假面特攻隊の一寸先は闇!読みにくいブログ(笑)

★★★特撮・アニメ・時代劇・サブカル思想をフォロー!(予定・汗)★★★ ~身辺雑記・小ネタ・ニュース速報の類いはありませんので、悪しからず!(笑)

ウルトラマン80 37話「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」

(「恐れていたバルタン星人の動物園作戦」という表記は間違い。「恐」ではなく「怖」ですよ・笑)
ファミリー劇場ウルトラマンエイティ』放映記念「全話評」連動連載!)


『ウルトラマン80』全話評 〜全記事見出し一覧

第37話『怖(おそ)れていたバルタン星人の動物園作戦』 〜UGM&子役らの石堂節のセリフ漫才が炸裂!

宇宙忍者バルタン星人(五代目)登場

(作・石堂淑朗 監督・外山徹 特撮監督・佐川和夫 放映日・80年12月17日)
(視聴率:関東10.8% 中部12.9% 関西8.6%)


(文・久保達也)
(2010年6月執筆)


予告編ナレーション「みんながおそれていたことが遂に起ころうとしている。あのバルタン星人がまたも活動を開始したとの情報が入ったのだ。バルタン星人。初代ウルトラマンに3度チャレンジし、帰ってきたウルトラマンウルトラマンジョー――筆者注・『ザ★ウルトラマン』(79年)の主人公ヒーロー・ウルトラマンジョーニアスの略称――をも散々苦しめたあのバルタン星人が、今度はどんな作戦で地球侵略を企(くわだ)てているのだろうか? 折しもUGMは少年少女たちにその内部を見学させていたが、その中に怪しく光る謎の目があった! 次回『ウルトラマン80』、『怖れていたバルタン星人の動物園作戦』!」


ウルトラマン80 宇宙大戦争

居村眞二・『てれびくん』1980年度連載コミカライズ)


 『ウルトラマン』(66年)第2話『侵略者を撃て』での初登場以来、再三に渡ってウルトラシリーズで再登場を果たすほど、全ウルトラ怪獣の中で圧倒的な知名度と人気を誇る宇宙忍者バルタン星人!


 『80』放映当時、小学館『てれびくん』で連載されていた居村眞二(いむら・しんじ)先生による『80』のコミカライズ作品では、80年10月号『あやしい流星』において、バルタン星人が第22話『惑星が並ぶ日なにかが起こる』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100926/p1)でひと足早く復活した古代怪獣ゴモラとともに登場する!


 宇宙に発せられている謎の電波を調査していた矢的の眼前に巨大な隕石が落下するが、その中から古代怪獣ゴモラが出現する!
 たまたま付近を通りかかった村娘を守るため、矢的はエイティに変身するが……


村娘「ふふふ、わなにはまったわねエイティ!!」


エイティ「な、なに!」


村娘「くくく……」


エイティ「あっ、き、君は……」


 エイティの眼前で、村娘は巨大化し、その正体を現した!


バルタン星人「きさまらウルトラ兄弟に苦しめられたバルタン星人よ!」


 その巨大なハサミから波状光線を浴びせかけるバルタン星人!


バルタン星人「父や兄の仇(かたき)!」


 大地に伏したエイティを巨大な足で踏み潰そうとするゴモラ


バルタン星人「冷凍光線をお受け!!」


 両者の攻撃からとっさに身をかわし、


エイティ「ウルトラブーメランを受けろ!」


 設定のみに終わったウルトラブーメランを繰り出そうとするエイティ!


 だが大地が割れ、中から出現したゴモラが鋭い角でエイティに一撃を加える!


バルタン星人「ゴモラと私に勝てるはずがないわ! 今までわが一族が受けた苦しみを味わいながら死ね!」


 バルタン星人の冷凍光線をまともに浴びせられ、胸のカラータイマーが点滅するエイティ!


エイティ「おれは、このままバルタンにやられてしまうのか……」


 だがそのとき、天空から一条の光がバルタン星人を急襲した!


バルタン星人「こ、この光は!!」


エイティ「力が戻ってきたぞ! ウルトラブーメランだ!!」


 ウルトラセブンアイスラッガーのように、頭頂部からエイティが放ったウルトラブーメランがゴモラの首を切断した!


バルタン星人「あっ、ゴモラが! エイティ!! いずれこの礼は……」


エイティ「逃がさんぞバルタン星人!! サムシウム光線だ!!」


 宇宙へ逃れようとするバルタン星人めがけ、必殺のサクシウム光線を炸裂させるエイティ!


エイティ「か、勝った……あの不思議な光のおかげで……ん!? ウルトラサインだ!」


 勝利したエイティを祝福する、空に輝くウルトラサイン!


ウルトラサイン「あやしい流星を追って地球へやって来たんだが……よくやったぞエイティ!! 初代ウルトラマン


エイティ「それじゃあ、あの光は、初代ウルトラマンスペシウム光線だったのか!」


 地球のそばでエイティに語りかける初代ウルトラマン


ウルトラマン「エイティ、がんばれよ。ウルトラの国では、みんながおまえの行動を見守っているぞ!」


矢的「ありがとう、ウルトラマン!!」


 わずか12ページの短編ながら、バルタン星人やゴモラのみならず、初代ウルトラマンまでをも登場させる大サービスぶり!
 しかもバルタン星人は初代のデザインながらも女性であり、過去にウルトラ兄弟に倒されたバルタン星人の娘や妹であるという設定もほかに例がなく、きわめてポイントが高い!



 そして80年11月号『怪獣魔城の怪獣魔王』、12月号『ウルトラの母を救い出せ!』、81年1月号『怪獣魔王の正体は!?』で、捕らわれたウルトラの母を救うため、エイティがウルトラ兄弟の長男・ゾフィーとともに、怪獣軍団と激闘を繰り広げる三部作を展開したのに続き、『てれびくん』における『80』のコミカライズ作品は『ウルトラマン80 宇宙大戦争』と改題、エイティ&ウルトラ兄弟VSバルタン星人大軍団を描く一大スペース・オペラへと変貌(へんぼう)を遂げたのである!


 81年2月号『バルタン大軍団侵略開始』では、バルタン星人の機動部隊がSP5星雲のウルトラベースを急襲!


 この部隊の機動兵士は『ウルトラQ』(66年)第16話『ガラモンの逆襲』に登場した宇宙怪人セミ人間のデザインで描かれており(マニアには説明不要かと思うが、初代バルタン星人の頭部はセミ人間のそれを改造したとされている)、部隊のリーダーは『ウルトラマン』第16話『科特隊宇宙へ』に登場したバルタン星人二代目であり、なんともマニアックであるのだ!


 ウルトラベース全滅を地球のエイティに伝えるため、ウルトラの父はエイティの幼馴染(おさななじ)みであるウルトラ戦士・ユタを地球へと派遣する!


 人間の姿になったユタと久々の再会を果たす矢的。
 だがそのとき上空を防衛組織・UGMの戦闘機スカイハイヤーが超低空飛行するのを矢的は目撃。光波バリヤーで姿を隠しているバルタン星人とUGMの戦いが既に始まっていたのである!
 バルタン星人の見えない攻撃により、オオヤマキャップが搭乗するスカイハイヤーが撃墜!
 キャップを救うため、矢的はエイティに変身する!


