假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

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劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします! ~イイ意味でのバカ映画の域に達した快作!

『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』 ~第2期ウルトラの「特訓」「ドラマ性」「ヒーロー共演」「連続性」も再考せよ!
『ウルトラマンX』5話「イージス光る時」・8話「狙われたX」・9話「われら星雲!」 ~ゼロ・マックス・闇のエージェント客演!
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 『ウルトラマン クロニクル ZERO&GEED(ゼロ・アンド・ジード)』(20年)にて、『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(17年)の編集映像が放映記念! とカコつけて……。
 『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』合評をアップ!


『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』 ~イイ意味でのバカ映画の域に達した快作!


『劇場版ウルトラマンオーブ』合評1 ~『劇場版オーブ』短評

(文・仙田 冷)


 一言で言うなら、いい感じに詰め込まれた幕の内弁当のような映画だった。同時期公開の映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』(17年)は、詰め込みすぎてふたが閉まらなくなったスーツケースのような状態だったが、こちらは話の焦点を主人公・ガイ青年と民間捜査組織・SSPによるウルトラマンエックス救出作戦に絞り込んだことで、要素の取捨選択がうまくいき、いい感じにまとまっている。


 こじんまりと言うなかれ。ものには適正な規模というのがある。キャパシティを無視して無理やり突っ込んでも、最後には破綻するだけだ。かの『シルバー仮面』(71年・宣弘社)第20回「必殺!! シルバーミサイル」に登場したインバス星人も、『伝説巨神イデオン』(80年・日本サンライズ)第31話「故郷は燃えて」に登場した重機動メカ・アブゾノールも、エネルギーを無制限には吸収しきれず自爆したのだ。


 話がそれたが、本作は1時間20分という時間の中でやれることを吟味し、そのうえでできる限り詰め込んだという感じだ。時間が短いわりには、盛りだくさんな印象がある。SSPの面々はアクションを披露するし、ガビヤ星人サデスはいい意味でバカだし、ガイのライバルであるジャグラスジャグラー青年は相変わらず得体が知れないし、『ウルトラQ dark fantasy』(04年)や『ウルトラセブンX(エックス)』(07年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080413/p1)に登場した宇宙人は雑兵として出てくるし、しまいにはウルトラセブンが来援するというありさまで。
――もっともこのセブン来援には、何か前振りがほしかった気もしないではない。あと、せっかくウルトラマンゼロも登場したのだから、親子共演が見たかったというのは欲のかきすぎか――


 あと本作で意外な収穫だったのが、女賊ムルナウを演じた椿鬼奴(つばき・おにやっこ)さん。彼女なら、故・曽我町子さんの後を襲えるのではないかと思うのだ。今度戦隊オールスター映画をやるときには、彼女にへドリアン女王を演じてもらうことも検討してみてはどうでしょう東映さん。
 ともあれ、程よくお腹もいっぱいになり、充実した1時間20分でした。


(了)


『劇場版ウルトラマンオーブ』合評2 ~絆の力、拝見します!

(文・J.SATAKE)


 TVシリーズに継いで公開された『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(17)は、新キャラクター・アイテムを投入しつつその世界観を継承、発展させた作品となった。


 まずはウルトラマンをサポートするSSP=サムシング・サーチ・ピープルの3人と、実はビートル隊の万年平社員ではなく要職についていたことがTVシリーズ終盤で判明した渋川一徹氏の活躍!
 今回も妖しい洋館に潜入し、宇宙人たちから逃げまくるドタバタ要員として楽しませてくれる。カッコよく窮地を引き受けるも、押し寄せる星人の群れにビビって退散する一徹おじさんのアタフタぶりはやはり柳沢慎吾氏ならではのシーン!
 しかし本作ではそれに収まらない。メカニック担当のシンが開発したパワーアシストスーツを装備したSSP女キャップ・ナオミをウェブレポート担当のジェッタがコントローラーで巧みにあやつり、星人相手に戦うアクションシーンも展開する!
 その活躍によってウルトラマンオーブ=クレナイ ガイとスペシャルゲストであるウルトラマンエックス=大空大地の危機を救うのだから、SSPが主に物理的有用性ではなく精神的な支えに留まっていたTVシリーズでもどかしい思いを抱いた方々も溜飲を下げたのではないだろうか?


 そして彼らの強い思いがウルトラマンとつながることで、オーブはウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリー・ウルトラマンエックスのカードでトリニティフュージョンを実現! この劇場版限定の最強形態・オーブトリニティへと変身する。三大ウルトラマンの意匠をデザインしたスタイルはもちろん、それぞれの技も使いこなす戦士だ。専用の回転ノコギリ型の新アイテム・オーブスラッシャーは小ぶりだが、TVシリーズでの長剣・オーブカリバーに負けない多様な技を引き出し戦いを彩る!
 歴代ウルトラヒーローとの共闘もシリーズでは見られなかった画であり、劇場版としてのサービスは万全! ギンガ・ビクトリー・エックス、さらにゼロを加えそれぞれにバトルの見せ場を設けつつ、オーブの各フュージョン(融合)形態も展開してみせるアクション構成の巧みさが光る!!


 ガイのライバルであるジャグラス ジャグラー青年は洋館の執事として登場! またもや敵か味方かナオミたちをはぐらかすような言動で戸惑わせるが、結局ガイを打ち倒すのは自分であるというプライドを掲げることで、前に進もうとしていた。それを示すようにTVシリーズ中盤でも登場した宇宙恐竜ゼットンと双頭怪獣パンドンが融合した合体魔王獣・ゼッパンドンフュージョンしてオーブと共闘するジャグラー! 因縁を越えた先に数奇な絆が紡がれる。


 ウルトラマンと怪獣の激闘を伝える特撮映像も安定した技術に支えられて展開。
 倒壊する建物などをスタジオに配置した精密なミニチュアセットと、ヒーローたちの巨大感を見せるためのオープンセットの併用。怪獣の侵攻に逃げまどう人々を捉えた実景と、爆発・爆煙・光線など様々な特殊効果の合成。
 さらに今回はガイ・ジャグラー・ナオミたちが宇宙人と肉弾戦を展開する等身大アクションも見せる。たとえ規模は大々的ではなくとも継続して撮影を続けることで、こうした技術は磨かれ向上してゆく。尺があるからただ戦いを流せばよいとするのではなく、短くともいかに魅力的で熱いバトルシーンを構築するか。そこに注力することが観客を飽きさせない作品となるポイントであろう。


