『ウルトラマンレオ』(74年)総論 ~50年目の総括。その評価の変遷! 特異なる美点&欠点! 第2次怪獣ブームの終焉!
『ウルトラマンメビウス』(06年)#34「故郷のない男」 ~レオ客演の神作!
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CSファミリー劇場『ウルトラマンレオ』放映終了間近に連動して、「レオ」記事集中UP!
2009年5月からCSファミリー劇場『ザ・ウルトラマン』放映と連動して、「ザ☆ウルトラマン全話評」も毎週連載UP予定!(ファミ劇で「ザ★ウルトラマンのすべて」(ゲスト・伊武雅刀!……とHP等で告知されてましたが、実際には声優・柴田秀勝氏でしたがイイ内容でした……)が、5/3(日)10:30、深夜5:30、5/5(火)20:00で放映終了!)
『ファミリー劇場『ウルトラ情報局』ウルトラマンレオ編1』
(文・久保達也)
(2008年12月執筆)
「2008年5月号」 森次晃嗣(もりつぐ・こうじ)(俳優 モロボシ・ダン隊長役)
当初の設定ではMAC(マック・『レオ』で活躍した防衛チーム)の隊長は川上鉄太郎という役名であったが、森次が円谷プロからの出演オファーに際して、
「同じウルトラシリーズなのだから、できればモロボシ・ダンでやりたいというこだわりがあった」
ことから急遽、モロボシ・ダン隊長役に変更されたという話は、2万円の大冊『ウルトラマン大事典』(竹書房・84年2月29日発行)の円谷プロの満田かずほプロデューサーの寄稿どころか、1970年代末期の第3次怪獣ブーム期に発行された子供向け豆百科「ケイブンシャの大百科シリーズ26」こと『ウルトラマン大百科』(78年8月10日発行)における「うらばなし」コーナーなどにも掲載されてきたことから、特撮マニア間や世代人には有名な話である。
この「2008年5月号」でも、この逸話(いつわ)を披露していた。もちろん、ライト層や初心者には常に初耳の事項といったことはあるのだ。だから、こういったことをあらためて語ることに対しては異論はないし、むしろ後進のためにも何度でも語り直していくべきことでもあるだろう。
『ウルトラマンレオ』の在り方についても、いろいろな可能性があったかもしれない。しかし、この処置は『レオ』という作品にとっては幸運なことであったと考える。
それまでの歴代ウルトラシリーズのウルトラ兄弟たちのようにM78星雲の出身ではなく、獅子座・L77星の出身であるまったくの新しいウルトラマンが主人公である『ウルトラマンレオ』(74年)。そこにモロボシ・ダン=ウルトラセブンが登場しているというだけで、
・『ウルトラセブン』(67年)
・『帰ってきたウルトラマン』(71年)
・『ウルトラマンA(エース)』(72年)
・『ウルトラマンタロウ』(73年)
歴代ウルトラシリーズから継承されてきた、それらとも同一の世界観での直系続編の物語である、と子供たちにも直観的に認識することができるからだ。
そればかりではない。そこから第1話の構想それ自体が根本的に変わっていったのだ。
「僕が変身してしまえば、レオは要(い)らない」
よって、ダンことウルトラセブンは、サーベル暴君マグマ星人と双子怪獣レッドギラス・ブラックギラスの3大怪獣宇宙人の猛攻によって、セブンへの変身能力を失うことになる!
それゆえの、セブンに変身できないという葛藤! そして、地球の運命をレオに託すしかないダンの苦悩! 『ウルトラマンレオ』の初期編の人間ドラマ的な骨子は、森次がモロボシ・ダンとしての再出演を希望したゆえでもあったと云っても過言ではないのかもしれない!?
