(ファミリー劇場『ザ★ウルトラマン』放映「全話評」連動連載!)
『ザ・ウルトラマン』#38「ウルトラ大戦争!! 巨大戦闘艦ウルトリア出撃」 ~超古代にウルトラ人が地球の南極に隠した宇宙戦艦が再起動!
『ザ・ウルトラマン』#39「ねらわれた巨大戦闘艦ウルトリア」 ~衛星軌道上にウルトリアが出撃! 敵怪獣も撃破! EGG3も再登場!
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『ザ☆ウルトラマン』全話評 〜全記事見出し一覧
[ウルトラ] ~全記事見出し一覧
『ザ・ウルトラマン』第37話「ウルトラの星U40の危機!! ウルトリアの謎?」 〜ヘラー軍団編・開幕! アミア再々登場! 南極でスーパーマードックが大破!
『ウルトラの星U40(ユーフォーティ)の危機!!
ウルトリアの謎?』
(作・吉川惣司 演出・辻勝之 絵コンテ・藤岡正宣 怪獣原案・旭靖美)
(サブタイトル表記にないが、カプセル怪獣グモンス登場)
(視聴率:関東11.3% 中部14.7% 関西12.5%)
『ザ・ウルトラマン』第37話「ウルトラの星U40の危機!! ウルトリアの謎?」 ~合評1
(文・内山和正)
(1997年執筆)
ウルトラの星・U40の方角で超新星の爆発があった。主人公・ヒカリ隊員は気もそぞろになる。
以前にU40のウルトラ人たちに命を救ってもらったからだろうとムツミ隊員は推測する。それ以来、沈痛な面持ちになってしまったヒカリ隊員を、ゴンドウキャップ(隊長)は気分転換にと南極の調査に行かせる。地下1000メートルに300メートル以上もの堅い物体がある件についてだった。ヒカリには人工の物体に思えたが、現場のスタッフたちは「まさか」と一笑に付した。
そのとき、U40の方角から宇宙船が接近してくるのが確認された。地球防衛軍・極東ゾーンの科学警備隊は、大型戦闘機・スーパーマードックで宇宙空間に出撃する。
21話「これがウルトラの星だ!! 第3部」(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20090920/p1)にも登場した我らがウルトラマンジョーニアスの妹・アミアの双胴型の専用機が、UFOにレーザー攻撃されているのを目撃したマードックのゴンドウキャップはUFOに停船命令を出したが、逆にUFOの攻撃を受けて危機におちいる。
そこにヒカリ隊員が変身したウルトラマンジョーニアスが駆けつけてきて、戦況は逆転した。そして、地球へ落ちたアミア機を追うジョーニアス。
ヒカリ隊員はアミアからU40の反逆者・ヘラーの軍団にウルトラの星が占領され、ウルトラの戦士・エレクやロトは生死不明。U40の長老・大賢者から超古代にウルトラ人が地球に埋めて隠したという正体不明の「ウルトリア」を探せと言われて来たと聞かされる。
幸い爆発したのはU40ではなくその衛星のひとつであった。その後、ヘラー軍団が地球へ飛来してきて、世界各国の都市を無差別に攻撃し始めた。
(以上、ストーリー)
◎この回以後、最終回までU40の反逆者・ヘラー軍団との戦いになる。私事により、本話を契機に以後は書き方を簡素にさせていただきたい。
◎前回の36話「宇宙から来た雪女」(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20100104/p1)に続いての「寒いところに蜘蛛怪獣」。今回の怪獣は気色の悪い反面、顔面自体を蜘蛛(クモ)の巣と八本足の意匠に見立てていて、引きつけるところも持っていて魅力を感じる。
◎ウルトラマンへの変身能力を捨てた代わりに永遠の命を得たというヘラー軍団。いい加減でご都合主義なようでもあるが、ウルトラ人を「ヒューマノイド」(人間)から変身能力もある「ウルトラヒューマノイド」に進化させた、「物質であって物質ではない生命の素」こと「ウルトラマインド」は万能な能力があるのだなとワクワクさせられる。
◎「地球人の誰かに乗り移らねば、ウルトラ人は地球に長い間いられない」という設定が無視されている(?)ようであるのが少々残念。ウルトラ人の造った専用機のなかでなら……とか、同じくウルトラ人の造った巨大戦闘艦・ウルトリアのなかでならば大丈夫だ、といったような後付け設定などを、劇中で言及できなかったものなのか? それともアミアは今回、短時間しか地球に滞在しなかったので問題はないのか?
