルトラ兄弟vsバルタン軍団総力戦!
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 歴代ウルトラマンたちが大宇宙を舞台に大活躍を繰り広げるネット番組『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(20年)が配信中記念! とカコつけて……
 ウルトラ一族が大宇宙を舞台に活躍する作品の元祖でもある往年の大人気マンガ『ザ・ウルトラマン』(初出・75年)と、同作が再録された第3次怪獣ブーム時代の大ベストセラー『コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマンPART1』&同『PART2』(78年)評を発掘アップ!


コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマンPART1』&『PART2』 ~『ザ・ウルトラマン』&『コロコロ増刊』ウルトラ特集記事の時代!

(文・久保達也)
(2010年4月25日脱稿・11月10日改稿)

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コロコロ増刊1&2表紙


 2009年度の小学館の幼児誌『てれびくん』に連載された、内山まもる大先生によるオリジナル漫画『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース ウルトラ兄弟対暗黒大軍団』が2010年11月現在、惜しくも未刊行である。


・2007年度の連載漫画『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 戦え!ウルトラ兄弟
・2008年度の連載漫画『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲!!』


 この両作と同様、いずれは『てれびくんデラックス愛蔵版』として刊行されることを祈念している。



 そこで今回は、2008年度の『てれびくん』に連載された


・『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲!!』


 その母体となった1975(昭和50)年度の小学館の『小学三年生』に連載された漫画である


・『さよならウルトラ兄弟』(4月号~8月号)
・第2部『たたかえ! ウルトラ戦士』(9月号~12月号)
・第3部『復活! ウルトラ兄弟』(76年1月号~3月号)


 そしてこの『さよならウルトラ兄弟』シリーズ3部作が


・『ザ・ウルトラマン


 と改題されて、その物語の途中までが、創刊間もない児童漫画誌コロコロコミック』「No.5」(78年3月15日号・実売2月15日)~「No.7」(78年7月15日号・実売6月15日)に再録されて大ヒットを飛ばし、遂にはその第1回~最終回までをすべて収録した


・『コロコロコミック特別増刊号 SF超大作 決定版 ウルトラマンPART1』(78年7月24日号・6月24日実売)


 および、その魅惑的なウルトラ特集記事の数々に記載されていたウルトラマン一族のウラ設定や、その故郷・M78星雲ウルトラの国の歴史設定。


 加えて、『ザ・ウルトラマン』名義での完全新作漫画が収録された


・『コロコロコミック特別増刊2号 SF超大作 決定版 ウルトラマンPART2』(78年9月24日号・8月24日実売)


 以上についてを綴(つづ)らせていただこうと思う。


ザ・ウルトラマン』(通称・ジャッカル大魔王編)(初出・75年)

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ザ・ウルトラマン表紙


 2006年度放映の『ウルトラマンメビウス』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070506/p1)の放映終了後も、2007年度の『てれびくん』に『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 戦え! ウルトラ兄弟』以降、内山まもる大先生は足かけ3年にもわたって連載漫画『ウルトラマンメビウス外伝』を描き続けてくれた。
 このことが、毎年夏休み時期に開催される『ウルトラマンフェスティバル』のライブステージや、毎年ゴールデンウィークに開催される名古屋・中日劇場の『ウルトラマン プレミアステージ』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070513/p1)、バンダイビジュアルのオリジナルビデオ『ウルトラマンメビウス外伝』シリーズ(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080914/p1)などとも連動し、今日まで『メビウス』、ひいてはウルトラシリーズの人気をかろうじて持続させる一助ともなっている。


 だが、第2期ウルトラシリーズの最終作『ウルトラマンレオ』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090405/p1)の放映が終了し、第3期ウルトラシリーズの第1作目であるテレビアニメ『ザ★ウルトラマン』(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971117/p1)の放映が開始されるまでの空白の4年間に、男子小学生たちの間でウルトラマンの人気を再燃させる原動力となったのも、まさに内山まもる大先生だったと云っても過言ではない。


 『レオ』が終了した1975年3月直後のウルトラシリーズ直系の正統続編としての位置付けだと取れる時代を舞台に、1975年4月号から翌76年3月号にかけて、小学館『小学三年生』に『さよならウルトラ兄弟』と題した、内山大先生によるオリジナル漫画が1年間にわたって連載されていたからだ。
 そして、歴代ウルトラファミリーも全員登場するこの作品は、テレビシリーズでの看板作品は持たないものの、ウルトラ兄弟の長男にして最強と謳(うた)われていた、宇宙警備隊の隊長でもあるゾフィー兄さんをナンと主人公(!)としていたのだ!




 宇宙パトロールを終えて帰還する途中でウルトラ兄弟の2番目・初代ウルトラマンは、彼が主人公である『ウルトラマン』(66年)第39話(最終回)『さらばウルトラマン』で初代マンを一度は殺した宇宙恐竜ゼットンに突如遭遇。これに襲われて死亡してしまう!
 ゼットンの行方を捜索するウルトラ兄弟たちだったが、ウルトラ兄弟の4番目・新ウルトラマン(=帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック)が、やはり『帰ってきたウルトラマン』(71年)第38話『ウルトラマン夕陽(ゆうひ)に死す』~第39話『ウルトラの星 光る時』の前後編に登場して、やはり新マンを一度は殺害した暗殺宇宙人ナックル星人と用心棒怪獣ブラックキングの襲撃で帰らぬ人となる!


 そして地球へと向かったウルトラ兄弟の6番目・ウルトラマンタロウは、『ウルトラマンタロウ』(73年)第17話『2大怪獣タロウに迫る!』・第18話『ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!』・第19話『ウルトラの母 愛の奇跡!』の3部作に登場した強敵・火山怪鳥バードンに倒される!
 ウルトラ兄弟の5番目・ウルトラマンエースも、『ウルトラマンA(エース)』(72年)第13話『死刑! ウルトラ5兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060803/p1)~第14話『銀河に散った5つの星』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060805/p1)の前後編でも舞台となったマイナス宇宙にあるゴルゴダ星のゴルゴダの丘で因縁の異次元超人エースキラーに遭遇して殺害される!
 いずれもウルトラ兄弟たちを苦しめた、人気も知名度も高かった強敵怪獣たちの復活である。


 ウルトラ兄弟たちの仇を討とうと強敵怪獣たちを捜索するゾフィー隊長、直近作の主人公であるウルトラ兄弟の7番目に加入したばかりのウルトラマンレオ、そしてウルトラ一族の一般兵士たちは、地球の衛星である月に異変をキャッチ。
 直ちに急行するや、ウルトラ兄弟の8番目にしてレオの弟・アストラの亡骸(なきがら)を発見、その傍らにはなんと、もうひとりのゾフィーの姿があった! 憤(いきどお)るレオ!
 そしてもうひとりのゾフィーがその正体を現すや、ゾフィーは愕然となる。そのむかし、全宇宙を支配しようとウルトラの国まで破壊し、ウルトラ一族最強の長老・ウルトラマンキングによって宇宙の墓場である光の軌道さえネジ曲げて飲み込んでしまう超重力の天体・ブラックホールに追放されたはずの宇宙大魔王ジャッカルだったのだ!


 漫画の本編コマ割りの欄外にある半ページ分ほどの解説コーナー(笑)によれば、285勝の宇宙連勝記録(!)を誇るジャッカル大魔王は、なんとブラックホールの強力なエネルギーを吸い取って以前よりもパワーアップし、ウルトラ兄弟を抹殺するためにブラックホールを抜け出してきたのである!
 ジャッカル大魔王は用心棒怪獣ブラックキングに変身してウルトラの一般兵士たちを叩きのめす! 異次元超人エースキラーにも変身してレオにダメージを与える!


 ゾフィーは撤退を決定するが、ウルトラの一般兵士のひとりに化けてウルトラの国にまぎれこんできたジャッカル大魔王に、宇宙警備隊の大隊長であるウルトラの父は100万人ものウルトラ戦士を総動員して立ち向かう!


 ウルトラの父に命じられ、『ウルトラマンレオ』第38話『レオ兄弟対ウルトラ兄弟』~第39話『レオ兄弟ウルトラ兄弟勝利の時』の前後編にも登場した、ウルトラの星の軌道をコントロールし、悪魔の星・デモス一等星をも一撃で破壊したほどの光線を発射できる武器ともなる大型のカギ型アイテム・ウルトラキーをジャッカル大魔王に奪われないようにするために、ゾフィーはウルトラキーを持ってウルトラの母とウルトラの星を脱出する。


 しかし、ジャッカル大魔王は100万人のウルトラ兵士を相手に身体をキラめかせて全身から全方位に向けて猛烈な威力を持つジャッカル破壊光線を発射した!!
 台風のような光線と暴風の勢いで、ウルトラの戦士たちは次々と吹き飛ばされ、超近代的な建造物群も粉々に粉砕されていき、惑星半球規模の大爆発が巻き起きる!!