「ゲンとダンの関係はスポ根(スポーツ根性もの)みたいで、他の『ウルトラ』とは少し違う感じがする」
この発言自体は、森次ならずとも、当時の子供たちでも思っていたようなことではある。
そして、第6話のジープを用いた特訓にも必死でついてきた、『レオ』の主人公・おおとりゲンこと真夏竜に対して、「たいしたもんだ。あの人は本当に頑張った」と賞賛していたのであった。
ご存じのとおり、第1話にて3大怪獣宇宙人によって右脚を折られてしまったウルトラセブンことモロボシ・ダン隊長は、以降は片手持ちの松葉杖をついて歩くことになっていた。しかし実際には、この松葉杖をついての「お芝居」はバランスがとりにくくて、かなり疲れたということだ。
印象に残る監督として、森次はやはり第1・2話を担当した真船禎(まふね・ただし)監督を挙げていた。
「あそこに沈む夕陽が私なら、明日の朝陽はウルトラマンレオ、おまえだ!!」
なる名セリフを、ダンがゲンに向けて放つ、夕日を見上げる場面が印象的であったそうだ。そして、そこからダンとゲンとの「師弟関係」を底辺にした「お芝居」をするよう心がけていたとのことである。
第19話『よみがえる半魚人』・第20話『ふしぎな子熊座の少年』・第21話『北の果てに女神を見た!』(以上、オープニング主題歌の映像では、これらのサブタイトルの前に『見よ! ウルトラ怪奇シリーズ』と表示されている)と、3話連続で行われた北海道ロケがあった。その際には、札幌の近くに在住していたイトコの家に、真夏竜を誘って、メシをごちそうしたり、札幌の巨大歓楽街ススキノに飲みに行ったりした、といった思い出話も語られていた。もちろん、マニアであればご存じのとおりで、森次自身が北海道・滝川市の出身でもあった。
第40話『恐怖の円盤生物シリーズ! MAC全滅! 円盤は生物だった!』で作品を去ることになった際には、
「ダンはどこへ行ったのかなぁ。死んだのか、生きているのか…… 変な作品だなぁ」
と思ったらしい(笑)。しかし、
「でも、次につなげるにはこれでいいのかなぁ」
と思い直したとのことだそうだ。
森次は、
「モロボシ・ダンは自分の分身」
であり、
「僕が地球上から消えないかぎり、ダンは不滅」
であって、
「80歳や90歳になっても変身を続けたい」
と頼もしく語ってくれていた。
「しっかりとゲンとダンの関係を見てください」
と、森次晃嗣=モロボシ・ダン隊長は別れの挨拶を述べていた。
「2008年6月号」 冨永みーな(俳優 梅田カオル役)
大人気海外テレビドラマ『大草原の小さな家』(アメリカ・74~84年。日本放映75~82年)の三女キャリー、そしてテレビアニメ『魔法の妖精ペルシャ』(84年)の主人公、アニメ『機動警察パトレイバー』(88年)の女性主人公・泉野明(いずみ・のあ)役など、80年代にはアイドル声優でもあり、現在では声優としてすっかりベテランの冨永みーなである。
5歳のころに児童劇団に入って、子役として活躍を開始した。梅田カオル役の当時は小学2年生だったそうである。子役時代の芸名は冨永美子(とみなが・よしこ)であった。私事で恐縮だが、筆者は彼女と同い年ということになる。しかし、リアルタイムで視聴していた際には、ずいぶんと年下の女の子に見えたものだった。
「当時、ウルトラシリーズを観ていたので、あれに出るんだ! と驚いた」
「トオルお兄ちゃんとはいつもいっしょでよく遊んでもらっていた。本当のお兄ちゃんみたいだった」
「撮影中に自転車に乗れるようになった」
「待ち時間はずっとスタッフの人に遊んでもらっていた」
など、彼女は当時まだ子供だったならではの、「思い出話」を楽しそうに語り続けた。
「当時まだ子供だったならではの」……などと語ってしまったが、我々のようなオタクタイプであれば、年上のお兄さんや成人男性ばかりの撮影現場では、あるいは同世代の子供ばかりであったとしても、「人見知り」などから委縮してしまって、オトナと遊んでもらうなどという発想にはなかなかならなかったことだろう。そこは、人前の晴れ舞台に立ててしまえる役者さんになるような人種であるからには、生まれつきで肝っ玉も大きいのであろう。この彼我の差(笑)。
学校を休んだことはほとんどなく、登校前(!)、下校後、土日祝、夏休みと撮影に明け暮れる日々が続く、超ハードスケジュールだったそうである。おかげで、大人の云うことをよく聞くようになったのだとか……
「『ここに怪獣がいるよ〜』と云われたら、それが怪獣に見えるまで見つめてました。真剣だったんでしょうね」
子役ながらに、なんとも見上げたプロ根性だ!
