アニメ
ハスキーな低音ボイスの黒髪ショートで長身スレンダーな陸上女子の溌剌とした加瀬さん。 校庭の中庭で麦藁帽子をかぶって花壇をいじる金髪ショートでチビチビの全身オトメで女のコといった感じの山田さん。 対極的ともいえるふたりの女子高生の百合関係を延…
古めかしいセーラー服や和服に身をつつんだ儚げな黒髪オカッパ美少女とその仲間のオジサン・オバサンたちが、許せぬ悪を文字通り死後の世界の地獄に落とす『地獄少女』(05年)が、パチンコマネーか第4期として新作&過去作の傑作選(汗)で中途半端に復…
ロリ娘と白虎獣人を看板に据えた作品。 少女と獣人に、野郎を触手が生えたメカや異形に代替して女性を凌辱した80年代オタの発明(汗)を連想。本作にも女性に対して醜く発情した自身の似姿を見たくない、良く云えば繊細で悪く云えば欺瞞的な心性をウラ読みし…
学園一の美少女がラノベを読むなんて! と金髪ツインテ娘が黒髪ロング娘を蔑む。 バレたらカースト最下層に落ちるから、こんな脅迫が成立するんだネ!(爆) 後日、「オタク差別は根が深いのよ!」「(小学生の時)毎日毎日はやし立てられて、先生だって判っ…
美少女ゲーム界隈では相応のビッグタイトルで、自身もヒロインを演じた深夜アニメ版の主題歌『深愛』を歌唱したアイドル声優・水樹奈々が、この歌曲を契機に「NHK紅白歌合戦」で2009年から6年連続出演を果たした、1986年を舞台とした恋愛ものの…
新作『プリキュア』の舞台は宇宙?! 放送前はどう扱うのか不安しかなかった本作だが、様々な星へと飛び出す冒険のワクワクと、地球での日常交流から生まれる喜びを並行して描いて、独自の「プリキュアらしさ」を確立している。 宇宙や星座に興味津々の星奈…
舞台は北関東の山々が目の前に迫る秩父。眉間に苛立ち&焦りの表情を漂わせた赤いTシャツに短パン姿の少年がアグラをかいてTVゲームに興じ、昼食はひとりで台所でインスタント・ラーメンを作って食し、朝は2階の自室の寝床から起き上がれない。 そんな彼…
虚構に逃避し擬似的な万能感にひたる弱者たる自分をメタ的に自覚し、自身の鏡像たるニートやヒッキーなどの奇行で笑いを取りに行く。 しかし『慎重勇者』は、その対極といえる身長180センチ超の低音ボイスで寡黙なナイスガイの日本人青年。非常に高いスペ…
旧海軍の艦船を擬人化・女体化したオンラインゲーム&アニメ『艦これ―艦隊これくしょん―』(13年・15年にTVアニメ化)の中国パクリ版『アズールレーン』(17年)。 明らかなパクリなのに、ナゼか日本でも即座にオタ間では大人気となり、同人誌即売会…
異色の大傑作、クラスで(ひとり)ボッチに転落していく少年を描いたマンガ原作の深夜アニメ『惡の華』(13年)で描かれた物語の1年前、中学1年生だった登場人物たちの「日常」について、原作者の押見修造自身がマンガのかたちで書き下ろしたエピソード…
今どき珍しい本格SFアニメが登場。 ただしセル画ライクなCGアニメ。だけど、指摘されなきゃCGアニメだとはパッとは判らないほどのナチュラルさ(少なくとも筆者には・汗)。 別項で加齢ゆえかSFに対する個人的な関心がウスれている……なぞと書き散ら…
オタ向け魔法少女アニメ『結城友奈は勇者である』(14年)の劇中内先輩チームの前日談を描く作品で、今秋2017年秋に放映予定の新作アニメ#1~2の先行公開。 原典の『結城友奈~』は、中学の部活・勇者部(笑)に集う少女たちが、実は世界を救うため…
遠未来の遠宇宙を舞台にした、原作なしの巨大ロボアニメ。といっても戦争状況を描く作品ではナイ。 往年のOVA『おいら宇宙の炭鉱夫』(94年)みたいな、無骨なワケあり海賊まがいの家族的小集団が、陰謀で鉱石発掘中に宇宙に捨てられた学生少女を救った…
群像「おまえはオレの船になれ」 イオナ「群像、私に乗って」 って、オイ!(笑) 本作は一見、潜水艦VS大艦隊の海洋戦記SFに見える。後述するが、ラスボス的な存在のキャラ・コンゴウの描写にあるように、乾ききった融通の効かない形式主義・官僚主義・…
和製可愛いロックの勝利! 不良性感度ゼロの娘たちがキラキラやドキドキを求めてだなんてロックじゃない!? 今から30数年前の80年代中盤、「ロッキンオンJAPAN」誌などで当時の日本の若手ロッカーたちが上の世代の評論家や音楽ライターたちから「こんな…