 ウルトラの国に舞い戻ったゾフィーと母は、あまりの惨状に愕然とする! 病床で治療を受けていたレオも瓦礫の下で死亡を確認。100万人もいたウルトラの一般兵士たちの中で、爆心地の近辺でその生存が確認できたのはゾフィーと母を含め、わずか28人にすぎなかったのである!


 しかし、兵士のひとりが「爆発のとき、数万人はにげだすことに成功しているものと思われます」とゾフィーを励ます。
――たしかに100万人もいたのだから全滅してしまうというもウソくさい。合理的な推論で「さもありなん」という感じである。後年のリアルロボットアニメの感触にも通じているような、虚構作品なりの一応のリアリティーをも醸している。しょせん子供向けの漫画とはいえ、こういう描写が子供たちの心もつかむのである。ここはそのように推論できたり脱出に成功したウルトラの一般兵士たちも単にブザマに敗退しただけではない! という感じになっていて実に小気味がよい。そして、ゾフィーもレオをかばって落命したウルトラの一般兵士たちにさえも落涙とともに感謝の念を述べている。凡百な作品だとアリガチな残念で大味な展開となる、足手まといなだけの雑魚(ざこ)キャラ描写にはとどめずに、ちょっとした肉付けやディテールに対する気配りも実に重要なのである!――


 その後、彼らはウルトラ28人衆を名乗って――このネーミングもまたカッコいい!――地球へと避難して、地球人の姿を借りて潜伏、日本の各地に散ったが――ナゼに日本だけに?・笑――、それを察知したジャッカル大魔王はウルトラ28人衆を皆殺しにするため、配下のジャッカル軍団数十名を地球に派遣した!


 そう、本編コマ割り欄外の解説によれば(笑)、ジャカル軍団はジャッカル大魔王を中心に、ジャッカル四天王が4人、ジャッカル軍団長が2万5千人、ジャッカル軍団員は22万5千人ものヒエラルキーのある大陣容を誇っていたのだ!!


 ウルトラ28人衆のひとりが人間の姿のままでジャッカル軍団に捕らわれる! ゾフィーたちをおびき出すために、彼はジャッカル軍団長のひとりにその右手で握りつぶされそうになる! 調子に乗ったジャッカル軍団員はついでに20人ほど地球人たちもその手で摘まみあげて殺害せんとする!


 人口密集地帯である東京を主戦場にしては大勢の犠牲が出てしまう! 地下鉄への階段の入り口付近に潜んで一部始終を見ていた地球人姿のウルトラの一般兵士数名は彼を助けようとハヤるが、同じく地球人姿でいたゾフィー隊長は苦渋の表情で制止して、彼を見捨てることを決断する……


 しかし、175万光年のかなたにあるアンドロメダ星雲から一条の光が地球に迫ってきていた! 稲妻とともに現れる謎の鎧(よろい)の戦士!
 彼は天空からジャッカル軍団長にアンドロキックを華麗に決めて、ジャッカル破壊光線をくらっても微動だにしない!


 両腕を大きく振るって手前に突き出して発射する必殺光線「レーザーショット・アンドロメロス」で、彼は軍団長を倒した!
 鎧の左右のサスペンダー部分を上方に伸ばすや、その先端から発射する第2の必殺光線「アンドロレーザー・N75(エヌ・ナナジュウゴ)」を照射!
 鎧の腹部に装着してある宇宙ブーメラン「アンドラン」も放って、ジャッカル軍団員をたったひとりで次々と蹴散らしていく!


 そして、彼は遂にその鎧を自動コントロールで解除する!
 その正体! 彼は宇宙警備隊・アンドロメダ星雲支部隊長のウルトラ戦士・メロスだったのだ!!


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 戦闘が勝手に開始されてしまっては仕方がない。ことここに至ってはウルトラの国の恨みを晴らすため、そして地球を守るためにも、遂にウルトラ28人衆も一斉に変身する!!


 シュワッッ!!!


 パノラミックな東京上空に、ウルトラ兄弟の変身巨大化シーンでおなじみの、片手の拳を手前に突き出して一斉に出現するウルトラ28人衆の勇姿!!


 そして、大地と大空で開始される28人衆VSジャッカル地球鎮圧軍との大激闘!!
 ウルトラ28人衆はメロスに加勢してジャッカル軍団を遂に追い払う!


 メロスにともに戦うようゾフィーは求めるが、メロスは断り、ひとりジャッカル星に攻撃をかけようとするのだった。
――ちなみにキャプションによれば、このジャッカル星は彼らの母星ではなく強奪したものだという。こういう解説ひとつでも、勧善懲悪活劇における「倒してもよい悪党」性や強敵ぶりを強調するものとなるので非常に重要なのだ(笑)――


 宇宙空間でのジャッカル軍団との戦闘で、ジャッカル四天王のひとりに苦戦していたメロスだが、彼を助けに来た28人衆のひとりがメロスをかばって命を落としてしまう!
 かろうじてジャッカル軍団を撃退したが、無鉄砲な攻撃のために他のウルトラ戦士たちにも犠牲が出てしまったことをメロスはゾフィーに詫び、衛星とおぼしき地で眼前に大きくそびえるジャッカル星を前に、ともに戦うことを誓うのであった……


(以上が最終章を除く、『コロコロコミック』「No.5」~「No.7」に再録された分でもある)




 私事で恐縮だが、当時小学3年生だった筆者はリアルタイムでこの作品を購読していた。
 少子化で兄弟が少なかったり、近所の異なる年代の子供と遊ぶ機会が皆無に近い昨今とは違い、回し読みや友人宅などでこの作品を目にした記憶のある、筆者と近い世代の方々も相応にいるだろう。当時の各学年誌の発行部数と回し読み人口を考えれば、数百万人の子供たちがこの漫画を読んでいたことになるだろう。


・71年度の『帰ってきたウルトラマン』から74年度の『ウルトラマンレオ』に至るまでの4年間、小学館学年誌にコミカライズ作品を描き続けた実績
・各学年誌のウルトラ特集記事で蓄積されたウルトラシリーズやウルトラの国のウラ設定をフル活用
ウルトラ兄弟のみならず宇宙警備隊の隊員たちであるウルトラ一族の一般兵士まで100万人単位で登場
・敵もまた数十万人単位の大軍団


 このような壮大なスペースオペラ的な舞台で衝撃的な展開を繰り出した大河ドラマ的な完全オリジナルストーリーは、70年代前半に隆盛を極めていた変身ブームの終焉(しゅうえん)で、すでに変身ヒーロー作品に対して冷めていた筆者の世代の子供たちをも魅了し続けることになったのだ。


 余談であるが、『さよならウルトラ兄弟』の連載が開始された『小学三年生』75年4月号では、『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)の新番組紹介記事も掲載されていた。しかし、


キカイダー(『人造人間キカイダー』(72年))はロボットだったし、イナズマン(『イナズマン』(73年))はエスパーだったが、ゴレンジャーはふつうの人間なのである。だからおならもするのだ」


 などという記述があり、キレンジャーが放屁をしてアカレンジャーが鼻をつまみ、モモレンジャーが顔を赤らめているというイラストが添えられていたものだ。
 要は改造人間やアンドロイドや超能力者が変身するのではなく、ナマ身の人間が強化服を着用しているだけであるという『ゴレンジャー』の独自性を説明していたのである。しかし、この俗っぽくてヒーロー性の賞揚にはいささか欠如した説明のおかげもあってか、筆者はこの当時の大人気番組『ゴレンジャー』に対しては放映前に冷めてしまっていた(笑)。


 そんな『ゴレンジャー』よりも断然「格」が上だと感じたほど、内山大先生がそのシャープでスマートで適度に筋肉もついてデッサンもしっかりとした筆致のウルトラ兄弟たちが、大宇宙を舞台に壮大なスケールで活躍するウルトラシリーズ後日談の世界は、まさに子供たちをワクワクとさせる万能のヒーロー性あふれる夢の世界であり、本当にカッコよく感じられたものである!


 連載終了とともに筆者は小学4年生に進級。この1976年度に放映された『宇宙鉄人キョーダイン』・『ザ・カゲスター』・『超神(ちょうじん)ビビューン』などの東映の新作ヒーロー作品は3つ年下の弟が夢中で視聴していたが、実は筆者個人は学校の宿題を片づけながらチラ見をする程度だった――今ではこの3作品の内容が心地よくてたまらなかったりするのだが。特に『ビビューン』はマジで大好き・笑――。


 しかし、当時再放送されていた初代『ウルトラマン』(66年)や『ウルトラセブン』(67年)については夢中になって観ていたのは、『さよならウルトラ兄弟』の効果だけではないのだが、この作品が相当の後押しをして「ウルトラマンだけは特別なもの」という意識が働いていたのであり、その影響は今日に至るまで計り知れないものがあるのだ。


 いや、それは筆者ばかりではない。あの時代の子供たちは皆がそうであったハズである。
 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(ザ・ムービー)』(09年・ワーナー・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101224/p1)に登場した悪のウルトラマンであるウルトラマンベリアルの出自設定は、ジャッカル大魔王が太古にウルトラの国を襲撃して敗退したことがあるという設定と酷似したものではないか!? 同作のプロデューサーであり共同脚本も担当した岡部淳也や坂本浩一監督もまさに『さよならウルトラ兄弟』や『ザ・ウルトラマン』で育った世代なのである!