 そこに姿を現したのは『帰ってきたウルトラマン』第41話『バルタン星人Jr(ジュニア)の復讐』に登場したバルタン星人ジュニア!
 苦戦するエイティにユタもウルトラ戦士の姿に変身!


 だが上空に浮かぶバルタン星人のUFOから殺人エネルギー線が放たれた! エイティをかばい、まともに直撃をくらうユタ!
 UFO(これまた『ウルトラマン』第2話に登場した円盤のデザインで描かれている!)をサクシウム光線で破壊し、バルタン星人ジュニアをウルトラブーメランで真っ二つに切断するエイティ!


 ともに遊んだ幼き日々を回想し、宇宙空間にユタを葬るエイティ。


バルタン星人二代目「エイティは去った。ユタの死体を収容しろ! これですべて準備は整ったぞ!! ふふふ、全宇宙はわがバルタン大軍団のものになるのだ! ウルトラ戦士はみな殺しだ!!」



 3月号『バルタン軍団総統の罠』において、エイティは宇宙警備隊本部でユタの死を報告するが、そのときユタが警備していた第三星区ウルトラベースがバルタン大軍団の奇襲攻撃を受け、全滅!


 占領されたウルトラベースに戦艦で突撃するウルトラの父ウルトラ兄弟!  セミ人間の機動兵士を片っ端からけちらしていく!
 自爆装置を起動させるため、ベース中央部へと突入するウルトラ兄弟! 遅れてかけつけるエイティだが、その眼前でシャッターが降りてしまう!


バルタン軍団総統「ふふふ、罠にはまったねずみだな……もはやウルトラ戦士もこれまでだ……」


 殺人光線を浴びせられ、次々に倒れるウルトラ兄弟


エイティ「くそっ! サクシウム光線でトビラをぶちやぶってやる!」


バルタン軍団総統「やめろ! むだなことだ。おまえの仲間はもうこの世にはいないぞ!」


エイティ「なにっ!!」


 総統の声に振り返ったエイティは、その姿を見て愕然(がくぜん)とする!


エイティ「ああっ、おまえは……!!」



 4月号『宇宙の平和のために!』でバルタン軍団総統の姿が明らかになる!
 なんと死んだはずのユタがバルタン星人の頭部を模したマスクを被り、強化服姿でエイティの眼前に現れたのである!


ユタ「おれの頭脳のよさ、支配者にふさわしいことを全宇宙にしらしめてやるのだ!」


 その姿を見て、真のバルタン軍団総統である初代バルタン星人がほくそ笑んでいた!


バルタン軍団総統「ふふふ、ユタの奴め、うまく総統役を演じておるわ」


 今回の第37話に登場したバルタン星人5代目がここで配下として描かれる。


バルタン軍団総統「我々が宇宙を支配したときのユタの処分は!?」


バルタン星人5代目「はっ! ご心配なく。ユタが強化服とマスクをとると、体にしかけた時限爆弾が爆発するようになっています」


バルタン軍団総統「ふふふ、わしが全宇宙の支配者となれる日も、間近だわ!」


 そのとき地球ではバルタン星人とUGMの壮絶な戦いが繰り広げられていた!
 ここで暴れているのは、なんと低予算の平日帯番組『ウルトラファイト』(70年)の新規撮影分に登場したアトラクション用のバルタンである!(笑)


オオヤマ「おい星隊員、無理な攻撃をしすぎるぞ!」


星涼子「すみませんキャップ! でも矢的隊員のいない今……」


 星涼子が搭乗するスカイハイヤーが、バルタンのハサミからの光線で撃墜される!


星涼子「ウルトラの父はこのことを予測していたのね」


 涼子はウルトラの星の王女・ユリアンに変身! バルタンに強烈なキックを見舞う!


ユリアン「それで私をエイティの代わりに地球へ送ったのだわ」


 突き出した両腕から放ったウルトラフラッシュでバルタンを倒すユリアン


ユリアン「行かなくては、第三星区に……」


 出るところは出てひっこむところはひっこんだボン! キュッ! ボン! のナイスバディで描かれたユリアンは、正直実物よりもよほど魅力的だ(笑)。


 そのころ、第三星区のウルトラベースでは……


バルタン軍団総統「なにごとだ!」


バルタン星人5代目「はっ、自爆装置の警報サインです。あと10分でウルトラベースは消滅です!」


バルタン軍団総統「なに! どうしてそんなことが起きたんだ! なんとしても爆発をくいとめるのだ!」


 そこに姿を現すウルトラの父


ウルトラの父「ここの自爆装置は、動きだしたらもう止められないのだ!」


バルタン軍団総統「なに? あっ、ウルトラ兄弟たちだ!! バ、バカな。やつらは死んだはず……」


 復活したウルトラ兄弟が機動兵士と戦う姿をモニターで見て、驚愕(きょうがく)するバルタン軍団総統。


ウルトラの父「そう、確かに一度は死んだ。貴様がウルトラ戦士のユタを生き返らせたように、私がみんなを甦らせたのだ!」


 ウルトラベース爆発の秒読みが開始される中、宇宙空間ではユタがエイティを倒さんとしていた!


エイティ「やめろユタ!」


 遂にウルトラベースが大爆発! 爆風に吹き飛ばされるエイティとユタだが、その衝撃でマスクと強化服が外れ、ユタは意識を取り戻すが、体内の時限爆弾が起動を始めた!


ユタ「お、おれは今まで何を? ん! この音は!?」


 無事に脱出したウルトラ兄弟の眼前で、バルタン星人の宇宙母艦が逃走する!


ウルトラセブン「あっ、バルタン星人の宇宙母艦だ!」


ウルトラマン「にげるつもりだ!」


ウルトラマンエース「あっ、ユタが宇宙母艦のあとを……」


ユタ「エイティ、許してくれ! 宇宙母艦はおれがかたづける!」


エイティ「ユタ!」


 宇宙母艦に突撃するユタ!


ユタ「バルタン星人め、おれの体に時限装置をしかけたな! 許せん! おれといっしょに宇宙へ散れ!」


バルタン軍団総統「わあぁぁぁ……」


 宇宙母艦は大爆発! 猛烈な轟音と閃光が宇宙にほと走る!


