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ウルトラマン80 29話「怪獣帝王の怒り」 〜往年の喜劇人大挙出演!

ファミリー劇場ウルトラマンエイティ』放映記念「全話評」連動連載!)


2010.11/23(祝)まんだらけ中野店・資料性博覧会03 〜新刊!妖術武芸帳1969 70年代「コロコロ」内山漫画&ウルトラ記事採録研究本!
『ウルトラマン80』全話評 〜全記事見出し一覧

第29話『怪獣帝王の怒り』 〜評1

渓谷怪獣キャッシー登場

(作・若槻文三 監督・湯浅憲明 特撮監督・佐川和夫 放映日・80年10月15日)
(視聴率:関東7.8% 中部10.1% 関西12.4%)


(文・内山和正)
(1999年執筆)
 鬼矢谷(きやだに)につたわる三百年に一度目をさますという怪獣の伝説。
 それを利用して観光に役立てようとする村長たちの欲ボケを描くコミカル編。


 のちの作品とは違い防衛組織・UGM側はあくまでまじめに描かれており、彼らによる怪獣の能力分析で村人や観光客の危機が示される。


 しかしこの怪獣が『帰ってきたウルトラマン』(71年)8話「怪獣時限爆弾」に登場した爆弾怪獣ゴーストロンに似ているとかゴーストロンが強力だという防衛組織UGMのオオヤマキャップ(隊長)の言葉(脚本家の誤解と思われる)はどうして生じたのだろうか?
 レッドキングとの類似の間違いなのではないかと思うのだが。


 肉食で強力という設定とは裏腹に、キャッシーは面白怪獣に分類すべき描き方をされていてそれが魅力でもあるが(空腹で本来の能力が発揮できない。謝って80に助けてももらうし)、おとなしい怪獣であるという誤解が記憶に残りがちなのが個人的には困る。


 村長たちのバカ騒ぎがドラマとして発展しないのが物足りず、見終わって「もう終わったの?」というあっけない印象が残る。


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2000年号』(99年12月26日発行)『ウルトラマン80』大特集・合評8「ウルトラマン80全話評」より分載抜粋)


ウルトラマン80』後半再評価・各話評 〜連載開始!

第29話『怪獣帝王の怒り』 〜評2

(文・久保達也)
(2009年9月執筆)
 300年に一度怪獣が現れるという伝説のある秘境・鬼矢谷(きやだに)。


 今年が300年目にあたるということで、村長が実在するかどうかもわからない怪獣を村起こしに利用しようと計画。
 成功すれば観光ホテルや道路も誘致できるということで、旅行会社の協力で「怪獣ツアー」が催され、社員の山川良一が平和女子大学の講師・友江、小説家志望のサラリーマン・月村と、その弟・秀男を引き連れてやってきた。


 怪獣が実在することを装うため、村長は村の自警団に命じて怪獣の声をスピーカーで鳴らし、村民を買収して避難する演技をさせ、一同を信用させる。
 だが山川の方も怪獣を生け捕りにして鬼矢谷から連れ去り、怪獣ショーで儲けることをたくらんでいた。
 欲に目がくらんだ村長と山川の前に、渓谷怪獣キャッシーが本当に現れる! と、ざっとこんなストーリーである。



 怪獣を金儲けの手段に利用しようと企む人物を主軸にしたコミカルな作劇は、キングコングを広告塔にしようとしたパシフィック製薬宣伝部長・多湖(たこ)が八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍を見せる怪獣映画『キングコング対ゴジラ』(62年・東宝)を彷彿とさせる。
 多湖を演じたのは戦前から軽演劇で活躍、戦後は三木鶏郎(みき・とりろう)グループの一員として人気を博し、加山雄三主演の東宝映画『若大将』シリーズ(61〜81年)の父親役でも有名な故・有島一郎であったが、今回は村長役を元・脱線トリオ南利明、山川を玉川良一、自警団の団長を浅草フランス座出身の関敬六と、実に豪華なコメディアンたちが演じており、彼らの絶妙なかけ合いも楽しみのひとつとなっている。