――造形会社・ビルドアップの社長で、親会社となった製作会社・ティー・ワイ・オー主導での合併で、円谷プロの副社長になった岡部淳也はなぜ円谷プロをやめてしまったのだろうか? せっかくあれだけのエンタメ重視路線に舵を切ったというのに、またぞろドラマ性やテーマ性を重視するとか云いだして、円谷プロが「元の木阿弥(もくあみ)」に戻りそうでコワいんですが(汗・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101224/p1)――



・本邦初のマニア向け書籍『ファンタスティックコレクションNo.2 ウルトラマン 空想特撮映像のすばらしき世界』(朝日ソノラマ・78年1月25日発行・実売日は77年12月25日ごろか?・ASIN:B0068ZH1VM)の発行
――この時代の「怪獣博士タイプ」でのちのち特撮評論同人ライターになったような小学生たちは、学年を問わず皆がそうであったようだが、「これ、大人向きの本じゃん!」と当時は小学5年生だった筆者が書店で見つけたときの衝撃はあまりに大きく、速攻でレジに走ったものだった。定価500円で小学生の小遣いでもかろうじて買えたのも嬉しかった――


小学館の幼児誌『てれびくん』でも78年になると巻頭カラーグラビアで毎号、大々的にウルトラシリーズの特集を開始し、居村眞二(いむら・しんじ)先生によるそれまでのウルトラシリーズ各作の番外編を漫画として描く連載もスタート


・78年のゴールデンウィークの時期には、『キングザウルスシリーズ』というブランド名で、足のウラに当時の怪獣図鑑などによく掲載されていた足跡である「足形」がモールドされているウルトラ兄弟ウルトラ怪獣のソフトビニール人形が、ポピー(83年にバンダイに吸収合併)から380円で発売


・関東圏では78年5月15日(月)からTBSの平日早朝6時25分の枠で『ウルトラマンタロウ』を筆頭に歴代ウルトラシリーズの再放送を開始


・先立つこと大阪圏でも78年3月9日(木)からフジテレビ系の関西テレビの平日夕方16時30分の枠で『特集! ウルトラ60分』と銘打って『帰ってきたウルトラマン』を皮切りに歴代ウルトラシリーズを2話連続の2本立てでの再放送がスタート


・加えて関東圏では78年8月21日(月)からフジテレビの平日夕方18朝の枠で初代『ウルトラマン』の再放送も開始されて、朝夕で『ウルトラ』が再放送!――70年代の民放の夕方のニュースは18時30分からの30分間しかなかったのだ(笑)――


・78年7~8月から発売が開始された、ガチャガチャの怪獣消しゴム


・駄菓子屋で売っていた1袋20円で5枚入り、ラッキーカードが当たると番号ごとに全108番号で貼る場所が決まっているミニアルバムがもらえる、山勝の『ペーパーコレクション ウルトラマン』シリーズ
――こちらは先立つこと77年から発売されており、79年までに連番で1000番前後の第9弾あたりまで発売。『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971121/p1)放映開始とともに同作主体で再スタートもする――


・最初にカード未貼り付けのアルバムを購入して、あとからカードを順次購入していく、書店で販売していた講談社の大判の『ワールドスタンプブック 怪獣の世界』(ASIN:B08SHSCDFW)――もちろんウルトラヒーロー&ウルトラ怪獣に限定されたもの――


・二見書房の箱入りの厚紙カードめくり形式の『ウルトラ大怪獣100枚』(ASIN:B01LTIQLC2)――こちらも3~4弾まで発売――


竹書房の大判写真集である「アドベンチャー・ロマンシリーズNo.2『GO! GO! ウルトラマン』、同No.3『ガッツ! ウルトラ』、同No.9『アクション! ウルトラ』


キングレコードウルトラシリーズ主題歌集『ウルトラマン大百科!』、続けて名場面+BGM集の『サウンドウルトラマン!』が78年5月21日までに、遅れて怪獣活躍場面の音源再録が中心の『ウルトラ怪獣大百科!』も、これらすべてが第1期ウルトラ世代の特撮マニアたちの特撮研究サークル「怪獣倶楽部(クラブ)』主宰で円谷プロ所属だった酒井敏夫(竹内博)による構成&解説で発売


・同じく「怪獣倶楽部』の面々による、グラビア+研究書ムックである『てれびくん別冊① ウルトラマン』(78年8月15日号・7月15日実売・ASIN:B0076GJ71Y)と、『てれびくん別冊② ウルトラセブン』(78年11月15日号・10月15日実売・ASIN:B0076GM1GC


・同じく彼らの手になる、『ウルトラマン大百科』(ケイブンシャの大百科・78年8月10日発行・ISBN:476691564X)や『ウルトラマン全(オール)百科』(小学館コロタン文庫・78年10月10月発行・ISBN:4092810350)をはじめとする、児童書を装いながらも妙にマニアックな豆百科の類い



 これらが次々と発売されて、おりからのSF洋画ブームやアニメブームとも連動するかたちで、児童間でのウルトラマン・大ブーム(第3次怪獣ブーム)が突如勃発したのがこの1978年であったのだ。


 そして、『さよならウルトラ兄弟』は『ザ・ウルトラマン』と改題されて、1977年に創刊されて間もないころの児童漫画誌コロコロコミック』――当初は季刊誌であり78年に隔月刊誌になったばかり――の「No.5」(78年3月15日号・実売2月15日)~「No.7」(78年7月15日号・実売6月15日)で再連載が開始される。


 この作品は瞬く間に当時の子供たちの人気を獲得! それまでマイナーな存在であった草創期『コロコロコミック』を一躍、大人気漫画雑誌へと押し上げる原動力ともなったのだ。


コロコロコミック特別増刊号 SF超大作 決定版ウルトラマンPART1』

(78年7月24日発行・6月24日実売)

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コロコロ増刊1表紙


「ぼくは、もうがまんできない。ウルトラの週刊誌を出してほしいくらいだ。内容は、内山先生に来た手紙や感想の紹介、そしてウルトラ兄弟のまんがだけ! ほかのはのせない!」(北海道・KTくん)


「ぼくは『ザ・ウルトラマン』をコミックスにしたらいいと思います。ぼくの学校では、一~六年生まで、ほとんどウルトラマンの話をしています。ぜったい売れると思います」(徳島県・HYくん)


「ぼくは11さいです。帰ってきたウルトラマンウルトラマンエースがなつかしかったです。ザ・ウルトラマンは小学二年生のころ読んだことがあるのですが、それを今、読めるなんてゆめみたいです」(東京都・ITくん)


「ぼくは中学生ですが、ウルトラマンが大好きです。小学一、二、三年生を買っていたぼくには、内山先生の絵をみると、昔のおもいでがよみがえってきます」(愛知県・KSくん)


「ぼくがウルトラマンを読んだのは小学二年生、そして今は中学生。どうかこのすばらしきヒーロー、ウルトラマンを長く続けてください」(東京都・SRくん)


「私はウルトラマンと怪獣が大好きな高一の女の子です。内山先生のかくウルトラマンはとってもいいんです。ハンサムなんて変ないい方だけど、他のまんが家のウルトラマンは、ブ男だと思います(引用者注・原文ママの引用だから仕方ない・笑)。そして先生のえ(絵)はやさしさがあります。先生はまさしくウルトラまんがの巨匠です。内山まもる バンザーイ!」(東京都・HRさん)


「わたしのクラスの女の子は、ザ・ウルトラマンを見ては「エースを殺しちゃいや」だとか「ジャッカルのバカバカ」なんていってます。わたしも、アストラが殺されて、レオまでが傷ついたときには、何だかいてもたってもいられない気分、勉強も手につかないくらいです」(東京都・KMさん)


「大、大、大ウルトラファンです。とくにエースが大好き。レオが死んだら、ゾフィーはな(泣)いて、エースが死んだらなかないんだもん、ひどいわ!」(北海道・YRさん)


(『コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマンPART1』(小学館・78年7月24日発行・6月24日実売)『コロコロウルトラファンプラザ』(読者投稿欄))



 創刊当初の『コロコロコミック』は当時としては珍しいその小型判型から、世代を限定しないややマニアックで上品な漫画雑誌という風格があったので、読者投稿欄などにも中高生の投書がけっこう掲載されていたことも理由だろうが、『ザ・ウルトラマン』は全国の小学生のみならず、マニアっ気のある中学生や女子高生、女の子たちをも虜(とりこ)にしたほどの大きな反響を巻き起こす!