※:製作No.37『ウルトラの星U40の危機! ウルトリアの謎?』
編集者付記:
以後、本話評から最終回評まで引き続いて、1997年に執筆された内山和正氏のレビュー自体は掲載させていただく(実質、寸評・短評となってしまうが……)。ただし、内容面への詳細な言及についてはどうしても不足してしまうために、拙サークル主宰・T.SATOも、拙ブログ用に最終回までのレビューを書き下ろし、毎週(?)連載していくことにする(CS放送との連動連載のハズが、早くも1週間以上、遅延。よって、遅れがちになるとは思うものの、ひらにご容赦を・汗)。
1997年に30代中盤であったオタク第1世代(1960年前後生まれ)の特撮評論同人ライター・内山和正氏の年齢を、オタク第2世代(70年前後)の当方は1997年から13年後の2010年現在では、すでに超えてしまった。
特撮(&アニメ)の批評&感想界隈も、年々歳々のじょじょなる進歩にともない、ストーリー・ドラマ・テーマ・映像・演出の解題・腑分けに関するターム(用語)やモノサシ(尺度)は豊富になって蓄積されていく一方である。つまりは、このテの作品批評&感想の類いは、後年になってから語る者たちの方が一般的には有利なハズではあるので(?)、それに恥じないものとはしたい。しかし、読者諸氏にあられては、内山氏の論法・アプローチとの違いについては、ご寛恕願いたい。
『ザ・ウルトラマン』第37話「ウルトラの星U40の危機!! ウルトリアの謎?」 ~合評2
(文・T.SATO)
(2010年書き下ろし)
歳も明けて気分も改まっての弛緩した空気のただよう本作の第4クール開始を待たずに、第3クール終盤における年末・師走(しわす)のドコか差し迫った空気に満ちた1979年12月の最終2週に放映された2話。それは、『ウルトラ』シリーズにかつてなかった壮大なる宇宙規模のスケールの最終回に至る展開への幕開け、来年1980年からの最終クールの展開に対する視聴者へのヒキ・予告ともなるべきストーリーで、シリーズ中盤以降のイベント編やメイン設定編の傑作群をものしてきたメインライター・吉川惣司の筆によるものでもあった。
ウルトラの星・U40(ユーフォーティ)の方角にて観察される超新星の爆発!
その光景を天体観測室で観測して、コンピューターの分析でU40である可能性が高いと知り、我らが地球防衛軍・極東ゾーンの科学警備隊の隊員たちと、特にかつてウルトラの星にまで連れられて、その生命を救われた主人公ヒカリ隊員の激しい動揺。
ふだんはヒカリ隊員の意識の底に潜在しているウルトラマンジョーニアスが、変身前のヒカリ隊員にひさしぶりに直接に語りかけ……。
そして、南極大陸の地中3000メートルに地底レーダーでその存在が観察される300メートル以上の巨大物体!
20〜21話「これがウルトラの星だ!! 第2部」と「第3部」で初登場して、その行動的でも可憐な姿が強烈な印象を残した金髪長髪の美少女、我らがウルトラマンジョニーアスの妹・アミアが、U40の方角の宇宙からナゾの敵に追われての再登場!
そしてアミアの口から明かされる敵の正体……。
最大の危機についに起動してその勇姿を現す、超古代のウルトラ人が建造して、地球に隠していたという巨大戦闘艦・ウルトリア!