ゾフィー「おお、やった!!」


ウルトラの父「すまぬユタ! バルタン星人に洗脳され、あやつり人形として使われたユタ。全てはわしが、バルタン星人の企みをさぐるという危険な使命を与えたためだ」


エイティ「そうだったのか……ウルトラ一族のために……ユタ!!」



 『ウルトラマンティガ』(96年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19961201/p1)、『ウルトラマンダイナ』(97年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19971201/p1)、『ウルトラマンガイア』(98年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/19981206/p1)の各最終回三部作(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20091211/p1http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20091212/p1)を彷彿(ほうふつ)とさせるような、強大な敵に主役側が総力戦で挑むという圧倒的なスケール感・ゴージャス感を読者に十分に堪能(たんのう)させ、『てれびくん』における『80』は幕を閉じたのだが、これを見るだけでも『80』放映当時においても、児童間でいかにバルタン星人が絶大な人気を誇っていたか、そしてテレビシリーズでも大活躍することがどれだけ待望されていたか、伺い知ることができるというものであろう。


 その期待値は実際に視聴率に結果となって表れているのだ。
 本誌2010年冬号に掲載された、森川 由浩氏調査の『80』関東・中部・関西全話視聴率表によれば(2011年号(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101206/p1)にも再録)、関東地区で第16話『謎の宇宙物体スノーアート』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100815/p1)以降、ずっとひとケタだった視聴率(正直それほど低かったとは思わなかった……)が、第37話では10.8%を記録、中部地区では12.9%と、前回の第36話『がんばれ! クワガタ越冬隊』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110101/p1)がそれぞれ7.6%、9.7%だったのに対し、ともに3.2%もの上昇を遂げたのである!
 だが意外や意外、関西地区では第36話が9.4%だったのに対し、今回は8.6%と下降するどころか、なんと『80』全話中で最低の視聴率を記録してしまったのである!(ちなみに関西地区で『80』がひとケタを記録したのは、第31話『怪獣の種(たね)飛んだ』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101127/p1)と第36・37話の3回のみである)


 『ウルトラマンメビウス』(06年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070506/p1)の視聴率を見ても、地域別にそれぞれの嗜好(しこう)が如実に反映されているようであり、実に興味深いものがある。
 本誌2008年号に掲載された、森川氏調査による『メビウス』視聴率表によれば、各地区の最高視聴率は関東が第39話『無敵のママ』(6.4%)、中部が第43話『脅威のメビウスキラー』と第45話『デスレムのたくらみ』(ともに7.1%)、関西が第32話『怪獣使いの遺産』(7.0%)という具合だったのだ。
 これを強引に解釈するなら、関東では人情派コメディ、中部では正統派のヒーロー活劇、関西では社会派のアンチテーゼ編が好まれるということになる!?(笑)


 朝日ソノラマ『宇宙船』の創刊号(80年1月30日発売)に掲載された、同人誌の主宰者たちによる座談会の席上で、編集部の人間のこんな発言があったように記憶している。


 「うちのファンコレ『ウルトラマン』――筆者注・『ファンタスティックコレクションNo.2 ウルトラマン 空想特撮映像のすばらしき世界』(朝日ソノラマ・78年1月25日発行)――が売れたのも関西からだった」


 そうしたマニアックな書籍が売れたり、関東ではなかなか再放送がなかった『怪奇大作戦』(68年・円谷プロ TBS)のような作品がリピートされたりといった現象から、関西は古くから熱心なマニアが多かった土地柄であるように思われるのである。
 そんなマニアックな人々の目線で見て、大人気のバルタン星人が再登場するような話は、「極めて安直だ!」などと思われて視聴をボイコットされたのであろうか?


 また周知の通り、関西は毎週土曜の午後に『吉本新喜劇』が放送されているような、お笑いの本場である。そこでは関東ではウケるような芸人が、まったく受け入れられないという厳しい現実が存在するのだ。
 石堂先生の脚本回である第36話・37話が二週連続で『80』全話中ワースト2位、ワースト1位の視聴率を記録したのは、氏が紡(つむ)ぎ出すようなギャグは関西ではウケないということなのかもしれない。これはセンスの違いの問題である。


 そして関西人は赤信号を無視して横断歩道を渡る人間が数多い(一般化したくはないが、統計上そうした結果が出てしまっている)といったことから、気が短いという気質も見受けられるのだ。
 バルタン星人の登場を期待してテレビの前に座りつつも、なかなか登場しないことにイライラし、


 「しょーもないことばっかしやがって! はよバルタン出せや!」


 と怒り出し、チャンネルを替えてしまった人々も多かったのか?


 今回の第37話『怖れていたバルタン星人の動物園作戦』は確かにそうした展開の話ではあるのである。


第37話『怖れていたバルタン星人の動物園作戦』

〜UGM&子役らの石堂節のセリフ漫才が炸裂、バルタンin児童編!


 前回は小坂ユリ子隊員が気象班の所属であることを活かした展開となったが、今回は広報班のセラが企画した、少年少女の豆記者によるUGM訪問取材が描かれる。
 この広報班という部署も『80』ではなかなか活かしにくい存在であったものだが、さすがは石堂先生、せっかく設定されたのに埋もれていたキャラに、今回も見事に活躍する舞台を与えている。


オオヤマ「シルバーガル、発進!」


 上空を飛行するシルバーガルをUGM基地内の建物から見上げる豆記者・小林正行と竹野純子の姿に続き、


矢的「はじめ!」


 の合図で剣道を始める女性隊員たち(城野エミではないようで、第25話『美しきチャレンジャー』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101016/p1)で説明された、地球防衛軍2000人の隊員のうち3割を占めるという女性隊員のうちの2人か)。


 そして野外での射撃演習場面、矢的がどくろ怪獣レッドキング、フジモリが地底怪獣テレスドン、イケダが宇宙恐竜ゼットンの的に目がけ、ライザーガンを放つ!
 この一連の描写は、『帰ってきたウルトラマン』で活躍した防衛組織・MAT(マット)の訓練風景以来の伝統だなあ(笑)。


純子「あのう、UGMには女の隊員はひとりですけれども、これからもっと、たくさんの女性隊員を採用する計画はあるんですか?」


 UGM作戦室での取材で、用意した取材メモを読み上げる純子の問いにオオヤマキャップが笑顔で答える。


オオヤマ「いや、あるよもちろん。できればね、僕とチーフ以外はすべて女性隊員だってかまわない」


エミ「あら〜、それホントですか?」


 歓喜の声をあげるエミだが、フジモリがオオヤマにかみついた!


フジモリ「ちょっと待って下さい! 俺やイケダの働きが悪い、ということですか!」


イケダ「荷物まとめて帰りますか!」


 一瞬場の雰囲気が険悪になるが(視聴者から見れば笑えるけれど)、天井に設置されたカメラで取材の様子が全国にテレビ中継されていることをセラに知らされるや、


フジモリ「今のは冗談です!」


 と照れ笑いしながら必死で取り繕(つくろ)うフジモリとイケダ。


 導入部のこんな微笑(ほほえ)ましいギャグも、笑いにうるさい関西人からは「浅い!」ということになるのであろうか?(笑)


 ちなみにこの場面でのフジモリとイケダの自己紹介により、フジモリはUGM第3期入隊、イケダが第6期の入隊であることが明らかになっている。



 そのテレビ中継を見て、森田政夫少年が両親の経営する蕎麦(そば)屋の店内でボヤいていた。


政夫「中継してるなんて云わなければいいのにさ」


政夫の母「そうもいかないでしょ。隊員たちみんな若いんだから。ムキになってケンカはじめたらちょっとまずいでしょう」


政夫「いいんだ。そうすれば、UGMの信用ゼロになる!」


政夫の母「なに云ってんの。あんなにUGMに行きたかったくせに」


政夫「誰もあんなとこ行きたかねえや!」


 出前から帰った父に見向きもせず、店を飛び出していく政夫。彼はUGM訪問豆記者に応募するも落選し、この数日周囲にやつあたりをしていたのである。



小林「ウルトラマンエイティのことでお伺いします。エイティはUGMが負けそうになると出現するけれど、どうしてですか?」


 小林の鋭い質問に、さすがのオオヤマもたじろいでしまう。


オオヤマ「う? どうしてかなあ? あ、セラ隊員、どうしてだい?」


 やっぱり石堂先生の脚本ではボケ役を演じることになるオオヤマキャップ(笑)。


オオヤマ「さあねえ、それはその、あ、セラくん、ちゃんと明解に答えなさいよ。こういうまじめな質問は決してそらしちゃいけない」


 とオオヤマキャップはトイレに逃げてしまう(笑)。



 街の電器屋の店頭のテレビ中継に見入っている子供たち。通りかかった政夫がおもわず吐き捨てる!


