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ガールズ&パンツァー最終章 第1話 ~微妙。戦車バトルを減らしたキャラ中心の2期も並行させた方がよかった!?

『ガールズ&パンツァー』 ~爽快活劇に至るためのお膳立てとしての設定&ドラマとは!?
『ガールズ&パンツァー 劇場版』 ~爽快活劇の続編映画に相応しい物量戦&よそ行き映画の違和感回避策とは!?
『迷家―マヨイガ―』 ~水島努×岡田麿理が組んでも不人気に終わった同作を絶賛擁護する!
『SHIROBAKO』 ~2014年秋アニメ評
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 2019年6月15日(土)からアニメ映画『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』が公開記念! とカコつけて……。
 アニメ映画『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』(17年)評をアップ!


ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』 ~微妙。戦車バトルを減らしたキャラ中心の2期も並行させた方がよかった!?

(17年12月21日(土)公開 ガールズ&パンツァー 最終章 製作委員会)


(文・久保達也)
(17年12月20日脱稿)


 まるで華道や茶道のように、「戦車道」を女子のたしなみとし、美少女高校生たちを戦車で他校の生徒たちと戦わせる、荒唐無稽(こうとうむけい)な世界観のアニメ『ガールズ&パンツァー』(12年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190622/p1)の放映から、早5年が経過した。


 今回の『最終章』は1時間弱の作品全6話で構成されており、これは30分のテレビシリーズ1クール分に相当する。
 最初のテレビシリーズが製作が追いつかずに放映を落としたり(汗)、OVA『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』(14年)や、映画『ガールズ&パンツァー 劇場版』(15年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190623/p1)などの続編が告知されながらも、再三の延期でファンをやきもきさせ、代わりに声優たちが総出演するイベントを連打することで、『ガルパン』はかろうじて人気を持続させてきた。
 その諸悪の根源が、高いクオリティを維持するために、「早くやれよ!」とのファンたちの声に、いっさい耳をかたむけようとはしない(笑)水島努監督の、職人としての頑(かたくな)な姿勢であることは、もはや明白である。


 空や山々をリアルに描いた背景美術をバックに、ロング(引き)や俯瞰(ふかん)で戦車群が進撃するさまをとらえたり、戦車の頑丈(がんじょう)な装甲が砲弾をはねかえすさまをアップでとらえたり、戦車がなめらかな動きで市街地の狭い路地を自在にカーブやバックしたりすることで得られる臨場感は、今回も存分に演出された。
 クライマックスで木製の橋を進撃する主人公側の大洗(おおあらい)女子学園の戦車群に、新登場したBC自由学園の戦車群が不意に砲弾の嵐を浴びせ、崩壊する橋から大洗の戦車隊が間一髪で逃れる描写は、砲弾の発射音やキャタピラの走行音が重低音で響き渡る音響演出が最大の効果をあげ、まさに映画媒体だからこそ得られる大迫力であった。


 アニメ映画『GODZILLAゴジラ) 怪獣惑星』(17年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20171122/p1)と比較するのは申し訳ないと思えるほどの、そうしたミリタリー描写のクオリティを維持しようと思えば、ひたすら年月が過ぎてしまうのは必然であろう。
 今回の映画『最終章』シリーズは全6話と告知されてはいるものの、本編終了後に『最終章 第2話』の予告編は流れなかった。
 全3話構成による『GODZILLA』のアニメ映画の続編は2018年春公開(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20180622/p1)との告知が出たのだから、やはり『ガルパン』のつづきは「鋭意製作中」なのだろう(苦笑)。この『最終章』の最終回が公開されるのは、10年くらい先になるのだろうか?(爆)
 こうした商売に見切りをつけた者も多かったのか、筆者が在住する静岡市シネコンでは、まだ公開二日目にもかかわらず、客は数十人程度であり(汗)、遂に『ガルパン』もオワコン(終わったコンテンツ)と化したのか? と感じてしまったほどだ――興行的には初登場第4位だったが――。


 このお寒い現状を招いたほど、『ガルパン』の魅力とは、果たして水島監督がこだわりを示す、高クオリティのミリタリー描写だけなのか? いや、決してそうではない。
 先のテレビシリーズ評や劇場版評で、「戦車バトル」こそが本作の主眼であり、その他の要素はラストの「戦車バトル」を最大限に盛りあげるための前段に過ぎない旨の主張を散々に語ってきたのにナンではあるのだけど、大洗女子学園だけでも4~5人で構成されたチームが多数存在し、他校も含めて何十人も登場しながらも、明確に個性が描き分けられた美少女キャラたちもまた、やはり『ガルパン』の大きな魅力のひとつではあったハズだ。


 先述したOVAや『劇場版』、および今回の『最終章』との合間に、「戦車バトル」のクオリティを多少下げてでも、あるいは「戦車バトル」を1クール中の数話にとどめてでも(笑)、美少女たちがワイワイキャッキャと騒ぐのを中心に、時にはホロリと泣ける回を描いたり、水着編で2週もたせるなどして(爆)、第2期のテレビシリーズを製作すべきだったかと思えるのだ。
 いや、どうせ今回の『最終章』も各話に間が空くのだから、『最終章』の前日談とか『最終章』では描かれないサイドストーリーの第2期をやるべきではないのかと。


 そんなワケで、BC自由学園や大洗女子学園に新規に加入したサメさんチームの美少女たちについては、『最終章 第2話』公開の際にでも語ることとしたいが、果たしてそれはいつのことになるのやら?(大爆)


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.80(17年12月30日発行))


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