 そして本作ではオーブの過去を知る者たちが登場したことで作品世界の相関図が広がり、様々な星を戦いで渡ってきたであろうガイの風来坊キャラを際立たせることとなった。
 かつてオーブとの戦いに敗れたガピヤ星人サデスは、その身のほとんどを機械化してまでも戦いから得られる刺激を求め、代償に命すらもいとわない狂戦士だ。おもちゃをねだる子供のようにオーブに対戦を求める台詞は声優・山寺宏一氏の怪演も相まって、笑わせながらもそこに狂気を醸し出すキャラクターであった。
 ――彼とともに戦う奇機械怪獣デアボリックはその全身が強大な砲台となる生体兵器の運用面を押し出した新怪獣だ!――


 そして今回のウルトラゾーンを生み出した洋館の主・宇宙魔女賊ムルナウ。移ろう心を信じることができなくなり、世界すべてを形の定まる宝石にし、それにすがる悪行を続ける。囚われの身となったガイとの会話の端々、そして最期(さいご)の散り際に見せた涙に、彼との愛憎の深さが滲む。女芸人・椿鬼奴(つばき・おにやっこ)氏が演じたことでその妖しさ悲しさも表現されていた。
 それに対してムルナウ配下の星人役で声優として起用されたジャングルポケットの三方は、悪役として今一つ生彩を欠いていた印象だ。出自から色眼鏡で見ることはないが、やはりこれまで担当されてきた声優陣との力の差を実感させられた。


 スペシャルゲスト最後を飾るのは元祖風来坊・モロボシ ダン=ウルトラセブン
 オーブのピンチに、「お困りのようだね」、とふらりと現れるレジェンド!!
 『劇場版ウルトラマンX(エックス) きたぞ! われらのウルトラマン』(16)におけるレジェンド=初代ウルトラマンが言葉を発っせず重厚な印象であったのとは対照的に、本作では軽快なキャラを押し出したセブンが参戦しオーブを鼓舞する。
 主題歌になぞらえてセブンの名を連呼する演出でも登場を盛り上げる! バトルでもサデスを退けるアクションを展開し、貫禄を見せつけてくれた。


 こうしたレジェンド・ゲストヒーローへのリスペクトあふれる演出は、同時期に公開された東映の『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』(17)との違いがハッキリ出ていた。
 個々のヒーローの特徴や技をていねいに拾って積み上げ、ラストは主役に集約するバトルアクション。素面のヒーローたちの扱いも正統派の立て方をしており、筆者は好感が持てた。
 ほかにも普段は変身アイテムであるエクスデバイザー内にいて頻繁に会話するエックスがただのナビ扱いされてしまうくだりは『劇場版エックス』のリピートだったり、さらにエックスは『劇場版エックス』のラストで地球に迫る宇宙怪獣デザストロを目指す途中で本作『劇場版オーブ』の世界に引き込まれたのだと作品世界も直結していたのだ!
 銭湯でガイたちがじゃれあうなかにジャグラーも加わるのほほんシーン、慎吾ちゃんお約束の「あばよ!!」がしっかり織り込まれるなど、これまでのシリーズを見てきたファンはもちろん、初見の子たちにもわかりやすくクスッとできるシーンを挟むことで緩急もつけていて、飽きることなくクライマックスバトルまで見せてくれた。


 風来坊に別れはつきもの。しかし本作を経たことでガイ=オーブが多くの宇宙人・ウルトラマンと関わってきたことがより感じられた。再び地球に彼が戻ってくるのもそう遠くないかもしれない……。
 ラストではその腕を買われてウルトラマンゼロから助っ人に誘われるガイ。この戦いは『新ウルトラマン列伝』枠内で放映される短編シリーズ『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』(17・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20170603/p1)で描かれる! 新たなるフュージョンスタイルでの戦いがまだまだ見られそうだ。


 並行宇宙をまたいで活躍するようになったさまざまなウルトラマンシリーズという世界観を強調するように、これまでの展開をしっかりと拾いながら織り込んで、個々の作品を深めてゆく。
 本作はここ数年で制作陣が堅実に進めてきたものを、また一歩広げる展開として充分楽しめる劇場版であった。


(了)


『劇場版ウルトラマンオーブ』合評3 ~帰ってきたウルトラマンオーブ 続編構想にも期待!

(文・中村達彦)


 半年間にわたる放送で楽しませてくれた『ウルトラマンオーブ』(2016年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20170603/p1)が劇場新作で帰ってきた。
 ポスターを見て、一昨年の『劇場版ウルトラマンギンガS(エス) 決戦!ウルトラ10勇士!!』(2015年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200404/p1)、昨年『劇城版ウルトラマンX(エックス) きたぞ!われらのウルトラマン』同様、ウルトラヒーローが共闘する内容と想像したが、その通りだった。ウルトラマンオーブをはじめウルトラ戦士たちが宇宙魔女賊ムルナウに率いられた怪獣・宇宙人を相手に大活躍する流れで、1時間20分楽しませてもらった。


 TV本編に登場した強敵ロボット怪獣ギャラクトロン、神々しささえ感じるデザインとパワーに再び苦戦を強いられるオーブ、そこへウルトラマンゼロが駆けつけ、共闘してギャラクトロンを倒すバトルはかっこいい。
 次に特捜チームSSP面々との再会、ジェッタの珍発明による騒動を経て、前作主役ヒーローウルトラマンエックスとの接触。続いて宇宙人の刺客からSSPを救うアロハ姿のガイ。ウクレレでいつもの曲を奏でながらの登場はお茶目だ。


 仲間を危険な目に合わせまいと単独行動を取るガイを、それでも追うヒロインのナオミたちSSPやビートル隊の渋川隊長。中盤では彼のことを「放っておけない」と訴える。その声を推す大地とウルトラマンエックスのシーンがよかった。
 ようやくオーブの正体がガイと知ったシンとジェッタが、ナオミとガイを守ろうとするくだり。今までのウルトラシリーズ最終回のウルトラマンと防衛チームのドラマの延長線上にある。改めてSSPがウルトラマンオーブと向き合うことができた。
 ビートル隊が登場しなかったのは残念だが、渋川隊長の見事なガンさばきは健在で、ガッツ星人相手に決めてくれた。演じる柳沢慎吾は撮影中、アクシデントがあったものの頑張ったと共演者から絶賛されたそうである。


 「こいつなしでは『ウルトラマンオーブ』は物足りない」キャラクターであるガイのライバル役ジャグラス・ジャグラーも再登場し、やはりふてぶてしいながらも、憎めない怪演で楽しませてくれた。ガイとはつかず離れずの関係が続いているが。正義と悪の間で揺れ動き、決めかねているのだろう。SSPも渋々ながら彼を受け容れ、後半には過去にひどい目に合わされたことも忘れて応援まで。
 ジャグラス・ジャグラーの合体魔王獣ゼッパンドンへのフュージョンアップ(変身)シーンは笑わせてもらった。ガイが先輩ウルトラマンの力を借りての変身時に先輩ウルトラマンを「さん付け」するのと同様に、怪獣を「さん付け」している。