冨永にとって
「一番印象に残っている作品」
だそうである、第37話『怪奇! 悪魔のすむ鏡』において、カオルが繰り返し歌っていた、
「♪ 大の字に 寝っ転がって きれいな 星を見よう〜」
といった歌は、こちらも書籍『心にウルトラマンレオ』(辰巳出版・01年1月11日発行・ISBN:4886415598)のインタビューなどで一部では有名な話だが、冨永自身の作詞・作曲によるものだったそうである。
彼女はふだんからロケバスの中で、自身が勝手に作った歌をよく披露していたそうだ。しかし、なかでもこれがスタッフの耳にとまって、監督が「今回、歌うから〜」と採用したらしい。
メインライターの田口成光(たぐち・しげみつ)による行き過ぎた母性のダークサイドの描出(びょうしゅつ)と、鬼才・岡村精(おかむら・まこと)監督の奇抜なアングルが映えている前衛的な演出によって、なんとも泣かせる一編に仕上がった第37話であった。
「ひとつの思い出を大事(だいじ)に扱ってもらった」
と冨永は感謝の弁を語っていた。
この第37話は鳥取砂丘で撮影が行われた。その撮影中に、彼女の目に砂が入ってしまって、目が開かなくなってしまうというトラブルに見舞われたそうだ。しかし、ギャラリーのひとりが「母乳を目薬にするといい」と、「母乳の出る人」を連れてきてくれたおかげで、無事に難を逃れることができたのだそうだ。
司会も女性だから、女性同士で笑って話すことができるのだろうが、ある意味では生々しい話ではある。そう考えてしまうと、放送してもいい内容なのか? などと少々思ってしまったり(笑)。
第5話『泣くな! おまえは男の子』は相模湖(さがみこ・神奈川県)のピクニックランドでロケが行われた。たまたま当日は冨永の誕生日であった。誕生日のことはともかく、そうしたレジャー施設に仕事で行けることが嬉しくて仕方がなかったそうだ。しかし、ロケ終了後に、バスのいつも冨永が座る座席にスタッフたちからのプレゼントが置いてあったそうだ…… 冨永はそのことに大感激したのだそうだ。
「本当に、皆さんに会いたいです」
と彼女が語ったほど、暖かい撮影現場だったようである。
レオのスーツアクターを務めた二家本辰巳(にかもと・たつみ)とも仲がよかったそうだ。遊んでもらうことが多かったというほど、「特撮」の現場にもけっこう顔を出していたのだそうだ。また、映像本編では実現するはずもなかった、MAC本部のセット内や、MACメカの操縦席にも彼女は立ち入ったことがあるばかりか、MACの特殊車両・マックロディーに乗せてもらったこともあったのだとか。なんともうらやましい話である。
同世代の子役たちと共演したときには、嬉しくて大はしゃぎしてスタッフに叱られたりしたそうだ。共演した子役たちのなかでは、第5話にゲスト出演した松田洋治――同年秋から放映された『仮面ライダーアマゾン』(74年)では、岡村マサヒコ役でレギュラー出演――や、第23話『ベッドから落ちたいたずら星人』に登場した、快人コロ星人を演じた増田康好が特に印象的であったそうだ。
ちなみにコロ星人の声は、『快獣ブースカ』(66年)の主人公・ブースカや、『チビラくん』(70年)のガキンコなど、円谷プロ制作作品でもよく活躍しておられた声優・高橋和枝(たかはし・かずえ)であった。彼女を代表するキャラであった『サザエさん』(69年〜。2009年で放映40周年!)のカツオ役を現在、冨永が演じていることもご存じのとおりではあるが、なんとも美しい因縁ではある。