 『ウルトラマン80(エイティ)』が放映された80年といえば、フジテレビが放送した90分特番『THE MANZAI(ザ・マンザイ)』をきっかけに空前の漫才ブームが巻き起こり、以降80年代の風潮は70年代のフォークソング的ダウナーな空気が一変して「軽薄短小」が主流となり、我々のようなマニア気質の人間が非常に肩身の狭い思いをする元凶となった現象なのであるが、まさにそれに対抗するかの如く往年の喜劇人たちをキャスティングし、本物の「芸」を披露させてくれているのは今観ると実に小気味よいものがある。


 南が演じる村長はチョビ髭に蝶ネクタイ、ストライプがやたらと目立つスーツの下には派手な赤いチェックのベストともう胡散(うさん)臭さプンプンであり、


 「村の奴もゼニ払うといい芝居こくでねえな」


 とのたまうわ、玉川演じる山川もツアーの添乗のはずなのに、なぜかハンター姿でライフル持参と、もう最初から怪獣を生け捕りに来たのがミエミエであるあたり、観ていて素朴に笑える。



 だが『キングコング対ゴジラ』も劇中で3回も描かれたキングコングゴジラのガチンコバトル! が実に迫力あふれる観ごたえのあるものであったように、半信半疑だった怪獣が本当に出現したことにより、一同に危機が迫る過程の描写は、『ウルトラQ』(66年)第10話『地底超特急西へ』や、『ウルトラマンダイナ』(97年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971215/p1)第21話『発熱怪獣3000度』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971208/p1)などと同様、たとえコミカルな展開でもクライマックスの描き方次第で、本来のヒーロー作品らしい味わいが決して失われないことを証明している。


 オープンセットにつくられた崖を切り崩して出現するキャッシーの手前に山川と自警団員を、公民館らしき建物の前で呑気(のんき)に怪獣太鼓を打ち鳴らす自警団の団長と団員をとらえた実景の背景にキャッシーを、と大胆な合成カットの連続は実に臨場感と緊迫感にあふれている!


 そして防衛組織UGMの分析でキャッシーが一日に1000kgの肉を必要としていることがわかり、UGMのオオヤマキャップ(隊長)が


オオヤマ「間違っても人間の味を覚えさせるな! 一度人間の味を覚えるととりかえしのつかないことになるぞ!」


 と出動したイトウチーフ(副隊長)たちに忠告したあと、キャッシーが口から火炎を吐く特撮カット、続いて本編場面で村長と山川の周囲に火の手があがり、


矢的「だめだ! 怪獣は腹をすかしきってる! 人間を食べるぞ!」


 と戦闘機シルバーガルα(アルファ)のコクピットで矢的が叫ぶのに続き、キャッシーに高速で迫るコクピットからの主観カット、さらには村長と山川に迫るキャッシーの足をローアングルでとらえたカットとおびえる二人を交互につなぎ、キャッシーのあげる地響きで高い木の上にあげられてしまった二人とキャッシーを合成、そして二人の目線でとらえたかのようなキャッシーの顔のアップと、このたたみかけるようなカットの連続はいやがうえでも強欲者たちに迫り来る危機を最大限に煽りたてており、見事としかいいようがない!


 そこでわれらが主人公・矢的猛(やまと・たけし)隊員が変身して、遂にウルトラマンエイティ登場!
 腹をすかしきったキャッシーはそれこそエイティを食らわんとばかり、右肩に強力な牙で食らいつくが、それをかわしたエイティは連続してバック転、さらに側転したかと思えばキャッシーの頭上を空中回転して背後に回りこむと、目にもとまらぬ早技でキャッシーの猛攻を次々にかわす!
 これこそエイティがウルトラマンメビウスの教官だったことの証明である!(笑)


 なお、この第29話から最終回の第50話まで、エイティのスーツアクターを担当したのは、『プロレスの星アステカイザー』(76年・円谷プロ)のアステカイザーのスーツアクターも務め、NHK大河ドラマなどの時代劇にも出演歴のある奈良光一である。



<こだわりコーナー>


*キャッシーなるネーミングは自警団の団長が「鬼矢谷だからキャッシー」と、ネス湖ネッシーや池田湖のイッシーのようなノリでつけたもの。
 ただ劇中では「怪獣キャッシイ対策本部」「この奥キャッシイ生息地」などといった看板が用意され、村民たちの認識としては「キャッシー」ではなく、「キャッシイ」だったようである。
 このあたりは田舎の人々の言語感覚として、なかなかにリアルではないか(この発言を田舎の人への差別表現と解釈されると困るのですが……)。