 そして、遂に全400ページすべてが内山大先生の「ウルトラ漫画」という『コロコロコミック』の特別増刊号『ウルトラマンPART1』が発売されるまでに至ったのである!


 その『PART1』では、『コロコロ』本誌の「No.5」~「No.7」に掲載された『ザ・ウルトラマン』を、


・「激闘! 146ページ! SFアクションの決定版!!」


 と題して第1回分から完全再録とした上で、さらにその続きであるゾフィー兄さん・ウルトラ28人衆の生き残り・メロスたちがジャッカル星に殴り込みをかける最終決戦を描く最終回までのすべての話数を再録した! ……伏線かと思われた先のウルトラキーが最終決戦兵器として使用されなかったことだけは残念なのだけど(笑)。
――『コロコロ』本誌で連載中だった『ザ・ウルトラマン』「ジャッカル編」は先のNo.7で打ち止めとなった――


 加えて、『ウルトラマンA(エース)』(72年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070429/p1)・『ウルトラマンタロウ』(73年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1)・『ウルトラマンレオ』(74年)の本放映中に、内山大先生が小学館学年誌に描いたコミカライズ作品の中から全13作品をセレクト。「内山まもるウルトラシリーズ傑作選」と題して、一挙に再掲載をしたのである!
――ちなみに、内山先生は『帰ってきた』では『小学二年生』に連載(ISBN:4835447611)、『A』でも『小学二年生』のみでの連載(ISBN:483544762X)、『タロウ』からは『二年生』と『五年生』でのダブル連載(ISBN:4835447638)、『レオ』も『二年生』と『三年生』でのダブル連載(ISBN:4835447646http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061028/p1)をかつては持っていた――


 つまり400ページすべてが過去の学年誌掲載分のウルトラ漫画の再録で構成されており、新規の書き下ろし作品はひとつもなかったのである。しかしそれを知らずにすべてが内山大先生による「完全新作」だと思いこみ、大喜びした小学生もきっと多かったことだろう(笑)。
 内山大先生が「ウルトラ漫画」を描きはじめたのが『帰ってきた』以降なのだから当然といえば当然なのだが、『A』『タロウ』『レオ』のコミカライズ作品が、しかもテレビ本編以上にウルトラ兄弟が客演して活躍するオリジナル展開となった『タロウ』と『レオ』が、この『コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマンPART1』から翌79年春に発売された特別増刊4号こと『春の特別創刊号 ウルトラマン』に至るまで、多数再録が果たされることとなった。


 当時のオタク第1世代の書き手たちは、各種のマニア向けムックで露骨にではないが陰に陽に、要約すれば以下のような主張を繰り広げていた。


・「第1期ウルトラ」 > 「第2期ウルトラ」
ウルトラ兄弟やウルトラの国の設定は、ウルトラマンの神秘性を毀損(きそん)するものである
・怪獣映画は「怪獣総登場もの」 < 「複数怪獣もの」 < 「怪獣1体VS怪獣1体」 < 「人類VS怪獣1体」の順でその作品の質も向上していく
・なかなか怪獣が登場しない作品ほどクオリティーが高い
・ヒーローの神秘性や怪獣の恐怖性。それは観客や劇中人物たちにとって、既知ではなく未知の存在であるから表現できるものである
・よって、ヒーローや怪獣との1回性(ファースト・コンタクト)の作品を最良のものとする
・つまり、続編やシリーズものは否定されるべきである


 しかし、内山大先生のウルトラシリーズ・コミカライズ作品や本作『ザ・ウルトラマン』は、


・「第2期ウルトラ」の特色である歴代ウルトラ兄弟がぞくぞく客演、あるいは勢ぞろいしての大バトル!
ウルトラ兄弟を前面に出すどころか、ウルトラの国も登場して主戦場ともなる!
・ウルトラの一般兵士が数10人、遂には100万人もが登場し、敵もまた数10万人の大軍団!
・もったいぶらずに、冒頭からウルトラマンと強敵怪獣の激闘で開幕!
・神秘そのものの存在ではなく、神秘性を残しつつも人間クサくもあるウルトラマンたちの描写!
・既知の存在であるウルトラ兄弟や歴代強敵怪獣たちのぞくぞく登場!
・ヒーローや怪獣との1回性ではなく、番外オリジナル編やテレビの個別エピソードの後日談、第2期ウルトラシリーズ終了直後の時系列にある正統続編!


 といった、当時の特撮論壇での主流の風潮とはすべてで真逆の路線に行っていたのである!
 『コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマンPART1』に再録された学年誌の連載漫画で、当時の児童間では第2期ウルトラに対する親しみがいっそういや増し、それどころか第2期ウルトラをもはるかに超えた、『宇宙戦艦ヤマト』や『スター・ウォーズ』(77年・日本公開78年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200105/p1)といった大SFムーブメントを通過したあとの


「今後の目指すべき理想の『ウルトラ』世界がここにある!!」


 とばかりに、無限の広大なウルトラワールドの可能性に対して心酔(しんすい)さえしていたことだろう。


 ……このような紹介をしておきながら申し訳ないのだが、当時すでに小学6年生に達していた筆者は、実は『コロコロ』にはほとんど注目しておらず(汗)、やはり78年初夏当時にこの大ブームに便乗して朝日ソノラマが同社の『サンコミックス』レーベルの漫画単行本として発行した、ともに1960年代後半放映当時の『週刊少年マガジン』連載漫画の復刻である楳図かずおの『ウルトラマン』(ISBN:4257960094)や桑田次郎の『ウルトラセブン』(ASIN:B000J8O0X6)の方を買っていましたが(笑)。


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増刊1家系図1+2


 さらに10ページにも及ぶ『ウルトラひみつ大特集』が続く。


 特撮マニア上がりの編集者・安井ひさし金田益美の協力、内山大先生の当時アシスタントだった漫画家「かたおか徹治(かたおか・てつじ)」先生のイラストにより、


「セブンとタロウはいとこ同士だから似ているのだ」
「初代マンの父は宇宙保安庁の長官」
「(新マンの)父は、科学技術庁長官」
「エースは、ウルトラの父にひろわれた、みなし子だった」
「レオとアストラはふたごの兄弟だった」


 などの、すでに70年代前半の学年誌でも設定されていた事項を見開きページで集大成した「ウルトラ兄弟の家系全調査」や、


大隊長ウルトラの父
・隊長(ゾフィー
・銀十字軍団(ウルトラの母
・各支部長(ウルトラ兄弟たち)


・M25星雲支部
・SP5星雲支部
・LP372星雲
アンドロメダ星雲支部
ペルセウス座星雲支部
・銀河系星雲支部


 といった主だったもののほかに、支部が約300もある(!)といった表記などもある、ウルトラ一族が樹立した「宇宙警備隊」のツリー状の組織図にとどまらず、


ウルトラセブンそっくりの大セブンがいることを知ってるかい。ウルトラセブンの最終回にチラッとテレビに出たんだ。宇宙警備隊の隊員として地球のセブンへ指令を届けに来たんだよ」


 などと、『ウルトラセブン』第48~49話(最終回)『史上最大の侵略』前後編に登場した「セブン上司」が、当時の怪獣図鑑に掲載されていないことを、若き日に円谷プロに指摘した金田氏の功績の結果を「大セブン」という名前で周知しようとした記載までもがここにはあったのだ!――現在あたりまえのように各書籍に「セブン上司」が掲載されているのは氏のおかげなのですよ!(笑)――



 そして27万年前(26万年前にあらず・汗)のウルトラの星の太陽の爆発に始まり、プラズマスパーク核融合装置の影響によるウルトラ族誕生へと至る歴史紹介の前文では、


「ウルトラ族誕生のひみつをさぐると、ひょっとしたら我々地球人もいつか、遠い未来にウルトラ族として生まれかわる日がくるかもしれないと、ついつい思いたくなってしまうのだ」


 といった、当時の小学生でも知っている科学的な生物の「進化論」にも則している、ついついその気にさせてしまう思わせぶりな記述は、「空飛ぶ円盤」や「ネス湖の怪獣」の存在なども信じて疑わなかった小学生たちには実に信憑性(しんぴょうせい)の高いものとして映ったことだろう。直撃世代である当サークルの主宰者などもこの一節に「科学的・SF的にもアリエそうな合理性・ワクワク感・高揚感をいだいた」そうである(笑)。

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増刊1歴史1+2

「ウルトラの国は300万光年かなたのM78星雲にある。M78星雲はウルトラの国を中心に6千万個の星がある。バルタン星人のいるアール星、アギラス(引用者註・アギラの誤記か誤植である・笑)のいるアニマル星なども、このM78星雲にある」