冨永とは入れ替わりで、第4クール『恐怖の円盤生物シリーズ!』では美山(みやま)あゆみ役でレギュラー出演することになったが、先行して第31話『日本名作民話シリーズ! 地球を守る白い花 花咲か爺さんより』に、「白い花の精」役でゲスト出演したことで共演した、当時は名子役であった杉田かおるに対しては、いつもの子役とは違って、色々と教えてくれるちょっと上のお姉さんが来た、といった感想を持ったとのこと。
ちなみに、『パパと呼ばないで』(72年・日本テレビ)・『ボクは恋人』(74年・フジテレビ)――なんと金曜19時に『レオ』の真裏で放映していた作品である。主演は元祖ジャニーズ・アイドルであるフォーリーブスのメンバーだった北公次――などのテレビドラマへの出演で、すでに杉田はこの時点で「大御所」の子役でもあった。
冨永はトオルとゲンという、「ふたりのお兄ちゃん」に対する感慨を、
「トオルお兄ちゃんには、黙って見守ってくれる優しさを感じた」
「いま思うと、トオルお兄ちゃんの気持ちが痛いほどわかりますけど、当時はそこまでやっぱり考えていなかったなぁ」
「ゲンお兄ちゃんは、本当の意味の強さ、前に進む強さを持っているお兄ちゃん」
と語っていた。
他のスーパーヒーローとは違って、完璧ではないヒーローであったウルトラマンレオが、現実の厳しさをひとつひとつと克服していく姿は、今の時代にもリンクしており、視聴者個々人の弱い内面をも投影させることもできるヒーローであったとして、人々に親近感を得られるのではないか? といった趣旨で、冨永は総括していた……
――『ウルトラ情報局』の「構成」を担当している特撮ライター・秋廣泰生が、そのように台本にも執筆して、ゲストにも発言させていた……などといってはミもフタもないけれども(笑)。事前にそういったインタビューや会話をして、ゲストの脳内に漠然と浮かんでいた考えや想いを、良い意味での誘導尋問的に代わりに言語化してあげて、「そうそう、それ!」といった広義での同意を得られたのであれば、そういった処置に対してアレコレ云うのはヤボであろう――
『レオ』を「とっておきの宝物」と語った彼女は、「カオルちゃんのこともちょっと気にしながら観て下さい」と視聴者に語りかけた。まさに冨永みーなの原点でもある『ウルトラマンレオ』。子役時代の演技と長じてからの演技を同じ土俵で語ることもできないのだろうし、今のポジションはその後の努力や鍛錬のたまものでもあっただろう。しかし、子役時代の冨永の名演技から、彼女が声優界の「大御所」と成り得た片鱗(へんりん)を探すことも可能かもしれない……
「2008年7月号」 二家本辰巳(にかもと・たつみ)(スーツアクター ウルトラマンレオ役)
ウルトラマンレオのスーツアクターとして、華麗なアクションを披露してくれた二家本であった。しかし、実は当初はレオを演じる予定ではなかった。第1話の撮影ではブラックギラスの着ぐるみの中に入っていたらしい。
第1話の撮影中に、ウルトラセブンのスーツアクターの動きの悪さに高野宏一特撮監督が難色を示したために、「僕がやります」と志願したのがキッカケでウルトラセブンを演じたのであった。続いて、今度はレオの当初のスーツアクターの動きも悪くて、ついでにレオを演じることも志願したのだそうである!
