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宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF- ~敵国認定され戦争となる危険がある人道支援はドーすればイイ!?

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「嚆矢篇」』 ~不評の同作完結編を絶賛擁護する!
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 アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2205(ニイニイゼロゴ) 新たなる旅立ち 後章(こうしょう) -STASHA(スターシャ)-』が2022年2月4日(金)の公開間近記念! 1月30日(日)夜にはBS-11にて宣伝特番も放映記念! とカコつけて……。『宇宙戦艦ヤマト2205 前章 -TAKE OFF(テイク・オフ)-』(21年)評をアップ!


宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』 ~敵国認定され戦争となる危険がある人道支援はドーすればイイ!?

(文・T.SATO)
(2021年12月10日脱稿)


 TVアニメを中高生以上の年長マニアが持ち上げることで1977~78年に一大ムーブメントを巻き起こして、それと連動してマニア向けムックや月刊アニメ雑誌なども雨後の竹の子のように発刊ラッシュを現出させた、本格的なオタク文化の第1号作品だったともいえる、その初作のTV放映はもう50年近くも前となってしまった『宇宙戦艦ヤマト』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101207/p1)シリーズ。
 そのリメイクでもある『宇宙戦艦ヤマト2199』(12年)から始まったリメイクシリーズ最新作であるのが本作『2205』(21年)である。本映画は『ヤマト』初作とそれに直続する続編であった映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(78年)につづいて製作されたTV長編『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』(79年)のリメイクに相当する作品でもある。


 オタクの上限であるオタク第1世代がすでに還暦(爆)を過ぎた現今とは異なり、当時はまだ彼らが20才前後にようやく到達しようという時期だった。つまりは今から思えばイタイケで純朴な10代のマニアしか存在しないと云ってよい時代でもあったのだ。
 そんな彼らは当時において「完結編」だと大々的に謳われて78年夏に公開された『さらばヤマト』だったのに、その秋には早くも同作を全26話に再構成した『宇宙戦艦ヤマト2』が放映された事態に、加えて原作名義で加わっていた漫画家・松本零士(まつもと・れいじ)の激烈な反対で「特攻エンド」が回避された『2』につづく続編として79年7月末には『新たなる旅立ち』が登場した事態を、ガチに「裏切り」だと感じて真剣に怒っていた時代があったのだ(汗)。まずはその事実を歴史の証言として挙げておきたい。


――コレと同じような事例が他にもある。インターネットが誕生するはるか以前のことなので、アーカイブ化されて残っていないことから若年オタ間では知られていない事実だが、今ならば続編や「完結編」後の続編(笑)などは当たり前で笑って済ませるのがフツーでも、往時はオタク間では「続編やシリーズ化自体が『悪』である!」とされていた時代であったので、『機動戦士ガンダム』初作(79年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19990801/p1)の続編『機動戦士Z(ゼータ)ガンダム』(85年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060325/p1)に対しても、当時のマニア諸氏は「『ガンダム』が『ヤマト』化する~~! やめてくれェ~~~!」などと大合唱をしていたのだ(汗)――


 とは云うものの、それらはあくまでも当時のオタク第1世代~第2世代の見解である。後代のマニア諸氏がそれらに跪いて屈服する必要はないし、作品の見方や評価自体は個人の自由であってイイ――筆者個人もマニア間では酷評されている『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(17年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20181208/p1)の肯定派でもある(爆)――。いやむしろ、続編やシリーズ化やリメイクされてきたからこそ、それらの原典作品が後続世代にとっても「生きた古典」となって延命ができてきたともいえるのだ。
 そして、視聴率も30%を超えた原典『新たなる旅立ち』が放映された時点ではまだ小学生であった筆者は(歳がバレるなぁ・汗)、同作の内容にも大コーフンして級友たちとともに『ヤマト』に傑作の続編が登場したことをスナオに喜んでもいたのだ(笑)――それもまた歴史のすべてではなかったにせよ一局面ではあるのだ――。