 ジャグラーは結局、変身アイテム・ダークリングも放棄した。どうなるのか? 『ウルトラマンガイア』(1998年)の2号ウルトラマンであるウルトラマンアグルや、『ウルトラマンギンガS』(2014年)の2号ウルトラマンであるウルトラマンビクトリーのように、オーブに準じるウルトラマンになる可能性もあるが。
 熱いドラマを見せてくれた一方で、脚本を手がけた中野貴雄の趣味が入ったのか、ギャグのカットがいささか多かった。上映中、観客席あちこちからクスクス笑いが何度も起こった。


 今回の敵の首魁宇宙魔女賊ムルナウは迫力がなく、さほど強さ・怖さを感じない。正直「誰です? このおばさん」状態だった。ボスキャラとして立ちはだかるかと予想したが役不足だ。最後も流れ弾が館を直撃して、あっけなかった。ダークリングを手に入れたその目的からも、ウルトラシリーズよりスーパー戦隊もしくは女子向けのアニメ『プリキュア』向きかと……。


 配下の宇宙人たちも、ことあるごとに漫才を繰り広げて緊張感がない。ヒッポリト星人とテンペラー星人コンビのトークに、ガッツ星人はSSPとラグビーを繰り広げる。せっかくの強敵宇宙人がもったいない。反面、山寺宏一が好演したガビア星人サデスは、オーブと渡り合った強さと強烈なトークで強いインパクトを与えてくれた。
 一方、洋館内でSSPを執拗に追跡するガッツ星人の演出が、映像の画質を変えた効果からかインパクトが強く、怖い印象を与えた。泣いた子供がいたかもしれない。


 奇機械怪獣デアボリックは強敵として描ききった。都市破壊やオーブを苦戦させる戦いぶりと怪獣らしい暴れっぷり。往年の元祖合体ロボットアニメ『ゲッターロボ』(1974年)のメカザウルスたちのような怪獣兵器のデザインはなかなか。口内から砲塔が回転しながら伸延するカットは最近あちこちで見かけるが、怪獣兵器として見ごたえがある。


 今回、ウルトラセブンもといモロボシダンの出演は嬉しかった。『ウルトラセブン』(1967年)誕生50周年を記念しての客演なのは言うまでもない。森次晃嗣はダン役を半世紀にわたって演じ続け、今回もその雄姿を見せてくれた。同一の役を一番長く演じた特撮俳優のはずで、藤岡弘らと同じく氏の健在ぶりは嬉しい。
 変身シーンでは主題歌BGMが流れ、セブンの姿に宿敵のムルナウまでがその名前を三回叫ぶシーンは笑わせながらも、スタッフの愛を感じた。


 セブンがオーブと共闘し、SSPや後輩ウルトラマンたちに語りかけるメッセージもまた嬉しい。惜しむらくはもう少し早くダンを出演させ、もっと物語に絡めてもらいたかった。例えばSSPを逃がすため苦戦する渋川隊長の前に現れ、窮地を救ってから「息子の友達を助けに行くところです」と共にSSPへ向かうとか。
 加えて、フュージョンアップして現れたゼッパンドンを観て、その素体のひとつである双頭怪獣パンドンに苦戦したかつて苦い記憶から「ううーっ」と頭を抑えるシーンを入れてもらいたかった(笑)。


 なじみの銭湯の親父さんなど、本編ゆかりの人が出てくれたのはよかった。欲を言えば、大地と一緒にヒロインのアスナもこの世界に飛ばされ、ナオミと共演してもらいたかった(『仮面ライダーエグゼイド』(2016年)でも大人気深夜アニメ『ソードアート・オンライン』(2012年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20190922/p1)のメインヒロインでもない、『ウルトラマンX(エックス)』(2015年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200405/p1)のメインヒロインであるアスナです。念のため)。大地とアスナ、ガイとナオミに、ダンがかつてのアンヌと自分をダブらせるのもありだ。


 戦いのクライマックスで、SSPはガイの助けになろうとしながら、マスコミとしての活動も継続し、画面を通してウルトラマンのピンチとその声援を人々に訴えるシーンにはウルッと来た。
 たしかに平成ウルトラシリーズでは観衆が声をあげてウルトラマンを応援するのは度々繰り返されたシーンではある。しかし、このシーンでスクリーンに向かって「頑張れ、ウルトラマンオーブ!」と叫びたくなった大人も結構いたはずだ――『プリキュア』映画における劇場で配布されるペンライトで子供たちが銀幕に応援する恒例ミラクルライトのシーンにも重なる――。


 今回の映画もヒットした。TV本編の続編として、ウルトラマン・怪獣どちらにも見せ場を作った快作に仕上がっている。しかし新作を毎年作り続けているのは嬉しいが、劇場版のカラーは東映ヒーロー劇場作品に近くなり、クライマックスなどは相通じている。展開がパターン化しつつあり、ウルトラシリーズ独自の色が薄れているのではないだろうか?
 円谷プロウルトラシリーズを存続させる努力を続けてきた。『ウルトラマンオーブ』以外にも複数のコンテンツを展開中だ。だがそれも限界に近づきつつあり、新たなヒット作品を生み出さなくてはいけない。難しいところだ。


 なお監督・田口清隆&脚本・中野貴雄は、『ウルトラマンオーブ』についてはまだ前日談や後日談の物語の構想があるのだという。今回の映画の相応のヒットでそれは前向きに進んでほしい。ラスト、TV最終回と同じようにガイは仲間たちに見送られて去っていったが、そう遠くないうちに再会を望みたい。


(了)


『劇場版ウルトラマンオーブ』合評4 ~劇場版ウルトラマン史上初の「バカ映画」(笑)

(文・久保達也)
(2017年3月20日脱稿)

*『ウルトラマンライブステージ』の映像化!?


「さあ、みんなでウルトラマンを応援しよう!」
「いくよ! せーの!」
「ウルトラマ~ン! がんばれ~~~!!」


 まんま夏休み恒例のイベント『ウルトラマンフェスティバル』内でのアトラクショー「ウルトラマンライブステージ」やないか!(爆)


 クライマックスでウルトラマンオーブウルトラマンX(エックス)・ウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリーら、新世代ウルトラマンたちがせいぞろい!
 今回の新怪獣、奇機械怪獣デアボリック・分身宇宙人ガッツ星人ドッペル・地獄星人ヒッポリト星人カリスト・極悪宇宙人テンペラー星人バチスタらと、破壊され尽くした都心のビル街で大乱戦を繰り広げる!
 その様子を全世界に向けて実況中継する、怪奇現象追跡サイトSSP(サムシング・サーチ・ピープル。通称エスエス・ピー)の夢野ナオミ・松戸シン・早見ジェッタ、ナオミの叔父(おじ)で特捜チーム・ビートル隊の隊員・渋川一徹が、冒頭にあげた寸劇をやらかしたのだが……


 案の定、観客の何人もの子供たちが、彼らと一緒になって、


「ウルトラマ~ン! がんばれ~~~!!」


と叫んでしまったではないか!(大爆)


 いやホントに、劇場版ウルトラマンに限らず、観客がここまでスクリーンとの一体感を得られた映画が果たして近年存在したであろうか!?