ウルトラの星・U40そのものの姿を映像に出さずとも、その近辺での夜空の超新星の爆発の観測で、冒頭から本話のストーリーが、夏休み放映のシリーズ中盤「これがウルトラの星だ!!」3部作にて初めて映像化された、200万光年彼方のウルトラの星がらみの宇宙規模の大スケールの物語であることを象徴的に示唆してみせる。
超新星爆発が巨大な恒星の終焉時の大爆発であるとは説明されるが、U40の衛星のひとつの爆発であったと明かされて、爆発の規模や明るさが天文学的な常識とは合致しなかったり、200万光年彼方ならば超新星爆発は200万年前のこととするのが科学的には正しいが、そこはご愛嬌ということで。
とはいえ、地球防衛軍・極東ゾーンの天体観測室のコンピューターの分析ではじきだされる、超新星がU40と同一であるとする確率をこの当時のジャンル作品ではよくある100パーセントにはせずに、97.25パーセントだと言及しているあたりに、ある種のリアリティを出そうともしている。コンピューターの分析結果が第1期『ウルトラ』シリーズの作品群や大むかしのジャンル作品群のように、穴あきの紙テープで出力されてくるあたりは、時代を感じるが。
本作は実写ではないアニメ作品である利点を活かして、ギャラの大幅な増大などの心配もないために、地球防衛軍・極東ゾーンの対怪獣戦闘組織・科学警備隊以外の組織チームも頻繁に登場させて、往年の『ウルトラセブン』(67年)以上に地球防衛軍の規模や人員の壮大さを出すことに成功していると個人的には見るが、本話には天体観測班が登場した。
南極大陸の基地の職員は、当時は本作のチョイ役専門であった、ロボット・ピグのペットにしてレギュラーの小猿・モンキの声も担当する、今や大家の千葉繁氏が担当。ひょっとして、冒頭の天体観測班のひとりも千葉繁氏の担当か?(確信なし〜後日付記:ちがうそうです・汗)
いつもの防衛軍の喫茶室も登場して、ウルトラの星・U40の健在に対する不安もただようが、隊員たちの職務を離れた休憩も描いて、冒頭の緊迫感との対比・緩急も出している。
アミアが搭乗してきた戦闘機は、21話「これがウルトラの星だ!! 第3部」にも登場した赤い双胴型の戦闘機のままであり、設定の統一も図られた。
それを追う円形でも三方にカギ爪状のカッターを具備して禍々(まがまが)しさも感じさせるUFOは、濃いダークグリーンを基調に白も混ぜたカラーリングで、これは悪口・批判ではなく云うのだが、子供番組としての善悪の対比を明瞭にするためには、適格な色彩設計でもあるだろう(白が混ざっているカラーリングは、「これがウルトラの星だ!!」3部作に登場したウルトラ人の宇宙戦艦が白であったように、同族でもあることを意識して……と分析したいところだが、この当時の製作スタッフだったらそこまで考えてはいないか?)。
宇宙空間におけるUFOと科学警備隊の大型戦闘機・スーパーマードックとの戦闘で、早くも本話の前半Aパートでバトルシーンのクライマックスが描かれる。
被弾したことで、マードックのコクピットの空気が流出する危機も描くが、即座にヘルメットのゴーグル部分がさらに降下して密封性を保って窒息させない機能を描写して、科学警備隊を情けないだけの存在にはさせていない。
ウルトラマンも早くもAパートで、宇宙空間にまで助っ人参戦!