 この記述は、初代『ウルトラマン』第16話『科特隊宇宙へ』でバルタン星人が2代目として再登場した折、第2話『侵略者を撃て』で初登場した時点ですでに故郷を失っていたバルタン星人が現在は「アール星」ではなく「アール惑星」に移住しているとされた設定を受けてのものなのである。まさに至れり尽くせり!
 とはいえ、『科特隊宇宙へ』を観るかぎり、300万光年かなたのM78星雲に初代『マン』の防衛組織・科学特捜隊が到着していたとはとても思えない(笑)。すでにこの1978年には前年に劇場公開された総集編アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト』(77年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101207/p1)の大ヒットや同作の再放送――平均視聴率は30%にも達していた!――で、小学生でも光の速さを超えるにはワープ航法が必要だとのSF知識は広く知れ渡っていたのだ。
 呼吸可能な空気もある明るい晴天下の地表描写だったので、あのときは一時的に「アール惑星」が我らが太陽系内にあったのだとしか思えない。安井ひさし金田益美コンビとはいえ、さすがにこの設定だけはどうかとは思うのだが。それともあれから「アール惑星」はM78星雲へとワープしたのだろうか?(笑)



「ウルトラの国のモンスター・ウォーズ!!」(3万年前の暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人による襲撃事件)
ウルトラタワーは平和への願い」
「ウルトラベルはウルトラ族の心の調べ」


 『ウルトラマンタロウ』第26話『燃えろ! ウルトラ6兄弟』でも映像本編で内山まもる大先生のイラストのかたちで言及されていた、ウルトラの国の歴史についての紹介、犯罪が40万年間なかったので警察自体が廃止されてしまった逸話(いつわ)なども紹介されている。

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増刊1ウルトラの国1+2

 そして、(昭和)41年7月17日の初代『ウルトラマン』放映開始から(昭和)50年3月28日の『ウルトラマンレオ』放映終了に至るまでの、ウルトラシリーズの主な「史実」、第1話と最終回、そしてウルトラ兄弟やウルトラファミリーの客演編だけ(笑)を網羅した『ウルトラ闘争史』の年表も掲載されている。


 その最後に、


「そして、(昭和)53年6月24日、巨大な増刊号となってウルトラ兄弟は帰ってきた」


 と締めくくっているのはお茶目だが……(笑)



・『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』の第1期ウルトラシリーズが放映されていた1960年代後半には、講談社漫画誌週刊少年マガジン』や児童誌『ぼくら』
・第2期ウルトラシリーズが放映されていた70年代前半には、小学館の学習雑誌
・第3次怪獣ブームに湧いた70年代末期には、小学館の『てれびくん』や『コロコロコミック


 こうしたウラ設定は、実はこの『コロコロコミック特別増刊号』以前、1960年代後半の第1期ウルトラシリーズの時点から紹介され続けてはいた。
 しかし、その設定をフルに活かしだした、『さよならウルトラ兄弟』以前の『ウルトラマンタロウ』や『ウルトラマンレオ』の時代のコミカライズになってくると、テレビの本編以上にウルトラ兄弟が頻繁に助っ人参戦したり、ウルトラ兄弟が勢ぞろいするというエピソードが増えてくるのだ。
 そして、この『タロウ』のコミカライズの時点で、遂に宇宙警備隊には100万人のウルトラ戦士がいるという設定を活かして、ウルトラの一般兵士やウルトラの母に似た女性ウルトラ族の銀十字軍が数十・数百人と登場するエピソードまでもがつくられていく……
 このような内山大先生によるウルトラシリーズ・コミカライズにスケール雄大な衝撃&興奮を覚えて、当時の子供たちはますますウルトラシリーズの大ファンになっていったというわけなのだ。


 そして、この『ザ・ウルトラマン』こと通称「ジャッカル編」自体が、当時のそうしたウルトラ兄弟の存在・ウルトラの国の歴史・宇宙警備隊の各支部が銀河をまがたって存在していることなどのウラ設定や世界観をすべて包括・集大成したものでもあり、テレビシリーズ本編のスケールをはるかに超えた壮大なる舞台設定を持ったものだったのである。
 『てれびくん』や『ウルトラマン大百科』などを愛読し、ウルトラマンが単体のヒーローでありながら、ウルトラ兄弟でもあり、東映の『戦隊』シリーズのような最初から集団ヒーローで個々の存在は弱くても5人まとまると強くなるといった存在ともまた異なる、単独でも主役を張れるヒーローたちが集っている、集団ヒーローよりも格上の存在である「超・集団ヒーロー」として認識していた当時の小学生たちの、もちろん意識化・言語化・理論化はされていなかったものの彼らの潜在的な需要・願望を完全に体現していたからこそ、『ザ・ウルトラマン』やこの『特別増刊号 ウルトラマンPART1』は増刷されるほどの大ヒットとなったのである。


 本作の商業的な大成功を受けて、70年代末期からはウルトラの国や大宇宙を舞台にした、かたおか徹治先生による『コロコロコミック』79年1月号から連載された『ウルトラ兄弟物語』(78年・ASIN:B000J8GFFC)や、同じく同誌の80年5月号~10月号に連載された地球に来る前のウルトラマンエイティがウルトラ兄弟とともに活躍する姿を描いたオリジナル漫画『ウルトラマン80』(80年・ASIN:B08LPHH9D6)、居村眞二先生による『てれびくん』連載の『ウルトラマン80』コミカライズがその終盤で宇宙を舞台にウルトラ一族が活躍して副題まで付与されたオリジナル連続ストーリーとなる『ウルトラマン80 宇宙大戦争』(ISBN:4813020089https://katoku99.hatenablog.com/entry/20110107/p1)、そして続けて81年5月号~86年3月号まで5年にもわたって同誌に長期連載されることとなる『ウルトラ超伝説』(81年・ISBN:4886531067)といった、一連のウルトラ漫画が発表されていく……
 大宇宙を舞台に歴代ウルトラマンたちが多数登場する、後年の各種アトラクショーやライブステージ、さらには映画『ウルトラ銀河伝説』の元祖が、まさにこの『ザ・ウルトラマン』「ジャッカル編」であることも衆目の一致するところといってよいのだ!



 『特別増刊号 ウルトラマンPART1』の描き下ろしによる巻頭カラーグラビア『内山まもる ウルトライラストの世界』に「ジャッカル編」の世界観が如実(にょじつ)に表現されている。


「出撃!」「戦闘!」「勝利!」


 と題した3種の見開きカラーイラストは、のちに『ザ・ウルトラマン』が『てんとう虫コミックス』レーベルの単行本として同年78年11月25日付け~80年1月25日付けで全4巻(ASIN:B017TYZ8H4)で発行された際に、その左ページ側が第1巻のウラ表紙にも流用されたほどに、ウルトラ兄弟がカッコよく描かれており、


「戦いすんで日がくれて――――
 勝利の栄光、なぜ虚(むな)しい
 赤い夕陽(ゆうひ)は、たおれた戦士の血の色か……」


 などと添えられたシブいキャプションがこれまた堪らない!

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増刊1イラスト1+2

 だから、全400ページが「内山ウルトラ」一色に彩(いろど)られた『特別増刊号 ウルトラマンPART1』の中で、巻頭の折り畳みのカラーページの『ウルトラマンポスター』のみ、アメコミ(アメリカンコミック)風のマッチョな「帰ってきたウルトラマン」の立ち姿の油絵調の有賀一宇によるイラストが描か下ろしされているのは少々違和感がある。
 しかし「SF超大作」の副題が象徴しているように、ウルトラマンのみならずスーパーマンなどのアメコミヒーローなども「SF」の一種として当時は捉え直されはじめていた。つまりは「SF」の名において「非日常」を扱うジャンル作品をすべて包含するような風潮が洋の東西を問わずにあったのだ。
 80年代中盤以降は欧米も含めて「宇宙SF」よりも「西欧中世風・異世界ファンタジー」、そして90年代以降は「SF冬の時代」と業界関係者間でも云われるようになるのだが、この「SF」という言葉が若者や子供たちに、自身の子供じみたジャンル趣味を青年や大人になっても卒業しなくてもよいものとして正当化してくれる万能なマジックワードとしても輝いて見えた、当時のSF大ブームの間接的な影響をここに見ることもできるだろう。



「増刊号が、いつも買っている店になかったので、京都じゅうの本屋さんをさがし回ってやっと手に入れた。ぼくはうれしくって、毎日読んでいる。いつも本はあきるほうなのに、この本はぜんぜんあきないんだ」(京都府・FTくん)


「ぼくのクラスでは内山先生のウルトラマンが人気のまとです。しかし増刊号を買いそびれた人がいっぱい。お願い、単行本にしてください」(大阪府・YYくん)


「ぼくは、『ザ・ウルトラマン』の大ファンです。だから内山先生お願いです。コロコロにずうっと『ザ・ウルトラマン』をかきつづけてください。やめるようなことがあったら「ウルトラマンをやめさせること反対の会」を作ってがんばるつもりです」(東京都・OHくん)