政夫「UGMなんかに、なにも答えられるもんか!」


子供A「おまえむこう行けよ!」


子供B「UGMの悪口云うな!」(政夫をつきとばす)


政夫「……ばかやろう!」


 その場を走り去る政夫。



イトウ「わかった! あのね、UGMってのは人事で、エイティってのは天命なんだ。天命、そうなんだ、そういうことなんだ」


小林「人事?」


純子「天命って?」


矢的「それはねえ、人事を尽くして天命を待つ。UGMだって、さっき君たちが見た通り、もう一所懸命なんだ。つまり、人間としてやれるだけのことはやって、あとは運を天にまかす。戦いというものは、いや戦いだけじゃなく、私たちの生活全部がそうなのかもしれないね」


 矢的のこの説得力あふれる解説!
 ここで石堂先生は忘れられかけていた「ウルトラマン先生」(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100502/p1)をも甦らせてくれたのであるが(涙)、それをまた初期学校編での矢的先生の信条であった「一所懸命」をも巧妙におり混ぜて語らせるとはさすがである!


オオヤマ「ほ〜、なにかいい答えが見つかったようだね」


 一同が談笑していた作戦室に、オオヤマキャップがトイレから戻ってくる(笑)。


純子「あのう、私たち、エイティはUGMの開発した秘密兵器じゃないかと思ったりしたんですけど」


小林「ロボットじゃないんですか?」


オオヤマ「う〜ん、ロボットじゃないと思うよ」


矢的「どうしてですか?」


オオヤマ「エイティはね、我々と口こそ聞かないけれど、我々の考えをみな知っている。その知り具合があまりにすごいので、エイティはねえ、普段はこのUGMの内部のどこかに、ひっそりと隠れているんじゃないかと、疑うときさえあるくらいだ」


 石堂先生は最終回(第50話)『あっ! キリンも象も氷になった!!』の脚本も執筆している。第37話を書く時点でそれが決定していたのかどうかは不明だが、この場面は既に伏線が張られているかのようで、大変興味深いものがある(詳細はいずれまた)。


エミ「キャップ、スペースマミーの定時巡航の時間です」


オオヤマ「よ〜し、では君たち、約束通り、マッハ5のスペースマミーに乗せよう。なっ」


 歓喜の声をあげる小林と純子。わざわざ「マッハ5」と強調するあたり、さすが子供心がわかってるなあ(笑)。



 そのころ、しょぼくれてトボトボと歩いていた政夫は、


政夫「くそっ!」


 と路上に落ちていた石を放り投げるが、上空を小林と純子を乗せたスペースマミーが通過していくのを見つめ、頬(ほお)に一筋の涙が流れる……


政夫「あ〜あ、ぼくも乗りたかったなあ……」


 喜びの絶頂に湧く小林と純子、そして不幸のどん底にたたき落とされた政夫を絶妙に対比させ、政夫の心の中でマイナスエネルギーが次第に渦を巻いていく過程を描き出しているのが見事である。


 それに拍車をかけているのが、フジモリ・イケダ・セラなどはいつものことだからともかく(笑)、オオヤマキャップを演じる中山仁(なかやま・じん)、イトウチーフを演じる大門正明までもが、普段のテンションとは大幅に異なるかなり誇張した演技を披露していることである。


 ふさぎこんでいるときにお笑い番組が流れていると、少々ウザったく思えてテレビを消してしまいたくなることがあるものだ。それと同様、小林と純子の問いに隊員たちが真面目に答えているのならともかく、悪ふざけをしているようにしか見えない姿を取材中継で見て、政夫は余計にUGMに対する憎悪をつのらせたのである!
 今回のUGMの極端な脱線ぶりはギャグとしても抱腹絶倒ながら、まさに政夫の憎悪を対比として強調するための確信犯的なものであり、実に秀逸な二重に機能する演出なのである!


 今回の悪役はバルタン星人であるが、第36話『がんばれ! クワガタ越冬隊』評(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110101/p1)の中で紹介したように、悪とは人間の外に客観的に存在するものではなく、人間の内から呼び出されたものであるという持論を展開する石堂先生。
 今回は政夫の心の中の、UGMに対する憎悪こそがマイナスエネルギーの波動となり、悪魔メフィストを呼んでしまったファウスト博士のごとく、バルタン星人を呼び出してしまったのである!


謎の声「政夫くん、政夫くん、ここだよ、政夫くん」


政夫「誰だい? 誰だ、ぼくを呼ぶのは!」


謎の声「君はUGMに行きたかったんだろ? うん、その残念な気持ちよくわかるよ、うん」


政夫「誰だ!」


謎の声「いいじゃないか政夫くん、どうかね、ひとつ相談に乗ろうじゃないか」


政夫「相談? いったい何の相談だ!?」


謎の声「ハハハハハ……もちろんUGM訪問さ。今からでも遅くない!」


 ここで『80』の怪獣出現効果音である「ピュルルル〜ン」なる電子音が! バルタン星人は政夫が発散していたマイナスエネルギーを最大限に悪用することになるのである!



 いつの間にかUGMの作戦室に案内されて、広報班のセラとストローでオレンジジュースを飲んでいる政夫。


セラ「スペースマミー、遅れぎみですね」


エミ「サービスして、例の第5ポイントを回ったから」


政夫「第5ポイント?」


セラ「ああ、今月の初めに火星の近くにね、第5番目の惑星間宇宙基地をつくったんだよ。直径が10キロもあるような大円盤基地なのさ」


 オオッ! 石堂大先生にしては珍しい超近代的なSFセンスが炸裂!
 本話のメインテーマではないことから、あっさり流されて映像化もされずに話は進んでいくのだが、様々な歴代シリーズの設定を回収した後年の『ウルトラマンメビウス』(06年)でも、まだ現存しているスペースマミーの巨大ミニチュアともどもぜひとも映像化してほしかったところだ!


 そんな機密事項をうっかり政夫に喋ってしまうセラを鋭い形相でにらみつけるオオヤマだが、ではいくら豆記者とはいえ、小林と純子には見せてしまってもいいのか?(笑) つーかそんな場所まで案内して、何かあったら責任とれるのか?(爆)


セラ「いや、あの、君ね、これはまだ発表できない秘密ニュースだから、誰にも云わないようにね。いいね」


政夫「はい、わかりました。広報部もいろいろ大変ですね」


 ここで初めて笑顔を見せる政夫。それまで終始ふてくされた表情をしていたため、かえって不気味に見える効果が出ているのだが、そのただならぬ気配を矢的は見逃さなかった!
 オレンジジュースを飲み干し、ストローを口に加えながら、じっと矢的を見つめる政夫の不敵な面(つら)構えが最高にいい!


