假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありません

トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!


[特撮他] 〜全記事見出し一覧


 『トミカヒーロー レスキューフォース』シリーズ第2弾『トミカヒーロー レスキューファイアー』放映開始記念!
 (シリーズ化されたってことは、玩具も売れたんだネ……よかったよかった・笑)
 『レスキューフォース』劇場版にゲスト出演した藤岡弘、御大(おんたい)演じる世界消防庁長官・刑部零次が『レスキューファイアー』に再登場記念! ともカコつけて……
 映画『トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!』評をUP!

トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!』 鎮圧REVIEW!

(08年12月20日封切)
(脚本・川崎ヒロユキ 監督・岩本晶 アクション監督・大道寺俊典 VFXスーパーバイザー・岩本晶)
(文・森川由浩)
(08年12月執筆)


 タカラトミー提供・松竹製作・テレビ愛知放映の特撮テレビ番組『トミカヒーローレスキューフォース』(08)。


 そのテレビシリーズのみならず、劇場用新作映画製作というホットな情報が入ったのは、08年7月公開の怪獣映画『ギララの逆襲・洞爺湖(とうやこ)サミット危機一発』(08)上映前のその時、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(08・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101223/p1)の予告の前に流された予告編だった。


 その時自分は
 「ほ〜。今年の松竹は特撮新作映画が三本か。これは丁度40年前の1968年度興行に匹敵するなぁ」
 と思った。


 ここで引き合いに出した松竹の1968年度興行にて公開された特撮映画は、『吸血鬼ゴケミドロ』『昆虫大戦争』『吸血髑髏船(きゅうけつどくろせん)』(全て68年)の三作品。
 いずれも当時の怪獣ブーム追従型でなく、欧米ホラー的要素と人間のエゴイズムをコアにした内容の作品を日本で送り出した意欲作であり、特に『ゴケミドロ』は、あの『キル・ビル』(03)のクエンティン・タランティーノ監督もフェイバリット作品として褒め称える名作であり、世界的な知名度を持つ和製SFホラーの傑作である。


 以後松竹は古くからの社風を決定する文芸路線や、『男はつらいよ』シリーズ(69〜95)こと別名「寅さん」シリーズに代表される喜劇、『機動戦士ガンダム』(テレビは1979年、劇場公開は1981年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19990801/p1)に代表されるサンライズ系ロボットアニメでは常に定評はあった。
 が、特撮ジャンルでは『ゴジラ』を有する東宝、「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」シリーズを持つ東映に比べて、劇場映画での勝負は少なく、たまに平成ウルトラマンシリーズの劇場映画を公開するくらいしか印象になく、“特撮映画での松竹”としての知名度やアイデンティは前述二社より劣るイメージがあった。


 だが40年の時を経て、過去にオクラ入りした復活話が突如再浮上、忘れた頃に実現した『宇宙大怪獣ギララ』(67)の復活作品『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』、ウルトラ映画最大のヒットになった『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に続き、この2008年度松竹映画興行で、しかも年度末を彩るファイナルプログラムという大役を飾ることになった作品が、本題である『トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE(バクレツムービー) マッハトレインをレスキューせよ!』(08)である。


 東映は前代未聞の『仮面ライダー』シリーズの新作映画を年三本も送り出した異例の2008年度興行だが、三者が三様な志向性で特撮映画を送り出す松竹陣営の奮闘も製作ではなく配給だけの作品が多いとはいえ評価に値する。


 やがて今更説明は無用の“藤岡弘、”(ふじおか ひろし)や、人気お笑いコンビ・南海キャンディーズの“山ちゃん”こと山里亮太(やまさと りょうた)の大物ゲスト出演も告知。
 そしてドラマを彩る超特急・マッハトレインの存在が明らかになり、単なるテレビシリーズの映画版とは片付けられない豪華版映画の印象が強まってきた。



 内容は、世界を超高速で一周する新時代の超特急・マッハトレインの運行を邪魔するべく、ドクトル・マドゥこと真殿麻太郎(まどの またろう)が開発、マッハトレインと争ってその座を逃したメタルトレインが突如出現。
 マッハトレインに強制ドッキング、多くの乗客を乗せたままノンストップの暴走状態になってしまう。
 窮地に陥るレスキューフォースの前に現れる黒ずくめの謎の男・刑部零次(おさかべ れいじ)。彼は果たして敵か? 味方か?
 というもの。