「わたしのところではテレビで『特集ウルトラ60分』というのをやっていて、今はエースです。エースがとってもすきなので、うれしくって!」(大阪府・KMさん)


「わたしはアストラが大好き。レオとちがってわき役だけどいいんです。ジャッカルのあほめ、アストラを殺して。わたし思いきってそのページやぶいちゃったの!」(岩手県・TYさん) (←なんちゅうもったいないことを・笑)


(『コロコロコミック・特別増刊2号 ウルトラマンPART2』(小学館・78年9月24日発行・8月24日実売)『コロコロウルトラファンプラザ』)



 それにしても女子にはエースとアストラが人気があるなぁ。
 第1期ウルトラシリーズのデザイナー・成田亨(なりた・とおる)至上主義の文脈では、シンプルではなく複雑なデザインだからと完全に黙殺・否定されてきた、甘くて優しそうなデザインのルックスが、逆にエースとアストラ人気に貢献していると分析するのだが、これに関する「成田亨原理主義」を相対化する詳細な考察は別の機会に譲ろう。
――(『特撮意見② 怪獣デザイン ~今こそ成田3原則の絶対化を止め相対視を!』:http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060409/p1)――


 「ジャッカルのバカバカ」「ジャッカルのあほめ」と女の子を感情的にさせ、ジャッカルが描かれたページを破くまでに至らせるとは、エースとアストラのどこか優しそうなルックスもさることながら、それと同時にジャッカルが勧善懲悪活劇における憎々しい「悪役」として的確に機能できていたことの証(あかし)なのだろう!



「話題騒然! すごい反響! コロコロコミック増刊号・ウルトラマンPART2はいつ出るのか? それは… 8月15日発売のコロコロコミックNo.8で発表!」


 『PART1』の巻末で、すでにこの『PART1』が発売されて「話題騒然! すごい反響!」があったかのような煽(あお)りまくった告知が出ている(笑)。
 しかし常識的に考えれば、これは本誌『コロコロコミック』No.5~7に連載された『ザ・ウルトラマン』が「話題騒然! すごい反響!」だったために、この時点で『コロコロ』編集部としては最初から『PART1』と『PART2』を2ヵ月違いで連続して発売するつもりだったのだろう。だからこの特別増刊号に『PART1』などと銘打っていたのだ。
 『コロコロコミック』No.7(実売6月15日)で緊急発売が告知された10日弱後の6月24日にはもう、この『特別増刊号 ウルトラマンPART1』は発売されている。よって、No.7での緊急告知の大反響をすでに印刷が開始されていただろう『ウルトラマンPART1』が反映したということはないだろう(笑)。


 『コロコロコミック』No.8(78年9月15日号・実売8月15日)で正式に告知された『コロコロコミック 特別増刊2号 ウルトラマンPART2』の実売は、やはりNo.8発行の10日弱後の8月24日とされていた。


 そして遂に内山ファン待望の最新作が、32ページの中編として実現したのである!


ザ・ウルトラマン』「若きファイタスの挑戦」(78年)

(単行本掲載時にこのサブタイトルが付与された)


 ウルトラの国の道場で若い戦士たちに技を指導するウルトラセブンに、鎧をまとう謎の騎士が他流試合を申しこんできた。
 断るセブンであったが、宇宙警備隊の本部指令塔が爆破され、ウルトラの母とウルトラ一族の看護組織・銀十字軍の面々が人質となる!


 爆破現場には


「セブン、オマエト勝負シタイ」


なるウルトラ文字サインが!


 ウルトラの父は兄弟たちに全国捜査を指令、セブンは突風が吹きすさぶ荒涼とした大地で、生き残りのジャッカル軍団に捕らわれた母と銀十字軍を発見する!


 セブンと勝負したい一心で謎の男がジャッカル軍団の残党数十人と手を組んだのであるが、セブンと勝負するフリをして、彼はジャッカル軍団を次々に片づける!
 ウルトラの母を突き殺そうとする軍団の前に、突如登場するメロス! 謎の男はメロスを「兄貴」と呼び、彼がメロスの弟・ファイタスであることが判明する!


 ウルトラ兄弟も駆けつけ、ジャッカル軍団の残党は全滅! 母と銀十字軍は無事に救出された。固い握手を交わすセブンとファイタス。だが……


ファイタス「セブン…… オレはあんたになんのうらみもない…… しかし、ウルトラ戦士ナンバーワンの座は一人だけのものだ」


メロス「セブン、ファイタスの相手をしてやってくれ。おれからもたのむ」


セブン「メロス、それがどういう結果になるかわかっているのか」


メロス「ああ、ばかな弟さ……」


 剣を抜くファイタスに、セブンは頭頂部のトサカの宇宙ブーメラン・アイスラッガーを手に取り応戦!


 火花を散らす両者だが、遂に交差して一閃! 一瞬のうちに勝負は決まった!!


 頭頂部に戻したアイスラッガーのカドが砕けて、騒然とする一同! しかし倒れたのはやはりファイタスであった……


セブン「しっかりしろファイタス…… わたしが戦った中でおまえが一番強かった……」


ファイタス「ふふ、ウソをつけ…… セブン、やっぱりあんたがウルトラナンバーワンだ…… 強い。強すぎる……」


 戦いは終わった…… そしてまたひとり、栄光のウルトラ戦士が夜空の星になった…… さらば、ファイタス!



――後年のオリジナルビデオ作品『ウルトラセブン1999最終章6部作』(99年)の第5話『模造された男』における、セブンのアイスラッガーが頭頂部に戻した直後にカドが砕けてしまうショッキングなシーンは、このエピソードに対するオマージュなのである――



 内山大先生の実に3年ぶりである待望の新作は、「ジャッカル編」とは異なり、ウルトラ兄弟の長男・ゾフィーではなく、ウルトラ兄弟の3番目・ウルトラセブンが主役となっていた。


 ちなみに、『ウルトラマンPART2』と同時期の7~8月ごろに発売された、竹書房の大判写真集である「アドベンチャー・ロマンシリーズNo.3『ガッツ! ウルトラ』の巻末ページでは78年10月から『ウルトラセブン』の再放送がはじまることが告知されていた。
 この『ウルトラセブン』再放送は、関東地区では玩具メーカー・ポピーの提供でTBS土曜の早朝7時から放送されたものである。そして平均視聴率はなんと12パーセントにも達していたという!
――余談だが、この再放送で提供を担当したポピーという玩具メーカーは83年にバンダイに吸収合併さるれるが、元々はバンダイがキャラクター玩具専門の子会社として71年に立ち上げたものだった。この第3次怪獣ブームの78年から81年にかけては、1回20円のガチャガチャ(カプセル自販機)売りだった「怪獣消しゴム」や、1体380円で販売されていたウルトラマンウルトラ怪獣たちのソフビ人形「キングザウルスシリーズ」を展開していた――


 78年10月15日には小学館から先にふれた『てれびくん別冊② ウルトラセブン』も発売されている。この『てれびくん別冊』は、現在の『てれびくんデラックス』や同『超全集』シリーズの元祖でもある書籍である。こちらもまた未映像化作品のシナリオ紹介や視聴率まで掲載した放映リストが掲載されている。


 これもまた「怪獣倶楽部」のメンツが手掛けたものだったのだが、この同じメンツは朝日ソノラマ『ファンタスティックコレクションNo.11 ウルトラセブン SFヒーローのすばらしき世界』(79年1月20日発行・ASIN:B00CBS4ILQ)も手掛けることになる。


 ただし、ウルトラセブンが主役となったのは、別に『セブン』という作品がドラマ的・テーマ的・SF的に優れていたからでは毛頭なく(笑)、体色が赤主体で銀色部分が西洋甲冑風のメカニカルで戦闘的なルックスが子供たちに人気があったからだろう。


 ところで、第2期ウルトラシリーズのコミカラズを描いていた内山大先生は、当然ながら第1期ウルトラシリーズのヒーローであるウルトラセブンを描く機会には恵まれていなかった。


 しかし、この『特別増刊号 ウルトラマンPART1』にも再録された、『レオ』第38~第39話の前後編に登場したババルウ星人、第40話~第51話(最終回)の「円盤生物編」にも連続登場したブラック司令、この両者が協力して2大ラスボスとして君臨し(!)、これに対抗して歴代ウルトラ兄弟たちも集結してくる『小学二年生』版の『レオ』コミカライズ最終章3部作の2編目である、『レオ』第40話『恐怖の円盤生物シリーズ! MAC(マック)全滅! 円盤は生物だった!』を材とした『小学二年生』75年2月号に掲載された『さらば、ウルトラセブン』では、『レオ』第1話で傷ついて変身できない身体になっていたモロボシ・ダン隊長が、テレビ本編では遂に再変身を披露することなく子供たちをガッカリさせていたというのに、なんとウルトラセブンへの再変身を満身創痍(まんしんそうい)の姿ながらも実現するのである!