*鬼矢谷の群発地震を調査するため、キャッシー出現前に矢的が一度シルバーガルで現地に向かっているが、この際珍しく気象班の小坂ユリ子隊員が同乗している。
 このとき小坂が着用していた赤い隊員服は、第25話『美しきチャレンジャー』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101016/p1)で新人女性隊員たちが着ていた隊員服を流用したものかと思われる。


*で、帰還した矢的が小坂を「ユリちゃん」と呼んだのを


イトウ「矢的、勤務中にユリちゃんはよせ」


 と、青春ドラマ『サインはV』(69年・TBS)の青春路線をひきずった中山仁(なかやま・じん)演じるオオヤマキャップではなく、ちょっと硬そうなイトウチーフがたしなめるあたりは、なかなかリアルでよいですな(笑)。


 そして先述の第25話でも


エミ「矢的隊員って、ずいぶんユリちゃんと親しいのね」


 とジェラシー(嫉妬)の炎を燃やしていた城野エミ隊員が、


エミ「まったくその通りだわ。ちょっと親しすぎるのよ!」


 と、今回遂に爆発して矢的にひじてつを食らわす!


 こうした三角関係は『ウルトラマンタロウ』(73年)第38話『ウルトラのクリスマスツリー』で主人公・東光太郎(ひがし・こうたろう)と恋愛関係に近かった寄宿先の白鳥さおりが、ロウソクの火を灯して見た夢の中で、自身が光太郎とウェディングロードを歩いているかと思いきや、光太郎のもう片方の腕に防衛組織ZAT(ザット)の女性隊員・森山いずみの腕が組まれているのに気づいて夢から醒め、


さおり「光太郎さんったらひどい!」


 と怒り出したり、『ウルトラマンメビウス』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070506/p1)第25話『毒蛾のプログラム』でゲストのフジサワアサミ博士に熱をあげる防衛組織クルーGUYS(ガイズ)のジョージ隊員を怒鳴り散らす同じくGUYSのマリナといった具合に描かれてきたが、近年のヒーロー作品では結婚や不倫までもが堂々と描かれるのに比べると、実にほのぼのとしたものですな(笑)。


(関連記事:『仮面ライダーキバ』(08年)最終回・総括 〜その達成度は? 王を消して一緒になろうと言い寄る弱い女の狡猾さ  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090215/p1


*山川から「怪獣出現!」の報告を受けた旅行会社の社長は、なんと自らヘリコプターからロープを吊り下げ、怪獣の捕獲に向かう。
 この際、いったんキャッシーの腕を絡めとったロープが切断されてしまう様子がアップで描かれているのだが、この描写は『タロウ』第1話『ウルトラの母は太陽のように』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20071202/p1)において、オイル超獣オイルドリンカーからタンカーを守ろうとした光太郎が操るクレーンの鎖が切断されるのをアップでとらえた場面を彷彿とさせる。こうした芸コマな演出がリアル感を醸し出すのだ!


*イトウチーフから送られたキャッシーの映像を見たオオヤマキャップは即座に


オオヤマ「ゴーストロンに似ているな」


 とつぶやくが、『帰ってきたウルトラマン』(71年)第8話『怪獣時限爆弾』に登場した、爆弾怪獣ゴーストロンとは全然似てねえと思うんですけど(笑)。


 しかもエミから「全長60メートル」であることを聞くや、


オオヤマ「ゴーストロンの4倍だな」


 と云う始末。オイオイ、ゴーストロンってそんなに小さい怪獣だったか?


 実はこの場面、シナリオではオオヤマのセリフは


オオヤマ「ティラノサウルスに似ているな」


 であり(それにも似てません!・爆)、それを受けた広報班・セラのセリフが


セラ「ティラノサウルスって、いちばん凶暴な、肉食の?」


 であり、これならば「4倍」という大きさにも納得がいくのだが、本編ではなぜか「ティラノサウルス」が「ゴーストロン」に差し替えられているのである。


 これは一種のファンサービスであったとも解釈できるのだが、第3次怪獣ブームだった当時は、おびただしく刊行された関連書籍で視聴者の中心であった男子小学生たちはウルトラ怪獣の知識を豊富に蓄積しており、どちらかといえばむしろ『帰ってきた』第7話『怪獣レインボー作戦』に登場した透明怪獣ゴルバゴスに近い、茶褐色で岩のようなゴツゴツとした表皮をしたキャッシーがゴーストロンに全然似てないことは一目瞭然であっただろうし、「40m」と設定されたゴーストロンの身長だって知っていたであろうから、かえって余計なツッコミを招いてしまい、完全に裏目に出てしまったのではなかろうか(笑)。