 前代未聞の大災害から乗客を守るためのレスキューフォースと謎の男・刑部零次の活躍が本作の大筋である。
 勿論(もちろん)テレビ本編にも登場しているレスキューフォースの大空を飛ぶ最新メカ・レスキューダイバーやロボット・レスキューマックスの登場もあり、大盤振る舞いのメカ特撮も堪能できる。


 この映画のバックグラウンドに存在するマッハトレインの存在に目を向けてみよう。


 本来現実社会に存在する新幹線も夢の超特急であるのだが、流石(さすが)に45年も経(た)てばインパクトも薄れる。
 そこで夢の超特急のイメージを更にスケールアップした新型特急を劇中に出現させた。


 夢の超特急に、ダンサーの夢を抱くが両親の反対に会い夢をあきらめる少女の存在を乗車させて絡める。
 災害の中で自分の夢に向かい合い、困難を乗り越えて再度夢にぶつかることにより“夢をあきらめない”という、松竹秋季興行の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でも扱われたモチーフを描く。


 それとマッハトレインにはトミー時代から続くタカラトミーの代表商品である「プラレール」といった鉄道系玩具にアイデアの根幹を見ることが出来る。いかにもタカラトミーらしいアイデアの投入である。
 実際「トミカ」(自動車系玩具)と「プラレール」はタカラトミーの乗り物玩具の双璧であるのはご存知の通り。だから「プラレール」でこのマッハトレインの玩具が出ないのかが気になる。


 他には今や世界的な知名度を誇りマニアにも評価の高い乗客パニック映画の代表選手『新幹線大爆破』(75 東映)に範を得たこともあるのかも知れない。この作品はある意味松竹版『新幹線大爆破』とも考えられるだろう。
 それからもう一つ、鉄道をモチーフにした『仮面ライダー電王』(07・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080217/p1)のヒットもやはり何かしらのヒントにはなっている気がする。鉄道の作品世界での存在位置は両者とも全く違うとはいえ、どこかしら意識はされている気がする。
 

 そして藤岡弘、演じる本作のメインゲスト、いや影の主役、いえ真の主役である刑部零次=R0(アール・ゼロ)の存在も言及せねばならないだろう。


 敢えて言及する必要は無いだろうが仮面ライダー1号・本郷猛で名を上げ、以後数多くの作品に出演。
 有名俳優としての知名度だけではなく、災害被災地へのボランティア活動や武道家としての活躍からも、単なる映像世界だけに終わらない現実世界の“ヒーロー”としての存在を誇る俳優・藤岡弘、が俳優としての古巣である松竹の新作映画、しかも特撮ヒーロー映画にて年齢に応じたアダルトな魅力を見せている点こそ本作の一番のセールスポイントだろう。


 本来『レスキューフォース』を見ている児童の親の世代は多くが『仮面ライダー』第1作目を知っている世代であろう。
 本放送だけではなく、再放送やビデオ視聴やテレビの懐かし番組のVTRで作品を知った世代も含めると、幅広い世代に認識されているはずだ。また今は親が子どもと一緒に旧作『仮面ライダー』のビデオやDVDで過去のシリーズを観賞する現象も見られる。
 幼い子どもの観客が、本作で見せる藤岡の演技に“大人”の男性が見せる本当の“格好良さ”を痛感し、真の大人の男に憧れてくれれば、藤岡に憧れた、そして今も憧れる現代の大人としても嬉しい。


 その零次こそが実は世界消防庁長官といった設定は、『ウルトラマンメビウス』(06・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070506/p1)の防衛隊TEAM GUYS (チーム ガイズ)のサコミズ隊長こそがGUYS JAPAN(ガイズ ジャパン)総監でもあったという設定、つまり意表を突く人物が大きな役職の人物だったという設定に倣(なら)ったのだろうか。


 それから藤岡は近年、『仮面ライダーアギト』(01・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011108/p1)の劇場映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4(プロジェクト ジーフォー)』(01・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20011104/p1)に警視総監役でゲスト出演したが、仮面ライダーシリーズへの出演とはいえ、ヒーローへの変身シーンは全くなかった。
 そんな中、藤岡の演じる新変身ヒーローが見られたということは、これだけでも『仮面ライダー』リアルタイム世代には感涙である。
 ここで『仮面ライダーアギト』映画での主人公へ
 「今の俺に出来ないことを君達がやってくれ」
 と藤岡が激励するシーンをふと思い浮かべた。
 だがここでは自らが範となり、若き現役ヒーローに檄を飛ばす先輩ヒーローとしての活躍が描かれ、父親世代=旧ライダー世代の琴線(きんせん)に触れるのである。