被弾して穴が空いた状態の機体で、大気圏に再突入して地球に帰還ができるのか!? といったツッコミも今日的な観点からはあってもイイのだろう。しかし、作品中でも「なんとかやれそうです!」とトベ隊員も云っているし、それもわかっていて、あえて確信犯でやってるのだろうから、そこは生暖かく見守って、脳内補完で何らかの防備機能があったのだろうとスルーしよう(汗)。
付近の森林をなぎ倒した跡と地面をえぐった滑走後の痕跡をイキナリ描き、不時着した戦闘機から救出された気絶しているアミアを介護しているヒカリ隊員という静のシーン。ロマンチックさと安息感と切なさの混じるBGMが流れる中、アミアの姿は変身後の等身大・女ウルトラマンの姿であるも、すぐに金髪長髪の古代ローマのミニスカ貫衣姿の美少女の姿に戻って、意識も取り戻す。
「ヒカリ……、ヒカリなのね。本当にあなたなのね」
意識を戻すや、上半身を起こして、大胆にも両腕をまわしてヒカリに抱きつく少女アミア。ヒカリもアミアの髪をなで、アミアはさらに右手でヒカリの頬をなでて、その右手の上にヒカリは手を重ね、ふたりで立って地球の大自然をながめやるシーンでは、ヒカリはアミアの肩に手をかけて……。
どう見てもほとんど好き合う男女として描写されているが、絵コンテ・演出・作画監督もよい演技をさせている。実写ではなくアニメだから適度に中和されて生々しくイヤラしくならないし、逆にアニメだからこそこれくらい大胆に描写しないと互いに対する恋情もあまり印象に残らなかったであろうとも思われる。数は少ないであろう女性(少女)視聴者をゲットするためにも、こーいう描写はメインではなくともサブとしては重視すべきでもあるだろう。
また、単身地球に飛んできてしまう行動的な女ウルトラマンであるばかりではなく、まだ体調が万全ではないためにクラリと軽い貧血(?)を起こすところで、男性視聴者の庇護欲をそそるような、あるいは普通はアミアほどには強くない平均的な少女視聴者にも身近さ・等身大さをも感じさせるような、多面的な描写も忘れない。……いや当時のアニメは、そこまで意識して芝居はさせていない、直感的なノリだけで、あのワンシークエンスを入れただけだと反論されれば抗弁はできないが(笑)。
そして、アミアの口から明かされるナゾの敵の正体。それは、ウルトラの星・U40のウルトラ人と同族! 遠いむかし、U40から袂(たもと)を別って帝国を築いたという男・ヘラーとその同士3000人による大軍団だったのだ!
往時の事実が映像化される。古代ローマのコロシアム円筒階段状の長老会議の席。
そこでヘラーは、「これがウルトラの星だ!!」3部作で明かされた、ウルトラ人をウルトラマンに進化させた光球のような超物質・ウルトラマインドの力で、ウルトラマンに変身できる能力を失う代わりに永遠の命を得ることができる事実の方を選択!
長老たちの「生命の摂理に反する」との反論をものともせずに、会議場を去っていく。
そして、ウルトラの星を宇宙艦隊で襲撃して、ウルトラマインドを強奪、永遠の生命(厳密には不老長寿)を得る。ウルトラ人たちは激戦の果てに、ヘラー軍団からウルトラマインドだけは奪回。ヘラー軍団は宇宙の彼方に去っていったというのだ。
……なんという壮大なるバックボーンを持つ強大な敵!
もちろん一方で、オトナになって再視聴をしてみれば、ヘラーの名前がヘル(地獄)の変型であったり、他のウルトラ人たちとは違って、肌色からして薄い青色で貫衣も薄い紫であったりして、クールではあっても見るからに悪役ではある。同様にヘラー軍団の下級兵士たちは、左右に角が生えて顔が隠れた鎧(ヨロイ)を身にまとってもいる。
しかし、これもメインターゲットである児童や幼児のことを考えれば、SF的バックボーンが本格的であることのすばらしさは別として、そのような設定は児童にはともかく幼児には理解不能であろうし、ビジュアルとして敵味方を判らせるという観点から見れば、むしろ正解だったというべきであろう。
ヘラーの鶴の一声で、地球軌道上のカプセルが南極大陸に落下して、顔に蜘蛛(クモ)の意匠を施されたカプセル怪獣グモンスも出現!
ウルトラマンとアミアの戦闘機と科学警備隊の戦闘機スーパーマッドックも参戦する!
しかし、スーパーマッドックは撃墜されて大破!
ウルトラマンも苦戦する!
アミアが地球に来訪した目的でもあったウルトリア。それはついに最大の危機に起動して、その勇姿を現した!!