 思えば第2期ウルトラマンシリーズでは、たとえば『ウルトラマンA(エース)』(72年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20070430/p1)のナレーターを務めた往年の名優だった故・岸田森(きしだ・しん)が、


「さぁ、このあとどうなるんだろうね。じゃあ、もうちょっと続きを観てみよう」(笑)


なんて調子で、その後の展開を視聴者に期待させるように語りかけてみたり。
 あるいは『ウルトラマンタロウ』(73年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20071202/p1)第40話『ウルトラ兄弟を超えてゆけ!』で、『A』では防衛組織・TAC(タック)の竜五郎隊長を演じていたナレーターの嵯川哲朗(さがわ・てつろう)が、


「みんな知っているかな? これが土星だ。その土星で(暴君怪獣)タイラントと戦っているのは、ほら、あの人だよ。君たちはウルトラセブンのことを知っているかい?」


なんて、視聴者の子供たちにウルトラの知識のみならず、一般常識についてまでも問いかけたものである(笑)。


 1970~90年代にはこういうノリがいかにも子供ダマしで恥ずかしく、子供扱いされていて不愉快だ! 子供たちは子供扱いされることがキライなのだ! などと、当時まだ10代~20代中盤の特撮マニアが主体であった時代には猛烈に批判をされていたものだ。
 しかし、特撮マニアの上限が中年化・高齢化していくに伴い、一周まわってチャイルディッシュな描写も許せるようになってしまい、むしろその手の描写を過剰にイヤがったのは、われわれ特撮マニアが幼少時からマニア予備軍の気があった異形(いぎょう)の者たちだったからであり(笑)、圧倒的大多数の子供たちはそこまで気にしていなかったのでは? などと自己相対視ができるようになる。


 その果ての、


「さあ、みんなでウルトラマンを応援しよう!」
「いくよ! せーの!」
「ウルトラマ~ン! がんばれ~~~!!」


なのであり、まさに隔世(かくせい)の感がある。


 ちなみにCS放送のファミリー劇場で2008年に『ウルトラマンレオ』(74年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090405/p1)が放送された際、同局でオンエアされていた『ウルトラ情報局』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090419/p1)の「2008年11月号」に、第27話『日本名作民話シリーズ 強いぞ! 桃太郎! 桃太郎より』で気弱な少年・桃太郎を演じた、往年の児童向けテレビドラマ『俺はあばれはっちゃく』(79年)や特撮戦隊ヒーロー『電脳警察サイバーコップ』(88年)主演などでも有名な吉田友紀(よしだ・とものり)がゲスト出演したことがあった。


 その際に氏はウルトラシリーズの魅力について、


「ナレーションが視聴者の子供たちに優しく語りかけるのがよかった。そんな子供番組はほかになかった」


などと語っている。


 もちろんハードでシビアな『ウルトラマンレオ』では、ナレーターが視聴者の子供たちに優しく語りかけるパターンは例外ケースであり、牧歌的な『日本名作民話シリーズ』ゆえの例外的な処置である(笑)。しかし、『ウルトラ情報局』に出演するにあたって参考用に進呈されたビデオで自身が出演した『強いぞ! 桃太郎!』を再見して、改めて牧歌的に子供たちに語りかけるようなノリもよいと思ったといったところなのだろうが、それには筆者も同感だ。


 話を戻すが、『ウルトラマンフェスティバル』は1989年(平成元年)以降現在に至るまでTBS主催で毎年夏に開催されている恒例行事だが、会場で行われるライブステージこそがその最大の目玉となっている。
 今回の『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆(きずな)の力、おかりします!』は、この『ウルトラマンフェスティバル』の名物であるライブステージの映像化と云っても過言ではないだろう。


*圧倒的な数を誇る凶悪宇宙人軍団!


 近年のウルトラマン映画は、スーパー戦隊並みに複数のウルトラマンが大集合・大活躍する姿が描かれることが当然になっている。


 だが、今回は正義側ばかりでなく、悪側もかなりの数のキャラクターが登場するのだ。
 先述したガッツ星人・ヒッポリト星人・テンペラー星人以外にも、巨大化しない人間大サイズの侵略宇宙人として遊星人セミ女・昆虫宇宙人クカラッチ星人・憑依(ひょうい)宇宙人サーペント星人・殺戮(さつりく)宇宙人ヒュプナス・電波怪人レキューム人・ガルメス人……


 ん? 『ウルトラマンメビウス』(06年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20070506/p1)に登場したサーペント星人はともかく、他の宇宙人は『ウルトラQ dark fantasy(ダーク・ファンタジー)』(04年)、『ウルトラマンネクサス』(04年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060308/p1)、『ウルトラセブンX(エックス)』(07年)など、今となっては黒歴史(くろれきし)と化した作品群(汗)に登場した、製作側でもすでに忘れ去られているであろう、どマイナーな奴ばかり。
 スミマセン、あなたたちのこと、筆者も完全に忘れていました(大爆)。


 ただ、これは『ウルトラマンオーブ』(16年)の前半に登場した、悪質宇宙人メフィラス星人ノストラが率いる「惑星侵略連合」なる宇宙人軍団の頭数を、はるかに上回るものなのだ!
 そして、本編場面ではこれらの等身大の宇宙人が大挙登場することにより、主人公の風来坊(ふうらいぼう)、クレナイ・ガイ=ウルトラマンオーブはもちろんのこと、今回初登場の黒いパワードスーツを着用したナオミや渋川、テレビシリーズでは非・戦闘隊員にすぎなかったシンやジェッタまでもが、ド派手な格闘を演じる姿が頻繁(ひんぱん)に描かれるのだ!
 これではまるで坂本浩一監督作品か? と、錯覚をおぼえてしまうほどにである!