 復興がなった地球。かつては新人隊員たちであった主人公たちも中堅選手に成長して、ヤマトにも若き新世代クルーたちが着任してくる。そして出航! 初作のガミラス帝国、『さらば』&『2』の白色彗星帝国につづく第3の敵・暗黒星団帝国も出現! 彼らは今や地球の友好国となったガミラス星に大挙押し寄せて、その多数の採掘メカで地下物質ガミラシウムを強奪!
 その影響でガミラス星は惑星自体が崩壊! ガミラスとは二重惑星・連星の関係にもあった、地球の危機に手を差し伸べてくれたイスカンダル星も重力バランスが崩れて漂流を開始し、自然ワープ(超空間跳躍)を繰り返して遠宇宙へと去っていく! そして、イスカンダルを救うために追うヤマト!
 ……今でも片時も眼を離せずに夢中になって喰い入るように観入っていた記憶がアリアリとよみがえってくるのだ。そしてそれは、1990年前後にNHK-BSで放送された同作で再観賞を果たした際にも変わらぬ感慨でもあった……。


 てなワケで、往時のマニア間での評価は低かったものの、個人的には高く評価をしてきた『新たなる旅立ち』のリメイクでもある『2205』である。おそらく元祖『ヤマト』世代は『新たなる』以降の『ヤマト』に対しては低評価をくだしてきたので、『2205』以降の作品については「かくあるべし」的なウルサいこともあまり云われないであろう(笑)。
 そして、原典『新たなる』の次作である映画『ヤマトよ永遠(とわ)に』(80年)では『新たなる』で登場した新人たちが再登場せず、暗黒星団帝国もスケール感を減少させた上で敗退していったような、子供心にも抱いてしまった不整合・不連続な違和感――そもそも暗黒星団帝国という名称自体が登場しない(爆)――。心秘かに整合性を取ったかたちで作り直してほしい……。そんな気持ちを当時から抱いてきた御仁も相応にはいるだろう。


 結論から云うと、個人的には『2205』も非常に面白かった。本作に先立つ『2199』『2202』同様に、基本ストーリーは『2205』も原典『新たなる旅立ち』と同じである。TVの2時間枠(実質90分)作品を30分枠全8話――20数分×8本だと考えると原典の2倍の尺!――に再構成されている以上は、端々に多数の新旧各キャラの肉付けやシチュエーション&ストーリーの起伏に対するディテールUPも施されている。
 すでに事前に明かされていたが、『永遠に』の次作であるTVアニメ『宇宙戦艦ヤマトⅢ』(80年)における星間国家・ボラー連邦vsガルマン・ガミラス帝国、後者の建国の発端をも先取りして冒頭で長々と映像化も果たされていた。
 そして群像劇だとはいえ、本作『2205』の実質的な主人公を務める新人キャラは土門竜介。原典シリーズでは『Ⅲ』から登場した新人キャラである。原典『新たなる』での新人キャラは実は北野というイケメンキャラであったのだが、彼はリメイクシリーズではすでに『2199』から脇役として連続出演を果たしているので(汗)、ソレならば後続作で似たような役回りを務めていた彼に割り振りするしかないのだ(笑)。この程度の改変にケチをつけるような形式主義ロートルオタクもそうそういないだろう。


 新人が操舵を任されるも海面からのヤマト発進時に操縦桿をなかなか引けずに半島に激突しそうになる名緊迫シーンも再現されてはいたものの、その意味するところはやや異なっている。『2199』最終回にて地球を復活させたコスモリバースシステムの思わぬ副産物でもあった、時間の進み方が早いために膨大な数の宇宙戦艦を急増可能な地底大空洞こと「時間断層」。
 『2202』最終回(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20210613/p1)では、主人公青年・古代進を高次元世界から生還させるための超エネルギーを確保するために、人民投票(!)の末に実施された「時間断層」の爆縮放棄。しかし、その煽りを喰らって関連下請けに従事していた経営者の父を自死(多分)によって土門は喪っていたのだ! そのために理性ではともかく感情面では古代に対する複雑な許しがたき想いを抱えて、古代の人間としての器量の大小を試すかのような行動をつい取ってもしまっているのだ。
 人間は何をしてもドコかで恨みを買ってしまうのが常であり、総論ではともかく各論では逆恨みにも一理があったりもするモノだけど、ソレをこの新人隊員に体現させているあたりはウマいだろう――とはいえ、古代の方でも自身が助かったことと引き換えに「時間断層」という軍事的アドバンテージを失ったこと、自身の生命がそれに値するのかについてを人知れず懊悩してプレッシャーを感じていたりもする――。
 基本はイケメンボイスでありながらもやや濁ったイモっぽさ(汗)も感じられる、昨2020年には『ウルトラマンZ(ゼット)』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200723/p1)の声も演じていた畠中祐(はたなか・たすく)の適度にドンくさいボイスも、思い詰めていて周囲とは交わろうともしない土門の声にはピッタリだ(笑)。