 それを考えるとやはり『メビウス』は理想の作品だったよな。ゴーストロンが出現したら、コノミ隊員が


コノミ「ドキュメントMAT(エム・エー・ティー)に同種族確認! レジストコード……」


 と云い終わらないうちに、怪獣博士のテッペイ隊員が


テッペイ「爆弾怪獣ゴーストロン! 先日(宇宙凶険怪獣)ケルビムに操られ、対怪獣研究所を破壊しようとした(凶暴怪獣)アーストロン(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061022/p1)の弟です!」


 なんて、頼まれもしないのに雑誌展開のみの裏設定まで披露してくれただろうに(笑)。


*人間の味さえ覚えなければ害はないということで、誰も知らない場所にエイティによって運ばれるキャッシーだが(でも何も食わずにこれから生きていけるのか?・笑)、ここで流れたのが『ザ★ウルトラマン』(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100430/p1)の挿入歌『怪獣レクイエム』のインストゥルメンタル
 第15話『悪魔博士の実験室』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100808/p1)においては城野エミ隊員が今は亡き母から聴いた曲という劇中歌として、演じる石田えり自らが歌唱、以降は不幸な境遇の怪獣を描写する際の定番曲としてインストが頻繁に多用された。


 なお『怪獣レクイエム』はテレビ東京が84年3月下旬に五夜連続で20時から放送した1時間番組『スーパーTV・人気怪獣大パレード』のエンディングとしても使用された。
 この番組は『ミラーマン』(71年)、『ファイヤーマン』 (73年)、『ジャンボーグA(エース)』(73年)、そして『ウルトラマンタロウ』の怪獣登場場面やヒーローとの決戦場面を再編集したものであり、『タロウ』以外は再放送に恵まれなかった作品群が久々に観られるということで、かなりありがたい存在であった。
 ビデオデッキを購入して間もないころでもあり、録画して飽きることなく何度も見返したものだった。もう当時のテープは現存しないが、DVD化とかしてもらえないものかねえ……


*自警団員役の辻シゲルは、古くは『快獣ブースカ』(66年)へのゲスト出演、『トリプルファイター』(72年)の怪人の声、『ウルトラマンA(エース)』(72年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070430/p1)第31話『セブンからエースの手に』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061204/p1)のバク処刑現場のテレビレポーター、など円谷作品に数多く出演しているが、元々は落語家の故・柳家金語楼(やなぎや・きんごろう)劇団出身の喜劇俳優であり、現在の芸名は辻三太郎である。
 ほかにも声優として『とんでも戦士ムテキング』(80年・タツノコプロ フジテレビ)ではクロダコブラザースの次男・タマコロの声を演じていた。


*今回出演しているベテランコメディアンたちについては最近の若い人はほとんど馴染(なじ)みがないだろうから(全員他界してるからなあ……)、以下に簡単に紹介。


 南利明は、由利徹八波むと志(はっぱ・むとし)と結成していた脱線トリオを解散後、『必殺』シリーズ(72〜09年・朝日放送)で主人公・中村主水(なかむら・もんど)を演じた名優・藤田まこと出世作となる『てなもんや三度笠』(62〜68年・朝日放送)に鼠小僧次郎吉(ねずみこぞう・じろきち)役でレギュラー出演、軽妙な名古屋弁で人気を得た。
 69年には名古屋に本社のあるオリエンタル食品の『スナックカレー』のCMに出演、「ハヤシ(ライス)もあるでよ〜」というフレーズが流行語となった。
 その後は東映の映画『トラック野郎』シリーズ(75〜79年)全10作のうち8作品にゲスト出演するなどで活躍。
 『はぐれ刑事純情派』(89年・朝日放送)第6話『老いらくの恋殺人事件』では、安浦刑事を演じる藤田まことと久々の共演を果たしている。
 他にもハンナ・バーベラのアニメ『宇宙忍者ゴームズ』(日本では69年にNET→現・テレビ朝日系で放映)で演じた悪魔博士の声でも名古屋弁を披露していたが、実は出身は神奈川県横須賀市であり、かなり幼いころに名古屋に転居したらしく、「名古屋出身」で通していたようだ。