 あえて難点をあげるとするなら、頭だけ宇宙人のかぶりもので、手足は人間のままというのが……(笑)
 特にセミ女とガルメス人は女性型の黒いワンピース姿であるため、人間の腕と足がおもいっきり露出しており、正直かなりの違和感がある(爆)。
 まぁたしかにその方が動きやすいワケだし、等身大宇宙人たちの人間態を演じたのは、おそらくはそれぞれのスーツアクターアクトレスであると思われることから、普段はなかなかお目にかかれない貴重な姿を拝(おが)ませてもらったということで、この点は大目に見ましょう(笑)。


 それにしても、80年代に東宝の怪獣映画・ゴジラシリーズの復活を求める特撮マニアたちの間では、複数の怪獣を登場させるのは俗物的だ、ましてや怪獣対決としてプロレスを演じさせるのは邪道だ! なんて云われていたものだった。
 いや、『宇宙船 YEAR BOOK 2000』あたりでも、平成ウルトラ三部作の円谷プロ側のプロデューサー・笈田雅人(おいだ・まさと)が、「ウルトラには『ウルトラマンA』の異次元人ヤプールや『仮面ライダー』(71年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20140407/p1)のショッカーのような、組織化された悪を出す必要はないように思う」などと語っていたっけか(笑)。


 それが今ではウルトラシリーズに何匹もの怪獣軍団や、「惑星侵略連合」なんて組織化された悪が出るのが当たり前になっているのだから、これまた隔世の感がありますなぁ――個人的には大カンゲイ!――。


*「人間ドラマ」よりもSSPの大活躍を重視!


 彼らのアジトである怪しい洋館にSSPが潜入するのは、正直『ウルトラマンフェスティバル』というよりは、それこそ先述した「昭和」の『仮面ライダー』シリーズみたいなノリなのだが(笑)、その中で異次元空間に送られてしまったSSPは、ガッツ星人に散々追い回されてドタバタを繰り広げる。
 これは『ウルトラマン』(66年)第17話『無限へのパスポート』で、四次元怪獣ブルトンに占領された防衛組織・科学特捜隊の基地から脱出を試みるものの、出るに出られなかった隊員たちの描写をオマージュしたものでもあるだろう。
 テレビシリーズでガイが通っていた銭湯(せんとう)「鶴(つる)の湯」を舞台に、石鹸(せっけん)でガッツ星人を転倒させて逃げ回るSSPたちをよそに、無表情でただ床を掃除する「鶴の湯」の主人が最高にウケる(笑)。


――「鶴の湯」の主人を演じたのは、興行収入80億円を超えるほどの大ヒットとなり、日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞(!)した怪獣映画『シン・ゴジラ』(16年・東宝http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20160824/p1)や「平成」ウルトラシリーズに「平成」仮面ライダーシリーズなど、特撮作品の出演が多い諏訪太朗(すわ・たろう)である。特撮マニア的には『百獣戦隊ガオレンジャー』(01年)の泣かせる佳編、第34話『鉄人鬼(てつじんオルグ)、泣く!?』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20011113/p1)に登場した敵怪人・炭火焼きオルグの人間体が代表作だろう――


 クライマックスで優勢だったウルトラマンオーブに対し、ガッツ星人がSSPを人質にしてオーブに降伏(こうふく)を迫るのも「昭和」の『仮面ライダー』っぽいが(笑)、


「誰か忘れてねえかなぁ」


と、それを狙撃してSSPを救出する渋川の姿も最高にイカしてる!


 これは異次元空間でナオミたちを逃がしてひとりガッツ星人に立ち向かおうとするも、ガッツ星人が何十人にも分身して襲ってきたために、自身も逃げてしまった(笑)ことに対する、渋川の雪辱(せつじょく)にもなっているのだ!


 第2期ウルトラシリーズに登場した宇宙人らしく、その「どチンピラ」ぶり(笑)を発揮したヒッポリト星人とテンペラー星人にタコ殴りにされ、オーブは変身を解除されてガイの姿に戻ってしまう!


 迫り来るデアボリックの前にSSPは立ちふさがり、


「ガイさんを倒すなら、私たちを倒してからにしなさい!」
「僕たちは仲間だ!」
「オレたちは絶対にあきらめない!!」


などと、口々に叫ぶ!


 たったそれだけのことで、宝石状に固められたウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリー・ウルトラマンエックスそれぞれの胸中央のカラータイマーからガイに光が注(そそ)がれ、3人のウルトラマンの能力を持つウルトラマンオーブの究極形態・オーブトリニティへと強化変身を遂(と)げるのだから、これはもうご都合主義以外の何物でもない(笑)。


 従来のウルトラマン映画であれば、この最大のクライマックスを盛りあげるために、逆算して構築された「人間ドラマ」が長々と描かれていたものである。
 だが、今回の『劇場版オーブ』では、テレビシリーズの特に後半に顕著(けんちょ)に見られた、やや暗くて重苦しい「人間ドラマ」は皆無(かいむ)であると云い切っても過言ではない。
 今回のSSPや渋川はひたすら体をはったドタバタとアクションを演じるのみであり、「人間ドラマ」はいっさい演じてはいない、と思えるほどなのだ!


 『ウルトラマンフェスティバル』のライブステージでさえも、子供を連れてきた親をもおもわずホロリとさせるような、仮面劇による「人間ドラマ」がアクションの中で点描されているにもかかわらずである!(笑)
 そんな要素よりも、登場キャラすべての大活躍を描くことを最優先するという、これまでのウルトラマン映画とは完全に方向転換をはかっているかの印象が強いのだ!
 そう、「鶴の湯」の主人だって立派に大活躍していたではないか!?(爆)


*ジャグラス・ジャグラー、「らしさ」たっぷりの大活躍!


 その意味では、テレビシリーズでガイのライバルであり、レギュラーの悪役として登場していた、無幻魔人ジャグラス・ジャグラーの今回の活躍ぶりは実にめざましいものがあった!
 当初は従来の悪役っぽく登場しながらも、捕らわれたガイを救出するSSPに手を貸したり、デアボリックや宇宙人軍団に苦戦するオーブを、


「おまえを倒すのはオレだ! こんな奴らにやらせはしない!」


などと手助けしたりする描写は、決して一筋縄ではいかなかったジャグラーのキャラをテレビシリーズから踏襲(とうしゅう)しつつも、その印象を好転させるのに絶大な効果をあげていた。


 なんと云っても


「(宇宙恐竜)ゼットンさん!」
「(双頭怪獣)パンドンさん!」


と、怪獣を「さん」付けで呼び(笑)、合体魔王獣ゼッパンドンに合体変身したジャグラーが、ウルトラマンのように光の中から巨大化を遂げながら登場する描写は、もう良い意味で「バカ映画」としか云いようがない(爆)。


 一連の騒動の末に、今回のラスボス・宇宙魔女賊(ぞく)ムルナウから奪い返した変身アイテム・ダークリングを破壊したことにより、ジャグラーも完全に改心したかに見え、ガイを倒すと語るのも今後は悪役としてではなく、あくまでライバルとしての発言であると解釈すべきところだろう。


 もっともゼッパンドンに変身したものの、あっけなく敗れて人間態に戻った際も、ジャグラー


「正義の味方は……めんどくさい」(爆)


などとつぶやいたほどなのだから、今後もやさぐれたひねくれキャラを貫き通してくれることだろう!