政夫「あのう、テレビ中継でエイティはUGMの中に潜んでいるのかもしれないなんて云ってましたけど、本当ですか?」


オオヤマ「いや、別にたいした意味じゃないよ。エイティがどこにいるのか、それは誰も知らない」


政夫「もしかするとエイティは、悪い宇宙人かもしれませんよ」


 ここでチラッと矢的を見やる政夫の芸コマな演技がまたいい!


イトウ「ほう、珍しいね。エイティは君たちの間じゃ大変な人気者だって聞いているけどなあ」


政夫「ええ、でももしかしたら、地球人にうまく取り入り、油断させているのかもしれません。我々地球人を安心させ、ほっとさせておくのが第1段階で、その次になると、今度は大変なことを要求するかもしれません」


エミ「たとえば?」


政夫「たとえば、UGMの解散要求とか」


矢的「それから?」


政夫「地球をよこせとか」


セラ「キミ、考えすぎ、考えすぎ!」


 前半のコミカルムードとは一転、不安をあおるムードのBGMも手伝い、ミステリアスな雰囲気が一気に漂ってくる。これこそ石堂先生の真骨頂なのである!


 ここでフジモリとイケダが小林と純子を連れて戻ってくる。


政夫「大変なんだ! 小林、君のお母さんが交通事故にあって、大ケガをして入院したんだ!」


小林「えっ!?」


政夫「すぐに帰ってくれって、頼まれたんだよ」


小林「本当か?」


政夫「なんだ、そのためにぼくがわざわざUGMまで来たのに、疑うのか!」


セラ「すぐ帰りなさい、ねっ」


小林「はい」


 だが政夫の顔をじっと見つめ、動こうとしない小林。


政夫「なんだい、やっぱり疑うのか!」


純子「そうじゃないわよ。ね、小林くん」


小林「うん」


政夫「じゃあなんだよ!」


純子「声がいつもの森田くんとは違うんだもん」


政夫「それは……風邪ぎみだからさ!」(苦しいなあ・笑)


 ユリ子が通信部に行く用事があるからと、小林を家まで送ることを引き受けるが……


小林「森田、君は見学に来たわけじゃないから、一緒に帰ろう」


オオヤマ「まあ、いいだろ。なあ、せっかく知らせに来てくれたんだ。矢的、あとでシルバーガルに乗せてあげなさい」


矢的「了解!」


小林「いいなあ」


政夫「なに云ってんだ。君はお母さんが大変なんだろ!」


小林「わかってるよ」


 エミが最後の見学場所である宇宙観測センターに純子を連れていこうとすると……


政夫「あの、その宇宙観測センター、僕にも見せて下さい!」


 政夫のただならぬ様子に、ますます警戒の色を強める矢的。


 銀河系、オリオンやアンドロメダ星雲など、全宇宙の情報が分割されて入ってくるとセラが説明した360度計。どうひいき目に見ても、ただのプラネタリウムの映写装置なのだが(笑)。
 映し出された宇宙の神秘に目を輝かせる純子……


政夫「いや懐かしいなあ。早く帰りたいなあ」


 思わず本性を見せてしまう政夫だが、ここでは本当にフケた声でセリフを吐いており、何度見ても笑ってしまう。政夫を演じた大栗清史、なかなかの役者である!


純子「宇宙の星雲が懐かしいなんて、変な人」


 セラとエミもあきれてしまうが、そのとき360度計に宇宙母艦の巨大な姿が映し出された!


セラ「見た?」
エミ「見た!」



 そのころ、小林を家まで送る途中だったUGM気象班のユリ子は意外なものを発見する! それは白いTシャツ姿で気を失った政夫の姿であった!
 大あわてでUGMに連絡を入れるユリ子!


ユリ子「大変です! 森田という少年がもうひとりいました!」


イトウ「なに? 同じ少年がふたり!?」


ユリ子「そうなんです! 今ここにいるんですけど!」


イトウ「じゃあ、こっちの少年はニセモノか!?」


 まさに起承転結の「転」を象徴するスリリングな展開!


 ニセモノの政夫を乗せ、発進準備に入るシルバーガル!


イトウ「シルバーガル飛行中止! シルバーガル飛行中止!」


矢的「どうしました?」


イトウ「本部内に異常が発生した!」


矢的「UFOですか?」


イトウ「違う!」


矢的「そのあたりをひと回りする時間もないですか?」


イトウ「ふざけるな!(取材の場面では自分もかなりふざけていたクセに・笑) 中止は中止だ!」


矢的「了解!」


政夫「あ、いいじゃありませんか少しくらい」


矢的「あっ、キミなにをするんだ、やめたまえ! チーフ、少年が発進のボタンを押してしまいました! もうだめです!」


 実はコレ、政夫の正体を確かめる絶好の機会だと考えた矢的による演技だったのだが、このわざとらしさが実にたまらん(笑)。


 大空を飛翔するシルバーガル!


矢的「いったいおまえは何者だ!?」


政夫「ハハハハハ……」


 高笑いした政夫が腕をクロスさせるや、それは巨大なハサミへと変貌を遂げ、遂にバルタン星人がその正体を現した!


矢的「やっぱりそうだったのか! どうも初めから怪しいと思ってたんだ。だからワザと離陸したんだ!」


バルタン星人「ここまで来れば、このシルバーガルもそして矢的、つまりウルトラマンエイティも、みんな我々バルタン星人のものになってしまうのさ!」


矢的「なにっ!?」


バルタン星人「ハハハハハ……見ろ!」


 空の彼方から飛来するバルタン星人の巨大な母船!


バルタン星人「バルタンの星から来たUFOの母船だ! あの中にこのシルバーガルもおまえも吸いこませてバルタン星に連れて帰る!」


矢的「それでどうするつもりだ!」


バルタン星人「我々優秀なバルタン星人の動物園に入れるんだ! 下等動物として動物園にな! ハハハハハ……」


矢的「よく云うぜ」


 『ウルトラマン』第2話でバルタン星は発狂した科学者の核実験によって爆発したため、宇宙旅行中だった星人たちが帰る場所を失い、自分たちが居住可能な天体を求めて地球に流れ着いたと、石坂浩二のナレーションで説明されている。


 また第16話では、


バルタン星人二代目「そして我々はようやく我らバルタンの住める星、R惑星にたどり着くことができた。だが我々はあくまで地球をあきらめない決意だ! 我々は全人類に挑戦する!」


 と、モニターを通して科学特捜隊に挑戦状をたたきつけていた!


 これらを通し、バルタン星なる天体は現在は存在しないことが明らかになっている。にもかかわらず、今回登場したバルタン星人は「バルタン星に連れて帰る!」などと発言しているのである!