といったところで、次回に「つづく」のテロップとともに、ツカミのヒキはオッケーというノリで本話は終了する。
超古代のウルトラ人が建造して、U40の長老・大賢者でさえも「伝説の切り札」であるとしか認識しておらず、その正確な正体を知っていなかったという、歴史性と神秘性をも付与してゴージャス感を与えられた巨大戦闘艦・ウルトリアの設定もまたワクワクさせられる。
若いウルトラシリーズのマニア諸氏には「『ウルトラマン』に宇宙戦艦だなんて!」と思われるかもしれない。
しかし、創刊間もない児童漫画誌『コロコロコミック』(77年〜)に連載されていた内山まもる先生の『ザ・ウルトラマン』(https://katoku99.hatenablog.com/entry/20160914/p1。TVアニメである本作『ザ☆ウルトラマン』とは別作品)や、かたおか徹治先生の『ウルトラ兄弟物語』には、当時のSF洋画『スター・ウォーズ』(77年・78年日本公開・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20200105/p1)や『宇宙戦艦ヤマト』(74年・77年に映画化・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101207/p1)の大ヒットの影響で、ウルトラマンたちが搭乗する超巨大宇宙戦艦が登場していた。そして、それが当時の第3期『ウルトラ』ブーム時代の子供たちにも受容されていたという、そのような土壌もあったのだ。
……などと云いつつ、次作『ウルトラマン80(エイティ)』(80年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19971121/p1)や、後年の『ウルトラマンティガ』(96年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/19961201/p1)にも、地球人側の怪獣攻撃隊にレギュラーの宇宙戦艦は登場してくることから、さほどに違和感は生じないやもしれないかも?(汗)
◎2010年現在に視聴すると、ヘラーが永遠の生命を主張する際に発する「ウルトラマンといえども神ではない」というセリフは、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(06年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20070128/p1)での初代ウルトラマンことハヤタ隊員のセリフと同等でもある(文脈としては真逆だが)。
ヘラーがウルトラの星の反逆者であり、ウルトラの星を強襲し、ウルトラマインドを強奪する過去の回想シーンは、映画最新作『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(ザ・ムービー)』(09年・https://katoku99.hatenablog.com/entry/20101224/p1)に登場する悪のウルトラマン・ウルトラマンベリアルの設定を想起させるその30年前の先駆けとも見える。そもそも、本作『ザ☆ウルトラマン』の最終回(最終4部作)の展開それ自体が……。
◎本話の中盤における、地球各国の各都市がヘラー軍団のUFOにより空爆されるシーン。ビル街が瓦解していき、人々が逃げ惑う中、ピンクのワンピースの少女が顔を両手で覆って立ちすくんでいるシーンも印象的だ。
しかし、その直前のシーン。よく観ると逃げ惑う人々の中に当時放映中の「PART2」バージョン(77〜81年)の赤いジャケットを着たルパン三世がいる!(本話のレビューを執筆するために何度も観返していて、やっと気が付く程度のシーン。1970年代末期〜80年代にはこーいう版権無視的なお遊びが、TVアニメにはタマにあったなぁ・笑)。
◎エンディングテロップを見ると、作画担当の筆頭者がナンと! 東映動画出身で1960〜70年代の『サイボーグ009(ゼロゼロナイン)』(68年)・『タイガーマスク』(69年)・『レインボー戦隊ロビン』(66年)などの、あまたの往年の名作TVアニメのキャラクターデザインと作画監督も手がけてきた、アクション演出・アクション作画にも定評がある木村圭市郎(きむら・けいいちろう)御大! 実質、本話の作画監督なのではなかろうか? ネット上のフリー百科事典・Wikipediaなどを参照すると、本作の絵コンテも担当していたとあるのだが、どの話数なのであろうか? ペンネームでの担当なのであろうか? まるまる1話を下請けしての本話のことなのか?
エンディングテロップの作画担当の2番手には、TVアニメ『うる星やつら(うるせいやつら)』(81年)などで有名になる、80年代の人気アニメーター・森山雄治(もりやまゆうじ)のお名前も! 木村の弟子であったのであろうか? ……とだけ記して、終わりにするつもりであったが、インターネットは便利なもので、検索をかけてみると、木村が主宰する下請けアニメスタジオ・ネオメディアに、その時期に在籍していたそうな。
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