*サデス&ムルナウ・メインの悪役が「お笑い系」!


 何千年も前にオーブに倒されたという、実に因縁(いんねん)が深いハズの、今回新登場する奇機械宇宙人ガピヤ星人サデスは、その妙にハイテンションな体育会系のキャラのために、悪役というよりはガイ=オーブのライバルとして、復讐(ふくしゅう)というよりもオーブとの再試合を果たすためにやって来たという感が強い。
 なんせ異次元空間での初登場の場面が、庭園でラジカセの音楽にのってエクササイズをしているという、ほとんどスーパー戦隊シリーズに登場するギャグ系怪人のノリなのだから(笑)。


 サデスがデアボリックの背中に腕を接続することで、デアボリックの口から大砲が露出し、「デアボリックキャノン!」を発射するなんて、ほとんどマンガだ(笑)。
 華麗に宙を舞ってオーブにパンチを食らわせる必殺技「ギャラクティカ・サデスファクション!」もまた、往年の『週刊少年ジャンプ』連載『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』(85年)で有名な車田正美による大人気SFボクシング漫画『リングにかけろ』(77年)のライバルの必殺技「ギャラクティカ・マグナム」と、「サデス」と「サティスファクション(満足)」をかけあわせたネーミングだし(爆)。


 そして、オーブに何度倒されようとも、ウルトラマンたちが激アツバトルを展開していることに


「死んでなんかいられないよ!」


とよみがえるなんて、もうデタラメもいいところだ(大爆)。


 こんなファンキーなノリの敵キャラはウルトラマンシリーズ初といってよいくらいだが、やはり声を演じたベテラン声優・山寺宏一(やまでら・こういち)の名演技の賜物(たまもの)というよりほかにないであろう。


 なお、山寺氏がウルトラマンシリーズで声を務めるのは、オーストラリアとの合作『ウルトラマンG(グレート)』(90年)に登場した防衛組織・UMA(ユーマ)のロイド・ワイルダー隊員以来であり、なんと四半世紀以上ぶりのことなのだ!
 実はこの『G』では、渋川を演じる柳沢慎吾(やなぎさわ・しんご)もまた、同じUMAのチャールズ・モルガン隊員の声を演じていたことから、サデスとオーブの因縁と同様に、これまた不思議な縁を感じずにはいられないものがある。


 サデスも地球侵略というよりは、ほとんどオーブがいる地球に遊びに来たというノリであったが、ラスボスのムルナウ自体、自身の気に入ったものを宝石に変えてコレクションするという、まさに初期「平成」仮面ライダーに登場した快楽主義者のキャラを彷彿(ほうふつ)とさせるノリである(笑)。
 似合いもしない魔女のコスプレをした年増(としま)のオバサンという、実にキツい印象が濃厚に感じられるムルナウではあるものの、逆にそれが愉快犯的なキャラにはピッタリとハマっていたように思える。
 デアボリックを出撃させたり、宇宙人軍団をけしかける際の、エキセントリックでハイテンションなムルナウのキャラが、サデスと同じく終始コミカルに描かれたことから、どれだけ街が破壊の限りを尽くされようが、終末的な悲壮(ひそう)感はほとんど感じられることがない。
 このあたりはテレビシリーズの最終回前後編、第24話『逆襲の超大魔王獣』&第25話『さすらいの太陽』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20170415/p1)とは実に対照的となっている印象が強いのだ。


 『ウルトラマンA』以降、近年の作品でも何度か再登場を果たしているミサイル超獣ベロクロンのように、デアボリックが全身から乱射する多彩な破壊光線や、それらの直撃を受けたビルが真下にガラガラと崩れたり、その様子を俯瞰(ふかん)してとらえた実景との合成カットには、ただひたすら美しい! と、感嘆(かんたん)の声をあげるのみである。
 その「破壊の快感」と、SSP&渋川 VS 等身大宇宙人軍団、新世代ウルトラマン VS 巨大宇宙人軍団&怪獣兵器による逆転逆転また逆転という、まさに『ウルトラマンフェスティバル』のようなシーソーバトルの楽しさを満たすだけのために、今回の『劇場版オーブ』は組み立てられているといっても過言ではない! やはりそこでは「人間ドラマ」なんぞ、描きようがなかったのである!(笑)


モロボシ・ダン、「ちょっとだけョ」(笑)


 2017年で放映50周年を迎える『ウルトラセブン』(67年)の主人公、モロボシ・ダンウルトラセブンの再登場は、やはり今回の最大の目玉だったハズである。
 テレビシリーズに次いでメガホンをとった田口清隆監督は、小学校低学年で親の目を盗んで深夜に再放送を観た『ウルトラQ』(66年)・『ウルトラマン』(66年)・『ウルトラセブン』(67年)こそが自身にとってのウルトラであると公言する、ぶっちゃけ第1期ウルトラ至上主義者なのだ(笑)。
 ゆえにダンを再登場させるからには、田口監督はやはり『セブン』的なアンチテーゼなドラマを展開するのではないのか? と個人的には少々危惧(きぐ)していたものである。


 だが、それどころか、ダンはピンチになったオーブの前にいきなり何の伏線も脈絡もなく、


「お困りのようですね」


フラリと現れる。


 だからこそ元祖「風来坊」なのであろうが(笑)、ダンは「人間ドラマ」を演じることもなく、すぐさまウルトラアイを着眼してセブンに変身してしまうのだ!


 まぁダンを演じる森次晃嗣(もりつぐ・こうじ)もかなりの高齢に達しているワケで、長時間拘束(こうそく)するのはキツいだろうと、あくまでゲスト的扱いにとどめたのではあろうけど、さすがに正直もう少し出番があってもよかったのでは?


 それでもセブンが登場するや、『ウルトラセブンの歌』のメロディにのせて、ウルトラマンや宇宙人軍団、ムルナウまでもが次々に「セブン」と口にすることで、


♪セブ~ン セブ~ン セブ~ン セブ~~ン


♪セブン! セブン! セブン!!


を再現する演出って……


 やっぱコレ、「バカ映画」だよな……(イイ意味で・笑)。


 『ウルトラセブン』のドラマ性やテーマ性ではなく、


「さすが生涯(しょうがい)現役!」


と、セブンの登場に大喜びしたサデスが、


「セブンのキック、きく~」(苦笑)


と参(まい)るほどに、夕闇に染まるビル街でアクロバティックなバトルを繰り広げるセブンの姿を再現することの方を優先するとは!