 本放映当時、バルタン星人が登場するならと、久しく観ていなかった『80』を観て中部地区の視聴率上昇に貢献した(笑)筆者だが、この件におおいに矛盾を感じ、失礼ながら「石堂センセイもボケたな」(爆)などと思ったものだが、バルタン星人たちがR惑星を占領し、勝手に「バルタン星」と名づけてもなんら不思議はないのである。中学生にはそこまで知恵が回らなかったのだ(笑)。


 またサブタイトルになっている「動物園作戦」とは、地球侵略の邪魔になるウルトラマンエイティをまずバルタン星に幽閉してしまおうという――その意味では第45話『バルタン星人の限りなきチャレンジ魂』で描かれた、子供の世界にまかれた対立の種が、やがて国家間の戦争へと発展し、人類滅亡に導かれるという壮大な計画の準備段階と見ることもできる――、『ウルトラセブン』第39&40話『セブン暗殺計画』に登場した分身宇宙人ガッツ星人、『帰ってきたウルトラマン』第37話『ウルトラマン夕陽(ゆうひ)に死す』&第38話『ウルトラの星光る時』に登場した暗殺宇宙人ナックル星人、『ウルトラマンA』第26話『全滅! ウルトラ5兄弟』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061030/p1)&第27話『奇跡! ウルトラの父』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20061105/p1)――いずれもクールの変わり目で描かれた前後編! やはりこんな派手なイベント編をクールの変わり目や最終回では盛大にやってほしいものです!――に登場した地獄星人ヒッポリト星人らと同様に、まずは邪魔なウルトラ兄弟たちを始末して地球人の心のよりどころを失わせようとする、侵略者としては極めて正攻法の作戦なのである!


 だが「動物園作戦」と聞くと、単純な頭で考えれば『仮面ライダー』(71年)第53話『怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦』に登場するショッカー怪人ジャガーマンによる、動物園の動物を凶暴化させて人間たちを襲撃する「アニマルパニック作戦」(やはり『ライダー』はマニアの評価が集中する旧1号編なんかよりも、この時期の方が格段に面白いわい!)みたいなものを連想してしまい、まさかエイティをバルタン星に幽閉してしまう作戦であるとは到底想像がつかないのである。
 派手にバルタン星人の再登場を謳(うた)うばかりではない、B級性はプンプンしているけれども意外性に富んだ実に巧妙なサブタイトルだと思うのだが、この確信犯的行為が理解できず、肩透かしを食らっただの詐欺的だのと憤(いきどお)り、


 「バルタンのセリフの一言から安直につけられたサブタイトル。こんなもんのどこが〈動物園作戦〉なのか!」


 などと、ウルトラシリーズに登場したバルタン星人を総特集した同人誌『SPECIAL DELIVERY』第2号(81年発行。現在現物を所有していないので詳細不明)などをはじめ当時の特撮マニアはこの第37話を酷評していたものであった。30年近く前の同人誌であるから、筆者同様にこの同人誌の主宰者の考え方もヘタすると正反対に変わっている可能性も高いが(笑)、それらに反論する意味で今回の第37話評は少し長目に書かせて頂いている。ご了承願いたい。


 操縦席の後ろから巨大なハサミで矢的をはがい絞めにするバルタン星人! バルタンの母船からは波状光線が放たれ、シルバーガルがどんどん吸い寄せられていく!
 矢的、必死に脱出ボタンを押そうとするが、バルタンのハサミに邪魔され、手が届かない!


矢的「人間として、ギリギリの限界まで努力するんだ!」


 「ケンカは最後の最後に一度だけやればいい」とする石堂先生の主張を如実に象徴したセリフだが、


矢的「人間としてやれるだけのことはやって、あとは運を天にまかす。戦いというものは、いや戦いだけじゃなく、私たちの生活全部がそうなのかもしれないね」


 なる、先の豆記者たちへの語りと見事に係り結びになっており、ここで必死に努力する矢的の姿を見せることで、先のセリフがより一層の説得力をもって視聴者に伝わることとなるのである!


 矢的、なんとか脱出ボタンを押すことに成功!
 ミニチュアのパラシュート、砂塵(さじん)を巻き上げて大地に不時着するシルバーガルの描写、なんとも深い味わいです!


 パラシュートで降下中の矢的に、同じく脱出したバルタン星人が空中から襲いかかる!
 矢的、ライザーガンを連射するが、バルタンは巨大なハサミでロープを切断してしまった!


 どんどん地上へと落下していく矢的!
 落下していく矢的の目線でとらえたかのような、UGM基地周辺の航空写真のようなミニチュアの地上にグングン迫っていくカメラが臨場感満点!
 もっともバルタン星人の飛行人形は現在の視点で見るといかにもな造形物で、これだけはさすがに残念だったりするのだが……


矢的「エイティ!」


 落下しながら変身アイテム・ブライトスティックをかざし、矢的はウルトラマンエイティに変身! 大地に華麗に着地する!
 対するバルタンもミニチュア人形が着地するや、着ぐるみへと巨大化した!
 二代目を彷彿(ほうふつ)とさせる高身長にスリムな体型! クチバシを思わせる部分の中央が黒く塗装されていることから、口の悪いマニアからは「ブタっ鼻バルタン」などと揶揄(やゆ)されたものだが、なかなかどうしてカッコイイではないか!


 バルタン、エイティを目がけて右腕のハサミを大きく振り下ろすが、エイティはとっさにそれをつかみ、バルタンの腹に蹴りを加えつつ、そのまま大きく投げ飛ばす!
 さらに襲いかかるバルタンの両腕をとらえ、豪快に一本背負いをくらわすエイティ! 大地に激しく叩きつけられるバルタン!
 そのときエイティの足元めがけ、バルタンの母船から大量のミサイルランチャー攻撃! エイティの周囲に多数着弾し、激しい爆発の炎があがる!


オオヤマ「今だ! エイティに協力しろ!」


イトウ「了解!」


フジモリ「発射!」


 出動したスペースマミーの艦首からバルタンの母船めがけ、大量のミサイル攻撃!
 比較対象として巨大感を出すためUGM基地内の建物を手前に、あおりでとらえたバルタンの母船、それを追跡するスペースマミーが、上空を通過するカットがなんとも迫力あふれる名場面となっている!
 バルタンの母船、お返しとばかりにミサイル連射! スペースマミー被弾し、苦しむUGM隊員たち!


 エイティ、バルタンに突撃するも、バルタンの背中で転がされ、大地に着地! バルタンの右肩にチョップの一撃!
 エイティ、さらに蹴りを加えようとするが、突如バルタンの姿が消滅!


 バルタン、エイティの背後に突然現れ、右腕のハサミでエイティをどつく! 大地にひっくり返るエイティ!
 なおも襲いかかるバルタンに、蹴りを入れようとするエイティの眼前でまたも消え失せるバルタン!


 バルタン突如姿を現し、背後から両腕のハサミでエイティを襲うや、また消滅!
 再度現れたバルタンの頭にチョップを加えようとするエイティだが、またもバルタンは消え失せる!


 古典的な手法とはいえ、スピーディで激しいアクションの最中に披露されるバルタンのテレポーテーション(瞬間移動)の描写が、戦いの迫力を増大させるのに絶大な効果をあげている!


 ウルトラアイで見えないバルタンの姿を透視するエイティ! 白い陰で表現されたバルタンの姿の透視映像がまた絶品!
 エイティが見えないバルタンをつかむや、実体のバルタンが投げ飛ばされる!
 エイティのスーツアクター・奈良光一のひとり芝居も見事だが、投げ飛ばされたバルタンが宙を一回転して大地に着地するアクション描写も実にお見事!