ちなみに当時、21歳くらいの氏は、『ウルトラセブン』(67年)放映当時においてはもう中学生だったろうとは思うのだが、セブンに立候補した理由としては、
「アイ・スラッガー(=セブンの頭頂部のトサカ状の分離する武器)を投げたかった!」
からだとか。その気持ち、男の子として痛いほどわかるなぁ(笑)。
だが、当のウルトラマンレオの方の着ぐるみの中に入ってみると、怪獣をまっすぐに見るとマスクが上向きになってしまい、空を見ているような角度になってしまうために、目線を合わせるのに随分と苦労したとのことである。
実は二家本は、第1話のまさに冒頭での城南スポーツクラブ内の空手の特訓風景の場面で、真夏竜が演じるおおとりゲンに後ろ回し蹴りで蹴られる役で顔出し出演していたとのこと! 二家本も真夏と同様に少林寺拳法をやっていたが、レオの構えは空手の「剛柔流」であったそうだ。
『レオ』が放映を開始される、ちょうど直前の1973年12月下旬に、ブルース・リー主演の空手アクション映画『燃えよドラゴン』が公開されて、大流行することになった。それによってアクションにも大革命が急遽起きて、従来とは違うものが求められて、回し蹴りなどを披露するようになったのだとか。
『レオ』の第1話での特撮シーンでは、水没した東京でレオが連続バック転を披露している! これなども、動きにくくて大変だったそうだ。
しかし、トランポリンに関しては
「得意中の得意」
であり、いっさいマットを敷かずに、芝生だけが敷かれた状態でも
「全然こわくなかった」
のだとか。実際に撮影中にケガは一度もなく、
「ただ気合いだけ」
で乗りきったとのことだそうだ。
だが、さすがの氏も第4クールに登場した、操演で動く円盤生物を相手にした芝居については、
「相手が呼吸がないから、タイミングがわかんない」
と戸惑い、ひとり芝居することの苦労を語っていた。
先の「6月号」で冨永みーなも語っていたが、彼女と梅田トオル役の新井つねひろはよく特撮現場を訪れていたらしい。新井を肩車している写真も残っているそうである。
1カットで長い立ち回りが演じられるのが目につく点について、
「『レオ』ってすごいよね」
と評される機会が多いと氏は語っていた。こういった1カットでの長廻しは、悪く云ってしまえば手抜きともいえるのだが、やはりスーツアクターたちの演技力やアクション力が試されるし、当然ながらに事前の特撮監督による演出意図があってのものになる。『レオ』では全18本をも担当した、レオと怪獣が向かい合っているところをカメラがナメてヨコに移動、といった特徴がある矢島信男・特撮監督などの演出を指してのことかと思われる。
「とても楽しい作品なので、いま聞いたことを頭に入れながら観て下さい」
と視聴者に語りかけた二家本。氏の驚異的なまさに体当りの演技は、おおとりゲンの特訓シーンと渾然一体となって、『レオ』という作品の一大特徴を増幅してくれていたのだ。
「2008年8月号」 ゲスト:伊藤幸雄(いとう・ゆきお)(俳優 野村猛役)
氏が野村猛(のむら・たけし)を演じるようになったキッカケもまったく偶然であり、たまたまTBSのプロデューサーに挨拶に行ったら、そこで『レオ』のオーディションをやっていたのだとか。役柄を作ろうなんて知恵はなく、ただ一生懸命やろうという意識しかなかったそうだ。
ファーストシーンはやはり第1話冒頭の城南スポーツクラブの場面であった。しかし、緊張しまくりであって、どんな人物像なのかもわからず、ただ必死でやってただけだったとを語っていた。
野村猛は民間人側のレギュラーなので、MACの隊員との絡みはほとんどなく、アフレコの際にしか会う機会はなかったそうだ。しかし、意外や意外、モロボシ・ダン隊長役の森次晃嗣と仲がよく、『レオ』の放映終了後もずっと付き合いが続いて、結婚式の仲人までしてもらったのだとか! 自宅も近くて、