 なんや田口監督、ようわかっとるやないか!(笑)


 ただ惜しむらくは、せっかく息子であるウルトラマンゼロも登場しているにもかかわらず、セブンとの親子共演が描かれなかったことである。
 実は今回のゼロは、冒頭で奇機械改竜ギャラクトロンに苦戦するオーブを助けて以降、なんとラストまでずっと不在なのである(笑)。
 これもまた、低予算なので一人多役でスーツアクターが他のウルトラマンや怪獣・宇宙人に着替えなければならないために、冒頭に登場したウルトラマンがしばらく不在になってしまう『ウルトラマンフェスティバル』の再現かよ!?(爆)


*「昭和」&「平成」ウルトラマン総登場!


 実は出番が少ないのはダンやゼロばかりではない。
 今回も近年のウルトラマン映画がそうであるように、歴代ウルトラマンの華麗なる競演が目玉ではある。ただウルトラマンエックスはクライマックスに至るまで、ずっと変身アイテム・エクスデバイザーに閉じこもったままだし、ウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーは最初から宝石状に固められたままである(笑)。
――今回はヒッポリト星人が登場することもあり、古い世代としては『ウルトラマンA』第26話『全滅! ウルトラ5兄弟』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20061030/p1)&第27話『奇跡! ウルトラの父』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20061105/p1)の前後編で、ヒッポリト星人によってブロンズ像にされてしまったウルトラ5兄弟を彷彿とせずにはいられない!――


 だが、それでも不満に思えることがないのは、主役であるウルトラマンオーブのタイプチェンジの活躍が頻繁(ひんぱん)に描かれることで、そのたびに歴代2大ウルトラマンとの合体変身の全バリエーションのバンク映像が繰り出されていたからである。
 つまり、ゾフィー初代ウルトラマンウルトラマンジャックウルトラマンタロウウルトラマンティガウルトラマンメビウスウルトラマンベリアルを、新撮なしにテレビシリーズの変身バンクを流用して(笑)、全編に渡って総登場させることで、画面的なにぎやかさや華(はな)を醸(かも)すことができているからだ!
 このことからしても、やはり2大先輩ウルトラマンとの合体によるオーブの変身設定は大正解だったと思えてならない!


 冒頭のオーブ&ゼロVSギャラクトロンの場面の、実際の青空を背景にした、少々やりすぎの感もある超あおりのオープン撮影も印象強く残った。
 加えて、クライマックスのオーブ・エックス・ギンガ・ビクトリー VS デアボリック&宇宙人軍団の激闘を、カメラが真下からあおりでとらえながら画面奥へと進み、再度画面手前へと戻ってくる描写も、超絶に芸コマな特撮演出である!
 まぁカメラマンを台車に乗せて往復させたワケだが(笑)、その圧倒的な巨大感・臨場感を表現した演出には舌を巻かずにはいられない!
 ビルの谷間に合成されたその激闘をSSPたちが見守る場面が続くのも、絶大な相乗効果を発揮している!


 また、オーブのオーブカリバー、ゼロのゼロツインソード、ギンガのギンガスパークランス、ビクトリーのシェパードンセイバーなど、今となっては当然のように繰り出されるようになったウルトラマンの派手な剣術を中心としたアクション演出がさらに華を添えている!
 今回の敵キャラがデアボリック・サデス・ギャラクトロンなど、全身をメカで武装した奴が多いことがまた、そのアクション演出に説得力を与えているようにも思える。


*「男子」はやっぱりメカが好き!


 メカ怪獣の登場が多く描かれたのは、やはりウルトラセブンがゲストということで、宇宙ロボット・キングジョー、地底ロボット・ユートム、軍艦ロボット・アイアンロックス、ロボット怪獣・クレージーゴン、宇宙竜ナース、ロボット超人ニセ・ウルトラセブン、第四惑星人ロボット長官(笑)など、メカ怪獣が多く登場した『セブン』を意識したところもあるのかもしれない。
 それこそ戦車怪獣・恐竜戦車、双頭怪獣・改造パンドンなどは、まさに半獣半メカのサイボーグ怪獣デザインであるデアボリックの元祖なのだ!
 そのドラマ性やテーマ性よりも、今後『セブン』を語るなら、そうした男子をおもわずワクワクさせずにはいられないメカニカル怪獣の魅力の要素にも改めて注目すべきではなかろうか?


 もっとも怪獣たちの方でメカの魅力を強調したのは、まさかそうすることによって、防衛組織・ビートル隊の活躍を描かずに済むなどという、きわめて消極的な理由だったのではあるまいな?(笑)
 今回ほどの地球最大の危機でさえも、出てくるのは渋川だけで、いっさいビートル機の編隊を出動させないビートル隊って、ホントに防衛組織なのか?(爆)


 前作の映画『劇場版ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』(16年・松竹)では、防衛組織Xio(ジオ)の各種飛行メカ・地上メカが大活躍するのみならず、隊員たちが


「キングジョー・デストレイ砲、発射ぁ~っ!!」
「(火山怪鳥)バードン・フェニックス・アタぁ~クっ!!」


などと、激アツに叫んでくれていただけに、正直この部分に関してはややものたりなさを感じたのも事実である。


*新世代ウルトラマン、激アツな必殺技名の連呼!


 もっとも今回は


「トリニティウム・ストレート!!」
「トリニティウム・ブレイク!!」


だのと、全身黒づくめのタイツに身を包んだガイが、オーブの最強形態・オーブトリニティ体内でオーバーアクションを繰り出しながら激アツに必殺技名を叫ぶ演出が、その代わりを立派に果たしてくれていたのだけれど。


 クライマックスバトルは結構尺が長かった。
 しかし、オーブの体内でのガイを描くシーンがあったからこそ、ヒーローや怪獣なんかよりも、当然イケメンを見たいと思う(笑)母親層への訴求(そきゅう)や、観客のガイへの感情移入を誘うには、充分な効果をあげていたかと思えるのだ。
 ましてやこれまで主人公には新人俳優が起用されることが通例だったのとは異なり、ガイを演じるのはかなりガラの悪い(笑)学園ドラマ『ごくせん』第2シリーズ(05年・日本テレビ)のゲスト出演でデビュー後、第3シリーズ(08年・日本テレビ)に金髪の不良生徒役(爆)でレギュラー出演した石黒英雄(いしぐろ・ひでお)なのである。
 われわれ特撮マニアにとっての石黒英雄は、もう10年も前の作品となる『仮面ライダー電王』(07年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20080217/p1)シリーズ後半に登場する知的障害者のような(失礼)ニヤけたラスボス青年・カイなのだが、氏を目当ての客もそれなりにいたのではなかろうか?


 ラストでガイがシンやジェッタと「鶴の湯」の湯船につかる描写なんかは、


「先にあがってるぜ」


と、まさかまさかの裸体(らたい)を披露した(笑)ジャグラーも含め、まさに女性ファンのための最大のサービスカットである!