 そしてR0の性格設定は、一匹狼的なカラーでもある。組織に所属はしていても、一人で目前の敵に立向かうキャラクターを持つ。
 これは『仮面ライダー』初期13話の旧1号編はもとより、テレビドラマ『白い牙』(74)映画『野獣死すべし 復讐のメカニック』(74)『SFソードキル』(アメリカ公開84、日本公開86)『香港・東京特捜刑事』(香港88)などといった過去に藤岡の演じたハードボイルドキャラクターを意識し、それを土台に作り手たちはオマージュとしてもキャラクターを形成しているのだろう。


 集団で形成されるグループ戦隊ヒーローに、一匹狼的ロンリーヒーローが混ざり、普段見られぬ独特の作風、映画の大画面に相応しいスケールを見せてくれた。
 年齢に応じた力強さや渋みを見せるR0こそ真の主役といっても良いだろう。



 もう一人の大物ゲストで、人気お笑いコンビ・南海キャンディーズ山里亮太(やまさと りょうた)演じるドクトル・マドゥの存在にも目を向けたい。


 『レスキューフォース』のテレビシリーズに出演、悪の組織・ネオテーラの三幹部の声を演じる安田大サーカスは、松竹芸能所属のお笑いユニットである。


 だがこの山里はライバルである吉本興業所属のタレントだ。


 今回の映画版でも勿論ネオテーラが登場、安田大サーカスの活躍になるのだが、この組み合わせが、“松竹VS吉本”のお笑い二大勢力プロダクションの対決図式を映画で表現しているのには注目である。


 大手お笑いプロダクションの両巨頭による特撮作品内での“松竹VS吉本”タレントのジョイントは意外にない。これが実現しただけでも大阪人の自分には「世紀の対決」になったと思わされる。


 山里所属の吉本興業といえば、同社所属の陣内智則(じんない とものり)が昨07年映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』(07)に出演したこともあり、自社の看板タレントの児童向け作品への出演も、彼らのイメージアップやタレントとしての芸域拡大や成長につながると見ているような動きが感じ取られるのも興味深い。


 今08年は「戦隊」シリーズにも今や吉本興業の看板タレントで、2008年度の芸能界を代表する顔になった女性コメディアンのエド・はるみが、『炎神戦隊(えんじんせんたい)ゴーオンジャー』(08・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20080824/p1)第27話「孫娘ハント!?」にて敵怪人・蛮機獣(ばんきじゅう)ダウジングバンキの声を演じ(!)、顔出しの出演でこそ無いが、お約束の
 「グ〜!」
 のギャグも飛び出す熱演を見せ、有名お笑いタレントが特撮番組でも大活躍する現象を見せている傾向が作品の幅を広げ、視聴者の拡大につながる動きを見せているのには注目だ。


 その動きの一翼をこの映画『レスキューフォース』も担っているのを認識してもらいたい。勿論お笑いタレント特有、いやお約束の“とんまな扱い”の描写や活躍もあり、観客を沸かせている。


 尚本作に山里の相棒である“しずちゃん”こと山崎静代(やまさき しずよ)が出演していないが、これは無理矢理コンビで出す必要のないこともあってだろう。
 それに彼女のキャラクターが持つ“空気の読めない天然ボケ”が無駄に他のキャラクターを喰ってしまい、作品世界をぶち壊しにする危険性は高い。実際“南海キャンディーズ”でも知名度は圧倒的にしずちゃんの方が山ちゃんよりは上であるから。


 こうして劇場での大画面に放たれたこの作品だが、本作の劇場映画製作は非常に意義のあることだと思う。


 それはテレビ東京系実写ヒーロー番組の成長も表わしているからだ。今やテレビ東京は、主要4局からキャラクター番組の作品数が減少する昨今、その製作・放映量からアニメを中心とするキャラクター番組の総本山的存在になったといえるだろう。


 以前東宝コナミテレビ東京のトリオが送り出した「超星神(ちょうせいしん)」シリーズ(03〜06)の映画版『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』(05・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060712/p1)が丁度三年前の今頃(年末)に公開された折、このときは同時上映のテレビ東京系人気アニメの映画『劇場版 甲虫王者(こうちゅうおうじゃ)ムシキング グレイテストチャンピオンへの道』(05)のオマケ的な扱いであったのに対し、今回は単独公開作品であることは、『セイザーX』よりは格が上であり、久々のテレビ東京系ヒーロー番組の映画化、新製作体制への挑戦も含めて非常に意義のあることだと思う。