 もちろん内山大先生だけの一存ではなく小学館側の担当編集者のアイデアだった可能性はおおいにあるだろうが、こういうところがTBS側の名プロデューサーではあるもエンタメ性よりテーマ性やドラマ性を過剰に重視した橋本洋二プロデューサーとは異なり、子供が観たいものや子供たちが何に快感やヒロイズムを感じるのかが実によくわかっているのである!


 テレビ本編と同様、防衛組織・MACの衛星軌道上の巨大なMACステーション基地は円盤生物・シルバーブルーメに破壊されるも、かろうじてレオが助けてMACの地上基地に降り立ったモロボシ・ダン隊長は、セブンに変身するやアイスラッガーをレオに託して、地上基地の地下に隠してあったミサイルを背負って、シルバーブルーメに特攻して果てるのだ!


 この『小学二年生』を読んでいた読者が進級してそのままスライドした『小学三年生』に連載された当の『さよならウルトラ兄弟』において、その最終回でウルトラ6兄弟が復活するまでセブンが登場しないのは、セブン(モロボシ・ダン)が死んでしまった先の『レオ』第40話や、この『小学二年生』版の延長線上の時間軸としての整合性を取っていたからでもあるのだ。


 その内山大先生が新作でセブンを遂に主役にする日が来たのだ!


 ウルトラ道場で若きウルトラ戦士たちを鍛えているという設定は、当然ながら地球でもウルトラの国でもウルトラセブンは偉大な存在であり、後進のウルトラ一族に慕われたり彼らを教え導く存在であると描くことで、セブンの魅力を毀損(きそん)させない嬉しい処置である。
――と同時にこういった訓練描写が、はるか後年の『ウルトラマンメビウス』で、ウルトラマンタロウウルトラマンエイティがルーキー(新人)であるウルトラマンメビウスの教官だったとして描かれたり、映画『ウルトラ銀河伝説』でもウルトラコロセウム(競技場)でウルトラの一般兵士たち多数が訓練にいそしむ描写の原点ともなっている――


 これは『レオ』において変身できなくなったセブンことダン隊長が、レオことゲン隊員を特訓していたことを踏襲した描写だともいえるだろう。しかし、宇宙人と地球人の板ばさみになって苦悩したり、レオに対して過酷な特訓を課すセブンの姿もよいのだが、あれらは当時としても子供番組としてはあまりにヘビーに過ぎる描写だったのだし(汗)――それはそれで長じてから観返すと実にシブくて見応えもあってハマってしまうのだが――、今回は肉体も体力も完全復活を遂げているセブンが「強者」としてストレスなく大活躍する姿を見せてくれるので、子供向けエンタメ作品としてはこちらの強いセブンとしての描写の方が断然魅力的ではあるだろう!


コロコロコミック 特別増刊2号 ウルトラマンPART2』

小学館・78年9月24日発行・8月24日実売)

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コロコロ増刊2号表紙


 熱い期待を受けて刊行された『ウルトラマンPART2』は、本誌主宰者の近所にあった夏休み期間中の小書店でも100冊近くが平積みにされながら、即日完売したという!


 実は『ウルトラマンPART2』では、『ザ・ウルトラマン』と題して掲載された作品はこの『若きファイタスの挑戦』のみである。
 内山大先生の作品自体も、『PART1』と同じく『内山まもるウルトラ傑作選』として、74年度の『小学三年生』で連載されていた『レオ』から4話分を再録したのみであったのだ。


 ほかには、


・『ウルトラ史上最大の作戦』(今道英治
・『特攻ウルトラ軍団』(吉見嘉磨)
・『決闘ウルトラ兄弟』(かたおか徹治


 と描き下ろしの読みきり中編漫画が3本掲載されていたが、これらのページ総数の方が内山作品のページ数より多くなっている。


――ちなみに、最後の『決闘ウルトラ兄弟』は、かたおか徹治先生による『コロコロコミック』連載漫画『ウルトラ兄弟物語』(78年)が「てんとう虫コミックス」レーベルで単行本化(79年5月1日発行・ASIN:B000J8GFFCASIN:B08LPHL8FG)された折りに、その第1話として改めて収録されているが、この作品こそが異星の西部劇調の居酒屋で飲んだくれて酔っぱらっている、帰ってきたウルトラマンこと新マンの姿が描かれている、あの一部で有名なエピソードなのである(笑)――


 さらに『ウルトラマンPART2』と銘打たれていたものの、400ページのうち120ページほどは『爆笑ギャグ特集』として、本来の『コロコロ』のウリであった学年誌に連載された藤子不二雄先生の漫画の再録パターンで、『バケルくん』(74~76年)と『オバケのQ太郎』(64~67年・71~73年)――後者は『闘え! ブルトラマン』なる「ウルトラマン」をパロったブルトラマンと「仮面ライダー」をパロったカメ(亀)仮面が共演、ついには対決するパロディ回!・笑――と、当時の『コロコロ』本誌で絶賛連載中だったキド・タモツのギャグ漫画『ゴリポン君』という構成だったために、全ページが「ウルトラマン」であった『PART1』に比べると、ボリューム面ではほんの少しだけ充実感に欠けるかもしれない。


 しかしそれでも、巻頭カラーグラビア『初公開! ウルトラひみつリスト ウルトラSFの世界』は、安井ひさし金田益美の構成であるだけに充実感極まりない! どころか、初めて聞くような話が満載であり、もうオジサンはびっくり仰天!


――ここでも当時は小学生たちにも実に新鮮なマジックワードであった「SF」という言葉を使って、「ウルトラもSFなのだ!」というかたちで持ち上げようとしている。この手法は当時としては有効だったのだが、そのことの功罪両面については別の機会に論じてみたい。(『特撮意見④ 「SF」や「文学」のサブジャンルではない「特撮」』:http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060411/p1)――



「ウルトラオリンピックの最高光線技は、五千年前にウルトラの父が記録した80万度のビック光線だった。ところが、二千年前の大会でゾフィーは父の記録を破り、なんと87万度の光線を出した。ウルトラの国の人々は、驚異のあまり、この光線を、「奇跡(MIRACLE(ミラクル))の87万度光線」と呼んでたたえた。それ以来ゾフィーのこの光線は、MIRACLEの「M」と87万度の「87」をとって、M87光線といわれるようになったのだ」


 「ゾフィーだけが異次元空間を超えられるんだ!!」と題された解説文では、


「エースがゾフィーの力を借りてはじめて、異次元人ヤプールを倒せたように、この超ワープ空間転移術は、ウルトラ兄弟の中でもゾフィーだけが持つ力だ。この特別な能力を認められ、ゾフィーは宇宙警備隊の隊長に任命されたのだ」


 とされている。続けて、


「初代マンより数千年前に、ウルトラ族が地球に来たことは、バラージの石像からも明らかだが、ついにその石像の正体が判明した。なんと、初代マンのおじいさんだったのだ!」
 (↑:ホンマかこれ!?・笑)


「セブンは、他の兄弟のように地球を守るために派遣されたわけではなかった。(中略)宇宙の完全な地図を作成するのが本当の任務だった。(中略)カラータイマーがないのは、地球防衛の任務ではなかったためタイマー移植手術を受けていないからだ」
 (↑:他のウルトラ兄弟とは異なり胸の中央にカラータイマーがない理由を、セブンが「恒点観測員340号」だという設定にひもづけた、後付けでもスジが通った合理的なウラ設定である!)


「初代マンのスペシウム光線は35万度のエネルギーだが、新マンは25万度ぐらいで、苦戦することが多かった。そこでウルトラセブンは、自分のアイスラッガーと同じ40万度の破壊エネルギーを持つウルトラブレスレットを新マンに渡したのだ」
 (↑:無敵の初代マンとやや苦戦する新マンの違いの理由、そしてその必殺光線に温度設定を与えてみせている!)

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増刊2ひみつ1+2

「エースがエースキラーを倒す時に使った「スペースQ」はウルトラ5兄弟の合体エネルギーだったので100万度以上の破壊力があったといわれる。(中略)ウルトラ兄弟はこの経験を生かし、8兄弟全員の力を合わせた超必殺技をあみ出そうと特訓を重ねている。その名は「スペースQ・グレート8(エイト)」という!」
 (↑:この合体技、映画『ウルトラ銀河伝説』あたりで観たかった!)


「月星人であった夕子は、使命を果たした後(のち)、月星人が移住した天王星へ帰り、今は、宇宙警備隊に協力している。彼女の活躍は素晴らしく、第二のウルトラの母になれるのではないかと、全宇宙でもっぱらの評判である」
 (↑:天王星ではなく冥王星が正解だが(笑)、彼女がその後、ウルトラ世界の中で活躍しているという後日談設定は実に嬉しいじゃないか!?)


「宇宙警備隊には一万五千才(人間の25才位)にならないと入隊できないが、タロウは一万二千才(人間の18才位)で入隊して人々を驚ろかせた。タロウがすぐれていたためだ」
 (↑:ウルトラ一族の年齢設定に、人間換算の目安ができたゾ!?)