「なんかあると、すぐ電話がかかってくる」
とのことである。
野村の主役編であった第17話『見よ! ウルトラ怪奇シリーズ 狼男の花嫁』については
「ナイトシーンが多く、機材がいっぱいで大変だった」
のだそうだ。そして、「狼女」になってしまうお相手役の関根世津子は、実は同じ事務所だったのだそうだ。
「切ないお話、ラブ・ストーリー」
だったこともあり、
「照れくさい、気恥ずかしい」
とこれまた苦労の連続だったそうだ。しかし、同話を担当した山本正孝監督は、
「とっても優しかった」
のだそうだ。
印象に残る監督としては、この山本のほか、前田勲・外山徹・深沢清澄の名を挙げている。特に前田と外山については、
「ほかの番組でも使っていただいた。可愛がっていただいた」
ということである。監督からは、
「とにかくやりたいことをやってくれ」
と云われることが、
「役者として嬉しい」
のだそうだ。ちなみに、外山監督には1時間の刑事もの(番組名不詳)においてもお世話になったそうだ。
「出会えて幸せだった」
と感謝の念を語っていた。
――2025年6月14日時点での調査付記:Wikipediaを巡回してみたが、上記の刑事ドラマの作品名を特定できなかった。消去法的には、『おやこ刑事(デカ)』(79年)の放映リスト上の氏がゲスト出演した第9話の「監督」名が「未記載」になっている。同話の監督が外山であれば、この話数のことである、と特定ができるのだが……。好事家の研究を待ちたい――
『レオ』の放映終了直後にスタートした『秘密戦隊ゴレンジャー』(75年)で、伊藤はミドレンジャー=明日香健二(あすか・けんじ)を演じて、大人気を博すことになる。戦隊シリーズでは、シリーズ第3作『バトルフィーバーJ』(79年)の初代バトルコサック=白石謙作役でも有名だろう。
「たぶん、猛は僕の原点」
であると伊藤は語って、
「情熱、正義感を貫く」
姿勢が次の仕事につながったのではないか、との見解も述べていた。
「34年間、ありがとうございます。僕にとっても大切な番組です。これからもよろしくお願いします」
と最後に挨拶した伊藤には、失礼かもしれないが、34年前とまったく変わらないあどけなさが感じられた。……きっと今でも、ブイブイいわせているのではないだろうか?(笑)
……つづきは同人誌で!!(汗) ……と云いたいところですが、数週間後の2009年のゴールデンウイーク中には、『ウルトラ情報局』レオ編のゲストインタビューだけを抜粋して、再放送をするそうです。
その後での「ファミリー劇場」の『ウルトラ情報局』「ウルトラマンレオ」編
「2008年9月号」 三田三枝子(俳優 白川純子隊員役)
「2008年10月号」 宮坂清彦(助監督)
「2008年11月号」 吉田友紀(俳優 桃太郎少年役)
「2008年12月号」 小野ひずる(俳優 中島弥生役)
(昨年08年12月発行『假面特攻隊2009年号』掲載!・まんだらけネット通販)
「2009年1月号」 成川哲夫(俳優 内田隊員(アトランタ星人)役)
(2010年1月1日(金)、成川哲夫氏が肺がんで逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします)
「2009年2月号」 藍とも子(俳優 松木晴子隊員役)
「2009年3月号」 大林丈史(俳優 ブラック指令役)
「2009年4月号」 杉田かおる(俳優 美山あゆみ役)
(本年09年12月末発行『假面特攻隊2010年号』掲載予定!)
(紙幅の都合で、2010年12月末発行『假面特攻隊2011年号』掲載予定!)
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