 関敬六は、松竹の映画『男はつらいよ』(69〜96年)の主人公・車寅次郎役で有名な故・渥美清谷幹一(たに・かんいち)と結成したスリーポケッツ解散後も、『男はつらいよ』シリーズに連続出演。
 海外アニメの吹き替えも多いが、個人的には『スーパースリー』
 ――日本では67年にNET系で初放映。その後『おはようこどもショー』(65〜78年・日本テレビ)の枠内で70年代前半に放映。筆者が観たのはそちら――
 のボヨヨンのコイルや、南利明も声優として出演していた『宇宙忍者ゴームズ』のガンロック役が印象深い。
 のちにダチョウ倶楽部がギャグにしていた「ムッシュムラムラ」は関の持ちネタである。
 なお東映メタルヒーロー宇宙刑事シャリバン』(83年)第9話『ビックリハウスは幻夢町0番地』では、魔怪獣キャッシュビーストの人間体である怪老人を演じていた。


 玉川良一は、東(あずま)けんじとWコントを結成、さらに三波伸介を加えたおとぼけガイズ(東の酒癖の悪さが原因ですぐに解散になったとか)を解散後、ソロで多方面で活躍。
 特撮マニア的には『月光仮面』や『レインボーマン』の川内康範原作の特撮ヒーロー『ダイヤモンド・アイ』(73年・東宝 NET)のレギュラー・海藤警部役がやはり印象に残る。
 声優としても東映動画のTVアニメ『アンデルセン物語』(68年)の町長役のほか、『ワンサくん』(73年・関西テレビ
 ――旧・虫プロ最後のアニメ作品であり、故・手塚治虫(てづか・おさむ)が三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)のマスコットキャラとして考案した白い犬が主人公。プロデューサーは『宇宙戦艦ヤマト』(74年)で有名な西崎義展(にしざき・よしのぶ)。ちなみに「ワンサ」は「三和」の逆さ読み(笑)――
 では氏をモデルにしたキャラ・玉川ネコ丸の声を演じていた。


*友江を演じた児島美ゆき(こじま・みゆき)は、永井豪原作『ハレンチ学園』の劇場版(70〜71年・日活 ダイニチ)とテレビシリーズ(70年・東京12チャンネル→現・テレビ東京。最高視聴率32%を稼いだが、この記録は現時点においてもテレビ東京のドラマ作品の最高記録である)双方に十兵衛こと柳生みつ子役で主演し、終了後は日曜お昼の長寿バラエティ番組『TVジョッキー』(71〜82年・日本テレビ)の初代アシスタントに抜擢されるなど大人気となるが、実は彼女のデビュー作は『ハレンチ学園』ではなく、先述の東映動画アンデルセン物語』に端役で声の出演をしたのが最初である。
 その後も数多くの映画やドラマに出演しているが、特に刑事ドラマ『Gメン’75』(75〜82年・東映 TBS)には、第8話『裸の町』(オイオイ)を皮切りに、毎年のようにゲスト出演していた。



 10年前の『仮面特攻隊2000年号』(99年12月発行)『ウルトラマン80』大特集において、本誌ライター・内山和正氏が「80全話評」を執筆されており、途中までで未完になっておりましたが、2010年(『80』放映30周年!)5月から2011年4月までCS放送ファミリー劇場にて『ウルトラマン80』が放映される間に、筆者が最終回まで順次論評する予定!(は未定・笑)


2009.9.22.


〈参考文献〉


タツミムック 検証・ウルトラシリーズ 君はウルトラマン80を愛しているか』(辰巳出版 06年2月5日発行・05年12月22日実売・ISBN:4777802124
ウルトラマン画報 上巻 光の戦士三十五年の歩み』(竹書房 02年10月4日発行・ISBN:4812408881
ウルトラマン画報 下巻 光の戦士三十五年の歩み』(竹書房 03年5月9日発行・ISBN:4812409993


(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2009年秋号』(2009年9月27日発行)〜『仮面特攻隊2011年号』(2010年12月30日発行)所収『ウルトラマン80』後半再評価・各話評より分載抜粋)



(#29〜50(最終回)・2010年9月24日発売!)



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