 ただ、某キャラによる


ウルトラマン(=ガイ)の身体(からだ)がどんなだか、見せてくださいよ!」


という発言は、いくらなんでもやりすぎだろう(爆)。


 エックスが久々にゴモラアーマーを装着した姿も熱くさせてくれるものがあったが、まるで「昭和」の仮面ライダーX(エックス)が必殺技の「Xキック!」を放つ前に、ジャンプ後に空中で全身で「X」の文字を形作ったように、ウルトラマンエックスが宙で「X」字型のポーズを取り、全身からX字型の光線を放って、分身したガッツ星人たちを一気に始末した「アタッカーX!」なる技が超絶にカッコいい!


 空から俯瞰した実景のビル街に合成された何人ものガッツ星人は、画面手前に背面から描かれた「X」を形作ったXが、


「アタッカー X!!」


と叫んで強烈な光線を放つや、地上に大きく広がった「X」字の炎の中で燃えあがるのである!


 ヒッポリト星人とテンペラー星人のコンビに対して、宙に舞ったギンガとビクトリーが必殺技「ギンガサンダーボルト!」「ビクトリウムスラッシュ!」をダブルでキメるのもまた、やはり「昭和」の仮面ライダー1号・2号が「ライダーダブルキック!」を放つのを彷彿とせずにはいられなかったものだ!


 これぞまさに、強者集結のカタルシスなのである!


 そういえばかつては「ウルトラマンの技が多すぎると、その印象が弱体化する」なんて的外れなことが云われてた時代もありましたっけ。なんか隔世の感ばっかりだな(笑)。


*「絆 ≒ つながり ≒ 継続 ≒ 連続性 の力」が生み出した成果!


 本作は公開1週目の興行ランキングで第7位となり、1週目が第10位だった前作『劇場版ウルトラマンX』以上の好スタートを記録した。
 前作同様、今回も上映劇場は全国で50館ほどしかないことを思えば、これはかなりの健闘であると云い切ってもさしつかえはないだろう。
 これまでとにかく客が入らない(汗)平成ウルトラマン映画であったが、今回はちゃんと客が入っているという事実を、筆者も遂に実感することとなったのだ!


 筆者は公開初日と2日目の初回上映を鑑賞したが、静岡県静岡市のMOVIX清水(ムービックス・しみず)では、近年客入りがあまり芳(かんば)しくない、仮面ライダースーパー戦隊の劇場版並みの客が入っていたのだ。
 『劇場版ウルトラマンX』でも客席は半分も埋まっていなかっただけに、今回は初日なんかはあまりにも席が埋まっていたことから、筆者はてっきり入るシアターを間違えたのか? と思ってしまったほどであった(大爆)。


 もちろん新世代ウルトラマンたちや、レジェンドヒーロー・ウルトラセブンの華麗なる競演が、その理由としては大きいものであることに疑いの余地はない。
 ムルナウを演じたのが、近年人気のお笑いタレント・椿鬼奴(つばき・おにやっこ)であることから、各バラエティ番組などで広く宣伝されたから、という理由もあるのだろう。
 しかしながら、それら以上に大きいのは、『ウルトラマンギンガ』(13年)で地上波の放映が復活して以降、『ウルトラマンギンガS(エス)』(14年)『ウルトラマンX』(15年)、そして今回の『ウルトラマンオーブ』(16年)と、実に4年連続で新作テレビシリーズを製作することにより、地道に世間にアピールしてきたことの賜物であるように思えるのだ。


 4年間といえば、マニア人気が絶大だった平成ウルトラ三部作=『ウルトラマンティガ』(96年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19961201/p1)・『ウルトラマンダイナ』(97年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971215/p1)・『ウルトラマンガイア』(98年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19981206/p1)、逆にウルトラの商品的価値の凋落(ちょうらく)が深刻になり始めた『ウルトラマンネクサス』(04年)・『ウルトラマンマックス』(05年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20060311/p1)・『ウルトラマンメビウス』(06年)の、シリーズ3年連続放映をすでに上回っているのである!
 それどころか、元祖『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の連続放映をも上回り、ウルトラマンが「幼児」のみならず「小学生」にも人気があったころの第2期ウルトラシリーズ=『帰ってきたウルトラマン』(71年)・『ウルトラマンA』(72年)・『ウルトラマンタロウ』(73年)・『ウルトラマンレオ』(74年)のロングランに匹敵するものとなっているのだ!


 もちろん現在のウルトラの商品的価値から来る円谷プロの予算調達能力の限界から、かつてのような1年間の放映ではなく、近年の作品は実際には約半年間の放映にとどまってはいる。
 だが、それでも新世代ウルトラマンシリーズは、第2期ウルトラマンシリーズの4年間の連続放映記録を超え、2017年度で早くも5年目に突入するのだ! 毎年夏になればウルトラの新作が放映されるものとして、我々が当然のように期待できる状況が、すでに形成されているのである!


*「ゼロがオーブの力をお借りします!」


 今回のすべての事件が解決したあとに、別次元の世界からようやく戻ってくるというボケをかましウルトラマンゼロではあったが(爆)、地球に怪獣デザストロが迫っているとして、ゼロはガイに協力を求める。
 このデザストロという、劇中では名前が語られるのみの怪獣は、前作『劇場版ウルトラマンX』のラストでもその存在が語られており、その世界観につながりを持たせてワクワクさせることも、子供の怪獣博士レベル(笑)での知的・SF的好奇心を特撮マニア諸氏や子供たちに喚起させるものであり、実に好印象である!


 そして、ラストで横顔が大きく映し出されるウルトラマンオーブの新たなる姿は、トサカがひとつであるセブンとトサカがふたつであるゼロの頭部が合わさって、トサカが3つになったかのような頭部が、その特徴として印象強く残るものである。
 これは2017年1月から放映中のウルトラマンゼロが出演した映画やビデオ作品や短編シリーズを半年にわたって放映していくテレビ番組『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE(ザ・クロニクル)』(17年)の枠内で4月15日から放映される短編シリーズ『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』に新たに登場する、セブンとゼロの力を併せ持つウルトラマンオーブの新形態・エメリウムスラッガー(!)なのだが、これまた個々の作品が独立して存在しつつも、ゆるやかに連続性も持たせることで、マニアや子供たちに興味関心を持続させる手法となっているのだ!
 まさにこういう手法こそが、「ウルトラマン」を「シリーズ」として未来永劫(えいごう)継続させるための、最大の「力」ではないのだろうか!?


2017.3.20.
(了)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2017年GW号』(17年4月30日発行)~『仮面特攻隊2018年号』(17年12月30日発行)所収『劇場版ウルトラマンオーブ』合評より抜粋)


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