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増刊2ひみつ3+4

 いやぁ、なんとも素敵なウラ設定の数々。筆者の知るかぎり、ゾフィーのM87光線のネーミングの由来や、セブンにカラータイマーがない理由とか、宇宙警備隊の入隊に年齢制限があるとか、ほかでは目にした記憶がないぞ! 南夕子までもきちんとフォローしてくれるなんて、泣かせてくれるではないか!?
 これらはきちんと円谷プロの公式設定にしてほしい。この際、バラージの街の初代マンそっくりの石像のモデルも初代マンのおじいさんだったことにするべきだ!(笑)



 そしてこの号には、『ウルトラ完全テレビガイド』として『マン』から『レオ』までの全話リストが掲載されていて、以下のようなマークがつけられている。


◎特せん作品(ウルトラSFの最高水準を示している)
○すいせん作品(ウルトラシリーズを語るには見のがせない)


 ただし『セブン』を例にすると、当時のマニア向け書籍でも特撮マニアの評価が高かった第6話『ダーク・ゾーン』・第26話『超兵器R1号』・第37話『盗まれたウルトラ・アイ』・第42話『ノンマルトの使者』・第43話『第四惑星の悪夢』などは意外にも、これらのマークがまったく付けられていない。


「◎特せん作品」とされているのは、


・第1話『姿なき挑戦者』
・第14~15話『ウルトラ警備隊西へ』前後編
・第18話『空間X(エックス)脱出』
・第39~40話『セブン暗殺計画』前後編
・第48~49話『史上最大の侵略』前後編


「○すいせん作品」とされているのは、


・第2話『緑の恐怖』
・第3話『湖のひみつ』
・第8話『狙われた街』
・第28話『700キロを突っ走れ!』
・第31話『悪魔の住む花』
・第46話『ダン対セブンの決闘』


 という具合なのである!


 これまた「資料作成」として安井ひさし金田益美がクレジットされている。しかし、『ザ・ウルトラマン』に夢中だった小学生に勧めるには、アンチ・テーゼ編よりもこれらビジュアル重視の作品群(一部例外もあるが)の方が喜ばれるはずである。もしかしたら本音や内心では不本意であり忸怩(じくじ)たるものがあったのかもしれない(笑)。しかしその選択眼は極めて正しかったと思えるのだが、いかがであろうか?




コロコロコミックNo.8から『ザ・ウルトラマン』新シリーズ開始! さらに大きなスケールでウルトラファイトが爆発するぞ!」


 『特別増刊号 ウルトラマンPART1』巻末での「新シリーズ開始!」という大々的な告知を真に受けるなら、『コロコロコミック』本誌でも内山大先生の完全新作漫画の連載を依頼していたのではなかろうか? そのことから『ウルトラマンPART2』での新作は読みきり作品である『若きファイタスの挑戦』のみとされたのかもしれない。


 そして、『コロコロコミック』No.8に掲載された『ザ・ウルトラマン』の内容は……



 宇宙パトロール中のエース・新マン・初代マンが謎の暗殺者シャドウマンに次々と殺害される! その正体はウルトラ兄弟に復讐を果たすため、サイボーグとして甦った暗殺宇宙人ナックル星人だったのだ!



 これはこれで実に面白いのだが、本作は『小学三年生』75年2~3月号で『レオ』コミカライズ作品の最終回前後編として描かれた名編「サイボーグ・ナックル星人編」の再録であったのだ。


 実はほぼ同時期に、内山大先生はかつて『さよならウルトラ兄弟』を連載していた『小学三年生』編集部からも執筆依頼を受けていた。
 8月24日実売の『ウルトラマンPART2』のやはり10日弱後に発売された『小学三年生』78年10月号(9月3日実売)とその翌月に発売された11月号(10月3日実売)に、「宇宙海賊スペースパイレーツ」とウルトラ一族が操艦する巨大な「ウルトラ戦艦」との戦いを描く新作『げきとつ! ウルトラ兄弟』前後編をも描いていたのである! ――てんとう虫コミックスの単行本への収録時に『闘え! ウルトラ兄弟』と改題される――。


 そして、『コロコロコミック』No.9(78年11月14日号・実売10月14日)には――発行日が日曜だと地元の本屋が休みだという読者投稿が来たために、15日が日曜の場合は1日前倒し発売となったのだ・笑――、この『げきとつ! ウルトラ兄弟』前後編をまとめて『ザ・ウルトラマン』の一編として一挙に再録するという異例の処置となっていた。そしてごていねいにも「この作品は『小学三年生』10月号と11月号に掲載されたものです(大意)」という但し書きまで入っていたのだ。
 以降、内山大先生の完全新作漫画は『コロコロ』の本誌にも特別増刊号にも掲載されることはなかったのであった……


 どうやら『コロコロ』編集部と『小学三年生』編集部の間では、内山大先生をめぐって相当の確執・争奪戦があったと思われる。
 『コロコロコミック』と学年誌でも小学生男子が巨人軍で大活躍するプロ野球漫画『リトル巨人くん』(77~79年・84~86年・ASIN:B00W3CTHC0)の同時連載をすでに抱えていて超多忙であり、さらにここで『コロコロコミック』と『小学三年生』で「ウルトラ漫画」の同時連載を要望されても、対応が不可能だっただろう内山大先生は、編集者個人との長年のよしみがあったのだろうと推測するが、新作発表の舞台として『小学三年生』の方を選び、翌79年4月号から1年間に渡ってオリジナル・アンソロジー漫画『飛べ! ウルトラ戦士』を連載することになる。


 この『飛べ! ウルトラ戦士』の中で描かれた『月面要塞大作戦』・『友情は永遠に…』・『1ダースの特攻隊』・『ゾフィーの危機』といった大傑作の数々に、前年78年に発表された『げきとつ! ウルトラ兄弟』改め『闘え! ウルトラ兄弟』といった作品も、「ジャッカル編」と同様に『ザ・ウルトラマン』名義で単行本の続刊に収録されていくことで、一部世間の誤解を生んでいるのだが、内山大先生のウルトラ漫画は『若きファイタスの挑戦』だけが『コロコロコミック』初出なのであり、それ以外の作品はすべて学年誌が初出だったのである。
 『若きファイタスの挑戦』以外の『コロコロ』本誌や『コロコロ特別増刊号』に掲載された漫画はすべて、学年誌に連載された漫画の再録であり、新作は実はただのひとつもなかったのであった。


 それでも、一般的には内山大先生の『ザ・ウルトラマン』はすべて『コロコロコミック』で連載されていたという通説がまかり通ってしまうのは、基本的には特定の学年だけが読んでおり書店でも付録を封入している関係でのヒモ閉じで立ち読みができなかった学年誌とは異なり、学年を限定せずに立ち読みも自由だった『コロコロコミック』の方が学年誌よりも桁違いに読まれていたからであり、加えて1978年の第3次怪獣ブームとも連動した『コロコロコミック』やその『特別増刊号』や「てんとう虫コミックス」に『ザ・ウルトラマン』名義で収録されて、そちらの方で各作の漫画作品を読んだ当時の子供たちのインパクトがそれだけ絶大だったということなのだろう……



 この『コロコロコミック特別増刊号』は、『オバケのQ太郎』をメインに『ウルトラマン』をサブに据えた『特別増刊3号』(78年12月15日号・11月15日実売)、再度『ウルトラマン』をメインに据えた『特別増刊4号』に相当する『春の特別増刊号』(79年4月30日号・3月30日実売)へと続いていく……




 そして、30年の歳月を経て、この「ジャッカル編」をウルトラシリーズの「正史」にしようとして、ジャッカル大魔王とメロスを映像作品でも登場させようという動きが実はあったのである!
 それがあの昭和ウルトラシリーズ直系の25年後の世界を描く正統続編として製作された『ウルトラマンメビウス』(06年)なのである。その詳細な経緯はDVD『ウルトラマンメビウス』Vol.10(バンダイビジュアル・07年4月25日発売・ASIN:B000MTF2MU)のライナーノーツで語られている。残念ながら諸事情でそれは惜しくも実現しなかったのだが……


 しかし、今度は『てれびくん』で連載されていた内山大先生の漫画『ウルトラマンメビウス外伝』の一連として、ジャッカル軍団とメロスとファイタスが一挙に再登場を果たす作品が登場する!


 このライナーノーツの詳細と、漫画『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲!!』については、項を改めて語りたい。



<参考文献>


コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマンPART1』、同『PART2』(提供・内山和正)
同人誌『ザ・ウチヤママモル』(宇宙囚人207・02年12月29日発行)ほか


2010.4.25.
(改稿)2010.11.10.


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2010年GW号』(10年4月29日発行)~『仮面特攻隊2011年号』(10年12月30日発行)所収『コロコロコミック特別増刊号 ウルトラマン』評より抜粋)


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