 バルタン、両腕のハサミから大量のミサイル攻撃! エイティはハレーションミラーでこれを防御!
 一種のバリヤーであるが、通常ならエイティの前面をすべて覆いつくすように合成で表現されるところを、このハレーションミラーはエイティの全身を囲む水色の枠として描かれ、その枠内である何も合成では描かれていない部分にバルタンのミサイルが着弾し、跳ね返るといった、まさに「ミラー」として表現されており、ちょっとほかではお目にかかれない特殊なバリヤーであるのだ!


 バルタン、右腕のハサミを大きく前に突き出したポーズから突進し、ハサミでエイティを素早く小突き回す!
 エイティ、バルタンの右腕のハサミと腹に連続キック!


 バルタン、両腕のハサミから強烈な青白い怪光を放つ! 顔を押さえ、苦しむエイティ!
 バルタン、ひざますいたエイティの背を両腕のハサミでどつき、腹に蹴りを加える!
 バルタン、さらに左腕のハサミでどつき、大地に倒れ伏すエイティ!


 エイティ、その姿勢からバルタンの足元に突撃するが、空へと逃れるバルタン! エイティ、飛行してバルタンを追う!


 ここから両者の飛行人形による空中戦が展開するが、飛行中のエイティとバルタンが組み合いながら上になり下になりで着ぐるみの格闘が挿入される演出は、まさに『ウルトラマン』第2話における空中戦を忠実に再現した演出となっている!


 バルタン、飛行しながら両腕のハサミからミサイル攻撃!
 エイティ、UGM基地の敷地内上空で回転しながらこれをかわす! 周囲に着弾し、激しく火花が散る!
 バルタン、エイティ、ともに大地に華麗に着地!


 バルタンの母船の攻撃を受け、スペースマミーが被弾!


イケダ「チーフ!」


イトウ「不時着だ!」


イケダ「了解!」


 またもUGM敷地内の建物を手前に配置し、黒い煙を吹き上げながら上空を通過する巨大なスペースマミーをあおりでとらえたカット!


 エイティ、空に逃れようとするバルタンの両足をつかみ、激しく振り回して投げ飛ばす!


 バルタン、自らの母船に激突し、大爆発!!



 「バルタンはとにかく、手に負えないんだよ。組んじゃうと動けない。だから最初は空中戦で逃げたんです。次にバルタンが出た『科特隊宇宙へ』じゃバルタンがヨタヨタヨタと走ってくるでしょう。本当は巌流島(がんりゅうじま)の決闘をやりたいのにさ、途中で疲れちゃうんだよね。バルタン星人に入った人が、体格が悪い人だったんだ。爪も重くてね。だから両手を上げるのが楽だったから、両手を上げて笑うポーズにしたんだ。ハサミの根本のハンドルを握る作りだから、横に突き出すのはつらいよね」
 (飯島敏宏インタビュー・『KODANSHA Official File Magazine ULTRAMAN VOL.2 ウルトラマン[第1集]』講談社・05年5月25日発行・ISBN:4063671712


 バルタン星人の生みの親である飯島監督が語ったように、バルタン星人のスーツは実は格闘させるには大層不向きなものであり、『ウルトラマン』第2話でも第16話でも激しい肉弾戦はほとんど演じていないのである。
 これは第33話『禁じられた言葉』(もっともこの回では悪質宇宙人メフィラス星人の配下としてチョイ役で登場したにすぎなかったが)も『帰ってきた』第41話においても同様であった。肉弾戦を演じていないというよりも、演じさせることができなかったのである。


 この欠点を改善するため、平日帯番組『ウルトラファイト』に登場したバルタンのスーツは下半身にバレエ用のタイツを流用、巨大なハサミは発砲スチロールで製作といった軽量化がはかられ、怪獣星(かいじゅうぼし)におけるウルトラセブンやほかの怪獣たちとの夢の対決が実現したという訳なのである!


 『ウルトラファイト』とアニメ版『ザ★ウルトラマン』第8話『ヒカリ隊員の秘密が盗まれた!?』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090621/p1)を除き、今回のバルタン星人5代目は、当時の時点では実は初めてTVシリーズでウルトラマンと本格的な肉弾戦を演じたバルタン星人だったのである!――映画『ウルトラマン怪獣大決戦』(79年・松竹富士)では『ウルトラマン』第2話の空中戦の間に、地上でウルトラマンとバルタン星人が格闘する場面が新撮されている。今回の5代目バルタンは、この際新造されたスーツを改修して流用したものである――
 これは実に画期的なことだったのだ! 「ブタっ鼻バルタン」などとバカにしている場合ではないのである!


 コミカルとシリアスを行ったり来たり、という作風が石堂先生の真骨頂なのであるが、今回は豆記者によるUGM訪問取材の場面は徹底してコミカルではあるものの、政夫に化けたバルタン星人がUGMに潜入するあたりからはスパイ戦の様相をも呈し、以降の本編はシリアスムード一色となり、シルバーガル機内でバルタン星人が正体を現してからはバトルモード全開という展開である!



 これらの描写は、日本初の怪獣ファンダム『宙』に在籍し、初代代表の引退後、現在も評論家として活躍中の中島紳介氏とともに同人誌『PUFF(パフ)』を手がけ、商業誌においても幅広く活躍するも、86年に若くして逝去した故・富沢雅彦氏が、朝日ソノラマ『宇宙船』VOL.8(81年10月30日発売)掲載『特撮TV映画偏見記』第2回で論評していたスーパー戦隊シリーズ『バトルフィーバーJ』(79年・東映 テレビ朝日)第20話『危険な幽霊狩り』を彷彿(ほうふつ)とさせるものがある。


 城南女子大学の寮で起きた幽霊騒ぎの調査を依頼された曙四郎=バトルケニアと、白石謙作=バトルコサックが、なんと女子大生に変装して寮に潜入するも、


寮長「その顔で女に化けるなんて、ずいぶんね〜!」


 と追い出されるばかりでなく、敵組織エゴスのギザ歯怪人までもが掃除のオバサンに女装して寮に潜入。女幹部サロメ


サロメ「ひどい女に化けたものね」


 とあきれられる始末(笑)。


 こんな調子でバトルフィーバー隊と寮長の先生――『必殺』シリーズ(72〜09年・松竹 朝日放送)で故・藤田まことが演じた中村主水(なかむら・もんど)をイビり倒す姑(しゅうとめ)・中村せんを演じた女優・菅井きんに雰囲気が酷似した女優が演じている(笑)――とのコミカルなやりとりがしばらく続くものの、幽霊の正体である女子大生が身につけていたペンダントの石が、実は宇宙の未知なる遺伝子を含んだ隕石であり、それを奪うために彼女がエゴスに殺された事実が明らかとなる。
 しかも、エゴスが必死で探していたペンダントは女子大生が殺害される以前に、なんと金に困っていた寮長が盗み(!)、銀行の貸し金庫に隠していたことが発覚。超現実的なアイテム争奪戦に俗っぽい貧困から来た窃盗事件もぶつけて雰囲気を一転させ、このあたりからサスペンスドラマ的なムードが俄然(がぜん)漂ってくるのである!