眉目秀麗・成績優秀なサラサラヘアの生徒会長男子クン&黒髪ショートの生徒会副会長のお嬢さまが、互いにまぁまぁ相思相愛なのに、ヘンに自意識過剰でプライドが高いばかりにスナオになれず、自分から先に告白してはお株が下がる、尻に敷かれてしまうからと…
メイド+ドラゴン。西洋ファンタジー風ドラゴンがふだんは、金髪ツインテールのかわいい美少女メイドに変身しているから、「メイドラゴン」というタイトル(笑)。ダジャレの出オチ的な発想から構築されたとおぼしき作品だ。 アリがちな、弱者男子にとっての…
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『からかい上手の高木さん』『メルヘン・メドヘン』『キリングバイツ』『刀使ノ巫女』『citrus』『ゆるキャン△』『博多豚骨ラーメンズ』『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』『グランクレスト戦記』『恋は雨上…
毎回の各話ラストでは、少女2~3名が知られざる学校の地下劇場に突如拉致される。「アタシ 再生産」の巨大字幕とともに、美麗なバンク映像で長々と描かれる、カラフルな軍服か制服もどきのミニスカ衣装が、自動機械や自動ミシンで衣料から裁断、超高速で裁…
突然かまいたちに襲われたかのように全身に切り傷ができる。朝起きたら胸に猛獣のツメに切り裂かれたかのような大きな傷跡がある。周囲の人間に話しかけても誰ひとりとして自分の存在に気づかない……主要キャラが見舞われるこうした不可思議現象を、本作では…
**心に傷をかかえた現実世界からの脱走兵30人! 廃村へと移住! **密室群像劇の60年代和製SF特撮ホラーの古典『マタンゴ』&『吸血鬼ゴケミドロ』が元ネタか!? **助走台の「現実的」な「恐怖」が、本番の「非現実的」な「恐怖」&「笑い」へとスライド…
『ガルパン』の魅力とは、果たして水島監督がこだわりを示す、高クオリティのミリタリー描写だけなのか? いや、決してそうではない。 先のテレビシリーズ評や劇場版評で、「戦車バトル」こそが本作の主眼であり、その他の要素はラストの「戦車バトル」を最…
最後は戦闘の快感! そのためにも人物の内面や動機を掘り下げ! ドラマ性の高さを単独で持ち上げるべきでない。山場を最大限に盛り上げるために、人物の心理や動機を描くべきなのだ。 普段は「戦争反対!」などと主張している筆者でも興奮せずにいられない、…
再ブレイクを果たしている。11巻(17年)が3万部(汗)にまで落ち込んでいたというのに、感動の大傑作とも目されて個人的にも滂沱の涙を流しながら嗚咽にむせびつつ読み進めた(笑)12巻と13巻(共に18年)では4万部超えを達成して早々に増刷も…
「チアダンス」を踊る男子という題材からも、絶対にイロモノのナンチャッテ的なギャグアニメだろう、タイトルからして「笑い」を取りに来てるよネ? ……などと思っていたら、マジメな作りの深夜アニメであった。 絵柄は少女マンガ系。よって、少女マンガが原…
*作品世界がヒロインの造った箱庭だった! *玩具販促番組的なシリーズ構成&巨大戦演出! *衝撃の真相! しかし、深刻さの中でもコミカルさを忘れない *文化祭の中での孤独 ~我々オタの鏡像としての「ぼっちアニメ」要素 *副主役の特オタ少年・内海 ~正論…
ウルトラでなくヒーローものの集大成! 初代マンを模した金属製の強化スーツ。制服男子高校生が右拳を天に突き出すや、その強化スーツが科学特捜隊のヒミツ基地から粒子化されて転送・装着されることで、おなじみの変身効果音とともに人間サイズの変身ヒーロ…
魔法少女と旧独軍との組合せ。 本作の旧独は敵国でなく自国! この幼女は定番悪役のために戦う悪徳国家の犬(爆)で、眠たそうかつ性格キツそうでもある面妖な声でしゃべるおチビの9歳(!)。 ブーツ底に付けた特製魔法鉄板をホウキ代わりに超高速で空を飛…
国民的な絵本出自のヒーローの名前のパロディであることは一目瞭然だが、#1のオープニングのタイトルと楽曲で、英語表記が「ワン・パンチ・マン」だと知る。……フザケるのもたいがいにしろ!(笑) アタマ悪すぎる内容。だけど、ムチャクチャ面白い! 趣味…
ポップでカラフルな色彩で、ディテールは省略された昭和中期のビル街や繁華街に郊外、電柱・看板などの背景美術群。そこにカブるのは、架空の元号「神化41年7月」やら「神化46年4月」やらのバカでっかいテロップ。 この字幕に、40代以上のオッサンオ…