 また同時上映であるが、先にオマケ、いや前座的にプログラムされた短編映画『爆走! トミカヒーローグランプリ』(08)は、レスキューフォースの5名がそれぞれの愛車でレースに挑むという内容。


 だが、レースコースになぜか浅草・柴又が存在、そこに『男はつらいよ』(69〜95)こと「寅さん」シリーズの顔であった寺男の源公役・佐藤蛾次郎(さとう がじろう)が登場、髪が薄くなった現在の頭部に、「寅さん」時代を想起させるアフロヘアのかつらをつけるシーンがある。
 佐藤は円谷プロテレビ東京製作・トミー提供の『恐竜戦隊コセイドン』(78)にモリ・モリイ隊員役で出演していたので(近年は『魔法先生ネギま!』実写版(07)にも校長先生役でイレギュラー出演)、作品を構成する諸要素を知っている年季の入った特撮マニアには嬉しい人選であった。
 また柴又を出すのが、如何にも松竹の正月映画といったムードが溢れており、今尚「寅さん」が松竹の看板である現状を物語っている。
 濃い特撮マニア受けに限定されるだろうが、もちろんあのキャラクターとも親子競演を果たした。


 レースの結果は予想通りではあるが(敢えてここでは言及はしない)、現在のデジタル技術がアニメ並みの片輪走行や超高速スピン、ハイジャンプといったスーパーテクニックランを見せてくれることもあり、これは特撮技術の成長を痛感させてくれるもので、先に公開された『スピード・レーサー』(08・アメリカ、日本のテレビアニメ『マッハGoGoGo(ゴーゴーゴー)』(67)の実写化作品)へのオマージュもあるのだと推測する。


 ただこうした短編プログラムの“前菜的”な上映形式は、昨年の『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の『モモタロスのなつやすみ』(07)に端を発する短編映画のイントロ的上映形式に倣ってなのかも知れない。ここにも『電王』の隠れた影響が見受けられるかも知れないのは興味深い。



 自分は08年12/23(火・祝日)に大阪・難波のなんばパークスシネマで観たのだが、祝日にもかかわらず2割くらいの入りでしかなかった。
 同日先に同劇場で見た女児向けアニメ映画『Yes! プリキュア5 GoGo!(イエス! プリキュア ファイブ ゴーゴー) お菓子の国のハッピーバースデイ♪』(08)は満員札止めだったのに対し。


 他の劇場での入りがどうだか知らないが、興行が良くなければ松竹もテレビ東京も特撮枠から撤退なんてことになりかねないと余計な心配をしてしまう。



 またこの08年12月は、『252 生存者あり』(08 日本テレビASIN:B001XJ3OUU)『空へ〜救いの翼〜RESCUE WINGS(レスキュー ウィングス)』(08 角川映画 手塚昌明監督・ASIN:B001T9F2CC)と他にもレスキュー隊をモチーフにした映画が公開されているのも興味深い。


 今回は時間がなかったので断念したが、前述二作品の一般向けレスキュー映画と同時に観賞するのも、時代背景や時期的なもの、ストーリーコンセプトや設定の違いを比較したり出来て、楽しいのではないかと思う。


 何はともあれ2009年度正月興行、唯一の国産特撮作品の活躍を見守っていきたい。
 

(了)
(文中敬称略)
(初出・特撮同人誌『仮面特攻隊2009年号』(08年12月28日発行・速報折込みコピー)『トミカヒーロー レスキューフォース 爆裂MOVIE』評より抜粋)



(編:2009年9月中のCSキッズステーションでの初放映につづいて、11月23日(月・祝)11:00〜12:15には本家・テレビ東京にて地上波初放映が早くもなされた。
 エンディングテロップのゲスト少女&レスキューフォース4人のダンスシーンが省略されたかと思いきや、ナント新撮(!?)で世界消防庁長官藤岡弘と総指令の早見優が次なる夢のプロジェクトを云々し、現在好評放映中の「トミカヒーロー レスキュー」シリーズ第2弾『トミカヒーロー レスキューファイアー』(09年)の既存映像・プラス・ファイアー1(ワン)こと炎タツヤ(ほむら・たつや)の新録での宣伝告知が!
 先輩レスキューフォースの力も借りて、『レスキューファイアー』の今後の新展開もある模様!!)


[関連記事] 〜松竹・タカラトミー・レスキュースタッフによるTV特撮前作!