 遂に女子寮を襲撃するエゴスの場面から始まるBパートはコミカルなAパートとは一変し、バトルモード一色となる! 女子大生たちを守るため、華麗に登場して次々に名乗りをあげるバトルフィーバー!
 彼らを相手にひとりで立ち向かい、互角の実力を示す恐るべき女幹部サロメ!(演じたマキ上田は元・全日本女子プロレスの出身であり、故・ジャッキー佐藤と「ビューティペア」なるコンビを組み、70年代後半当時の女子中高生に大人気だった)
 ギザ歯ロボットが暴れ回る工場街のリアルなミニチュアセット――特撮監督は『タロウ』『ウルトラマンレオ』(74年・http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090405/p1)も手がけた矢島信男と、『80』第37話をはじめとする多くの回を担当した佐川和夫――、両手に持った短剣のクロス・フィーバー&電光剣唐竹割りの二段攻撃でギザ歯ロボットを粉砕するバトルフィーバーロボと、たとえコミカルな雰囲気で幕を開けようが、本来のヒーロー作品の醍醐味(だいごみ)は決して失われてはいなかったエピソードなのである!


 「『仮面ライダー』(シリーズ)のおにいちゃんたちはマジメすぎて、『バトルフィーバーJ』のにいちゃんたちみたいに遊んでくれないからつまんないのよねえ」


 『宇宙船』で富沢氏が語った言葉だが、「軽薄短小」の80年代の時代の空気を実に的確に表現しているように思える。そんな時代に受け入れられるためには、UGMのおにいちゃんたちもイケダ隊員の軽妙さが象徴するように、『バトルフィーバーJ』のにいちゃんたちみたいな軽妙さを備えて遊んでくれなければならなかったのである。関西地区ではスベったみたいだが(笑)。



小林「あのう、イトウチーフ、よくわかりました」


イトウ「なにが?」


小林「人事を尽くして」


純子「天命を待つ」


 バルタンの母船に苦戦しながらも、スペースマミーでエイティを「一所懸命」に援護したUGMの姿を見て、「人事を尽くして天命を待つ」を体感したことは、豆記者たちにとって最大の収穫だったことであろう。
 子役たちの名演が光る児童ドラマ、初めて描かれたバルタン星人の肉体的アクションと、今観返すと本編・特撮ともに極めて充実した作品だ。



 にもかかわらず、バルタン星人が登場する他作品と比べても、初期第1クールの第1話『ウルトラマン先生』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100502/p1)から第12話『美しい転校生』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100718/p1)までの教師編の再評価が進む『80』全話中においても、「駄作」的扱いをされることが多い……
 80年当時の特撮論壇は児童ドラマやコミカルさを徹底的に下に見るシリアスSF至上主義の時代だったから仕方がないとはいえ、特撮論壇も価値観の多様化が進んで、あれからもう30年が経ったというのに。
 いや、ホントにマニアって、一体どこを見てるんでしょうかね?


 などと云いつつ、実は30年前の筆者もご多分に漏れずハード&シリアスSF至上主義者のマニアだったので、天下のバルタン星人が久しぶりに再登場する本エピソードがジュブナイル風味の作劇だったことについて、猛烈な悪印象を抱いていたことは告白しておきたい(汗)。
 自分ひとりだけが無罪なのでは決してなく、筆者もまた手を汚しているのは事実なので、この誌面にて改めて贖罪をしたいと思います。



<こだわりコーナー>


*政夫の父を演じた明石勤は、第24話『裏切ったアンドロイドの星』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101009/p1)では友好宇宙人ファンタス星人の司令を演じていたが、円谷プロが製作した昼メロドラマ『怪奇ロマン 君待てども』(74年・円谷プロ 東海テレビ)に伊吹武夫役で出演するなど、結構イケメンでシブい声をした俳優であり、出前から帰ってきてタバコで一服する姿もキマっている。
 政夫の母を演じた金子勝美もなかなかの美人であり、美男美女が経営するこの蕎麦屋、かなり繁盛していると見た(笑)。


*バルタン星人の声を演じた水島鉄夫は、第4話『大空より愛をこめて』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100523/p1)のテレビアナウンサーの声、第20話『襲来!! 吸血ボール軍団』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20100912/p1)の基地アナウンスの声なども担当しているのだそうな。


*今回登場したバルタン星人5代目は、バンダイが03〜04年に『ウルトラ怪獣シリーズ』で歴代バルタン星人をソフビ化した企画『バルタン星人プロジェクト』において、2代目、3代目、『ウルトラファイト』のバルタン、ジュニアらとともに初商品化された。
 なお初代や『アンドロメロス』(83年・円谷プロ TBS)に登場したメカバルタン、『ウルトラマンパワード』(93年・ビデオ作品)に登場したパワードバルタンは2010年現在でも発売中であるが、それ以外は全て絶版となっている。
 ちなみに足もハサミ型をしている『ザ★ウルトラマン』版のバルタン星人はいまだ商品化されてない……


*本文中で話題にした、視聴率に反映される地域別の嗜好の違いについてだが、大みそかに放送されるNHK『紅白歌合戦』が、関東と関西ではもう何年も低迷を続けているにもかかわらず、中部地区では関東と関西に比べ、いまだにズバ抜けて高かったりする。
 それに対し、故・松本清張原作作品をはじめとする本格的な推理ドラマが、関東や関西では高視聴率を稼ぐものの、中部では極端に視聴率が低く、むしろ普段2時間サスペンスの枠で放送されているような、コメディタッチのものの方が好まれる傾向があるのだ。


 これらの現象から分析すると、中部地区はやはり娯楽志向が極端に強いのであろうか。指標としてはアテにならんのかも(笑)。
 でもねえ、中部地区出身者としては、やっぱ『ウルトラマンメビウス』は関東最高視聴率の第39話『無敵のママ』でも関西最高視聴率の第32話『怪獣使いの遺産』でもなく、異次元超人エースキラーならぬメビウスキラーが登場するバトル編の中部最高視聴率の第43話『脅威のメビウスキラー』になるのよねえ! 多くのマニアも批判した帰ってきたウルトラマン客演編の第45話『デスレムのたくらみ』(http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20070422/p1)は一部の評価する方々には本当に申し訳ないのだけれども(以下略・爆)。


(了)
(初出・『仮面特攻隊2011年号』(2010年12月30日発行)所収『ウルトラマン80』後半再評価・各話評より分載抜粋)


[関連記事] 〜バルタン星人登場編!

ザ・ウルトラマン(79年)#8「ヒカリ隊員の秘密が盗まれた!?」 〜バルタン星人登場!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20090621/p1

ウルトラマン80(80年)#37「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」

  (当該記事)

ウルトラマン80(80年)#45「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20110327/p1

ウルトラマンマックス(05年)#33、34「ようこそ地球へ!」 〜バルタン星人前後編

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20060503/p1

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(09年) 〜岡部副社長電撃辞任賛否!

  http://d.hatena.ne.jp/katoku99/20101224/p1





『ウルトラマン80』全話評 〜全記事見出し一覧