 初作終盤ではヤマト艦内で反乱を起こした副機関士・藪(やぶ)も、『2199』終盤では反乱の果てに原典『Ⅲ』が初出であるガミラスの次元潜水艦を操るフラーケンの配下として居場所を見つけていたが(笑)、なんと本作ではガミラス側からの技術交流士官としてヤマトに再配属!
 当然、新人隊員たちとは年齢も離れており技術士官が体育会系正規兵と気が合うワケもなく、リアルに考えたら軍法会議で死刑になるハズの反乱&敵軍に組した脱走兵でもある藪は、『2199』でもすでに反乱前から(ひとり)ボッチで艦内祭でも浮いていたけど本作でも孤立する(爆)。しかし、そんな藪に対して土門だけは秘かに交流を温めていくあたりは実に泣かせるのだった。


 過程は省略するけどイロイロあって同僚たちとも和解していく土門は、ガミラス星崩壊に伴なうガミラスイスカンダル避難民発生の報を聞く! 人道的には助けるべきだが、その行為をボラー連邦に対する敵対行為だと見なされて、地球とボラーとの全面戦争を招いてしまう可能性にも苦慮!
 たしかに南北朝鮮で軍事衝突が発生して北の難民を保護すれば南が、南の難民を保護すれば北が日本を敵国認定する可能性が、現今であれば中国が台湾に武力侵攻してその難民を保護するだけでも日本が敵国認定される可能性もあるワケだ。人道的に振る舞ってこそ戦争に巻き込まれてしまう逆説もある。果たしてドーするべきなのか?
 筆者個人の考えは相手国に勝てるのあれば人権を旗印に局地的に参戦、勝てないのであれば涙を飲んで見捨てるといったモノである(爆)――独ソ2国が相手だと苦戦するので安保条約を結んでいたのにポーランドを見捨てたかつての英仏がごとくに。まぁソレで勘違いをしたナチドイツは周辺各国に電撃侵攻してしまったのだけれども(汗)――。
 でもまぁ、リアルポリティクスに沿った展開になってしまったならば、物語作品としては夢も希望もなくって実に不快ではあるよネ?


 ソコでココからはファンタジー! 新人隊員たちは人道を優先したいがために、かつては軍の強硬派であるも今では好々爺の平和使節と化した芹沢副司令たちをヤマトから退艦させるという反乱を引き起こす! 新人たちに迫られるも内心では同じ考えだった古代も決断をくだす!(爆) そして、地球政府の意向とは無関係な独断の義勇軍として、ガミラス避難民も不時着しているイスカンダル星を、実はボラー連邦ではなく暗黒星団帝国の艦隊が襲撃中であったという一大ピンチに際して、間一髪でヤマトが登場して勝って勝って勝ちまくる!(笑)


 リアルに考えたらば命令違反・脱法行為ではある。劇中でもそのことについてはエクスキューズ的に言明されてはいる。近代国民国家は人民の恣意的な判断には委ねずに法治に委ねるべきである。民主主義とは人民のたまさかの恣意ではなく法律を熟議で制定して人々がそれを遵守する一連のことを指すのだ。
 しかし、小さな例外はあるだろう。悪法だと思えば反対して改法を訴えてもイイのだし、先の大戦終結直後にも千島列島を南下してきたソ連軍を一度は武装解除した現地の部隊が独断で判断して迎撃してみせた「占守島(しゅむしゅとう)の戦い」といった例もある――ココを易々と通してしまったならば、北海道や東北はソ連に占領されて日本も分断国家となっていた――。


 絶対平和主義にも一理はあるだろうし、厳密なる条件付きでならば一定の交戦を認めることにも一理はあるだろう。もちろん確たる正解などはない。異なる対極の見解それぞれに理がある人類社会の永遠の課題でもある。ただまぁ、ソレはソレとして、少なくとも本作『2205前章』については、エンタメ活劇としてはウマくまとまっていたとは思うのだ。


(了)
(初出・オールジャンル同人誌『DEATH-VOLT』VOL.88(22年1月16日発行))


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